JP2017068240A - プリントシートの作成方法 - Google Patents

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翔平 小川
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Abstract

【課題】被転写媒体へ熱転写すべき画像と接着剤との結合力をより確実にする。【解決手段】画像形成装置1は、1パス目において、色トナーによるトナー像を中間転写ベルト14上に一次転写する際に、同時に透明のバインダートナー(T)によるトナー像を、色トナー上に積層させるように中間転写ベルト14上に一次転写する。その後、中間転写ベルト14に一次転写された色トナーと透明のバインダートナー(T)によるトナー像を、転写紙19上に二次転写・定着する。また、2パス目において、上記透明のバインダートナー(T)上に白色のバインダートナー(B)が相対的に分厚く積層される。【選択図】図1

Description

本発明は、プリントシートの作成方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、一般に現像装置の感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラムに光書込みによって潜像を形成し、この潜像をトナー像化(現像)して、そのトナー像を直接又は間接に被印刷媒体に転写して定着器で定着させる。
上述した画像形成装置において、Tシャツ、トレーナー、作業服などの布製品や、木材、金属板などの最終的な被転写媒体に、所望の画像やロゴマークなどの図案を印刷する方法として、剥離性シートなどの媒介的なシート上に、最終的な被転写媒体へ熱転写すべき画像とその画像を最終的な被転写媒体へ接着するための接着剤(以下、バインダートナーという)を積層させることで熱転写プリントシートを作成する技術が知られている。
例えば特許文献1には、上記熱転写プリントシートを作成する際に、最終的な被転写媒体へ熱転写すべき画像が形成されたシートとバインダートナー層を有するシートとを向き合うように重ねて熱と圧力を加え、画像と接着剤とを積層する技術が提案されている。
特開2011−152662号公報
しかしながら、上記特許文献1が開示する技術では、シートが別々であるため、画像層と接着剤層とで組成が異なるもの同士が冷えた状態で向かい合わされて熱と圧力が加えられる。このため、被転写媒体へ熱転写すべき画像とバインダートナーとの結合力が弱く、画像を接着したTシャツなどの被転写媒体を洗濯した際に、画像が擦られ剥がれてしまうという問題があった。
そこで本発明は、最終的な被転写媒体へ熱転写すべき画像と接着剤との結合力をより確実にすることを目的とする。
この発明に係るプリントシートの作成方法は、非有色トナーからなる第1のトナー層上に有色トナーからなる第2のトナー層を第1の被転写媒体上に転写することにより積層膜を形成する第1の転写ステップと、前記第1の転写ステップで形成された積層膜を、前記第1のトナー層が最上層となるように、前記第1の被転写媒体上から第2の被転写媒体上に転写する第2の転写ステップと、前記第2の転写ステップで前記第2の被転写媒体上に転写された前記積層膜を前記第2の被転写媒体に定着させる第1の定着ステップと、前記第1の定着ステップで前記第2の被転写媒体に定着され前記第1のトナー層が最上層となっている前記積層膜上に、非有色トナーからなり且つ前記第1のトナー層よりも厚い第3のトナー層を転写する第3の転写ステップと、を有することを特徴とする。
この発明に係るプリントシートの作成方法は、最上層が第1の非有色トナー層となるように前記第1の非有色トナー層と有色トナー層とが積層された画像を所定のシート上に電子写真方式で形成する第1のステップと、前記第1のステップで画像が形成されたシート上において、第2の非有色トナー層が前記第1の非有色トナー層を覆うように、且つ、前記第2の非有色トナー層が前記第1の非有色トナー層よりも厚くなるように、前記第2の非有色トナー層を電子写真方式で形成する第2のステップと、を有することを特徴とする。
この発明に係るプリントシートの作成方法は、保護層で覆われた画像を所定のシート上に電子写真方式で形成する第1のステップと、前記保護層で覆われた画像が形成されたシート上において、前記保護層を構成するトナーと同じ種類のトナーからなる接着層が前記保護層を覆うように、且つ、前記接着層が前記保護層よりも厚くなるように、前記接着層を電子写真方式で形成する第2のステップと、を有することを特徴とする。
この発明によれば、最終的な被転写媒体へ熱転写すべき画像と接着剤との結合力をより確実にすることができる。
画像形成装置1の内部構成を示す断面図である。 濃度センサ40、温湿度センサ41、中間転写ベルト14、及びパッチパターンの位置関係を示す概念図である。 画像形成装置1のパッチ印字動作、即ち、プリントシートの作成方法の準備ステップを説明するためのフローチャートである。 低湿度環境おけるトナー量過多を説明するための概念図である。 高湿度環境におけるトナー量不足を説明するための概念図である。 環境の絶対湿度(%)と所望する層厚の透明のバインダートナー(T)を得るためのディザパターン濃度(%)との関係を示す概念図である。 画像形成装置1の印字動作、即ち、プリントシートの作成方法の主要ステップを説明するためのフローチャートである。 (a)は転写紙上に転写された積層膜における各トナー層の積層状態を示す概念図であり、(b)はプリントシートにおける各トナー層の積層状態を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による画像形成装置1の内部構成を示す断面図である。図において、本実施形態の画像形成装置1は電子写真方式の画像形成装置であり、第1の被転写媒体としての中間転写ベルトにトナー画像を転写し、二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙(第2の被転写媒体)に中間転写ベルトを介してトナー像を二次転写する方式となっている。
