JP2017070093A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリープモードからの復帰時に生じる虞のある過大な突入電流を防止することきる電気機器を提供する。
【解決手段】電源ユニット30は、スリープ信号のオンオフと出力電圧とに応じた制御電圧を生成する制御電圧生成回路(2次側フィードバック回路32)と、制御電圧に基づいて、スリープ信号がオフ時には、出力電圧Voを通常電圧に制御し、スリープ信号がオン時には、出力電圧Voを通常電圧よりも低いスリープ電圧に制御する制御回路(電源制御IC31、2次側フィードバック回路32、1次側フィードバック回路33)とを具備し、本体部20は、スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、制御電圧生成回路によって生成される制御電圧を調整することで、スリープ電圧よりも高く、通常電圧よりも低い、本体部20の機内温度に応じた中間電圧に出力電圧を制御する制御電圧調整回路23とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナー像を記録紙に熱定着させる定着装置を有するMFP等の電気機器に関する。
複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置といった電気機器1では、図4に示すように、本体部2に設けられたモーター等の負荷21に電力を供給する電源ユニット3を備えている。
電源ユニット3は、商用交流電源ACから供給された電力を直流電圧に変換するAC/DCコンバーターであり、図4を参照すると、整流回路DBと、平滑コンデンサC1、C2と、トランスTと、電源制御IC31と、整流ダイオードD1と、スイッチング素子Q1と、電流検出抵抗Rsとを備えている。
ダイオードがブリッジ構成された整流回路DBの交流入力端子ACL、ACNには商用交流電源ACが接続され、商用交流電源ACから入力された交流電圧が全波整流されて整流回路DBから出力される。整流回路DBの整流出力正極端子と整流出力負極端子との間には、平滑コンデンサC1が接続されている。また、整流回路DBの整流出力負極端子は接地端子に接続されている。これにより、商用交流電源ACを整流回路DBと平滑コンデンサC1とで整流平滑した直流電圧が得られる。
電源制御IC31は、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子Q1のオンオフ制御を行うための制御回路が内蔵されている。電源制御IC31は、スイッチング素子Q1のゲート端子に駆動信号を出力し、スイッチング素子Q1をオンオフ制御する。整流回路DBの整流出力正極端子がトランスTの一次巻線Pの一端部に接続され、トランスTの一次巻線Pの他端部がスイッチング素子Q1のドレイン端子に接続されていると共に、スイッチング素子Q1のソース端子が電流検出抵抗Rsを介して接地端子に接続されている。これにより、スイッチング素子Q1をオン/オフ制御することで、トランスTの一次巻線Pに与えられた電力が、トランスTの二次巻線Sに伝達される。また、電流検出抵抗Rsは、スイッチング素子Q1を流れる電流Idを電圧信号として検出する。電流検出抵抗Rsによって検出された電圧信号は電源制御IC31に入力され、電源制御IC31は、電流Idが過電流検出ポイントに到達すると、本体部2に供給する電力を制限する。
トランスTの二次巻線Sの両端子間には、整流ダイオードD1を介して平滑コンデンサC2が接続されている。トランスTの二次巻線Sに誘起される電圧は、整流ダイオードD1と平滑コンデンサC2により整流平滑される。そして、平滑コンデンサC2の端子間電圧が出力電圧Voとして電源出力端子T3a、T3bから出力され、コネクタ等で接続された本体部2の電源入力端子T2a、T2bを介して負荷21に供給される。
特開平6−308785号公報 特開2006−296159号公報 特開2014−154669号公報
