JP6318816B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写装置、これらの機能を併せ持った複合機等の画像形成装置、特にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックといったプロセスカラートナー以外のトナー(いわゆる特色トナー)を使用するカラー画像形成装置に関するものである。
近年の画像形成装置はCMYK(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))のプロセスカラートナー以外のトナー(特色トナー)が使用できるものがある。それらの画像形成装置は、CMYKのプロセスカラートナーの現像装置に加えて、特色トナー用の現像装置を1つ以上有していたり、プロセスカラートナーの現像装置を特色トナーに入れ替えたりできる。
特色トナーには、透明トナー(クリアトナー)や白色トナー(白トナー)のほか、プロセスカラーで再現困難な色を補う特別なカラートナー等、多くの種類が存在する。例えば、特色トナーの一つに白色トナー(白トナー)がある。例えば、色紙上に白色を印刷したり、透明フィルムなどの透明メディアへの画像形成時に下地として用いてカラー画像の発色を向上させたりして付加価値の高い印刷物を生成できる。
ここで、例えば、従来の銀塩印画紙写真のカラー画像を高付加価値印刷物として形成する場合、特に、濃度の高い画像部と低い画像部との間のトナー層の高さの段差構造が残ることを防ぐため、現像トナー量の多い画素の周辺に透明トナー像を転移するように設定する。これにより定着後のカラー画像における重層されている複数のトナー層の傾斜角度を1.5度以下となるようにして、段差構造を排除したカラー画像を得るようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
更に、このような高付加価値印刷を行うにあたって、同じ白色トナーを用いる場合でも被転写体として色紙を用いる場合と透明フィルムを用いる場合では、プロセスカラーとの作像順(積層順)が相違する。つまり、色紙上に白色トナーを用いる場合には色紙表面に最も近い最下層に白色トナーが位置するが、透明フィルムに対する場合には透明フィルム表面から最も離れた最上層に位置する点が知られている。また透明トナーを用いて光沢を出す場合は透明トナーが被転写体表面から最も離れた最上層に位置するので、白色トナーを用いる場合と比べて作像順を変更する点が考慮され、色トナー層の多様化に対する対処も必要となる。
ところで、このような特色トナーを使用するカラー画像形成装置では、画質調整の観点から、白トナー印刷物の明度調整をユーザ側で実施することも多い。ここで、プロセスカラートナーは印刷物の色再現性を重視するために調整幅は比較的狭い範囲であり、微調整レベルで実施されることが多い。これに対し、白トナーは印刷物の装飾アピール効果の目的が強く、色再現性への考慮は必要ないことから、明度の調整幅はプロセスカラートナーの調整幅よりも広い幅を備える。
なお、プロセスカラーの濃度調整や白トナーの明度調整は、用紙上のトナー付着量を変えることで行っている。
しかし、特色トナーはカラートナーに比べて多くの付着量が必要になる場合がある。例えば、クリアトナーでは、所望の光沢度を得るためには、画像表面を平滑にする必要がある。付着量が多いほど画像表面が平滑になるため、多くの付着量が必要になる。また、白トナーでは付着量が多ければ多いほど白色度が増し、さらに、他のプロセスカラーとは異なり、色味への考慮はあまり必要ないため、多くの付着量を乗せる必要性がプロセスカラーよりも大きい。
以上より、特色トナーではカラーに比べて要求される付着量範囲が広いため、それに対して現像能力も幅広く対応しなければならない。
付着量は通常、現像ポテンシャルにて調整する。付着量を通常よりも多く(例えば2倍の付着量)のせる場合(以後、高付着量モード)にも対応するためには、現像ポテンシャルも2倍必要となるため、現像γ(現像バイアスに対するトナーの付着量の割合)を非常に高めに設定しておく必要がある。
そうすると、通常付着量の場合(以後、通常モード)には、非常に低ポテンシャルとなってしまい、Vd(現像中の残存電位差.)が低いことで発生する残像などが悪化してしまう。逆に、通常の付着量で残像が発生しないVdまで上げた場合(現像γを若干低めに設定する場合)、現像能力不足で所望の付着量が得られない。また、現像能力を非常に高めに設定する場合、トナー濃度を上げて、Q/M(現像装置内の単位重量当たりのトナー帯電量)を低めにする必要があり、トナー飛散などの副作用も考えられる。このように、プロセス条件固定で幅広い付着量に対応することは、非常に大きな課題がある。
一方、付着量のモードに応じて、プロセス条件を変更することが考えられる。例えば、高付着量モード時に線速比を上げて、現像能力を上げることが考えられるが、線速比を上げた場合、縦横比悪化、後端かすれ悪化などの不具合があるため、付着量モードに応じて、プロセス条件を変更することは有効な対策とはならない。なお、上述の特許文献1の技術はこれら問題を解決できず、特色トナー層の多様化にも十分対処するものではない。
本発明の課題は、高付加価値印刷を行うにあたり、特色トナーを増量する高付着量モードでの作像時に、プロセス条件を変更せず、所望の付着量(高付着量)を得られる画像形成装置を提供することにある。
本発明は前記課題を達成するため以下の構成とした。