画像形成装置1は、画像形成部2、両面印刷用搬送ユニット3、給紙部4、及び定着部5で構成されている。画像形成部2は、4個の画像形成ユニット(現像装置)6(6−1、6−2、6−3、6−4)を多段式に並設した構成からなる。最上流側の画像形成ユニット6−1は、ブラック(K)のモノクロ画像を形成する。画像形成ユニット6−1に続く3個の画像形成ユニット6−2、6−3及び6−4は、それぞれ減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。これら4色のトナー画像は用紙に塗り重ねられてフルカラーの画像を形成する。
各画像形成ユニット6−1〜6−4は、トナーカートリッジに収容されたトナーの色や種類を除けば同じ構成である。したがって、以下、画像形成ユニット6−4を例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット6は、最下部に感光体ドラム7を備えている。この感光体ドラム7は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド10、及び現像器11の現像ローラ12が配置されている。
現像器11は、上部のトナー容器に同図にはC、M、Y、Kで示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、透明のバインダートナー(T)又は白色のバインダートナー(B)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。なお、透明のバインダートナー(T)と白色のバインダートナー(B)、即ち、非有色のバインダートナーは、同じ組成(同じトナー種類)のトナーであり、画像をTシャツなど被転写媒体に接着した際に、そのTシャツの地の色を見せる場合は透明のバインダートナー(T)を使用し、地の色を見せないようにして接着した画像の色のみを見せたい場合は白色のバインダートナー(B)を使用する。以下では、1パス目に透明のバインダートナー(T)を使用し、2パス目に白色のバインダートナー(B)を使用するとして説明するが、1パス目と2パス目で同一のバインダートナーを使用してもよいし、1パス目に白色のバインダートナー(B)を使用し、2パス目に透明のバインダートナー(T)を使用するとしてもよい。また、透明のバインダートナー(T)と白色のバインダートナー(B)を総称して「無色バインダートナー」又は「無色トナー」ともいう。
また、現像器11の下部には側面開口部に上述した現像ローラ12を備え、内部にはトナー撹拌部材、現像ローラ12にトナーを供給するトナー供給ローラ13、現像ローラ12上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。感光体ドラム7の帯電ローラ9と現像器11との間に位置する上面に近接して、本体装置側の光書込ヘッド10が配置されている。
また、感光体ドラム7の下面に近接して中間転写ベルト14が配設されている。そして、この中間転写ベルト14を間に挟んで一次転写ローラ15が感光体ドラム7の下面に向けて押圧されている。
中間転写ベルト14は、導電性カーボン又はイオン伝導物質を含有した樹脂製の導電性のシート状部材からなり、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルトである。中間転写ベルト14は、駆動ローラ16と従動ローラ17に掛け渡されて、駆動ローラ16により図の反時計回り方向に循環駆動され、図の矢印a、b、cで示す反時計回り方向に循環移動する。中間転写ベルト14には、表面に当接してベルトクリーナ20が配置されている。ベルトクリーナ20は、中間転写ベルト14上から廃トナーを除去する。
感光体ドラム7は、図の時計回り方向に回転する。そして先ず帯電ローラ9からの電荷付与により、感光体ドラム7の周面が一様に帯電して初期化される。次に、印字情報に基づく光書込ヘッド10からの光書き込みにより、感光体ドラム7の周面に静電潜像が形成される。
そして、この静電潜像は、現像ローラ12による現像処理によって、現像器11に収納したトナーによりトナー像化(現像)される。感光体ドラム7の周面に現像されたトナー像は、感光体ドラム7の回転に伴われて、一次転写ローラ15によって中間転写ベルト14のベルト面に直接転写(一次転写)される。中間転写ベルト14は、ベルト面に直接、転写(一次転写)されたトナー像を、更に用紙22に転写(二次転写)すべく用紙22への転写位置まで搬送する。
ベルト位置制御機構18は、中間転写ベルト14を介して感光体ドラム7の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ15を備えている。ベルト位置制御機構18は、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット6−4、6−3及び6−2に対応する3個の一次転写ローラ15を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。そして、ベルト位置制御機構18は、ブラック(K)の画像形成ユニット6−1に対応する1個の一次転写ローラ15を上記3個の一次転写ローラ15の周期と異なる回転移動周期で回転移動させて中間転写ベルト14を感光体ドラム7から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構18は、中間転写ベルト14の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ15が中間転写ベルト14に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット6−1に対応する一次転写ローラ15のみが中間転写ベルト14に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ15が中間転写ベルト14から離れる)に切換える。また、熱転写プリントシートを作製する場合、透明のバインダートナー(T)のみ、又は白色のバインダートナー(B)のみを一次転写する際にも、上記モノクロモードと同様に、画像形成ユニット6−1に対応する一次転写ローラ15のみが中間転写ベルト14に当接する。
