JP2017067283A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の密封装置は、回転軸に装着する回転体と前記回転体に併設する非回転の静止体との間をシールする密封装置であって、前記回転軸の回転を計測する磁気エンコーダを架橋接着するとともに前記回転体に取り付けられる金属環によるシール構造を備え、前記シール構造は、シールリップまたはフェルトよりなる摺動部品を備える接触式のシールであることを特徴とする(請求項1)。
(1)金属環にシールリップを取り付け、このシールリップを静止体に摺動可能に接触させる。
(2)この場合、シールリップの外周面に、シール対象の落下方向を規定するガイド用溝またはガイド用突起を設ける。
(3)金属環に摺動面を設け、この摺動面に対し、静止体に装着した他の密封装置のシールリップを摺動可能に接触させる。
(4)金属環に第2金属環を取り付け、この第2金属環に対し、静止体に装着した他の密封装置のシールリップを摺動可能に接触させる。
(5)金属環にフェルトよりなる摺動部品を取り付け、このフェルトよりなる摺動部品を静止体に摺動可能に接触させる。
(6)金属環と静止体の間にフェルトよりなる摺動部品を介装する。
(7)金属環とこの金属環によって保持された第2金属環との間に空間部を形成し、この空間部をダスト等のシール対象を貯留させるシール対象貯留部とする。
図1に示すように、密封装置1は、車両用エンジンのクランクシャフト(回転軸、図示せず)に装着するトーショナルダンパのハブ(回転体)52とこのハブ52に対し並んで配置するエンジンケース(非回転の静止体)81との間で、ダストや泥水等の外部異物がエンジン内部Iへ侵入しないように外部異物をシールするものであって、ハブ52に取り付けられる金属環11を備え、この金属環11に磁気エンコーダ21が架橋接着されるとともに、この金属環11によるシール構造31が設定されている。
上記図1の第1実施例に係る金属環11において、シールリップ34はその外周面が特に凹凸を備えない平滑な円錐状面とされているが、このシールリップ34の外周面に、シール対象であるダストや泥水等の外部異物の落下方向を規定するためのガイド部を設けることにより、シールリップ34の外周面に付着した外部異物がシールリップ34の外周面上をガイド部に沿って重力落下することになって、シールリップ34先端部のほうへ近付くのを抑制することができる。
上記第1または第2実施例に係る密封装置1において、一部のダストや泥水等の外部異物がシールリップ34を通過する場合に備えて、シール構造31を複数段の構造とすることが考えられる。
図6に示すように、密封装置1は、車両用エンジンのクランクシャフト(回転軸、図示せず)に装着するトーショナルダンパのハブ(回転体)52とこのハブ52に対し並んで配置するエンジンケース(非回転の静止体)81との間で、ダストや泥水等の外部異物がエンジン内部Iへ侵入しないように外部異物をシールするものであって、ハブ52に取り付けられる金属環11を備え、この金属環11に磁気エンコーダ21が架橋接着されるとともに、この金属環11によるシール構造31が設定されている。
図7に示すように、密封装置1は、車両用エンジンのクランクシャフト(回転軸、図示せず)に装着するトーショナルダンパのハブ(回転体)52とこのハブ52に対し並んで配置するエンジンケース(非回転の静止体)81との間で、ダストや泥水等の外部異物がエンジン内部Iへ侵入しないように外部異物をシールするものであって、ハブ52に取り付けられる金属環11を備え、この金属環11に磁気エンコーダ21が架橋接着されるとともに、この金属環11によるシール構造31が設定されている。
図8に示すように、密封装置1は、車両用エンジンのクランクシャフト(回転軸、図示せず)に装着するトーショナルダンパのハブ(回転体)52とこのハブ52に対し並んで配置するエンジンケース(非回転の静止体)81との間で、ダストや泥水等の外部異物がエンジン内部Iへ侵入しないように外部異物をシールするものであって、ハブ52に取り付けられる金属環11を備え、この金属環11に磁気エンコーダ21が架橋接着されるとともに、この金属環11によるシール構造31が設定されている。
尚、上記図8の第6実施例に係る金属環11において、フェルトよりなるシール材38はエンジンケース81の端面に対し摺動可能に接触する構成とされているが、エンジンケース81の端面に環状凹部を設けて、この環状凹部の内面に対しフェルトよりなるシール材38を摺動可能に接触させるようにしても良い。
上記第6または第7実施例に係る密封装置1において、一部のダストや泥水等の外部異物がフェルトよりなるシール材38を通過する場合に備えて、シール構造31を複数段の構造とすることが考えられる。
11 金属環
11a 取付用筒部
11b,12b 端面部
11c シール形成部
11d 凹部形状
11f 筒状部
11g,52b フランジ部
12 第2金属環
12a 外周筒部
12c 内周筒部
31 シール構造
34,82a,82b シールリップ
35 ガイド用溝
36 ガイド用突起
37 摺動面
38 フェルトよりなるシール材(摺動部品)
39 シール対象貯留部
39a 開口部
40 ラビリンスシール
52 ハブ(回転体)
52a ボス部
52c 取付部
81 エンジンケース(非回転の静止体)
82 オイルシール
83 環状凹部
c 微小間隙
Claims (8)
- 回転軸に装着する回転体と前記回転体に併設する非回転の静止体との間をシールする密封装置であって、
前記回転軸の回転を計測する磁気エンコーダを架橋接着するとともに前記回転体に取り付けられる金属環によるシール構造を備え、
前記シール構造は、シールリップまたはフェルトよりなる摺動部品を備える接触式のシールであることを特徴とする密封装置。 - 請求項1記載の密封装置において、
前記金属環は、前記回転体に取り付けられる取付用筒部と、前記シール構造を形成するシール形成部とを一体に備え、
前記取付用筒部の外周面に前記磁気エンコーダが架橋接着されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1または2記載の密封装置において、
前記金属環は、前記静止体に摺動可能に接触するシールリップを有することを特徴とする密封装置。 - 請求項3記載の密封装置において、
前記シールリップはその外周面に、シール対象の落下方向を規定するガイド用溝またはガイド用突起を有することを特徴とする密封装置。 - 請求項1または2記載の密封装置において、
前記金属環は、前記静止体に装着した他の密封装置のシールリップと摺動可能に接触する摺動面を有することを特徴とする密封装置。 - 請求項1または2記載の密封装置において、
前記金属環は、前記静止体に装着した他の密封装置のシールリップと摺動可能に接触する第2金属環を保持していることを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の密封装置において、
前記金属環は、前記金属環と前記金属環によって保持された第2金属環との間に形成した空間部によるシール対象貯留部を有することを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の密封装置において、
前記回転軸は、車両用エンジンの回転軸であり、前記回転体は、前記車両用エンジンの回転軸に装着されるトーショナルダンパのハブであり、前記静止体は、エンジンケースであることを特徴とする密封装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021060110A (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | Nok株式会社 | 環状のポケットと密封装置とを用いた密封構造、及び、トーショナルダンパとオイルシールとを用いた密封構造 |
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- 2016-03-29 JP JP2016065546A patent/JP6712884B2/ja active Active
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JP7337641B2 (ja) | 2019-10-09 | 2023-09-04 | Nok株式会社 | 環状のポケットと密封装置とを用いた密封構造、及び、トーショナルダンパとオイルシールとを用いた密封構造 |
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