JP2017067421A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャワーおよび浴槽の設置環境に適した湯量を供給できる給湯装置を提供する。【解決手段】水栓に給湯する給湯手段と、ユーザの指示に基づいて給湯手段の流量の上限値を第1の給湯流量に制御する流量制御手段と、浴槽に注湯する注湯手段と、注湯手段の注湯流量を検出するフローセンサとを備える。流量制御手段は、注湯流量に応じて上限値を第1の給湯流量から変更する(ステップS6)。【選択図】図2

Description

本発明は、給湯量を節水する機能を備えた給湯装置に関する。
貯湯式や瞬間式の給湯装置において、水栓へ給湯する給湯回路と、浴槽へ注湯する風呂注湯回路とへは、共通の管からそれぞれの回路に分岐して湯を供給するものがある(例えば特許文献1参照)。給湯回路と風呂注湯回路とに同時に湯が供給された場合、給湯回路と風呂注湯回路との流量分配は、配管経路の圧損により決まる。
また、省エネ性向上を目的として、使用者の選択により水栓開度に関わらず最大出湯量を一定量以下に制限する節水機能が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、特許文献2においては、シャワーが使用されている場合には、シャワー以外が使用されている場合よりも給湯量の上限値を大きくすることが知られている。
特開2015−161466号公報 特開2014−9883号公報
上記給湯装置において、浴槽と水栓が異なる階に設けられる場合がある。例えば、シャワー室や台所などの水栓が階下に設けられ、浴槽が階上に設けられる場合、配管経路を起因とする圧損から風呂注湯回路への注湯量が少なくなり、給湯回路への給湯量が多くなる。
このような場合、特許文献2のようにシャワー使用時に給湯量の上限値を大きくすると、浴槽への注湯量が微少となってしまい、ユーザの意図に沿って注湯されない恐れがある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、シャワーおよび浴槽の設置環境に適した湯量を供給できる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、上述した課題を解決するために、水栓に給湯する給湯手段と、ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の給湯流量に制御する流量制御手段と、浴槽に注湯する注湯手段と、前記注湯手段の注湯流量を検出するフローセンサとを備え、前記流量制御手段は、前記注湯流量に応じて前記上限値を前記第1の給湯流量から変更することを特徴とする。
本発明に係る給湯装置においては、シャワーおよび浴槽の設置環境に適した湯量を供給できる。
本実施形態における貯湯式給湯装置の概略的なシステム構成図。 本実施形態における給湯装置により実行される給湯流量制御処理を説明するフローチャート。
本発明に係る給湯装置の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における貯湯式給湯装置1の概略的なシステム構成図である。
貯湯式給湯装置(給湯装置)1は、貯湯タンクユニット3と、ヒートポンプユニット4と、リモコン5とを主に有している。また、給湯装置1は、浴槽7と、シャワー8と、カラン9と接続されている。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンク11と、給水回路12と、出湯回路13と、給湯回路14と、風呂注湯回路15と、風呂循環回路16とを有している。貯湯タンク11は、貯湯タンク11内に貯湯された湯の貯湯温度を検出する複数の貯湯温度センサ20を側面の上下方向にわたって有している。貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11内の過圧を逃がす過圧逃し弁21が接続されている。
給水回路12は、貯湯タンク11、給湯回路14および風呂注湯回路15に市水を供給する。給水回路12は、給水管25と、減圧弁26と、給水バイパス管27と、給水温度センサ28とを有している。給水管25は、貯湯タンク11底部に接続され、貯湯タンク11に市水を供給する。減圧弁26は、市水の給水圧を一定の圧力に減圧する。給水バイパス管27は、給水管25の減圧弁26下流側から分岐され、後述する給湯ミキシング弁41および風呂ミキシング弁46にそれぞれ接続されている。給水温度センサ28は、給水バイパス管27の給水温度を検出する。
