JP7205417B2 - 固定子の製造方法、固定子の製造装置 - Google Patents

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Description

本開示は、回転電機に適用される固定子の製造方法および固定子の製造装置に関する。
従来、回転電機の巻線の製造方法として、固定子鉄心上に電気導体を曲げるための曲げ部材を配置した後、当該曲げ部材に沿って電気導体を曲げる曲げ工程を実施するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、電気導体の曲げ工程において、固定子鉄心のスロットの開口部に形成された第1のならい面および固定子鉄心に配置される曲げ部材に形成された第2のならい面それぞれに電気導体を当接させて曲げることが記載されている。
特許第3975947号
ところで、特許文献1には、曲げ工程において、固定子鉄心のならい面および曲げ部材のならい面それぞれに沿って電気導体を曲げる旨が記載されているが、製造上、各部材の相対的な位置関係が狙いの位置関係に対してずれてしまうことがある。この場合、各部材のならい面がずれるので、曲げ工程で得られる固定子コイルの形状のバラツキが生じてしまう。このことは本発明者らの検討の末に見出されたものである。
本開示は、固定子コイルの形状のバラツキを抑制可能な固定子の製造方法および固定子の製造装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
回転電機(10)に適用され、複数のスロット(210)を形成するティース(21)が周方向に並んで設けられた筒状の固定子コア(20)、および複数のスロットのそれぞれに挿入される固定子コイル(30)を含む固定子の製造方法であって、
固定子コイルの一部がコイルエンド(33)として固定子コアの軸心方向の端部に位置するコア端面(20b)から突き出るようにスロットに対して固定子コイルを挿入することと、
コイルエンドを構成する複数の突出端部(330)を曲げるための曲げ治具(51)をコア端面に配置した配置状態において曲げ治具を用いて周方向に突出端部を曲げることと、を含み、
固定子コイルは、電気導体(31a)および電気導体を被覆する絶縁皮膜(31b)を含んで構成されており、
突出端部を曲げることでは、ティースの軸心方向の端面の少なくとも一部が曲げ治具によって覆われるようにコア端面に曲げ治具を配置し、
曲げ治具は、突出端部を曲げる際に突出端部が押し当てられる押当面(512)を有し、配置状態における押当面の周方向の幅がティースのうち周方向に曲げ治具と対向する対向部位(211)における周方向の幅よりも大きくなるように構成されている。
曲げ治具は、押当面の周方向の幅がティースにおける対向部位の周方向の幅より大きくなっている。これによると、固定子コイルの突出端部を曲げる際に、固定子コイルを固定子コアの端面に接触させることなく、曲げ治具の押当面に沿って曲げることができる。すなわち、本開示の固定子の製造方法は、従来技術の如く、固定子コアの端面と曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げるのではなく、曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げることができる。
仮に、固定子コアの端面と曲げ治具の押当面との相対的な位置関係が狙いの位置関係に対してずれていたとしても、曲げ治具の押当面に応じた安定した曲り形状を有するコイルエンドを得ることができる。したがって、本開示の固定子の製造方法によれば、固定子コイルの形状のバラツキの発生を抑制することができる。
請求項9に記載の発明は、
回転電機(10)に適用され、複数のスロット(210)を形成するティース(21)が周方向に並んで設けられた筒状の固定子コア(20)、および複数のスロットのそれぞれに挿入される固定子コイル(30)を含む固定子の製造装置であって、
固定子コイルのうち固定子コアの端面から突き出るコイルエンド(33)を構成する複数の突出端部(330)を周方向に曲げるための曲げ治具(51)と、
固定子コアの端面に曲げ治具を配置した配置状態で曲げ治具を用いて周方向に突出端部を曲げる加工機器(52)と、を備え、
曲げ治具は、突出端部を曲げる際に突出端部が押し当てられる押当面(512)を有し、配置状態における押当面の周方向の幅がティースのうち曲げ治具と対向する対向部位(211)における周方向の幅よりも大きくなるように構成されている。
曲げ治具は、押当面の周方向の幅がティースにおける対向部位の周方向の幅より大きくなっている。これにより、本開示の固定子の製造装置は、従来技術の如く、固定子コアの端面と曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げるのではなく、曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げることができる。したがって、本開示の固定子の製造装置によれば、固定子コイルの形状のバラツキの発生を抑制することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る固定子を搭載した回転電機の模式的な断面図である。 第1実施形態に係る固定子の一部分の模式的な断面図である。 固定子コアのスロットに挿入する導体セグメントの模式的な斜視図である。 スロットに挿入された状態の導体セグメントを示す模式的な斜視図である。 絶縁シートの模式的な断面図である。 固定子の固定子コア、絶縁シート、導体セグメントを示す模式的な分解斜視図である。 固定子の製造方法の概要を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る固定子の製造装置の一部を示す模式図である。 