JP2017074690A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷画像の方向が定められた特殊紙を用い、先行の印刷ジョブと後続の印刷ジョブで印刷画像の向きが異なる排紙がなされる場合であっても、排紙トレイ上で印刷画像の向きが異なる用紙が混在してしまうのを防ぐことを目的とする。
【解決手段】画像形成装置100は、印刷画像の方向が定められた特殊紙に対して印刷ジョブに応じた印刷を行う場合、特殊紙に対応させて印刷画像の方向を設定した印刷を行い、その印刷された特殊紙を排紙トレイ206に排紙する。画像形成装置100は、特殊紙に対し、先行ジョブを実行した後に後続ジョブを実行する際、排紙トレイ206に先行ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在し、かつ、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙される特殊紙の印刷画像の方向が、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向と一致しないときには、後続ジョブによる印刷を抑止する。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置100は、印刷画像の方向が定められた特殊紙に対して印刷ジョブに応じた印刷を行う場合、特殊紙に対応させて印刷画像の方向を設定した印刷を行い、その印刷された特殊紙を排紙トレイ206に排紙する。画像形成装置100は、特殊紙に対し、先行ジョブを実行した後に後続ジョブを実行する際、排紙トレイ206に先行ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在し、かつ、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙される特殊紙の印刷画像の方向が、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向と一致しないときには、後続ジョブによる印刷を抑止する。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
MFP(プリンタ複合機)などの画像形成装置は、予めパンチ穴加工が施されたプレパンチ紙のような特殊紙に対して印刷を行う場合がある。プレパンチ紙は、用紙の長辺片側のみにパンチ穴加工されたものが一般的である。また、プレパンチ紙に対して片面印刷を行う場合、ユーザビリティの観点から、例えば印刷画像に対してパンチ穴が用紙の左長辺側となるように印刷するのが一般的である。同様に、例えばプレパンチ紙に両面印刷を行う場合、表面印刷の際には印刷画像に対してパンチ穴が用紙の左長辺側となるように印刷し、裏面印刷の際には印刷画像に対してパンチ穴が右長辺側となるように印刷するのが一般的である。このように、プレパンチ紙は、片面印刷、両面印刷の何れの場合でも、パンチ穴が設けられた長辺に対して印刷画像の方向が定められている。
また、特許文献1には、プレパンチ紙のような印刷画像に方向が定められている特殊紙に対して両面印刷を行う際に、表面印刷と裏面印刷とで印刷画像を180度回転させて印刷を行う技術が開示されている。この特許文献1に記載の技術によれば、印刷画像の方向が定められている特殊紙に対し、片面印刷と両面印刷の何れの場合でも、用紙に対して決められた方向の印刷画像を形成可能となされている。
また、特許文献1には、プレパンチ紙のような印刷画像に方向が定められている特殊紙に対して両面印刷を行う際に、表面印刷と裏面印刷とで印刷画像を180度回転させて印刷を行う技術が開示されている。この特許文献1に記載の技術によれば、印刷画像の方向が定められている特殊紙に対し、片面印刷と両面印刷の何れの場合でも、用紙に対して決められた方向の印刷画像を形成可能となされている。
ここで、特許文献1に記載された画像形成装置において、プレパンチ紙等のような印刷画像の方向が定められた特殊紙を用い、例えば先行する印刷ジョブで片面印刷が行われ、後続する印刷ジョブで両面印刷が行われたとする。そして、先行する印刷ジョブで片面印刷がなされた特殊紙と、後続する印刷ジョブで両面印刷がなされた特殊紙とが、例えば同じ排紙トレイに排紙されたとする。この場合、排紙トレイ上には、印刷画像の向きが異なる用紙が混在してしまうことになる。
そこで、本発明は、印刷画像の方向が定められた特殊紙を用い、先行の印刷ジョブと後続の印刷ジョブで印刷画像の向きが異なる排紙がなされる場合であっても、排紙トレイ上で印刷画像の向きが異なる用紙が混在してしまうのを防ぐことを目的とする。
本発明は、印刷画像の方向が定められた特殊紙に対して印刷ジョブに応じた印刷を実行する場合には、前記特殊紙に対応させて前記印刷画像の方向を設定してプリンタ部に印刷を行わせて、前記印刷された特殊紙を前記プリンタ部の排紙トレイに排紙させる実行手段と、前記特殊紙に対し、先行の印刷ジョブを実行した後に後続の印刷ジョブを実行する際に、前記排紙トレイに前記先行の印刷ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在し、かつ、前記後続の印刷ジョブにより前記排紙トレイに排紙される特殊紙の印刷画像の方向が、前記先行の印刷ジョブにより前記排紙トレイに排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向と一致しないときには、前記実行手段による前記後続の印刷ジョブの実行を抑止する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷画像の方向が定められた特殊紙を用い、先行の印刷ジョブと後続の印刷ジョブで印刷画像の向きが異なる排紙がなされる場合であっても、排紙トレイ上で印刷画像の向きが異なる用紙が混在してしまうのを防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の画像形成装置100の概略的なハードウェア構成図である。
