JP2017066637A - 衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リム部の洗浄され難い部位の清浄性を向上し得る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を提供する。
【解決手段】ボウル部10の上端部に周方向に延びるように凹溝状のリム部11が設けられた便器装置1に組み込まれる衛生洗浄装置20であって、前記リム部に沿って旋回するように供給される洗浄水の流路の下流側端部となる前記ボウル部の奥側部位のリム部内面13に洗浄水を供給する散水部36を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置に関する。
従来より、ボウル部に洗浄水を供給するノズルを設けた便器装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、銀イオンを含む洗浄水を便器の内面に噴出する便器ノズルを設けた衛生洗浄装置が開示されている。また、この衛生洗浄装置は、便器ノズルの前方側を覆うように便器ノズルカバーを設けた構成とされ、便器ノズルを収納位置とした状態で、洗浄水を噴出させて便器の後方側の内面を洗浄可能とした構成とされている。
特開2008−223469号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された衛生洗浄装置では、便器の後方側の内面の洗浄は可能ではあるが、洗浄水の流路となる凹溝状のリム部の洗浄され難い部位を洗浄する観点からは更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、リム部の洗浄され難い部位の清浄性を向上し得る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る衛生洗浄装置は、ボウル部の上端部に周方向に延びるように凹溝状のリム部が設けられた便器装置に組み込まれる衛生洗浄装置であって、前記リム部に沿って旋回するように供給される洗浄水の流路の下流側端部となる前記ボウル部の奥側部位のリム部内面に洗浄水を供給する散水部を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、上端部に周方向に延びるように凹溝状のリム部が設けられたボウル部と、本発明に係る衛生洗浄装置と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置は、上述のような構成としたことで、リム部の洗浄され難い部位の清浄性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示す一部を省略した概略縦断面図である。 (a)は、同便器装置の一部破断概略斜視図、(b)は、(a)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同便器装置の一部破断概略斜視図、(b)は、(a)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同便器装置の一部を省略した一部破断概略斜視図、(b)は、同便器装置の一部を省略した一部破断概略平面図である。 (a)は、同衛生洗浄装置が備える散水部の一例を模式的に示す一部省略概略正面図、(b)は、(a)におけるY−Y線矢視に対応させた概略縦断面図、(c)は、(a)に対応させた概略斜視図、(d)は、(c)に対応させた一部省略概略分解斜視図、(e)は、同衛生洗浄装置が備えるノズル蓋の一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係る衛生洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示し、(a)は、図3(b)に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図5(e)に対応させた概略斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る衛生洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示し、(a)は、図3(b)に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図5(e)に対応させた概略斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る衛生洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例をそれぞれ模式的に示し、図3(b)に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係る衛生洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示し、図3(b)に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、便器装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図5は、第1実施形態に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