隣り合う突出端部の間に配置される曲げ治具の模式的な斜視図である。 隣り合う突出端部の間に配置される曲げ治具の模式的な上面図である。 第1実施形態に係る固定子と曲げ治具との関係を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る固定子の突出端部の折り曲げ工程を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る固定子と曲げ治具との関係を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る固定子の突出端部の折り曲げ工程を説明するための説明図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について図1~図12を参照して説明する。本実施形態に係る回転電機10は、車両用交流発電機として用いられる。車両用交流発電機は、図示しないエンジンに搭載され、車載バッテリの充電、電気負荷への電力供給を行う。車両用交流発電機は、例えば、三相同期発電機で構成される。
図1に示すように、回転電機10は、ハウジング11と、シャフト12と、シャフト12に固定された回転子13と、回転子13を包囲する位置に設けられる固定子14と、を備える。
ここで、図1等では、シャフト12、回転子13、および固定子14の軸心方向を「DRa」で示し、径方向を「DRr」で示し、周方向を「DRc」で示している。なお、径方向DRrは、軸心方向DRaに直交する方向である。
ハウジング11は、回転子13および固定子14を収容する筐体である。ハウジング11は、有底筒状の一対のハウジング部材111、112を有している。一対のハウジング部材111、112は、それぞれの開口縁が接するように組み付けられた状態でボルト113等の締結手段によって一体に連結されている。
ハウジング11の内側には、一対の軸受114、115が配置されている。ハウジング11の内側では、一対の軸受114、115によってシャフト12および回転子13が回転自在に支持されている。
回転子13は、固定子14の内周側に位置する。回転子13はランデル型ロータとして構成されている。回転子13は、図示しないが、固定子14の内側に対向する外周側に周方向DRcに所定間隔をあけて配置された複数の磁極を有する。複数の磁極は、周方向DRcにおいて極性が交互に異なるように配置されている。複数の磁極は、例えば、回転子13に埋設された永久磁石により構成される。回転子13の極数は、N極が4つ、S極が4つの8極になっている。なお、回転子13の極数は8極に限定されず、他の極数になっていてもよい。
固定子14は、回転子13の外周側に位置する。固定子14は回転子13の磁束を受けて発電する三相巻線を含んで構成されている。固定子14は、筒状の固定子コア20、および複数のスロット210のそれぞれに挿入される固定子コイル30を含んで構成されている。
固定子コア20は、円環状の複数の電磁鋼板20aを軸心方向DRaに積層して形成される一体の積層体で構成されている。
図2に示すように、固定子コア20は、外周部分を構成する円環状のバックコア部22と、バックコア部22から固定子コア20の軸心に向けて突き出る複数のティース21とを有する。複数のティース21は、周方向DRcに所定間隔をあけて並んで設けられている。複数のティース21との間にスロット210が形成されている。
複数のティース21は、固定子コイル30が巻回される本体部211と、本体部211の先端側に設けられて周方向DRcに向けて突き出るフランジ212とを有する。本体部211は、ティース21のうち後述の曲げ治具51と周方向DRcに対向する対向部位を構成する。フランジ212は、固定子コイル30の径方向DRrの位置を規定するために設けられている。
固定子コア20に形成されるスロット210の数は、例えば、回転子13の磁極数(すなわち、8極)に対し、固定子コイル30の1相あたり2個の割合で形成されている。固定子コア20には、例えば、48個のスロット210が形成されている。48個のスロット210は、周方向DRcに繰り返し2個ずつ配置されたU相スロット、V相スロット、W相スロットで構成されている。
スロット210は、固定子コア20の径方向DRrに後述の複数の導体セグメント31を並べて配置可能なように、固定子コア20の径方向DRrを長手として延びる開口形状になっている。
スロット210は、周方向DRcに隣り合うフランジ212同士が離間していることで、その一部が開放されている。すなわち、本実施形態のスロット210はセミクローズドスロットとして構成されている。なお、スロット210はクローズドスロットとして構成されていてもよい。
固定子コイル30は、複数の導体セグメント31を用いて構成されている。導体セグメント31は、断面が略矩形となる線状材からなる銅製の電気導体31a、電気導体31aの外周を被覆する絶縁皮膜31bを含む平角状の被覆導線で構成されている。
図3に示すように、複数の導体セグメント31は、略U字状に形成されている。導体セグメント31は、一対の直線部311、312と、一対の直線部311、312の端部同士を連結するターン部313とを有する。一対の直線部311、312は、固定子コア20の軸心方向DRaの厚みよりも大きい長さを有している。
ターン部313は、略中央部に固定子コア20のコア端面20bに沿って延びる頭頂部313aが設けられ、頭頂部313aの両側にコア端面20bに対して傾斜する一対の傾斜部313b、313cが設けられている。
一対の直線部311、312には、ターン部313に接続される端部の反対側の端部に、電気導体31aを外部に露出させる露出部311a、312aが設けられている。この露出部311a、312aは、例えば、絶縁皮膜31bが切除されることで形成される。導体セグメント31は、スロット210に挿入可能なように、周方向DRcにおける幅寸法が周方向DRcにおけるスロット210の開口寸法よりも小さくなっている。
