JP2017071013A - 工具収納方法、工具収納装置及び工具収納ワゴン - Google Patents

工具収納方法、工具収納装置及び工具収納ワゴン Download PDF

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Abstract

【課題】従来の壁掛け式の工具収納装置は、工具を落下させる危険があったので、工具を落下させる危険のない壁掛け式の工具収納装置を提供する。
【解決手段】パネルの係止孔に係止可能な係止爪を備えた工具保持具のほかに、同様な係止爪を備えた固定板を用い、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向けて、固定板と工具保持具の係止爪をパネルに係止し、その後工具保持具と固定板とを一体にする。
【選択図】図2

Description

この発明は、工具収納方法に関するものであり、また一般にツーリングと呼ばれる工具収納装置に関するものである。また、この発明は、工具収納装置の下部にキャスターを付設して、工具収納装置を移動自在とした工具収納ワゴンに関するものである。工具収納ワゴンは、一般にツーリングワゴンと呼ばれている。
工具収納装置は、機械工場などで、旋盤、フライス盤、ボール板などの工作機械に使用される種々の金属切削工具、いわゆるツールを、再使用に便利な状態で安全に収納するための装置である。
工具は、一般に図1の(a)に示したように、一端に金属を切削するための刃部Pを備え、他端に工作機械に取り付けるためのシャンク部Qを備え、刃部Pとシャンク部Qとの間に円板部Rを備えた構造にされている。工具円板部Rの外周には溝Wが付設されている。このうち、刃部Pは切削の目的に応じて形状と構造が大きく変わるから、工具は色々な形状を持つものとなる。
また、工具は刃部P以外の部分も色々な形状にされる。例えば、図1の(b)に示したように、刃部Pと円板部Rとの間にチャック部Sが付加されて、工具は高さの大きいものとなる。さらに、チャック部Sは、高さがさまざまで、図1の(c)に示したように高さの大きいものや、逆に小さいものがある。
一般に、工具は上記の各部が特殊鋼で作られて一体となったものである。従って、工具は重量が大きく、小形のものでも数キログラムの重量を持っている。そのため、取り扱いには大きな力が必要とされる。その上に、刃部Pは鋭利な刃先を持ち、刃先が固い他物に触れると損傷しやすく、刃先が損傷すると使用できなくなる。そのため、取り扱いには細心の注意を要する。
工具収納装置は、上述のように色々な形状の重量の大きい工具を、刃部Pを傷つけないように、また再使用に便利なように、容易に且つ効率よく収納できるものでなければならない。
工具収納装置としては色々な構造のものが提案されている。例えば、箱式、テーブル式、棚式、壁掛け式のものがある。そのうち、最も多いのは、棚式のものである。棚式のものは高さの揃った工具をまとめて1つの棚に収納するには便利であるが、高さの不揃いな工具を収納すると空きが多くなって、収納効率が悪くなる。壁掛け式のものは、この欠点を補ない高さの不揃いな工具を任意の場所に効率よく収納できるので便利である。ところが、壁掛け式の工具収納装置には満足なものがない。
特開平6−143159号公報は、壁掛け式の工具収納装置を記載している。この装置は、パネルに多数の係止部を設け、任意の係止部に物品保持具を係止させることができるとされるが、肝腎の係止機構については具体的な説明がない。しかし、図6ではパネル側に上方に向けて開口する係止溝1が記載されているところから判断すると、この係止機構は物品保持具がわに下方に向かう係止爪を設けて、係止爪を係止溝1内に挿入するだけだと考えられる。これでは、物品保持具に上向きの力が加えられると、物品保持具は容易にパネルから外れることになる。従って、この装置は工具を落下させる危険を孕んでいる。
登録実用新案第3062756号公報は、多数の係止孔を穿設したボードと、下向きフック状の係止爪を少なくとも2箇備えた取付金具とを用い、係止爪を係止孔に挿入して取付金具をボードに係止し、その後取付金具をボードにビス止めして、取付金具に工具を引掛けて収納する装置を記載している。しかし、ビスはねじ込んだ先が係止孔の縁に接触するだけだとされる。従って、取付金具はボードに強く固定されない。それゆえ、この装置も工具を落下させる危険を孕んでいる。