複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置では、印字速度等の異なる複数のモデルが用意され、部品コストの削減のため、複数のモデルに対して共通の電源ユニット3が用いられている。この場合、複数のモデル間では負荷21が大きく異なるため、図5(a)、(b)に示すように、モデルによってスイッチング素子Q1を流れる電流Idも異なる(負荷がモデルA<モデルBの場合、電流IdもモデルA<モデルB)。また、同一モデルでも、低温環境下においては、駆動トルクが増えることで、負荷21が大きくなり、図5(b)、(c)に示すように、本体部2の温度によってスイッチング素子Q1を流れる電流Idも異なる(低温>高温)。従って、共通の電源ユニット3を用いる場合には、過電流検出ポイントを、図6に示すように、一番高い条件に合わせて設定する必要がある。
また、電源ユニット3は省エネ等を考慮し、軽負荷時には出力電圧Voを通常電圧(例えば24V)からスリープ電圧(例えば13V)に下げるスリープモードが設けられている。スリープモードからの復帰時には、出力電圧がスリープ電圧から通常電圧に戻り駆動を開始するが、装置が低温環境下にある場合、モータートルクが増える等の影響により、電流が増加し突入電流が増加してしまう。この突入電流が大きいと遮断回路等の本体使用素子の寿命低下を引き起こすという問題点があった。
なお、特許文献1には、待機状態,動作状態,動作開始時の負荷電流に適した過電流検出ポイントを設定する技術が、特許文献2及び3には、スイッチング素子の温度特性に応じて過電流検出条件を変更する技術がそれぞれ開示されているが、上記問題点を解決するものではない。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、スリープモードからの復帰時に生じる虞のある過大な突入電流を防止することきる電気機器を提供することにある。
本発明の電気機器は、スイッチング素子のオンオフ制御によって出力電圧を生成する電源ユニットと、該電源ユニットから供給された出力電圧によって動作する本体部とを有する電気機器であって、前記電源ユニットは、前記本体部から入力されるスリープ信号のオンオフと前記出力電圧とに応じた制御電圧を生成する制御電圧生成回路と、前記制御電圧生成回路によって生成される前記制御電圧に基づいて、前記スリープ信号がオフ時には、前記出力電圧を通常電圧に制御し、前記スリープ信号がオン時には、前記出力電圧を前記通常電圧よりも低いスリープ電圧に制御する制御回路と、前記制御電圧生成回路によって生成される前記制御電圧の調整を受け付けるユニット側制御電圧調整端子とを具備し、前記本体部は、前記ユニット側制御電圧調整端子に接続される本体側制御電圧調整端子と、前記スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、前記本体側制御電圧調整端子及び前記ユニット側制御電圧調整端子を介して、前記制御電圧生成回路によって生成される前記制御電圧を調整することで、前記スリープ電圧よりも高く、前記通常電圧よりも低い、前記本体部の機内温度に応じた中間電圧に前記出力電圧を制御する制御電圧調整回路とを具備することを特徴とする。
さらに、本発明の電気機器において、前記本体部の前記制御電圧調整回路は、前記本体部の機内温度が低いほど、低い前記中間電圧に前記出力電圧を制御しても良い。
さらに、本発明の電気機器において、前記電源ユニットの制御電圧生成回路は、前記出力電圧を分圧して前記制御電圧を生成し、前記本体部の前記制御電圧調整回路は、前記本体側制御電圧調整端子に接続されたサーミスタによって前記制御電圧生成回路による前記出力電圧の分圧比を調整しても良い。
さらに、本発明の電気機器において、前記本体部の前記制御電圧調整回路は、前記スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、予め設定された調整期間、前記中間電圧に前記出力電圧を制御しても良い。
本発明によれば、スリープモードからの復帰時に、過大な突入電流を防止することができ、遮断回路等の本体使用素子の寿命を延ばすことができるという効果を奏する。
本発明に係る電気機器の実施の形態の構成を示す図である。 本発明に係る電気機器の実施の形態における過電流ポイントとスイッチング素子を流れる電流との関係を示すグラフである。 図1に示す制御電圧調整回路による制御電圧の調整によって制御される中間電圧を示すグラフである。 従来の電気機器の構成を示す図である。 スイッチング素子を流れる電流を異なるモデル及び異なる温度で比較したグラフである。 従来の電気機器における過電流ポイントとスイッチング素子を流れる電流との関係を示すグラフである。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
