JP2017073924A - 電動機用ステータ - Google Patents

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Akihide Takehara
明秀 竹原
哲志 水谷
Tetsushi Mizutani
哲志 水谷
淳 向井
Atsushi Mukai
淳 向井
勤 畠山
Tsutomu Hatakeyama
勤 畠山
健太 山本
Kenta Yamamoto
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Abstract

【課題】ステータコアに対する絶縁部材の位置ズレを抑制しつつ、ステータコイルの固定強度を向上させると共に絶縁部材の絶縁性を良好に確保することができる電動機用ステータの提供。【解決手段】電動機用ステータ1は、ステータコア2のコアスロット2sにそれぞれ連通するように形成された複数のカフサスロット3s,4sを有すると共にステータコア2の対応する端面上に配置された第1および第2カフサ3,4を含み、第1および第2カフサ3,4は、互いに隣り合うカフサスロット3s,4sの間に設けられた複数のガイド部3g,4gを有し、ガイド部3g,4gの各々は、ステータコア2のコアスロット2sから突出する絶縁部材7の端部7eと当接可能となるようにティース部2tの側面よりもセグメントコイル5側に突出する2つの突出部3p,4pを有する。【選択図】図2

Description

本開示の発明は、ステータコアと、当該ステータコアの端面上に配置されたカフサと、複数のセグメントコイルにより構成されるステータコイルと、ステータコアとセグメントコイルとを電気的に絶縁する絶縁部材とを含む電動機用ステータに関する。
従来、この種の電動機用ステータとして、それぞれ複数のティース部およびコアスロットを有するステータコアと、ステータコアの上下両面に組み付けられた2つの部品カフサと、ステータコアのコアスロットに挿入された絶縁紙と、絶縁紙を介してティース部に巻回される導線(コイル)とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電動機用ステータの部品カフサは、樹脂により円環状に形成されており、外側リブ、内側リブ、およびコアスロットに対応した複数のカフサスロットと、それぞれ隣り合う2つのカフサスロットの間で径方向に延在する複数のガイド部とを有する。また、部品カフサの各ガイド部には、ステータコアの上面または下面側の端部に面取り加工を施すことにより径方向に延びる切欠部が形成されている。更に、絶縁紙は、上端および下端の少なくとも何れか一方を外側に折り返すことにより形成されたカフス部を有する。絶縁紙のカフス部は、部品カフサのガイド部の切欠部内に配置され、当該カフス部の先端部は、ステータコアの上面または下面(コアスロットの縁)に当接する。これにより、コアスロット内に導線を導入する際に、絶縁紙が当該導線に引き摺られてコアスロットから抜け落ちるのを抑制することができる。
特開2014−135865公報
しかしながら、上記従来の電動機用ステータのように、カフス部をステータコアの上面または下面(コアスロットの縁)に当接させてコアスロットに対する絶縁紙の位置ズレを抑制しようとすると、部品カフサと導線との間に隙間が形成され、導線を強固に固定し得なくなったり、電動機の使用中に当該隙間に異物が入り込むことで絶縁紙による絶縁性が損なわれてしまったりするおそれがある。また、上述のように絶縁紙のカフス部がステータコアの上面や下面に当接していたとしても、コアスロット内に導線を挿入する際に絶縁紙が導線に引き摺られ、コアスロットに対する絶縁紙の位置ズレが生じてしまうおそれもある。
そこで、本開示の発明は、ステータコアに対する絶縁部材の位置ズレを抑制しつつ、ステータコイルの固定強度を向上させると共に、絶縁部材の絶縁性を良好に確保することができる電動機用ステータの提供を主目的とする。