固定子コア20には、スロット210に対して複数の導体セグメント31が径方向DRrに一列に並ぶように挿入されている。具体的には、固定子コア20には、周方向DRcに隣接して同一相のスロット210A、210Bが設けられ、そのスロット210A、210Bに2個で1組の導体セグメント31A、31Bが挿入配置される。
一組の導体セグメント31A、31Bは、それぞれの直線部311、312が、同一のスロット210A、210Bではなく、隣接した2個のスロット210A、210Bに対して別々に挿入される。
このようにして、全スロット210に対して複数の導体セグメント31の直線部311、312が挿入配置される。固定子コア20には、各スロット210内に、合計8本の直線部311、312が径方向DRrに1列に整列した状態で収容されている。
スロット210内には、固定子コア20と固定子コイル30との間を電気絶縁する絶縁シート40が設けられている。絶縁シート40は、スロット210内に挿入される複数の導体セグメント31の形状および大きさに応じて折り曲げられ、これら複数の導体セグメント31をまとめて囲むように設けられている。これにより、絶縁シート40は、スロット210内において固定子コア20の内周面と導体セグメント31との間に挟まれた状態で設けられている。絶縁シート40は、固定子コア20のコア端面20bよりも外側に突出して設けられている。
導体セグメント31は、一対の直線部311、312のうち、ターン部313に接続される端部の反対側に位置する部位が、コア端面20bよりも外側に突き出ている。すなわち、導体セグメント31には、図4に示すように、コア端面20bよりも外側に突き出る突出端部330が設けられている。この突出端部330は、後述の第2コイルエンド33を構成する。
突出端部330は、後述の折り曲げ工程において、コア端面20bに対して所定の角度をもって斜めに折り曲げられる。隣り合う突出端部330は、周方向DRcにおいて互いに離れるように反対方向に曲げられる。各導体セグメント31は、突出端部330の先端部同士が溶接等により接合されることで直列に接続される。
固定子コイル30が固定子コア20に巻装された状態では、固定子コア20の軸心方向DRaの一方側に、コア端面20bからスロット210の外部に複数のターン部313が突出し、これにより全体としてリング状の第1コイルエンド32が形成される。
また、固定子コア20の軸心方向DRaの他方側には、コア端面20bからスロット210の外部に複数の突出端部330が突出し、これにより第2コイルエンド33が形成される。
ここで、図5は、絶縁シート40の断面図である。絶縁シート40は、シート状の基材41と、基材41の両面に設けられ、外部刺激により発泡および硬化する硬化性発泡樹脂よりなる樹脂層42とを有している。基材41は、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂やポリエチレンナフタレート樹脂からなる所定強度を有する電気絶縁性を有するシート材である。また、樹脂層42は、例えば熱硬化樹脂であるエポキシ樹脂に、熱刺激により発泡するビーズが分散されることで、熱硬化性発泡樹脂として構成されている。樹脂層42は、基材41の両面に塗布されることで設けられており、その厚さは例えば数10μm~1m程度である。樹脂層42は、スロット210の内周側に対して接着されるとともに、固定子コイル30に対して接着される。なお、基材41は、樹脂材に代えて不織布を用いることも可能である。また、樹脂層42は、発泡材として、ビーズ以外にアクリルやウレタンを用いることも可能である。さらに、樹脂層42は、熱硬化樹脂に代えて、紫外線の照射(すなわち、紫外線刺激)により硬化する紫外線硬化樹脂や、嫌気により硬化する嫌気性硬化樹脂を用いることも可能である。
固定子14は、図6に示す状態で、固定子コア20に対して絶縁シート40と固定子コイル30とが組み付けられる。この場合、固定子コイル30を構成する複数の導体セグメント31は、一列に接合された状態で組み合わされている。また、絶縁シート40は、導体セグメント31を囲むことができるように、4カ所で折り曲げ成形されている。本実施形態では絶縁シート40が固定子コア20と固定子コイル30との絶縁性を確保する絶縁部材を構成する。また、本実施形態では、絶縁シート40の樹脂層42が固定子コイル30を固定子コア20に固定する接着部材を構成する。
このように構成される回転電機10は、動作時に発熱して昇温する。回転電機10の温度が過度に高くなることは、回転電機10の各部位の損傷を招く要因となることから好ましくない。
このため、回転電機10には、図1に示すように、回転電機10における発熱部位の温度が所定の基準温度を上回ると回転電機10の出力を制限する保護機器60が設けられている。保護機器60は、例えば、発熱部位の温度を検出する温度センサ、温度センサからの出力に応じて回転電機10の出力を変更する制限回路等によって構成される。
次に、固定子14の製造工程の概要について図7を参照して説明する。図7に示すように、固定子14の製造方法は、挿入工程、折り曲げ工程、接合工程等を含んでいる。
[挿入工程]
挿入工程は、固定子コア20に導体セグメント31を挿入する工程である。挿入工程では、固定子コイル30の一部が第2コイルエンド33として固定子コア20のコア端面20bから突き出るようにスロット210に対して固定子コイル30が挿入される。