給紙部4は、上下2段に配置された2個の給紙カセット21を備えている。給紙部4の給紙カセット21のいずれか一方、あるいは双方には多枚数のカット紙状の用紙22が収容されている。なお、熱転写プリントシートを作成する場合には、用紙22に代えて転写紙(又は剥離性シート)19を第2の被転写媒体として用いる。2個の給紙カセット21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ23、給送ローラ24、捌きローラ25、待機搬送ローラ対26が配置されている。
用紙22は、用紙取出ローラ23の回転によって、一枚毎に給紙カセット21から搬出され、給送ローラ24及び捌きローラ25を通って待機搬送ローラ対26に給送される。あるいは、用紙22の厚さやサイズが特異な場合には、用紙22(又は転写紙19)は、開成された装着部27に装着されたMPF(Multi Paper Feeder)トレー28上から給紙コロ29を介して待機搬送ローラ対26に給送される。
待機搬送ローラ対26の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、中間転写ベルト14を介して従動ローラ17に圧接する二次転写ローラ30が配設されている。これら中間転写ベルト14、従動ローラ17及び二次転写ローラ30により、用紙22(又は転写紙19)への二次転写部が形成されている。
この二次転写部の下流(図では上方)側には、ベルト式熱定着ユニットからなる定着部5が配置されている。定着部5の更に下流側には、定着後の用紙22(又は転写紙19)を定着部5から搬出する搬出ローラ対31、搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー32に排紙する排紙ローラ対33が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット3は、搬出ローラ対31と排紙ローラ対33との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送路(回廊ループ経路)を備えている。この返送路は、開始返送路34a、下方に曲がる中間返送路34b、左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路34c、及びこれら返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対35a、35b、35c、35dを備えている。上記終端返送路34cの出口は、給紙部4の下方の給紙カセット21に対応する待機搬送ローラ対26への搬送路に連絡している。
また、両面印刷用搬送ユニット3は、両面印刷だけでなく、用紙22(又は転写紙19)の同一面に多重印刷するためにも用いられる。本実施形態では、上述したように、1パス目で、CMYによる色トナーと透明のバインダートナー(T)とを転写・定着し、その後、再び、転写紙19をセットし直して2パス目で、白色のバインダートナー(B)を転写・定着する。この転写紙19の再セットは、ユーザが手操作で給紙カセット21や、MPFトレー28にセットしてもよいし、当該両面印刷用搬送ユニット3を用いて自動的にセットするようにしてもよい。
自動で転写紙19を再セットする場合には、最初にCMYによる色トナーと透明のバインダートナー(T)とが転写・定着された転写紙19を、両面印刷用搬送ユニット3の返送路を通して再び二次転写部(従動ローラ17及び二次転写ローラ30)に戻すことを実現する。そのため、搬出ローラ対31と排紙ローラ対33との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送路の入り口近傍には、ルート変更フラッパー36が配設されている。該ルート変更フラッパー36は、返送路の入り口近傍で図面に対して左右に駆動することにより、定着部5から搬出される転写紙19を、そのまま排紙するか、印刷面を変えるために、排紙トレー32側の排紙方向に搬送するか、印字を繰り返し行うべく、返送路側に送り込むかを振り分ける。
また、画像形成ユニット6−4を下流側で、中間転写ベルト14の近傍には、濃度センサ40が配置されている。濃度センサ40は、中間転写ベルト14の表面に対向して設けられており、所定の時間間隔で、中間転写ベルト14の外周面に形成されるパッチパターン(透明のバインダートナー(T)による濃度検出用パターン)の濃度(以下、パッチ濃度という)を測定する。また、同じく画像形成ユニット6−4を下流側で、中間転写ベルト14の近傍には、温湿度センサ41が配置されている。温湿度センサ41は、所定の時間間隔で、画像形成装置1の内部の温湿度を測定する。
本実施形態では、熱転写プリントシートを作成する際には、1パス目において、有色トナーの転写・定着の際に、同時に透明のバインダートナー(T)を薄く被せるように転写・定着させる。このように、有色トナー層上に透明トナー層を積層させることにより、有色トナー層上に透明トナー層が溶着することでより強い結合力を確保することが可能となる。
また、2パス目において、上記透明のバインダートナー(T)上に白色のバインダートナー(B)が相対的に分厚く積層される。透明のバインダートナー(T)と白色のバインダートナー(B)とは、同じ組成(同じトナー種類)であるため、透明のバインダートナー(T)と白色のバインダートナー(B)同士もより確実な結合力で溶着することになる。また、透明のバインダートナー(T)を薄く被せることで、色トナー画像面の保護効果と、白色のバインダートナー(B)を転写する面の平滑化による結合力向上の効果もある。
但し、保護層を形成する透明のバインダートナー(T)は、高湿度になるほどトナー転写比率が低くなる性質を有している。そこで、本実施形態では、環境湿度が高くなるほど、感光体ドラム7上に形成する潜像を、元画像に対してディザパターン濃度(ディザパターンの密度)を上げた画像にする。すなわち、画像形成装置1は、これらの測定結果(パッチ濃度、及び温湿度)に基づいて、透明のバインダートナー(T)の濃度(ディザパターン濃度)の調整頻度、及び調整度合を制御する。
