JP2023129235A - 基板処理システム及び基板処理方法 - Google Patents

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圭太 平瀬
Keita Hirase
幸良 齊藤
Yukiyoshi Saito
聡寛 寺本
Akihiro Teramoto
幸二 田中
Koji Tanaka
奨太 武井
Shota Takei
眞高 御所
Sanetaka Gosho
和晃 北村
Kazuaki Kitamura
真一 池田
Shinichi Ikeda
俊介 栗▲崎▼
Shunsuke Kurisaki
裕二 木村
Yuji Kimura
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Abstract

Figure 2023129235000001
【課題】基板に形成されたパターンの倒壊を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】基板処理システムは、複数枚の基板を収容したカセットが搬入出される搬入出部と、複数枚の前記基板を含むロットを、前記基板の各々を直立させた状態で一括して処理するバッチ処理部と、前記ロットの前記基板を水平な状態で1枚ずつ処理する枚葉処理部と、前記バッチ処理部から前記枚葉処理部へと前記基板を受け渡すインタフェース部と、を有し、前記インタフェース部は、前記基板を純水に接触させた状態で水平に保持する待機部と、前記バッチ処理部から前記待機部へと前記基板を受け渡す搬送機構と、を有する。
【選択図】図9

Description

本開示は、基板処理システム及び基板処理方法に関する。
特許文献1に記載の基板処理システムは、バッチ処理部と枚葉処理部とを備える。バッチ処理部は、水洗処理された半導体ウエハを水中に保持する。半導体ウエハは、複数枚が1つの保持台に載せられた状態で薬液処理される。移送部は、バッファ槽から半導体ウエハを1枚ずつ取り上げて枚葉処理部へ移送する。枚葉処理部は、移送部で移送された1枚の半導体ウエハを、主面が水平になるように支持し基板を乾燥する。
特開2021-064654号公報
本開示は、半導体ウエハ等の基板に形成されたパターンの倒壊を抑制することができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理システムは、複数枚の基板を収容したカセットが搬入出される搬入出部と、複数枚の前記基板を含むロットを、前記基板の各々を直立させた状態で一括して処理するバッチ処理部と、前記ロットの前記基板を水平な状態で1枚ずつ処理する枚葉処理部と、前記バッチ処理部から前記枚葉処理部へと前記基板を受け渡すインタフェース部と、を有し、前記インタフェース部は、前記基板を純水に接触させた状態で水平に保持する待機部と、前記バッチ処理部から前記待機部へと前記基板を受け渡す搬送機構と、を有する。
本開示によれば、基板に形成されたパターンの倒壊を抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係る基板処理システムを示す概略平面図である。 図2は、第1実施形態における第2受渡台を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る基板処理方法を示すフローチャートである。 図4は、第2インタフェース部の動作を示す概略斜視図である。 図5は、第2インタフェース部の動作を示す概略斜視図である。 図6は、第2インタフェース部の動作を示す概略斜視図である。 図7は、第2インタフェース部の動作を示す概略斜視図である。 図8は、第2搬送装置の動作を説明する図である。 図9は、第1実施形態における第2受渡台の動作を示す図(その1)である。 図10は、第1実施形態における第2受渡台の動作を示す図(その2)である。 図11は、第1実施形態における第2受渡台の動作を示す図(その3)である。 図12は、第2実施形態における第2受渡台を示す図である。 図13は、第3実施形態における第2インタフェース部を示す概略斜視図である。 図14は、第4実施形態における第2受渡台を示す図である。 図15は、第4実施形態における第2受渡台の動作を示す図である。 図16は、第5実施形態における第2受渡台を示す図である。 図17は、第6実施形態における第2受渡台を示す図である。 図18は、第1実施形態の第1変形例に含まれる第2インタフェース部を示す概略斜視図である。 図19は、第1実施形態の第2変形例に係る基板処理システムを示す概略平面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態は基板処理システムに関する。
(基板処理システム)
図1を参照し、実施形態に係る基板処理システムについて説明する。図1に示されるように、第1実施形態に係る基板処理システム1は、搬入出部2と、第1インタフェース部3と、バッチ処理部4と、第2インタフェース部5と、枚葉処理部6と、制御装置9とを有する。
搬入出部2は、搬入部と搬出部とを兼ねる。このため、基板処理システム1を小型化できる。搬入出部2は、ロードポート21と、ストッカ22と、ローダ23と、カセット搬送装置24とを有する。
ロードポート21は、搬入出部2のX軸方向負側に配置される。ロードポート21は、Y軸方向に沿って複数(例えば4つ)配置される。ただし、ロードポート21の数は特に限定されない。ロードポート21には、カセットCが載置される。カセットCは、複数枚(例えば25枚)の基板Wを収容し、ロードポート21に対して搬入出される。カセットCの内部にて、基板Wは水平に保持され、鉛直方向に第1ピッチP1のN倍である第2ピッチP2(P2=N×P1)で保持される。Nは、2以上の自然数であり、本実施形態では2であるが、3以上であってもよい。
ストッカ22は、搬入出部2のX軸方向中央に、Y軸方向に沿って複数(例えば4つ)配置される。ストッカ22は、搬入出部2のX軸方向正側に、Y軸方向に沿って第1インタフェース部3に隣接して複数(例えば2つ)配置される。ストッカ22は、鉛直方向に多段に配置されてもよい。ストッカ22は、洗浄処理前の基板Wが収納されたカセットC、基板Wが取り出されて内部が空となったカセットC等を一時的に保管する。なお、ストッカ22の数は特に限定されない。
ローダ23は、第1インタフェース部3に隣接しており、搬入出部2のX軸方向正側に配置される。ローダ23には、カセットCが載置される。ローダ23には、カセットCの蓋体の開閉を行うための蓋体開閉機構(図示せず)が設けられる。ローダ23は、複数設けられてもよい。ローダ23は、鉛直方向に多段に配置されてもよい。