本実施形態の挿入工程では、固定子コア20と固定子コイル30との間に絶縁シート40が介在するように、固定子コイル30および絶縁シート40がスロット210に挿入される。具体的には、挿入工程では、図4に示すように、絶縁シート40の一部が突出端部330とともにコア端面20bから突き出るようにスロット210に挿入される。挿入工程は、絶縁シート40をスロット210に挿入し、その後に固定子コイル30の各導体セグメント31をスロット210に挿入する。なお、挿入工程は、例えば、絶縁シート40が巻き付けられた導体セグメント31をスロット210に挿入するようになっていてもよい。
[折り曲げ工程]
折り曲げ工程は、導体セグメント31の突出端部330を周方向DRcに捩じって折り曲げる工程である。折り曲げ工程は、固定子コア20のコア端面20bに曲げ治具51を配置した後、当該配置状態で曲げ治具51を用いて周方向DRcに突出端部330を曲げる。
導体セグメント31の突出端部330は、例えば、図8に示すように、曲げ治具51、加工機器52を含む固定子14の製造装置50によって折り曲げられる。曲げ治具51は、固定子コイル30の第2コイルエンド33を構成する突出端部330を周方向DRcに曲げるための治具である。曲げ治具51は、隣り合う突出端部330の間に配置される。
加工機器52は、固定子コア20のコア端面20bに曲げ治具51を配置した配置状態において曲げ治具51を用いて周方向DRcに突出端部330を捻じ曲げる機器である。加工機器52は、突出端部330の先端を受け入れる受入溝531が形成された成形板53、成形板53を周方向DRcに回転させつつ昇降させる図示しないリフト部等を有する。
折り曲げ工程は、受入溝531に突出端部330の先端を挿入した状態で成形板53を周方向DRcに回転させつつ昇降させることで、突出端部330を曲げ治具51の表面に沿って周方向DRcに曲げる。
[接合工程]
接合工程は、導体セグメント31同士の接合や固定子コア20および固定子コイル30の接合を実施する工程である。すなわち、接合工程は、導体セグメント31の突出端部330同士を溶接等により接続する導体接続作業と、絶縁シート40の樹脂層42を発泡および硬化させる樹脂硬化作業とが行われる。
樹脂硬化作業では、例えば、固定子コア20および導体セグメント31に対して同時に熱的な刺激が付与され、スロット210の内側に位置する絶縁シート40の樹脂層42が発泡および硬化される。樹脂硬化作業は、導体接続作業後に行われる。なお、樹脂硬化作業は、導体接続作業前に行われてもよい。
以下、本実施形態の折り曲げ工程で用いる曲げ治具51および当該曲げ治具51を用いた折り曲げ工程の詳細について図9~図12を参照して説明する。
図9および図10に示すように、曲げ治具51は、折り曲げ工程において、ティース21の軸心方向DRaの端面の一部を覆うようにコア端面20bに配置される。具体的には、曲げ治具51は、折り曲げ工程において、ティース21の本体部211の全体と軸心方向DRaに重なり合うようにコア端面20bに配置される。
曲げ治具51は、コア端面20bに配置した際にコア端面20bに対向する下端面511と、上端面を形成するとともに折り曲げ工程において突出端部330が押し当てられる押当面512とを有している。
下端面511は、曲げ治具51をコア端面20bに配置した際にコア端面20bと略平行となるように平坦面になっている。なお、下端面511は、一部に曲面が含まれていてもよい。
押当面512は、曲げ治具51をコア端面20bに配置した際、周方向DRcにおいて突出端部330に対向する。押当面512は、突出端部330に対向する部位が半円弧状に湾曲した形状になっている。なお、押当面512は、半円弧状に湾曲した形状に限定されず、少なくとも1つの曲率半径を有する曲面形状になっていればよい。
ここで、ティース21は、固定子コア20の径方向DRrの内側から外側に向けて周方向DRcの幅寸法が大きくなっている。これに対応するように、曲げ治具51は、固定子コア20の径方向DRrの内側から外側に向けて周方向DRcの幅寸法が大きくなっている。
具体的には、曲げ治具51は、図11に示すように、曲げ治具51をコア端面20bに配置した配置状態において、押当面512の周方向DRcの幅がティース21の本体部211における周方向DRcの幅よりも大きくなるように構成されている。すなわち、曲げ治具51は、周方向DRcの断面形状において押当面512の周方向DRcの幅寸法Wjがティース21の本体部211における周方向DRcの幅寸法Wtよりも大きくなっている。これにより、折り曲げ工程では、突出端部330とスロット210の開口とが離間した状態で突出端部330を曲げ治具51の押当面512に当接させることができる。
ここで、押当面512の周方向DRcの幅寸法Wjとティース21の本体部211における周方向DRcの幅寸法Wtとの大小関係は、固定子コア20の軸心からの距離が等しい位置で比較した際のものである。上記の大小関係はティース21の本体部211における周方向DRcの幅寸法Wtの最大値が、押当面512の周方向DRcの幅寸法Wjの最小値よりも小さいことを意味するわけではない。
曲げ治具51は、固定子コア20の第2コイルエンド33を所望の形状に成形するものであり、剛性が高い材料および降伏点が高い材料で構成されていることが望ましい。本実施形態の曲げ治具51は、導体セグメント31の絶縁皮膜31bよりもヤング率が大きく、且つ、絶縁皮膜31bよりも降伏点が高い材料(例えば、鉄鋼)で構成されている。
次に、折り曲げ工程の詳細について説明すると、折り曲げ工程では、まず、突出端部330とスロット210の開口とが離間した状態で突出端部330を曲げることが可能なように曲げ治具51をコア端面20bに配置する。具体的には、折り曲げ工程は、図9の矢印Aで示すように、周方向DRcに隣り合う突出端部330の間に径方向DRrから曲げ治具51を挿入する。
続いて、加工機器52によって突出端部330が曲げ治具51の押当面512に沿って曲げられる。具体的には、成形板53の受入溝531に突出端部330の先端を挿入し、この状態で成形板53を周方向DRcに回転させつつ昇降させることで、突出端部330が曲げ治具51の押当面512に沿って曲げられる。
