JP2017068239A - 画像形成装置及びプリントシートの作成方法 - Google Patents

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翔平 小川
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Abstract

【課題】環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上に所望の量のトナーを堆積させる。【解決手段】画像形成装置1は、温湿度センサ41により装置内の温湿度を測定し、測定した温湿度から絶対湿度を導出する。画像形成装置1は、温湿度センサ41により検出される絶対湿度に基づいて低湿度環境になるほど、感光体ドラム7上に形成する潜像に対する元画像のディザパターン濃度を低下させる。また、画像形成装置1は、温湿度センサ41により検出される絶対湿度に基づいて高湿度環境になるほど、転写紙19の同一面に対するトナーの転写・定着を複数回繰り返す。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプリントシートの作成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、電子写真プロセス(帯電、露光、現像、転写など)の動作が、温度/湿度などの環境の影響を受けるため、随時調整すること無しには、形成される画像のトナー濃度を一定に保つことは困難である。
そこで、転写ベルトなどに濃度検出用パターンを像形成して濃度センサで読み取り、その読み取り結果に基づいて、帯電器や現像器の出力電圧や、露光光量出力などを調整してトナー濃度の補正を行っている。
例えば、特許文献1には、このトナー濃度補正の際に、温湿度センサにより装置内の温湿度を検出し、上記出力電圧や露光光量出力を対温湿度適正値に調整することで環境に対応する技術が開示されている。
しかしながら、トナーの組成などの違いによっては、環境の影響を大きく受けてしまって、上記特許文献1に記載されているような電気的制御の調整のみでは対応しきれない場合がある。例えば、特許文献2に記載されている熱転写プリントシートを作成する際に使用する接着・溶着用のトナー(以下、「バインダートナー」という)の場合、絶対湿度が高い環境下では、多くの量の湿気を吸湿してしまい、それにより帯電性が低下する。このため、どのように電気的制御を調整したとしても、現像や転写の際の静電的なトナー転写比率が低く、その結果、付着量が低下(トナー濃度が低下)してしまうという問題があった。また、逆に絶対湿度が低い環境下では、感光体ドラムへのトナー転写比率が高くなり、想定した量を上回る量のトナーがドラムに現像されてしまうという問題があった。
特開平08−265571号公報 特開2013−68862号公報
そこで本発明は、環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上に所望の量のトナーを堆積させることを目的とする。
この発明に係る画像形成装置は、電子写真方式の画像形成装置であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る画像形成装置は、電子写真方式の画像形成装置であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、前記絶対湿度導出手段によって導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多く設定する制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明に係るプリントシートの作成方法は、電子写真方式を用いたプリントシートの作成方法であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出ステップと、前記絶対湿度導出ステップで導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する潜像形成ステップと、を有することを特徴とする。
この発明に係るプリントシートの作成方法は、電子写真方式を用いたプリントシートの作成方法であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出ステップと、前記絶対湿度導出ステップで導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多くして転写する転写ステップと、を有することを特徴とする。
この発明によれば、環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上に所望の量のトナーを堆積させることができる。
本発明の実施形態による電子写真方式の画像形成装置1の内部構成を示す断面図である。 画像形成装置1における濃度センサ40、及び温湿度センサ41と中間転写ベルト14、及びパッチパターンとの位置関係を示す概念図である。 画像形成装置1の動作(パッチ印字)を説明するためのフローチャートである。 低湿度環境おけるトナー量過多を説明するための概念図である。 高湿度環境におけるトナー量不足を説明するための概念図である。 画像形成装置1の動作(熱転写プリントシートの作成動作)を説明するためのフローチャートである。 低湿度環境での現像・転写動作を説明するための概念図である。 画像形成装置1の動作を説明するための概念図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による電子写真方式の画像形成装置1の内部構成を示す断面図である。図において、本実施形態の電子写真方式の画像形成装置1は、中間転写ベルトにトナー画像を転写し、二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙(被印刷媒体)に中間転写ベルトを介してトナー像を二次転写する方式となっている。