本開示の電動機用ステータは、複数のティース部および互いに隣り合う前記ティース部の間に形成された複数のコアスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの対応する前記コアスロットにそれぞれ連通するように形成された複数のカフサスロットを有すると共に、前記ステータコアの対応する端面上に配置された2つのカフサと、それぞれ前記コアスロットおよび前記カフサスロットに挿通されると共にステータコイルを構成するように端部同士が接合された複数のセグメントコイルと、それぞれ前記コアスロット内に配置されて前記ステータコアと前記セグメントコイルとを電気的に絶縁する複数の絶縁部材とを備えた電動機用ステータにおいて、前記カフサの各々は、互いに隣り合う前記カフサスロットの間に設けられた複数のガイド部を有し、前記ガイド部の各々は、前記コアスロットから突出する前記絶縁部材の端部と当接可能となるように前記ティース部の側面よりも前記セグメントコイル側に突出する突出部を有することを特徴とする。
この電動機用ステータの2つのカフサは、それぞれ互いに隣り合うカフサスロットの間に設けられた複数のガイド部を有する。そして、ガイド部の各々は、コアスロットから突出する絶縁部材の端部と当接可能となるようにティース部の側面よりもセグメントコイル側に突出する突出部を有する。このように、カフサの各ガイド部にコアスロットから突出する絶縁部材の端部と当接可能な突出部を設けることで、コアスロット内にセグメントコイルを挿入する際に当該セグメントコイルに引き摺られて真っ直ぐに戻ってしまう可能性があるカフス部を絶縁部材に設けた場合に比べて、絶縁部材がセグメントコイルに引き摺られることに起因したステータコアに対する絶縁部材の位置ズレを良好に抑制することが可能となる。また、カフサの各ガイド部をティース部の側面よりもセグメントコイル側に突出させることで、当該突出部とセグメントコイルとの隙間をより小さくすることができる。従って、カフサにより各セグメントコイルを強固に保持すると共に、電動機用ステータを含む電動機の使用中に当該隙間に異物が入り込むのを抑制して絶縁部材による絶縁性を良好に維持することができる。この結果、この電動機用ステータでは、ステータコアに対する絶縁部材の位置ズレを抑制しつつ、ステータコイルの固定強度を向上させると共に、絶縁部材の絶縁性を良好に確保することが可能となる。加えて、上述のような突出部をカフサに設けることで、絶縁部材からカフス部を省略することができるので、当該絶縁部材ひいては電動機用ステータの製造コストを低下させることが可能となる。
本開示の電動機用ステータを示す正面図である。 本開示の電動機用ステータの要部を示す拡大部分断面図である。 本開示の電動機用ステータに含まれるカフサを示す斜視図である。 図3のカフサの要部を示す拡大部分断面図である。
次に、図面を参照しながら本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る電動機用ステータ1を示す正面図であり、図2は、電動機用ステータ1の要部を示す拡大部分断面図である。これらの図面に示す電動機用ステータ1は、図示しないロータと共に、例えば電気自動車やハイブリッド自動車の走行駆動源あるいは発電機として用いられる3相交流電動機を構成するものである。本実施形態の電動機用ステータ1は、ステータコア2と、第1カフサ3と、第2カフサ4と、それぞれ複数のセグメントコイル5により構成される複数のステータコイル6と、複数の絶縁部材7とを含む。
ステータコア2は、例えばプレス加工により円環状に形成された電磁鋼板を複数積層することにより構成され、全体として円環状を呈する。ステータコア2は、図2に示すように、環状の外周部から周方向に間隔をおいて径方向内側に突出する複数のティース部2tと、それぞれ互いに隣り合うティース部2tの間に形成された複数のコアスロット2sとを有する。なお、ステータコア2は、例えば強磁性粉体を加圧成形すると共に焼結させることより一体に形成されてもよい。
第1カフサ3は、複数のセグメントコイル5を曲げ加工する際にガイド部材として機能する円環状の板体であり、例えば樹脂により形成される。図2および図3に示すように、第1カフサ3には、ステータコア2の複数のコアスロット2sに対応するように、第1カフサ3の径方向に延びる略矩形状の孔部であるカフサスロット3sが周方向に間隔をおいて複数形成されている。また、第1カフサ3は、それぞれ互いに隣り合うカフサスロット3sの間で径方向に延びる複数のガイド部3gを含む。第1カフサ3の裏面には、更に、ステータコア2の一端面(図1における上側の端面)に形成された図示しない凹部に嵌合される位置決め突起(図示省略)が形成されており、第1カフサ3は、各カフサスロット3sがステータコア2の対応するコアスロット2sと連通するように当該ステータコア2の一端面上に配置される。