本実施の形態の電気機器10は、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置であり、図1を参照すると、画像形成を行うための各種の構成を備えた本体部20と、本体部20に設けられたモーター等の負荷21に電力を供給する電源ユニット30とを備えている。
電源ユニット30は、商用交流電源ACから供給された電力を直流電圧に変換するAC/DCコンバーターであり、図4を参照すると、整流回路DBと、平滑コンデンサC1、C2と、トランスTと、電源制御IC31と、整流ダイオードD1と、スイッチング素子Q1とを備えている。
ダイオードがブリッジ構成された整流回路DBの交流入力端子ACL、ACNには商用交流電源ACが接続され、商用交流電源ACから入力された交流電圧が全波整流されて整流回路DBから出力される。整流回路DBの整流出力正極端子と整流出力負極端子との間には、平滑コンデンサC1が接続されている。また、整流回路DBの整流出力負極端子は接地端子に接続されている。これにより、商用交流電源ACを整流回路DBと平滑コンデンサC1とで整流平滑した直流電圧が得られる。
電源制御IC31は、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子Q1のオンオフ制御を行うための制御回路が内蔵されている。電源制御IC31は、スイッチング素子Q1のゲート端子に駆動信号を出力し、スイッチング素子Q1をオンオフ制御する。整流回路DBの整流出力正極端子がトランスTの一次巻線Pの一端部に接続され、トランスTの一次巻線Pの他端部がスイッチング素子Q1のドレイン端子に接続されていると共に、スイッチング素子Q1のソース端子が電流出力端子T3cに接続されている。
電源ユニット30の電流出力端子T3cは、コネクタ等によって本体部20の電流入力端子T2cに接続されている。これにより、スイッチング素子Q1を流れる電流Idは、電源ユニット30の電流出力端子T3cから出力され、本体部20の電流入力端子T2cから入力される。本体部20において、電流入力端子T2cは、サーミスタTH1と、電流検出抵抗Rsとからなる並列回路を介して接地端子に接続されている。本体部20に備えられたサーミスタTH1と、電流検出抵抗Rsとからなる並列回路は、過電流検出回路22として機能する。
スイッチング素子Q1をオンオフ制御することで、トランスTの一次巻線Pに与えられた電力が、トランスTの二次巻線Sに伝達される。また、過電流検出回路22は、スイッチング素子Q1を流れる電流Id、すなわち電流入力端子T2cから入力される電流Idを電圧信号として検出する。過電流検出回路22によって検出された電圧信号は、電流入力端子T2c及び電流出力端子T3cを介して電源制御IC31に入力され、電源制御IC31は、電流Idが過電流検出ポイントに到達すると、本体部20に供給する電力を制限する。
トランスTの二次巻線Sの両端子間には、整流ダイオードD1を介して平滑コンデンサC2が接続されている。トランスTの二次巻線Sに誘起される電圧は、整流ダイオードD1と平滑コンデンサC2により整流平滑される。そして、平滑コンデンサC2の端子間電圧が出力電圧Voとして電源出力端子T3a、T3bから出力され、コネクタ等で接続された本体部20の電源入力端子T2a、T2bを介して負荷21に供給される。
同一温度化では、過電流検出回路22の抵抗、すなわち並列に接続されたサーミスタTH1と電流検出抵抗Rsとの合成抵抗は、負荷21の小さいモデルの方が、負荷21の大きいモデルに比べて、大きくなるように設定されている。従って、過電流検出回路22によって検出される電圧信号は、スイッチング素子Q1を流れる電流Idが同じであっても、負荷21の小さいモデルAの方が、負荷21の大きいモデルBに比べて、大きくなる。これにより、電圧信号と比較する過電流検出ポイントが一定である場合、図2に示すように、負荷21の小さいモデルAの過電流検出ポイントの方が、負荷21の大きいモデルBの過電流検出ポイントに比べて、見かけ上小さくなる。すなわち、モデルの違いによる負荷変動と連動して、過電流検出ポイントが見かけ上変動するので、負荷21の小さいモデルであっても、部分短絡等の状態を確実に検出でき、より安全に使用できる。
