JP2013024887A - 補正装置、画像形成装置、画像形成システム及びプログラム - Google Patents

補正装置、画像形成装置、画像形成システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】形成される画像の濃度を変更するための処理が実行される前に、画像を形成するための処理の対象となる画像と、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行された後に、画像を形成するための処理の対象となる画像との間の濃度の変動を抑制する。
【解決手段】画像形成装置2の制御部21は、階調補正テーブルを補正する際の補正量を算出する。次に、制御部21は、画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDを特定する。また制御部21は、特定された画像IDに後続して印刷データ管理テーブルTBL2に登録されている画像IDを特定する。そして制御部21は、特定した2つの画像IDを比較して、両者が同一であった場合には、算出した補正量の50%の値に基づいて階調補正テーブルを補正する。
【選択図】図8

Description

本発明は、補正装置、画像形成装置、画像形成システム及びプログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置において、当該装置の変化や環境の変化により、形成される画像の濃度が変化することが知られている。この濃度の変化を抑制すべく、近年様々な提案がなされている。例えば、特許文献1では、印刷データの種類を判別し、判別した種類に応じて印刷処理に対するキャリブレーションの実行タイミングを定める技術が提案されている。また、特許文献2では、複数のプリントモードを有するプリンタにおいて、各プリントモードに対応する画像濃度制御モードが設けられている場合に、ユーザによって選択された画像濃度制御のみを実施する技術が提案されている。また、特許文献3では、あるジョブ(ジョブA)の印字中に濃度補正実施条件が満たされた場合に、印字待ちのジョブが存在するときは、簡易モードでの濃度補正処理をジョブAの印字後に実施し、印字待ちのジョブが存在しないときは、通常モードでの濃度補正処理をジョブAの印字後に実施する技術が提案されている。
特開2000−324279号公報 特開2006−030793号公報 特許第4105168号公報
本発明は、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行される前に、画像を形成するための処理の対象となる画像と、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行された後に、画像を形成するための処理の対象となる画像との間の濃度の変動を抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に係る補正装置は、予め定められた濃度を有する画像を形成するための動作を行う動作手段と、前記予め定められた濃度の値を補正する際の補正量である第1の補正量を算出する算出手段と、前記予め定められた濃度の値を補正する補正手段であって、当該補正手段による補正よりも前に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第1の識別情報と、前記補正手段による補正よりも後に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第2の識別情報とが予め定められた条件を満たさない場合には、前記第1の補正量に基づいて前記補正を行う一方で、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、前記第1の補正量よりもその値が少ない第2の補正量に基づいて前記補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る補正装置は、請求項1記載の構成において、前記補正手段は、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、第1のタイミングで、前記第2の補正量に基づく補正を行い、かつ、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで、前記第1の補正量と前記第2の補正量との差分以下の値に基づいて、前記第2の補正量に基づいて補正された前記予め定められた濃度の値を補正することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る補正装置は、請求項2に記載の構成において、前記補正手段は、前記第2のタイミングに実行する補正よりも前に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第3の識別情報と、前記第2のタイミングに実行する補正よりも後に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第4の識別情報とが前記予め定められた条件を満たさない場合に、前記第2のタイミングにおける補正を行うことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、第1の値に基づいて、画像データに示される画像の濃度を変更する濃度変更手段と、像保持体と、前記像保持体の表面を、前記濃度変更手段によって濃度の変更された画像データと第2の値に基づいて帯電させる帯電手段と、前記帯電手段によって帯電させられた前記像保持体の表面を、第3の値に基づいて露光して、静電潜像を形成する露光手段と、トナーを収容し、前記露光手段によって形成された静電潜像を、前記トナーを用いて、第4の値に基づいて現像し、トナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を