カセット搬送装置24は、例えば多関節搬送ロボットである。カセット搬送装置24は、ロードポート21と、ストッカ22と、ローダ23との間でカセットCを搬送する。
第1インタフェース部3は、搬入出部2のX軸方向正側に配置される。第1インタフェース部3は、搬入出部2と、バッチ処理部4と、枚葉処理部6との間で基板Wを搬送する。第1インタフェース部3は、基板移載装置31と、ロット形成部32と、第1受渡台33とを有する。
基板移載装置31は、ローダ23に載置されたカセットCと、ロット形成部32と、第1受渡台33との間で基板Wを搬送する。基板移載装置31は、多軸(例えば6軸)アームロボットからなり、その先端に基板保持アーム31aを有する。基板保持アーム31aは、複数枚(例えば25枚)の基板Wを保持しうる複数の保持爪(図示せず)を有する。基板保持アーム31aは、保持爪により基板Wを保持した状態で、3次元空間内で任意の位置及び姿勢をとることができる。
ロット形成部32は、第1インタフェース部3のX軸方向正側に配置される。ロット形成部32は、複数枚の基板Wを第1ピッチP1で保持し、ロットLを形成する。
第1受渡台33は、枚葉処理部6に隣接しており、第1インタフェース部3のY軸方向正側に配置される。第1受渡台33は、第4搬送装置61から基板Wを受け取り、搬入出部2に渡すまで、一時的に保管する。
バッチ処理部4は、第1インタフェース部3のX軸方向正側に配置される。すなわち、搬入出部2と、第1インタフェース部3と、バッチ処理部4とは、この順番で、X軸方向負側からX軸方向正側に向けて配置される。バッチ処理部4は、複数枚(例えば50枚又は100枚)の基板Wを第1ピッチP1で含むロットLを、一括で処理する。1つのロットLは、例えばM個のカセットCの基板Wで構成される。Mは、2以上の自然数である。Mは、Nと同じ自然数でもよいし、Nとは異なる自然数でもよい。バッチ処理部4は、薬液槽41と、リンス液槽42と、第1搬送装置43と、処理具44と、駆動装置45とを有する。
薬液槽41とリンス液槽42とは、X軸方向に沿って配置される。例えば、X軸方向正側からX軸方向負側に向けて、薬液槽41と、リンス液槽42とがこの順で並ぶ。なお、薬液槽41とリンス液槽42とをまとめて処理槽とも称する。薬液槽41とリンス液槽42の数は図1のものに限定されない。例えば、薬液槽41及びリンス液槽42は、図1では1組であるが、複数組であってもよい。
薬液槽41は、ロットLが浸漬される薬液を貯留する。薬液は、例えばリン酸水溶液(HPO)である。リン酸水溶液は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜のうち、シリコン窒化膜を選択的にエッチングし、除去する。薬液は、リン酸水溶液には限定されない。例えば、DHF(希フッ酸)、BHF(フッ酸とフッ化アンモニウムの混合液)、希硫酸、SPM(硫酸と過酸化水素と水の混合液)、SC1(アンモニアと過酸化水素と水の混合液)、SC2(塩酸と過酸化水素と水の混合液)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウムと水の混合液)、メッキ液等であってもよい。薬液は、剥離処理用又はメッキ処理用であってもよい。薬液の数は、特に限定されず、複数であってもよい。
リンス液槽42は、ロットLが浸漬される第1リンス液を貯留する。第1リンス液は、基板Wから薬液を除去する純水であって、例えばDIW(脱イオン水)である。
第1搬送装置43は、ガイドレール43aと、第1搬送アーム43bとを有する。ガイドレール43aは、処理槽よりもY軸方向負側に配置される。ガイドレール43aは、第1インタフェース部3からバッチ処理部4へ水平方向(X軸方向)に沿って延びる。第1搬送アーム43bは、ガイドレール43aに沿って水平方向(X軸方向)に移動する。第1搬送アーム43bは、鉛直方向に移動してもよく、鉛直軸周りに回転してもよい。第1搬送アーム43bは、第1インタフェース部3とバッチ処理部4との間でロットLを一括で搬送する。
処理具44は、第1搬送アーム43bからロットLを受け取り、保持する。処理具44は、複数枚の基板WをY軸方向に第1ピッチP1で保持し、複数枚の基板Wのそれぞれを鉛直に保持する。
駆動装置45は、処理具44をX軸方向及びZ軸方向に移動させる。処理具44は、薬液槽41に貯留された薬液にロットLを浸漬し、次いで、リンス液槽42に貯留された第1リンス液にロットLを浸漬し、その後、ロットLを第1搬送装置43に渡す。
処理具44と駆動装置45のユニットの数は、本実施形態では1つであるが、複数でもよい。後者の場合、1つのユニットが薬液槽41に貯留された薬液にロットLを浸漬し、別のユニットがリンス液槽42に貯留された第1リンス液にロットLを浸漬する。この場合、駆動装置45は、処理具44をZ軸方向に移動させればよく、処理具44をX軸方向に移動させなくてもよい。
第2インタフェース部5は、バッチ処理部4のY軸方向正側に配置される。第2インタフェース部5は、バッチ処理部4と枚葉処理部6との間で基板Wを搬送する。第2インタフェース部5は、浸漬槽51と、第2搬送装置52と、第3搬送装置53と、第2受渡台54とを有する。
浸漬槽51は、第1搬送アーム43bの移動範囲外に配置される。例えば、浸漬槽51は、処理槽に対してY軸方向正側にずれた位置に配置される。浸漬槽51は、ロットLが浸漬される第2リンス液を貯留する。第2リンス液は、例えばDIW(脱イオン水)である。基板Wは、第3搬送装置53により第2リンス液から引き上げられるまで、第2リンス液中で保持される。第2リンス液の液面よりも下に基板Wが存在するので、第2リンス液の表面張力が基板Wに作用せず、基板Wの凹凸パターンの倒壊を防止できる。
第2搬送装置52は、Y軸駆動装置52aと、Z軸駆動装置52bと、第2搬送アーム52cとを有する。
Y軸駆動装置52aは、第2インタフェース部5のX軸方向正側に配置される。Y軸駆動装置52aは、第2インタフェース部5からバッチ処理部4へ水平方向(Y軸方向)に沿って延びる。Y軸駆動装置52aは、Z軸駆動装置52b及び第2搬送アーム52cをY軸方向に移動させる。Y軸駆動装置52aは、ボールねじを含んでよい。
Z軸駆動装置52bは、Y軸駆動装置52aに移動可能に取り付けられる。Z軸駆動装置52bは、第2搬送アーム52cをZ軸方向に移動させる。Z軸駆動装置52bは、ボールねじを含んでよい。