出湯回路13は、貯湯タンク11内の湯を給湯回路14および風呂注湯回路15に供給する。出湯回路13は、高温水出湯管30と、中温水出湯管31と、中温水ミキシング弁32と、出湯管33と、中温水温度センサ34を有している。高温水出湯管30は、貯湯タンク11頂部に接続され、貯湯タンク11から高温の温水(高温水)を出湯する。中温水出湯管31は、高温水出湯管30よりも低い位置である貯湯タンク11中部に接続され、貯湯タンク11から中温の温水(中温水)を出湯する。中温水ミキシング弁32は、高温水出湯管30と中温水出湯管31と接続され、高温水出湯管30からの高温水と中温水出湯管31からの中温水とを所要の温度になるよう混合する。出湯管33は、中温水ミキシング弁32で混合された湯を分岐して給湯回路14および風呂注湯回路15に供給する。中温水温度センサ34は、出湯管33を流れる湯水の温度を検出する。
給湯回路14(給湯手段)は、出湯回路13から分岐して接続され、水栓に湯水を給湯する。給湯回路14は、給湯管40と、給湯ミキシング弁41と、給湯フローセンサ42と、給湯温度センサ43と、流量調整弁44とを有している。給湯管40は、給湯ミキシング弁41を介して給水バイパス管27および出湯管33と接続され、水栓に湯水を給湯する。給湯ミキシング弁41は、給水バイパス管27からの市水および出湯管33からの湯を混合し、設定温度に調整する。給湯フローセンサ42および給湯温度センサ43は、給湯管40(給湯回路14)を流れる湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。流量調整弁44は、開度を調整することにより給湯管40を流れる湯水の流量を調整(制限)する。
風呂注湯回路15(注湯手段)は、出湯回路13から分岐して接続され、風呂循環回路16(浴槽7)に湯水を注湯する。風呂注湯回路15は、湯はり管45と、風呂ミキシング弁46と、湯はりフローセンサ47と、湯はり温度センサ48と、湯はり電磁弁49とを有している。湯はり管45は、風呂ミキシング弁46を介して給水バイパス管27および出湯管33と接続され、風呂循環回路16に湯水を給湯する。風呂ミキシング弁46は、給水バイパス管27からの市水および出湯管33からの湯を混合し、設定温度に調整する。湯はりフローセンサ47および湯はり温度センサ48は、湯はり管45(風呂注湯回路15)を流れる湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。湯はり電磁弁49は、湯はり管45(風呂注湯回路15)と浴槽7(風呂循環回路16)との間を開閉する開閉弁である。
風呂循環回路16は、浴槽7の湯水(浴水)を浴槽7と風呂熱交換器51との間で循環させる。風呂循環回路16は、戻り管52と、風呂熱交換器51と、往き管53とを主に有している。戻り管52は、浴水を風呂熱交換器51へ戻す。風呂熱交換器51は、貯湯タンク11内上部に設けられ、貯湯タンク11内の湯の熱で浴水を加熱する。往き管53は、風呂熱交換器51で加熱された湯水を浴槽7側へ供給する。風呂循環回路16は、風呂三方弁55を介して戻り管52と往き管53とをバイパスする熱交バイパス管56を有している。風呂三方弁55は、戻り管52からの湯水を風呂熱交換器51に流通させるか、往き管53にバイパスさせるかを切り替える。
また、風呂循環回路16は、水位センサ58と、風呂温度センサ59と、風呂循環ポンプ60とを戻り管52に、フロースイッチ61を往き管53に有している。水位センサ58は、浴槽7内の水位を検出する。風呂温度センサ59は、循環する浴水の温度を検出する。風呂循環ポンプ60は、風呂循環回路16に浴水を循環させる。フロースイッチ61は、風呂循環回路16の浴水の循環の有無を検出する。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンクユニット3を電気的に制御する貯湯制御部65を有している。貯湯制御部65は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って貯湯タンクユニット3を電気的に制御する。すなわち、貯湯制御部65は、貯湯温度センサ20、給水温度センサ28、中温水温度センサ34、給湯フローセンサ42、給湯温度センサ43、湯はりフローセンサ47、湯はり温度センサ48、水位センサ58、風呂温度センサ59、およびフロースイッチ61の検出値を取得し、この検出値に基づいて貯湯タンクユニット3の各種弁などの作動を制御する。また、貯湯制御部65は、リモコン5を介してユーザの指示を受け付け、各部を制御し指示を実行する。すなわち、貯湯制御部65は、リモコン5で指示された給湯設定温度や、風呂設定温度、設定湯量などに基づいて給湯運転、風呂自動運転、風呂追焚き運転などを実行する。