第1の発明である画像形成装置は、原稿画像に応じた静電潜像を持する複数の静電潜像持体と、プロセスカラートナーあるいは特色トナーを有し前記静電潜像持体上にそれぞれのトナー画像を作像する複数の現像装置と、前記静電潜像担持体上に形成されたトナー画像を転写され、メディアまで運ぶ中間転写体と、前記中間転写体に接離可能に備えられ、前記静電潜像担持体上のトナー画像を前記中間転写体に転写する複数の一次転写装置と、前記中間転写体に接離可能に備えられ、前記中間転写体上のトナー画像を前記メディアに転写する二次転写装置と、前記特色トナーのトナー付着量が設定されるトナー付着量モードを複数備え、該トナー付着量モードの内より選択された特色トナー付着量モードでは作像を2回に分けて行うように制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記特色トナー付着量モードで2回に分けて行われる作像の1回目の作像では、前記二次転写装置を転写位置に対して離間させるように接離制御するとともに、前記特色トナー付着量モードで2回に分けて行われる作像の少なくとも一方回では、前記特色トナーの作像と前記プロセスカラートナーの作像とをあわせて行うように制御する。
1回目に作像された特色トナー画像は、転写装置が転写位置から離れているため非転写状態に保持され、その特色トナー画像は2回目に作像された特色トナー画像および前記プロセスカラートナーの画像と共に被転写体に重層転写されるので、特色トナー層の高付着量化を図れる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 図1の画像形成装置における制御部のハードウェア構成図である。 透明トナーを用いて得た用紙上の全面高光沢画像の概念断面図である。 白色トナーを用いた色紙上の画像の概念断面図である。 隠蔽率試験紙による紙上付着量‐白べた明度特性線図である。 着色トナーの画像形成ユニットが作像部の最上流側にある場合の通常付着量での作像順(積層順)を説明する概念図である。 特色トナーの画像形成ユニットが作像部の最上流側にある場合の高付着量での1回目の作像順(積層順)を説明する概念図である。 特色トナーの画像形成ユニットが作像部の最上流側にある場合の高付着量での2回目の作像順(積層順)を説明する概念図である。 特色トナーの画像形成ユニットが通常付着量で作像する順(積層順)を説明する概念図で、(a)により白色トナーが用紙上で最上層の場合を、(a)と(b)により白色トナーが用紙上で最下層の場合を説明する概念図である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、特色トナー付着量モードでの作像を2回に分けて行う。1回目に作像された特色トナー画像は非転写状態に保持され、2回目の作像において、作像された特色トナー画像およびプロセスカラートナーの画像と共に被転写体に重層転写され、特色トナー層の高付着量化を図れるものである。
なお、以下の実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
本発明の一実施形態を成す画像形成装置1は、被転写体である用紙にトナー像を定着させることで用紙上に画像を形成するもので、タンデム型間接転写方式の電子写真装置であるカラー複写装置を成している。このような画像形成装置1のハードウェア構成を図1に示し、図2には画像形成装置1の制御部10のハードウェア構成を示す。
図1に示すように、画像形成装置1は、制御部10、画像読取部11、作像部12、給紙部13、転写部14、定着部15、排紙部16、及び表示・操作部17等を有している。
画像形成装置1の内部に配備された制御装置としての制御部10は、図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)1011、メインメモリ(MEM−P)1012、ノースブリッジ(NB)1013、サウスブリッジ(SB)1014、AGP(Accelerated Graphics Port)バス1015、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)1016、ローカルメモリ(MEM−C)1017、HD(Hard Disk)1018、HDD(Hard Disk Drive)1019、ネットワークI/F102を有している。
CPU1011は、メインメモリ1012に記憶されたプログラムに従って、データを加工・演算したり、画像読取部11、作像部12、給紙部13、転写部14、定着部15、排紙部16の動作を制御したりするものである。メインメモリ1012は制御部10の記憶領域であり、ROM(Read Only Memory)1012a、RAM(Random Access Memory)1012bを有している。ROM1012aは、制御部10の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリである。ROM1012aに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、FD、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な被転写体に記録して提供するように構成してもよい。
RAM1012bは、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いる。NB1013は、CPU1011と、MEM−P1012、SB1014、及びAGPバス1015を接続するためのブリッジである。SB1014は、NB1013とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。AGPバス1015は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースである。