画像形成装置100は、画像コントローラ部110と操作部130、スキャナ部140、プリンタ部150から構成される。CPU111は、システムバス121に接続される各デバイスを統括的に制御することにより、コピーやホストコンピュータからの印刷を制御する。また、CPU111は、印刷ジョブを実行した場合、その印刷ジョブの実行により排紙トレイに排紙された用紙の種類や、片面印刷,両面印刷の何れの印刷が行われたか等の情報も管理している。ROM113には、CPU111が各種処理を実行するのに必要な各種パラメータやプログラムが格納されている。RAM112は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等として機能するとともに、スキャンや印刷等の画像データのバッファ領域としても使用される。HDD114は、ネットワークI/F116で受信した印刷データの一時的な格納や、ラスターイメージプロセッサ(RIP)115や画像処理部120のスワップ領域として各モジュールからアクセスされる。RIP115は、ページ記述言語(PDL)をラスターイメージデータに展開する。操作部I/F117は、接続される操作部130からのキー入力及び操作部130への表示出力を制御するための通信I/Fである。操作部130は、ハードキーとタッチパネルで構成され、画像形成装置100の状態表示及び操作を行うことができる。スキャナI/F118は、接続されるスキャナ部140を制御するための通信I/Fであり、スキャナ部140の制御コマンドの送受信やスキャナ部140で光学的にスキャンした画像の受信を行う。スキャナ部140は、原稿を光学的にスキャンする。プリンタI/F119は、接続されるプリンタ部150を制御するための通信I/Fであり、プリンタ部150の制御コマンドの送受信やプリンタ部150で印刷する画像の送信を行う。画像処理部120は、スキャナ部140でスキャンされた画像や、RIP115が生成した画像に対して、変倍、回転、色変換、スムージング等の画像処理を行う。センサ部160は、画像形成装置100の例えば排紙トレイに配されており、排紙トレイ上の用紙の有無を検出する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の画像形成装置100の概略的なハードウェア構成図である。
画像形成装置100は、画像コントローラ部110と操作部130、スキャナ部140、プリンタ部150から構成される。CPU111は、システムバス121に接続される各デバイスを統括的に制御することにより、コピーやホストコンピュータからの印刷を制御する。また、CPU111は、印刷ジョブを実行した場合、その印刷ジョブの実行により排紙トレイに排紙された用紙の種類や、片面印刷,両面印刷の何れの印刷が行われたか等の情報も管理している。ROM113には、CPU111が各種処理を実行するのに必要な各種パラメータやプログラムが格納されている。RAM112は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等として機能するとともに、スキャンや印刷等の画像データのバッファ領域としても使用される。HDD114は、ネットワークI/F116で受信した印刷データの一時的な格納や、ラスターイメージプロセッサ(RIP)115や画像処理部120のスワップ領域として各モジュールからアクセスされる。RIP115は、ページ記述言語(PDL)をラスターイメージデータに展開する。操作部I/F117は、接続される操作部130からのキー入力及び操作部130への表示出力を制御するための通信I/Fである。操作部130は、ハードキーとタッチパネルで構成され、画像形成装置100の状態表示及び操作を行うことができる。スキャナI/F118は、接続されるスキャナ部140を制御するための通信I/Fであり、スキャナ部140の制御コマンドの送受信やスキャナ部140で光学的にスキャンした画像の受信を行う。スキャナ部140は、原稿を光学的にスキャンする。プリンタI/F119は、接続されるプリンタ部150を制御するための通信I/Fであり、プリンタ部150の制御コマンドの送受信やプリンタ部150で印刷する画像の送信を行う。画像処理部120は、スキャナ部140でスキャンされた画像や、RIP115が生成した画像に対して、変倍、回転、色変換、スムージング等の画像処理を行う。センサ部160は、画像形成装置100の例えば排紙トレイに配されており、排紙トレイ上の用紙の有無を検出する。
図2は、本実施形態における画像形成装置100の概略断面図である。画像形成装置100は、スキャナ部140とプリンタ部150で構成されている。
給紙部201は用紙を格納する。図2において画像形成装置100は3つの給紙部を有しているが、給紙部の数は3つに限らない。給送ローラ202は給紙部201に格納されている用紙を印刷部203に給送する。印刷部203は、給送されてきた用紙の第1面に画像を印刷する。図2においては、印刷部203を通過する用紙の、図中左側に向いた面に印刷される。印刷部203は、インクを用紙に吹き付けて画像を印刷するインクジェット方式を採用していても、トナーを用紙に定着させて画像を印刷する電子写真方式を採用していてもよい。
給紙部201は用紙を格納する。図2において画像形成装置100は3つの給紙部を有しているが、給紙部の数は3つに限らない。給送ローラ202は給紙部201に格納されている用紙を印刷部203に給送する。印刷部203は、給送されてきた用紙の第1面に画像を印刷する。図2においては、印刷部203を通過する用紙の、図中左側に向いた面に印刷される。印刷部203は、インクを用紙に吹き付けて画像を印刷するインクジェット方式を採用していても、トナーを用紙に定着させて画像を印刷する電子写真方式を採用していてもよい。
本実施形態において、印刷された用紙の排紙は印刷面を下に向けた裏面排紙としている。片面印刷の場合は、印刷がなされた用紙は搬送ローラ205に導かれ、排紙トレイ206に排紙される。排紙トレイ206,207には、トレイ上の用紙の有無を検出するためのセンサ220,221が設けられている。図2の例では、複数の排紙トレイ(排紙トレイ206と207の二つ)が描かれているが、第1の実施形態では排紙トレイ206のみを用いる場合について説明する。
片面印刷の場合は、印刷部203で図の左側から印刷がなされた用紙は、そのまま排紙トレイ206に排紙されることで裏面排紙となされる。両面印刷の場合は、印刷部203で第1面が印刷された用紙は、搬送ローラ208に導かれ、搬送ローラ209に搬送される。搬送ローラ209は用紙を反転用トレイ210に搬送する。用紙の後端が搬送ローラ209に到達すると、搬送ローラ209は逆回転し始め、用紙を搬送ローラ211に搬送する。搬送ローラ211は両面印刷用搬送パス212を介して用紙を搬送ローラ213に搬送する。搬送ローラ213は用紙を印刷部203に搬送する。印刷部203は用紙の第2面に画像を印刷する。これにより用紙の第1面と第2面の両面印刷が実現される。両面印刷された用紙は搬送ローラ205に導かれ、排紙トレイ206に排紙される。両面印刷の場合、後に印刷した第2面が排紙トレイ206に排紙されたときに下を向いている。このため、ページ1、ページ2の順に印刷すると排紙トレイ206ではページ1が上を向くことになってしまい、表面排紙となってしまう。したがって、両面印刷の場合、CPU111は、第1面に先に裏の画像であるページ2を印刷し、第2面に表の画像であるページ1を印刷することにより、裏面排紙を実現する。
