JP7024032B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の基板に対してバッチ処理を行う基板処理装置に関する。
近年、3DNAND等の多層積層構造を有する集積回路が実用化されてきている。その製造工程において、位置合わせ用のノッチと特定の位置関係をもって半導体ウエハ(基板)の比較的大きな反りが生じるという現象が認められている。
バッチ式の基板処理装置として例えば洗浄装置があり、複数例えば50枚の基板を起立姿勢で水平方向に並べた状態で基板ガイドなどの基板保持具により保持させた状態で、当該基板を処理槽に貯留された処理液の中に浸漬させることにより処理を行う。バッチ式の基板処理装置では、スループットを向上させるため、2つのFOUP(基板収納容器)にそれぞれ25枚ずつレギュラーピッチで収納されている基板を組み合わせて、50枚のハーフピッチで配列された基板からなるバッチを形成し、これを一括して液処理することが行われている(例えば特許文献1を参照)。
大きな反りのある基板をハーフピッチで配列すると、基板の面内における隣接基板との間隔が非常に小さくなる部位が生じる。そのような部位では、隣接する基板間の隙間に処理液が十分に流通せず、処理結果の面内均一性が損なわれるおそれがある。
特開2015-056631号公報
本発明は、反った基板をバッチ式の基板処理装置で取り扱うときでも、面内均一性の高い処理を行うことができる技術を提供する。
本発明の一実施形態によれば、複数の基板に対してバッチ処理を行う処理部を備える基板処理装置であって、当該基板処理装置の外部から受け入れた、複数の基板を収納した基板収納容器を載置する少なくとも1つの載置台と、基板の回転方向位置を調整する枚葉式の位置調整部と、前記基板収納容器に収納された複数の基板のうちの1枚の基板を取り出して前記位置調整部に搬送する操作と、前記位置調整部で回転方向位置が調整された当該1枚の基板を前記基板収納容器に搬送する操作を行う第1基板搬送機構と、前記第1基板搬送機構により搬送され前記基板収納容器に収納された回転方向位置が調整された前記複数の基板を、前記基板収納容器から一括して取り出す第2基板搬送機構と、前記第2基板搬送機構により第1基板収納容器から取り出された複数の第1基板の間に前記第2基板搬送機構により第2基板収納容器から取り出された複数の第2基板を挿入することにより、前記第1基板および前記第2基板が交互に並んだ交互基板配列を形成する基板配列機構と、少なくとも前記位置調整部、前記第1基板搬送機構、前記第2基板搬送機構および前記基板配列機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記処理部における前記バッチ処理が、前記第1基板のパターン形成面と前記第2基板のパターン形成面が対面するように前記交互基板配列を形成する基板に対して行われるか、あるいは、前記第1基板のパターン非形成面と前記第2基板のパターン非形成面が対面するように前記交互基板配列を形成する基板に対して行われる場合に、第1基板収納容器に収納された複数の第1基板に対しては、全ての第1基板の回転方向位置が第1回転方向位置を向くように、前記位置調整部による第1基板の回転方向位置の調整を行わせ、第2基板収納容器に収納された複数の第2基板に対しては、全ての第2基板の回転方向位置が前記第1回転方向と異なる第2回転方向位置を向くように、前記位置調整部による第2基板の回転方向位置の調整を行わせる、基板処理装置が提供される。
本発明によれば、基板が反っていても、面内均一性の高い処理を行うことができる。
本発明の基板処理装置の一実施形態に係るバッチ式の基板液処理システムを示す概略斜視図である。 図1に示す基板液処理システムの概略平面図である。 フープ取扱部及びウエハ取扱部におけるフープ及びウエハの搬送について説明する概略斜視図である。 ノッチアライナの構成を説明する概略断面図である。 ウエハ配列機構の構成及び作用について説明する概略側面図である。 ウエハ配列機構の構成及び作用について説明する概略側面図である。 薬液槽及びそれに付随する機構の構成を説明する概略断面図である。 薬液槽内におけるウエハの状態を説明する概略側面図である。 ウエハに生じる反りを説明する概略平面図である。 ウエハの取り出しについて説明する概略平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の基板処理装置の一実施形態に係るバッチ式の基板液処理システム1は、主として、搬出入部(2,3)と、ウエハW(基板)に対してバッチ処理(液処理)を行う処理部4とに大別される。搬出入部は、ウエハWがこれを収納するフープF単位で取り扱われるフープ取扱部2と、フープF(基板収納容器、Front Opening Unified Pod)から取り出されたウエハWが取り扱われるウエハ取扱部3とを有する。