図3に示すように、各ガイド部3gの上記径方向に延びる肩部は、図3に示すように、滑らかなR形状を有している。また、各ガイド部3gの底部(図3における下側の端部)は、ステータコア2のティース部2tよりも第1カフサ3の周方向において細幅になるように形成されている。第1カフサ3がステータコア2に組み付けられた際、各ガイド部3gの底部の両側の側面は、ティース部2tの側面よりもセグメントコイル5から遠い側、すなわち当該ガイド部3gの周方向における中心側に位置する。更に、各ガイド部3gは、上記底部よりも表面側(図3における上側)に、当該底部よりも周方向における外側に突出する2つの突出部3pを有する。第1カフサ3がステータコア2に組み付けられた際、各ガイド部3gの各突出部3pの側面は、ティース部2tの側面よりもセグメントコイル5側に突出する。これにより、第1カフサ3のカフサスロット3sの周方向における最小幅は、ステータコア2のコアスロット2sの周方向における幅よりも小さくなる。また、各ガイド部3gの底部の両側には、当該底部と各突出部3pとによって第1カフサ3の径方向に延びる切欠部3cが画成される。
第2カフサ4も、複数のセグメントコイル5を曲げ加工する際にガイド部材として機能する円環状の板体であり、例えば樹脂により形成される。図2に示すように、第2カフサ4にも、ステータコア2の複数のコアスロット2sに対応するように、当該第2カフサ4の径方向に延びる略矩形状の孔部であるカフサスロット4sが周方向に間隔をおいて複数形成されている。また、第2カフサ4は、それぞれ互いに隣り合うカフサスロット4sの間で径方向に延びる複数のガイド部4gを含む。更に、第2カフサ4の裏面には、ステータコア2の他端面(図1における下側の端面)に形成された図示しない凹部に嵌合される位置決め突起(図示省略)が形成されており、第2カフサ4は、各カフサスロット4sがステータコア2の対応するコアスロット2sと連通するように当該ステータコア2の他端面上に配置される。
図2に示すように、各ガイド部4gの上記径方向に延びる肩部も、滑らかなR形状を有している。また、各ガイド部4gの底部(図2における上側の端部)は、ステータコア2のティース部2tよりも第2カフサ4の周方向において細幅になるように形成されている。第2カフサ4がステータコア2に組み付けられた際、各ガイド部4gの底部の両側の側面は、ティース部2tの側面よりもセグメントコイル5から遠い側、すなわち当該ガイド部3gの周方向における中心側に位置する。更に、各ガイド部4gは、上記底部よりも表面側(図2における下側)に、当該底部よりも周方向における外側に突出する2つの突出部4pを有する。第2カフサ4がステータコア2に組み付けられた際、各ガイド部4gの各突出部4pの側面は、ティース部2tの側面よりもセグメントコイル5側に突出する。これにより、第2カフサ4のカフサスロット4sの周方向における最小幅は、ステータコア2の対応するコアスロット2sの周方向における幅よりも小さくなる。また、各ガイド部4gの底部の両側には、当該底部と各突出部4pとによって第2カフサ4の径方向に延びる切欠部4cが画成される。
ステータコイル6を構成するセグメントコイル5は、例えば略U字状に成形された電気導体であり、2つの遊端部を有する。また、各セグメントコイル5の表面には、例えばエナメル樹脂等からなる絶縁被膜が成膜されている。そして、複数のセグメントコイル5により構成される複数のステータコイル6には、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルが含まれる。
絶縁部材7は、長方形状の絶縁紙からなり、ステータコア2の各コアスロット2s(互い隣り合う2つのティース部2tの間)に配置されてステータコア2とセグメントコイル5とを電気的に絶縁するものである。絶縁紙には、間隔をおいて平行に延在する2本の折り曲げ線が定められており、当該絶縁紙は、2本の折り曲げ線に沿って略コの字状に折り曲げられる。これにより、絶縁部材7は、互いに隣り合う2つのティース部2tの間でステータコア2の内周面を覆う背部と、それぞれ当該2つのティース部2tの対応する一方の側面を覆うように背部の両端部から延出された2つの側部とを有することになる。また、本実施形態の絶縁部材7からは、絶縁紙の端部を外側に折り返すことにより形成されるカフス部が省略されている。