本実施形態に係る衛生洗浄装置20は、図1に示すように、ボウル部(便鉢)10の上端部に周方向に延びるように凹溝状のリム部11が設けられた便器装置1に組み込まれる構成とされている。本実施形態では、この衛生洗浄装置20を、衛生洗浄部として便器装置1に一体的に組み込み、ボウル部10の内面に洗浄水を供給する構成としている。
便器装置1は、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置とされている。また、便器装置1は、ボウル部10に加え、給水管2及び外部排水管3に接続される給排水機構等を備えている。また、便器装置1には、ボウル部10に対して開閉自在(起倒自在)とされた便座4や便蓋5が設けられている。
また、この便器装置1に、便座4や便蓋5を開閉する開閉装置や、脱臭装置、便座4や後記する局部洗浄部22の局部洗浄水等を温める加熱装置、洗剤供給装置等の各種機能装置や機能部材を設けた構成としてもよい。
また、便器装置1に、人体検知センサーや着座センサー、便座4や便蓋5の開閉を検知する便座センサーや便蓋センサー等の各種センサーを設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
この便器装置1の給水機構は、給水元となる給水管(水道管)2に接続され、ボウル部10に洗浄水を供給する構成とされている。このような給水機構としては、ボウル部10の周壁部の上端部に周方向に沿って延びるように設けられたリム部11に沿わせるように洗浄水を給水し、ボウル部10を洗浄する構成とされたものとしてもよい。図例では、便器装置1を、水洗タンクを備えていない、いわゆるタンクレスタイプのものとした例を示している。この便器装置1は、水道直圧式としてもよい。なお、便器装置1の給水機構としては、このようなタンクレスタイプに限られず、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、便器装置1には、給水機構を作動させて洗浄水をボウル部10に供給する洗浄操作部が設けられている。このような洗浄操作部としては、操作レバーや操作ボタン等としてもよく、また、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを洗浄操作部として把握、つまり、検知を操作と把握するような態様としてもよい。
この給水機構の洗浄操作がなされれば、リム部11に沿うように洗浄水が供給され、ボウル部10内面の洗浄がなされる。
ボウル部10は、上方に向けて開口するすり鉢状とされ、上端部にリム部11を設けた構成とされている。
リム部11は、概ね水平方向となる平面視におけるボウル部10中心側に開口するように、かつ周方向に延びるように凹溝12を設けたいわゆるオープンリムとされている。また、リム部11は、ボウル部10の上端にオーバーハング状(庇状)の飛散防止壁が形成されるように、ボウル部10の上端縁から平面視におけるボウル部10中心側に向けて突出するように設けられている。つまり、この飛散防止壁によって凹溝12の溝幅方向一方の下方側に向く溝内側壁を区画している。
また、このリム部11の凹溝12に沿わせるように、上記した給水機構の給水口から洗浄水が供給される。給水口は、洗浄水の流路となる凹溝12の上流側端部となる、ボウル部10の上端部の便器奥行方向奥側部位における便器幅方向一方側部位において開口するように設けられている。この給水口から吐出された洗浄水は、凹溝12に沿って旋回するように供給される。つまり、ボウル部10の上端部の奥側部位における幅方向一方側部位の給水口から手前側に向けて吐出された洗浄水は、手前側部位及び幅方向他方側部位の凹溝12に沿って旋回し、下流側端部となる凹溝12の奥側部位の内面としてのリム奥側内面13に至る。また、このように凹溝12に沿って旋回する洗浄水は、徐々にボウル部10の底側に向かい、ボウル部10の下部(底部)に後方側に向けて延びるように設けられた排水管部15に至る。この排水管部15には、外部排水管3に連通し、排水機構を構成するトラップ部16が設けられている。
本実施形態では、トラップ部16を、排水管部15に一端の接続口16aが接続され、他端の排水口16bが上方側を向きボウル部10に溜水可能とする溜水状態と下方側を向く排水状態とに切り替えられる構成としている。つまり、トラップ部16を、いわゆるターントラップ式のものとしている。
このトラップ部16は、排水口16b側の端部が上下方向に変位可能なように蛇腹筒状とされている。また、トラップ部16は、ボウル部10の排水管部15と外部排水管3とを連通させるように便器装置1内に設けられたトラップケースに収容されている。
便器装置1内には、このトラップ部16の排水口16b側の端部を上下動させる駆動機構が設けられている。このような駆動機構としては、モーター等の回転駆動部によってアーム軸18廻りに一端部が回転自在に保持され、他端部の連結部がトラップ部16の排水口16b側の端部に連結された駆動アーム17を備えたものとしてもよい。