片面印刷の場合は、印刷部203で図の左側から印刷がなされた用紙は、そのまま排紙トレイ206に排紙されることで裏面排紙となされる。両面印刷の場合は、印刷部203で第1面が印刷された用紙は、搬送ローラ208に導かれ、搬送ローラ209に搬送される。搬送ローラ209は用紙を反転用トレイ210に搬送する。用紙の後端が搬送ローラ209に到達すると、搬送ローラ209は逆回転し始め、用紙を搬送ローラ211に搬送する。搬送ローラ211は両面印刷用搬送パス212を介して用紙を搬送ローラ213に搬送する。搬送ローラ213は用紙を印刷部203に搬送する。印刷部203は用紙の第2面に画像を印刷する。これにより用紙の第1面と第2面の両面印刷が実現される。両面印刷された用紙は搬送ローラ205に導かれ、排紙トレイ206に排紙される。両面印刷の場合、後に印刷した第2面が排紙トレイ206に排紙されたときに下を向いている。このため、ページ1、ページ2の順に印刷すると排紙トレイ206ではページ1が上を向くことになってしまい、表面排紙となってしまう。したがって、両面印刷の場合、CPU111は、第1面に先に裏の画像であるページ2を印刷し、第2面に表の画像であるページ1を印刷することにより、裏面排紙を実現する。
図3(a)〜図3(c)は、第1の実施形態においてプレパンチ紙に片面印刷を行う例を説明するための図である。プレパンチ紙は、前述したように、予めパンチ穴加工が施された用紙であり、パンチ穴の位置と対応するように、印刷画像の方向が定められている特殊紙である。図3(a)はP1〜P3の3ページの画像301を示している。図3(b)は図3(a)のP1〜P3の画像301がそれぞれ片面印刷された後に排紙トレイ206に裏面排紙された3枚のプレパンチ紙307を示している。図3(c)は図2に示した本実施形態の画像形成装置100を示している。図3(d)は画像形成装置100内のプレパンチ紙302を示している。図3(a)と図3(b)に示したP1〜P3は、それぞれページ番号を表すとともに、それら画像の天地の方向も表していることとする。
図3(d)に示すような用紙の左長辺側にパンチ穴303が空けられた左パンチのプレパンチ紙302に片面印刷を行って印刷出力結果を得ようとする場合、プレパンチ紙302は、図の左側にパンチ穴303を向ける方向で給紙部201にセットされる。また、図3(c)において、プレパンチ紙304は、給紙部201から印刷部203に搬送されて、印刷部203の中に位置している状態を表している。印刷部203の中に位置している状態のプレパンチ紙304は、搬送方向に対して後端にパンチ穴305が向いている。図中の黒塗り三角のマーク306,309は、用紙に対してこのマークの付いている側に印刷がなされていることを表している。
排紙トレイ206に排紙された後の印刷出力結果であるプレパンチ紙307は、排紙方向に対してパンチ穴308が後端側に向いており、片面に印刷された画像はマーク309に示すように図の下側に向いているため、裏面排紙である。本実施形態において、片面印刷が行われた場合、プレパンチ紙307は、印刷出力結果の画像の天が画像形成装置100の奥側(図3(c)の奥側)を向くようにして排紙トレイ206に排紙される。このことから、プレパンチ紙307の印刷出力結果は、画像の天の方向に対して左側にパンチ穴308がある左パンチの印刷出力結果となる。
図4(a)〜図4(c)は、第1の実施形態においてプレパンチ紙に両面印刷を行う例を説明するための図である。図4(a)はP1〜P6の6ページの画像401を示している。図4(b)は図4(a)のP1〜P6の画像401が両面印刷された後に排紙トレイ206に裏面排紙された3枚のプレパンチ紙412を示している。図4(c)は図2に示した本実施形態の画像形成装置100を示している。図4(a)と図4(b)に示したP1〜P6は、それぞれページ番号を表すとともに、それら画像の天地の方向も表していることとする。
図4(c)に示すように、用紙の左長辺側にパンチ穴303が空けられた左パンチのプレパンチ紙302に両面印刷を行って印刷出力結果を得ようとする場合、プレパンチ紙302は、図の左側にパンチ穴303を向ける方向で給紙部201にセットされる。第1面の印刷は図3(c)で説明したのと同様にして行われるため、その説明は省略する。図中の黒塗りの三角と白抜きの三角で示す各マーク404,407,410,411,414,415は、用紙に対してこのマークの付いている側に印刷がなされていることを表している。また、黒塗り三角のマーク404,407,410,414は第1面に対する印刷、白抜き三角のマーク411,415は第2面に対する印刷を表していることとする。
第1面の印刷がなされた後のプレパンチ紙402は、反転用トレイ210に搬送される。反転用トレイ210に搬送されたときのプレパンチ紙402は、パンチ穴403が搬送方向に対して後端側となっており、黒塗り三角のマーク404に示すように、図の下側の面に印刷がされている。この後、プレパンチ紙402は、搬送ローラ209と211により、図中プレパンチ紙405で示す位置に搬送される。反転用トレイ210の部分で反転されているため、プレパンチ紙405は、パンチ穴406が搬送方向に対して先端側になっており、黒塗り三角のマーク407に示す面に第1面の印刷がなされている。
プレパンチ紙405は搬送ローラ213により再度、印刷部203に搬送され、図中プレパンチ紙408で示す状態で第2面の印刷がなされる。このときのプレパンチ紙408は、パンチ穴409が搬送方向に対して先端側になっており、黒塗り三角のマーク410に示す面に第1面の印刷がなされており、白抜き三角のマーク411に示す面に第2面が印刷される。この後、プレパンチ紙408は搬送ローラ205に導かれて排紙トレイ206に排紙される。排紙トレイ206に排紙されたプレパンチ紙412は、排紙トレイ206上でパンチ穴413が図の左側を向いている。また、排紙トレイ206上のプレパンチ紙412は、黒塗り三角のマーク414に示すように第1面に裏面画像が、白抜き三角のマーク415に示すように第2面に表面画像が印刷されているため、裏面排紙となっている。なお、排紙トレイ206上のプレパンチ紙412は、1枚目ではP1の裏にP2が、2枚目ではP3の裏にP4が、3枚目ではP5の裏に6が印刷されている。
画像形成装置100は、両面印刷の場合、裏面を先に印刷することにより裏面排紙を実現している。また、画像形成装置100のCPU111は、プレパンチ紙に両面印刷を行う場合、裏面画像に対し、表面画像を180度回転させて印刷するようにしている。このため、プレパンチ紙412の印刷出力結果は、片面印刷の場合と同様に、表面画像に対して左側にパンチ穴413がある左パンチの出力結果となる。
一方、両面印刷の場合、裏面と表面とで180度回転された画像が印刷されるため、両面印刷による印刷出力結果の画像の天は、画像形成装置100の手前側(図4(c)の手前側)を向くようなる。したがって、両面印刷の場合は、片面印刷と異なり、プレパンチ紙412の印刷出力結果の画像の天は、画像形成装置100の手前側に向くようになって排紙トレイ206に排紙されることになる。つまり、両面印刷の場合、プレパンチ紙412のパンチ穴413は、排紙方向に対して先端側に向くようになされて排紙トレイ206に排紙される。