ASIC1016は、画像形成装置1で用いるために設計、製造された集積回路である。ASIC1016は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC1016の中核をなすアービタ(ARB)(バスを駆動するバス・マスタの権利を、ルールに沿い複数デバイスの間で調停する回路)を有する。これに加えASIC216は、MEM−C1017を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)からなる。ASIC1016はPCIバスを介してUSB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースに接続されている。なお、IEEE1394はAV機器やコンピュータを接続する高速シリアルバス規格である。
MEM−C1017は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD(Hard Disk)1018は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HDD(Hard Disk Drive)1019は、CPU1011の制御にしたがって、HD1018に対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。ネットワークI/F102は、通信ネットワークを介して情報処理装置等の外部機器と情報を送受信する。
次に、画像形成装置1の上部に配備される画像読取部11を説明する。
画像読取部11は、コンタクトガラス111、読取センサ112等を有しており、用紙上の画像を光学的に読み取ることにより画像情報を生成する。具体的には、用紙に光を当てて、その反射光をCCDやCISの読取センサで受光することによって画像情報を読み取る。
なお、制御部10は、特色トナーのトナー付着量に応じた付着量モードを画像読取部11からの原稿画像情報に応じて判断する判断機能部を備える。このように原稿画像情報より求めた付着量モードを用いて特色トナー付着量を特定することで、付着量精度を確保できる。
原稿画像情報より求めた付着量モードを用いて特色トナー付着量を特定するので、付着量精度がよい
次に、画像形成装置1の内部上側に配備される作像部12を説明する。
作像部12は、画像情報に基づいて転写部14の中間転写ベルト(被転写体の一つ)143の表面にトナーを付着させて画像(トナー像)を形成するものである。
作像部12はシアン(C)トナーを有する現像剤を用いてトナー像を形成する画像形成ユニット120C、マゼンタ(M)トナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット120M、イエロー(Y)トナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット120Yを備える。更に、作像部12はブラック(K)トナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット120K、および特色(T)トナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット120Tを備えている。
なお、以降ではC色トナー、M色トナー、Y色トナー、K色トナーのいずれか一以上のトナーをプロセスカラートナーという。それぞれのプロセスカラートナーは、顔料や染料等の色材を含有した帯電性をもった樹脂粒子である。
また、特色トナーには、無色透明の透明トナー、白色顔料を含有した白色トナー、プロセスカラーの組み合わせでは再現困難な色を再現するための有色トナー等がある。これらは被転写体に付着されたプロセスカラートナーと組み合わせることで高付加価値な画像を形成することが出来る。
以降では、画像形成ユニット120C、画像形成ユニット120M、画像形成ユニット120Y、画像形成ユニット120K、画像形成ユニット120Tのうち任意の画像形成ユニットを「画像形成ユニット120」と表す。さらに、プロセスカラートナーの画像形成ユニット120C,120M,120Y,120Kを、以後、120C〜120Kと記す。
以降の説明において色の区別を要しない場合には、C,M,Y,K,Tの表示を省略する(図1では色の区別をしている)。
ここで、任意の画像形成ユニット120の一つである画像形成ユニット120Cを説明する。
画像形成ユニット120Cは、トナー供給部121C、感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C及び清掃部127Cを備える。この画像形成ユニット120Cは静電潜像を胆持する静電潜像胆持体としての感光体ドラム122Cを収容している。しかも感光体ドラム122C上の静電潜像をトナー画像として作像する現像装置としての機能を内包している。
トナー供給部121Cは、C色のトナーを収容しており、現像部125Cに対してC色のトナーを供給する。トナー供給部121Cに収容されているトナーは、トナー供給部121C内の搬送スクリューが駆動することによって所定の量だけ現像部125Cに供給される。
感光体ドラム122Cは、帯電部123Cにより表面が一様に帯電され、制御部10から受け取った画像情報に基づき、露光部124Cによって表面に静電潜像が形成される。
また、感光体ドラム122Cは静電潜像が形成された表面に現像部125Cがトナーを付着させることによってトナー像が形成される。また、感光体ドラム122Cは中間転写ベルト143に接点を成す一次転写位置で接しており、この一次転写位置で中間転写ベルト143と感光体ドラム122Cは同じ方向に移動および回転する。