フープ取扱部2では、主に、この基板液処理システム1の外部からのフープFの受け入れ及び外部への払い出しと、ウエハWを収納したフープF及び空のフープFの保管が行われる。
ウエハ取扱部3では、主に、フープFからウエハWを取り出すこと、取り出されたウエハWを処理部4でバッチ処理をするのに適した配列状態とすること、処理部4でバッチ処理が行われたウエハWをフープFに収納するのに適した配列状態とすること、そしてフープFにウエハを収納すること、が行われる。なお、ここで「配列状態」とは、ウエハWの姿勢、ウエハW同士の間隔、ウエハの並び方向の少なくとも一つを含む概念である。
つまり、搬出入部(2,3)では、この基板液処理システム1の外部からのフープFの受け入れから、ウエハWを処理部4でバッチ処理をするのに適した配列状態までにする操作及びその逆の操作が行われる。
フープF内には、複数(例えば25枚)のウエハWが、水平姿勢で、鉛直方向に相互に所定の間隔(ノーマルピッチ)を空けて収納されている。フープFの一側面にはウエハWの搬出入のための開口が形成され、この開口は蓋体(図示せず)を装着することにより閉塞することができる。なお、以下の説明において、1つのフープFに25枚のウエハWが収納される前提で説明を行う。つまり、2つのフープFに収納されるウエハの総数は50枚であり、50枚のウエハWが1つのバッチ(処理ロット)を形成する。
フープ取扱部2は、フープFを載置するためのフープ搬出入ステージ5と、フープFを保管するフープストック部6と、フープを搬送するフープ搬送装置12(容器搬送機構)とを有している。
フープストック部6は、フープFを保持することができる複数のフープ保持部材13を備えている。フープ保持部材13は、フープ搬送装置12の搬送領域の両側に多段に(あるいは多列多段に)配置されている。フープストック部6すなわち保管部は、処理前のウエハWが収納されたフープFを一時的に保管し、また、ウエハWが取り出された空のフープFを一時的に保管する。
フープストック部6とウエハ取扱部3との間は仕切壁16により仕切られている。仕切壁16には2つの窓16A、16Bが上下2段(図2には上側の窓16Aのみが見える)に形成されている。フープストック部には、窓16A,16Bに隣接して、ウエハ出し入れステージ15A(第2載置台)及びウエハ出し入れステージ15B(第1載置台)がそれぞれ設けられている(図2には上側のステージ15Aのみが見える)。ウエハ出し入れステージ15A,15Bには、フープFの蓋体が対応する窓16A,16Bに対面するようにフープFを載置することができる。
ウエハ出し入れステージ15A,15Bの各々の近傍には、載置されたフープFの蓋体の開閉を行うための蓋体開閉機構17(図2には上側の蓋体開閉機構17のみが見える;図3では図示省略)がそれぞれ設けられている。
フープ搬送装置12は、多関節搬送ロボットからなり、支持アーム12aによりフープFを支持してフープFの搬送を行う。フープ搬送装置12は、X方向(水平方向)、Y方向(水平方向)、Z方向(鉛直方向)に移動可能であり、フープ搬出入ステージ5、フープ保持部材13及びウエハ出し入れステージ15A,15Bの間でフープFを搬送することができる。
ウエハ取扱部3には、フープF内のウエハWの収納状態(枚数、ジャンプスロットの有無等)を検査するウエハ検査装置18(図2には上側のウエハ検査装置18のみが見える)が、窓16A,16Bの各々の近傍に配設されている。
ウエハ取扱部3には、一括搬送装置19(第2基板搬送機構)と、枚葉搬送装置60(第1基板搬送機構)と、ノッチアライナ(位置調整部)70と、バッチ形成部20とが設けられている。ノッチアライナ70は、ウエハ出し入れステージ15A、15Bのさらに下方に設けられている。ノッチアライナ70を設置するために、ウエハ取扱部3はフープ取扱部2のウエハ出し入れステージ15Bの下方に向けて張り出していると見なすこともできる。
一括搬送装置19は、ウエハ出し入れステージ15A上のフープFとバッチ形成部20との間でウエハWの搬送を行う。一括搬送装置19は、多軸アームロボットからなり、その先端にウエハ保持アーム19aを有している。ウエハ保持アーム19aは、フープF内でのウエハWの配列ピッチであるノーマルピッチ(例えば10mm)で25枚のウエハWを同時に保持することができるように構成されている。ウエハ保持アーム19aは、保持したウエハWを落下させることなく3次元空間内で任意の位置及び姿勢をとることができる。
枚葉搬送装置60はウエハ出し入れステージ15B上のフープFとノッチアライナ70との間で1枚ずつウエハWの搬送を行う。図3に示すように、枚葉搬送装置60は鉛直方向に移動可能な移動体61と、移動体61に対して前後方向に互いに独立して進退可能なウエハ保持アーム62、63を有している。