ここで、挿入工程では、絶縁シート40の一部が突出端部330とともにコア端面20bから突き出るようにスロット210に挿入される。このため、挿入工程に続く折り曲げ工程では、図12に示すように、突出端部330と曲げ治具51との間に介在する絶縁シート40が突出端部330とともに押当面512に沿ってなだらかに曲げられる。
その後、折り曲げ工程では、曲げ治具51が径方向DRrの外側に引き抜かれるとともに、成形板53の昇降によって突出端部330の先端が成形板53の受入溝531から抜かれる。これにより、接合工程前の状態の固定子14が得られる。
以上説明した固定子14の製造方法および固定子14の製造装置50によれば、曲げ治具51が、押当面512の周方向DRcの幅がティース21の本体部211の周方向DRcの幅より大きくなっている。これにより、固定子コイル30の突出端部330を曲げる際には、固定子コイル30の突出端部330を固定子コア20のコア端面20bに接触させることなく、曲げ治具51の押当面512に沿って曲げることができる。すなわち、本実施形態の固定子14の製造方法および製造装置50によれば、固定子コア20のコア端面20bと曲げ治具51の押当面512に沿って突出端部330を曲げるのではなく、曲げ治具51の押当面512に沿って突出端部330を曲げることができる。これによると、製品基準ではなく、製造設備基準で突出端部330を曲げることになり、折り曲げ工程後の固定子コイル30の寸法および形状の精度を充分に確保することができる。
また、仮に、固定子コア20のコア端面20bと曲げ治具51の押当面512との相対的な位置関係が狙いの位置関係に対してずれたとしても、曲げ治具51の押当面512に応じた安定した曲り形状を有する第2コイルエンド33を得ることができる。
したがって、本実施形態の固定子14の製造方法および固定子14の製造装置50によれば、固定子コイル30の形状のバラツキの発生を抑制することができる。
さらに、上述の固定子14の製造方法は、固定子コイル30を曲げる際に、固定子コイル30がコア端面20bに接しないので、固定子コイル30がコア端面20bに接することに起因する固定子コイル30の絶縁皮膜31bの損傷を防止することができる。例えば、固定子コア20の加工時にコア端面20b付近にバリが形成されたとしても、当該バリによる固定子コイル30の絶縁皮膜31bの損傷を防止することができる。
具体的には、固定子14の製造方法は、突出端部330の折り曲げ工程にて、固定子コア20の軸心方向DRaに直交する径方向DRrから周方向DRcに隣り合う突出端部330の間に曲げ治具51を挿入する。これによると、曲げ治具51をコア端面20bに配置する際に、固定子コイル30の突出端部330との干渉を抑えることができる。また、隣り合う突出端部330で曲げ治具51を共用することが可能となる。このことは、固定子14の製造方法の簡易化に大きく寄与する。
また、曲げ治具51は、押当面512が少なくとも1つの曲率半径を有する曲面形状になっている。そして、突出端部330を曲げる折り曲げ工程では、突出端部330とスロット210の開口とが離間した状態で突出端部330を曲げることが可能なように曲げ治具51がコア端面20bに配置される。
このように、曲げ治具51が曲面形状になっていれば、突出端部330を曲げる際に固定子コイル30の絶縁皮膜31bに加わる応力を緩和させて絶縁皮膜31bを保護することができる。また、突出端部330とスロット210の開口とが離間した状態で突出端部330を曲げることが可能なように曲げ治具51がコア端面20bに配置されている。このため、固定子コイル30がコア端面20bに接することに起因する絶縁皮膜31bの損傷も防止することができる。
さらに、固定子14は、固定子コイル30とティース21との間に固定子コイル30と固定子コア20との絶縁性を確保するための絶縁シート40が介在されている。そして、絶縁シート40は、突出端部330の折り曲げ工程にて、突出端部330とともに周方向DRcに曲げられる。
本実施形態の固定子14の製造方法によれば、固定子コイル30を曲げる際に、固定子コイル30がコア端面20bに接しない。このため、固定子コイル30とティース21との間に絶縁シート40を介在する場合でも、固定子コイル30を曲げる際に絶縁シート40がコア端面20bに接し難くなる。このため、コア端面20bに接することに起因する絶縁シート40の損傷を防止することができる。
ここで、従来技術の如く、コア端面20bと曲げ治具51の押当面512に沿って突出端部330を曲げる場合、固定子コイル30と固定子コア20とが密着する。このため、固定子コア20と固定子コイル30との間に接着部材を配置するスペースを確保することが難しい。
これに対して、本実施形態の固定子14の製造方法によれば、固定子コイル30を曲げる際に、固定子コイル30がコア端面20bに接しない。このため、固定子コイル30と固定子コア20との間に接着部材を構成する絶縁シート40の樹脂層42を配置するスペースを確保することができる。つまり、本製造方法によって得られる固定子14は、固定子コイル30と固定子コア20の間に接着部材を適切に介在させることができる。この結果、固定子コイル30を固定子コア20に対して強固に固定することができる。
これによると、回転電機10の動作時に固定子コイル30に生ずるローレンツ力に起因する微振動が抑制される。すなわち、本実施形態の固定子14の製造方法は、回転電機10の低振動化および低騒音化にも大きく寄与する。