、第5の値に基づいて媒体に転写する転写手段と、前記第1乃至第5の値のうち少なくともいずれか1つの値を補正する際の補正量である第1の補正量を算出する算出手段と、前記第1乃至第5の値のうち少なくともいずれか1つの値を補正する補正手段であって、当該補正手段による補正よりも前に、画像を形成するための動作の対象となる画像に対応する第1の識別情報と、前記補正手段による補正よりも後に前記動作の対象となる画像に対応する第2の識別情報とが予め定められた条件を満たさない場合には、前記第1の補正量に基づいて前記補正を行う一方で、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、前記第1の補正量よりもその値が少ない第2の補正量に基づいて前記補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成システムは、請求項4に記載の画像形成装置と、前記画像形成装置に対して送信する画像データに対して画像処理を行う画像処理装置とを備え、前記画像形成装置は、前記画像処理装置から、前記第1及び第2の識別情報を受信する受信手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るプログラムは、コンピュータを、予め定められた濃度を有する画像を形成するための動作を行う動作手段と、前記予め定められた濃度の値を補正する際の補正量である第1の補正量を算出する算出手段と、前記予め定められた濃度の値を補正する補正手段であって、当該補正手段による補正よりも前に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第1の識別情報と、前記補正手段による補正よりも後に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第2の識別情報とが予め定められた条件を満たさない場合には、前記第1の補正量に基づいて前記補正を行う一方で、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、前記第1の補正量よりもその値が少ない第2の補正量に基づいて前記補正を行う補正手段として機能させることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行される前に、画像を形成するための処理の対象となる画像と、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行された後に、画像を形成するための処理の対象となる画像との間の濃度の変動を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1のタイミングで実行される形成される画像の濃度を変更するための処理で反映させることができなかった補正量を、第1のタイミングに後続する第2のタイミングで反映させることができる。
請求項3に係る発明によれば、第1のタイミングで実行される形成される画像の濃度を変更するための処理で反映させることができなかった補正量を、第1のタイミングに後続する第2のタイミングで反映させる場合に、当該第2のタイミングを、当該タイミングの前後に、画像を形成するための処理の対象となる画像に対応する識別情報に基づいて判断しない場合と比較して、両画像間の濃度の変動を抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行される前に、画像を形成するための処理の対象となる画像と、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行された後に、画像を形成するための処理の対象となる画像との間の濃度の変動を抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行される前に、画像を形成するための処理の対象となる画像と、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行された後に、画像を形成するための処理の対象となる画像との間の濃度の変動を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行される前に、画像を形成するための処理の対象となる画像と、形成される画像の濃度を変更するための処理が実行された後に、画像を形成するための処理の対象となる画像との間の濃度の変動を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成の一例を示す図である。 画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 印刷データ管理テーブルTBL1の一例を示す図である。 画像形成装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成部26の構成を示す図である。 画像形成システムの機能ブロック図である。 階調補正テーブルの一例を示す図である。 一実施形態に係るセットアップ処理を示すフローチャートである。 セットアップ処理が実行された場合の濃度の変遷の一例を示す図である。 変形例に係るセットアップ処理を示すフローチャートである。 変形例に係るセットアップ処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(1)実施形態
(1−1)構成
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成の一例を示す図である。同図に示されるように本画像形成システムは、画像処理装置1と、画像形成装置2とを有している。画像処理装置1は、図示せぬクライアント端末から画像データを受信し、当該画像データに対して画像処理を施し、当該処理を終えた画像データを画像形成装置2に送信する。画像形成装置2は、画像処理装置1から画像データを受信し、当該画像データに基づいて電子写真プロセスにより画像形成を行う。これらの装置は互いに、LAN(Local Area Network)等の通信回線3により接続されている。