画像形成装置1は、画像形成部2、両面印刷用搬送ユニット3、給紙部4、及び定着部5で構成されている。画像形成部2は、4個の画像形成ユニット(現像装置)6(6−1、6−2、6−3、6−4)を多段式に並設した構成からなる。最上流側の画像形成ユニット6−1は、ブラック(K)のモノクロ画像を形成する。画像形成ユニット6−1に続く3個の画像形成ユニット6−2、6−3及び6−4は、それぞれ減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。これら4色のトナー画像は用紙に塗り重ねられてフルカラーの画像を形成する。
また、画像形成ユニット6−1は、ウェアプリントを行う場合には、ブラック(K)のトナーカートリッジを、バインダートナー(B)が収容されているトナーカートリッジに交換することにより、バインダートナー層を形成するために用いられる。なお、本第1実施形態では、カラー画像を用紙(転写紙)上に一旦転写&定着した後に、その上にバインダートナー層を形成する。
各画像形成ユニット6−1〜6−4は、トナーカートリッジに収容されたトナーの色や種類を除けば同じ構成である。したがって、以下、画像形成ユニット6−4を例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット6は、最下部に感光体ドラム7を備えている。この感光体ドラム7は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド10、及び現像器11の現像ローラ12が配置されている。
現像器11は、上部のトナー容器に同図にはC、M、Y、Kで示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)又はバインダートナー(B)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。
また、現像器11の下部には側面開口部に上述した現像ローラ12を備え、内部にはトナー撹拌部材、現像ローラ12にトナーを供給するトナー供給ローラ13、現像ローラ12上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。感光体ドラム7の帯電ローラ9と現像器11との間に位置する上面に近接して、本体装置側の光書込ヘッド10が配置されている。
また、感光体ドラム7の下面に近接して中間転写ベルト14が配設されている。そして、この中間転写ベルト14を間に挟んで一次転写ローラ15が感光体ドラム7の下面に向けて押圧されている。
中間転写ベルト14は、導電性カーボン又はイオン伝導物質を含有した樹脂製の導電性のシート状部材からなり、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルトである。中間転写ベルト14は、駆動ローラ16と従動ローラ17に掛け渡されて、駆動ローラ16により図の反時計回り方向に循環駆動され、図の矢印a、b、cで示す反時計回り方向に循環移動する。中間転写ベルト14には、表面に当接してベルトクリーナ20が配置されている。ベルトクリーナ20は、中間転写ベルト14上から廃トナーを除去する。
感光体ドラム7は、図の時計回り方向に回転する。そして先ず帯電ローラ9からの電荷付与により、感光体ドラム7の周面が一様に帯電して初期化される。次に、印字情報に基づく光書込ヘッド10からの光書き込みにより、感光体ドラム7の周面に静電潜像が形成される。
そして、この静電潜像は、現像ローラ12による現像処理によって、現像器11に収納したトナーによりトナー像化(現像)される。感光体ドラム7の周面に現像されたトナー像は、感光体ドラム7の回転に伴われて、一次転写ローラ15によって中間転写ベルト14のベルト面に直接転写(一次転写)される。中間転写ベルト14は、ベルト面に直接、転写(一次転写)されたトナー像を、更に用紙22に転写(二次転写)すべく用紙22への転写位置まで搬送する。
ベルト位置制御機構18は、中間転写ベルト14を介して感光体ドラム7の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ15を備えている。ベルト位置制御機構18は、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット6−4、6−3及び6−2に対応する3個の一次転写ローラ15を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。そして、ベルト位置制御機構18は、ブラック(K)の画像形成ユニット6−1に対応する1個の一次転写ローラ15を上記3個の一次転写ローラ15の周期と異なる回転移動周期で回転移動させて中間転写ベルト14を感光体ドラム7から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構18は、中間転写ベルト14の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ15が中間転写ベルト14に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット6−1に対応する一次転写ローラ15のみが中間転写ベルト14に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ15が中間転写ベルト14から離れる)に切換える。また、熱転写プリントシートを作成する場合のバインダートナー(B)を一次転写するタイミングの際にも、上記モノクロモードと同様に、画像形成ユニット6−1に対応する一次転写ローラ15のみが中間転写ベルト14に当接する。