帯電部123Cは、感光体ドラム122Cの表面を一様に帯電させる。露光部124Cは、帯電部123Cによって帯電された感光体ドラム122Cの表面に、制御部10によって決定されたC色の網点面積率に基づいて光を照射して静電潜像を形成する。現像部125Cは、露光部124Cによって感光体ドラム122Cの表面に形成された静電潜像に対して現像剤収容部121Cに収容されているC色のトナーを現像バイアスを加えて静電潜像に移動させ、付着させることによってトナー画像を現像する。
除電部126Cは、中間転写ベルト143に感光体ドラム122Cのトナー画像が転写された後、その感光体ドラム122Cの表面を除電する。清掃部127Cは、除電部126Cによって除電された感光体ドラム122Cの表面に残った転写残トナーを除去する。
このように、画像形成ユニットの一つである画像形成ユニット120Cを説明したが、その他の画像形成ユニットも以下のように同様の構成を採る。
画像形成ユニット120Mは、現像剤収容部121M、感光体ドラム122M、帯電部123M、露光部124M、現像部125M、除電部126M、および清掃部127Mを備えている。現像剤収容部121Mは、M色のトナーを収容している。感光体ドラム122M、帯電部123M、露光部124M、現像部125M、除電部126M、清掃部127Mは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同機能であり、説明を省略する。
画像形成ユニット120Yは、現像剤収容部121Y、感光体ドラム122Y、帯電部123Y、露光部124Y、現像部125Y、除電部126Y、および清掃部127Yを備えている。現像剤収容部121Yは、Y色のトナーを収容している。感光体ドラム122Y、帯電部123Y、露光部124Y、現像部125Y、除電部126Y、清掃部127Yは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同機能であり、説明を省略する。
画像形成ユニット120Kは、現像剤収容部121K、感光体ドラム122K、帯電部123K、露光部124K、現像部125K、除電部126K、および清掃部127Kを備えている。現像剤収容部121Kは、K色のトナーを収容している。感光体ドラム122K、帯電部123K、露光部124K、現像部125K、除電部126K、清掃部127Kは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同機能であり、説明を省略する。
画像形成ユニット120Tは、現像剤収容部121T、感光体ドラム122T、帯電部123T、露光部124T、現像部125T、除電部126T、および清掃部127Tを備えている。現像剤収容部121Tは、特色トナーを収容している。感光体ドラム122T、帯電部123T、露光部124T、現像部125T、除電部126T、清掃部127Tは、それぞれ感光体ドラム122C、帯電部123C、露光部124C、現像部125C、除電部126C、清掃部127Cと同機能であり、説明を省略する。
なお、以降では、現像剤収容部121C、現像剤収容部121M、現像剤収容部121Y、現像剤収容部121K、現像剤収容部121Tのうち任意の現像剤収容部を「現像剤収容部121」と表す。
また、感光体ドラム122C、感光体ドラム122M、感光体ドラム122Y、感光体ドラム122K、感光体ドラム122Tのうち任意の感光体ドラムを「感光体ドラム122」と表す。また、帯電部123C、帯電部123M、帯電部123Y、帯電部123K、帯電部123Tのうち任意の帯電部を「帯電部123」と表す。また、露光部124C、露光部124M、露光部124Y、露光部124K、露光部124Tのうち任意の露光部を「露光部124」と表す。また、現像部125C、現像部125M、現像部125Y、現像部125K、現像部125Tのうち任意の現像部を「現像部125」と表す。また、除電部126C、除電部126M、除電部126Y、除電部126K、除電部126Tのうち任意の除電部を「除電部126」と表す。また、清掃部127C、清掃部127M、清掃部127Y、清掃部127K、清掃部127Tのうち任意の清掃部を「清掃部127」と表す。
次に、画像形成装置1の内部下側に配備される給紙部13を説明する。
給紙部13は、転写部14に対して用紙を供給するものである。給紙部13は、給紙側用紙収容部131、給紙ローラ132、給紙ベルト133、およびレジストローラ134を備えている。
ここで給紙側用紙収容部131は、被転写体の一例である用紙を収容している。給紙ローラ132は、給紙側用紙収容部131に収容されている用紙を給紙ベルト133の方へ移動させるために回転するように設けられている。このような給紙ローラ132は、収容されている用紙のうち最上段にある用紙を一枚ずつ取り出し、給紙ベルト133に載置する。
給紙ベルト133は、給紙ローラ132によって取り出された用紙を転写部14に搬送する。レジストローラ134は、後述の中間転写ベルト143のトナー像が形成されている部分が転写部14の二次転写位置で用紙と重なるようなタイミングとなるよう、給紙ベルト133によって搬送された用紙を送り出すものである。
次に、画像形成装置1の給紙部13と作像部12間に配備の転写部14を説明する。
転写部14は、作像部12によって感光体ドラム122に形成された画像を中間転写ベルト143に転写し(一次転写)、中間転写ベルト143に転写された画像を用紙に転写する(二次転写)ものである。
転写部14は、駆動ローラ141、従動ローラ142、中間転写ベルト143、一次転写ローラ144C、144M、144Y、144K、144T、二次転写ローラ145、二次転写対向ローラ146、ベルトテンションを与えるテンションローラ149を備える。