一方、両面印刷の場合、裏面と表面とで180度回転された画像が印刷されるため、両面印刷による印刷出力結果の画像の天は、画像形成装置100の手前側(図4(c)の手前側)を向くようなる。したがって、両面印刷の場合は、片面印刷と異なり、プレパンチ紙412の印刷出力結果の画像の天は、画像形成装置100の手前側に向くようになって排紙トレイ206に排紙されることになる。つまり、両面印刷の場合、プレパンチ紙412のパンチ穴413は、排紙方向に対して先端側に向くようになされて排紙トレイ206に排紙される。
図5は、第1の実施形態におけるプレパンチ紙の印刷制御の説明に用いる図である。
図3(a)〜図3(d)、図4(a)〜図4(c)で説明したように、プレパンチ紙の印刷では片面印刷と両面印刷で、印刷出力結果の画像の天の方向が異なる。画像形成装置100の使用者にとって、片面印刷と両面印刷で画像の天の方向が同じであるほうが利便性は高い。しかし、両面印刷では表面と裏面で180度回転した画像が印刷されるために、片面印刷の出力結果と両面印刷の出力結果が同じ排紙トレイに排紙された場合、画像の天の方向が異なる出力結果が混在し、使用者にとって利便性が低い。
このため、本実施形態の画像形成装置100は、排紙トレイ206に存在する、排紙済みの印刷出力結果の画像の天の方向に応じて、後続の印刷ジョブにおける印刷動作を制御する。以下、排紙トレイ206に排紙済みとなされている印刷出力結果の印刷がなされた際の先行する印刷ジョブを「先行ジョブ」と表記し、先行ジョブに続く後続の印刷ジョブを「後続ジョブ」と表記する。
図3(a)〜図3(d)、図4(a)〜図4(c)で説明したように、プレパンチ紙の印刷では片面印刷と両面印刷で、印刷出力結果の画像の天の方向が異なる。画像形成装置100の使用者にとって、片面印刷と両面印刷で画像の天の方向が同じであるほうが利便性は高い。しかし、両面印刷では表面と裏面で180度回転した画像が印刷されるために、片面印刷の出力結果と両面印刷の出力結果が同じ排紙トレイに排紙された場合、画像の天の方向が異なる出力結果が混在し、使用者にとって利便性が低い。
このため、本実施形態の画像形成装置100は、排紙トレイ206に存在する、排紙済みの印刷出力結果の画像の天の方向に応じて、後続の印刷ジョブにおける印刷動作を制御する。以下、排紙トレイ206に排紙済みとなされている印刷出力結果の印刷がなされた際の先行する印刷ジョブを「先行ジョブ」と表記し、先行ジョブに続く後続の印刷ジョブを「後続ジョブ」と表記する。
ここで、例えば、片面印刷の先行ジョブによる印刷出力結果501のプレパンチ紙が排紙トレイ206に排紙された後、後続ジョブでもプレパンチ紙に片面印刷が行われる場合を想定する。この場合、図5に示すように、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果501と、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙されることになる印刷出力結果503とは、それぞれ画像の天の方向が一致する。また、先行ジョブによる印刷出力結果501のプレパンチ紙のパンチ穴と、後続ジョブによる印刷出力結果503のプレパンチ紙のパンチ穴の方向も一致する。したがって、第1の実施形態の画像形成装置100は、先行ジョブが片面印刷で後続ジョブも片面印刷である場合には、先行ジョブの印刷処理完了後、後続ジョブの印刷を実行して印刷出力結果503の用紙を排紙トレイ206に排紙するような印刷制御を行う。
一方、例えば片面印刷の先行ジョブによる印刷出力結果501のプレパンチ紙が排紙トレイ206に排紙された後、後続ジョブでは両面印刷が行われる場合を想定する。この場合、図5に示すように、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果501と、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙されることになる印刷出力結果504とでは、それぞれ画像の天の方向が一致しない。また、先行ジョブによる印刷出力結果501のプレパンチ紙のパンチ穴と、後続ジョブによる印刷出力結果504のプレパンチ紙のパンチ穴の方向も一致しない。したがって、本実施形態の画像形成装置100は、先行ジョブが片面印刷で後続ジョブが両面印刷である場合、後続ジョブの印刷については、排紙トレイ206から排紙済みの印刷出力結果501の用紙が取り除かれるまで実行を抑止させるような印刷制御を行う。
また、例えば両面印刷の先行ジョブによる印刷出力結果502のプレパンチ紙が排紙トレイ206に排紙された後、後続ジョブではプレパンチ紙に片面印刷が行われる場合を想定する。この場合、図5に示すように、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果502と、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙されることになる印刷出力結果505とは、それぞれ画像の天の方向が一致しない。また、先行ジョブによる印刷出力結果502のプレパンチ紙のパンチ穴と、後続ジョブによる印刷出力結果505のプレパンチ紙のパンチ穴の方向も一致しない。したがって、第1の実施形態の画像形成装置100は、先行ジョブが両面印刷で後続ジョブが片面印刷である場合、後続ジョブの印刷については、排紙トレイ206から排紙済みの印刷出力結果502の用紙が取り除かれるまで実行を抑止する印刷制御を行う。
また、例えば両面印刷の先行ジョブによる印刷出力結果502のプレパンチ紙が排紙トレイ206に排紙された後、後続ジョブでは両面印刷が行われる場合を想定する。この場合、図5に示すように、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果502と、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙されることになる印刷出力結果506とは、それぞれ画像の天の方向が一致する。また、先行ジョブによる印刷出力結果502のプレパンチ紙のパンチ穴と、後続ジョブによる印刷出力結果506のプレパンチ紙のパンチ穴の方向も一致する。したがって、本実施形態の画像形成装置100は、先行ジョブが両面印刷で後続ジョブも両面印刷である場合には、後続ジョブの印刷を実行して印刷出力結果506の用紙を排紙トレイ206に排紙するような印刷制御を行う。