一つの空のウエハ保持アーム(62)がノッチアライナ70からウエハWを取り去った後に直ちに、別のウエハWを支持している他のウエハ保持アーム(63)が当該別のウエハWをノッチアライナ70に置く操作を行うことができる(フープFに対しても同様である)。つまり、枚葉搬送装置60がウエハ出し入れステージ15B上のフープFとノッチアライナ70との間で移動するときには必ず1枚のウエハを持っていることになり、これにより、ノッチアライナ70によるウエハWの位置決めを行うために必要とされる時間(ここではウエハWの搬送時間)を短縮している。
ノッチアライナ70は、図4に概略的に示すように、ウエハWの下面中央部を真空吸着して鉛直軸線周りに回転させる回転チャック71と、ウエハWの周縁部を挟んで対向配置されたラインレーザセンサ(検出光照射部兼受光部)72及び反射板73とを有する。ノッチアライナ70は、ラインレーザセンサ72の光照射部から出射した後に反射板73により反射されてラインレーザセンサ72の受光部に入射するレーザ光の光量変化に基づいてノッチNの位置を検出し、ノッチNが指定された角度位置に位置するように回転チャック71を回転させる。この状態で、枚葉搬送装置60からウエハWが取り出される。
フープFの内部では、複数枚のウエハWは、所定の間隔(本実施形態ではノーマルピッチ)をあけて平行に整列され、水平姿勢で収納される。一方、一括搬送装置19は、複数個のウエハ保持アーム19aをウエハWに沿ってウエハWの外周外方から中央部に向けて直線的に移動させることで、各ウエハ保持アーム19aをウエハWとウエハWとの間の間隙からウエハWの中央部に向けて挿入する。ウエハWは、挿入後のウエハ保持アーム19aをウエハWに向けて移動させることでウエハ保持アーム19aによって支持される。このように整列されたウエハWでは、ウエハWが平坦である場合には、間隔が一定に維持され、ウエハWとウエハWとの間にウエハ保持アーム19aをウエハWと衝突させることなく円滑に挿入することができる。
しかし、フープFに反りの大きなウエハWがランダムな向きで収納されていた場合、外周端が部分的(局部的)に反り下がった位置にあるウエハWや外周端が部分的(局部的)に反り上がった位置にあるウエハWが混在することがある。この様なフープFにおいて、反り下がった位置にあるウエハWに沿って複数個のウエハ保持アーム19aをウエハWの外周外方から中央部に向けて直線的に移動させると、特に反り上がった位置にあるウエハWとウエハ保持アーム19aの一部とが接触(衝突)してしまい、全てのウエハWを同時に取り出すことができない場合もある。このため、本実施形態では、1枚ずつの搬送により上記のような衝突の問題が生じない枚葉搬送装置60と図4に示す方式のノッチアライナ70を採用している。この点の詳細については、図9及び図10を用いて後述する。
ウエハ取扱部3内のバッチ形成部20は、バッチ(一括して処理される50枚のウエハWの組を意味する)の形成及び分解、ウエハ取扱部3から処理部4へのウエハWの搬出、並びに処理部4からウエハ取扱部3へのウエハWの搬入を行うために設けられる。バッチ形成部20は、バッチの形成及びウエハ取扱部3から処理部4へのウエハWの搬出が行われる第1区域20aと、処理部4からウエハ取扱部3へのウエハWの搬入及びバッチの分解が行われる第2区域20bを有している。
第1区域20a及び第2区域20bにはそれぞれ第1配列機構21a及び第2配列機構21bが設けられている。第1配列機構21aは、一括搬送装置19から供給されたノーマルピッチで配列された25枚の処理前のウエハW(第1ウエハ)及び別の25枚の処理前のウエハW(第2ウエハ)を組み合わせて、ハーフピッチ(例えば5mm)で配列された50枚のウエハWからなるバッチを形成する。第2配列機構21bは、第2配列機構21bは、ハーフピッチで配列された50枚の処理後のウエハWを、ノーマルピッチで配列された25枚の第1ウエハWの組及び25枚の第2ウエハWの組に分解する。
第1配列機構21a及び第2配列機構21bはいずれも同じ構造を有している。図5及び図6に示すように、各配列機構21a,21bは、垂直方向に延びるガイド210と、ガイド210に沿って昇降可能なウエハハンド211と、ガイドに固定されたウエハホルダ212とを有している。ウエハハンド211は、ハーフピッチで50枚のウエハを保持することができるように構成されている。ウエハホルダ212は、ノーマルピッチで25枚のウエハWを保持可能であり、かつ、ウエハハンド211が上下方向に通過できるように構成されている。
基板液処理システム1はさらに、ウエハ取扱部3と処理部4との間でウエハWを搬送するウエハ搬送装置22を備えている。ウエハ搬送装置22は、3本のチャックロッド22aを有しており、各チャックロッド22aにはハーフピッチで50本(あるいは51~52本)のウエハ保持溝が形成されている。従って、ウエハ搬送装置22は、50枚のウエハWを、起立姿勢(ウエハの面が鉛直方向に沿う姿勢)で、ハーフピッチで水平方向に配列された状態で保持することができる。ウエハ搬送装置22は、ウエハ取扱部3から処理部4へ水平に延びるガイドレール23に沿って、図2中X方向(水平方向)に移動可能である。