また、サーミスタTH1は、温度が高くなるほど抵抗値が大きくなる正の温度特性をもつPTC(Positive Temperature Coefficient)が用いられている。従って、過電流検出回路22によって検出される電圧信号は、スイッチング素子Q1を流れる電流Idが同じであっても、高温の方が、低温に比べて、大きくなる。これにより、電圧信号と比較する過電流検出ポイントが一定である場合、図2に示すように、高温の過電流検出ポイントの方が、低温の過電流検出ポイントに比べて、見かけ上小さくなる。すなわち、温度の違いによる負荷変動と連動して、過電流検出ポイントが見かけ上変動するので、温度が高く負荷21が小さくなっても、部分短絡等の状態を確実に検出でき、より安全に使用できる。
出力電圧Vo(平滑コンデンサC2の両端電圧)は、抵抗R1〜R6、PNPトランジスタQ2、シャントレギュレータZ、コンデンサC3、フォトカプラPCを構成する発光ダイオードPCDからなる2次側フィードバック回路32と、フォトカプラPCを構成する受光トランジスタPCTR、抵抗R7からなる1次側フィードバック回路33とにより誤差信号として電源制御IC31にフィードバックされる。
平滑コンデンサC2の両端子間、すなわち電源ラインとGNDラインとの間には、抵抗R1、発光ダイオードPCD及びシャントレギュレータZが直列に接続されている。抵抗R1は、発光ダイオードPCDとシャントレギュレータZに流れる電流を制限する電流制限抵抗である。また、電源ラインとGNDラインとの間には、分圧用の抵抗R2及び抵抗R3が直列に接続され、抵抗R2と抵抗R3の接続点AはシャントレギュレータZの制御端子に接続されている。さらに、抵抗R2と並列に、抵抗R4、PNPトランジスタQ2及び抵抗R5からなる直列回路が接続されている。PNPトランジスタQ2のベースは、スリープ信号入力端子T3dに接続され、スリープ信号入力端子T3dは、コネクタ等によって本体部20のスリープ信号出力端子T2dに接続されている。これにより、本体部20から出力されるスリープ信号のオンオフに応じてPNPトランジスタQ2がオンオフ制御される。スリープ信号は、出力電圧Voを、通常電圧と、通常電圧よりも低いスリープ電圧とのいずれかに切り換える電圧切り換え信号である。出力電圧Voを通常電圧に切り換える場合、スリープ信号はオフで、PNPトランジスタQ2はオフされ、接続点Aの電圧は、抵抗R2と抵抗R3とで出力電圧Voを分圧した値となる。出力電圧Voをスリープ電、圧に切り換える場合、スリープ信号はオンで、PNPトランジスタQ2はオンされ、接続点Aの電圧は、並列に接続された抵抗R2と抵抗R4及びR5との合成抵抗と、抵抗R3とで出力電圧Voを分圧した値となる。なお、接続点AとシャントレギュレータZ1のカソードとの間に接続されたコンデンサC3及び抵抗R6は、シャントレギュレータZに対する負帰還回路である。
接続点Aの電圧は、制御電圧としてシャントレギュレータZの制御端子に入力される。すなわち、2次側フィードバック回路32は、シャントレギュレータZによって制御される制御電圧を生成する制御電圧生成回路として機能する。シャントレギュレータZは、入力された制御電圧と内部基準電圧とを比較し、その誤差電圧に応じた電流を発光ダイオードPCDに流し、この電流が誤差信号として発光ダイオードPCDから受光トランジスタPCTRに出力される。受光トランジスタPCTRのコレクタ端子は抵抗R7を介して電源制御IC31のフィードバック端子に接続され、受光トランジスタPCTRのエミッタ端子は接地端子に接続されている。受光トランジスタPCTRでは、発光ダイオードPCDからの誤差信号が受光されると、受光された誤差信号に応じた電流が流れ、誤差信号が電源制御IC31に伝達される。これにより、電源制御IC31は、誤差信号に応じたパルス幅のPWM信号を生成することで、スイッチング素子Q1をPWM制御し、出力電圧Voを通常電圧もしくはスリープ電圧に保つ。
接続点Aは、ユニット側制御電圧調整端子T3eと、ユニット側制御電圧調整端子T3eにコネクタ等によって接続された本体側制御電圧調整端子T2eとを介して、本体部20の制御電圧調整回路23に接続されている。制御電圧調整回路23は、スリープ電圧から通常電圧への切り換え時の予め設定された期間、スリープ電圧よりも高く、通常電圧よりも低い、本体機内温度に応じた中間電圧Vaに出力電圧Voを制御する回路である。
制御電圧調整回路23は、サーミスタTH2と、ワンショット回路24と、スイッチ25とを備えている。電源入力端子T2a、すなわち電源ラインと、サーミスタTH2とスイッチ25とが直列に接続されている。ワンショット回路24は、スリープ信号がオンからオフに切り換わるタイミングで、予め設定された幅の1ショットパルス信号を出力し、スイッチ25は、ワンショット回路24から1ショットパルス信号が出力されている調整期間T1の間、オンする。
