JP2017069386A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板処理装置は厚みや湾曲状態が通常と異なる特殊形状の基板を搬送する必要があるが、従来のマッピング技術ではこのような特殊形状の基板を安全に搬送することができなかった。【解決手段】カメラ11はカセットC内の基板を撮像し、基板の形状、保持位置などを取得する。判定部52は、撮像データから取得された基板形状および保持位置と、記憶部60に格納されている基準配置位置データ61、基準基板形状データ62などと比較することにより、対象基板WがカセットC内の基準位置に保持されているか否か、特殊形状の基板かどうかの判定を行う。対象基板が単に基準位置からずれている場合にはインデクサロボットIR用のティーチングデータのみを補正し、対象基板が特殊形状の基板である場合にはインデクサロボットIRとセンタロボットCR両方のティーチングデータを補正する。【選択図】図4

Description

発明は、基板に対する処理液を用いた処理を実行する基板処理装置および基板搬送方法に関する。基板処理装置および基板搬送方法で処理の対象となる基板には、たとえば、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハなどの基板に対して基板洗浄等の処理を施す基板処理装置が用いられる。基板処理装置は、基板を処理する処理ユニットと、基板が格納されたカセットを載置するカセット載置部と、前記カセットと前記処理ユニットとの間で基板を搬送する基板搬送機構とを備えている。
カセットは、略直方体の筐体と、前記筐体に形成された開口、前記開口を着脱可能に閉鎖する蓋部材とを有している。基板処理装置はカセット載置部に載置されたカセットの蓋部材を開閉する蓋開閉機構をさらに備えている。基板処理装置の前記基板搬送機構は、蓋部材が取り外されたカセットの内部から基板を1枚ずつ取り出して処理ユニットまで搬送するとともに、処理ユニットで処理された処理済の基板をカセットまで返送する。
基板搬送機構はカセット内の複数の基板の保持位置を光学センサにより検出するマッピング機構を備えている(特許文献1参照)。カセットの中で基板が傾いて保持されていたり、複数の基板が重なって保持されていることがある。この状態で、基板搬送機構のハンドがカセットに進入するとハンドが基板と干渉して基板を破損する。そこで、マッピング機構がカセット内の基板の保持位置を事前に確認することにより、ハンドと基板との干渉を回避するようにしている。
特開2012−235058号公報
近年、基板搬送装置では、特殊形状の基板が使用されることがある。特殊形状の基板を搬送する際には、基板搬送機構は通常の基板とは異なる軌跡を以て基板を搬送する必要がある。すなわち、特殊形状の基板については通常とは異なるティーチングデータを用いる必要がある。前述の先行文献にはカセット内での基板保持位置を考慮してインデクサロボット用のティーチングデータを補正する技術は開示されているが、特殊形状の基板に関してどのような搬送制御を行うと基板搬送装置内で安全に基板を搬送できるかについて何ら考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、特殊形状の基板であっても基板処理装置内で安全に基板をすることが可能な基板搬送技術を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板を保持するカセットと、前記基板を処理する処理ユニットと、前記カセットから搬出された前記基板を前記処理ユニットに搬入する基板搬送機構と、を備えた基板処理装置において、前記カセットに保持された前記基板の形状を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された基板の形状に基づいて、前記基板搬送機構が前記処理ユニットに前記基板を搬送する際の搬送軌跡を補正する補正手段と、を備えた基板処理装置である。
請求項2の発明は、前記カセットに保持された基板を撮像する撮像手段をさらに有し、前記判定手段は前記撮像手段により撮像された基板の撮像画像に基づいて前記基板の形状を判定する、請求項1に記載の基板処理装置である。
請求項3の発明は、前記カセットは、前記カセット内部において前記基板を基準位置に保持する基板保持手段を有し、前記判定手段は、前記基板の撮像画像に基づいて、前記基板が前記基準位置に保持されているか否かを判定する、請求項2に記載の基板処理装置である。