なお、2パス目では、画像形成ユニット6−1のトナーカートリッジを、白色のバインダートナー(B)が収容されているトナーカートリッジに交換して転写・定着処理が実行される。厳密には、白色のバインダートナー(B)は、他のトナーと同時に使用されないので、画像形成ユニット6−1〜6−4のトナーのいずれと交換されてもよい。以下では、画像形成ユニット6−1のトナーカートリッジを、白色のバインダートナー(B)が収容されているトナーカートリッジに交換されるとして説明する。
最終的に、熱転写プリントシートとして、転写紙19上には、下層からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)などの有色トナー(カラートナー)、透明のバインダートナー(T)、そして、白色のバインダートナー(B)が積層されることになる。
なお、上述した画像形成装置1は、図示しないCPU(Central Processing Processor)を備え、所定のプログラムを実行することによって、上述した各部の動作を制御し、所定の機能を実現する。
図2は、本実施形態による画像形成装置1における濃度センサ40、及び温湿度センサ41と中間転写ベルト14、及びパッチパターンとの位置関係を示す概念図である。中間転写ベルト14の外周面には、所定の時間間隔で、バインダートナー(B)によるパッチパターン43が形成される。該パッチパターン43は、基本的に所定の時間間隔(例えば3時間毎、6時間毎など)又はプリントジョブ開始直前に形成されるが、それ以外に、上述した温湿度センサ41により測定した温湿度に基づく環境変化に応じたタイミングで形成される。上記環境変化とは、上述した温湿度センサ41により測定した温湿度に基づいて導出した絶対湿度の変化が所定の閾値以上になった場合や、前回の絶対湿度との差が所定の閾値以上であった場合、あるいは、絶対湿度の経時変化から数時間後に低湿度(例えば絶対湿度が20%未満)又は高湿度(例えば絶対湿度が60%以上)環境に変化すると予測された場合などに相当する。
画像形成装置1は、パッチパターン43を形成すると、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、適切なトナー量となるよう透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7上へのディザパターン濃度を導出する。より具体的には、環境が低湿度環境や高湿度環境に変化した場合や、環境が変化すると予測された場合には、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、透明のバインダートナー(T)が適切なトナー量となるように透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7の潜像に対するディザパターン濃度を導出する。
例えば、低湿度環境(例えば絶対湿度が20%未満)にある、又は数時間後に低湿度環境になると予測される場合には、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を下げる。言い換えると、低湿度になるほど、透明のバインダートナー(T)が厚くなる傾向にあるので、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を下げるように調整する。
一方、高湿度環境(例えば絶対湿度が60%以上)にある、又は数時間後に高湿度環境になると予測される場合には、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を上げる。言い換えると、高湿度になるほど、透明のバインダートナー(T)が薄くなる傾向にあるので、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を上げるように調整する。
図3は、本実施形態による画像形成装置1の動作(パッチ印字)、即ち、プリントシートの作成方法の準備ステップを説明するためのフローチャートである。なお、当該フローチャートは、所定のパッチ印字タイミング(3時間毎や、6時間毎、あるいはプリントジョブ開始直前)に比べ短い時間間隔(例えば数分、数十分間隔)で実行される。
まず、画像形成装置1は、温湿度センサ41により装置内の温湿度を測定し(ステップS10)、測定した温湿度から絶対湿度を導出する(ステップS12)。
次に、画像形成装置1は、所定のパッチ印字タイミングであるか否かを判断する(ステップS14)。ここで言う所定のパッチ印字タイミングとは、上述したように、所定の時間間隔(例えば3時間毎、6時間毎など)又はプリントジョブ開始直前に相当する。
そして、所定のパッチ印字タイミングである場合には(ステップS14のYES)、画像形成装置1は、現在設定されているディザパターン濃度で、透明のバインダートナー(T)により中間転写ベルト14の外周面にパッチを一次転写し(ステップS24)、濃度センサ40によりパッチ濃度を測定する(ステップS26)。
次に、画像形成装置1は、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を導出し(ステップS28)、該ディザパターン濃度を保存する(ステップS30)。
図4は、低湿度環境おけるトナー量過多を説明するための概念図である。また、図5は、高湿度環境におけるトナー量不足を説明するための概念図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図4に示すように、低湿度環境では、透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7へのトナー転写比率が高くなり、想定した量を上回る量のトナーが感光体ドラム7に現像されてしまう。この場合、透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を下げることで、所望する付着量とすればよい。このときのディザパターン濃度を基準とする。