ヒートポンプユニット4は、貯湯タンク11内の湯水を主に深夜時間帯に沸き上げる。ヒートポンプユニット4は、加熱往き管75と、加熱戻り管76と、冷媒回路71と、加熱制御部72と、外気温度センサ73とを有している。
加熱往き管75は、貯湯タンク11底部から取り出した湯水を流通させる。加熱往き管75は、貯湯タンク11からの湯水を供給する加熱循環ポンプ74と、加熱往き管75から冷媒回路71に流入する湯水の温度を検出する入水温度センサ79とを有している。加熱戻り管76は、ヒートポンプユニット4で加熱された湯水を貯湯タンク11上部へ戻す。加熱戻り管76は、冷媒回路71から加熱戻り管76へ流出する湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサ80を有している。
冷媒回路71は、冷媒サイクル配管84と、圧縮機81と、冷媒水熱交換器78と、膨張弁82と、蒸発器83と、送風機85とを有している。冷媒サイクル配管84は、圧縮機81と、冷媒水熱交換器78と、膨張弁82と、蒸発器83とを環状に接続する。圧縮機81は、冷媒を圧縮し高温冷媒とする。冷媒水熱交換器78は、高温冷媒と貯湯タンク11からの湯水とを熱交換する。膨張弁82は、冷媒水熱交換器78で放熱された冷媒を減圧し、低温低圧の冷媒とする。蒸発器83は、低温低圧の冷媒を蒸発させる。送風機85は、蒸発器83に熱源となる外気を送風する。
外気温度センサ73は、ヒートポンプユニット4が設置されている屋外の外気温度を検出する。加熱制御部72は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってヒートポンプユニット4を電気的に制御する。すなわち、加熱制御部72は、入水温度センサ79、沸き上げ温度センサ80、および外気温度センサ73の検出値を取得し、冷媒回路71などの作動を制御する。また、加熱制御部72は、カレンダー・時計部86を有している。
リモコン5は、浴室内および台所などの浴室外に設置される。リモコン5は、表示部91と、スイッチ類93と、人感センサ94と、照度センサ95とを有している。表示部91は、給湯装置1に関する各種の情報(給湯設定温度、風呂設定温度、風呂設定湯量、残湯量、給湯装置1の作動状態など)を表示する。スイッチ類93は、優先スイッチ、風呂自動運転スイッチ、設定スイッチ、メニュースイッチなどのスイッチを有している。優先スイッチは、給湯温度の設定変更権を特定のリモコン5に設定する指示を受け付ける。例えば、浴室のリモコン5に設定変更権が設定されている場合には、「浴室優先」状態となり、浴室のリモコン5のみで給湯温度が変更可能となる。風呂自動運転スイッチは、風呂設定温度および湯量に基づいて浴槽7内の湯を目標水位および温度になるよう自動で湯はり運転し、湯はり完了後は目標水位および温度を維持するよう保温時間が経過するまで自動で保温運転する指示を受け付ける。設定スイッチは、給湯設定温度、風呂設定温度および風呂設定湯量を設定する指示を受け付ける。メニュースイッチは、給湯装置1の詳細な設定を行う階層構造のメニュー設定画面を呼び出す。人感センサ94は、赤外線などにより浴室にユーザがいることを検出する。照度センサ95は、浴室内の照度を検出する。
また、リモコン5は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってリモコン5を電気的に制御するリモコン制御部97を有している。リモコン制御部97は、スイッチ類93の指示信号や貯湯制御部65からの信号を受け、表示部91に予め定められた必要な情報を表示させる。上述した貯湯制御部65、加熱制御部72およびリモコン制御部97は、互いに必要な情報を送受信可能に接続されている。
給湯回路14から給湯される水栓は、シャワー8およびカラン9(シャワーおよびシャワー以外の器具)と接続されている。シャワー8およびカラン9は、浴室内や、浴室外の台所や洗面所、シャワー室などに設けられる。各水栓(シャワー8およびカラン9)は、給湯管40から並列に給湯されている。