以下、各装置の構成について説明する。
図2は、画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示されるように画像処理装置1は、制御部11と、記憶部12と、通信部13とを有する。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備えており、CPUがROM又は記憶部12に記憶されているプログラムを実行することにより画像処理装置1の各部を制御する。記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置であり、画像データやプログラム等を記憶する。記憶部12は、また、印刷データ管理テーブルTBL1を記憶する。
図3は、印刷データ管理テーブルTBL1の一例を示す図である。同図において、「印刷データID」は、クライアント装置から受信された印刷データに対して付与される識別情報である。「ページ番号」は、印刷データに基づいて画像が形成される各ページを識別するための番号である。「画像ID」は、印刷データにおいてその形成が指示されている画像の識別情報である。「給紙部番号」は、印刷データにおいてその形成が指示されている画像が形成されるべき記録媒体を格納する給紙部を識別する番号である。「端末ID」は、印刷データを送信してきたクライアント端末の識別情報である。制御部12は、通信部13を介してクライアント装置から印刷データを受信すると、当該データについて、上記の情報(以下では、「印刷データ関連情報」という)を印刷データ管理テーブルTBL1に登録する。
通信部13は、インタフェースカードを備え、外部の装置との通信を行う。
図4は、画像形成装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示されるように画像形成装置2は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、操作部24と、画像処理部25と、画像形成部26とを有する。制御部21は、CPUと、ROMと、RAMとを備えており、CPUがROM又は記憶部22に記憶されているプログラムを実行することにより画像形成装置2の各部を制御する。記憶部22は、HDD等の記憶装置であり、画像データやプログラム等を記憶する。記憶部22は、また、印刷データ管理テーブルTBL2を記憶する。この印刷データ管理テーブルTBL2のデータ構成は、画像処理装置1に記憶される印刷データ管理テーブルTBL1のそれと同じであるため、その説明を省略する。制御部21は、画像処理装置1から印刷データ関連情報を受信すると、当該情報を印刷データ管理テーブルTBL2に登録する。
通信部23は、インタフェースカードを備え、外部の装置との通信を行う。操作部24は、操作キーやタッチパネル等を備え、ユーザの操作に応じた信号を制御部21に出力する。画像処理部25は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路と画像メモリとを有し、制御部21から出力される画像データを画像メモリに格納し、この画像データに対して画像処理を行う。画像処理部24は、例えば、階調補正処理を行う。この階調補正処理とは、画像データにより表される画像の階調特性を調整する処理である。画像処理部25は、記憶部22に予め記憶されている階調補正テーブルを参照して、画像データの階調値を、階調補正テーブルにおいて対応づけられている階調値に変換する。
なお、画像処理部25は、階調補正処理以外にも、シェーディング補正処理や、スクリーン処理等の他の画像処理を行ってもよい。
画像処理部25は、本発明に係る「動作手段」又は「濃度変更手段」の一例である。
画像形成部26は、画像処理部25から出力される画像データに基づいて電子写真プロセスにより画像を形成する。画像形成部26は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)からなる4色のトナーを用いて、記録媒体上に画像を形成する。ここで記録媒体とは、記録用紙や、OHPシート等のプラスチック製のシートである。記録媒体は、本発明に係る「媒体」の一例である。
図5は、画像形成部26の構成を示す図である。同図において、符号の末尾に付されたアルファベットは、当該符号が付された構成要素が取り扱うトナーの色を示している。符号の末尾のアルファベットのみが異なる構成要素同士は、取り扱うトナーの色は異なっていても、構成は同一である。以下の説明においては、これらの構成要素について特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。
同図において、画像形成部26内を搬送される記録媒体は、図示せぬ給紙部から取り出されて、破線の矢印C方向に搬送され、その搬送途中においてその表面上に画像が形成される。画像形成部26は、複数の給紙部を備えてよく、給紙部ごとに格納する記録媒体の種類を変えてよい。
感光体ドラム30は、その外周面に光導電膜を積層した円筒状の部材であり、回転可能に支持される。感光体ドラム30は、中間転写ベルト35と接触するように設置され、中間転写ベルト35の移動に伴って、その円筒の中心を軸として図中の矢印Aの方向に回転する。感光体ドラム30は、本発明に係る「像保持体」の一例である。
帯電装置31は、例えばスコロトロン帯電器であり、感光体ドラム30の光導電膜を予め定められた電位に帯電させる。帯電装置31は、本発明に係る「帯電手段」の一例である。露光装置32は、帯電装置31により帯電させられた感光体ドラム30を露光して、露光光に応じた静電潜像を形成する。露光装置32は、制御部21から出力される画像データに基づいて当該露光を行う。露光装置32は、本発明に係る「露光手段」の一例である。