一方、図5に示すように、高湿度環境では、透明のバインダートナー(T)が多量の湿気を吸湿してしまうため、帯電性が低下し、感光体ドラム7上への現像や、中間転写ベルト14に対する一次転写の際の静電的なトナー転写比率が低くなり、その結果、付着量が低下(トナー濃度が低下)してしまう。したがって、高湿度環境では、透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を上げる必要ある。
図6は、環境の絶対湿度(%)と所望する層厚の透明のバインダートナー(T)を得るためのディザパターン濃度(%)との関係を示す概念図である。図示するように、環境の絶対湿度が高湿度になるほど、ディザパターン濃度を上げる必要があることが分かる。そこで、本実施形態では、高湿度になるほど、トナー転写比率が低くなるので、保護層を形成する透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を上げるように制御する。
一方、所定のパッチ印字タイミングでない場合には(ステップS14のNO)、画像形成装置1は、絶対湿度から環境変化を導出する(ステップS20)。ここで言う環境変化とは、明らかに高湿度環境(例えば絶対湿度が60%以上)にあるとか、絶対湿度の前回測定時からの変化が所定の閾値以上であるとか、絶対湿度の変化履歴から数時間後に高湿度環境になると予測される場合などである。
次に、画像形成装置1は、上記環境変化が生じてパッチ印字(濃度補正)が必要になったか否かを判断する(ステップS22)。そして、上記環境変化が生じてパッチ印字(濃度補正)が必要になった場合には(ステップS22のYES)、上述したステップS24以降を実行する。
すなわち、透明のバインダートナー(T)によりパッチを一次転写し(ステップS24のYES)、濃度センサ40によりパッチ濃度を測定し(ステップS26)、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、透明のバインダートナー(T)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を導出し(ステップS28)、該ディザパターン濃度を保存する(ステップS30)。
このように、本実施形態では、所定のパッチ印字タイミングにおいて、濃度センサ40、温湿度センサ41の測定結果に基づいて、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を設定することに加えて、所定のパッチ印字タイミング以外においても、環境が変化したと判断すると、パッチの一次転写、濃度センサ40によるパッチ濃度の測定を実行し、その時点の湿度に応じて、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を導出する。すなわち、高湿度になるほど、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を上げるようにする。
この結果、環境の影響を受け易い透明のバインダートナー(T)であっても、より最適な濃度(所望の量)で被印刷媒体上に堆積することが可能となる。
図7は、本実施形態による画像形成装置1の動作(印字動作)、即ち、プリントシートの作成方法の主要ステップを説明するためのフローチャートである。また、図8は、本実施形態による画像形成装置1で作成される熱転写プリントシートにおける転写紙上のトナーの積層状態(積層膜の断面)を示す概念図である。なお、当該フローチャートは、ホストコンピュータや、操作パネル等から印字要求があると実行される。
画像形成装置1は、印字要求があると、メモリ等に保存されているディザパターン濃度を読み出し(ステップS40)、該ディザパターン濃度で透明のバインダートナー(T)による画像を中間転写ベルト14に一次転写し(ステップS42)、更に、カラートナーによる画像を中間転写ベルト14に一次転写する(ステップS44)。
より具体的には、画像形成ユニット6−1において、感光体ドラム7に帯電ローラ9により帯電させ、上記ディザパターン濃度に基づいて光書込ヘッド10により潜像を形成し、感光体ドラム7に透明のバインダートナー(T)によるトナー現像を行い、このトナー現像により形成されたバインダートナー(T)からなる透明トナー層を一次転写ローラ15により中間転写ベルト14上に転写する。同様に、画像形成ユニット6−2〜6−4において、感光体ドラム7に帯電ローラ9により帯電させ、光書込ヘッド10により潜像を形成し、感光体ドラム7に有色トナーによるトナー現像を行い、この現像により形成された有色トナーからなる有色トナー層を一次転写ローラ15により中間転写ベルト14上のバインダートナー(T)からなる透明トナー層上に転写する。つまり、中間転写ベルト14上には、透明トナー層と有色トナー層からなる積層膜が形成される。そして、積層膜は、この段階では透明トナー層が最下層となっている。
また、画像形成装置1は、例えば給紙カセット21から用紙取出ローラ23の回転によって転写紙19を搬出し、給送ローラ24及び捌きローラ25を介して待機搬送ローラ対26に給送して待機させる(ステップS46)。そして、画像形成装置1は、中間転写ベルト14上に形成されたトナー像としての積層膜が二次転写部(従動ローラ17及び二次転写ローラ30)に到達するタイミングに合わせて、待機搬送ローラ対26の位置で待機させていた転写紙19を二次転写部に送り出し、中間転写ベルト14上から転写紙19上に積層膜(カラー画像と透明のバインダートナー(T)による画像)を二次転写し、その後、定着部5により定着させる(ステップS48)。二次転写後の中間転写ベルト14は、ベルトクリーナ20によりクリーニングされ、熱転写プリントシートの作成工程の1パス目が終了する。