駆動ローラ141は、従動ローラ142とともに中間転写ベルト143を掛け渡すものである。駆動ローラ141が駆動し回転することによって、掛け渡されている中間転写ベルト143が移動する。従動ローラ142は、駆動ローラ141とともに中間転写ベルト143を掛け渡すものである。従動ローラ142は、駆動ローラ141が回転し、中間転写ベルト143が移動するとともに回転する。
中間転写ベルト143は一次転写されたトナー像を二次転写位置の被転写体である用紙に転写するよう運ぶ中間転写体を成す。中間転写ベルト143は駆動ローラ141および従動ローラ142に掛け渡され、駆動ローラ141の回転とともに上側平坦面が感光体ドラム122に接しながら移動するものである。中間転写ベルト143が感光体ドラム122に接しながら移動することによって、感光体ドラム122に形成された画像が中間転写ベルト143の上側平坦状の表面に転写される。
一次転写ローラ144C、144M、144Y、144K、144Tは、複数の一次転写装置を成す。この一次転写ローラ144は中間転写ベルト143を挟み中間転写ベルト143を移動させるように回転するとともに、それぞれ感光体ドラム122C、122M、122Y、122K、122Tと対向して、一次転写位置を形成する。ここで一次転写ローラ144は中間転写ベルト143に接離可能に配備され、適時にトナー画像を夫々の一次転写位置で被転写体である中間転写ベルト143に転写するよう機能する。
二次転写ローラ145は、中間転写ベルト143上のトナー像を記録媒体に転写する二次転写装置を成す。二次転写ローラ145は、二次転写対向ローラ146との間に中間転写ベルト143と用紙を挟みこんで回転し、二次転写位置を形成する。二次転写対向ローラ146と二次転写ローラ145間には転写バイアスを加える転写電流付加回路(不図示)が接続され、中間転写ベルト143のトナー画像を用紙側に転写させる転写電流を流す。非転写時となる1回目の二次転写部離間中には、転写電流を低下またはオフに制御して、無用の電流を流さないようにしている。
中間転写ベルト143が二次転写装置通過後に画像形成ユニットの感光体ドラム122向かう前に中間転写ベルト143に接離可能にベルトクリーニング装置148が対向配備される。これにより、未転写の残留トナーを排除している。
次に、画像形成装置1の二次転写位置側方に近接配備の定着部15を説明する。
定着部15は、転写部14によって用紙に転写されたトナーを定着させる。定着とは、トナーに熱と圧力を同時に加えることによってトナーの樹脂成分を用紙に溶着させることである。転写部14によって用紙に転写されたトナーに定着処理が行われることによって、用紙上のトナーの状態は安定したものとなる。
定着部15は、搬送ベルト151、定着ベルト152、定着ローラ153、定着ベルト搬送ローラ154、定着対向ローラ155、発熱部156を有している。
ここでの搬送ベルト151は、転写部14によってトナーが転写された用紙を定着ローラ153、定着対向ローラ155に向けて搬送する。定着ベルト152は、定着ローラ153と定着ベルト搬送ローラ154とに掛け渡され、それらのローラが回転することによって移動する。定着ローラ153は、対向して設置されている定着対向ローラ(加圧ローラ)155との間で、搬送ベルト151に搬送された用紙を挟みこんで、用紙を加熱・加圧する。
定着ベルト搬送ローラ154は、定着ローラ153とともに定着ベルト152を掛け渡すものであり、定着ベルト搬送ローラ154が回転することによって定着ベルト152を移動させる。定着対向ローラ155は、定着ローラ153に対向して設置されるものであり、定着ローラ153との間に搬送された用紙を挟みこむ。
発熱部156は、定着ローラ153の内部に設置され、発熱するものであり、定着ローラ153を介して用紙を加熱する。
次に、画像形成装置1の定着部15の側方に配備の排紙部16を説明する。
排紙部16は、定着部15でトナーが定着された用紙を画像形成装置1から排出するものであり、排紙ベルト161、排紙ローラ162、排紙口163、および排紙側用紙収容部164を有している。
排紙ベルト161は、定着部15によって定着処理された用紙を排紙口163に向けて搬送する。排紙ローラ162は、排紙ベルト161によって搬送された用紙を排紙口163から排出し、排紙側用紙収容部164に収容する。排紙側用紙収容部164は、排紙ローラ162によって排出された用紙を収容する。
次に、画像形成装置1の表示・操作部17を説明する。
表示・操作部17は、装置本体外側に向けたパネル表示部171および操作部172を有している。パネル表示部171には設定値や選択画面等が表示される。また、パネル表示部171は、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等である。操作部172は、画像形成にかかる諸条件を受け付けるテンキー、複写開始指示を受け付けるスタートキー等のユーザが入力をするために操作を行うものである。
次に、画像形成装置1による、特色トナーを利用した複数の画像形成パターンについて、図3、図4を用いて説明する。
図3は、透明トナーを用いて全面高光沢画像とした場合を、図4は、用紙上で白色トナーを下地としてカラートナー画像を形成した場合を示している。図3や図4から分かるように、全面高光沢画像では透明トナーが最表層となり、用紙上では白色トナーが最下層となっている。このため、透明フィルムを用紙として用いる場合には、図3における透明トナーの位置に白色トナーを配することで、画像の発色性を向上できる。このように、特色トナーの種類や用途によって積層順を変更することが求められている。
次に、白トナーのトナー付着量による色度変化について図5と共に説明する。