図6は、第1の実施形態の画像形成装置100におけるプレパンチ紙の印刷処理のフローチャートである。なお、図6の説明では、記載を簡略化するため、各ステップS601〜S613をそれぞれS601〜S613のように略記する。図6のフローチャートの各ステップの処理は、例えばROM113やHDD114に記憶されている本実施形態に係るプログラムがRAM112にロードされ、CPU111により実行されることで実現される。
図6において、操作部130を介して使用者から画像形成装置100にプレパンチ紙への印刷指示がなされると、CPU111は、S601として、その印刷指示に応じた印刷ジョブを設定し、印刷する画像の属性データをRAM112に読み出す。S601の後、CPU111は、S602に処理を進める。
S602では、CPU111は、RAM112に読み出された属性データから、S601で投入されたプレパンチ紙の印刷ジョブが両面印刷であるか否かを判定する。CPU111は、S602で両面印刷ジョブでないと判定した場合にはS604に処理を進め、一方、S602で両面印刷ジョブであると判定した場合にはS603に処理を進める。S603では、CPU111は、画像処理部120を制御して、印刷する裏面画像に対し表面画像を180度回転することにより、表面画像に対して左側にパンチ穴がある左パンチの印刷出力結果となる印刷画像を生成する。S603の後、CPU111は、S604に処理を進める。
S602では、CPU111は、RAM112に読み出された属性データから、S601で投入されたプレパンチ紙の印刷ジョブが両面印刷であるか否かを判定する。CPU111は、S602で両面印刷ジョブでないと判定した場合にはS604に処理を進め、一方、S602で両面印刷ジョブであると判定した場合にはS603に処理を進める。S603では、CPU111は、画像処理部120を制御して、印刷する裏面画像に対し表面画像を180度回転することにより、表面画像に対して左側にパンチ穴がある左パンチの印刷出力結果となる印刷画像を生成する。S603の後、CPU111は、S604に処理を進める。
S604では、CPU111は、例えばセンサ部160からの検出信号により、排紙トレイ206に先行ジョブによる排紙済みの印刷出力結果の用紙が存在するか否かを判定する。CPU111は、S604において先行ジョブによる排紙済みの用紙が排紙トレイ206に存在しないと判定した場合にはS612に処理を進め、排紙トレイ206に排紙済みの用紙が存在すると判定した場合にはS605に処理を進める。
S6012に進んだ場合、CPU111は、S601で投入された印刷ジョブの印刷を実行する。そして、CPU111は、S613において、その印刷ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ206に用紙を排紙させて、図6の印刷制御処理を終了させる。
S6012に進んだ場合、CPU111は、S601で投入された印刷ジョブの印刷を実行する。そして、CPU111は、S613において、その印刷ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ206に用紙を排紙させて、図6の印刷制御処理を終了させる。
S605に進んだ場合、CPU111は、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果の画像の向きと、後続ジョブにより排紙トレイ206に排紙される印刷出力結果の画像の向きとが一致するか否かを判定する。CPU111は、S605において、先行ジョブと後続ジョブによる両印刷出力結果の画像の向きが一致しないと判定した場合にはS608に処理を進め、一致すると判定した場合にはS606に処理を進める。
S606では、CPU111は、S601で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S607において、後続ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ206に用紙を排紙させて、図6の印刷制御処理を終了させる。
S606では、CPU111は、S601で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S607において、後続ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ206に用紙を排紙させて、図6の印刷制御処理を終了させる。
S608に進んだ場合、CPU111は、S601で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷実行を抑止する。これにより、先行ジョブによる印刷出力結果の画像とは向きが異なる、後続ジョブによる印刷出力結果の用紙が、排紙トレイ206に排紙されることはない。したがって、排紙トレイ206の上で画像の天の方向が異なる印刷出力結果の用紙が混在してしまうことはない。S608の後、CPU111は、S609に処理を進める。
S609では、CPU111は、例えばセンサ部160からの検出信号により、排紙トレイ206に存在していた排紙済みの用紙が取り除かれたか否かを判定する。なお、CPU111は、S609の判定を、一定時間経過したタイミングやセンサ部160からの情報などをトリガーとして実行する。CPU111は、S609にて排紙済みの用紙が取り除かれていないと判定した場合にはS608に処理を戻し、S609で用紙が取り除かれたと判定されるまでS608とS609の処理を続ける。
S609では、CPU111は、例えばセンサ部160からの検出信号により、排紙トレイ206に存在していた排紙済みの用紙が取り除かれたか否かを判定する。なお、CPU111は、S609の判定を、一定時間経過したタイミングやセンサ部160からの情報などをトリガーとして実行する。CPU111は、S609にて排紙済みの用紙が取り除かれていないと判定した場合にはS608に処理を戻し、S609で用紙が取り除かれたと判定されるまでS608とS609の処理を続ける。
ここで、排紙トレイ206に存在していた先行ジョブの排紙済み用紙が取り除かれた場合、後続ジョブの印刷が実行された場合でも、同じ排紙トレイ206に画像の天の方向が異なる印刷出力結果の用紙が混在することはなくなる。このためCPU111は、S609で排紙済みの用紙が取り除かれたと判定した場合には、S610で後続ジョブの印刷を実行させ、さらにS611で印刷出力結果の用紙を排紙トレイ206に排紙させた後、図6の印刷制御処理を終了させる。
以上説明したように、第1の実施形態の画像形成装置100によれば、印刷画像の方向が定められている特殊紙を用いて片面印刷と両面印刷を続けて行った場合でも、排紙トレイ206に印刷画像の向きが異なる用紙が混在してしまうのを防ぐことができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態の画像形成装置100について説明する。第2の実施形態の画像形成装置100のハードウェア構成は図1と同様であり、また、画像形成装置100の概略断面図は前述の図2と同様である。以下、第2の実施形態の画像形成装置の動作について、前述の図1〜図4を流用し、さらに図7と図8を参照しながら詳細に説明する。