なお、積層膜は、この二次転写により透明トナー層が最上層となる。即ち、転写紙19上には、図8(a)に示すように、下から有色トナーの層としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の層が順に積層され、その上に、バインダトナー(T)からなる透明トナー層が積層されている。このとき、透明トナー層は、環境の絶対湿度に応じて設定されたディザパターン濃度で形成されている。
次に、このように積層膜(カラー画像と透明のバインダートナー(T)による画像)が転写・定着された転写紙19を再び、給紙カセット21又はMPFトレー28にセットする(ステップS50)。なお、同じ転写紙19の再セットは、ユーザが手作業で行ってもよいし、上述した両面印刷用搬送ユニット3のルート変更フラッパー36を駆動して返送路側にルート変更し、自動的にセットするようにしてもよい。このとき、図示しないオペレーションパネル等に転写紙19の再セットを表示し、ユーザに転写紙19の再セット操作を促すようにしてもよい。
また、この段階で、白色のバインダートナー(B)を装着する。このとき、図示しないオペレーションパネル等にトナーの入れ替えを表示し、ユーザにトナーの入れ替え操作を促すようにしてもよい。
次に、画像形成装置1は、白色のバインダートナー(B)からなる白色トナー層を中間転写ベルト14に対して一次転写する(ステップS52)。より具体的には、画像形成ユニット6−1において、感光体ドラム7に帯電ローラ9により帯電させ、読み出したディザパターン濃度で光書込ヘッド10により潜像を形成し、感光体ドラム7に白色のバインダートナー(B)によるトナー現像を行い、このトナー現像により形成されたバインダートナー(B)からなる白色トナー層を一次転写ローラ15により中間転写ベルト14上に転写する。
そして、画像形成装置1は、中間転写ベルト14上に転写されたバインダートナー(B
)からなる白色トナー層が二次転写部(従動ローラ17及び二次転写ローラ30)に到達するタイミングに合わせて、既に積層膜(カラー画像等)が定着されている転写紙19を二次転写部に送り出し(ステップS54)、転写紙19における積層膜を覆うように白色トナー層を中間転写ベルト14から二次転写し、その後、定着部5により定着させる(ステップS56)。二次転写後の中間転写ベルト14は、ベルトクリーナ20によりクリーニングされ、熱転写プリントシートの作成工程の2パス目が終了する。
このように作成された熱転写プリントシートは、転写紙19上に、図8(b)に示すように、下から有色トナーの層としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の層が順に積層され、その上に、非有色トナーの層としてバインダトナー(T)からなる透明トナー層とバインダートナー(B)からなる白色トナー層とが順に積層された構造となっている。
次に、画像形成装置1は、定着部5から搬出される、カラー画像、透明のバインダートナー(T)、及び白色のバインダートナー(B)による層が形成された転写紙19を排紙トレー32に排紙する(ステップS58)。
このように作成された熱転写プリントシートは、白色のバインダートナー(B)層が形成された面を、例えば、Tシャツのような最終的な被転写媒体に押し当て、転写紙19側から熱とともに圧力を加えることにより、転写紙19上に形成された画像を最終的な被転写媒体上に転写するとともに、この画像を媒介的な転写紙19から剥がすことができる。つまり、白色のバインダートナー(B)層は、最終的な被転写媒体との間の接着層として機能する。
上述した実施形態によれば、各トナー層を、即ち、有色トナーと透明のバインダートナー(T)を定着部で熱により溶着することができるので互いの結合力を確保することができる。
また、上述した実施形態によれば、温湿度センサ41によって検出される環境の湿度が高湿度になるほど、感光体ドラム7上に形成する透明のバインダートナー(T)の潜像に対するディザパターン濃度を上げるようにしたので、高湿になるほどトナー転写比率が低くなるトナーであっても、所望の量のトナーを堆積させることができる。
また、上述した実施形態によれば、積層膜として転写紙19上に有色トナー層と透明トナー層とを形成し、その上に接着剤層になる白色トナー層を形成するようにしたので、白色トナー層を形成するときにはこの白色トナー層と同じ組成の下地が透明トナー層として既に形成されているため、確実な結合力を持った熱転写プリントシートを作成することができる。また、バインダートナー(T)からなる透明トナー層を薄く被せることで、有色トナー層で表現される画像面を保護することができると共に、バインダートナー(B)からなる白色トナー層が転写される面が平滑化されることにもなり、よってトナー層間の結合力を向上させることができる。
また、上述した実施形態によれば、温湿度センサ41によって環境の湿度に基づいて所定の閾値以上の環境変化があったか否かを判別し、所定の閾値以上の環境変化があった場合に、濃度検出用パターンの形成と濃度センサ40による濃度検出用パターンの濃度検出とを実行する間隔を短くするようにしたので、環境の変化に容易に対応することができる。
また、上述した実施形態によれば、ルート変更フラッパー36によってトナーが二次転写された被転写媒体を再び二次転写位置まで搬送することで、トナーの二次転写を同一の被転写媒体に対して複数回行うようにしたので、簡単な構成で、2パス目のバインダートナー(B)の転写・定着を実行することができる。
なお、上述した実施形態において、高湿度になるほど、透明のバインダートナー(T)のディザパターン濃度を上げるようにしたが、これに限らず、透明のバインダートナー(T)の層厚に問題となるほどの変化が生じない湿度範囲が存在するのであれば、その湿度範囲では、ディザパターン濃度を変える必要はない。