白トナーによる画像の白色度はトナー付着量により変化する。たとえば、視感反射率(光が物に当たったとき、何%の割合で反射されるかを示す数値)80±2で白面、5以下で黒面の隠蔽率試験紙(167gsm)を複数種用いる。その隠蔽率試験紙上に白トナーを載せたときの白トナー画像部の白ベタ明度の変移を図5に示す。
ここで、トナー種が異なるA、B、Cの白トナーの場合、いずれの白トナーも、白トナー付着量である紙上付着量M/A(mg/cm2)が増加するのに応じて、白トナーによる隠蔽率試験紙の隠蔽率が向上することにより下地の黒紙の影響が軽減され(隠蔽され)白色度(白ベタ明度)が高くなっていることが分かる。明メディア(被転写体)に白トナーを作像する際にも隠蔽率が必要量なければ下地の画像が透けてしまい付加価値の高い画像形成が出来ないことを示している。
白ベタ明度を80出そうとすると、紙上付着量M/A=1.0mg/cm2程度が必要となる。これに対し、通常のプロセスカラーでは紙上付着量M/Aは0.4〜0.5mg/cm2程度であるため、ほぼ2倍の高付着量が必要となる場合があり、特色トナー付着量の増減幅が大きいことが明らかである。
ここで例えば、原稿画像の画像面積率が100%のとき、視感反射率が80±2白面、5以下黒面の隠蔽率試験紙上で白ベタ明度L*=80以上であるとする。この場合、1回目と2回目に分けて特色トナー層を作像し、被転写体に重層転写するように制御する。このように本発明では制御部10を制御することにより、原稿画像に応じた高明度の白画像を作成するに当たり、白トナー(特色トナー)層を2回に分けて重層して転写して、白ベタ明度80の画像を被転写体に形成できる技術を提供することが出来る。
次に、本発明の特徴に関する実施例を具休的に説明する。以下では、特色トナーの画像形成ユニット120Tが作像部中の中間転写ベルト143の最上流側にある場合で説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、最下流側を含む任意の位置に特色トナー用画像形成ユニットを配置することができる。
画像形成装置1は制御部10を備え、制御部10において、作像モードとして、少なくとも、通常付着量モードと、高付着量モードとを選択できる。ここでは、通常付着量モード(以後、FCSモード)と、特色トナー付着量モードでの作像を選択でき、制御部10が判断したモード選択指令に応じたトナー付着量モードに応じて制御を行う。
なお、図1に示した画像形成装置1における作像部12、中間転写ベルト143、一次転写ローラ144、二次転写ローラ145、二次転写対向ローラ146、ベルトクリーニング装置148をまとめて抽出して図6に示した。
制御部10は高付着量モードである特色トナー付着量モードの指示を受けると、特色トナー付着量を2回に分けて作像する。この際、1回目に作像された特色トナー画像と、2回目に作像された特色トナー画像およびプロセスカラートナーの画像とを共に被転写体(用紙)に重層転写することで、特色トナー層の高付着量化を図る。1回目の作像ではで転写装置を転写位置に対し接離制御して非転写状態を保持する制御を行っている。
制御部10は通常付着量モード(FCSモード)の指示を受けた場合は、通常の現像ポテンシャル等の作像条件で、1パス(1画像形成サイクル)で5st(5つの画像形成ユニット120)での各作像をする。ここでは白トナー(特色トナー)を含め各トナーの画像をその配置順に中間転写ベルト143上に一次転写していくと、図6に示すように、特色トナー及びカラートナーの積層状態が模式的に示される状態となる。ここで、白トナー(特色トナー)は最下層となる。
高付着量モードの場合、例として、白の高付着量モード(2倍の付着量)+プロセスカラーを作像する場合の動作について説明する。
高付着量モードの場合、図7に示すように、1回目の作像において、特色(T)トナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット120T(特色ステーション:Sステーション)のみを作動して(白)単独モードとする。ここでは、1回目の現像ポテンシャル等の所定の作像条件で画像形成ユニット120が作像作動する。この際、画像形成ユニット120T以外の残り4つのプロセスカラー画像形成ユニット120C〜120K(カラーステーション)は不図示の転写位置接離切換え機構により一次転写位置から離脱保持される。さらに、ベルト上のトナー像を乱さないために、二次転写ローラ145、ベルトクリーニング部(図はブレードであるが、ブラシなどでもかまわない)148を中間ベルトより離間した状態で白ステーションの作像を実施する。このように、1回目の作像時には逆転写による付着量低下を避けるために、白トナー画像形成ユニット120T(特色ステーション:Sステーション)のみ作像するS単独モードで作像するのが望ましい。なお、場合により、制御の簡素化のため、白トナー画像形成ユニット120T以外の残り4つの画像形成ユニット120C〜120Kを空作動としてもよい。
2回目の作像時は、1回目の現像ポテンシャル等の所定の作像条件と同等の条件で作像作動がなされる。ここで、図8に示すように、通常付着量モード(以後、FCSモード)で、5st(5つの画像形成ユニット120)すべてで作像する。
少なくとも、ここで2回目(一方回)には、プロセスカラートナーとあわせて作像を行うものであり、ここでは2回目の作像時に白トナー画像形成ユニット120Tに加えて、4つの画像形成ユニット120C〜120Kも作像作動する。2回目の作像時には、二次転写ローラ145、ベルトクリーニングを接触させ、メディアへの転写(2次転写)、2次転写後中間転写ベルト上の残トナーをクリーニングし、次の作像に備える。