前述の第1の実施形態では排紙トレイ206のみに用紙を排紙する例を挙げたが、第2の実施形態の場合は複数の排紙トレイ(図2の例では排紙トレイ206と207)に用紙を排紙する。なお、第2の実施形態の場合、排紙トレイは二つに限定されず、画像形成装置100には更に多くの排紙トレイが設けられていてもよい。以下、二つの排紙トレイ206,207に用紙を排紙する例を挙げて説明する。
次に、第2の実施形態の画像形成装置100について説明する。第2の実施形態の画像形成装置100のハードウェア構成は図1と同様であり、また、画像形成装置100の概略断面図は前述の図2と同様である。以下、第2の実施形態の画像形成装置の動作について、前述の図1〜図4を流用し、さらに図7と図8を参照しながら詳細に説明する。
前述の第1の実施形態では排紙トレイ206のみに用紙を排紙する例を挙げたが、第2の実施形態の場合は複数の排紙トレイ(図2の例では排紙トレイ206と207)に用紙を排紙する。なお、第2の実施形態の場合、排紙トレイは二つに限定されず、画像形成装置100には更に多くの排紙トレイが設けられていてもよい。以下、二つの排紙トレイ206,207に用紙を排紙する例を挙げて説明する。
図7は、第2の実施形態におけるプレパンチ紙の印刷制御の説明に用いる図である。なお、図7の排紙トレイ1は図2の排紙トレイ206に相当し、図7の排紙トレイ2は図2の排紙トレイ207に相当する。また、以下の説明では、先行ジョブにより、例えば排紙トレイ206(排紙トレイ1)に片面印刷された印刷出力結果701の用紙が排紙されており、排紙トレイ207(排紙トレイ2)に両面印刷された印刷出力結果702が排紙されている場合を想定する。
この想定例において、例えば後続ジョブが両面印刷である場合、後続ジョブによる印刷出力結果705の画像の天の方向が一致するのは、排紙トレイ207に排紙済みとなっている印刷出力結果702である。したがって、第2の実施形態の画像形成装置100は、後続ジョブが両面印刷である場合、後続ジョブによる印刷出力結果705の用紙については排紙トレイ207に排紙するような印刷制御を行う。
一方、例えば後続ジョブが片面印刷である場合、後続ジョブによる印刷出力結果706の画像の天の方向が一致するのは、排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果701である。したがって、第2の実施形態の画像形成装置100は、後続ジョブが片面印刷である場合、後続ジョブによる印刷出力結果706の用紙については排紙トレイ206に排紙するような印刷制御を行う。
図8は、第2の実施形態の画像形成装置100におけるプレパンチ紙の印刷処理のフローチャートである。なお、図8の説明では、記載を簡略化するため、各ステップS801〜S819をそれぞれS801〜S819のように略記する。図8のフローチャートの各ステップの処理は、例えばROM113やHDD114に記憶されている本実施形態に係るプログラムがRAM112にロードされ、CPU111により実行されることで実現される。
図8において、操作部130を介して使用者から画像形成装置100にプレパンチ紙への印刷指示がなされると、CPU111は、S801として、その印刷指示に応じた印刷ジョブを設定し、印刷する画像の属性データをRAM112に読み出す。S801の後、CPU111は、S802に処理を進める。
S802では、CPU111は、RAM112に読み出された属性データから、S801で投入されたプレパンチ紙の印刷ジョブが両面印刷であるか否かを判定する。CPU111は、S802で両面印刷ジョブでないと判定した場合にはS804に処理を進め、一方、S802で両面印刷ジョブであると判定した場合にはS803に処理を進める。S803では、CPU111は、画像処理部120を制御して、印刷する裏面画像に対し表面画像を180度回転することにより、表面画像に対して左側にパンチ穴がある左パンチの印刷出力結果となる印刷画像を生成する。S803の後、CPU111は、S804に処理を進める。
S802では、CPU111は、RAM112に読み出された属性データから、S801で投入されたプレパンチ紙の印刷ジョブが両面印刷であるか否かを判定する。CPU111は、S802で両面印刷ジョブでないと判定した場合にはS804に処理を進め、一方、S802で両面印刷ジョブであると判定した場合にはS803に処理を進める。S803では、CPU111は、画像処理部120を制御して、印刷する裏面画像に対し表面画像を180度回転することにより、表面画像に対して左側にパンチ穴がある左パンチの印刷出力結果となる印刷画像を生成する。S803の後、CPU111は、S804に処理を進める。
S804では、CPU111は、例えばセンサ部160のセンサ220と221からの検出信号により、排紙トレイ206又は207に先行ジョブによる排紙済みの印刷出力結果の用紙が存在するか否かを判定する。
ここで、排紙トレイ206と207の何れの排紙トレイを使用するかは、印刷ジョブごとに設定可能となされている。本実施形態では、使用する排紙トレイに優先順位が設定されており、その優先順位に基づいて、最も優先順位の高い排紙トレイを選択する。本実施形態では、排紙トレイ206が選択されたとして以下の説明を行う。
このため、S804では、CPU111は、排紙トレイ206に先行ジョブによる排紙済みの印刷出力結果の用紙が存在するか否かを判定する。そして、CPU111は、S804において、先行ジョブによる排紙済みの印刷出力結果の用紙が存在しないと判定した場合には、S818に処理を進める。
S818では、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブの印刷を実行する。そして、CPU111は、S619において、その印刷ジョブの印刷出力結果の用紙を排紙トレイ206に排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
ここで、排紙トレイ206と207の何れの排紙トレイを使用するかは、印刷ジョブごとに設定可能となされている。本実施形態では、使用する排紙トレイに優先順位が設定されており、その優先順位に基づいて、最も優先順位の高い排紙トレイを選択する。本実施形態では、排紙トレイ206が選択されたとして以下の説明を行う。
このため、S804では、CPU111は、排紙トレイ206に先行ジョブによる排紙済みの印刷出力結果の用紙が存在するか否かを判定する。そして、CPU111は、S804において、先行ジョブによる排紙済みの印刷出力結果の用紙が存在しないと判定した場合には、S818に処理を進める。