特開平6−143159号公報 登録実用新案第3062756号公報
上述のように、これまで提案された壁掛け式の工具収納装置は、工具を落下させる危険があって、安全に収納できるものではなかった。そこで、この発明は工具を落下させる危険がなく、安全に収納できる壁掛け式の工具収納装置を提供しようとするものである。
この発明者は、初めに、重量の大きい工具を壁掛け式で保管するには、工具保持具を上方に向かう係止爪と下方に向かう係止爪とによって、パネルに係止するのが有効であると考えた。しかし、1つの工具保持具に上向きの係止爪と下向きの係止爪とを設けたのでは、工具保持具をパネルに係止することができない。
そこで、この発明者は、工具保持具には上向きの係止爪だけを付設しておき、下向きの係止爪は別に用意した固定板によって提供することを考えた。すなわち、固定板には工具保持具に付設した同じ係止爪を付設しておき、固定板の係止爪を下向きにして、まず固定板をパネルに係止する。次いで、工具保持具を固定板に重ねて置き、工具保持具の上向きの係止爪をパネルの別の係止孔に挿入して、工具保持具をパネルに係止する。その後、工具保持具を押し上げて上向きの係止爪を上昇させて工具保持具と固定板とをビス止めして一体にする。このようにすると、組み立てられた装置では、工具保持具が上向きの係止爪と下向きの係止爪とによりパネルに固定された形になって、工具保持具は強固にパネルに固定され、従って工具を落下させる危険を無くすることができることを見出した。
また、この発明者は、工具保持具が工具を安定した形で保持するには、工具保持具に切欠を設け、切欠の縁辺が工具円板部の外周に設けられた溝W内に進入することにより、工具を保持するのが適していることを見出した。
この発明はこのような知見に基づいて完成されたものである。
この発明は、工具収納方法と工具収納装置とを含んでいる。
そのうちの工具収納方法は、多数の係止孔を穿設したパネルと、パネルの係止孔に係止可能な係止爪及び工具を収容する切欠を備えた工具保持具と、パネルの係止孔に係止可能な係止爪を備えた固定板とを用い、パネル上の任意の位置に固定板と工具保持具とをこの順序に重ねて置き、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向け、それぞれの係止爪を異なった係止孔に挿入して固定板と工具保持具とをパネルに係止し、その後工具保持具を固定板に固定して、両者を一体にして工具収納装置とし、工具保持具の切欠内に工具を収納することを特徴とするものである。
この発明に係る工具収納装置は、多数の係止孔を穿設したパネルと、パネルの係止孔に係止可能な係止爪及び工具を収容する切欠を備えた工具保持具と、パネルの係止孔に係止可能な係止爪を備えた固定板とからなり、パネル上の任意の位置に固定板と工具保持具とを重ねて置き、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向け、それぞれの係止爪をパネルの係止孔に挿入して固定板と工具保持具とをパネルに係止し、その後工具保持具と固定板とを一体にすることを特徴とするものである。
この発明に係る工具収納ワゴンは、上記の工具収納装置の下部にキャスターを付設して、工具収納装置を移動自在にしたものである。
この発明では、パネルと工具保持具のほかに固定板を用いるが、固定板には工具保持具と同様に、パネルの係止孔に係止可能な係止爪を付設したので、それぞれの係止爪を係止孔に挿入するだけで固定板と工具保持具とをパネルに容易に係止させることができる。
また、この発明では、パネルに多数の係止孔を穿設し、固定板と工具保持具に設けた係止爪はどの係止孔にも挿入できるようにしたので、パネル上の任意の位置に工具保持具と固定板とを係止させることができる。
また、この発明では、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向けてパネルに係止するので、固定板を工具保持具と重ねてパネルに係止させることができる。
この説明では、こうして固定板と工具保持具とを重ねた状態で、それぞれの係止爪を反対方向に向けて係止しているので、係止後に例えば、ビスをねじ込んで固定板と工具保持具とを容易に一体にすることができる。こうして一体にすると、工具保持具は反対方向に向く係止爪によりパネルに固定されることになる。従って、工具保持具は強固にパネルに固定されていることになる。その結果工具保持具は重量が大きい工具を安全に収納できることとなる。しかも、パネル上の任意の位置で工具を収納できることとなるから、その効果は大きい。