加えて、固定子コイル30と固定子コア20の間に接着部材が適切に充填されることで、固定子コイル30と固定子コア20との熱伝達率が向上し、固定子コイル30の発熱を固定子コア20側に逃がし易くすることができる。これよると、固定子コイル30の温度上昇が抑制され、温度上昇に伴う電気抵抗の上昇が生じ難くなるので、回転電機10のエネルギ効率を向上させることができる。さらに、固定子コイル30の耐熱温度に対して余裕代が増えるので、より多くの電流を流すことが可能となり、回転電機10の出力も向上させることができる。
曲げ治具51は、固定子コイル30の絶縁皮膜31bよりもヤング率が大きい材料で構成されている。このように、曲げ治具51の剛性が高くなっていれば、曲げ治具51の押当面512に沿って突出端部330を曲げる際に曲げ治具51が変形し難いので、固定子コイル30の形状のバラツキの発生を抑制することができる。
また、曲げ治具51は、絶縁皮膜31bよりも降伏点が高い材料で構成されている。このように、曲げ治具51を降伏点が高い材料で構成すれば、曲げ治具51の押当面512に沿って突出端部330を曲げる際に曲げ治具51が変形し難いので、固定子コイル30の形状のバラツキの発生を抑制することができる。
ところで、固定子コイル30の形状にバラツキが生ずると、回転電機10における発熱部位の放熱性が悪化して発熱部位の一部が過度に昇温してしまうことがある。固定子コイル30の形状のバラツキのある回転電機10は、発熱部位の昇温を抑えるために回転電機10の出力を制限する保護機器60が頻繁に作動してしまう虞がある。
これに対して、本実施形態の固定子14の製造方法によれば、固定子コイル30の形状のバラツキが抑制されるので、前述した保護機器60が頻繁に作動してしまうことを抑制することができる。
(第1実施形態の変形例)
上述の第1実施形態の固定子14は、絶縁シート40の一部が突出端部330とともにコア端面20bから突き出ているが、これに限定されない。固定子14は、例えば、突出端部330だけがコア端面20bから突き出るように構成されていてもよい。
上述の第1実施形態の絶縁シート40は、絶縁部材および接着部材それぞれを兼ねるように、基材41および樹脂層42が一体に構成されているが、これに限定されない。絶縁シート40は、電気絶縁性を有する基材41で構成されていてもよい。この場合は、絶縁シート40と固定子コア20との間および絶縁シート40と固定子コイル30との間に接着部材を介在させればよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図13および図14を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図13に示すように、本実施形態の固定子14は、絶縁シート40が省略されている。固定子コア20のスロット210内には、固定子コア20に固定子コイル30を接合する接着部材として接着材70が配置されている。この接着材70は、スロット210内において固定子コア20の内周面と導体セグメント31との間に挟まれた状態で設けられている。接着材70は、固定子コア20の内周面と導体セグメント31との間に充填される2液混合型のエポキシ樹脂等の高粘度接着剤で構成される。なお、接着材70は、室温にて固定状態であるが加熱によって流動化するタブレット型の接着剤や布状のチューブに低粘度接着剤を含浸させた含浸材等が採用されていてもよい。
本実施形態の固定子14の製造方法では、折り曲げ工程において、図14に示すように、突出端部330が曲げ治具51の押当面512に沿ってなだらかに曲げられる。曲げ治具51は、第1実施形態と同様に、押当面512の周方向DRcの幅がティース21の本体部211における周方向DRcの幅よりも大きくなっている。このため、折り曲げ工程では、固定子コイル30の突出端部330を固定子コア20のコア端面20bに接触させることなく、曲げ治具51の押当面512に沿って曲げることができる。
また、固定子コア20の内周面と導体セグメント31との間に充填される接着材70は、所定の硬化時間が経過すると固化する。これにより、固定子コイル30が固定子コア20に固定される。
その他の構成は第1実施形態と同様である。本実施形態の固定子14の製造方法および固定子14の製造装置50は、第1実施形態の共通の構成または均等な構成から奏される作用効果を第1実施形態と同様に得られる。
本実施形態の固定子コア20のスロット210には、絶縁シート40の代わりに接着材70が配置されている。この接着材70は、スロット210内において固定子コア20の固定子コア20の内周面と導体セグメント31との間に充填される。
本実施形態の固定子14の製造方法は、固定子コイル30の突出端部330を曲げる際に、固定子コイル30がコア端面20bに接しないので、固定子コイル30と固定子コア20との間に接着材70を配置するスペースを確保し易い。したがって、固定子コイル30を固定子コア20に対して強固に固定することができ、回転電機10の低振動化および低騒音化に大きく寄与する。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態の曲げ治具51は、押当面512の周方向DRcの幅がティース21の本体部211における周方向DRcの幅よりも大きくなるように構成されているが、これに限定されない。曲げ治具51は、例えば、径方向DRrにおいて、押当面512の周方向DRcの幅がティース21の本体部211における周方向DRcの幅よりも小さくなる部位が含まれていてもよい。
上述の実施形態の曲げ治具51は、少なくとも1つの曲率半径を有する曲面形状になっているが、これに限定されない。曲げ治具51は、例えば、連続した曲面ではなく、一部に平坦面が含まれる形状になっていてもよい。
上述の曲げ治具51は、絶縁皮膜31bよりもヤング率が大きく、且つ、絶縁皮膜31bよりも降伏点が高い材料で構成されていることが望ましいが、これに限定されない。曲げ治具51は、絶縁皮膜31bと同等のヤング率を有する材料で構成されていたり、絶縁皮膜31bと同等の降伏点となる材料で構成されていたりしてもよい。