従って、スリープ信号がオンからオフに切り換わると、PNPトランジスタQ2はオフされると共に、スイッチ25がオンされるため、接続点Aの電圧は、並列に接続された抵抗R2とサーミスタTH2との合成抵抗と、抵抗R3とで分圧した値となる。サーミスタTH2は、本体部20の本体機内温度を測定する本体機内温度測定手段であり、温度が高くなるほど抵抗値が大きくなる正の温度特性をもつPTC(Positive Temperature Coefficient)が用いられる。また、サーミスタTH2の抵抗値、想定される最も低い温度でも、直列に接続された抵抗4及び抵抗R5の合成抵抗よりも、大きい値に設定されている。
このため、図3に示すように、スリープ電圧から通常電圧への切り換えのため、時刻t1でスリープ信号がオフされると、出力電圧Voは、スリープ電圧よりも高く、通常電圧よりも低い、本体機内温度に応じた中間電圧Vaに制御される。このように、スリープ信号のオフ時には、出力電圧Voは、スリープ電圧から本体機内温度に応じた中間電圧Vaに上昇する。この中間電圧Vaは、本体機内温度が低くなるほど、すなわち、負荷21が大きくなって負荷21に流れる電流が大きく増加すると想定されるほど、低い値となる。従って、負荷変動による突入電流の増加を効率的に防止することができ、遮断回路等の本体使用素子の寿命を延ばすことができる。
そして、スイッチ25がオンされている調整期間T1において、負荷21の駆動によって本体機内温度が上昇すると、サーミスタTH2の抵抗値が大きくなるため、本体機内温度の上昇に伴って中間電圧Vaも上昇する。すなわち、本体部20の機内温度が高くなり、負荷21が小さくなって負荷21に流れる電流が小さくなるのに伴って、中間電圧Vaを上昇させる。これにより、中間電圧Vaから通常電圧への切り換えをスムーズに行うことができる。
調整期間T1が経過してスイッチ25がオフされると、接続点Aの電圧は、抵抗R2と抵抗R3とで出力電圧Voを分圧した値となり、出力電圧Voは通常電圧に保たれる。
以上説明したように本実施の形態は、スイッチング素子Q1のオンオフ制御によって出力電圧Voを生成する電源ユニット30と、電源ユニット30から供給された出力電圧Voによって動作する本体部20とを有する電気機器10であって、電源ユニット30は、本体部20から入力されるスリープ信号のオンオフと出力電圧Voとに応じた制御電圧を生成する制御電圧生成回路(2次側フィードバック回路32)と、制御電圧生成回路によって生成される制御電圧に基づいて、スリープ信号がオフ時には、出力電圧Voを通常電圧に制御し、スリープ信号がオン時には、出力電圧Voを通常電圧よりも低いスリープ電圧に制御する制御回路(電源制御IC31、2次側フィードバック回路32、1次側フィードバック回路33)と、制御電圧生成回路によって生成される制御電圧の調整を受け付けるユニット側制御電圧調整端子T3eとを具備し、本体部20は、ユニット側制御電圧調整端子T3eに接続される本体側制御電圧調整端子T2eと、スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、本体側制御電圧調整端子T2e及びユニット側制御電圧調整端子T3eを介して、制御電圧生成回路によって生成される制御電圧を調整することで、スリープ電圧よりも高く、通常電圧よりも低い、本体部20の機内温度に応じた中間電圧Vaに出力電圧Voを制御する制御電圧調整回路23とを備えている。
この構成により、スリープモードからの復帰時に、過大な突入電流を防止することができ、遮断回路等の本体使用素子の寿命を延ばすことができる。また、本体部20の制御電圧調整回路23によって制御電圧を調整することで、中間電圧Vaに出力電圧Voを制御しているため、本体部20側でモデル毎の適した中間電圧Vaを設定することができ、電源ユニット30を共通化することができる。
さらに、本実施の形態において、本体部20の制御電圧調整回路23は、本体部20の機内温度が低いほど、低い中間電圧Vaに出力電圧Voを制御する。
この構成により、中間電圧Vaは、本体機内温度が低くなるほど、すなわち、負荷21が大きくなって負荷21に流れる電流が大きく増加すると想定されるほど、低い値となる。従って、負荷変動による突入電流の増加を効率的に防止することができ、遮断回路等の本体使用素子の寿命を延ばすことができる。