給紙部4は、上下2段に配置された2個の給紙カセット21を備えている。給紙部4の給紙カセット21のいずれか一方、あるいは双方には多枚数のカット紙状の用紙22が収容されている。なお、熱転写プリントシートを作成する場合には、用紙22に代えて転写紙(又は剥離性シート)19を用いる。2個の給紙カセット21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ23、給送ローラ24、捌きローラ25、待機搬送ローラ対26が配置されている。
用紙22は、用紙取出ローラ23の回転によって、一枚毎に給紙カセット21から搬出され、給送ローラ24及び捌きローラ25を通って待機搬送ローラ対26に給送される。あるいは、用紙22の厚さやサイズが特異な場合には、用紙22(又は転写紙19)は、開成された装着部27に装着されたMPF(Multi Paper Feeder)トレー28上から給紙コロ29を介して待機搬送ローラ対26に給送される。
待機搬送ローラ対26の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、中間転写ベルト14を介して従動ローラ17に圧接する二次転写ローラ30が配設されている。これら中間転写ベルト14、従動ローラ17及び二次転写ローラ30により、用紙22(又は転写紙19)への二次転写部が形成されている。
この二次転写部の下流(図では上方)側には、ベルト式熱定着ユニットからなる定着部5が配置されている。定着部5の更に下流側には、定着後の用紙22(又は転写紙19)を定着部5から搬出する搬出ローラ対31、搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー32に排紙する排紙ローラ対33が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット3は、搬出ローラ対31と排紙ローラ対33との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送路(回廊ループ経路)を備えている。この返送路は、開始返送路34a、下方に曲がる中間返送路34b、左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路34c、及びこれら返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対35a、35b、35c、35dを備えている。上記終端返送路34cの出口は、給紙部4の下方の給紙カセット21に対応する待機搬送ローラ対26への搬送路に連絡している。
また、両面印刷用搬送ユニット3は、両面印刷だけでなく、用紙22(又は転写紙19)の同一面に多重印刷するためにも用いられる。特に、本実施形態では、熱転写プリントシートを作成する場合に、最初にCMYによるカラー印刷された用紙22(又は転写紙19)を、両面印刷用搬送ユニット3の返送路を通して再び二次転写部(従動ローラ17及び二次転写ローラ30)に戻すことを実現している。そのため、搬出ローラ対31と排紙ローラ対33との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送路の入り口近傍には、ルート変更フラッパー36が配設されている。該ルート変更フラッパー36は、返送路の入り口近傍で図面に対して左右に駆動することにより、定着部5から搬出される転写紙19を、そのまま排紙するか、印刷面を変えるために、排紙トレー32側の排紙方向に搬送するか、印字を繰り返し行うべく、返送路側に送り込むかを振り分ける。
また、画像形成ユニット6−4の下流側で、中間転写ベルト14の近傍には、濃度センサ40が配置されている。濃度センサ40は、中間転写ベルト14の表面に対向して設けられており、所定のタイミングで、中間転写ベルト14の外周面に形成されるパッチパターン(バインダートナー(B)による濃度検出用パターン)の濃度(以下、パッチ濃度という)を測定する。また、同じく画像形成ユニット6−4の下流側で、中間転写ベルト14の近傍には、温湿度センサ41が配置されている。温湿度センサ41は、所定のタイミングで、画像形成装置1の内部の温度及び湿度(相対湿度)を測定する。この温湿度センサ41によって測定された温度及び湿度によって画像形成装置1の内部の絶対湿度を導出することができる。
なお、温度及び湿度を測定結果として出力する温湿度センサ41の代わりに、測定結果として絶対湿度を出力する絶対湿度センサを搭載してもよい。いずれにしても、絶対湿度を導出可能な構成となっていればよい。
そして、画像形成装置1は、これらの測定結果(濃度、及び絶対湿度)に基づいて、バインダートナーにおける濃度(ディザパターン濃度)の調整頻度、及び調整度合を制御する。
なお、上述した画像形成装置1は、図示しないCPU(Central Processing Processor)を備え、所定のプログラムを実行することによって、上述した各部の動作を制御し、所定の機能を実現する。
図2は、本実施形態による画像形成装置1における濃度センサ40、及び温湿度センサ41と中間転写ベルト14、及びパッチパターンとの位置関係を示す概念図である。中間転写ベルト14の外周面には、所定のタイミングで、バインダートナー(B)によるパッチパターン43が形成される。該パッチパターン43は、基本的に所定の時間間隔(例えば3時間毎、6時間毎など)又はプリントジョブ開始直前に形成されるが、それ以外に、環境に応じたタイミングとして、上述した温湿度センサ41により測定した温度及び湿度に基づいたタイミングで形成される。例えば、絶対湿度が所定の閾値以上になってしまっている場合や、前回の絶対湿度との差が所定の閾値以上になった場合、あるいは、絶対湿度の経時変化から数時間後に低湿度(例えば絶対湿度が20%未満)又は高湿度(例えば絶対湿度が60%以上)環境に変化すると予測された場合などである。
