JP2017072585A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査室内の衛生を保つことができるとともに、位置検知部の破損リスクを低減させることができるX線検査装置を提供する。【解決手段】X線を検査室へ照射するX線発生部が筐体内に配置されたX線検査装置である。X線検査装置は、検査室に対して着脱可能なX線遮蔽物と、第1検知部及び第2検知部を有し、第1検知部と第2検知部との相対位置を検知する位置検知部とを備える。第1検知部はX線遮蔽物に設けられ、第2検知部は筐体内に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、X線検査装置に関する。
特許文献1には、X線の透過性を利用して物品の検査を行うX線検査装置が記載されている。この装置は、筐体の検査室内に物品を搬送するベルトコンベヤが収容されている。検査室内には、X線を遮蔽するベルトコンベヤが取り付け位置に収納されているか否かを検知する位置検知部が設けられている。
特許第4156572号明細書
特許文献1記載の装置においては、検査室内に位置検知部が設けられているため、位置検知部に異物が付着する可能性がある。また、ベルトコンベヤの着脱作業時又は検査室内の清掃時において位置検知部が破損するおそれがある。
本発明は、検査室内の衛生を保つことができるとともに、位置検知部の破損リスクを低減させることができるX線検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係るX線検査装置は、X線を検査室へ照射するX線発生部が筐体内に配置されたX線検査装置であって、検査室に対して着脱可能なX線遮蔽物と、第1検知部及び第2検知部を有し、第1検知部と第2検知部との相対位置を検知する位置検知部と、を備え、第1検知部はX線遮蔽物に設けられ、第2検知部は筐体内に設けられている。
本発明に係るX線検査装置では、X線遮蔽物に設けられた第1検知部と筐体に設けられた第2検知部との相対位置が検知されるため、X線遮蔽物が検査室内の取り付け位置に納まっていることを非接触で検知することができる。さらに、位置検知部の第2検知部が筐体内(つまり検査室の外部)に設けられているため、第2検知部に異物が付着することを回避することができるとともに、X線遮蔽物の着脱作業時又は検査室内の清掃作業時において、第2検知部が破損することを回避することができる。よって、検査室内の衛生を保つことができるとともに、位置検知部の破損リスクを低減させることができる。
X線遮蔽物は、少なくとも一部が検査室内に配置され、物品を搬送する搬送部であってもよい。また、X線遮蔽物は、検査室の搬入口側及び搬出口側にそれぞれ設けられた遮蔽カーテンであってもよい。
筐体は非磁性体で形成され、第1検知部は磁石であり、第2検知部は磁気センサであってもよい。このように構成することで、非接触で第1検知部の位置を検知することができる。
X線検査装置は、第1検知部を保護するカバー部材を備えてもよい。この場合、第1検知部に異物が直接付着することを回避することができるため、検査室内の衛生を保つことができるとともに、第1検知部の破損リスクを低減させることができる。
X線検査装置は、筐体を構成する壁のうち検査室内と筐体内とを仕切る仕切壁に設けられ、検査室内において遮蔽カーテンを支持する支持部材をさらに備え、第2検知部は、仕切壁に形成された孔を介して支持部材に固定されていてもよい。これによれば、遮蔽カーテンに設けられた第1検知部に対して第2検知部が精度良く位置決めされる。したがって、遮蔽カーテンが検査室内の取り付け位置に納まっているか否かを精度良く検知することができる。また、第2検知部の位置決め及び固定を容易に実施することができる。
X線検査装置は、仕切壁に形成された孔を介して第2検知部と支持部材とを互いに固定する固定部材をさらに備えてもよい。これによれば、仕切壁の所定位置に第2検知部及び支持部材を容易に固定することができる。
支持部材における仕切壁側の端部には、仕切壁に近付くほど太くなる形状を呈するテーパ部が設けられており、遮蔽カーテンのカーテン保持部材には、テーパ部に嵌まる切欠きが形成されていてもよい。これによれば、遮蔽カーテンのがたつきが抑制される。したがって、遮蔽カーテンが検査室内の取り付け位置に納まっているか否かが誤検知されるのを抑制することができる。