給湯装置1は、省エネの観点から節水運転機能を有している。具体的には、節水運転機能は、リモコン5を介してユーザより設定された設定流量以上の流量が供給されないよう、流量調整弁44により給湯管40の流量を制限する機能である。設定流量は、例えば6L/分、8L/分、10L/分、12L/分のように流量で設定されたり、30%、50%、70%のように流量調整弁44の開度で設定されたりする。または、対応する流量および開度が割り当てられたレベル(弱、中、強など)を選択することにより設定される。
ここで、給湯装置1が設置される環境によっては配管経路長などに起因して圧損が生じ、浴槽7とシャワー8およびカラン9が接続された水栓とへの湯水の供給量は、互いに異なる恐れがある。表1は、節水運転機能の一例を示す表であり、節水レベルと流量調整弁44の開度との対応および設置環境に応じたシャワー8の給湯流量の変化を説明する表である。
Figure 2017067421
例えば、表1に示すように、節水レベルが中に設定されており、対応する流量調整弁44の開度が30%に制御された場合、シャワー8が単独で使用される場合にはシャワー8からの給湯流量は8L/分得られる。しかし、シャワー8に対して階上にある浴槽7に同時に注湯された場合には、シャワー8からの給湯流量は5L/分に低減する。また、シャワー8に対して階下にある浴槽7に同時に注湯された場合には、シャワー8からの給湯流量は3L/分にさらに低減する。
給湯装置1は、このような給湯流量の変化が生じてもシャワー8の使用感を損なわないよう、シャワー8(水栓)への給湯と浴槽7への注湯が同時に行われた場合には、流量制限を解除または緩和する方法が考えられる。これにより、浴槽7への注湯で低下するシャワー8への給湯量が確保される。
一方、浴槽7への注湯流量からみると、シャワー8と浴槽7への注湯とが同時に行われた場合には、浴槽7が階下に配置された場合10L/分の注湯流量が得られるが、階上に配置された場合には5L/分のように小さくなってしまう。このように浴槽7への注湯流量が小さくなる環境下において、上述した給湯回路14に対する流量制限の解除または緩和が行われると、浴槽7への注湯流量が微少となってしまい、好ましい温度や時間内に湯はりなどされない恐れがある。
そこで、本実施形態においては、節水運転機能を浴槽7への注湯流量に応じて作動させることで、節水効果とシャワー8および浴槽7への注湯の使用感とを同時に得ることができる。以下、具体的に説明する。
図2は、本実施形態における給湯装置1により実行される給湯流量制御処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、貯湯制御部65は節水運転機能が設定されているか否かを判定する。貯湯制御部65は、節水運転機能が設定されていないと判定した場合(ステップS1のNO)、節水運転機能が設定されるまで待機する。一方、貯湯制御部65は節水運転機能が設定されていると判定した場合(ステップS1のYES)、ステップS2において、シャワー8が使用されているか否かを判定する。シャワー8が使用中であるか否かの判定は、シャワー使用判定条件に基づいて行われる。
シャワー使用判定条件は、貯湯制御部65がシャワー8を使用しているか否かを判定するために用いられる条件である。貯湯制御部65は、この条件に合致する場合にはユーザがシャワー8を使用しているとみなす。シャワー使用判定条件の一例としては、給湯フローセンサ42がシャワー8を使用しているとみなされる流量(シャワー流量、例えば8L/分)を検出したことである。給湯フローセンサ42がシャワー流量を検出した場合、シャワー8が使用されている可能性が高いためである。シャワー使用判定条件は、このシャワー流量を所定時間(例えば10秒)継続して検出することをさらに条件とすることが好ましい。
貯湯制御部65はシャワー8が使用中であると判定した場合(ステップS2のYES)、ステップS3において、水栓への給湯と浴槽7への注湯が同時に行われているか否かを判定する。貯湯制御部65は、給湯フローセンサ42の検出結果に基づいて、水栓への給湯が行われているか否かを判定する。また、貯湯制御部65は、湯はりフローセンサ47やフロースイッチ61の検出結果に基づいて、浴槽7への注湯が行われているか否かを判定する。
貯湯制御部65はシャワー8が使用中ではないと判定した場合(ステップS2のNO)および給湯と注湯が同時に行われていないと判定した場合(ステップS3のNO)(以下、「通常時」という)、ステップS4において、通常時に対応した給湯流量(第1の給湯流量、以下「節水流量」という)となるよう流量調整弁44の開度を制御し、処理を終了する。ここで、表2は、節水レベルと流量調整弁44の開度との対応の一例を説明する表である。