請求項4の発明は、前記基板搬送機構は、前記カセットから基板を搬出するインデクサロボットと前記カセットから搬出された基板を前記処理ユニットに搬入するセンタロボットとを含み、各ロボットが前記カセット内の基準位置に配置された基準形状の基板を搬送する際に適用される基準ティーチングデータを記憶する記憶部をさらに有し、前記判定手段によって前記基準形状を有する基板が前記基準位置に保持されていると判定された場合には、前記補正手段は、前記インデクサロボット用の基準ティーチングデータを補正するが、前記センタロボット用の基準ティーチングデータは補正せず、前記判定手段によって前記基準形状とは異なる形状の基板が前記カセット内に保持されていると判定された場合には、前記補正手段は、前記インデクサロボット用の基準ティーチングデータと前記センタロボット用の基準ティーチングデータとを補正する、請求項3に記載の基板処理装置である。
各請求項に記載の発明によれば、対象基板の形状に拘わらず基板を安全に処理ユニットに搬送することができる。このため、基板処理装置の基板搬送性能を向上させることが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置1の構成を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る基板処理装置1の側面図である。 カセットCの正面図である。 基板処理装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。 基板搬送制御を説明するためのフローチャートである。 撮像画像Imの一例である。 撮像画像Imの一例である。 撮像画像Imの一例である。 撮像画像Imの一例である。 撮像画像Imの一例である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1を図1および図2を用いて説明する。図1は基板処理装置1の平面図である。図2は基板処理装置1の内部側面図である。
この基板処理装置1は、基板の一例としての半導体ウエハW(以下、単に「基板W」という。)を1枚ずつ処理する枚葉型の装置である。基板処理装置1は、概略、複数枚のウエハWが格納されたカセットCを載置する複数のカセット載置台2、カセット載置台2に載置されたカセットCとの間で基板Wの搬出および搬入を行うインデクサロボットIRが配置されたインデクサエリア3、基板Wに対して洗浄処理・乾燥処理等の処理を行う複数の処理ユニット4および処理ユニット4に向けて基板Wを搬送するセンタロボットCRが配置された処理エリア5、並びに、インデクサエリア4と処理エリア5との間で基板Wの受渡しを行う受渡しエリア6を備えている。
図3はカセットCの正面図である。カセットCは正面に開口C1が形成された筐体C2と、筐体C2の内部で基板Wの周縁部を基板Wの下面から支持する支持部C3と、開口C1を閉塞する図示しない蓋部材C4とを有している。上下に隣接する支持部C3同士の間隔は均一な距離C5とされているため、複数(ここでは4枚)の基板Wは筐体C2の内部において等間隔C5で支持される。なお、図2では最大4枚の基板Wを格納するカセットCが例示されているが、カセットCに格納する基板Wの枚数は4枚に限らず、例えば25枚であってもよい。複数の基板Wの上下方向の位置は支持部C3により規定される。各基板Wが支持部C3に正常に載置されたときの各基板Wの上下位置を標準高さh1〜h4とする。
図2に示すように、インデクサエリア3の基板載置台2に対向する側の隔壁7には開口8が形成されており、カセットC内の基板Wはこの開口8からインデクサエリア3に搬入される。開口8は通常はインデクサエリア3の内側から閉止部材9により閉止されている。閉止部材9は開閉部材10により隔壁7から離隔する方向(+X方向)および隔壁7に接近する方向(−X方向)に進退可能とされている。開口8を開放する際にはまずカセットCを隔壁7に密接させる。その上で、カセットCの蓋部材C4を閉止部材9に固着する。次に、開閉部材10は閉止部材9を+X方向に移動し、最後に図2に示す位置から下方向に移動する。なお、閉止部材9の上面には、後述する撮像工程を実行するためのカメラ11が取り付けられている。カメラ11は閉止部材9が下方向に移動する際にカセットCの内部を撮影し、カセットC内部における各基板Wの保持位置および各基板Wの形状を取得する。
インデクサエリア4にはインデクサロボットIRが配置されている。インデクサロボットIRは、基板Wを保持するための上下方向に重ねられた2本のハンド21、22を有している。インデクサロボットIRはハンド21および22を個別に水平方向に進退させるIR進退機構23を有している。インデクサロボットIRはさらに、ハンド21、22およびIR進退機構23を一体的に回動させるとともに、上下方向、X軸方向、およびY軸方向に移動させるIR移動機構24を有している。