現像装置33は、Y,M,C,Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉などの磁性体キャリアとを含む二成分現像剤を収容する。現像装置33は、感光体ドラム30上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。このトナー像は、本発明に係る「画像」の一例である。現像装置33は、トナー補給路を介してトナーカートリッジ34に接続され、図示せぬディスペンスモータの回転駆動によりトナーカートリッジ34からトナーの補給を受ける。ディスペンスモータの回転数は、補給すべきトナー量に基づいて制御部21により制御される。現像装置33は、本発明に係る「現像手段」の一例である。
中間転写ベルト35は、無端のベルト状の部材であり、回転ロール36、一次転写ロール37及びバックアップロール38と接触しながら図中の矢印Bの方向に回転する。中間転写ベルト35は、本発明に係る「媒体」の一例である。回転ロール36は、中間転写ベルト35の移動を支持する円筒状の部材であり、その円筒の中心を軸として回転する。一次転写ロール37は、中間転写ベルト35を挟んで感光体ドラム30と対向する円筒状の部材である。一次転写ロール37は、感光体ドラム30との間に電位差を生じさせて感光体ドラム30表面のトナー像を中間転写ベルト35表面に転写する。一次転写ロール37は、本発明に係る「転写手段」の一例である。
二次転写ロール39は、中間転写ベルト35を挟んでバックアップロール38と対向する円筒状の部材であり、バックアップロール38との間に電位差を生じさせて、中間転写ベルト35表面のトナー像を記録媒体上に転写する。二次転写ロール39は、本発明に係る「転写手段」の一例である。
搬送ロール40は、図示せぬ駆動装置により駆動させられ、図5に示す破線の矢印C方向に記録媒体を搬送する円筒状の部材である。搬送ロール40は、記録媒体が予め定められた搬送速度で搬送されるように回転させられる。
定着装置41は、定着ロール411と加圧ロール412とを備えている。定着装置41は、トナー像が転写されて搬送されてくる記録媒体に対し、定着ロール411と加圧ロール412とにより挟まれた領域Nにおいて熱と圧力とを加える定着処理を施し、トナー像を記録媒体上に定着させる。
濃度センサ42は、中間転写ベルト35上に形成されたトナー像を光学的に読み取る手段である。濃度センサ42は、中間転写ベルト35上に形成されたトナー像を読み取ると、読み取ったトナー像の濃度を示す信号を制御部21に出力する。なお、ここで、トナー像の濃度は、濃度センサ42によって照射された光の量を、濃度センサ42によって受光された反射光の量で除することによって得られる。この濃度(光学濃度)は、本発明に係る「濃度」の一例である。
なお、濃度センサ42は、感光体ドラム30上に形成されたトナー像や、記録媒体上に形成されたトナー像を読み取るように設置されてもよい。
以上が、画像形成部26の構成についての説明である。
次に、本実施形態に係る画像形成システムの機能構成について説明する。図6は、本機能構成について示す機能ブロック図である。本機能構成のうち、画像処理装置1の機能は、制御部11のROMに記憶されている画像処理プログラムがCPUにより実行されることにより実現される。また、画像形成装置2の機能は、制御部21のROMに記憶されているセットアップ処理プログラムがCPUにより実行されることにより実現される。なお、本機能構成は、特に画像形成装置2のセットアップ処理に関するものである。
印刷データ格納領域111は、クライアント端末から送信されてくる印刷データであって、後述するRIP(Raster Image Processing)処理の対象となるものを一旦順次格納する領域である。ここで、印刷データには、PDL(Page Description Language)で記述された画像データ(以下、「PDLデータ」)と、印刷制御情報とが含まれる。印刷制御情報とは、例えば、形成される画像ごとの印刷部数や、給紙部番号である。
RIP処理部112は、印刷データ格納領域111に格納された印刷データのうちPDLデータを読み出して解釈し、ページ単位のラスタデータを生成する。RIP処理部112により生成されたラスタデータは、印刷データIDとページ番号とともに通信回線3を介して画像形成装置2に送信される。
送信部113は、印刷データ管理テーブルTBL1に登録されている印刷データ関連情報を画像形成装置2に対して送信する。例えば送信部113は、RIP処理部112によるPDLデータの読み出しに同期して、当該データに対応する印刷データ関連情報を画像形成装置2に対して送信する。
補正量算出部211は、記憶部22に記憶されている階調補正テーブルを補正する際の補正量を算出する。具体的には、補正量算出部211は、まず、画像形成部26に対してパッチ画像の形成を指示する。次に、補正量算出部211は、濃度センサ42に対して、形成されたパッチ画像の読み取りを指示する。そして、濃度センサ42から信号を取得すると、当該信号に示される濃度値と、予め定められた目標濃度値とを比較し、それらの差分(すなわち、補正量)を算出する。補正量算出部211は、本発明に係る「算出手段」の一例である。
モード判定部212は、現在画像形成装置2において現在選択されている、セットアップ処理の実行モードを判定する。ここで実行モードには、「連続性重視モード」と「通常モード」とがある。連続性重視モードは、連続して形成される同一の画像の濃度の連続性を重視するモードである。このモードが選択された場合には、同一の画像が連続して形成されている際にセットアップ処理が行われるときは、その際の補正量が制限される。一方、通常モードは、画像の濃度の連続性を考慮しないモードである。このモードが選択された場合には、同一の画像が連続して形成されているときでも、セットアップ処理時の補正量が制限されない。