上述のように構成される電動機用ステータ1の製造に際しては、ステータコア2の各コアスロット2s内に絶縁部材7を配置すると共に、第1および第2カフサ3,4をカフサスロット3s,4sが対応するコアスロット2sに連通するようにステータコア2に対して組み付ける(仮止めする)。本実施形態において、絶縁部材7のステータコア2の軸方向における長さは、第1カフサ3の突出部3pの端面(図2における下側の端面)と、第2カフサ4の突出部4pの端面(図2における上側の端面)との間隔よりも短く、かつコアスロット2sの当該軸方向における長さ(ステータコア2の厚み)よりも長くなるように定められる。これにより、各絶縁部材7の両側の端部7eは、それぞれ対応するコアスロット2sから突出して第1カフサ3の対応する切欠部3cまたは第2カフサ4の対応する切欠部4c内に位置する(図2参照)。
次いで、例えば第2カフサ4側から第1カフサ3側に向けて、複数のセグメントコイル5をステータコア2、第1および第2カフサ3,4に対して組み付ける。すなわち、セグメントコイル5の2つの遊端部の一方は、対応する一連のカフサスロット4s、コアスロット2sおよびカフサスロット3sに挿通され、他方は、当該一連のカフサスロット4s、コアスロット2sおよびカフサスロット3sから周方向に離間した他の一連のカフサスロット4s、コアスロット2sおよびカフサスロット3sに挿通される。セグメントコイル5の各遊端部は、第1カフサ3の対応するカフサスロット3sから外部に突出する。
各セグメントコイル5が第2カフサ4側からコアスロット2s内に挿入される際、各絶縁部材7の第2カフサ4側の端部7eは、当該第2カフサ4の切欠部4c内で、図2における下方に位置する2つの突出部4pの端面と対向している。従って、各突出部4pにより、カフサスロット4sからコアスロット2sへと挿入されるセグメントコイル5の遊端部が各絶縁部材7の第2カフサ4側の端部7eと当接しないようにして、絶縁部材7がセグメントコイル5に引き摺られてしまう可能性を低減させることができる。また、仮にコアスロット2s内の絶縁部材7がセグメントコイル5に引き摺られて第2カフサ4側から第1カフサ3側に移動したとしても、絶縁部材7の第1カフサ3側の端部7eは、対応するコアスロット2sに連通するカフサスロット3sの両側に位置する2つのガイド部3gの突出部3p(図2における下側の端面)に当接することになる。
この結果、コアスロット2s内に挿入されるセグメントコイル5に引き摺られて真っ直ぐに戻ってしまう可能性があるカフス部を絶縁部材7に設けた場合に比べて、絶縁部材7がセグメントコイル5に引き摺られることに起因したステータコア2(コアスロット2s)に対する絶縁部材の位置ズレを良好に抑制することが可能となる。加えて、突出部3p,4pを第1および第2カフサ3,4のガイド部3g,4gに設けることで、絶縁部材7からカフス部を省略することができるので、当該絶縁部材7ひいては電動機用ステータ1の製造コストを低下させることが可能となる。
すべてのセグメントコイル5がステータコア2、第1および第2カフサ3,4に組み付けられた後、各セグメントコイル5のカフサスロット3sから突出した部分には、図示しない曲げ加工装置を用いた曲げ加工が施される。曲げ加工装置は、それぞれ対応するセグメントコイル5の遊端部と係合する複数の捻り治具と、各捻り治具を回転駆動すると共に昇降させる駆動ユニット等を含むものである。かかる曲げ加工装置を用いた曲げ加工により、各セグメントコイル5のカフサスロット3sから突出した部分は、第1カフサ3のガイド部3gを支点として予め定められた方向に曲げられる。また、曲げ加工に伴い、各セグメントコイル5は、第2カフサ4の各ガイド部4gによってもガイドされる。更に、複数のセグメントコイル5の遊端部は、対応する他のセグメントコイル5の遊端部に電気的に接合される。これにより、複数のステータコイル6、すなわちU相コイル、V相コイルおよびW相コイルが形成される。