支持部材は、円柱状を呈する棒状部材であってもよい。これによれば、例えば、支持部材を仕切壁に固定する際に、周方向における支持部材の向きを無視することができる。また、例えば、上述した固定部材としてボルトが用いられた場合に、当該ボルトが螺合するねじ穴を支持部材に容易に形成することができる。
本発明によれば、検査室内の衛生を保つことができるとともに、位置検知部の破損リスクを低減させることができる。
実施形態に係るX線検査装置の外観を示す斜視図である。 実施形態に係るX線検査装置のシールドボックス内の構成を示す斜視図である。 図1に示すX線検査装置の扉3cを省略した正面図である。 図3に示すIV−IV線に沿った断面図である。 遮蔽カーテンの第1磁石の保持構造を示す斜視図である。 コンベヤの第2磁石の保持構造を示す斜視図である。 遮蔽カーテン及び位置検知部の取付構造を示す斜視図である。 遮蔽カーテン及び位置検知部の取付構造を示す斜視図である。 遮蔽カーテン及び位置検知部の取付構造の一部を示す断面図である。
一実施形態として、物品検査装置の一例であるX線検査装置を説明する。図1は、X線検査装置1の外観を示す斜視図である。図2は、X線検査装置1のシールドボックス3内の構成を示す斜視図である。図1及び図2に示されるように、X線検査装置1は、シールドボックス3、遮蔽カーテン(X線遮蔽物の一例)4、コンベヤ(X線遮蔽物の一例、搬送部)5、X線照射器(X線発生部)7、X線ラインセンサ9及びモニタ11を備えている。X線検査装置1は、食品などの物品Gの生産ラインに設置され、物品Gに含まれる異物の有無を検査する。
シールドボックス3は、内部に空間を画成する。シールドボックス3の内部には、コンベヤ5、X線照射器7及びX線ラインセンサ9が収容されている。シールドボックス3の両側面には、一対の開口部3aが設けられている。シールドボックス3の前面下部には、扉3cが設けられており、扉3cを開放することで、シールドボックス3の内部にアクセスすることができる。シールドボックス3は、例えばステンレスで形成されている。
遮蔽カーテン4は、一対の開口部3aにそれぞれ設けられている。遮蔽カーテン4は、例えば鉛又はタングステンを含むゴムからなる。遮蔽カーテン4により、各開口部3aを介してシールドボックス3外にX線が漏洩することが抑制されている。
コンベヤ5は、一対の開口部3a間に掛け渡されるように、シールドボックス3内に配置されている。コンベヤ5は、コンベヤモータ(図示省略)によって無端状のベルト5aを回転させることで、ベルト5a上に載置された物品Gを搬送する。これにより、物品Gは、一方の開口部3aを介してシールドボックス3内に搬入され、他方の開口部3aを介してシールドボックス3外に搬出される。つまり、一対の開口部3aは、物品Gの搬入口及び搬出口となる。また、コンベヤ5が一対の開口部3a間に掛け渡されるように配置されることにより、シールドボックス3外にX線が漏洩することが抑制されている。
X線照射器7は、ベルト5aの上方に位置するように、シールドボックス3内に配置されている。X線照射器7は、ベルト5aの幅方向に沿ってベルト5aを横切るようにX線を照射する。これにより、X線照射器7は、コンベヤ5によって搬送される物品GにX線を照射する。
X線ラインセンサ9は、ベルト5aの下方に位置するように、シールドボックス3内に配置されている。X線ラインセンサ9は、ベルト5aの幅方向に沿って一列に配置された複数の画素センサ9aを有している。これにより、X線ラインセンサ9は、コンベヤ5によって搬送される物品Gを透過したX線を検出する。このように、X線照射器7及びX線ラインセンサ9は、X線の透過性を利用して物品を検査するX線検査部として機能する。
モニタ11は、例えば液晶ディスプレイであり、処理画像等の各種情報を表示する。モニタ11は、タッチパネル機能を有しており、オペレータによる各種条件の入力などを受け付ける操作インターフェースとして機能する。例えば、モニタ11は、操作画面を表示し、X線照射開始、X線照査終了、コンベヤ5の駆動開始、コンベヤ5の駆動終了、検査閾値の設定などのオペレータ指示を受け付ける。