第2搬送アーム52cは、Z軸駆動装置52bに移動可能に取り付けられる。第2搬送アーム52cは、第1搬送アーム43bからロットLを受け取り、保持する。第2搬送アーム52cは、複数枚の基板WをY軸方向に第1ピッチP1で保持し、複数枚の基板Wのそれぞれを鉛直方向に保持する。第2搬送アーム52cは、Y軸駆動装置52a及びZ軸駆動装置52bにより、Y軸方向及びZ軸方向に移動する。第2搬送アーム52cは、図7に示す受渡位置A1と、浸漬位置A2と、待機位置A3とを含む複数の位置を移動可能に構成される。
受渡位置A1は、第1搬送アーム43bと第2搬送アーム52cとの間でロットLの受け渡しを行う位置である。受渡位置A1は、Y軸方向負側かつZ軸方向正側の位置である。
浸漬位置A2は、浸漬槽51にロットLを浸漬させる位置である。浸漬位置A2は、受渡位置A1よりもY軸方向正側かつZ軸方向負側の位置である。
待機位置A3は、ロットLの受け渡し及び浸漬槽51へのロットLの浸漬を行わないときに第2搬送アーム52cが待機する位置である。待機位置A3は、受渡位置A1の直下(Z軸方向負側)であり、第1搬送アーム43bの移動を妨げない位置である。この場合、第2搬送アーム52cが上方(Z軸方向正側)への移動のみで受渡位置A1に移動できるので、スループットが向上する。待機位置A3は、浸漬位置A2と同じ位置であってもよい。この場合、第1搬送装置43が動作することに伴い生じ得るパーティクルが第2搬送アーム52cに付着することを防止できる。待機位置A3は、浸漬位置A2の直上(Z軸方向正側)の位置であってもよい。このように、待機位置A3を受渡位置A1とは異なる位置に設定することにより、第1搬送アーム43bと第2搬送アーム52cとの接触を防止できる。
第2搬送装置52は、第1搬送装置43が動作している間、第2搬送アーム52cを浸漬位置A2又は待機位置A3に移動させる。これにより、第1搬送アーム43bと第2搬送アーム52cとの接触を防止できる。
第3搬送装置53は、多軸(例えば6軸)アームロボットからなり、その先端に第3搬送アーム53aを有する。第3搬送アーム53aは、1枚の基板Wを保持しうる保持爪(図示せず)を有する。第3搬送アーム53aは、保持爪により基板Wを保持した状態で、3次元空間内で任意の位置及び姿勢をとることができる。第3搬送装置53は、浸漬位置A2にある第2搬送アーム52cと、第2受渡台54との間で基板Wを搬送する。このとき、浸漬槽51が第1搬送アーム43bの移動範囲外に配置されているので、第1搬送アーム43bと第3搬送アーム53aとが干渉しない。これにより、第1搬送装置43と第3搬送装置53のうちの一方を他方の動作状態によらずに独立して動作させることができる。このため、任意にタイミングで第1搬送装置43及び第3搬送装置53を動作させることができるので、基板Wの搬送に要する時間を短縮できる。その結果、基板処理システム1の生産性が向上する。第3搬送装置53は搬送機構の一例として機能する。
第2受渡台54は、枚葉処理部6に隣接しており、第2インタフェース部5のX軸方向負側に配置される。第2受渡台54は、第3搬送装置53から基板Wを受け取り、枚葉処理部6に受け渡すまで、一時的に保管する。すなわち、第2受渡台54には、浸漬槽51から取り出された基板Wが載置される。第2受渡台54に載置された基板Wは、例えば表面が第2リンス液で濡れた状態であることが好ましい。この場合、第2リンス液の表面張力が基板Wに作用せず、基板Wの凹凸パターンの倒壊を抑制できる。第2受渡台54の数は1つでも複数でもよい。第2受渡台54の詳細については後述する。
枚葉処理部6は、第2インタフェース部5のX軸方向負側、かつ搬入出部2、第1インタフェース部3及びバッチ処理部4のY軸方向正側に配置される。枚葉処理部6は、基板Wを1枚ずつ処理する。枚葉処理部6は、第4搬送装置61と、液処理装置62と、乾燥装置63とを有する。
第4搬送装置61は、ガイドレール61aと、第4搬送アーム61bとを有する。ガイドレール61aは、枚葉処理部6のY軸方向負側に配置される。ガイドレール61aは、枚葉処理部6において水平方向(X軸方向)に沿って延びる。第4搬送アーム61bは、ガイドレール61aに沿って水平方向(X軸方向)及び鉛直方向に移動し、鉛直軸周りに回転する。第4搬送アーム61bは、第2受渡台54と、液処理装置62と、乾燥装置63と、第1受渡台33との間で基板Wを搬送する。第4搬送アーム61bの数は1つでも複数でもよく、後者の場合、第4搬送装置61は複数枚(例えば5枚)の基板Wを一括で搬送する。
液処理装置62は、枚葉処理部6のX軸方向正側かつY軸方向正側に配置される。液処理装置62は、枚葉式であって、基板Wを1枚ずつ処理液で処理する。液処理装置62は、鉛直方向(Z軸方向)に多段(例えば3段)に配置される。これにより、複数枚の基板Wを同時に処理液で処理できる。処理液は、複数であってもよく、例えば、DIW等の純水と、純水よりも表面張力の低い乾燥液とであってよい。乾燥液は、例えばIPA(イソプロピルアルコール)等のアルコールであってよい。
乾燥装置63は、液処理装置62に対してX軸方向負側に隣接して配置される。この場合、枚葉処理部6のY軸方向正側の端面が、第2インタフェース部5のY軸方向正側の端面と面一又は略面一となるように配置できる。このため、デッドスペースがほとんど生じないので、基板処理システム1のフットプリントを小さくできる。これに対し、乾燥装置63を液処理装置62に対してY軸方向正側に隣接して配置すると、枚葉処理部6のY軸方向正側の端面が、第2インタフェース部5のY軸方向正側の端面よりも飛び出し、デッドスペースが生じ得る。乾燥装置63は、枚葉式であって、基板Wを1枚ずつ超臨界流体で乾燥する。乾燥装置63は、鉛直方向に多段(例えば3段)に配置される。これにより、複数枚の基板Wを同時に乾燥させることができる。
液処理装置62と乾燥装置63の両方が枚葉式ではなくてもよく、液処理装置62が枚葉式であって乾燥装置63がバッチ式であってもよい。乾燥装置63は、複数枚の基板Wを一括で超臨界流体により乾燥してもよい。乾燥装置63において一括で処理される基板Wの枚数は、液処理装置62において一括で処理される基板Wの枚数以上であってもよいが、少なくてもよい。液処理装置62及び乾燥装置63以外の装置が枚葉処理部6に配置されてもよい。