画像形成装置1は、パッチパターン43を形成すると、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の感光体ドラム7上へのディザパターン濃度(ディザパターンの密度)又はバインダートナー(B)の転写回数(即ち、積層させる層数であり、以下、繰り返し回数という)を制御する。より具体的には、低湿度環境(例えば絶対湿度が20%未満)にある、又は数時間後に低湿度環境になると予測される場合には、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の感光体ドラム7の潜像に対するディザパターン濃度を下げる。一方、高湿度環境(例えば絶対湿度が60%以上)にある、又は数時間後に高湿度環境になると予測される場合には、そのときのパッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の繰り返し回数n(n>1)を設定する。画像形成装置1は、元画像としての画像データを含む印刷ジョブが発生すると、上記ディザパターン濃度、繰り返し回数nに基づいて、バインダートナー(B)の感光体ドラム7への潜像形成、中間転写ベルト14への一次転写、転写紙19への二次転写を実行する。即ち、本実施形態では、元画像に基づくディザパターン濃度(ディザパターンの密度)を絶対湿度に基づいて補正するか、若しくは、元画像に基づくディザパターン濃度(ディザパターンの密度)での転写回数を絶対湿度に基づいて切り換える。
図3は、本実施形態による画像形成装置1の動作(パッチ印字)を説明するためのフローチャートである。なお、当該フローチャートは、所定のパッチ印字タイミング(3時間毎や、6時間毎、あるいはプリントジョブ開始直前)に比べ短い時間間隔(例えば数分、数十分間隔)で実行される。
まず、画像形成装置1は、温湿度センサ41により装置内の温度及び湿度を測定し(ステップS10)、測定した温度及び湿度から絶対湿度を導出する(ステップS12)。
次に、画像形成装置1は、所定のパッチ印字タイミングであるか否かを判断する(ステップS14)。ここで言う所定のパッチ印字タイミングとは、上述したように、所定の時間間隔(例えば3時間毎、6時間毎など)又はプリントジョブ開始直前に相当する。
そして、所定のパッチ印字タイミングである場合には(ステップS14のYES)、画像形成装置1は、現在設定されているディザパターン濃度で、バインダートナー(B)により中間転写ベルト14の外周面にパッチを一次転写し(ステップS16)、濃度センサ40によりパッチ濃度を測定する(ステップS18)。
次に、画像形成装置1は、導出した絶対湿度から現在の環境が低湿度環境(例えば20%未満)であるか否かを判断する(ステップS28)。そして、現在の環境が低湿度環境である場合には(ステップS28のYES)、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を下げ(ステップS30)、該ディザパターン濃度を保存する(ステップS32)。
図4は、低湿度環境おけるトナー量過多を説明するための概念図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図4に示すように、低湿度環境では、感光体ドラム7へのトナー転写比率が高くなり、想定した量を上回る量のトナーが感光体ドラム7に現像されてしまう。この場合、バインダートナー(B)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を下げることで、所望する付着量とする。
一方、低湿度環境(例えば20%未満)でない場合には(ステップS28のNO)、導出した絶対湿度から現在の環境が高湿度環境(例えば60%以上)であるか否かを判断する(ステップS34)。そして、現在の環境が高湿度環境である場合には(ステップS34のYES)、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の繰り返し回数nを決定し(ステップS36)、該繰り返し回数nを保存する(ステップS38)。
図5は、高湿度環境におけるトナー量不足を説明するための概念図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図5に示すように、高湿度環境では、バインダートナー(B)が多量の湿気を吸湿してしまうため、帯電性が低下し、感光体ドラム7上への現像や、中間転写ベルト14に対する一次転写の際の静電的なトナー転写比率が低くなり、その結果、付着量が低下(トナー濃度が低下)してしまう。この場合、バインダートナー(B)の現像・転写を複数回に渡って行うことで、バインダートナー(B)を重ねて積層することで、所望する付着量を確保する。
一方、現在の環境が低湿度環境(例えば20%未満)でも高湿度環境(例えば60%以上)でもない場合には(ステップS28のNO、ステップS34のNO)、ディザパターン濃度、繰り返し回数nをデフォルト値とする(ステップS40)。
一方、所定のパッチ印字タイミングでない場合には(ステップS14のNO)、画像形成装置1は、絶対湿度から環境変化を導出する(モニターする)。ここで言う環境変化とは、明らかに低湿度環境(例えば絶対湿度が20%未満)又は高湿度環境(例えば絶対湿度が60%以上)にあるとか、絶対湿度の前回測定時からの変化が所定の閾値以上であるとか、絶対湿度の変化履歴から数時間後に低湿度環境又は高湿度環境になると予測されるとか、である。
次に、画像形成装置1は、上記環境変化が生じてパッチ印字(濃度補正)が必要になったか否かを判断する(ステップS26)。そして、上記環境変化が生じてパッチ印字(濃度補正)が必要になった場合には(ステップS26のYES)、上述したステップS28以降を実行する。