セットアップ処理の実行モードは、例えば、操作部24を用いてユーザにより選択され、その選択された実行モードを示すデータは、記憶部22に格納される。モード判定部212の判定結果を示す信号は、後述する補正部216に出力される。
第1特定部213は、画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDを特定する。例えば、第1特定部213は、画像処理部25に出力される画像データについて、当該画像データに対応する印刷データID及びページ番号に基づいて、印刷データ管理テーブルTBL1から、対応する画像IDを特定する。なお、画像IDは、本発明に係る「識別情報」の一例である。
第2特定部214は、第1特定部213により特定された画像IDに示される画像データに続いて画像処理部25による画像処理の対象となる画像データの画像IDを特定する。具体的には、第2特定部214は、第1特定部213により特定された画像IDに後続して印刷データ管理テーブルTBL1に登録されている画像IDを特定する。
比較部215は、第1特定部213により特定された画像IDと、第2特定部214により特定された画像IDとを比較する。そして、比較の結果を示す信号を、補正部216に出力する。
補正部216は、比較部215により出力された信号と、補正量算出部211により算出された補正量と、モード判定部212により出力される信号とに基づいて、記憶部22に記憶されている階調補正テーブルを補正する。具体的には、補正部216は、モード判定部212による判定結果が、通常モードが選択されていることを示すものであった場合には、補正量算出部211によって算出された補正量に基づいて階調補正テーブルの補正を行う。
一方、モード判定部212による判定結果が、連続性重視モードが選択されていることを示すものであった場合であって、比較部215による比較結果が、比較対象となった画像ID同士が異なるものであることを示すものであったときは、補正部216は、補正量算出部211によって算出された補正量に基づいて階調補正テーブルの補正を行う。一方、モード判定部212による判定結果が、連続性重視モードが選択されていることを示すものであった場合であって、比較部215による比較結果が、比較対象となった画像ID同士が同一であることを示すものであったときは、補正部216は、補正量算出部211によって算出された補正量の50%の値に基づいて階調補正テーブルの補正を行う。
補正部216は、階調補正テーブルの補正を、第1特定部213により特定された画像データが画像処理部25による画像処理を受けた後であって、第2特定部214により特定された画像データが画像処理部25による画像処理を受ける前に実施する。
補正部216は、本発明に係る「補正手段」の一例である。
図7は、補正部216によって補正された階調補正テーブルの一例を示す図である。同図において横軸は、入力階調値を示し、縦軸は出力階調値を示している。また、同図において、線T0は、目標濃度階調特性を示し、線T1は、補正量算出部211によって算出された補正量に基づいて補正された場合の濃度階調特性を示し、線T2は、同補正量の50%の値に基づいて補正された場合の濃度階調特性を示している。
なお、補正量を低減する際の低減量は、その50%に限られるわけではなく、例えば、30%や70%等であってもよい。また、別の補正量低減手法として、一度に反映させる補正量の絶対値を、ある閾値以下に制限することも考えられる。
以上が、本実施形態に係る画像形成システムの機能構成についての説明である。
(1−2)動作
以下、本実施形態に係る画像形成装置2によるセットアップ処理について説明する。図8は、本処理を示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置2のROMに記憶されている当該処理用のプログラムがCPUにより実行されることにより実行される。具体的には、予め定められた枚数(例えば、100枚)の記憶媒体に対して画像が形成された場合や、予め定められた時間が経過した場合に実行される。また、本処理は、画像形成部26による画像形成処理と平行して実行され、各色の現像装置33ごとに実行されてよい。
まず、ステップSa1において制御部21は、記憶部22に記憶されている階調補正テーブルを補正する際の補正量を算出する。具体的には、制御部21は、画像形成部26にパッチ画像を形成させ、当該パッチ画像を濃度センサ42に読み取らせる。そして、濃度センサ42から出力された信号に示される濃度値と目標濃度値とを比較して、それらの差分(すなわち、補正量)を算出する。
次に、制御部21は、現在画像形成装置2において選択されている、セットアップ処理の実行モードを判定する(ステップSa2)。この判定の結果、連続性重視モードが選択されている場合には(ステップSa2;連続性重視モード)、制御部21は、次にステップSa3の処理を実行する。一方、通常モードが選択されている場合には(ステップSa2;通常モード)、制御部21は、次にステップSa6の処理を実行する。
ステップSa3において制御部21は、画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDを特定する。
次に、制御部21は、ステップSa3において特定された画像IDに後続して印刷データ管理テーブルTBL2に登録されている画像IDを特定する(ステップSa4)。
そして、制御部21は、ステップSa3において特定した画像IDと、ステップSa4において特定した画像IDとを比較する(ステップSa5)。
この比較の結果、両画像IDが同一でなかった場合には(すなわち、画像処理の対象となっている画像と、次に画像処理の対象となる画像とが同一でなかった場合には)(ステップSa5;NO)、制御部21は、ステップSa1において算出した補正量を用いて、階調補正テーブルの補正を行う(ステップSa6)。一方、同比較の結果、両画像IDが同一であった場合には(すなわち、画像処理の対象となっている画像と、次に画像処理の対象となる画像とが同一であった場合には)(ステップSa5;YES)、制御部21は、ステップSa1において算出した補正量の50%の値を用いて、階調補正テーブルの補正を行う(ステップSa7)。