制御装置9は、例えばコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)91と、メモリ等の記録媒体92とを備える。記録媒体92には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御装置9は、記録媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、基板処理システム1の動作を制御する。制御装置9は、入力インタフェース93と、出力インタフェース94とを備える。制御装置9は、入力インタフェース93で外部からの信号を受信し、出力インタフェース94で外部に信号を送信する。
上記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶され、その記録媒体から制御装置9の記録媒体92にインストールされる。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカード等が挙げられる。なお、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされ、制御装置9の記録媒体92にインストールされてもよい。
基板処理システム1において、基板Wは、搬入出部2から第1インタフェース部3、バッチ処理部4、第2インタフェース部5及び枚葉処理部6の順番で搬送され、搬入出部2に戻る。
(第2受渡台の構成の詳細)
図2を参照し、第2受渡台54の構成の詳細について説明する。図2は、第1実施形態における第2受渡台54を示す図である。図2(a)は上面図であり、図2(b)は断面図である。図2(b)は図2(a)中のIIb-IIb線に沿った断面図に相当する。
図2に示されるように、第2受渡台54は、純水供給部80と、液受け部73と、3個以上のピン74とを有する。図2(a)では、純水供給部80を省略している。
液受け部73は、底板71と、壁部72とを有する。底板71は円板状の形状を有する。壁部72は底板71の上に環状に設けられている。ピン74は底板71の上に設けられている。本実施形態ではピン74の数が3個であるが、4個以上であってもよい。3個のピン74は、平面視で正三角形を構成するように配置されている。各ピン74の上端を含む面は水平である。各ピン74の上端は、壁部72の上端より上方に位置する。平面視で、3個のピン74が構成する正三角形の中心と、円板状の底板71の中心とが略一致する。ピン74は底板71の上方で基板Wを下方から支持する。ピン74は支持部の一例として機能する。
純水供給部80は、ノズル81と、純水供給ライン82と、戻りライン83とを有する。純水供給ライン82はノズル81に接続されている。ノズル81は、純水供給ライン82を通じて供給された純水を吐出する。純水供給ライン82に分岐点85が設けられており、戻りライン83は分岐点85に接続されている。ノズル81からの純水の吐出が行われていない期間でも、純水供給ライン82の分岐点85よりも上流側の部分と、戻りライン83とを純水が通流する。このように構成された純水供給部80は、基板Wの上面に純水を供給する。
第2受渡台54はこのような構成を備え、基板Wを純水に接触させた状態で水平に保持する。第2受渡台54は待機部の一例として機能する。
(基板処理システムの動作)
図3を参照し、第1実施形態に係る基板処理システム1の動作、すなわち、基板処理方法について説明する。図3に示される処理は、制御装置9による制御下で実施される。
まず、カセットCが、複数枚の基板Wを収容した状態で、搬入出部2に搬入され、ロードポート21に載置される。カセットCの内部にて、基板Wは水平に保持され、鉛直方向に第2ピッチP2(P2=N×P1)で保持される。Nは、2以上の自然数であり、本実施形態では2であるが、3以上であってもよい。
次に、カセット搬送装置24が、カセットCをロードポート21からローダ23に搬送する。ローダ23に搬送されたカセットCは、蓋体開閉機構によって蓋体が開かれる。
次に、基板移載装置31が、カセットCが収容する基板Wを受け取り(図3のS101)、ロット形成部32に搬送する。
次に、ロット形成部32が、複数枚の基板Wを第1ピッチP1(P1=P2/N)で保持し、ロットLを形成する(図3のS102)。1つのロットLは、例えばM個のカセットCの基板Wで構成される。基板Wのピッチが第2ピッチP2から第1ピッチP1に狭くなるので、一括で処理する基板Wの枚数を増加できる。
次に、第1搬送装置43が、ロット形成部32からロットLを受け取り、処理具44に搬送する。
次に、処理具44が、薬液槽41の上方から下降し、薬液にロットLを浸漬し、薬液処理を実施する(図3のS103)。その後、処理具44が、薬液からロットLを引き上げるべく上昇し、次いでリンス液槽42の上方に向けて水平方向(X軸方向負側)に移動する。
次に、処理具44が、リンス液槽42の上方から下降し、第1リンス液にロットLを浸漬し、リンス液処理を実施する(図3のS103)。その後、処理具44が、第1リンス液からロットLを引き上げるべく上昇する。次いで、第1搬送装置43が、処理具44からロットLを受け取り、第2搬送装置52に受け渡す。
次に、第2搬送装置52の第2搬送アーム52cが、水平方向(Y軸方向正側)に移動し、浸漬槽51の上方から下降し、第2リンス液にロットLを浸漬させる(図3のS104)。ロットLの複数の基板Wは、第3搬送装置53により第2リンス液から引き上げられるまで、第2リンス液中で保持される。第2リンス液の液面よりも下に基板Wが存在するので、第2リンス液の表面張力が基板Wに作用せず、基板Wの凹凸パターンの倒壊を防止できる。
次に、第3搬送装置53が、第2リンス液中で第2搬送アーム52cによって保持されるロットLの基板Wを、第2受渡台54に搬送する。第3搬送装置53は、基板Wを1枚ずつ第2受渡台54に搬送する。
次に、第4搬送装置61が、第2受渡台54から基板Wを受け取り、液処理装置62に搬送する。
次に、液処理装置62が、基板Wを1枚ずつ液体で処理する(図3のS105)。液体は、複数であってもよく、例えば、DIW等の純水と、純水よりも表面張力の低い乾燥液とであってよい。乾燥液は、例えばIPA等のアルコールであってよい。液処理装置62は、基板Wの上面に、純水と乾燥液とをこの順で供給し、乾燥液の液膜を形成する。
次に、第4搬送装置61が、液処理装置62から基板Wを受け取り、乾燥液の液膜を上に向けて基板Wを水平に保持する。第4搬送装置61は、基板Wを液処理装置62から乾燥装置63に搬送する。
次に、乾燥装置63が、基板Wを1枚ずつ超臨界流体で乾燥する(図3のS105)。乾燥液を超臨界流体で置換でき、乾燥液の表面張力による基板Wの凹凸パターンの倒壊を抑制できる。超臨界流体は、耐圧容器を要するので、耐圧容器を小型化すべく、バッチ処理ではなく、枚葉処理で行われる。