処理部4は、液処理ユニット7及び乾燥ユニット8を備えている。ウエハ搬送装置22は、ガイドレール23に沿って移動し、液処理ユニット7及び乾燥ユニット8との間でウエハWの受け渡しを行う。
液処理ユニット7には、図2に示すように、ウエハ取扱部3から遠い側から順に、第1の薬液槽31、第1の水洗槽32、第2の薬液槽33、第2の水洗槽34、第3の薬液槽35及び第3の水洗槽36が配置されている。これらの槽31,32,33,34,35,36にはそれぞれウエハ保持部37a,37b,37c,37d,37e,37fが設けられている。
ウエハ保持部37a~37fは、互いに同じ構成を有しており、それぞれが、50枚のウエハWを、起立姿勢で、ハーフピッチで水平方向に配列された状態で保持することができ(図7及び図8を参照)。ウエハ保持部37a~37fは、図示しない各々の昇降機構により鉛直方向に移動することができ、これにより、ウエハ搬送装置22との間で、起立姿勢でハーフピッチで水平方向に配列された50枚のウエハWを一括して受け渡すことができ、また、保持したウエハWを、対応する槽(31~36)内に貯留された処理液中に浸漬することができる。
第1の薬液槽31、第2の薬液槽33、第3の薬液槽35には、異なる種類の薬液が貯留されている。薬液としては、有機性汚れ除去や表面金属不純物除去を行うための130℃前後に加熱されたSPM液、パーティクル等の付着物を除去するためのSC-1液(アンモニアと過酸化水素と水の混合溶液)、ウエハWの表面に形成された酸化膜をウエットエッチングするためのエッチング液、例えば希フッ酸、またはフッ酸とフッ化アンモニウムとの混合物(バッファドフッ酸(BHF))、シリコン窒化膜のウエットエッチングを行うための160~180℃程度に加熱されたリン酸水溶液(H3PO4aq)等、さまざまなものが考えられる。
第1、第2及び第3の水洗槽32,34,36は、それぞれ第1、第2及び第3の薬液槽31,33,35による液処理によってウエハWに付着した薬液を除去するものであり、例えば、オーバーフローリンスやクイックダンプリンス等の各種の水洗手法が用いられる。
第1の薬液槽31、第1の水洗槽32、第2の薬液槽33、第2の水洗槽34、第3の薬液槽35及び第3の水洗槽36及びこれらの槽に付随する機構の構成は互いに概ね同じである。代表して第1の薬液槽31及びこれに付随する機構の構成の一例について図7及び図8を参照して簡単に説明しておく。第1の薬液槽31は、内槽311と外槽312を有する。内槽311には薬液(処理液)が満たされている。起立姿勢で図7の紙面垂直方向にハーフピッチで配列された50枚のウエハWを保持したウエハ保持部37aが下降して内槽311内の薬液中に位置している。ウエハWに向けてノズル313から薬液が噴射され、これに伴い、内槽311内の薬液が外槽312へとオーバーフローする。オーバーフローした薬液は、ポンプ314及びフィルタ315が設けられた循環ライン316を介して再びノズル313へと送られる。ウエハ保持部37aは、ベース372aに取り付けられた複数例えば4本のウエハ保持棒371aを有する。各ウエハ保持棒371aにはハーフピッチで配列された50本(または51~52本)のウエハ保持溝373aが形成されている。ウエハWの周縁部が各ウエハ保持棒371aのウエハ保持溝373a内に挿入される。
乾燥ユニット8には、水洗槽24と、ウエハ搬送装置22のチャックロッド22aを洗浄するチャック洗浄機構26が配設されている。水洗槽24の上部には、例えばイソプロピルアルコール(IPA)蒸気等の乾燥促進ガスを用いてウエハWを乾燥する乾燥室(図示せず)が設けられている。乾燥ユニット8にはさらに、前述したウエハ保持部37a~37fと同様の構成を有するウエハ保持部25が設けられている。ウエハ保持部25は、ウエハ搬送装置22との間でウエハWの受け渡しが可能であり、また、昇降することにより、水洗槽24と乾燥室との間でウエハWを移動させることができる。
図1に概略的に示すように、フープ取扱部2のハウジング内には、制御部40が設けられている。この制御部40は、基板液処理システム1を構成する様々な機構、ユニット、デバイス等を制御するマイクロプロセッサ(MPU)を備えたコントローラ41と、ユーザーインターフェイス42と、処理に必要な情報が記憶された記憶部43とを有している。
ユーザーインターフェイス42と記憶部43とはコントローラ41に接続されている。
ユーザーインターフェイス42は、オペレータが基板液処理システム1の各構成部を管理するためにコマンドの入力操作などを行うキーボード、基板液処理システム1の各構成部の稼働状況を可視化して表示するディスプレイを備えている。記憶部43には、基板液処理システム1で実行される各種処理をコントローラ41の制御にて実現するための制御プログラムと、処理条件に応じて基板液処理システム1の各構成部に所定の処理を実行させるための制御プログラムすなわちレシピが格納されている。レシピ等の制御プログラムは記憶部43の中の記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスクのような固定的なものであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。