処理エリア5にはセンタロボットCRが配置されている。インデクサロボットIRは、基板Wを保持するための上下方向に重ねられた2本のハンド31、32を有している。センタロボットCRはハンド31および22はそれぞれ個別に水平方向に進退させるCR進退機構33を有している。センタロボットCRはさらに、ハンド31、32およびCR進退機構33を一体的に回動させるとともに、上下方向、X軸方向、およびY軸方向に移動させるCR移動機構34を有している。
受渡エリア6には、上下方向に重ねられた2枚の載置板41、42が配置されている。下側の載置板42は未処理基板Wをインデクサエリア3から処理エリア5に受け渡す際に使用される。すなわち、インデクサロボットIRは下側のハンド22を使用してカセットCから未処理の基板WをカセットCから取り上げる。そして、その基板Wを下側の載置板42に載置する。センタロボットCRはその未処理基板Wを下側のハンド32により取り上げる。これにより未処理基板Wのインデクサエリア3から処理エリア5への受渡しが実行される。センタロボットCRは下側のハンド32が保持する基板Wを所望の処理ユニット4に搬入する。
一方、上側の載置板41は処理ユニット4で処理された基板Wを処理エリア5からインデクサエリア3に戻す際に使用される。すなわち、センタロボットCRは上側のハンド31を使用して処理済の基板Wを処理ユニット4から取り上げる。次に、その基板Wを上側の載置板41に載置する。インデクサロボットIRはその処理済基板Wを上側のハンド21で取り上げる。これにより未処理基板Wのインデクサエリア3から処理エリア5への受渡しが実行される。インデクサロボットIRは上側のハンド31が保持する基板Wを所望の(通常は元の)カセットCに搬入する。
図4は、基板処理装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。基板処理装置1は、基板処理装置1を制御する制御部50と、後述する各種データを記憶する記憶部60とを有している。
制御部60は、カメラ11が撮像した撮像画像に基づいてカセットC内に配置された複数の基板Wのそれぞれの配置位置および形状を認識する形状認識部51と、記憶部60の後述する基準配置位置データ61、基準形状データ62および閾値データ63などに基づいて各種判定を行う判定部52と、判定部52の判定結果に基づいて記憶部60内の後述する基準ティーチングデータ64を補正し、補正後のティーチングデータ64(補正ティーチングデータ65)を記憶部60に出力するデータ補正部53と、判定部52による判定結果を参照して基板処理装置1における複数の基板Wの搬送計画を作成する搬送計画部54と、搬送計画部54が作成した搬送計画に沿ってIR進退機構23、IR移動機構24、CR進退機構33、およびCR移動機構34などを制御して基板Wの搬送を行わせる搬送制御部55、とを備えている。
記憶部60は、基準配置位置データ60、基準基板形状データ61、閾値データ63、基準ティーチングデータ64を予め記憶している。基準配置位置データ60とは、カセットC内に正常に載置された基板Wの配置位置に関するデータである。基準基板形状データ61とは、基板処理装置1で一般的に使用される基板Wの形状に関するデータである。閾値データ63とは、インデクサロボットIRやセンタロボットCRが安全に基板Wを搬送することのできる、基準配置位置データ60および基準基板形状データ61からの逸脱量に関するデータである。基準ティーチングデータ64とは、基準位置に配置された基準形状の基板WをインデクサロボットIRやセンタロボットCRが搬送する際に、制御部50が指標とする位置座標データである。
記憶部60には、また、後述するティーチングデータ補正処理によって生成される補正ティーチングデータ65を記憶できるように構成されている。
次に、図4および図5を参照して基板処理装置1における基板搬送制御について説明する。図5は、基板搬送制御を説明するためのフローチャートである。カセット載置台2には複数の基板Wを格納したカセットCが載置され、カセットCの開口C1は蓋部材C4により閉塞されているとする。この状態から、制御部50は開閉部材10を制御して閉止部材9に蓋部材C4を保持させる。次に、閉止部材9を+X方向に移動させて開口C1を開放する。その状態で閉止部材9を下降させる。閉止部材9が下降する際、カメラ11はカセットCの内部を撮像し、カセットC内部の二次元の撮像画像Imを取得する(撮像工程S1)。撮像画像Imは形状認識部51に送られ、カセットC内の各基板Wの保持位置や水平面に対する傾斜角度、厚み、輪郭、Z方向に対する湾曲状態などが認識される。