すなわち、現在の環境が低湿度環境である場合には(ステップS28のYES)、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の感光体ドラム7上の潜像に対するディザパターン濃度を下げ(ステップS30)、該ディザパターン濃度を保存する(ステップS32)。一方、現在の環境が高湿度環境である場合には(ステップS34のYES)、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて、バインダートナー(B)の繰り返し回数nを決定し(ステップS36)、該繰り返し回数nを保存する(ステップS38)。
そして、現在の環境が低湿度環境(例えば20%未満)でも高湿度環境(例えば60%以上)でもない場合には(ステップS28のNO、ステップS34のNO)、バインダートナー(B)のディザパターン濃度、繰り返し回数nをデフォルト値とする(ステップS40)。
このように、本実施形態では、所定のパッチ印字タイミングにおいて、濃度センサ40、温湿度センサ41の測定結果に基づいて、バインダートナー(B)のディザパターン濃度、又はバインダートナー(B)の繰り返し回数nを設定することに加えて、所定のパッチ印字タイミング以外においても、パッチの一次転写(ステップS16)、濃度センサ40によるパッチ濃度の測定(ステップS18)を実行し、更に、低湿度環境であれば、バインダートナー(B)のディザパターン濃度を下げ(ステップS30)、高湿度環境であれば、バインダートナー(B)の繰り返し回数nを決定する(ステップS36)。
この結果、環境の影響を受け易いトナーであっても、より最適な濃度(所望の量)で、被印刷媒体上にトナーを堆積することが可能となる。
図6は、本実施形態による画像形成装置1の動作(熱転写プリントシートの作成動作)を説明するためのフローチャートである。なお、当該フローチャートは、ホストコンピュータや、操作パネル等から印字要求があると実行される。画像形成装置1は、印字要求があると、メモリ等に保存されているディザパターン濃度を読み出し(ステップS50)、同様に、繰り返し回数nを読み出す(ステップS52)。次に、画像形成装置1は、カラートナーによる画像の中間転写ベルト14に対する一次転写を行う(ステップS54)。より具体的には、画像形成ユニット6−2〜6−4において、感光体ドラム7に帯電ローラ9により帯電させ、光書込ヘッド10により潜像を形成し、感光体ドラム7にトナー現像を行い、一次転写ローラ15によりトナー像を中間転写ベルト14上に転写する。
一方、画像形成装置1は、例えば給紙カセット21から用紙取出ローラ23の回転によって転写紙19を搬出し、給送ローラ24及び捌きローラ25を介して待機搬送ローラ対26に給送して待機させる(ステップS56)。そして、画像形成装置1は、中間転写ベルト14上に転写されたトナー像が、二次転写部(従動ローラ17及び二次転写ローラ30)に到達するタイミングに合わせて待機搬送ローラ対26の位置で待機させていた転写紙19を二次転写部に送り出し、転写紙19にカラー画像を二次転写した後、定着部5により定着させる(ステップS58)。転写後の中間転写ベルト14は、ベルトクリーナ20によりクリーニングされる。
次に、画像形成装置1は、ルート変更フラッパー36を駆動して返送路側にルート変更し(ステップS60)、カラー画像が定着された転写紙19を返送路に搬送する(ステップS62)。次に、画像形成装置1は、返送路に搬送した転写紙19を、開始返送路34a、中間返送路34b、終端返送路34cを介して、待機搬送ローラ対26に給送して待機させる(ステップS64)。
次に、画像形成装置1は、バインダートナー(B)によるバインダー層の中間転写ベルト14に対する一次転写を行う(ステップS66)。より具体的には、画像形成ユニット6−1において、感光体ドラム7に帯電ローラ9により帯電させ、元画像に基づくディザパターン濃度を読み出したディザパターン濃度に補正して光書込ヘッド10により潜像を形成し、感光体ドラム7にバインダートナー(B)によるトナー現像を行い、一次転写ローラ15によりバインダートナー(B)によるトナー像を中間転写ベルト14上に転写する。
そして、画像形成装置1は、中間転写ベルト14上に転写されたバインダートナー(B)によるトナー像が、二次転写部(従動ローラ17及び二次転写ローラ30)に到達するタイミングに合わせて待機搬送ローラ対26の位置で待機させていた、既にカラー画像が定着された転写紙19を二次転写部に送り出し(ステップS68)、転写紙19のカラー画像が定着された面上にバインダートナー(B)を二次転写した後、定着部5により定着させる(ステップS70)。転写後の中間転写ベルト14は、ベルトクリーナ20によりクリーニングされ、バインダートナー層の形成工程の1サイクル目が終了する。
次に、画像形成装置1は、繰り返し回数nを1デクリメントし(ステップS72)、繰り返し回数nが1以上であるか否か、すなわち繰り返し回数n分のバインダートナー(B)の二次転写・定着が終了したか否かを判断する(ステップS74)。そして、繰り返し回数nが1以上である場合には(ステップS74のYES)、ステップS62に戻り、上述した動作を繰り返す。すなわち、ルート変更フラッパー36を返送路側にしたまま、カラー画像、バインダートナー(B)の層が定着した転写紙19を返送路に搬送し、再び、バインダートナー(B)の二次転写・定着を行うことを繰り返し回数n分、実行する。
一方、繰り返し回数nが0になった場合には(ステップS74のNO)、画像形成装置1は、ルート変更フラッパー36を駆動して排紙トレー32側にルート変更し(ステップS76)、定着部5から搬出される、カラー画像、及びバインダートナー(B)による層が形成された転写紙19を排紙トレー32に排紙する(ステップS78)。