次に、基板液処理システム1の動作について説明する。それぞれが25枚のウエハWを、水平姿勢でノーマルピッチで収納する2つのフープFが、外部の搬送機によってフープ搬出入ステージ5に載置される。これら2つのフープに収納されている50枚のウエハWによりバッチが形成される。以下、本明細書において、説明の便宜上、2つのフープFのうちの一方を第1フープF、他方を第2フープFと呼び、第1フープFに収納されているウエハWを第1ウエハW、第2フープFに収納されているウエハWを第2ウエハWと呼ぶこととする。
フープ搬出入ステージ5上の第1フープFが、フープ搬送装置12によりウエハ出し入れステージ15Bへ搬送される(図3の矢印A1を参照)。第1フープFは、一旦フープ保持部材13に保管された後にステージ15Bへ搬送されることもある。ウエハ出し入れステージ15B上の第1フープFから蓋体開閉機構17が蓋体を取り外し、ウエハ検査装置18によりウエハW収納状態(枚数、ジャンプスロット等)の検査が行われる。
その後、枚葉搬送装置60がウエハ出し入れステージ15B上の第1フープFに収納されている第1ウエハWを一枚ずつ取り出してノッチアライナ70に搬入し(図3の矢印A2を参照)、第1ウエハWの回転方向位置を指定された位置に調整する。具体的には、ウエハWのノッチN(図9を参照)を指定された角度位置に位置させる。その後、枚葉搬送装置60がウエハ出し入れステージ15B上の第1フープFに第1ウエハWを戻す(図3の矢印A3を参照)。第1フープF内の全てのウエハWの回転方向位置調整が終了したら、蓋体開閉機構17が第1フープFに蓋体を装着し、フープ搬送装置12が、位置調整済みのウエハWを収納する第1フープFを、ウエハ出し入れステージ15Bからウエハ出し入れステージ15Aへと搬送する(図3の矢印A4を参照)。
次に、蓋体開閉機構17Aがウエハ出し入れステージ15A上の第1フープFから蓋体を取り外した後、一括搬送装置19のウエハ保持アーム19aが第1フープF内に挿入され、第1フープFから25枚の水平姿勢の第1ウエハWを取り出す。一括搬送装置19は第1ウエハWを起立姿勢に変換した後に、第1配列機構21aのウエハハンド211に渡す(図3の矢印A5を参照)。このとき、ウエハハンド211はウエハホルダ212の下方に位置している(図5を参照)。
第2フープFに対しても、上記と同様の手順で、をウエハ出し入れステージ15Bに載置し、枚葉搬送装置60及びノッチアライナ70を用いて第2フープF内の全ての第2ウエハWについても位置合わせを行い、その後、フープ搬送装置12が、第2フープFをウエハ出し入れステージ15Bからウエハ出し入れステージ15Aへと搬送する。なお、第2フープF内の第2ウエハWの位置合わせ方向と第1フープF内の第1ウエハWの位置合わせ方向は、同じ場合もあるし、異なる場合もある(詳細後述)。
ウエハ出し入れステージ15A上の第2フープFからも同様にして一括搬送装置19が25枚のウエハWを取り出し、ウエハホルダ212にウエハを渡す。次いで、ウエハハンド211を上昇させてウエハホルダ212を通過させる。この通過時にウエハホルダ212上の第2ウエハWが、ウエハハンド211上の第1ウエハWの間に挿入されるとともに、ウエハハンド211に渡される。これにより、第1ウエハと第2ウエハが交互に並び、ウエハハンド211はハーフピッチで50枚のウエハWを保持するようになる。つまり、起立姿勢でハーフピッチで水平方向に並ぶ50枚のウエハWからなるバッチが形成される。上記の動作については、図5及び図6を参照されたい。
次に、ハーフピッチで50枚のウエハWを保持した第1配列機構21aのウエハハンド211の直下の位置にウエハ搬送装置22を位置させた状態で、ウエハハンド211を下降させることにより、ウエハWがウエハハンド211からウエハ搬送装置22に渡される。
ウエハWが取り出された第1及び第2フープFには、蓋体開閉機構17が蓋体を装着する。空の第1及び第2フープFは、フープ搬送装置12によりフープ保持部材13に搬送され、そこで保管される。
なお、第1フープFまたは第2フープFをウエハ出し入れステージ15Bからウエハ出し入れステージ15Aに直接搬送することに代えて、フープ保持部材13へと搬送して、一旦フープ保持部材13で保管してもよい。この場合、一例として以下の搬送制御を行うことができる。すなわち、まず、第2フープFの全てのウエハWの位置合わせが終了するまで、第1フープFをフープ保持部材13で一時的に保持する。そして、第2フープFの位置合わせが終了した後、フープ搬送装置12が第1フープFをフープ保持部材13からウエハ出し入れステージ15Aへと搬送し、一括搬送装置19が第1フープFから25枚の水平姿勢の第1ウエハWを取り出す。そして、これに続けて、フープ搬送装置12がウエハ出し入れステージ15Bからウエハ出し入れステージ15Aに直接搬送し、同様に、一括搬送装置19が第2フープFから25枚の水平姿勢の第1ウエハWを取り出す。