図1は、各種工具の側面図である。 図2は、この発明に係る工具収納ワゴンの組立前の状態を示す斜視図である。 図3は、組み立て状態を示すこの発明に係る他の工具収納装置の一部切欠斜視図である。 図4は、この発明で用いる工具保持具の分解斜視図である。 図5は、この発明に係る工具収納装置の一部切欠斜視図である。 図6は、工具が収納されたこの発明に係る工具収納装置の一部切欠正面図である。 図7は、工具が収納されたこの発明に係る工具収納装置の一部切欠側面図である。 図8は、工具が収納されたこの発明に係る工具収納装置の一部切欠正面図である。 図9は、別の工具保持具を係止したこの発明に係る工具収納装置の一部切欠斜視図である。 図10は、各種の工具を収納したこの発明に係る工具収納装置の一部切欠正面図である。
この発明を図面に示した実施の一例について説明すると、次のとおりである。
図2に示したツーリングワゴンは、パネル1を収容している装置本体Aと、工具保持具2と、固定板3とで構成されている。
装置本体Aは金属板を折曲して作られたコの字状の枠体Bの中にパネル1を収容しており、パネル1を立壁にしている。枠体Bは底板Cに固定され、支柱Dによって補強されて倒れないようにされている。底板Cの下面にはキャスターEが付設されて、本体Aは移動可能となっている。
パネル1は金属板、とくに鋼板で作られ、貫通する多数の係止孔11を備えている。係止孔11は、どのように配列されていてもよいが、好ましいのは、図2に示したように、等しい横長の長方形の係止孔が、縦及び横方向にそれぞれ直線状に並び、それぞれ等しい間隔をおいて配列されているものである。
工具保持具2は、金属板とくに鋼板を折曲して作られ、垂直片21と水平片22とがL字状に連なった形に一体とされている。垂直片21の先端の両側には外側へ折曲された折曲片211が付設され、折曲片211の先には上方へ向かう係止爪212が付設されている。また、垂直片21には開口窓213が穿設され、開口窓213の上端には下向きのL形鉤214が付設されている。
工具保持具2の水平片22は、工具を収容するための切欠221を備えている。図2では、切欠221は丸孔とされているが、切欠221の形状はこれに限らない。
固定板3は、金属板とくに鋼板で作られ、下端の両側に折曲片31を備え、折曲片31の先に下方へ向かう係止爪32を備えている。また、固定板3は工具保持具2の開口窓213に対応するところに上向きのL形鉤33を備え、L形鉤33は開口窓213から突出してL形鉤214と対向するようにされている。
上記の折曲片211と折曲片31とは、何れもパネル1の厚みよりも大きい幅を持ち、パネル1の厚みの10倍以下の幅を持っている。
図2に示したパネル1、工具保持具2及び固定板3は、次のように接続されて工具収納ワゴンを構成する。まず、固定板3の下向き係止爪32をパネル1の任意の係止孔11に挿入して、固定板3をパネル1に係止する。次いで、固定板3の上に工具保持具2の垂直片21を重ね、上向きの係止爪212を別の係止孔11へ挿入して工具保持具2をパネル1に係止させる。このとき、固定板3の上向きL形鉤33が工具保持具2の開口窓213から突出し、L形鉤214と向き合う。そこでL形鉤33とL形鉤214との間に楔4を通して工具保持具2を持ち上げると同時に固定板と一体にする。こうして工具収納ワゴンが完成される。
図3は別形状の固定板と工具保持具とを用いて、工具収納装置を組み立てる例を示している。
図3に示した固定板3は下端の両側に折曲片31を備え、折曲片31の先に下方へ向かう係止爪32を備えている。また、固定板3はねじ孔33を備えている。折曲片31は固定板をパネルに係止したとき、固定板がパネルに密接することを容易にするためのものである。
図3に示した工具保持具2は、垂直片21と水平片22とからなり、垂直片21の上端両側に折曲片211を備え、折曲片211の先に上向きの係止爪212を備えている。また、垂直片21はねじ孔213を備えている。水平片22は工具を収容するための切欠221を備えている。