Figure 2017067421
例えば、ユーザより節水レベルが中に設定されている場合、貯湯制御部65は通常時に対応する開度である30%に流量調整弁44を制御する。なお、貯湯制御部65および流量調整弁44は、ユーザの指示に基づいて給湯手段の流量の上限値を第1の給湯流量などに制御する流量制御手段として機能する。
一方、貯湯制御部65は給湯と注湯が同時に行われていると判定した場合(ステップS3のYES)、ステップS5において、風呂注湯回路15の注湯流量を湯はりフローセンサ47より取得する。ステップS6において、貯湯制御部65は、取得した注湯流量に応じて予め決定されている給湯流量(以下、「同時使用流量」という)になるよう流量調整弁44の開度を制御し、処理を終了する。
例えば、ユーザより節水レベルが中に設定されており、流量取得ステップS5で得られた注湯流量が5〜10L/分(所定の注湯流量)である場合、貯湯制御部65は同時使用流量に対応する開度である60%(第2の給湯流量)になるよう流量調整弁44を制御する。また、流量取得ステップS5で得られた注湯流量が0〜5L/分である場合には、貯湯制御部65は同時使用流量に対応する開度である50%(第2の給湯流量よりも小さい第3の給湯流量)になるよう流量調整弁44を制御する。すなわち、貯湯制御部65は、注湯流量に応じて上限値を節水流量から変更する。これにより、シャワー8への給湯と同時に浴槽7へ注湯されている場合に、不要に流量調整弁44の開度を増加してしまう結果浴槽7への注湯流量を極端に低下させることを防止することができる。
このような本実施形態における給湯装置1は、シャワー8および浴槽7の設置環境に適した湯量を供給できる。これにより、節水効果を確保しつつ、シャワー感をも得ることができる。また、ユーザの意図を損なうことなく浴槽7への注湯も実施することができる。
さらに、上記シャワー使用判定条件を用いることにより、通常時から節水流量の変更を不要に行うことを防止でき、シャワー8以外の給湯時には有効な節水効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、流量調整弁44は、湯水の流量を制御する水比例弁でもよい。
また、図2の給湯流量制限処理の使用判定ステップS2を省略し、シャワー8の使用中か否かによらずに注湯流量に応じて流量調整弁44の開度を制御してもよい。
表2の節水流量および同時使用流量は一例であって、注湯流量に応じて給湯流量が変更されればこれに限らない。
さらに、給湯装置1は、ヒートポンプユニット4に代えて、貯湯タンク11に電熱ヒータ式の加熱手段を有したり、ガスバーナや石油バーナで加熱する瞬間式熱交換器(風呂熱交換器)を有したり、コージェネレーションシステムの廃熱回収装置を有してもよい。
1 貯湯式給湯装置(給湯装置)
3 貯湯タンクユニット
4 ヒートポンプユニット
5 リモコン
7 浴槽
8 シャワー
12 給水回路
13 出湯回路
14 給湯回路
15 風呂注湯回路
16 風呂循環回路
40 給湯管
41 給湯ミキシング弁
42 給湯フローセンサ
44 流量調整弁
45 湯はり管
46 風呂ミキシング弁
47 湯はりフローセンサ
65 貯湯制御部

Claims (3)

  1. 水栓に給湯する給湯手段と、
    ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の給湯流量に制御する流量制御手段と、
    浴槽に注湯する注湯手段と、
    前記注湯手段の注湯流量を検出するフローセンサとを備え、
    前記流量制御手段は、前記注湯流量に応じて前記上限値を前記第1の給湯流量から変更することを特徴とする給湯装置。
  2. 前記流量制御手段は、前記注湯流量が所定の注湯流量よりも大きい場合、前記上限値を前記第1の給湯流量よりも大きい第2の給湯流量にし、前記注湯流量が前記所定の注湯流量以下である場合、前記上限値を第2の給湯流量よりも小さい第3の給湯流量にする請求項1記載の給湯装置。
  3. 前記給湯手段は、前記水栓に接続されたシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯し、
    前記流量制御手段は、前記シャワーが使用中であるか否かを判定し、使用中であると判定した場合、前記上限値を前記第1の給湯流量から変更する請求項1または2記載の給湯装置。
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