また、別の例として以下の搬送制御を行うことができる。すなわち、まず、まず、第2フープFの全てのウエハWの位置合わせが終了するまで、第1フープFをフープ保持部材13で一時的に保持する。そして、第2フープFの位置合わせが終了した後、第2フープFもフープ保持部材13で一時的に保持する。2つのフープFがフープ保持部材13で保持された後、フープ搬送装置12が第1フープF及び第2フープFをフープ保持部材13からウエハ出し入れステージ15Aへと連続して搬送し、一括搬送装置19が第1フープFから25枚の水平姿勢の第1ウエハWを取り出し、続けて第2フープFから25枚の水平姿勢の第2ウエハWを取り出す。
以上のような制御を行うことにより、長時間を必要とするノッチアライナ70を用いたウエハWの位置あわせ動作を、基板処理のスケジュール上、バッチ形成や基板の液処理を行うべき時間以外のときに進めておく或いは完了させておくこともできるので、システム全体での基板処理のスループットを向上させることができる。
ウエハ搬送装置22は50枚のウエハWを一括して処理部4へと搬送する。ウエハ搬送装置22はまず、液処理ユニット7の第1の薬液槽31の上方に位置しているウエハ保持部37aに、ウエハWを渡す。ウエハ保持部37aは下降し、ウエハWを第1の薬液槽31内の薬液中に所定時間浸漬した後、上昇してウエハWを第1の薬液槽31から引き上げ、その後、ウエハ搬送装置22にウエハWを渡す。次に、ウエハ搬送装置22は、第1の水洗槽32の上方に位置しているウエハ保持部37bにウエハWを渡す。ウエハ保持部37bは、下降し、ウエハWを第1の水洗槽32内のリンス液中に所定時間浸漬した後、上昇して第1の水洗槽32から引き上げ、その後、ウエハ搬送装置22にウエハWを渡す。その後、上記と同様にして、ウエハWは、ウエハ保持部37cに渡されて第2の薬液槽33内の薬液中に所定時間浸漬され、その後、ウエハ搬送装置22に戻され、次いで、ウエハ保持部37dに渡されて第2の水洗槽34内のリンス液中に所定時間浸漬され、その後、ウエハ搬送装置22に戻される。さらに、ウエハWは、ウエハ保持部37eに渡されて第3の薬液槽35内の薬液中に所定時間浸漬され、その後、ウエハ搬送装置22に戻され、次いで、ウエハ保持部37fに渡されて第3の水洗槽36内のリンス液中に所定時間浸漬され、ウエハ搬送装置22に戻される。
ウエハWに対して、第1の薬液槽31及び第1の水洗槽32の組、第2の薬液槽33及び第2の水洗槽34の組、第3の薬液槽35及び第3の水洗槽36の組のうちの全ての組において液処理を行う必要はなく、選択された任意の1つ以上の組において液処理を行うことも可能である。なお薬液槽及び水洗槽の組の数は3組に限定されるものではなく、4組以上であってもよく2組以下であってもよい。
ウエハ搬送装置22は、液処理ユニット7での液処理が終了したウエハWを、乾燥ユニット8のウエハ保持部25に渡す。ウエハ保持部25は、ウエハWを水洗槽24に浸漬して水洗し、その後に水洗槽24から引き上げ、水洗槽24の真上に位置する図示しない乾燥室内に搬入する。乾燥室内でIPA蒸気を用いた乾燥処理が行われる。
その後、ウエハ搬送装置22は、ウエハWを乾燥ユニット8のウエハ保持部25から受け取り、バッチ形成部20の第2区域20bまで搬送する。次いで、第2配列機構21bのウエハハンド211がウエハ搬送装置22からウエハを受け取る。ウエハハンド211を下降させる過程で、ウエハハンド211に保持されている50枚のウエハWのうち25枚の第2ウエハWがウエハホルダ212に渡される。これにより、ウエハハンド211に25枚の第1ウエハWが、そしてウエハホルダ212に25枚の第2ウエハWがそれぞれノーマルピッチで保持された状態となる。
フープ搬送装置12によりウエハ出し入れステージ15Aに空の第1フープFが載置され、当該第1フープFの蓋体を蓋体開閉機構17が開く。次いで、一括搬送装置19がウエハハンド211から第1ウエハWを取り出し、第1フープFに第1ウエハWを水平姿勢で収納する。その後、ウエハ検査装置18Aにより第1フープF内の第1ウエハWの収納状態が検査され、検査終了後、蓋体開閉機構17Aにより第1フープFの蓋体が閉じられる。洗浄処理された第1ウエハWを収納した第1フープFは、フープ搬送装置12によりフープ保持部材13のうちの一つに搬送され、そこに保持される。
上記と同様の動作がウエハホルダ212上の第2ウエハWに対しても行われる。すなわち、フープ搬送装置12によりウエハ出し入れステージ15Aに空の第2フープFが載置され、一括搬送装置19がウエハホルダ212上の第2ウエハWを第2フープFに収納し、第2フープFがフープ搬送装置12により別のフープ保持部材13に搬送される。以上により、一つの処理ロット(バッチ)を形成する50枚のウエハWに対する一連の手順が終了する。処理済みのウエハを収納した第1及び第2フープFは、適当なタイミングで、フープ搬出入ステージ5を介して基板液処理システム1から搬出される。