なお、乾燥装置63は、本実施形態では枚葉式であるが、上記の通り、バッチ式でもよい。バッチ式の乾燥装置63は、液膜を形成した複数枚の基板Wを、一括で、超臨界流体で乾燥する。枚葉式の乾燥装置63が基板Wを保持する搬送アームを1つ有するのに対し、バッチ式の乾燥装置63は複数の搬送アームを有する。
次に、第4搬送装置61が、乾燥装置63から基板Wを受け取り、第1受渡台33に搬送する。
次に、基板移載装置31が、第1受渡台33から基板Wを受け取り、カセットC内に収納する(図3のS106)。カセットCは、複数枚の基板Wを収容した状態で、搬入出部2から搬出される。
(第2インタフェース部の動作)
図4~図8を参照し、第2インタフェース部5の動作について説明する。第2インタフェース部5の動作は、制御装置9による制御される。
まず、図4に示されるように、第1搬送アーム43bが、処理具44からロットLを受け取り、ガイドレール43aに沿って第2搬送アーム52cにロットLを受け渡す位置までX軸方向負側に移動する。このとき、第2搬送アーム52cは待機位置A3で待機する。これにより、第1搬送アーム43bは、第2搬送アーム52cと接触することなく、第2搬送アーム52cにロットLを受け渡す位置まで移動できる。
次に、図5に示されるように、第2搬送アーム52cが、待機位置A3から受渡位置A1まで移動し、第1搬送アーム43bからロットLを受け取り、保持する。すなわち、図8の矢印F1に示されるように、第2搬送アーム52cは待機位置A3から上方(Z軸方向正側)に移動し、第1搬送アーム43bからロットLを受け取る。
次に、図6に示されるように、第2搬送アーム52cが、受渡位置A1から浸漬位置A2へ移動し、浸漬槽51へロットLを浸漬させる。すなわち、図8の矢印F2に示されるように、第2搬送アーム52cは受渡位置A1から浸漬槽51の上方まで水平方向(Y軸方向正側)に移動する。次いで、図8の矢印F3に示されるように、第2搬送アーム52cは浸漬槽51の上方から浸漬位置A2まで下降し、浸漬槽51に貯留される第2リンス液にロットLを浸漬させる。
次に、図7に示されるように、第3搬送装置53が、第2リンス液中で第2搬送アーム52cによって保持されるロットLの基板Wを、第2受渡台54に搬送する。第3搬送装置53は、基板Wを1枚ずつ第2受渡台54に搬送する。このとき、浸漬槽51が第1搬送アーム43bの移動範囲外に配置されているので、第1搬送アーム43bと第3搬送アーム53aとが干渉しない。これにより、第1搬送装置43と第3搬送装置53のうちの一方を他方の動作状態によらずに独立して動作させることができる。すなわち、排他制御が不要となる。このため、任意にタイミングで第1搬送装置43及び第3搬送装置53を動作させることができるので、基板Wの搬送に要する時間を短縮できる。その結果、基板処理システム1の生産性が向上する。
次に、第2搬送アーム52cが保持するロットLのすべての基板Wが取り出されると、第2搬送アーム52cは待機位置A3に移動し、第1搬送アーム43bにより次のロットLが搬送されるまで待機する。図8の矢印F4に示されるように、第2搬送アーム52cは、浸漬位置A2から待機位置A3と同じ高さまで上方(Z軸方向上側)に移動し、次いで図8の矢印F5に示されるように、水平方向(Y軸方向負側)に待機位置A3まで移動する。この場合、第2搬送アーム52cは受渡位置A1よりも低い位置を経由して待機位置A3まで移動するので、第1搬送アーム43bとの接触を防止できる。なお、第2搬送アーム52cが浸漬位置A2から待機位置A3に移動する経路は、第2搬送アーム52cが待機位置A3から受渡位置A1を経由して浸漬位置A2に移動する経路と同じであって
もよい。
第2インタフェース部5によれば、バッチ処理部4から枚葉処理部6に搬送される基板Wは、第3搬送装置53で第2リンス液から引き上げられるまで、第2リンス液中で保持される。第2リンス液の液面よりも下に基板Wが存在するので、第2リンス液の表面張力が基板Wに作用せず、基板Wの凹凸パターンの倒壊を防止できる。
(第2受渡台の動作)
図9を参照し、第2受渡台54の動作について説明する。
第3搬送装置53により基板Wが第2受渡台54に搬送されると、図9(a)に示されるように、基板Wは3個のピン74の上に載置される。この時、基板Wの上面に第2リンス液の液膜75aが形成されている。
次に、図9(b)に示されるように、ノズル81が純水を基板Wの上面に向けて吐出する。この結果、基板Wの上面に純水の液膜75が形成される。
次に、図9(c)に示されるように、ノズル81が純水の基板Wの吐出を停止する。基板Wの上面に純水の液膜75が形成された状態が維持される。
次に、図9(d)に示されるように、上面に純水の液膜75が形成された基板Wが第4搬送装置61により液処理装置62に搬送される。
第2受渡台54では、このような動作が行われる。
第3搬送装置53により基板Wが第2受渡台54に搬送された時に基板Wの上面に第2リンス液の液膜75aが形成されていたとしても、第4搬送装置61による液処理装置62への搬送までに時間がかかった場合、乾燥により液膜75aが減少するおそれがある。液膜75aの減少は基板Wの凹凸パターンの倒壊を生じさせるおそれがある。これに対し、本実施形態では、第2受渡台54において基板Wの上面に純水の液膜75が形成されるため、乾燥に伴う凹凸パターンの倒壊を抑制することができる。
なお、液膜75の形成後、第4搬送装置61による液処理装置62への搬送までに時間がかかった場合、つまり待機時間が長くなった場合には、再度、液膜75を形成することが好ましい。例えば、液膜75の形成から、予め設定された第1時間が経過するたびに、液膜75を再形成することが好ましい。また、このような処理を行う場合、連続する2回の液膜75の形成の間に、純水供給ライン82の分岐点85とノズル81との間の部分に純水が滞留する。このため、図10に示されるように、ノズル81を基板Wの側方に移動させ、滞留した純水を排出し、その後に2回目の液膜75の形成を行うことが好ましい。滞留した純水を排出することで、滞留した純水中に存在し得るパーティクルの基板Wへの付着を抑制することができる。