また、上述した実施形態においては、1パス目に透明のバインダートナー(T)を使用し、2パス目には透明のバインダートナー(T)を白色のバインダートナー(B)に交換するとしたが、1パス目と2パス目で同一のバインダートナーを使用することで途中交換が必要ないようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、温湿度センサ41は、画像形成ユニット6−4の下流側の中間転写ベルト14の近傍に配置するとしたが、他の位置であってもよく、特に、環境変化の影響を受けやすいバインダートナー(B又はT)が収容されている画像形成ユニット6−1の近傍に配置するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、濃度センサ40は、中間転写ベルト14上のパッチパターンの濃度を検出するとしたが、感光体ドラム7の近傍に配置して、感光体ドラム7の面上に現像されたパッチパターンの濃度を検出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、温湿度センサ41は、トナーが収容されている現像器11の外側に配置されて、その外側における温湿度に対して、トナーの特性に応じて現像されるトナーの濃度の傾向に基づいて制御するようにしたが、現像器11の外側の温湿度が実際に現像器11内のトナーに影響するまでの時間差を考慮して制御するようにしてもよいし、現像器11の内側に温湿度センサ41を配置して、実際に収容されているトナーの温湿度を測定することで制御するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、現像器11として接触式1成分現像器を挙げているが、磁気ブラシ式2成分現像器であっても同様に行うことができるのは言うまでもない。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
付記1に記載の発明は、非有色トナーからなる第1のトナー層上に有色トナーからなる第2のトナー層を第1の被転写媒体上に転写することにより積層膜を形成する第1の転写ステップと、前記第1の転写ステップで形成された積層膜を、前記第1のトナー層が最上層となるように、前記第1の被転写媒体上から第2の被転写媒体上に転写する第2の転写ステップと、前記第2の転写ステップで前記第2の被転写媒体上に転写された前記積層膜を前記第2の被転写媒体に定着させる第1の定着ステップと、前記第1の定着ステップで前記第2の被転写媒体に定着され前記第1のトナー層が最上層となっている前記積層膜上に、非有色トナーからなり且つ前記第1のトナー層よりも厚い第3のトナー層を転写する第3の転写ステップと、を有することを特徴とするプリントシートの作成方法である。
(付記2)
付記2に記載の発明は、前記第1のトナー層が透明なバインダートナーからなり、前記第3のトナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする付記1に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記3)
付記3に記載の発明は、前記第1のトナー層及び前記第3のトナー層が透明なバインダートナーからなることを特徴とする付記1に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記4)
付記4に記載の発明は、前記第1のトナー層及び前記第3のトナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする付記1に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記5)
付記5に記載の発明は、前記第3の転写ステップで前記第3のトナー層が転写された前記積層膜を再度定着させる第2の定着ステップを有することを特徴とする付記1から4の何れかに記載のプリントシートの作成方法である。
(付記6)
付記6に記載の発明は、最上層が第1の非有色トナー層となるように前記第1の非有色トナー層と有色トナー層とが積層された画像を所定のシート上に電子写真方式で形成する第1のステップと、前記第1のステップで画像が形成されたシート上において、第2の非有色トナー層が前記第1の非有色トナー層を覆うように、且つ、前記第2の非有色トナー層が前記第1の非有色トナー層よりも厚くなるように、前記第2の非有色トナー層を電子写真方式で形成する第2のステップと、を有することを特徴とするプリントシートの作成方法である。
(付記7)
付記7に記載の発明は、前記第1の非有色トナー層が透明なバインダートナーからなり、前記第2の非有色トナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする付記6に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記8)
付記8に記載の発明は、前記第1の非有色トナー層及び前記第2の非有色トナー層が透明なバインダートナーからなることを特徴とする付記6に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記9)
付記9に記載の発明は、前記第1の非有色トナー層及び前記第2の非有色トナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする付記6に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記10)
付記10に記載の発明は、保護層で覆われた画像を所定のシート上に電子写真方式で形成する第1のステップと、前記保護層で覆われた画像が形成されたシート上において、前記保護層を構成するトナーと同じ種類のトナーからなる接着層が前記保護層を覆うように、且つ、前記接着層が前記保護層よりも厚くなるように、前記接着層を電子写真方式で形成する第2のステップと、を有することを特徴とするプリントシートの作成方法である。
(付記11)
付記11に記載の発明は、前記保護層が透明なバインダートナーからなり、前記接着層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする付記10に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記12)
付記12に記載の発明は、前記保護層及び前記接着層が透明なバインダートナーからなることを特徴とする付記10に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記13)