このトラップ部16の排水状態と溜水状態との切り替え、つまり、駆動アーム17の回転駆動は、排水及び溜水が可能となるように、洗浄操作部の操作等によってなされる当該便器装置1の洗浄水の給水動作に連動するようになされる。
図1の実線にて示すように、トラップ部16の排水口16bが上方側を向いた溜水が可能な状態では、トラップ部16の排水口16bに略至るまで溜水され、ボウル部10の排水管部15が封水された状態となる。この溜水レベルLV1は、一般的な溜水の水位としてもよい。また、この溜水レベルLV1を、ボウル部10内の溜水面が低くなりすぎないよう適宜のレベルとしてもよく、例えば、ボウル部10の内面の乾燥や内面への汚物の付着等を防ぐ観点等から比較的に大きな溜水面が形成されるように適宜の水位としてもよい。
一方、図1の二点鎖線にて示すように、トラップ部16の排水口16bが下方側を向いた排水が可能な排水状態では、排水がなされ、ボウル部10の水位が低下する。
また、本実施形態では、ボウル部10の水位を溜水レベルLV1よりも低い低水位レベルLV2に低下可能な構成としている。この低水位レベルLV2では、図1及び図4(b)に示すように、通常の喫水線としての溜水レベルLV1よりも下側のボウル部10の内面が露出する。トラップ部16の排水口16bが上記した溜水状態よりも下方側となるように駆動アーム17を回転駆動してトラップ部16を低水位状態とすることで低水位レベルLV2となる。この低水位レベルLV2への切り替えは、適宜の操作部の操作等によってなされるものとしてもよく、洗浄動作に伴いなされるものとしてもよい。また、この低水位レベルLV2は、少なくとも破封レベルよりも高い水位であればよい。また、この低水位レベルLV2を、後記する衛生洗浄装置20から供給される洗浄水をボウル部10の内面に効果的に散水する観点や、蒸発や排水先側の一時的な負圧等によって破封が生じ難いように適宜の水位としてもよい。
衛生洗浄装置20は、図1及び図2(b)に示すように、ボウル部10の内面に洗浄水を供給する散水部36を備えている。本実施形態では、この散水部36を、上記のようにリム部11に沿って旋回するように供給される洗浄水の流路の下流側端部となるボウル部10の奥側部位のリム部内面としてのリム奥側内面13に洗浄水を供給する構成としている。このような構成とすれば、リム部11の洗浄され難い部位の清浄性を向上させることができる。つまり、給水機構の給水口からリム部11に向けて吐出された洗浄水の水勢が弱くなり、洗浄水によって洗浄され難い部位となるボウル部10のリム奥側内面13を、散水部36によって効果的に洗浄することができる。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、散水部36を、概ね水平方向に向けてかつ放射状に洗浄水を散水する構成としている。また、散水部36のボウル部10中心側を覆い、かつ当てられた洗浄水をボウル部10の奥側に反射させる遮蔽壁部24を設けた構成としている。このような構成とすれば、遮蔽壁部24によって散水部36を保護することができ、散水部36の汚損等を抑制することができる。また、散水部36からボウル部10の奥側に直接的に散水される洗浄水に加え、ボウル部10の中心側の遮蔽壁部24において反射した洗浄水によってリム奥側内面13等をより効果的に洗浄することができる。
また、本実施形態では、図2(b)及び図3(b)に示すように、遮蔽壁部24を、散水部36からの洗浄水が当たる閉鎖位置と散水部36からの洗浄水が当たらない開放位置とを開閉自在とされたものとしている。つまり、散水部36及び遮蔽壁部24を、散水部36から閉鎖状態の遮蔽壁部24に向けて散水された洗浄水を反射させてリム奥側内面13に散水可能な構成としている。このような構成とすれば、遮蔽壁部24を閉鎖位置とすれば、上述のように、リム奥側内面13を主に洗浄することができる一方、遮蔽壁部24を開放位置とすれば、ボウル部10の内面の広範囲に亘って洗浄水を散水することができる。
また、本実施形態では、進退自在とされ局部に向けて洗浄水を供給する局部洗浄ノズル23を備えた構成としている。また、遮蔽壁部24を、この局部洗浄ノズル23の進出方向先側に開閉自在に設けられたノズル蓋24としている。つまり、散水部36は、閉鎖状態のノズル蓋24の背面側に位置するように設けられる構成とされている。このような構成とすれば、便器ノズル及び便器ノズル専用のノズルカバーのいずれかをモーター等によって移動させる必要があるものと比べて、装置構成の簡略化を図ることができる。つまり、局部洗浄ノズル23のノズル蓋24を、散水部36を保護するカバーとしても機能させることができ、それぞれのカバーを個別に設けたり、散水部をモーター等によって移動させるようなものと比べて装置構成の簡略化を図ることができる。また、散水部36が局部洗浄ノズル23に隣接して設けられることとなるので、ボウル部10の奥側部位の便器幅方向略中央部に設けられることとなり、散水部36からの洗浄水を、便器幅方向両側に概ね均等に散水することができる。