次に、遮蔽カーテン4及びコンベヤ5の配置及び構成について説明する。図3は、X線検査装置1の扉3cを省略した正面図である。図4は、図3に示すIV−IV線に沿った断面図である。図3,4に示されるように、シールドボックス3は、その内部に検査室T1を備えている。
検査室T1は、シールドボックス3の内部下方に画成された箱状の空間であり、図1に示された扉3cを開放することでアクセスすることができる。検査室T1は、扉3cと、シールドボックス3の両側部及び底部3dと、シールドボックス3の内部に設けられた仕切壁(第1仕切壁3e及び第2仕切壁3f)とによって画成される。第1仕切壁3eは、検査室T1の背部を構成する壁であり、扉3cに対向してシールドボックス3の底部3dに立設されている。第1仕切壁3eは、シールドボックス3の背部から離間して設けられている。これにより、第1仕切壁3eとシールドボックス3の背部との間に隙間が設けられている。第2仕切壁3fは、検査室T1の天井を構成する壁であり、第1仕切壁3eの上端とシールドボックス3の両側部とに連結されている。第1仕切壁3e及び第2仕切壁3fは非磁性体で形成されており、例えば、非磁性のステンレスで形成されている。なお、シールドボックス3の両側部及び底部3dと、シールドボックス3の内部に設けられた仕切壁は、一体的に形成されていてもよい。
シールドボックス3の内部かつ検査室T1の外部には、基板収容室T2が画成されている。つまり、基板収容室T2を画成する部分が筐体である。基板収容室T2は、上述した隙間を含む空間である。基板収容室T2には、X線照射器7やX線検査装置1の構成要素を制御する制御基板などが配置される。制御基板は、制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などによって構成されている。
遮蔽カーテン4は、検査室T1内に配置される。遮蔽カーテン4は、開口部3a側において、第2仕切壁3fに着脱可能に設けられている。つまり、遮蔽カーテン4は、検査室T1に対して着脱可能に設けられている。遮蔽カーテン4は、取り外し可能であれば固定方法に限定されない。例えば、遮蔽カーテン4は、ボルト及びナットによって第2仕切壁3fに固定されてもよいし、第2仕切壁3fに設けられたレールなどの案内部材にスライド可能に連結され取り付け位置で固定されてもよい。なお、図4では、遮蔽カーテン4の取り付け位置が図示されている。
X線検査装置1背面側の遮蔽カーテン4の端部には、第1磁石(第1検知部)12aが設けられている。遮蔽カーテン4の取り付け位置に対向する基板収容室T2には、第1磁石12aの位置を非接触で検知する第1磁気センサ12b(第2検知部)が設けられている。第1磁気センサ12bは、第1仕切壁3eに設けられている。遮蔽カーテン4が取り付け位置に配置されると、第1磁石12aの磁界は非磁性体である第1仕切壁3eを透過して第1磁気センサ12bに到達する。第1磁気センサ12bは、この磁界を検知することによって第1磁石12aの位置を検知する。つまり、第1磁気センサ12bの固定位置を基準とした第1磁石12aの相対位置が検知される。これより、第1磁気センサ12bは、遮蔽カーテン4が取り付け位置に収まったことを検知することができる。上述した第1磁気センサ12b及び第1磁石12aが遮蔽カーテン4の位置検知部12として機能する。
コンベヤ5は、少なくとも一部が検査室T1内に配置される。コンベヤ5は、シールドボックス3の底部3dに立設された支持部材6に着脱可能に設けられている。つまり、コンベヤ5は、検査室T1に対して着脱可能に設けられている。コンベヤ5は、取り外し可能であれば固定方法に限定されない。例えば、コンベヤ5は、ボルト及びナットによって支持部材6に固定されてもよいし、支持部材6に設けられたレールなどの案内部材にスライド可能に連結され所定位置で固定されてもよい。