図9は、反りの生じたウエハWの一例として、多層デバイスである3D-NANDが形成されたウエハWに生じる反りの傾向を概略的に示す図である。図9には破線で等高線が示されており、等高線に付けられた数値は、ウエハWの中心部の高さをゼロとしたときの各位置の高さレベルを概略的に示している。発明者らの研究により、ウエハW上に形成されたデバイス構造が同一ならば、ノッチNの位置を基準として同じ反り(高さ)の分布が生じることがわかっている。
反りのあるウエハWがノッチNの位置がランダムな状態でフープFに収納されていた場合、一括搬送装置19がフープFから50枚のウエハWを一度に取り出せない場合がある。この問題を解決するには、まず、フープF内に収納するウエハWのノッチNの位置を揃えることが有効である。これにより、各ウエハWの反りの傾向が同じならば、ウエハW面内における隣接ウエハWとの間の距離は概ね均等になる。また、一括搬送装置19のウエハ保持アーム19aのフープF内への挿入時の移動経路にあるウエハWの投影面積(ウエハ保持アーム19aの移動方向から見た投影面積(反りが大きいと大きくなる))が小さくなうようにウエハWの回転方向位置を調整することも有効である。また、一括搬送装置19のウエハ保持アーム19aの第1フィンガ19a-1と第2フィンガ19a-2(図10を参照)のフープF内への挿入時の移動経路にあるウエハWの高さを均等にすることも有効である。
また、大きな反りのあるウエハWをハーフピッチで配列すると、ウエハWの面内における隣接ウエハWとの間隔が非常に小さくなる部位が生じる。そのような部位では、隣接するウエハ間の隙間に処理液が十分に流通せず、処理結果の面内均一性が損なわれるおそれがある。
第1フープF1に収納された25枚の第1ウエハWと、第2フープF2に収納された25枚の第2ウエハWとを組み合わせて50枚のウエハWからなるバッチを形成する場合、以下の配列がありうる。
(配列1)50枚のウエハWのパターン形成面が全て同じ方向を向くようにウエハWが配列される(「FACE TO BACK」または「BACK TO FACE」と呼ばれる)。
(配列2)パターン形成面同士(あるいはパターン非形成面同士)を向かい合わせたウエハWの対が25対形成されるようにウエハWが配列される(「FACE TO FACE」(あるいは「BACK TO BACK」)と呼ばれる)。
配列1の場合には、全てのウエハWのノッチNの角度位置を同じにすることにより、ウエハWの面内における隣接ウエハWとの間隔を概ね均一にすることができることは明らかである。このようにすることにより、処理結果の面内均一性が損なわれることを防止することができる。つまり、配列1の場合には、一括搬送装置19によるフープFからのウエハWの取出容易性のみを考慮してノッチNの向きを決定してよい。
図9に示すウエハWの反りの傾向より、配列2の場合には、第1ウエハWと第2ウエハWのノッチNの角度位置を90度ずらすことにより、ウエハWの面内における隣接ウエハWとの間隔の分布を均一に近づけることができることは明らかである。このようにすることにより、処理結果の面内均一性を高めることができる。また、バッチ形成後の搬送または処理中にウエハW同士が接触することも防止することができる。
なお、配列2の場合、例えば、液処理を行うときに全ての第1ウエハWのノッチNが真上を向いた角度位置から45度時計回りに回転させた角度位置に位置し、かつ、全ての第2ウエハWのノッチNが真上を向いた角度位置から45度反時計回りに回転させた角度位置に位置するようにノッチアライナ70での回転方向位置の調整を行うことが好ましい。
このようにすることにより、一括搬送装置19によるフープFからのウエハWの取出容易性と、処理結果の面内均一性を両立させることができる。
ノッチアライナ70による第1ウエハW及び第2ウエハWの回転方向位置の調整(ノッチNの向きの調整)は、コントローラ41が記憶部43に格納されたレシピ、あるいはホストコンピュータから送信されたレシピに基づいて全自動で行ってもよい。これに代えて、ユーザーインターフェイス42を介してオペレータが第1ウエハW及び第2ウエハWの回転方向位置を指定してもよい。
ところで、上述した基板処理システム1の構成から枚葉搬送装置60及びノッチアライナ70と取り除いた構成を有する既存の装置が存在している。このような既存の装置に枚葉搬送装置60及びノッチアライナ70を備えた箱型のユニットを連結することにより、上述した基板処理システム1と同様の装置に改造することも可能である。
上記実施形態では、基板は半導体ウエハWであったが、これに限らず、ノッチアライナ70により位置決め可能な円盤形の形状を有し、かつ、反りの分布がノッチと特定の位置関係を有する基板であればよい。
W 基板(ウエハ)
4 処理部