以上が、本実施形態に係るセットアップ処理の内容である。
図9は、上記のセットアップ処理が実行された場合の濃度の変遷の一例を示す図である。同図において横軸は時間を示し、縦軸は濃度を示している。同図において「画像」は、画像処理部25により画像処理を受ける画像の変遷を示している。なお、以下の説明は、連続性重視モードが選択されていることを前提としている。
同図に示される例において、時刻t1の時点でセットアップタイミングが到来したとすると、この時点で画像処理の対象となっている画像は “A”である。そして、次に画像処理の対象となる画像は“B”である。この場合、両画像は異なっているため、この場合には、制御部21によって算出された補正量がそのまま階調補正テーブルに反映される。
一方、時刻t2の時点でセットアップタイミングが到来したとすると、この時点で画像処理の対象となっている画像は “C”である。そして、次に画像処理の対象となる画像は“C”である。この場合、両画像は同一であるため、この場合には、制御部21によって算出された補正量の50%の値が階調補正テーブルに反映される。
以上が、本実施形態に係るセットアップ処理が実行された場合の濃度の変遷の一例についての説明である。
以上説明した本実施形態に係るセットアップ処理によれば、セットアップ処理を実行するタイミングが到来した時点において、相異なる画像の連続的な形成が行われている場合には、形成される画像の濃度値を目標濃度値にまで戻すための補正が行われる。その一方で、同タイミングが到来した時点において、同一の画像の連続的な形成が行われている場合には、目標濃度値にまで戻すための補正は行われず、その補正量は予め定められた量に制限される。よって、セットアップ処理の実行前に形成される画像と、実行後に形成される画像との間の濃度差が抑制される。
(2)変形例
上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
(2−1)変形例1
上記の実施形態において、同一の画像が連続して形成されている場合にセットアップタイミングが到来したときには、階調補正テーブルを補正する際の補正量を制限するようにしているが、この際に階調補正テーブルに反映されなかった補正量を、後続するタイミングにおいて反映させるようにしてもよい。例えば、画像形成装置2の制御部21は、上記のセットアップ処理のステップSa7において、補正量を予め定められた数に分割し、まずはその分割された補正量のうちの一の補正量を階調補正テーブルに反映させ、その後に、予め定められた時間の経過ごとに、残りの分割された各補正量を階調補正テーブルに反映させていくようにしてもよい。又は、制御部21は、補正量のうちの予め定められた閾値に示される量を、まずは階調補正テーブルに反映させ、その後に、予め定められた時間の経過ごとに、すべての補正量が反映されるまで、閾値に示される量だけを階調補正テーブルに反映させていくようにしてもよい。
また、階調補正テーブルに反映されなかった補正量を反映させるタイミングは、同一の画像が連続して形成されていないタイミングとするようにしてもよい。図10及び11は、このような変形例に係るセットアップ処理を示すフローチャートである。
同図において、ステップSa1からステップSa7までの処理は上記の実施形態に係るセットアップ処理のそれと同様であるため、その説明を省略する。
図11のステップSb1において制御部21は、予め定められた期間が経過したか否かを判定する。この判定の結果、予め定められた期間が経過していない場合には(ステップSb1;NO)、制御部21は、ステップSb1の処理を再実行する。一方、予め定められた期間が経過している場合には(ステップSb1;YES)、制御部21は、画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDを特定する(ステップSb2)。次に、制御部21は、ステップSb2において特定された画像IDに後続して印刷データ管理テーブルTBL2に登録されている画像IDを特定する(ステップSb3)。そして、制御部21は、ステップSb2において特定した画像IDと、ステップSb3において特定した画像IDとを比較する(ステップSb4)。
この比較の結果、両画像IDが同一であった場合には(ステップSb4;YES)、制御部21は、ステップSb1の処理を再実行する。一方、両画像IDが同一でなかった場合には(ステップSb4;NO)、制御部21は、ステップSa7において階調補正テーブルに反映されなかった補正量を、階調補正テーブルに反映させる(ステップSb5)。
以上が、本変形例に係るセットアップ処理の内容である。
(2−2)変形例2
上記の実施形態では、セットアップ処理の実行タイミングにおいて画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDと、次に画像処理の対象となる画像データの画像IDとが比較され、両者が同一であった場合に、階調補正テーブルに反映される補正量が制限されている。すなわち、セットアップ処理の実行タイミングにおいて画像処理の対象となっている画像と、次に画像処理の対象となる画像とが同一である場合に、補正量の制限がなされている。しかし、補正量の制限がなされる場合は、画像が同一である場合に限られるものではない。
例えば、画像が形成される記録媒体の種類が同一の場合に、補正量の制限がなされるようにしてもよい。より具体的には、画像が形成される記録媒体が格納される給紙部の番号が同一であった場合に補正量の制限がなされるようにしてもよい。この場合、制御部21は、上記のステップアップ処理のステップSa3及びSa4において、画像IDに代えて給紙部番号を特定し、ステップSa5において、給紙部番号同士を比較する。