セグメントコイル5の曲げ工程や接合工程の完了後、ステータコア2、第1、第2カフサ3,4およびステータコイル6の組立体に対してワニスといった樹脂の含浸処理が施され、ワニス等が固化した段階で電動機用ステータ1が完成する。ここで、第1および第2カフサ3,4の各ガイド部3g,4gにステータコア2のティース部2tの側面よりもセグメントコイル5側に突出する突出部3p,4pを設けることで、当該突出部3p,4pとセグメントコイル5との隙間をより小さくすることができる。従って、突出部3p,4pとセグメントコイル5との隙間で固化したワニス等を介して、第1および第2カフサ3,4により各セグメントコイル5を強固に保持することが可能となり、ステータコイル6の固定強度を向上させることができる。更に、突出部3p,4pとセグメントコイル5との隙間をより小さくすることで、電動機用ステータ1を含む電動機の使用中に、当該電動機の潤滑・冷却媒体(ATF)に混入した異物等が突出部3p,4pとセグメントコイル5との隙間に入り込むのを抑制し、各絶縁部材7による絶縁性を良好に維持することが可能となる。
以上説明したように、電動機用ステータ1は、複数のティース部2tおよび互いに隣り合うティース部2tの間に形成された複数のコアスロット2sを有するステータコア2と、ステータコア2の対応するコアスロット2sにそれぞれ連通するように形成された複数のカフサスロット3s,4sを有すると共に、ステータコア2の対応する端面上に配置された第1および第2カフサ3,4と、それぞれコアスロット2sおよびカフサスロット3s,4sに挿通されると共にステータコイル6を構成するように端部同士が接合された複数のセグメントコイル5と、それぞれコアスロット2s内に配置されてステータコア2とセグメントコイル5とを電気的に絶縁する複数の絶縁部材7とを含む。更に、第1および第2カフサ3,4は、互いに隣り合うカフサスロット3s,4sの間に設けられた複数のガイド部3g,4gを有し、ガイド部3g,4gの各々は、コアスロット2sから突出する絶縁部材7の端部と当接可能となるようにティース部2tの側面よりもセグメントコイル5側に突出する2つの突出部3p,4pを有する。これにより、電動機用ステータ1では、ステータコア2に対する絶縁部材7の位置ズレを抑制しつつ、ステータコイル6の固定強度を向上させると共に、絶縁部材7の絶縁性を良好に確保することが可能となる。なお、上記実施形態では、第1および第2カフサ3,4として互いに異なる形状を有するものが採用されているが、電動機用ステータ1の構成によっては、第1および第2カフサ3,4として同一の形状を有するものが採用されてもよい。また、電動機用ステータ1の構成によっては、第2カフサ4が省略されてもよい。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、電動機用ステータや電動機の製造分野等において利用可能である。
1 電動機用ステータ、2 ステータコア、2s コアスロット、2t ティース部、3 第1カフサ、3c,4c 切欠部、3g,4g ガイド部、3p,4p 突出部、3s,4s カフサスロット、4 第2カフサ、5 セグメントコイル、6 ステータコイル、7 絶縁部材、7e 端部。

Claims (1)

  1. 複数のティース部および互いに隣り合う前記ティース部の間に形成された複数のコアスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの対応する前記コアスロットにそれぞれ連通するように形成された複数のカフサスロットを有すると共に、前記ステータコアの対応する端面上に配置された2つのカフサと、それぞれ前記コアスロットおよび前記カフサスロットに挿通されると共にステータコイルを構成するように端部同士が接合された複数のセグメントコイルと、それぞれ前記コアスロット内に配置されて前記ステータコアと前記セグメントコイルとを電気的に絶縁する複数の絶縁部材とを備えた電動機用ステータにおいて、
    前記カフサの各々は、互いに隣り合う前記カフサスロットの間に設けられた複数のガイド部を有し、前記ガイド部の各々は、前記コアスロットから突出する前記絶縁部材の端部と当接可能となるように前記ティース部の側面よりも前記セグメントコイル側に突出する突出部を有することを特徴とする電動機用ステータ。
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