図7は、本実施形態において低湿度環境での現像・転写動作を説明するための概念図である。低湿度環境(絶対湿度が20%未満)では、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて低下させたディザパターン濃度が保存されている。この場合、繰り返し回数nは1(デフォルト値)のままである。したがって、低湿度環境の場合には、ステップS66で、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて値を下げたディザパターン濃度で感光体ドラム7に潜像が形成されるので、現像・転写されるバインダートナー(B)が所望する付着量となる。
図8は、本実施形態において高湿度環境での現像・転写動作を説明するための概念図である。高湿度環境(絶対湿度が60%以上)では、パッチ濃度と絶対湿度とに基づいて導出されたバインダートナー(B)の繰り返し回数nが保存されている。この場合、ディザパターン濃度は、デフォルト値のままである。したがって、高湿度環境の場合には、ステップS66で、通常のディザパターン濃度で感光体ドラム7に潜像が形成されるが、ステップS62〜S74が繰り返し回数nだけ、バインダートナー(B)が重ねて形成されるので、最終的にバインダートナー(B)が所望する付着量となる。
上述した実施形態によれば、環境(装置内部)の絶対湿度が低湿度になるほど、感光体ドラム7上に形成する潜像に対する元画像のディザパターン濃度を低下させるようにしたので、環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上に所望の量のトナーを堆積させることができる。
また、上述した実施形態によれば、中間転写ベルト上に形成した濃度検出用パターンの濃度を濃度センサ40によって検出し、濃度検出用パターンの濃度と環境(装置内部)の絶対湿度とに基づいて、ディザパターン濃度を導出するようにしたので、環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上により正確に所望の量のトナーを堆積させることができる。
また、上述した実施形態によれば、環境(装置内部)の絶対湿度に基づいて所定の閾値以上の環境変化があったか否かを判別し、所定の閾値以上の環境変化があった場合に、濃度検出用パターンの形成と濃度センサ40による濃度検出用パターンの濃度検出とを実行する間隔を短くするようにしたので、環境の変化に容易に対応することができる。
また、上述した実施形態によれば、環境(装置内部)の絶対湿度が高湿度になるほど、被印刷媒体の同一面に対するトナーの転写・定着を繰り返すようにしたので、環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上に所望の量のトナーを堆積させることができる。
また、上述した実施形態によれば、中間転写ベルト上に形成した濃度検出用パターンの濃度を濃度センサ40によって検出し、濃度検出用パターンの濃度と環境(装置内部)の絶対湿度とに基づいて、被印刷媒体の同一面に対するトナーの転写・定着の繰り返し回数を導出するようにしたので、環境の影響を受け易いトナーであっても、被印刷媒体上により正確に所望の量のトナーを堆積させることができる。
また、上述した実施形態によれば、ルート変更フラッパー36によってトナーが二次転写された被印刷媒体を再び二次転写位置まで搬送することで、トナーの二次転写を同一の被印刷媒体に対して複数回行うようにしたので、簡単な構成で、バインダートナー(B)の転写・定着を複数回繰り返すことができる。
また、上述した実施形態によれば、転写紙19をルート変更フラッパー36によって返送路を介して二次転写部直前位置に戻すようにしたので、簡単な構成で、バインダートナー(B)の転写・定着を複数回繰り返すことができる。
なお、上述した実施形態において、低湿度環境を絶対湿度が20%未満、高湿度環境を絶対湿度が60%以上としたが、低湿度環境であるか、高湿度環境であるかは、バインダートナー(B)の組成の違いなどに応じて決めればよい。また、バインダートナー(B)の組成によっては、低湿度環境の範囲と高湿度環境の範囲とが重なる場合も有り得る。このような場合に、重なる範囲において、ディザパターン濃度を低下させるか、又は現像・定着を複数回繰り返すかのいずれか一方を実行するか、あるいは双方を実行するかもバインダートナー(B)の組成に応じて決定すればよい。
また、上述した実施形態において、温湿度センサ41は、画像形成ユニット6−4の下流側の中間転写ベルト14の近傍に配置するとしたが、他の位置であってもよく、特に、環境変化の影響を受けやすいバインダートナー(B)が収容されている画像形成ユニット6−1の近傍に配置するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、濃度センサ40は、中間転写ベルト14上のパッチパターンの濃度を検出するとしたが、感光体ドラム7の近傍に配置して、感光体ドラム7の面上に現像されたパッチパターンの濃度を検出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、温湿度センサ41は、トナーが収容されている現像器11の外側に配置されて、その外側における温度及び湿度に対して、トナーの特性に応じて現像されるトナーの濃度の傾向に基づいて制御するようにしたが、現像器11の外側の温度及び湿度が実際に現像器11内のトナーに影響するまでの時間差を考慮して制御するようにしてもよいし、現像器11の内側に温湿度センサ41を配置して、実際に収容されているトナーの温度及び湿度を測定することで制御するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、現像器11として接触式1成分現像器を挙げているが、磁気ブラシ式2成分現像器であっても同様に行うことができるのは言うまでもない。