又は、上記の実施形態において、画像の形成を要求してきたクライアント端末が同一の場合に、補正量の制限がなされるようにしてもよい。より具体的には、画像の形成を要求してきたクライアント端末の端末IDが同一の場合に補正量の制限がなされるようにしてもよい。この場合、制御部21は、上記のステップアップ処理のステップSa3及びSa4において、画像IDに代えて端末IDを特定し、ステップSa5において、端末ID同士を比較する。
なお、本変形例において、端末IDを、クライアント端末を使用するユーザのIDと置き換えてもよい。
上記の給紙部番号、端末ID及びユーザIDは、本発明に係る「識別情報」の一例である。
(2−3)変形例3
上記の実施形態において、形成される画像の濃度を変更するために補正されているのは、階調補正テーブルであるが、補正される対象は階調補正テーブル以外であってもよい。例えば、帯電装置31が感光体ドラム30を帯電させる際の帯電電位や、露光装置32の露光量や、現像装置33の現像バイアスや、一次転写ロール37や二次転写ロール39の転写バイアスが補正されてもよい。
この場合、例えば、帯電電位が補正されるときは、上記のセットアップ処理におけるステップSa3では、帯電装置31による露光処理の対象となる画像データの画像IDが特定される。そして、ステップSa4では、次に露光処理の対象となる画像データの画像IDが特定される。そして、ステップSa6又はステップSa7では、ステップSa3で特定された画像について露光処理がなされた後であって、かつ、ステップSa4で特定された画像について露光処理がなされる前に、露光量の補正が行われる。
なお、帯電装置31、露光装置32、現像装置33、一次転写ロール37及び二次転写ロール38は、本発明に係る「動作手段」の一例である。
(2−4)変形例4
上記の実施形態においては、セットアップ処理の実行タイミングにおいて画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDと、次に画像処理の対象となる画像データの画像IDとが比較され、両者が同一であった場合に、階調補正テーブルに反映される補正量が制限されている。しかし、前者の画像IDと比較される画像IDは、当該IDに示される画像の次に画像処理を受ける画像のIDに限られるわけではない。例えば、前者の画像IDに示される画像に引き続き画像処理を受ける2枚の画像の画像IDと前者の画像IDとの比較が行われ、2枚の画像の画像IDのうち1つでも前者の画像IDと同じものがあった場合には、階調補正テーブルに反映される補正量を制限するようにしてもよい。この場合、前者の画像IDと比較される画像IDの個数は、2個に限られず、3個以上であってもよい。また、この場合に、補正量を制限するか否かを判断するために参照される閾値は、“1”に限られず、“2”以上であってもよい。
(2−5)変形例5
上記の実施形態において、セットアップ処理は、予め定められた枚数の記憶媒体に対して画像が形成された場合や、予め定められた時間が経過した場合に実行されることが想定されている。しかし、上記の実施形態において、階調補正テーブルに反映される補正量が制限された場合には、セットアップ処理の実行タイミングを早めるようにしてもよい。
具体的には、例えば制御部21は、階調補正テーブルに反映される補正量が制限された場合には、セットアップ処理の実行タイミングを定める値を、通常よりも小さい値に設定する処理を行い、補正量が制限されない場合には、当該値を通常の値に戻す(又は維持する)処理を行うようにしてもよい。
(2−6)変形例6
上記の実施形態では、セットアップ処理の実行時に、当該処理の実行モードが判定され、この判定の結果、連続性重視モードが選択されていた場合には、画像処理部25による画像処理の対象となっている画像データの画像IDと、次に画像処理の対象となる画像データの画像IDとが比較される。そして、両画像IDが同一であった場合には、階調補正テーブルに反映される補正量が制限される。しかし、上記の実施形態において、連続性重視モードが選択されていた場合に、画像IDの同一性について判定を行わずに、補正量を制限するようにしてもよい。具体的には、図8に示されるフローチャートにおいて、ステップSa2の判定結果が、連続性重視モードの選択を示すものであった場合に、制御部21は、ステップSa7の処理を実行するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、セットアップ処理の実行モードは、例えば操作部24を用いてユーザによって選択され、その選択された実行モードを示すデータが記憶部22に格納されている。しかし、この実行モードを示すデータは、画像が形成されるページごとに設定され、このデータに基づいて、補正量の制限の要否を判定するようにしてもよい。例えば、上記の実施形態において制御部21は、図8に示されるステップSa1の処理を実行後、次に画像処理部25による画像処理の対象となる画像データに対応する、実行モードを示すデータを特定し、このデータが通常モードの選択を示す場合にはステップSa6の処理を実行し、連続性重視モードの選択を示す場合にはステップSa7の処理を実行するようにしてもよい。なお、この場合の実行モードを示すデータは、例えば、印刷制御情報として画像処理装置1から送信され、記憶部22に記憶される印刷データ管理テーブルTBL2に登録されてもよい。また、実行モードを示すデータは、画像が形成されるページごとでなくても、印刷データごとに設定されるようにしてもよい。
(2−7)変形例7
上記の実施形態において画像形成装置2のCPUによって実行されるセットアップ処理用のプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリ等の記憶媒体に記憶された状態で提供され、画像形成装置2にインストールされてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の通信回線を介して画像形成装置2にダウンロードされてもよい。