X線検査装置1背面側のコンベヤ5の端部には、第2磁石(第1検知部)13aが設けられている。コンベヤ5の取り付け位置に対向する基板収容室T2には、第2磁石13aの位置を非接触で検知する第2磁気センサ13b(第2検知部)が設けられている。第2磁気センサ13bは、第1仕切壁3eに設けられている。コンベヤ5が取り付け位置に配置されると、第2磁石13aの磁界は非磁性体である第1仕切壁3eを透過して第2磁気センサ13bに到達する。第2磁気センサ13bは、この磁界を検知することによって第2磁石13aの位置を検知する。つまり、第2磁気センサ13bの固定位置を基準とした第2磁石13aの相対位置が検知される。これより、第2磁気センサ13bは、コンベヤ5が取り付け位置に収まったことを検知することができる。上述した第2磁気センサ13b及び第2磁石13aがコンベヤ5の位置検知部13として機能する。
第1磁石12a及び第2磁石13aは、ネオジム鉄ボロンなどの磁化された金属で形成されている。第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bは、ホール素子やコイルを用いたものを採用することができる。第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bは、上述した制御基板にハーネスなどで接続されている。
次に、第1検知部の保持構造について説明する。最初に、遮蔽カーテン4の第1磁石12aの保持構造について説明する。図5は、遮蔽カーテン4の第1磁石12aの保持構造を示す斜視図である。
図5に示されるように、遮蔽カーテン4は、並列する第1カーテン4a,第2カーテン4b及び第3カーテン4cを備えており、それらの上端部が一対のカーテン保持部材4dによって固定されている。一対のカーテン保持部材4dは、遮蔽カーテン4の長手方向(X線検査装置1の前後方向)の両端部にそれぞれ設けられている。一対のカーテン保持部材4dのうち、X線検査装置1背面側に設けられたカーテン保持部材4dには、第1磁石12aを収容する第1カバー部(カバー部材)4eが設けられている。第1カバー部4eは、ベルト5aに対向する第1磁石12aの下面を覆っている。また、第1カバー部4eは、第1磁気センサ12bに対向する第1磁石12aの側面以外の周囲を覆っている。第1カバー部4eが第1磁石12aの周囲を覆うことで、着脱作業時又は検査室内の清掃時において第1磁石12aが破損することを防止することができる。さらに、第1カバー部4eのX線検査装置1背面側が開放されていることにより、異物や液体が第1カバー部4eの内部に溜まることを防止することができるので、衛生を保つことができる。
次に、コンベヤ5の第2磁石13aの保持構造について説明する。図6は、コンベヤ5の第2磁石13aの保持構造を示す斜視図である。
図6に示されるように、コンベヤ5は、X線検査装置1前面側の側部に取手部5bが設けられており、X線検査装置1背面側の側部に第2カバー部5cが設けられている。第2カバー部5cは、ベルト5aに対向する第2磁石13aの側面を覆っている。また、第2カバー部5cは、第1磁気センサ12bに対向する第1磁石12aの側面以外の周囲を覆っている。第2カバー部5cが第2磁石13aの周囲を覆うことで、着脱作業時又は検査室内の清掃時において第2磁石13aが破損することを防止することができる。さらに、第2カバー部5cのX線検査装置1背面側が開放されていることにより、異物や液体が第2カバー部5cの内部に溜まることを防止することができるので、衛生を保つことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るX線検査装置1では、第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bが筐体内(基板収容室T2)に設けられているため、第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bに異物が付着することを回避することができるとともに、X線遮蔽物である遮蔽カーテン4及びコンベヤ5の着脱作業時又は検査室T1内の清掃作業時において、第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bが破損することを回避することができる。上述のとおり、第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bにはハーネスなどの検知信号を伝達する部材が接続されており、異物が付着しやすい。このため、第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bを検査室T1の外部に設けることは、衛生を保つ上で有効である。このように、検査室T1内の衛生を保つことができるとともに、第1磁気センサ12b及び第2磁気センサ13bの破損リスクを低減させることができる。