図6は、撮像工程S1の結果取得される標準的な撮像画像Imの一例である(撮像画像Im1)。撮像画像Im1において、各基板W1〜W4の保持位置は標準高さh1〜h4と一致している。したがって、各基板W1〜W4は前述した支持部C3(図3参照)に正常に載置されていることが分かる。標準高さh1〜h4は、前述した基準配置位置データ61の一例である。
一方、基板WがカセットCの支持部C3上に正常に載置されないことがある。図7はこの場合に撮像される撮像画像Imの一例である(撮像画像Im2)。撮像画像Im2においては、カセットCに収納されている基板W1、W3およびW4の保持位置は標準高さh1、h3およびh4と一致している。しかし、上から2枚目の基板W2がY方向に傾き、標準高さh2からずれている。また、図8に示す撮像画像Im3では、基板W2が前後に(X軸方向に)傾斜している。図8の基板W2は標準高さh2で保持されているが、前後に傾斜しているため見かけの厚みが増加している。
さらに、基板処理装置1では特殊形状の基板Wが使用されることがある。図9は特殊形状の基板Wの一例を示す撮像画像Imである(撮像画像Im4)。すなわち、各基板W1〜W4の保持位置は標準高さh1〜h4に一致しているが、上方に湾曲した形状を呈している。一方、図10は特殊形状の基板Wの別例を示す撮像画像Imである(撮像画像Im5)。すなわち、各基板W1〜W4の保持位置は標準高さh1〜h4に一致しているが、下方に湾曲した形状を呈している。なお、図示は省略するが、通常とは異なる厚みの基板Wを特殊形状の基板として取り扱ってもよい。
図5のフローチャートに戻る。撮像工程S1の実行後、基板W毎に、撮像画像Imを用いて、以下で説明する判定工程と、各種ティーチングデータTDの補正とが順次実行される。まず、第1判定工程S2が実行される。第1判定工程S2では、撮像工程S1の形状認識により取得された基板WがカセットC内の基準位置に保持されているかが、判定部52により判定する。例えば、基板Wの保持位置が標準高さh1〜h4のいずれかに一致する場合には位置ずれがないため「否定」と判定される。第1判定工程S2で「否定」と判定されると、工程S10に移行する。工程S10では、カセットCに格納されている全ての基板Wの判定作業が完了したか判断する。工程S10で「肯定」と判定されると工程S12に移行し、「否定」と判定されると工程S11に移行する。工程S11では判定対象の基板Wを次の基板Wに変更する。
第1判定工程S2で「肯定」と判定された場合には、第2判定工程S3に移行する。
第2判定工程S3では、判定部52は、判定対象の基板Wの保持位置と閾値データ63とを比較することで、保持位置のずれ量が許容可能な大きさか否か判定する。例えば、第1判定工程S2ではインデクサロボットIRのハンド21、22によりカセットC内から判定対象の基板Wが搬出可能であれば「肯定」と判定される。
また、第2判定工程S3では、判定部52は、判定対象の基板Wの形状と閾値データ63とを比較することで、判定対象の基板Wの形状が、インデクサロボットIRによる基板Wの搬送や受渡エリア6へのアクセスに支障がないか、センターロボットCRによる基板Wの搬送や、受渡エリア6および処理ユニット4へのアクセスに支障がないかの判定も実行する。これらがいずれも支障なしと判定された場合には「肯定」と判定され、第3判定工程S4に移行する。一方、第2判定工程が「否定」と判定されると、工程S10に移行する。
第3判定工程S4では、判定部52は、判定対象の基板Wが単に基準位置からずれてカセットCに保持されているだけなのか(図7、図8参照)、何等かの特殊形状(図8、図9参照)を有しているのかを、ステップS1で得られた形状認識の結果から判断する。