また、本実施形態では、散水部36を、ボウル部10の内面に殺菌液を供給可能な構成としている。このような構成とすれば、洗浄水(水道水)を供給するものと比べて、ボウル部10の内面の清浄性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、散水部36から散水する洗浄水(殺菌液)に気泡を含ませる気液混合部28を設けた構成としている。このような構成とすれば、気泡を含んだ洗浄水(殺菌液)を散水することができ、リム奥側内面13を含むボウル部10内面への気泡の衝突等によって洗浄効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、散水部36を、上方側に向く平坦面状の散水面部37を有した構成としている。また、この散水面部37を、下方側に向けて開口するように吐出口32が設けられた吐出管31から吐出された洗浄水(殺菌液)が当たるように吐出口32の下方側に間隙を隔てて対向するように配した構成としている。また、この散水部36を吐出管31の外方側において支持する支持部35を設けた構成としている。このような構成とすれば、吐出口32から吐出された殺菌液を散水面部37に衝突させ、散水面部37の面域方向に飛散させるようにして概ね全周に亘って散水することができる。また、吐出管内に他部材を挿入したようなものと比べて、散水部36や支持部35が圧力損失要因となり難く、流速の低下を抑制することができ、ボウル部10内面の広い範囲に効果的に散水することができる。また、散水面部37に衝突した殺菌液が水滴状に飛散するので、例えば、ミスト状の殺菌液を噴霧するような態様では、噴霧時に濃度が低下する傾向があるオゾン水等を殺菌液とした場合にも、濃度の低下を抑制することができる。
また、衛生洗浄装置20は、図1に示すように、給水元となる給水管2に接続される給水ライン21を、局部洗浄ノズル23を備えた局部洗浄部22に接続した構成とされている。また、本実施形態では、衛生洗浄装置20に、殺菌液を生成する殺菌液生成部26を設けた構成とし、給水ライン21を、局部洗浄部22に給水する第1給水ライン21aと殺菌液生成部26に給水する第2給水ライン21cとに分岐させた構成としている。また、これら第1給水ライン21a及び第2給水ライン21cのそれぞれに、給水を供給または遮断する給水弁21b,21dを設けた構成としている。これら給水弁21b,21dは、開閉弁(ON/OFF弁)としてもよく、これらをまとめた三方切替弁等としてもよい。なお、給水ライン21は、例えば、当該便器装置1の給水機構の給水ラインから分岐して設けられたものとしてもよい。
局部洗浄部22には、局部洗浄ノズル23を進退自在にガイドするノズルケースや局部洗浄ノズル23を進退させる進退駆動部等が設けられている。図例では、この局部洗浄部22を、ボウル部10の奥側の上部に設けられた上ケース部6内に設けた例を示している。
局部洗浄ノズル23は、略円筒状とされており、その長手方向に沿って進退される構成とされている。本実施形態では、この局部洗浄ノズル23を、ボウル部10の上端部内壁の便器奥行方向奥側に設けられた開口14を介して便器奥行方向手前側となるボウル部10内の中心側に向けて突出するように進出される構成としている(図4(a)参照)。また、この局部洗浄ノズル23を、斜め下方側に向けて進出される構成としている。また、この局部洗浄ノズル23を、ボウル部10の上端部内壁の便器奥行方向奥側の便器幅方向略中央部から手前側に向けて進出する構成としている。
開口14は、図4(a)に示すように、ボウル部10の奥側部位の上端部内壁(リム部11の飛散防止壁のボウル部10中心側に向く壁部)の便器幅方向略中央部を便器奥行方向に貫通し、かつ下方側に向けて開口するように切欠状に設けられている。
ノズル蓋24は、図3に示すように、この開口14を覆うように開閉自在に設けられている。このノズル蓋24は、閉鎖状態で、ボウル部10の上端部内壁に沿うように配され、便器奥行方向に厚さ方向を沿わせた略板状とされている。また、このノズル蓋24は、上端側を回転支点として、便器幅方向に沿う軸廻りに回転自在に保持されている。つまり、ノズル蓋24は、下端側が便器奥行方向手前側に移動して開放状態とされる。
また、本実施形態では、このノズル蓋24を、局部洗浄ノズル23の進出によって開放される一方、局部洗浄ノズル23を収納位置とすれば、自重によって閉鎖される構成としている。また、このノズル蓋24の背面側に、図2(b)及び図5(e)に示すように、進出する局部洗浄ノズル23の先端部に当接される突起部25を設けた構成としている。この突起部25は、ノズル蓋24の背面(閉鎖状態でボウル部10中心側とは反対側に向く面)からノズル蓋24の厚さ方向に沿って突出するように設けられている。また、この突起部25を、ノズル蓋24の回転支点側となる上端部近傍部位に設けた構成としている。また、図例では、この突起部25の突出方向先端部を、便器幅方向に見て凸湾曲面形状としている。
このノズル蓋24は、図3(b)に示すように、局部洗浄ノズル23が収納位置では、その自重によって閉鎖状態とされる。なお、このノズル蓋24を閉鎖側に付勢するトーションばね等のばね部材を設けた構成としてもよい。