図3ではまずパネル1に固定板3を係止する。それには固定板3の下向き係止爪32をパネル1の任意の係止孔11に挿入して、固定板3をパネル1に密着させる。次いで、工具保持具2の垂直片21を固定板3に重ね、工具保持具の上向き係止爪212をパネル1の別の係止孔11に挿入して、パネル1に係止する。このとき、工具保持具2がパネル1から離れて落下しそうであれば折曲片211の両端に小さな窪み2111を設けて、ここに係止孔の縦縁を嵌入させて落下を防ぐことができる。その後、工具保持具を持ち上げて折曲片211を係止孔11の上縁に密接させ、この状態で、ねじ230をねじ孔213から固定板3のねじ孔33へねじ込んで工具保持具2を固定板3と一体にする。こうして、工具収納装置が作られる。
図3に示した装置は、図2に示した装置と同様に、パネル1の係止孔11に、固定板3に付設した下向き係止爪32を挿入するとともに、工具保持具2に付設した上向き係止爪212を挿入して、固定板3と工具保持具2を係止する。
図3に示した固定板3と工具保持具2は、図2に示した固定板3と工具保持具2とは構造が異なっている。その点を以下に説明する。
まず、図3に示した工具保持具2は、水平片22が両側に垂下片222を備えている。垂下片222は、水平片22が工具の重量を受けて歪曲するのを防ぐ役目をしている。また、切欠221が水平片22の先端で開口しており、馬蹄形(言いかえるとU字状)となっている。さらに、切欠221の縁には馬蹄形の被覆体23が付設されている。
被覆体23は、合成樹脂例えばポリプロピレンで作られた馬蹄形の成形体である。被覆体23の外面には図4に示したように、馬蹄形に延びる溝2231が形成されている。溝2231は水平片22の切欠221の縁を嵌入させて、被覆体23を水平片22に固定している。
また、被覆体23は馬蹄形の内面に内側へ突出する断面山形の突条2232を備えている。突条2232は、工具円板部Rの外周に付設された溝W内へ嵌まり込むことができ、溝Wの内面に密接する形状とされる。
被覆体23は、溝2231内へ水平片22の切欠縁を嵌入させて工具保持具2に係止されたのち、止め具20を孔2233から水平片の孔223へ押し込むことによって、工具保持具2に固定される。
止め具20は図4に示したように、一端に膨出する頭201を備え、他端に弾性的に膨らむ係止部202を備えている。係止部2020は円筒状であるが、その円筒が軸方向の分割線によって分割され、断面が円弧状を呈する複数箇の係止片によって形成されている。そこで、止め具20は係止片をすぼめて孔2233へ押し込むことができ、押し込むと孔2233及び孔223内で膨らみ、固定の役目をする。なお、止め具20は、図3に示したねじ230の代わりに使用することができる。
図5は、パネル1に固定板3を係止し、固定板3の上に工具保持具2の垂直片21を重ねて工具保持具をパネル1に係止し、その後ビス230をねじ込んで工具収納装置とした状態を示している。工具収納装置は馬蹄形の被覆体223を備えているから、この中に工具円板部Rの溝Wを挿入することにより、工具を容易に且つ安全に収納することができる。
図6は、工具収納装置が刃部Pを上に向けて工具を収納した状態を示している。工具は円板部Rの溝W内に馬蹄形被覆体23の内側に形成された突条2232を嵌め込んで安定な状態で収納されている。
図7は、工具を収納したこの発明に係る工具収納装置の側面図である。図7では、固定板3は下向きの係止爪32をパネル1の係止孔11に挿入して係止されている。また、工具保持具2は垂直片21を固定板3に重ね、上向きの係止爪212を係止孔11′に挿入して係止されている。こうして係止したあとで、図4に示したように、垂直片21に設けた孔213から固定板3に設けた孔33へ止め具20を押し込んで、工具保持具2を固定板3と一体にしている。こうして工具保持具2は、逆向きの係止爪212と係止爪32によりパネルに固定されているから、パネルへの固定は強固である。
また、図7は、工具保持具2が工具を安定に収納するためには、収納された工具が軸を垂直に向けて収納されるよりも、頭を僅かにパネルがわへ傾けて収納されることが好ましいことを示している。具体的には、工具が軸を垂直からパネルがわへ角度10度までの範囲内で傾けているようにすることが好ましい。この状態を実現するためには工具保持具の被覆体23の上面が水平面に対して角度0〜10度の範囲内で開口がわで高くなるように傾斜することが好ましい。