また、ピン74上での基板Wの待機の有無にかかわらず、図11に示されるように、予め設定された第2時間が経過するたびに、純水供給ライン82の分岐点85とノズル81との間の部分に滞留した純水を排出するようにしてもよい。排水の際に基板Wがピン74の上にある場合は、図10に示されるように、ノズル81を基板Wの側方に移動させてもよい。また、第3搬送装置53による基板Wの第2受渡台54への搬送のたびに、その直前に、純水供給ライン82の分岐点85とノズル81との間の部分に滞留した純水を排出するようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、主として、第2受渡台54の構成の点で第1実施形態と相違する。図12は、第2実施形態における第2受渡台54を示す図である。図12(a)は上面図であり、図12(b)は断面図である。図12(b)は図12(a)中のXIIb-XIIb線に沿った断面図に相当する。
図12に示されるように、第2実施形態に含まれる第2受渡台54は、純水供給部80と、液受け部73と、3個以上のピン74と、ロードセル11と、ピン支持部材12とを有する。図12(a)では、純水供給部80を省略している。
第2実施形態では、液受け部73の底板71の中央部の上にロードセル11が設けられており、ロードセル11の上にピン支持部材12が設けられている。ピン支持部材12は、梁部13と、円環部14とを有する。梁部13は直線状の部材であり、その長手方向の中央部がロードセル11の上面に接触している。円環部14は円環状の部材であり、梁部13の両端が円環部14につながっている。平面視で、円環部14の中心と梁部13の長手方向の中心とが一致し、円環部14の中心にロードセル11が位置する。そして、円環部14の上にピン74が設けられている。
他の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、第3搬送装置53により基板Wが第2受渡台54に搬送されると、第1実施形態と同様に、基板Wが3個のピン74の上に載置される(図9(a)参照)。この時、基板Wの上面に第2リンス液の液膜75aが形成されている。次に、ロードセル11がピン支持部材12、ピン74、基板W及び液膜75aの総質量(第1質量)を測定する。
次に、第1実施形態と同様に、ノズル81が純水を基板Wの上面に向けて吐出する。この結果、基板Wの上面に純水の液膜75が形成される(図9(b)参照)。
次に、第1実施形態と同様に、ノズル81が純水の基板Wの吐出を停止する。基板Wの上面に純水の液膜75が形成された状態が維持される(図9(c)参照)。次に、ロードセル11がピン支持部材12、ピン74、基板W及び液膜75の総質量(第2質量)を測定する。次に、制御装置9が、第1質量から第2質量への増加量を算出し、この増加量が、予め定められた範囲内にあるか判断する。第1質量から第2質量への増加量は、純水供給部80により供給され、基板Wの上面に残る純水の質量に相当する。質量測定部79a及び制御装置9が質量変化検出部として機能する。
増加量が予め定められた範囲内にあれば、第1実施形態と同様に、上面に純水の液膜75が形成された基板Wが第4搬送装置61により液処理装置62に搬送される(図9(d)参照)。増加量が予め定められた範囲よりも小さい場合(過少の場合)、例えば、ノズル81が純水を不足分だけ基板Wの上面に向けて吐出してもよい。増加量が予め定められた範囲よりも大きい場合(過剰の場合)、例えば、その旨の報知、例えばアラーム音の発生を行ってもよい。
第2実施形態では、第2受渡台54において、このような動作が行われる。
第2実施形態によれば、液処理装置62に搬送される基板Wに形成されている液膜75の量の安定性を向上することができる。また、増加量が過少の場合には、基板Wの反りによって純水が基板Wの上面から落下している可能性があるため、基板Wの反りの確認のトリガとして用いることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、主として、第2インタフェース部5が退避ステージを有する点で第1実施形態と相違する。図13は、第3実施形態における第2インタフェース部5を示す概略斜視図である。
図13に示されるように、第3実施形態に含まれる第2インタフェース部5は、浸漬槽51と、第2搬送装置52と、第3搬送装置53と、第2受渡台54と、退避ステージ55とを有する。退避ステージ55は、第2受渡台54のZ軸方向負側に配置されている。退避ステージ55は、第2受渡台54と同様の構成を備えており、基板Wを受け入れ、基板Wの上面に純水を吐出することができる。
他の構成は第1実施形態と同様である。
上述のように、第4搬送装置61は、第2受渡台54から基板Wを受け取り、液処理装置62に搬送する。ただし、第4搬送装置61が第2受渡台54から基板Wを受け取った後で、トラブル等により液処理装置62が基板Wを受け入れられない状況が生じ得る。このような場合、第4搬送装置61は基板Wを退避ステージ55に搬送する。そして、退避ステージ55において、基板Wの上面の液膜75が消失しないように、基板Wの上面に純水が吐出される。その後、液処理装置62が基板Wを受け入れられるようになると、第4搬送装置61が退避ステージ55から基板Wを受け取り、液処理装置62に搬送する。
なお、退避ステージ55への純水の供給ラインにおける純水の滞留によるパーティクルの基板Wへの付着を抑制するために、第2受渡台54と同様に、適宜、滞留した純水の排出が行われることが好ましい。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、主として、第2受渡台54の構成の点で第1実施形態と相違する。図14は、第4実施形態における第2受渡台54を示す図である。
図14に示されるように、第4実施形態に含まれる第2受渡台54は、純水供給部80と、液受け部76と、アーム78と、移動機構79とを有する。アーム78は、第3搬送装置53により搬送されてきた基板Wを水平に保持する。液受け部76は、純水77を貯留するように構成されている。また、液受け部76は、アーム78に保持された基板Wを、純水77中に浸漬できる深さを有する。移動機構79は、基板Wを液受け部76に貯留された純水77内に浸漬した状態で支持する浸漬位置B1と、基板Wを液受け部76に貯留された純水77の外で支持する退避位置B2とを含む複数の位置に移動可能に構成されている。例えば、退避位置B2は浸漬位置B1のZ軸方向正側にある。アーム78は支持部の一例として機能する。
他の構成は第1実施形態と同様である。
第4実施形態では、第3搬送装置53により基板Wが第2受渡台54に搬送されると、基板Wはアーム78の上に載置される。この時、基板Wの上面に第2リンス液の液膜75aが形成されている。次に、ノズル81が純水を基板Wの上面に向けて吐出する。この結果、基板Wの上面に純水の液膜75が形成される。次に、ノズル81が純水の基板Wの吐出を停止する。基板Wの上面に純水の液膜75が形成された状態が維持される。次に、上面に純水の液膜75が形成された基板Wが第4搬送装置61により液処理装置62に搬送される。第2受渡台54では、このような動作が行われる。