本実施形態1の画像形成装置1では、1回目に作像された特色トナー画像は、二次転写ローラ145が二次転写位置から離れているため非転写状態に保持される。このため、1回目と2回目に分けて白トナー画像形成ユニット120Tが白トナー(特色トナー)を重ねることができ、高明度の白画像を容易に作像できる。この高付加価値印刷を行うにあたり、1回目と2回目の現像ポテンシャル等の所定のプロセス条件(作像条件)を変更せず、所望の付着量(高付着量)を得られる。
画像形成装置1の画像形成ユニット120は、静電潜像胆持体である感光体ドラム122C上にトナー画像を作像する現像装置としての機能を内包しており、画像形成装置の本体枠部(不図示)側に容易に着脱可能に構成できる。
画像形成装置1の画像形成ユニット120は、1回目と2回目の作像条件を同等としていたが、可変設定してもよい。この場合、同一条件で2回作像では倍の付着量しか対応できないのに対し、1回目と2回目の作像条件を変化させることで、さまざまな付着量に対応することができる。つまり、特色トナー層の高付着量化や重層の多様化に対処できる。
画像形成装置1の画像形成ユニット120は、1回目と2回目の作像条件の一つの現像ポテンシャルを同等としていたが、1回目と2回目の現像ポテンシャルを変化させてもよい。その様な構成とすることで、さまざまな付着量に対応することができる。
画像形成装置1では1回目に作像された中間転写ベルトの特色トナー層が二次転写ローラ145およびベルトクリーニング装置148から離れ、非転写状態を保持でき、干渉を防止できるので、2回目の特色トナー画像等の重層転写を可能としている。しかし、クリーニング装置を排除した簡素化された画像形成装置であれば、この制御は不要となる。
画像形成装置1では1回目の作像中は二次転写部が離間中であり、無用の電流を流さないようにできる。
画像形成装置1の制御部10は特色トナーのトナー付着量に応じた付着量モードを用いて特色トナー付着量を特定するので、付着量精度がよい。
画像形成装置1は制御部10により求めた原稿画像に応じた高明度の白画像を、特色トナー層で作像された画像を2回に分けて被転写体に重層して転写するということで作像する技術を提供することが出来る。
次に、実施形態1に示したような画像形成装置に対し、特に、通常付着量モードの場合において、作像順を入れ替え可能とした他の実施形態2について説明する。
ここでの実施形態2における画像形成装置1aは、白トナー画像形成ユニット120T(特色ステーション)を通常付着量モードとする。その上で、特色トナー(白トナー)が最上層と、最下層となるように切換え可能な機能を有した点で実施形態1と相違するため、その他の重複する構成部分の説明を略す。
図9(a)に実線で示すように、画像形成装置1aをなす1つの白トナー画像形成ユニット120T(特色ステーション)と4つのプロセスカラー(通常色)の画像形成ユニット120C〜120Kをすべて作像作動させるとする。これにより、ベルト上の最下層に特色トナー(白トナー)を、その上にプロセスカラーの画像を順次積層状態で作像し(中間転写ベルト143の右下辺のトナー層参照)、二次転写ローラ145の二次転写位置で用紙に転写できる。この場合、用紙上にトナー像を転写すると、積層状態は上下逆となって通常付着量の特色トナー(白トナー)が最上層となり、それは図3に対応する。
一方、図9(a)に実線で示すように、画像形成装置1aは最初に4つのプロセスカラー(通常色)の画像形成ユニット120C〜120Kのみ作像し、破線で示すように、白トナー画像形成ユニット120T(特色ステーション)を空作動とする。このとき、二次転写ローラ145及びベルトクリーニング装置148が中間転写ベルト143から離間することでベルト上のプロセスカラー画像は保持されたまま(中間転写ベルト左下辺のトナー層構造)、再び−次転写位置へ到達する。
続いて、図9(b)に実線で示すように、特色トナー(白トナー)のみをプロセスカラー画像上に重ねて形成する。この際、4つのプロセスカラー(通常色)の画像形成ユニット120C〜120Kは中間転写ベルト143より離脱保持されて空作動状態に保持される。これにより特色トナーを最上層とする画像が形成される。この状態で用紙上にトナー像を転写すると、積層状態は上下逆となって通常付着量の特色トナー(白トナー)が最下層に切り替わる(図4参照)。図9(b)でも、中間転写ベルト143上に形成された特殊及びカラートナーの像を模式的に示している。
上述のところで、図9(a),(b)は特色トナーの画像形成ユニット120Tが作像部の最上流にある場合である。これに対し、特色トナーの画像形成ユニット120が作像部の最下流にある場合、あるいはプロセスカラー(通常色)の画像形成ユニット120C,120M,120Y,120Kの間に配置されている場合にも、本発明を適用可能である。
さらに、上述の画像形成装置1では、特色トナーとして白色トナーを有した特色トナー画像形成ユニット(ステーション)を説明したが、他の異なる色の特色トナー画像形成ユニット(現像装置)と選択的に装着されるよう構成してもよい。例えば、無色透明のクリアトナーを選択的に使用でき、特色トナー層の高付着量化や重層の多様化を図れる。更に、作像順を入れ替え可能とした他の実施形態2においても、図9(a),(b)に示した特色トナーの画像形成ユニット120Tの作動を通常付着量より増量するよう、作像条件を切り替えて特色トナー層の高付着量化を図ってもよい。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本発明を適用する画像形成装置は、上述のタイプの画像形成装置に限らず、他のタイプの画像形成装置であってもよい。その他、本発明を適用する画像形成装置は、他の複写機、ファクシミリ、プリンタ、これら複数の機構を備えた複合機であってもよい。その他、本発明を適用する画像形成装置は、電気回路形成に用いられる画像形成装置、バイオテクノロジー分野において、所定の画像を形成するのに用いられる画像形成装置であってもよい。本発明の実施の形態に記載された効果は本発明から生じるもっとも好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されるものに限定されるものではない。