1…画像処理装置、2…画像形成装置、3…通信回線、11、21…制御部、12、22…記憶部、13、23…通信部、24…操作部、25…画像処理部、26…画像形成部、30…感光体ドラム、31…帯電装置、32…露光装置、33…現像装置、34…トナーカートリッジ、35…中間転写ベルト、36…回転ロール、37…一次転写ロール、38…バックアップロール、39…二次転写ロール、40…搬送ロール、41…定着装置、42…濃度センサ、111…印刷データ格納領域、112…RIP処理部、113…送信部、211…補正量算出部、212…モード判定部、213…第1特定部、214…第2特定部、215…比較部、216…補正部、411…定着ロール、412…加圧ロール

Claims (6)

  1. 予め定められた濃度を有する画像を形成するための動作を行う動作手段と、
    前記予め定められた濃度の値を補正する際の補正量である第1の補正量を算出する算出手段と、
    前記予め定められた濃度の値を補正する補正手段であって、当該補正手段による補正よりも前に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第1の識別情報と、前記補正手段による補正よりも後に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第2の識別情報とが予め定められた条件を満たさない場合には、前記第1の補正量に基づいて前記補正を行う一方で、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、前記第1の補正量よりもその値が少ない第2の補正量に基づいて前記補正を行う補正手段と
    を備える補正装置。
  2. 前記補正手段は、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、第1のタイミングで、前記第2の補正量に基づく補正を行い、かつ、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで、前記第1の補正量と前記第2の補正量との差分以下の値に基づいて、前記第2の補正量に基づいて補正された前記予め定められた濃度の値を補正することを特徴とする請求項1記載の補正装置。
  3. 前記補正手段は、前記第2のタイミングに実行する補正よりも前に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第3の識別情報と、前記第2のタイミングに実行する補正よりも後に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第4の識別情報とが前記予め定められた条件を満たさない場合に、前記第2のタイミングにおける補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の補正装置。
  4. 第1の値に基づいて、画像データに示される画像の濃度を変更する濃度変更手段と、
    像保持体と、
    前記像保持体の表面を、前記濃度変更手段によって濃度の変更された画像データと第2の値に基づいて帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電させられた前記像保持体の表面を、第3の値に基づいて露光して、静電潜像を形成する露光手段と、
    トナーを収容し、前記露光手段によって形成された静電潜像を、前記トナーを用いて、第4の値に基づいて現像し、トナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像を、第5の値に基づいて媒体に転写する転写手段と、
    前記第1乃至第5の値のうち少なくともいずれか1つの値を補正する際の補正量である第1の補正量を算出する算出手段と、
    前記第1乃至第5の値のうち少なくともいずれか1つの値を補正する補正手段であって、当該補正手段による補正よりも前に、画像を形成するための動作の対象となる画像に対応する第1の識別情報と、前記補正手段による補正よりも後に前記動作の対象となる画像に対応する第2の識別情報とが予め定められた条件を満たさない場合には、前記第1の補正量に基づいて前記補正を行う一方で、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、前記第1の補正量よりもその値が少ない第2の補正量に基づいて前記補正を行う補正手段と
    を備える画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置と、
    前記画像形成装置に対して送信する画像データに対して画像処理を行う画像処理装置と
    を備え、
    前記画像形成装置は、前記画像処理装置から、前記第1及び第2の識別情報を受信する受信手段を備えることを特徴とする画像形成システム。
  6. コンピュータを、
    予め定められた濃度を有する画像を形成するための動作を行う動作手段と、
    前記予め定められた濃度の値を補正する際の補正量である第1の補正量を算出する算出手段と、
    前記予め定められた濃度の値を補正する補正手段であって、当該補正手段による補正よりも前に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第1の識別情報と、前記補正手段による補正よりも後に前記動作手段による動作の対象となる画像に対応する第2の識別情報とが予め定められた条件を満たさない場合には、前記第1の補正量に基づいて前記補正を行う一方で、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とが前記予め定められた条件を満たす場合には、前記第1の補正量よりもその値が少ない第2の補正量に基づいて前記補正を行う補正手段
    として機能させるためのプログラム。
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