また、本実施形態に係るX線検査装置1は、第1磁石12a及び第2磁石13aを保護する第1カバー部4e及び第2カバー部5cを備えるため、第1磁石12a及び第2磁石13aに異物が直接付着することを回避することができるため、検査室T1内の衛生を保つことができるとともに、第1磁石12a及び第2磁石13aの破損リスクを低減させることができる。
次に、遮蔽カーテン4及び位置検知部120の取付構造について、より詳細に説明する。図7及び図8は、遮蔽カーテン4及び位置検知部120の取付構造を示す斜視図である。図9は、遮蔽カーテン4及び位置検知部120の取付構造の一部を示す断面図である。なお、図7及び図8では、第1カーテン4a,第2カーテン4b及び第3カーテン4cの図示が省略されている。
図7及び図8に示されるように、検査室T1内には、1つの遮蔽カーテン4に対して一対の支持部材31が配置されている。一対の支持部材31は、コンベヤ5による物品Gの搬送方向(以下、単に「搬送方向」という)において並設されており、1つの遮蔽カーテン4を支持している。各支持部材31は、第1仕切壁(仕切壁)3eに設けられており、X線検査装置1の前後方向(搬送方向に垂直な水平方向)に沿って、第1仕切壁3eから検査室T1内に延在している。なお、第1仕切壁3eは、上述したとおり、シールドボックス(筐体)3を構成する壁のうち検査室T1内と基板収容室T2内とを仕切る壁であって、検査室T1の背部を構成する壁である(図4参照)。
支持部材31は、円柱状を呈する棒状部材である。支持部材31における第1仕切壁3e側の端部31aには、テーパ部32が設けられている。テーパ部32は、第1仕切壁3eに近付くほど太くなる形状(例えば、円錐台状)を呈している。テーパ部32における第1仕切壁31e側の端部32aは、一定の外径を有している。
検査室T1内には、一対の支持部材31に対して1つの保持部材33が配置されている。各保持部材33は、検査室T1の天井を構成する第2仕切壁3f(図4参照)に取り付けられている。1つの保持部材33は、一対の支持部材31のそれぞれにおける第1仕切壁3e側とは反対側の端部31bを保持している。各保持部材33には、X線検査装置1前面側(すなわち、第1仕切壁3e側とは反対側)に開口する一対のスリット33aが形成されている。
遮蔽カーテン4は、一対のカーテン保持部材41,42と、複数の棒状部材43と、を有している。カーテン保持部材41は、X線検査装置1背面側(すなわち、第1仕切壁3e側)に配置されたカーテン保持部材4d(図5参照)に相当する。したがって、カーテン保持部材41には、第1磁石12aによって構成された第1検知部121が取り付けられている。カーテン保持部材41には、互いに外側に開口する一対の切欠き41aが形成されている。各切欠き41aは、各テーパ部32の端部32aに嵌まっている。
カーテン保持部材42は、X線検査装置1前面側に配置されたカーテン保持部材4d(図5参照)に相当する。カーテン保持部材42は、互いに外側に突出する一対の突縁部42aを有している。各突縁部42aは、X線検査装置1前面側から保持部材33の各スリット33aに嵌まっている。
複数の棒状部材43は、搬送方向において並設されている。各棒状部材43は、X線検査装置1の前後方向に沿って延在しており、一対のカーテン保持部材41,42間に掛け渡されている。複数の棒状部材43には、それぞれ、第1カーテン4a,第2カーテン4b及び第3カーテン4c(図5参照)が垂下されている。
遮蔽カーテン4を検査室T1に取り付ける際には、X線検査装置1前面側から一対の支持部材31に沿ってカーテン保持部材41をスライドさせる。そして、カーテン保持部材41の各切欠き41aをX線検査装置1前面側から各テーパ部32の端部32aに嵌めると共に、カーテン保持部材42の各突縁部42aをX線検査装置1前面側から保持部材33の各スリット33aに嵌める。遮蔽カーテン4を検査室T1から取り外す際には、一対の支持部材31に沿ってX線検査装置1前面側にカーテン保持部材41をスライドさせればよい。