第3判定工程S4で、判定対象の基板Wが単に基準位置からずれてカセットCに保持されているだけであると判定された場合には、第1TD補正工程S5に移行する。前述のように、記憶部60には、インデクサロボットIRがカセットC内の基準位置に保持された基板Wにアクセスする際のティーチングデータが基準ティーチングデータTD64として記憶されている。第1TD補正工程S5では、データ補正部53は、撮像工程S1で取得された基板Wの保持位置と基準位置とのずれ量に基づいて、基準ティーチングデータTD64を補正して補正ティーチングデータTD65を生成する。これにより、インデクサロボットIRは判定対象基板Wの保持位置に拘わらず、インデクサロボットIRはカセットCから基板Wを安全に搬出できるようになる。例えば、図7の基板W2のように斜めに保持されている場合であれば、インデクサロボットIRのIR進退機構23およびIR移動機構24用のティーチングデータを補正して、ハンド22をX方向に回動させハンド22の基板保持面が基板W2の傾斜角に一致するように設定する。あるいは、図8の基板W2のように前後に傾斜している場合であれば、ハンド22のカセットCに対する移動軌跡がX軸方向およびZ軸方向において通常と異るものとなるように、インデクサロボットIRのIR進退機構23およびIR移動機構24用のティーチングデータを補正する。
一方、第4判定工程S4で、判定対象の基板Wが特殊形状基板Wであると判定された場合には、第2TD補正工程S6に移行する。第2TD補正工程S6では、データ補正部53は、撮像工程S1で取得された基板Wの形状に基づいて、インデクサロボットIRがカセットCにアクセスする際の基準ティーチングデータ64を補正して補正ティーチングデータ65を生成する。すなわち、対象基板Wの基準基板形状からのずれ量に応じて基準ティーチングデータ64を補正する。これにより、判定対象の基板Wが特殊形状であっても、インデクサロボットIRはカセットCから基板Wを安全に搬出でき、また、カセットCに基板Wを安全に搬入できるようになる。例えば、図9および図10の基板W1〜W4のように、+Z方向に湾曲している場合であれば、ハンド22のカセットCに対する移動軌跡がZ軸方向において通常と異なるものとなるように、インデクサロボットIRのIR進退機構23およびIR移動機構24用のティーチングデータ64を補正する。
次に、第3TD補正工程S7に移行する。第3TD補正工程S7では、データ補正部53は、撮像工程S1で取得された基板Wの形状に基づいて、インデクサロボットIRが受渡エリア6にアクセスする際の基準ティーチングデータTD64を補正して補正ティーチングデータTD65を生成する。これにより、判定対象の基板Wが特殊形状であっても、インデクサロボットIRは受渡エリア6の載置板42に基板Wを安全に載置でき、また、載置位置41から基板Wを安全に基板を搬出できるようになる。例えば、図9および図10の基板W1〜W4のように、+Z方向に湾曲している場合であれば、ハンド21および22の受渡エリア6に対する移動軌跡がZ軸方向において通常と異なるものとなるように、インデクサロボットIRのIR進退機構23およびIR移動機構24用のティーチングデータ64を補正する。
次に、第4TD補正工程S8に移行する。第4TD補正工程S8では、データ補正部53は、撮像工程S1で取得された基板Wの形状に基づいて、センタロボットCRが受渡エリア6にアクセスする際の基準ティーチングデータTD64を補正して補正ティーチングデータTD65を生成する。これにより、判定対象の基板Wが特殊形状であっても、センタロボットCRは受渡エリア6の載置板42から基板Wを安全に搬出でき、また、載置位置41に基板Wを安全に基板を載置できるようになる。例えば、図9および図10の基板W1〜W4のように、+Z方向に湾曲している場合であれば、ハンド31および32のカセットCに対する移動軌跡がZ軸方向において通常と異なるものとなるように、センタロボットCRのCR進退機構33およびCR移動機構34用のティーチングデータ64を補正する。
次に、第5TD補正工程S9に移行する。第5TD補正工程S9では、データ補正部53は、撮像工程S1で取得された基板Wの形状に基づいて、センタロボットCRが処理ユニット4にアクセスする際の基準ティーチングデータTD64を補正して補正ティーチングデータTD65を生成する。これにより、判定対象の基板Wが特殊形状であっても、センタロボットCRは処理ユニット4に安全に搬入でき、また、処理済の基板Wを安全に処理ユニット4から搬出できるようになる。例えば、図9および図10の基板W1〜W4のように、Z方向に湾曲している場合であれば、ハンド31および32の処理ユニット4に対する移動軌跡がZ軸方向において通常と異なるものとなるように、センタロボットCRのCR進退機構33およびCR移動機構34用のティーチングデータ64を補正する。
以上説明した工程S1〜工程S11が全ての基板Wについて実行されると(工程S10で「肯定」と判定されると)、搬送計画工程S12に移行する。搬送計画工程S12では、搬送計画部54は、カセットCに格納された各基板Wのうち、第2判断工程S3で「許容不可」と判断された基板W以外の各基板Wを処理ユニット4に搬送し、処理済の基板Wを再びカセットCまで搬送するための基板搬送計画を作成する。