この発明に係る工具収納装置では、被覆体の内面上に形成された馬蹄形に延びる突条を工具円板部Rの溝Wに嵌入させて工具を収納するところ、溝Wは上下に対称形になっているので、工具は刃部Pを上に向けて収納できるだけでなく、刃部Pを下に向けて収納することもできる。図8は、図6及び図7とは違って刃部Pを下に向けて収納できることを示している。
これまでは工具保持具として1箇の工具を収容するものだけを例に取って説明してきたが、この発明では2箇以上の工具をまとめて収容できる工具保持具を用いることもできる。図9は、2箇の工具を収容できる工具保持具の例を示している。2箇以上の工具を収容できる工具保持具が1箇の工具を収容する工具保持具と同様に使用できることは云うまでもない。
図10は、この発明に係る工具収納装置では工具をパネル上の希望するところに、刃部Pを上に向けても、逆に下に向けても容易に収納できることになる。図10はこのことを示しており、パネル1上の任意の位置に工具の刃部Pを上に向け又は下に向けて収納できる状態を示している。工具は、円板部Rを境にして、上の部分と下の部分とが高さを大きく変えることが多いので、刃部を上に向けても下に向けても収納できることは、収納装置の限られた空間を効率よく使用して収納できる点で、大きな利益を与える。従って、この発明は実用上の価値が大きい。
A 装置本体
B 枠体
C 底板
D 支柱
E キャスター
P 工具の刃部
Q 工具のシャンク部
R 工具の円板部
S 工具のチャック部
W 工具の円環状溝
1 パネル
2 工具保持具
3 固定板
4 楔
11 係止孔
20 止め具
21 垂直片
22 水平片
23 被覆体
222 垂下片
201 止め具20の頭
202 止め具20の係止部
211、31 折曲片
212、32 係止爪
213、33 ねじ孔
230 ねじ
221、231 切欠
2111 窪み
2231 被覆体23の溝
223、2233 孔

Claims (5)

  1. 多数の係止孔を穿設したパネルと、パネルの係止孔に係止可能な係止爪及び工具を収容する切欠を備えた工具保持具と、パネルの係止孔に係止可能な係止爪を備えた固定板とを用い、パネル上の任意の位置に固定板と工具保持具とをこの順序に重ねて置き、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向け、それぞれの係止爪を異なった係止孔に挿入して固定板と工具保持具とをパネルに係止し、その後工具保持具を固定板に固定して両者を一体にして工具収納装置とし、工具保持具の切欠内に工具を収納することを特徴とする工具収納方法。
  2. 多数の係止孔を穿設したパネルと、パネルの係止孔に係止可能な係止爪及び工具を収容する切欠を備えた工具保持具と、パネルの係止孔に係止可能な係止爪を備えた固定板とからなり、パネル上の任意の位置に固定板と工具保持具とを重ねて置き、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向け、それぞれの係止爪をパネルの係止孔に挿入して固定板と工具保持具とをパネルに係止し、その後工具保持具と固定板とを一体にすることを特徴とする工具収納装置。
  3. 多数の係止孔を穿設したパネルと、パネルの係止孔に係止可能な係止爪及び工具を収容する切欠を備えた工具保持具と、パネルの係止孔に係止可能な係止爪を備えた固定板とからなり、パネル上の任意の位置に固定板と工具保持具とを重ねて置き、固定板の係止爪を工具保持具の係止爪と反対方向に向け、それぞれの係止爪をパネルの係止孔に挿入して固定板と工具保持具とをパネルに係止し、その後工具保持具と固定板とを一体にして工具収納装置とし、この装置の下部にキャスターを付設したことを特徴とする、工具収納ワゴン。
  4. 前期工具保持具の切欠を先端で開口する馬蹄形とし、切欠の周縁に合成樹脂製の馬蹄形被覆物を付設し、被覆物は内面に内側へ突出する断面山形の突条を備えたものであることを特徴とする、請求項1に記載の工具収納方法又は請求項2に記載の工具収納装置又は請求項3に記載の工具収納ワゴン。
  5. 前期の工具を収納する切欠を備えた平面が、切欠の開口がわで高くなり、水平面に対して角度0〜10度の範囲内で傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の工具収納方法、又は請求項2に記載の工具収納装置又は請求項3又は4に記載の工具収納ワゴン。
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