上述の実施形態の折り曲げ工程は、軸心方向DRaに直交する径方向DRrから周方向DRcに隣り合う突出端部330の間に曲げ治具51を挿入しているが、これに限定されない。折り曲げ工程は、例えば、軸心方向DRaから隣り合う突出端部330の間に曲げ治具51が挿入される工程になっていてもよい。
上述の実施形態の固定子コイル30は、平角状の被覆導線で構成されているが、これに限定されない。固定子コイル30は、複数の丸線を束ねたものを絶縁皮膜で被覆したもので構成されていてもよい。
上述の固定子14は、保護機器60を備える回転電機10に適用しているが、これに限定さない。固定子14は、例えば、保護機器60を備えていない回転電機10に適用することができる。
上述の回転電機10は、車両用交流発電機として用いられるものを例示したが、これに限定さない。回転電機10は、例えば、交流モータとして用いられるものであってもよい。また、回転電機10は、車両以外の機器に用いられるものであってもよい。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、固定子の製造方法は、スロットに固定子コイルを挿入することと、曲げ治具を用いて周方向に突出端部を曲げることと、を含む。突出端部を曲げることでは、ティースの軸心方向の端面の少なくとも一部が曲げ治具によって覆われるようにコア端面に曲げ治具を配置する。曲げ治具は、突出端部を曲げる際に突出端部が押し当てられる押当面を有し、配置状態における押当面の周方向の幅がティースのうち周方向に曲げ治具と対向する対向部位における周方向の幅よりも大きくなるように構成されている。
第2の観点によれば、突出端部を曲げることでは、軸心方向に直交する径方向から周方向に隣り合う突出端部の間に曲げ治具を挿入する。これによると、曲げ治具を固定子コアの端面に配置する際に、固定子コイルの突出端部との干渉を抑えることができる。また、隣り合う突出端部で曲げ治具を共用することが可能となる。このことは、固定子の製造方法の簡易化に大きく寄与する。
第3の観点によれば、曲げ治具は、押当面が少なくとも1つの曲率半径を有する曲面形状になっている。突出端部を曲げることでは、突出端部とスロットの開口とが離間した状態で突出端部を曲げることが可能なように曲げ治具がコア端面に配置される。
このように、曲げ治具が曲面形状になっていれば、突出端部を曲げる際に絶縁皮膜に加わる応力を緩和させて絶縁皮膜を保護することができる。また、突出端部とスロットの開口とが離間した状態で突出端部を曲げることが可能なように曲げ治具が固定子コアの端面に配置されているので、固定子コアの端面に接することに起因する固定子コイルの絶縁皮膜の損傷も防止することができる。
第4の観点によれば、固定子コイルとティースとの間には、固定子コイルと固定子コアとの絶縁性を確保するための絶縁部材が配置されている。突出端部を曲げることでは、突出端部と曲げ治具との間に介在する絶縁部材を突出端部とともに周方向に曲げる。
本開示の固定子の製造方法によれば、固定子コイルを曲げる際に、固定子コイルが固定子コアの端面に接しない。このため、固定子コイルとティースとの間に絶縁部材を介在する場合でも、固定子コイルを曲げる際に絶縁部材が固定子コアの端面に接し難くなる。このため、固定子コアの端面に接することに起因する絶縁部材の損傷を防止することができる。
第5の観点によれば、曲げ治具は、絶縁皮膜よりもヤング率が大きい材料で構成されている。このように、曲げ治具の剛性が高くなっていれば、曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げる際に曲げ治具が変形し難いので、固定子コイルの形状のバラツキの発生を抑制することができる。
第6の観点によれば、曲げ治具は、絶縁皮膜よりも降伏点が高い材料で構成されている。このように、曲げ治具を降伏点が高い材料で構成すれば、曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げる際に曲げ治具が変形し難いので、固定子コイルの形状のバラツキの発生を抑制することができる。
第7の観点によれば、回転電機は、回転電機における発熱部位の温度が所定の基準温度を上回ると回転電機の出力を制限する保護機器を有する。
固定子コイルの形状にバラツキが生ずると、回転電機における発熱部位の放熱性が悪化して発熱部位の一部が過度に昇温してしまうことがある。固定子コイルの形状のバラツキのある回転電機は、発熱部位の昇温を抑えるために回転電機の出力を制限する保護機器が頻繁に作動してしまう虞がある。
これに対して、本開示の固定子の製造方法によれば、固定子コイルの形状のバラツキが抑制されるので、前述した保護機器が頻繁に作動してしまうことを抑制することができる。
第8の観点によれば、固定子の製造方法は、曲げ治具を用いて突出端部を曲げた後、所定の接着部材によって固定子コイルを固定子コアに固定することを含む。
従来技術の如く、コア端面と曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げる場合、固定子コイルと固定子コアとが密着することで、固定子コイルと固定子コアとの間に接着部材を配置するスペースを確保することが難しい。
これに対して、本開示の固定子の製造方法によれば、固定子コイルを曲げる際に、固定子コイルが固定子コアの端面に接しない。このため、固定子コイルと固定子コアとの間に接着部材を配置するスペースを確保することができる。すなわち、本開示の製造方法によって得られる固定子は、固定子コイルと固定子コアの間に接着部材を適切に介在させることができる。この結果、固定子コイルを固定子コアに対して強固に固定することができる。このことは、回転電機の低振動化および低騒音化に大きく寄与する。