1、1a 画像形成装置
10 制御部
120 画像形成ユニット
122 静電潜像胆持体
143 中間転写ベルト
144 一次転写ローラ(一次転写部材)
145 二次転写ローラ(二次転写部材)
146 二次対向ローラ(二次転写部材)
148 ベルトクリーニング装置
特開2001−083760号公報

Claims (12)

  1. 原稿画像に応じた静電潜像を持する複数の静電潜像持体と、
    プロセスカラートナーあるいは特色トナーを有し前記静電潜像持体上にそれぞれのトナー画像を作像する複数の現像装置と、
    前記静電潜像担持体上に形成されたトナー画像を転写され、メディアまで運ぶ中間転写体と、
    前記中間転写体に接離可能に備えられ、前記静電潜像担持体上のトナー画像を前記中間転写体に転写する複数の一次転写装置と、
    前記中間転写体に接離可能に備えられ、前記中間転写体上のトナー画像を前記メディアに転写する二次転写装置と、
    前記特色トナーのトナー付着量が設定されるトナー付着量モードを複数備え、該トナー付着量モードの内より選択された特色トナー付着量モードでは作像を2回に分けて行うように制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記特色トナー付着量モードで2回に分けて行われる作像の1回目の作像では、前記二次転写装置を転写位置に対して離間させるように接離制御するとともに、前記特色トナー付着量モードで2回に分けて行われる作像の少なくとも一方回では、前記特色トナーの作像と前記プロセスカラートナーの作像とをあわせて行うように制御する画像形成装置。
  2. 前記現像装置は作像条件に応じたトナー画像を作像する画像形成ユニットに収容されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記特色トナー付着量モードでの1回目と2回目の作像条件を可変して制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記1回目と2回目に可変する作像条件は現像ポテンシャルであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記1回目の作像で前記複数の一次転写装置のうち少なくとも一つを転写位置に対して離間させるように接離制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記二次転写装置通過後に前記現像装置に向かう前記中間転写体に接離可能に設けられたクリーニング装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記1回目の作像で前記クリーニング装置をクリーニング位置に対して離間させるように接離制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、前記二次転写装置離間中には転写電流を低下させ、またはオフとすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記特色トナーを有した特色トナー画像形成ユニットは、他の異なる色の特色トナー画像形成ユニットと選択的に装着されることを特徴とする請求項1〜7のいずれ一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御装置は特色トナーのトナー付着量に応じた付着量モードを前記原稿画像情報に応じて判断することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御装置は前記原稿画像に応じた、画像面積率が100%のとき、視感反射率が80±2、白面が5以下、黒面の隠蔽率が試験紙上でL*=80以上であると、1回目と2回目に分けて特色トナー層を作像し、メディアに重層転写することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記プロセスカラートナーはシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー又はブラックトナーのいずれかであり、前記特色トナーは前記プロセスカラートナー以外のトナーであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 原稿画像に応じた静電潜像を担持する複数の静電潜像担持体と、
    プロセスカラートナーあるいは特色トナーを有し前記静電潜像担持体上にそれぞれのトナー画像を作像する複数の現像装置と、
    前記各現像装置で形成されたトナー画像を夫々の転写位置で被転写体に転写する複数の転写部材と、
    前記特色トナーのトナー付着量が設定されるトナー付着量モードを複数備え、該付着量モードの内より選択された特色トナー付着量モードでは作像を2回に分けて行う制御装置を備え、
    前記制御装置は1回目の作像で前記複数の転写部材のうち少なくとも一つの転写部材を転写位置に対し接離制御し非転写状態を保持すると共に、前記2回に分けた特色トナーの作像での少なくとも一方回には前記プロセスカラートナーとあわせて作像を行うよう制御する画像形成装置。
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