12 容器搬送機構(フープ搬送装置12)
13 保管部(フープ保持部材)
15A 第2載置台(ウエハ出し入れステージ)
15B 第1載置台(ウエハ出し入れステージ)
19 第2基板搬送機構(一括搬送装置)
20 バッチ形成部
60 第1基板搬送機構(枚葉搬送装置)
70 位置調整部(ノッチアライナ)

Claims (7)

  1. 複数の基板に対してバッチ処理を行う処理部を備える基板処理装置であって、
    当該基板処理装置の外部から受け入れた、複数の基板を収納した基板収納容器を載置する少なくとも1つの載置台と、
    基板の回転方向位置を調整する枚葉式の位置調整部と、
    前記基板収納容器に収納された複数の基板のうちの1枚の基板を取り出して前記位置調整部に搬送する操作と、前記位置調整部で回転方向位置が調整された当該1枚の基板を前記基板収納容器に搬送する操作を行う第1基板搬送機構と、
    前記第1基板搬送機構により搬送され前記基板収納容器に収納された回転方向位置が調整された前記複数の基板を、前記基板収納容器から一括して取り出す第2基板搬送機構と、
    前記第2基板搬送機構により第1基板収納容器から取り出された複数の第1基板の間に前記第2基板搬送機構により第2基板収納容器から取り出された複数の第2基板を挿入することにより、前記第1基板および前記第2基板が交互に並んだ交互基板配列を形成する基板配列機構と、
    少なくとも前記位置調整部、前記第1基板搬送機構、前記第2基板搬送機構および前記基板配列機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの載置台は、前記第1基板搬送機構が前記基板収納容器から前記基板を取り出すときに前記基板収納容器が載置される第1載置台を含み、
    前記第1載置台は前記位置調整部と上下方向に並んでおり、
    前記制御部は、
    前記処理部における前記バッチ処理が、前記第1基板のパターン形成面と前記第2基板のパターン形成面が対面するように前記交互基板配列を形成する基板に対して行われるか、あるいは、前記第1基板のパターン非形成面と前記第2基板のパターン非形成面が対面するように前記交互基板配列を形成する基板に対して行われる場合に、
    第1基板収納容器に収納された複数の第1基板に対しては、全ての第1基板の回転方向位置が第1回転方向位置を向くように、前記位置調整部による第1基板の回転方向位置の調整を行わせ、
    第2基板収納容器に収納された複数の第2基板に対しては、全ての第2基板の回転方向位置が前記第1回転方向位置と異なる第2回転方向位置を向くように、前記位置調整部による第2基板の回転方向位置の調整を行わせる、
    基板処理装置。
  2. 前記第1回転方向位置と前記第2回転方向位置とが90度ずれている、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記基板の回転方向位置とは、前記基板の周縁部に形成されたノッチの向きである、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記少なくとも1つの載置台は、前記第2基板搬送機構が前記基板収納容器から前記基板を取り出すときに前記基板収納容器が載置される第2載置台を含み、
    前記第1載置台と前記第2載置台との間で前記基板収納容器を搬送する容器搬送機構をさらに備えた、請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記第1載置台は前記第2載置台と上下方向に並んでいる、請求項記載の基板処理装置。
  6. 回転方向位置が調整された前記複数の基板が収納された基板収納容器を一時的に保管する保管部をさらに備え、
    前記保管部に1つの基板収納容器が保管されてその次の基板収納容器に関して前記複数の基板の回転方向位置が調整された後に、前記容器搬送機構が前記基板収納容器を前記保管部から前記第2載置台へと搬送し、前記第2基板搬送機構は、搬送された前記基板収納容器から前記複数の基板を一括して取り出し、
    連続して、前記容器搬送機構が前記次の基板収納容器を前記第1載置台から前記第2載置台へと搬送し、前記第2基板搬送機構は、搬送された前記基板収納容器から前記複数の基板を一括して取り出す、請求項4または5に記載の基板処理装置。
  7. 回転方向位置が調整された前記複数の基板が収納された基板収納容器を一時的に保管する保管部をさらに備え、
    前記保管部に2つの基板収納容器が保管された後に、前記容器搬送機構が前記2つの基板収納容器を前記保管部から前記第2載置台へと連続して搬送し、前記第2基板搬送機構は、前記基板収納容器から前記複数の基板を一括して取り出す動作を、搬送された前記2つの基板収納容器に対して連続して行う、請求項4または5に記載の基板処理装置。
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