また、液膜75の形成後、第4搬送装置61による液処理装置62への搬送までに時間がかかった場合、つまり待機時間が長くなった場合には、図15に示されるように、基板W及びアーム78が液受け部76に貯留された純水77中に浸漬される。例えば、液膜75の形成から、予め設定された第3時間が経過すると、基板W及びアーム78が液受け部76に貯留された純水77中に浸漬される。この時、少なくとも基板Wの上面は、純水77の液面より深く位置させる。例えば、液膜75の形成から、予め設定された第1時間が経過すると、このような浸漬処理が行われる。待機時間が長くなった場合でも、このような浸漬処理により、乾燥に伴う凹凸パターンの倒壊を抑制することができる。
なお、浸漬処理の間、連続的に又は断続的にノズル81から基板Wに向けて純水を吐出するようにしてもよい。また、液受け部76に純水供給用のラインと、排水用のラインとを接続し、純水77を循環するようにしてもよい。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、主として、第2受渡台54の構成の点で第4実施形態と相違する。図16は、第5実施形態における第2受渡台54を示す図である。
図16に示されるように、第5実施形態に含まれる第2受渡台54では、移動機構79が質量測定部79aを有する。質量測定部79aは退避位置B2に設けられている。
他の構成は、第4実施形態と同様である。
第5実施形態では、第3搬送装置53により基板Wが第2受渡台54に搬送されると、第4実施形態と同様に、基板Wはアーム78の上に載置される。この時、基板Wの上面に第2リンス液の液膜75aが形成されている。次に、質量測定部79aが、アーム78、基板W及び液膜75aの総質量(第1質量)を測定する。次に、第4実施形態と同様に、ノズル81が純水を基板Wの上面に向けて吐出する。この結果、基板Wの上面に純水の液膜75が形成される。次に、第4実施形態と同様に、ノズル81が純水の基板Wの吐出を停止する。基板Wの上面に純水の液膜75が形成された状態が維持される。次に、質量測定部79aがアーム78、基板W及び液膜75の総質量(第2質量)を測定する。次に、制御装置9が、第1質量から第2質量への増加量を算出し、この増加量が、予め定められた範囲内にあるか判断する。第1質量から第2質量への増加量は、純水供給部80により供給され、基板Wの上面に残る純水の質量に相当する。質量測定部79a及び制御装置9が質量変化検出部として機能する。
増加量が予め定められた範囲内にあれば、第4実施形態と同様に、上面に純水の液膜75が形成された基板Wが第4搬送装置61により液処理装置62に搬送される。増加量が予め定められた範囲よりも小さい場合(過少の場合)、例えば、ノズル81が純水を不足分だけ基板Wの上面に向けて吐出してもよい。増加量が予め定められた範囲よりも大きい場合(過剰の場合)、例えば、その旨の報知、例えばアラーム音の発生を行ってもよい。
第5実施形態では、第2受渡台54において、このような動作が行われる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、主として、第2受渡台54の構成の点で第4実施形態と相違する。図17は、第6実施形態における第2受渡台54を示す図である。
図17に示されるように、第6実施形態に含まれる第2受渡台54は、液受け部76と、アーム78とを有する。また、液受け部76に純水供給ライン86と、排水ライン87とが接続されている。
他の構成は第4実施形態と同様である。
第6実施形態では、第3搬送装置53により基板Wが第2受渡台54に搬送されると、基板Wはアーム78の上に載置される。この時、基板Wの上面に第2リンス液の液膜75aが形成されている。次に、基板W及びアーム78が液受け部76に貯留された純水77中に浸漬される。この時、少なくとも基板Wの上面は、純水77の液面より深く位置させる。次に、アーム78が基板Wを水平に保持しながら、上昇する。この結果、基板Wの上面に純水の液膜が形成される。次に、上面に純水の液膜が形成された基板Wが第4搬送装置61により液処理装置62に搬送される。第2受渡台54では、このような動作が行われる。
第6実施形態では、液膜75の形成後、第4搬送装置61による液処理装置62への搬送までに時間がかかった場合でも、基板W及びアーム78は液受け部76に貯留された純水77中に浸漬されたままである。従って、待機時間が長くなった場合でも、乾燥に伴う凹凸パターンの倒壊を抑制することができる。
なお、基板Wがバッチ処理部4の薬液槽41から、リンス液槽42及び浸漬槽51を経ずに第2受渡台54に搬送され、第2受渡台54にて基板Wの上面に純水の液膜が形成されてもよい。また、第2受渡台54から枚葉処理部6に基板Wが直接搬送されてもよい。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
上記の実施形態では、乾燥装置63は基板Wを超臨界流体で乾燥するが、乾燥の方式は特に限定されない。乾燥の方式は、基板Wの凹凸パターンの倒壊を抑制できるものであればよく、例えば、スピン乾燥、スキャン乾燥、又は撥水乾燥等でもよい。スピン乾燥は、基板Wを回転し、遠心力によって液膜を基板Wから振り切る。スキャン乾燥は、乾燥液の供給位置を基板Wの中心から基板Wの外周に向けて移動させながら、基板Wを回転し、遠心力によって液膜を基板Wから振り切る。スキャン乾燥は、更に、Nガス等の乾燥ガスの供給位置を、乾燥液の供給位置に追従するように基板Wの中心から基板Wの外周に向けて移動させてもよい。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の第1変形例について説明する。図18は、第1実施形態の第1変形例に含まれる第2インタフェース部5Dを示す概略斜視図である。
図18に示されるように、第1実施形態の第1変形例に含まれる第2インタフェース部5Dは、Y軸駆動装置52aがZ軸駆動装置52bの下方に設けられる点で、第2インタフェース部5と異なる。第2インタフェース部5Dの他の構成は、第2インタフェース部5と同じであってよい。
図18に示されるように、Y軸駆動装置52aは、Z軸駆動装置52bの下方において、第2インタフェース部5からバッチ処理部4へY軸方向に沿って延びる。Z軸駆動装置52bは、Y軸駆動装置52aのZ軸方向正側に取り付けられる。Z軸駆動装置52bは、Y軸駆動装置52aによってY軸方向に沿って移動可能に支持される。