S818では、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブの印刷を実行する。そして、CPU111は、S619において、その印刷ジョブの印刷出力結果の用紙を排紙トレイ206に排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
一方、CPU111は、S804において排紙トレイ206に先行ジョブによる排紙済みの用紙が存在すると判定した場合にはS805に処理を進める。
S805では、CPU111は、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果の画像の向きと、後続ジョブによる印刷出力結果の画像の向きとが一致するか否かを判定する。
そして、CPU111は、S805において、先行ジョブと後続ジョブによる両印刷出力結果の画像の向きが一致しないと判定した場合にはS808に処理を進め、一致すると判定した場合にはS806に処理を進める。
S806では、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S807において、後続ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ206に用紙を排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
S805では、CPU111は、先行ジョブにより排紙トレイ206に排紙済みとなっている印刷出力結果の画像の向きと、後続ジョブによる印刷出力結果の画像の向きとが一致するか否かを判定する。
そして、CPU111は、S805において、先行ジョブと後続ジョブによる両印刷出力結果の画像の向きが一致しないと判定した場合にはS808に処理を進め、一致すると判定した場合にはS806に処理を進める。
S806では、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S807において、後続ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ206に用紙を排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
S808に進んだ場合、CPU111は、他の排紙トレイに用紙を排紙できるか判定する。具体的には、CPU111は、S804で判定した排紙トレイ206を除く排紙トレイの中で、後続ジョブによる印刷出力結果の画像と方向が一致するような排紙済みの用紙が存在する排紙トレイがあるか否かを判定する。この例の場合、S804で判定した排紙トレイ206を除く排紙トレイは、排紙トレイ207であるため、CPU111は、排紙トレイ207に用紙を排紙できるか判定する。CPU111は、後続ジョブによる印刷出力結果の画像と方向が一致するような排紙済みの用紙が、排紙トレイ207に存在するか否かを判定する。
そして、CPU111は、S808において、後続ジョブの印刷出力結果の画像と方向が一致する排紙済みの用紙が、排紙トレイ207に存在すると判定した場合にはS809に処理を進め、一方、存在しないと判定した場合にはS811に処理を進める。
S809に進んだ場合、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S810において、後続ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ207に用紙を排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
S809に進んだ場合、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S810において、後続ジョブの印刷出力結果の用紙を、排紙トレイ207に用紙を排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
S811に進んだ場合、CPU111は、排紙トレイ207の中に先行ジョブによる排紙済みの用紙が存在するか否かを判定する。CPU111は、S811において、先行ジョブによる排紙済みの用紙が排紙トレイ207に存在すると判定した場合にはS812に処理を進め、存在しないと判定した場合にはS814に処理を進める。
S812に進んだ場合、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S813において、S812による後続ジョブの印刷出力結果の用紙を排紙トレイ207に排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
S812に進んだ場合、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷を実行する。そして、CPU111は、S813において、S812による後続ジョブの印刷出力結果の用紙を排紙トレイ207に排紙させて、図8の印刷制御処理を終了させる。
S814に進んだ場合、CPU111は、S801で投入された印刷ジョブ(後続ジョブ)の印刷実行を抑止する。これにより、先行ジョブによる印刷出力結果の画像とは向きが異なる、後続ジョブによる印刷出力結果の用紙が、排紙トレイ206や207に排紙されることはない。したがって、排紙トレイ206や207の上で画像の天の方向が異なる印刷出力結果の用紙が混在してしまうことはない。S814の後、CPU111は、S815に処理を進める。
S815では、CPU111は、例えばセンサ部160のセンサ220,221からの検出信号により、排紙トレイ206又は207に存在していた排紙済みの用紙が取り除かれたか否かを判定する。なお、CPU111は、S815の判定を、一定時間経過したタイミングやセンサ部160からの情報などをトリガーとして実行する。CPU111は、S815にて排紙済みの用紙が取り除かれていないと判定した場合にはS814に処理を戻し、S815で用紙が取り除かれたと判定されるまでS814とS815の処理を続ける。
S815では、CPU111は、例えばセンサ部160のセンサ220,221からの検出信号により、排紙トレイ206又は207に存在していた排紙済みの用紙が取り除かれたか否かを判定する。なお、CPU111は、S815の判定を、一定時間経過したタイミングやセンサ部160からの情報などをトリガーとして実行する。CPU111は、S815にて排紙済みの用紙が取り除かれていないと判定した場合にはS814に処理を戻し、S815で用紙が取り除かれたと判定されるまでS814とS815の処理を続ける。