次に、基板搬送工程S13に移行する。基板搬送工程S13では、搬送制御部55は搬送計画部54が作成した基板搬送計画にしたがって、IR進退機構23、IR移動機構24、CR進退機構33およびCR移動機構34等を制御して、カセットCに格納されている全ての基板Wを順次搬送する。この際に、搬送される基板Wに対応する補正ティーチングデータ65が記憶部60から読み出されて、搬送制御部55に動的に適用される。これにより、搬送制御部55は、各基板Wの形状等に応じて作成された補正ティーチングデータ65に従ってIR進退機構23等を制御することが可能となる。このため、搬送制御部55は基板Wの形状等に拘わらず安全に基板Wを搬送することが可能となる。
なお、前述の実施形態では、基板Wの湾曲量を基板W毎に取得し、この湾曲量に応じて補正ティーチングデータ65を基板W毎に作成した。しかし、典型的な基板形状が複数種類存在する場合には、これらの典型的な基板形状毎に補正ティーチングデータ65を予め記憶部60に記憶しておき、搬送する基板がいずれの形状に属するかを判断しつつ、これらのティーチングデータ65を切り替えて搬送制御部55に適用するようにしてもよい。
前述の実施形態では、カメラ11で撮像することによりカセットC内の基板形状を取得したが、キーボード・マウス等の適宜の入力手段を用いて各基板の形状を制御部50に入力するようにしてもよい。
本発明は、基板処理装置における基板の搬送に有効に利用することができる。
1 基板処理装置
2 カセット載置台
3 インデクサエリア
4 処理ユニット
5 処理エリア
5 インデクサエリア
6 受渡エリア
10 開閉部材
11 カメラ
21 ハンド
22 ハンド
23 IR進退機構
24 IR移動機構
31 ハンド
32 ハンド
33 CR進退機構
34 CR移動機構
50 制御部
51 形状認識部
52 判定部
53 データ補正部
54 搬送計画部
55 搬送制御部
60 記憶部
61 基準配置位置データ
62 基準基板形状データ
63 閾値データ
64 基準ティーチングデータ
65 補正ティーチングデータ
W 基板
C カセット
CR センターロボット
IR インデクサロボット

Claims (4)

  1. 基板を保持するカセットと、前記基板を処理する処理ユニットと、前記カセットから搬出された前記基板を前記処理ユニットに搬入する基板搬送機構と、を備えた基板処理装置において、
    前記カセットに保持された前記基板の形状を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された基板の形状に基づいて、前記基板搬送機構が前記処理ユニットに前記基板を搬送する際の搬送軌跡を補正する補正手段と、を備えた基板処理装置。
  2. 前記カセットに保持された基板を撮像する撮像手段をさらに有し、前記判定手段は前記撮像手段により撮像された基板の撮像画像に基づいて前記基板の形状を判定する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記カセットは、前記カセット内部において前記基板を基準位置に保持する基板保持手段を有し、前記判定手段は、前記基板の撮像画像に基づいて、前記基板が前記基準位置に保持されているか否かを判定する、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記基板搬送機構は、前記カセットから基板を搬出するインデクサロボットと前記カセットから搬出された基板を前記処理ユニットに搬入するセンタロボットとを含み、
    前記各ロボットが前記カセット内の基準位置に配置された基準形状の基板を搬送する際に適用される基準ティーチングデータを記憶する記憶部をさらに有し、
    前記判定手段によって基準形状を有する基板が前記基準位置に保持されていると判定された場合には、前記補正手段は、前記インデクサロボット用の基準ティーチングデータを補正するが、前記センタロボット用の基準ティーチングデータは補正せず、
    前記判定手段によって基準形状とは異なる形状の基板が前記カセット内に保持されていると判定された場合には、前記補正手段は、前記インデクサロボット用の基準ティーチングデータと前記センタロボット用の基準ティーチングデータとを補正する、請求項3に記載の基板処理装置。
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