つまり、本実施形態の電子写真方式の画像形成装置は、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度がディザパターンの密度のための閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記ディザパターンの密度のための閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する制御手段と、を備えているといえる。
また、本実施形態の電子写真方式の画像形成装置は、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、前記絶対湿度導出手段によって導出された前記装置内部の絶対湿度が転写回数のための閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記転写回数のための閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多く設定する制御手段と、を備えているともいえる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
付記1に記載の発明は、電子写真方式の画像形成装置であって、
装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
(付記2)
付記2に記載の発明は、前記制御手段は、当該装置に装備された複数種類のトナーのうち少なくともバインダートナーに対するディザパターンの密度を、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度に基づいて設定することを特徴とする付記1に記載の画像形成装置である。
(付記3)
付記3に記載の発明は、転写ベルト上に濃度検出用パターンを像形成するパターン形成手段と、前記パターン形成手段により像形成された前記濃度検出用パターンの濃度を検出する濃度検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記濃度検出手段により検出された前記濃度検出用パターンの濃度に基づいて前記ディザパターンの密度を設定することを特徴とする付記1または2に記載の画像形成装置である。
(付記4)
付記4に記載の発明は、電子写真方式の画像形成装置であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、前記絶対湿度導出手段によって導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多く設定する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
(付記5)
付記5に記載の発明は、前記制御手段は、当該装置に装備された複数種類のトナーのうち少なくともバインダートナーからなるトナー像の繰り返し転写回数を、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度に基づいて設定することを特徴とする付記4に記載の画像形成装置である。
(付記6)
付記6に記載の発明は、転写ベルト上に濃度検出用パターンを像形成するパターン形成手段と、前記パターン形成手段により像形成された前記濃度検出用パターンの濃度を検出する濃度検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記濃度検出手段により検出された前記濃度検出用パターンの濃度に基づいて、前記被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を設定することを特徴とする付記4または5に記載の画像形成装置である。
(付記7)
付記7に記載の発明は、前記パターン形成手段は、前記装置内部の絶対湿度が所定の第2閾値だけ変化する毎に、前記濃度検出用パターンを像形成する時間間隔を切り換えることを特徴とする付記3または6に記載の画像形成装置である。
(付記8)
付記8に記載の発明は、前記濃度検出手段は、前記パターン形成手段により前記濃度検出用パターンが形成される毎に、該形成された前記濃度検出用パターンの濃度を検出することを特徴とする付記7に記載の画像形成装置である。
(付記9)
付記9に記載の発明は、前記装置内部の温度及び湿度を測定する温湿度センサを備え、前記絶対湿度導出手段は、前記温湿度センサにより測定された温度及び湿度に基づいて前記絶対湿度を導出することを特徴とする付記1から8の何れかに記載の画像形成装置である。
(付記10)
付記10に記載の発明は、電子写真方式を用いたプリントシートの作成方法であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出ステップと、前記絶対湿度導出ステップで導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する潜像形成ステップと、を有することを特徴とするプリントシートの作成方法である。
(付記11)
付記11に記載の発明は、電子写真方式を用いたプリントシートの作成方法であって、装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出ステップと、前記絶対湿度導出ステップで導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多くして転写する転写ステップと、を有することを特徴とするプリントシートの作成方法である。
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 両面印刷用搬送ユニット