図8及び図9に示されるように、基板収容室T2内において第1検知部121と対向する位置には、第1磁気センサ12b及びブラケット12cによって構成された第2検知部122が配置されている。第2検知部122は、第1磁気センサ12bがブラケット12cに取り付けられた状態でユニット化されている。ブラケット12cは、一対の脚部12dを有している。一対の脚部12dは、搬送方向において第1磁気センサ12bの両側に位置しており、第1仕切壁3eを介して一対のテーパ部32とそれぞれ対向している。
図9に示されるように、テーパ部32が嵌められた支持部材31の端部31aには、ねじ穴31cが形成されている。第1仕切壁3eには、ねじ穴31cに対応する挿通孔(孔)3gが形成されており、脚部12dには、ねじ穴31cに対応する挿通孔12eが形成されている。互いに対応するねじ穴31c、挿通孔3g及び挿通孔12eは、X線検査装置1の前後方向に沿って延在する同一の軸線L上に配置されている。
第1仕切壁3eを介して互いに対向する支持部材31と脚部12dとは、ボルト(固定部材)36によって互いに固定されている。ボルト36は、ワッシャ35を介して基板収容室T2側から挿通孔12e及び挿通孔3gに挿通され、ねじ穴31cに螺合されている。このように、第2検知部122と支持部材31とは、第1仕切壁3eに形成された挿通孔3gを介して、ボルト36によって互いに固定されている。
以上の遮蔽カーテン4及び位置検知部120の取付構造により、遮蔽カーテン4に設けられた第1検知部121に対して第2検知部122が精度良く位置決めされる。したがって、遮蔽カーテン4が検査室T1内の取り付け位置に納まっているか否かを精度良く検知することができる。また、第2検知部122の位置決め及び固定を容易に実施することができる。
また、第2検知部122と支持部材31とが、第1仕切壁3eに形成された挿通孔3gを介して、ボルト36によって互いに固定されている。これにより、第1仕切壁3eの所定位置に第2検知部122及び支持部材131を容易に固定することができる。
また、支持部材31における第1仕切壁3e側の端部31aに、第1仕切壁3eに近付くほど太くなる形状を呈するテーパ部32が設けられており、遮蔽カーテン4のカーテン保持部材41に、テーパ部32に嵌まる切欠き41aが形成されている。これにより、遮蔽カーテン4のがたつきが抑制される。したがって、遮蔽カーテン4が検査室T1内の取り付け位置に納まっているか否かが誤検知されるのを抑制することができる。
また、支持部材31が、円柱状を呈する棒状部材である。これにより、支持部材31を第1仕切壁3eに固定する際に、周方向における支持部材31の向きを無視することができる。また、ボルト36が螺合するねじ穴31cを支持部材31に容易に形成することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明は、近赤外線又はその他の電磁波を利用して得られた画像を用いて物品の検査を行う物品検査装置、カメラによって撮像された画像を用いて検査を行う物品検査装置、磁界を利用して検査を行う金属検出装置などにも適用することができる。
また、本発明は、物品Gに含まれる異物の有無を検査するものに限定されず、フィルム包装材等のパッケージ内に食品等の内容物を収容して出荷するような物品において、パッケージの封止部への内容物の噛み込み、パッケージ内での内容物の破損、パッケージ内への異物の混入等を検査するものであってもよい。
また、上述した実施形態において、第1仕切壁3e及び第2仕切壁3fが非磁性体で形成されている例を示したが、少なくとも第1仕切壁3eの一部(磁気センサ及び磁石が対向する箇所)が非磁性体で形成されていればよい。
また、上述した実施形態において、位置検知部として磁界を用いて磁石の位置を検知する磁気センサを例に示したが、位置検知部は他のセンサでもよい。例えば、位置検知部は、光又は電波を用いて位置を検知するセンサであってもよい。この場合、第2検知部として光又は電波の出力器を採用し、少なくとも第1仕切壁3eの一部(磁気センサ及び磁石が対向する箇所)が光又は電波に対して透過性を有する材料で形成され、第1検知部として光又は電波を反射する部材が採用されればよい。