第9の観点によれば、固定子の製造装置は、固定子コイルのうちコイルエンドを構成する複数の突出端部を周方向に曲げるための曲げ治具と、固定子コアの端面に曲げ治具を配置した配置状態で曲げ治具を用いて周方向に突出端部を曲げる加工機器と、を備える。曲げ治具は、突出端部を曲げる際に突出端部が押し当てられる押当面を有し、配置状態における押当面の周方向の幅がティースのうち曲げ治具と対向する対向部位における周方向の幅よりも大きくなるように構成されている。
曲げ治具は、押当面の周方向の幅がティースにおける対向部位の周方向の幅より大きくなっている。これにより、本開示の固定子の製造装置は、従来技術の如く、固定子コアの端面と曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げるのではなく、曲げ治具の押当面に沿って突出端部を曲げることができる。したがって、本開示の固定子の製造装置によれば、固定子コイルの形状のバラツキの発生を抑制することができる。
14 固定子
20 固定子コア
20b コア端面
21 ティース
211 本体部(曲げ治具と対向する対向部位)
30 固定子コイル
33 第2コイルエンド
330 突出端部
51 曲げ治具
512 押当面

Claims (9)

  1. 回転電機(10)に適用され、複数のスロット(210)を形成するティース(21)が周方向に並んで設けられた筒状の固定子コア(20)、および複数の前記スロットのそれぞれに挿入される固定子コイル(30)を含む固定子の製造方法であって、
    前記固定子コイルの一部がコイルエンド(33)として前記固定子コアの軸心方向の端部に位置するコア端面(20b)から突き出るように前記スロットに対して前記固定子コイルを挿入することと、
    前記コイルエンドを構成する複数の突出端部(330)を曲げるための曲げ治具(51)を前記コア端面に配置した配置状態において前記曲げ治具を用いて前記周方向に前記突出端部を曲げることと、を含み、
    前記固定子コイルは、電気導体(31a)および前記電気導体を被覆する絶縁皮膜(31b)を含んで構成されており、
    前記突出端部を曲げることでは、前記ティースの前記軸心方向の端面の少なくとも一部が前記曲げ治具によって覆われるように前記コア端面に前記曲げ治具を配置し、
    前記曲げ治具は、前記突出端部を曲げる際に前記突出端部が押し当てられる押当面(512)を有し、前記配置状態における前記押当面の前記周方向の幅が前記ティースのうち前記周方向に前記曲げ治具と対向する対向部位(211)における前記周方向の幅よりも大きくなるように構成されている、固定子の製造方法。
  2. 前記突出端部を曲げることでは、前記軸心方向に直交する径方向から前記周方向に隣り合う前記突出端部の間に前記曲げ治具を挿入する、請求項1に記載の固定子の製造方法。
  3. 前記曲げ治具は、前記押当面が少なくとも1つの曲率半径を有する曲面形状になっており、
    前記突出端部を曲げることでは、前記突出端部と前記スロットの開口とが離間した状態で前記突出端部を曲げることが可能なように前記曲げ治具が前記コア端面に配置される、請求項1または2に記載の固定子の製造方法。
  4. 前記固定子コイルと前記ティースとの間には、前記固定子コイルと前記固定子コアとの絶縁性を確保するための絶縁部材(40)が配置されており、
    前記突出端部を曲げることでは、前記突出端部と前記曲げ治具との間に介在する前記絶縁部材を前記突出端部とともに前記周方向に曲げる、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の固定子の製造方法。
  5. 前記曲げ治具は、前記絶縁皮膜よりもヤング率が大きい材料で構成されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の固定子の製造方法。
  6. 前記曲げ治具は、前記絶縁皮膜よりも降伏点が高い材料で構成されている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の固定子の製造方法。
  7. 前記回転電機は、前記回転電機における発熱部位の温度が所定の基準温度を上回ると前記回転電機の出力を制限する保護機器(60)を有する、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の固定子の製造方法。
  8. 前記曲げ治具を用いて前記突出端部を曲げた後、所定の接着部材(42、70)によって前記固定子コイルを前記固定子コアに固定することを含む、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の固定子の製造方法。
  9. 回転電機(10)に適用され、複数のスロット(210)を形成するティース(21)が周方向に並んで設けられた筒状の固定子コア(20)、および複数の前記スロットのそれぞれに挿入される固定子コイル(30)を含む固定子の製造装置であって、
    前記固定子コイルのうち前記固定子コアの端面から突き出るコイルエンド(33)を構成する複数の突出端部(330)を前記周方向に曲げるための曲げ治具(51)と、
    前記固定子コアの端面に前記曲げ治具を配置した配置状態で前記曲げ治具を用いて前記周方向に前記突出端部を曲げる加工機器(52)と、を備え、
    前記曲げ治具は、前記突出端部を曲げる際に前記突出端部が押し当てられる押当面(512)を有し、前記配置状態における前記押当面の前記周方向の幅が前記ティースのうち前記曲げ治具と対向する対向部位(211)における前記周方向の幅よりも大きくなるように構成されている、固定子の製造装置。
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