第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態又は第6実施形態において、第2インタフェース部5に代えて第2インタフェース部5Dが設けられてもよい。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の第2変形例について説明する。図19は、第1実施形態の第2変形例に係る基板処理システム1Aを示す概略平面図である。図19に示される基板処理システム1Aは、乾燥の方式が、スピン乾燥、スキャン乾燥、又は撥水乾燥の場合に採用され得る。
図19に示されるように、基板処理システム1Aでは、乾燥装置63の代わりに液処理装置62が配置される。すなわち、基板処理システム1Aは、第4搬送装置61と、液処理装置62とを有する枚葉処理部6Aを有する。
液処理装置62は、枚葉式であって、基板Wを1枚ずつ処理液で処理する。液処理装置62は、スピン乾燥、スキャン乾燥及び撥水乾燥の少なくとも1つを実施可能に構成される。液処理装置62は、水平方向(X軸方向)に複数列(例えば2列)に配置され、鉛直方向(Z軸方向)に多段(例えば3段)に配置される。これにより、複数枚の基板Wを同時に処理液で処理できる。
第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態及び第6実施形態も、図19に示す構成の基板処理システムに適用することができる。
1、1A 基板処理システム
2 搬入出部
4 バッチ処理部
5 第2インタフェース部
6、6A 枚葉処理部
11 ロードセル
41 薬液槽
42 リンス液槽
43 第1搬送装置
51 浸漬槽
52 第2搬送装置
54 第2受渡台
55 退避ステージ
71 底板
72 壁部
73、76 液受け部
75 液膜
77 純水
78 アーム
79 移動機構
79a 質量測定部
80 純水供給部
81 ノズル
82、86 純水供給ライン
83 戻りライン
87 排水ライン
C カセット
L ロット
W 基板

Claims (15)

  1. 複数枚の基板を収容したカセットが搬入出される搬入出部と、
    複数枚の前記基板を含むロットを、前記基板の各々を直立させた状態で一括して処理するバッチ処理部と、
    前記ロットの前記基板を水平な状態で1枚ずつ処理する枚葉処理部と、
    前記バッチ処理部から前記枚葉処理部へと前記基板を受け渡すインタフェース部と、
    を有し、
    前記インタフェース部は、
    前記基板を純水に接触させた状態で水平に保持する待機部と、
    前記バッチ処理部から前記待機部へと前記基板を受け渡す搬送機構と、
    を有する、基板処理システム。
  2. 前記待機部は、前記基板の上面に純水を供給する純水供給部を有する、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記待機部は、
    純水を受ける液受け部と、
    前記液受け部の上方で前記基板を下方から支持する支持部と、
    を有する、請求項2に記載の基板処理システム。
  4. 前記液受け部は、
    底板と、
    前記底板の上に設けられた環状の壁部と、
    を有し、
    前記支持部の上端は、前記壁部の上端より上方に位置する、請求項3に記載の基板処理システム。
  5. 前記支持部は、3個以上のピンを有する、請求項3又は4に記載の基板処理システム。
  6. 前記純水供給部は、前記支持部に支持された前記基板に向けて純水を供給する、請求項3又は4に記載の基板処理システム。
  7. 前記純水供給部は、前記支持部が前記基板を支持する状態が、予め設定された第1時間経過するたびに、前記基板の上面に純水を供給する請求項3又は4に記載の基板処理システム。
  8. 前記純水供給部は、
    純水を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接続された純水供給ラインと、
    を有し、
    前記ノズルは、予め設定された第2時間経過するたびに、前記純水供給ラインに滞留している純水を前記ノズルから吐出する、請求項3又は4に記載の基板処理システム。
  9. 前記純水供給部は、
    純水を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接続された純水供給ラインと、
    を有し、
    前記搬送機構による前記基板の前記待機部への受け渡しのたびに、前記待機部へ前記基板が搬送される前に前記純水供給ラインに滞留している純水を前記ノズルから吐出する、請求項3又は4に記載の基板処理システム。
  10. 前記液受け部は、純水を貯留し、
    前記支持部は、前記基板を前記液受け部に貯留された純水内に浸漬した状態で支持可能なアームを有する、請求項3に記載の基板処理システム。
  11. 前記アームは、前記基板を前記液受け部に貯留された純水内に浸漬した状態で支持する浸漬位置と、前記基板を前記液受け部に貯留された純水の外で支持する退避位置と、を含む複数の位置に移動可能であり、
    前記アームを移動させる移動機構を有する、請求項10に記載の基板処理システム。
  12. 前記移動機構は、前記アームが前記退避位置で前記基板を支持する状態が、予め設定された第3時間経過すると、前記アームを前記浸漬位置に移動させる、請求項11に記載の基板処理システム。
  13. 前記純水供給部により供給され、前記基板の上面に残る純水の質量を測定する質量変化検出部を有する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の基板処理システム。
  14. 前記インタフェース部は、前記待機部から搬出された後で、前記枚葉処理部へと受け渡す前に前記基板を退避させる退避ステージを有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板処理システム。
  15. 複数枚の基板を含むロットを、前記基板の各々を直立させた状態で一括して処理するバッチ処理部から、前記ロットの前記基板を水平な状態で1枚ずつ処理する枚葉処理部へと前記基板を受け渡す工程を有し、
    前記基板を受け渡す工程は、前記基板を純水に接触させた状態で水平に保持する工程を有する、基板処理方法。
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