また、上述した実施形態において、第1カバー部4e及び第2カバー部5cが第1磁石12a及び第2磁石13aの少なくとも1つの側面を除く周囲を覆う例を示したが、これに限定されない。例えば、第1磁石12a及び第2磁石13aの全てを覆う構成であってもよいし、少なくとも搬送路であるベルト5aに対向する面のみを覆う構成であってもよい。
また、上述した実施形態において、遮蔽カーテン4及びコンベヤ5の位置を検知する例を示したが、何れか一方のみの位置を検知する場合であってもよい。
また、上述した実施形態において、磁気センサが基板収容室T2に設けられ、磁石が遮蔽カーテン4及びコンベヤ5に設けられている例を示したが、磁石が基板収容室T2に設けられ、磁気センサが遮蔽カーテン4及びコンベヤ5に設けられていてもよい。
また、遮蔽カーテン4は、検査室T1の搬入口及び搬出口のそれぞれを塞ぐように、検査室T1の搬入口及び搬出口のそれぞれに設けられている必要はなく、検査室T1内の検査領域に対して検査室T1の搬入口側及び搬出口側にそれぞれ設けられていればよい。
また、一対の支持部材31が1つの遮蔽カーテン4を支持しているものに限定されず、1つ又は3つ以上の支持部材31が1つの遮蔽カーテン4を支持していてもよい。
また、テーパ部32は、支持部材31の端部31aと別体で設けられていてもよいし、或いは、支持部材31の端部31aと一体で設けられていてもよい。
1…X線検査装置、3…シールドボックス(筐体)、3e…第1仕切壁(仕切壁)、3g…挿通孔(孔)、4…遮蔽カーテン(X線遮蔽物)、4e…第1カバー部(カバー部材)、5…コンベヤ(X線遮蔽物、搬送部)、5c…第2カバー部(カバー部材)、7…X線照射器(X線発生部)、9…X線ラインセンサ、11…モニタ、12a…第1磁石(第1検知部)、12…位置検知部、12b…第1磁気センサ(第2検知部)、13…位置検知部、13a…第2磁石(第1検知部)、13b…第2磁気センサ(第2検知部)、31…支持部材、32…テーパ部、36…ボルト(固定部材)、41…カーテン保持部材、120…位置検知部、121…第1検知部、122…第2検知部、G…物品、T1…検査室。

Claims (9)

  1. X線を検査室へ照射するX線発生部が筐体内に配置されたX線検査装置であって、
    前記検査室に対して着脱可能なX線遮蔽物と、
    第1検知部及び第2検知部を有し、前記第1検知部と前記第2検知部との相対位置を検知する位置検知部と、を備え、
    前記第1検知部は、前記X線遮蔽物に設けられ、
    前記第2検知部は、前記筐体内に設けられた、X線検査装置。
  2. 前記X線遮蔽物は、少なくとも一部が前記検査室内に配置され、物品を搬送する搬送部である請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 前記X線遮蔽物は、前記検査室の搬入口側及び搬出口側にそれぞれ設けられた遮蔽カーテンである請求項1に記載のX線検査装置。
  4. 前記筐体は非磁性体で形成され、
    前記第1検知部は磁石であり、
    前記第2検知部は磁気センサである請求項1〜3の何れか一項に記載のX線検査装置。
  5. 前記第1検知部を保護するカバー部材を備える請求項1〜4の何れか一項に記載のX線検査装置。
  6. 前記筐体を構成する壁のうち前記検査室内と前記筐体内とを仕切る仕切壁に設けられ、前記検査室内において前記遮蔽カーテンを支持する支持部材をさらに備え、
    前記第2検知部は、前記仕切壁に形成された孔を介して前記支持部材に固定されている、請求項3に記載のX線検査装置。
  7. 前記仕切壁に形成された前記孔を介して前記第2検知部と前記支持部材とを互いに固定する固定部材をさらに備える、請求項6に記載のX線検査装置。
  8. 前記支持部材における前記仕切壁側の端部には、前記仕切壁に近付くほど太くなる形状を呈するテーパ部が設けられており、
    前記遮蔽カーテンのカーテン保持部材には、前記テーパ部に嵌まる切欠きが形成されている、請求項6又は7に記載のX線検査装置。
  9. 前記支持部材は、円柱状を呈する棒状部材である、請求項6〜8の何れか一項に記載のX線検査装置。
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