さらに、本実施の形態において、電源ユニット30の制御電圧生成回路は、出力電圧Voを分圧して制御電圧を生成し、本体部20の制御電圧調整回路23は、本体側制御電圧調整端子T2eに接続されたサーミスタTH2によって制御電圧生成回路による出力電圧Voの分圧比を調整する。
この構成により、サーミスタTH2によって、本体部20の機内温度に応じた中間電圧Vaを簡単に制御することができる。
さらに、本実施の形態において、本体部20の制御電圧調整回路23は、スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、予め設定された調整期間T1、中間電圧に出力電圧Voを制御する。
この構成により、調整期間T1に本体部20の機内温度が高くなり、負荷21が小さくなって負荷21に流れる電流が小さくなるのに伴って、中間電圧Vaが上昇する。これにより、中間電圧Vaから通常電圧への切り換えをスムーズに行うことができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
1、10 電気機器
2、20 本体部
3、30 電源ユニット
21 負荷
22 過電流検出回路
23 制御電圧調整回路
24 ワンショット回路
25 スイッチ
31 電源制御IC
32 2次側フィードバック回路
33 1次側フィードバック回路
AC 商用交流電源
C1、C2 平滑コンデンサ
C3 コンデンサ
D1 整流ダイオード
DB 整流回路
PCD 発光ダイオード
PCTR 受光トランジスタ
Q1 スイッチング素子
Q2 PNPトランジスタ
Rs 電流検出抵抗
R1〜R7 抵抗
T トランス
T2a、T2b 電源入力端子
T2c 電流入力端子
T2d スリープ信号出力端子
T2e 本体側制御電圧調整端子
T3a、T3b 電源出力端子
T3c 電流出力端子
T3d スリープ信号入力端子
T3e ユニット側制御電圧調整端子
TH1、TH2 サーミスタ
Z シャントレギュレータ

Claims (4)

  1. スイッチング素子のオンオフ制御によって出力電圧を生成する電源ユニットと、該電源ユニットから供給された出力電圧によって動作する本体部とを有する電気機器であって、
    前記電源ユニットは、
    前記本体部から入力されるスリープ信号のオンオフと前記出力電圧とに応じた制御電圧を生成する制御電圧生成回路と、
    前記制御電圧生成回路によって生成される前記制御電圧に基づいて、前記スリープ信号がオフ時には、前記出力電圧を通常電圧に制御し、前記スリープ信号がオン時には、前記出力電圧を前記通常電圧よりも低いスリープ電圧に制御する制御回路と、
    前記制御電圧生成回路によって生成される前記制御電圧の調整を受け付けるユニット側制御電圧調整端子とを具備し、
    前記本体部は、
    前記ユニット側制御電圧調整端子に接続される本体側制御電圧調整端子と、
    前記スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、前記本体側制御電圧調整端子及び前記ユニット側制御電圧調整端子を介して、前記制御電圧生成回路によって生成される前記制御電圧を調整することで、前記スリープ電圧よりも高く、前記通常電圧よりも低い、前記本体部の機内温度に応じた中間電圧に前記出力電圧を制御する制御電圧調整回路とを具備することを特徴とする電気機器。
  2. 前記本体部の前記制御電圧調整回路は、前記本体部の機内温度が低いほど、低い前記中間電圧に前記出力電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 前記電源ユニットの制御電圧生成回路は、前記出力電圧を分圧して前記制御電圧を生成し、
    前記本体部の前記制御電圧調整回路は、前記本体側制御電圧調整端子に接続されたサーミスタによって前記制御電圧生成回路による前記出力電圧の分圧比を調整することを特徴とする請求項1又は2記載の電気機器。
  4. 前記本体部の前記制御電圧調整回路は、前記スリープ信号がオンからオフに切り換えられると、予め設定された調整期間、前記中間電圧に前記出力電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気機器。
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