付記13に記載の発明は、前記保護層及び前記接着層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする付記10に記載のプリントシートの作成方法である。
(付記14)
付記14に記載の発明は、前記第1のステップは、前記画像を、シアン色、マゼンタ色、または、イエロー色のトナーからなる有色トナー層として形成することを特徴とする付記6から13の何れかに記載のプリントシートの作成方法である。
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 両面印刷用搬送ユニット
4 給紙部
5 定着部
6(6−1、6−2、6−3、6−4) 画像形成ユニット
7 感光体ドラム
8 クリーナ
9 帯電ローラ
10 光書込ヘッド
11 現像器
12 現像ローラ
13 トナー供給ローラ
14 中間転写ベルト
15 一次転写ローラ
16 駆動ローラ
17 従動ローラ
18 ベルト位置制御機構
19 転写紙(被印刷媒体)
20 ベルトクリーナ
21 給紙カセット
22 用紙(被印刷媒体)
23 用紙取出ローラ
24 給送ローラ
25 捌きローラ
26 待機搬送ローラ対
27 装着部
28 MPF(Multi Paper Feeder)トレー
29 給紙コロ
30 二次転写ローラ
31 搬出ローラ対
32 排紙トレー
33 排紙ローラ対
34a 開始返送路
34b 中間返送路
34c 終端返送路
35a、35b、35c、35d 返送ローラ対
36 ルート変更フラッパー
40 濃度センサ
41 温湿度センサ
43 パッチパターン(濃度検出用パターン)

Claims (14)

  1. 非有色トナーからなる第1のトナー層上に有色トナーからなる第2のトナー層を第1の被転写媒体上に転写することにより積層膜を形成する第1の転写ステップと、
    前記第1の転写ステップで形成された積層膜を、前記第1のトナー層が最上層となるように、前記第1の被転写媒体上から第2の被転写媒体上に転写する第2の転写ステップと、
    前記第2の転写ステップで前記第2の被転写媒体上に転写された前記積層膜を前記第2の被転写媒体に定着させる第1の定着ステップと、
    前記第1の定着ステップで前記第2の被転写媒体に定着され前記第1のトナー層が最上層となっている前記積層膜上に、非有色トナーからなり且つ前記第1のトナー層よりも厚い第3のトナー層を転写する第3の転写ステップと、
    を有することを特徴とするプリントシートの作成方法。
  2. 前記第1のトナー層が透明なバインダートナーからなり、前記第3のトナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする請求項1に記載のプリントシートの作成方法。
  3. 前記第1のトナー層及び前記第3のトナー層が透明なバインダートナーからなることを特徴とする請求項1に記載のプリントシートの作成方法。
  4. 前記第1のトナー層及び前記第3のトナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする請求項1に記載のプリントシートの作成方法。
  5. 前記第3の転写ステップで前記第3のトナー層が転写された前記積層膜を再度定着させる第2の定着ステップを有することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のプリントシートの作成方法。
  6. 最上層が第1の非有色トナー層となるように前記第1の非有色トナー層と有色トナー層とが積層された画像を所定のシート上に電子写真方式で形成する第1のステップと、
    前記第1のステップで画像が形成されたシート上において、第2の非有色トナー層が前記第1の非有色トナー層を覆うように、且つ、前記第2の非有色トナー層が前記第1の非有色トナー層よりも厚くなるように、前記第2の非有色トナー層を電子写真方式で形成する第2のステップと、
    を有することを特徴とするプリントシートの作成方法。
  7. 前記第1の非有色トナー層が透明なバインダートナーからなり、前記第2の非有色トナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする請求項6に記載のプリントシートの作成方法。
  8. 前記第1の非有色トナー層及び前記第2の非有色トナー層が透明なバインダートナーからなることを特徴とする請求項6に記載のプリントシートの作成方法。
  9. 前記第1の非有色トナー層及び前記第2の非有色トナー層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする請求項6に記載のプリントシートの作成方法。
  10. 保護層で覆われた画像を所定のシート上に電子写真方式で形成する第1のステップと、
    前記保護層で覆われた画像が形成されたシート上において、前記保護層を構成するトナーと同じ種類のトナーからなる接着層が前記保護層を覆うように、且つ、前記接着層が前記保護層よりも厚くなるように、前記接着層を電子写真方式で形成する第2のステップと、
    を有することを特徴とするプリントシートの作成方法。
  11. 前記保護層が透明なバインダートナーからなり、前記接着層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする請求項10に記載のプリントシートの作成方法。
  12. 前記保護層及び前記接着層が透明なバインダートナーからなることを特徴とする請求項10に記載のプリントシートの作成方法。
  13. 前記保護層及び前記接着層が白色のバインダートナーからなることを特徴とする請求項10に記載のプリントシートの作成方法。
  14. 前記第1のステップは、前記画像を、シアン色、マゼンタ色、または、イエロー色のトナーからなる有色トナー層として形成することを特徴とする請求項6から13の何れかに記載のプリントシートの作成方法。



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