ここで、排紙トレイ206又は207に存在していた先行ジョブの排紙済み用紙が取り除かれた場合、後続ジョブの印刷が実行された場合でも、同じ排紙トレイ206又は207に画像の天の方向が異なる印刷出力結果の用紙が混在することはなくなる。このためCPU111は、S815で排紙済みの用紙が取り除かれたと判定した場合には、S816で後続ジョブの印刷を実行させる。そして、CPU111は、S817において、S816による印刷出力結果の用紙を、S815で用紙が取り除かれたと判定された排紙トレイに排紙させた後、図8の印刷制御処理を終了させる。
以上説明したように、第2の実施形態の画像形成装置100によれば、印刷画像の方向が定められている特殊紙を用いて片面印刷と両面印刷を続けて行った場合でも、排紙トレイ206、207に印刷画像の向きが異なる用紙が混在するのを防ぐことができる。
<その他の実施形態>
前述の実施形態では、印刷画像に方向性がある特殊紙の一例として、プレパンチ紙を挙げているが、例えば左右非対称なプレプリント紙であってもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
前述の実施形態では、印刷画像に方向性がある特殊紙の一例として、プレパンチ紙を挙げているが、例えば左右非対称なプレプリント紙であってもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
101 画像形成装置、111 CPU、120 画像処理部、150 プリンタ部、160 センサ部、206,207 排紙トレイ
Claims (10)
- 印刷画像の方向が定められた特殊紙に対して印刷ジョブに応じた印刷を実行する場合には、前記特殊紙に対応させて前記印刷画像の方向を設定してプリンタ部に印刷を行わせて、前記印刷された特殊紙を前記プリンタ部の排紙トレイに排紙させる実行手段と、
前記特殊紙に対し、先行の印刷ジョブを実行した後に後続の印刷ジョブを実行する際に、前記排紙トレイに前記先行の印刷ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在し、かつ、前記後続の印刷ジョブにより前記排紙トレイに排紙される特殊紙の印刷画像の方向が、前記先行の印刷ジョブにより前記排紙トレイに排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向と一致しないときには、前記実行手段による前記後続の印刷ジョブの実行を抑止する制御手段と
を有する画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記実行手段による前記後続の印刷ジョブの実行を抑止した場合、前記排紙トレイから前記排紙済みの特殊紙が取り除かれたか否かを判定し、前記排紙済みの特殊紙が取り除かれたと判定したとき、前記実行手段に前記抑止していた前記後続の印刷ジョブを実行させて、前記特殊紙が取り除かれた排紙トレイに排紙させる請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記プリンタ部に排紙トレイが複数ある場合、先行の印刷ジョブを実行した後に後続の印刷ジョブを実行する際に、前記複数の排紙トレイに前記先行の印刷ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在し、かつ、前記後続の印刷ジョブにより排紙トレイに排紙される特殊紙の印刷画像の方向が、前記先行の印刷ジョブにより各排紙トレイに排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向と何れも一致しないときには、前記実行手段による前記後続の印刷ジョブの実行を抑止する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記先行の印刷ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在している複数の排紙トレイのなかに、前記排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向が、前記後続の印刷ジョブにより排紙トレイに排紙される特殊紙の印刷画像の方向と一致している排紙トレイが在る場合、前記実行手段に前記後続の印刷ジョブを実行させて、前記印刷画像の方向が一致している排紙トレイに排紙させる請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記複数の排紙トレイに対して設定された優先順に応じて、前記先行の印刷ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在している複数の排紙トレイのなかから、前記排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向が、前記後続の印刷ジョブにより排紙トレイに排紙される特殊紙の印刷画像の方向と一致している排紙トレイが在るか否かを順に判定する請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記排紙済みの特殊紙が取り除かれたか否かの判定を、一定時間経過したタイミング、又は、排紙トレイ上の用紙の有無を検出するセンサにより用紙が取り除かれたことを検出したタイミングで行う請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記実行手段は、前記特殊紙に対する片面印刷と両面印刷とで、前記排紙トレイに対して排紙される前記特殊紙の印刷画像の方向が異なる印刷を行わせる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 印刷画像の方向が定められた特殊紙は、プレパンチ紙又は左右非対称なプレプリント紙である請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 用紙に印刷を行って排紙トレイに排紙する画像形成装置が実行する制御方法であって、
印刷画像の方向が定められた特殊紙に対して印刷ジョブに応じた印刷を実行する場合には、前記特殊紙に対応させて前記印刷画像の方向を設定してプリンタ部に印刷を行わせて、前記印刷された特殊紙を前記プリンタ部の排紙トレイに排紙させる実行ステップと、
前記特殊紙に対し、先行の印刷ジョブを実行した後に後続の印刷ジョブを実行する際に、前記排紙トレイに前記先行の印刷ジョブによる排紙済みの特殊紙が存在し、かつ、前記後続の印刷ジョブにより前記排紙トレイに排紙される特殊紙の印刷画像の方向が、前記先行の印刷ジョブにより前記排紙トレイに排紙済みの特殊紙の印刷画像の方向と一致しないときには、前記実行ステップによる前記後続の印刷ジョブの実行を抑止する制御ステップと
を含む画像形成装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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