4 給紙部
5 定着部
6(6−1、6−2、6−3、6−4) 画像形成ユニット
7 感光体ドラム
8 クリーナ
9 帯電ローラ
10 光書込ヘッド
11 現像器
12 現像ローラ
13 トナー供給ローラ
14 中間転写ベルト
15 一次転写ローラ
16 駆動ローラ
17 従動ローラ
18 ベルト位置制御機構
19 転写紙(被印刷媒体)
20 ベルトクリーナ
21 給紙カセット
22 用紙(被印刷媒体)
23 用紙取出ローラ
24 給送ローラ
25 捌きローラ
26 待機搬送ローラ対
27 装着部
28 MPF(Multi Paper Feeder)トレー
29 給紙コロ
30 二次転写ローラ
31 搬出ローラ対
32 排紙トレー
33 排紙ローラ対
34a 開始返送路
34b 中間返送路
34c 終端返送路
35a、35b、35c、35d 返送ローラ対
36 ルート変更フラッパー
40 濃度センサ
41 温湿度センサ
43 パッチパターン(濃度検出用パターン)

Claims (11)

  1. 電子写真方式の画像形成装置であって、
    装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、
    前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、当該装置に装備された複数種類のトナーのうち少なくともバインダートナーに対するディザパターンの密度を、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 転写ベルト上に濃度検出用パターンを像形成するパターン形成手段と、
    前記パターン形成手段により像形成された前記濃度検出用パターンの濃度を検出する濃度検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記濃度検出手段により検出された前記濃度検出用パターンの濃度に基づいて前記ディザパターンの密度を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 電子写真方式の画像形成装置であって、
    装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出手段と、
    前記絶対湿度導出手段によって導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多く設定する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、当該装置に装備された複数種類のトナーのうち少なくともバインダートナーからなるトナー像の繰り返し転写回数を、前記絶対湿度導出手段により導出された前記装置内部の絶対湿度に基づいて設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 転写ベルト上に濃度検出用パターンを像形成するパターン形成手段と、
    前記パターン形成手段により像形成された前記濃度検出用パターンの濃度を検出する濃度検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記濃度検出手段により検出された前記濃度検出用パターンの濃度に基づいて、前記被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を設定することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記パターン形成手段は、前記装置内部の絶対湿度が所定の第2閾値だけ変化する毎に、前記濃度検出用パターンを像形成する時間間隔を切り換えることを特徴とする請求項3または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記濃度検出手段は、前記パターン形成手段により前記濃度検出用パターンが形成される毎に、該形成された前記濃度検出用パターンの濃度を検出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記装置内部の温度及び湿度を測定する温湿度センサを備え、
    前記絶対湿度導出手段は、前記温湿度センサにより測定された温度及び湿度に基づいて前記絶対湿度を導出することを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 電子写真方式を用いたプリントシートの作成方法であって、
    装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出ステップと、
    前記絶対湿度導出ステップで導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より小さい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より大きい場合に比べて、元画像に基づくディザパターンの密度を小さく設定して感光体ドラム上に潜像を形成する潜像形成ステップと、
    を有することを特徴とするプリントシートの作成方法。
  11. 電子写真方式を用いたプリントシートの作成方法であって、
    装置内部の絶対湿度を導出する絶対湿度導出ステップと、
    前記絶対湿度導出ステップで導出された前記装置内部の絶対湿度が所定の第1閾値より大きい場合は、前記装置内部の絶対湿度が前記所定の第1閾値より小さい場合に比べて、被印刷媒体に対してトナー像を繰り返し転写する回数を多くして転写する転写ステップと、
    を有することを特徴とするプリントシートの作成方法。

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