一方、ノズル蓋24は、図2(b)に示すように、局部洗浄ノズル23を進出させれば、突起部25に局部洗浄ノズル23の先端部が当接し、局部洗浄ノズル23に押し上げられるように開放側に移動する。図2(b)では、局部洗浄ノズル23を収納位置と洗浄位置との間の途中位置において停止させ、ノズル蓋24を、散水部36からの洗浄水(殺菌液)が当たらない半開きの開放位置とした状態を示している。この途中停止位置では、局部洗浄ノズル23は、開口14を介して先端部が僅かに進出し、ノズル蓋24の背面側に位置した状態とされる。この局部洗浄ノズル23の途中停止位置は、後記する散水部36から散水される洗浄水(殺菌液)が進出した局部洗浄ノズル23によって遮られ難いように適宜の位置としてもよい。換言すれば、この局部洗浄ノズル23の途中停止位置を、ノズル蓋24が、散水部36からの洗浄水(殺菌液)が当たらない最小限の半開きの開放位置となるような位置としてもよい。
また、図示を省略しているが、局部洗浄ノズル23を更に進出させて洗浄位置とすれば、ノズル蓋24が更に押し上げられて全開位置とされる。
なお、局部洗浄ノズル23の進退や給水弁21bの開閉等を含む局部洗浄部22の駆動は、便器装置1のリモコン装置や、便座4の側方部位等に設けられた局部洗浄操作部の操作を伴いなされるものとしてもよい。また、局部洗浄ノズル23を、臀部用とビデ用とに対応可能とした態様としてもよい。また、局部洗浄ノズル23から吐出される洗浄水の水勢調整や洗浄水の温度調整を可能とする機構や操作部等を設けた態様としてもよい。
殺菌液生成部26は、上記した吐出管31及び散水部36を備えた散水ユニット30に供給ライン27を介して接続されている。供給ライン27には、殺菌液を供給または遮断する供給弁27aが設けられている。この供給弁27aは、開閉弁(ON/OFF弁)としてもよい。なお、このような供給弁27aを設けずに、逆止弁等の逆流防止機構を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、この供給ライン27に、気液混合部28を設けた構成としている。また、気液混合部28を、これの上流側及び下流側の供給ライン27の内径よりも径を漸減させるようにベンチュリー管状に形成された絞り部としている。また、この気液混合部28の小径部に、気体導入ライン29を接続した構成としている。気体導入ライン29は、その途中部位に開閉弁(ON/OFF弁)からなる気体導入弁29aを設け、開放端にフィルター29bを設けた構成とされている。この気体導入弁29aを開放させた状態で、供給ライン27に殺菌液を流通させれば、ベンチュリー作用による気体(外気)の吸入によって気体が微細化して殺菌液に混合され、気泡を含んだ殺菌液が下流側に向けて供給される。
なお、気液混合部28において、ミリオーダー及びマイクロミリオーダーの両方または一方の気泡を含ませる態様としてもよい。また、気液混合部28としては、上記のようなエジェクタ式に限られず、その他、種々の変形が可能である。また、供給ライン27の途中部位に気液混合部28を設けた態様に代えて、散水ユニット30の吐出管31等に設けた態様としてもよい。さらには、このような気液混合部28や気体導入ライン29等を設けないにようにしてもよい。
殺菌液生成部26は、本実施形態では、殺菌液としてのオゾン水を生成する構成とされている。また、殺菌液生成部26は、水を電気分解してオゾン水を生成する構成とされている。つまり、殺菌液生成部26を、電解式としている。
この殺菌液生成部26は、第2給水ライン21cに接続された電解槽内に、電源に接続され、陽極及び陰極を構成する一対の電極26a,26aを設けた構成とされている。また、殺菌液生成部26は、一対の電極26a,26a間に、高分子電解質膜26bを設けた構成とされている。また、殺菌液生成部26の電解槽内には、電気分解によって生成されたオゾンガスを水に溶解させる溶解部が設けられている。このような電解式の殺菌液生成部26としては、その他、種々の構成とされたものとしてもよい。
この殺菌液生成部26が起動されれば、給水弁21dが開放され、一対の電極26a,26aに通電されてオゾンガスが生成され、溶解部において水に溶解されてオゾン水が生成される。この殺菌液生成部26において生成されたオゾン水は、供給ライン27を介して散水ユニット30の吐出管31に供給される。なお、殺菌液生成部26が起動されれば、直ちにまたは所定の遅延時間が経過すれば、供給弁27a及び気体導入弁29aを開放させるようにしてもよい。
また、殺菌液生成部26の構成によっては、オゾンガスを水に溶解させる気液混合部を設けるようにしてもよい。このような気液混合部としては、例えば、圧壊式や、せん断式、加圧溶解式、エジェクタ式等の適宜の構成とされたものとしてもよい。また、殺菌液生成部26を、オゾン濃度変更可能な構成とされたものとしてもよい。また、図例では、この殺菌液生成部26を、ボウル部10の奥側の上部に設けられた上ケース部6内に設けた例を示しているが、便器装置1の適宜の箇所に設けるようにしてもよい。
なお、散水ユニット30から供給される殺菌液としては、オゾン水に限られず、例えば、次亜塩素酸水や強酸性水、次亜塩素酸ナトリウム溶液、過酸化水素水等としてもよい。また、殺菌液は、水道水よりも殺菌性が高いものであればよく、上記のような電解水や残留性の低い殺菌液に限られず、エタノール等のアルコール系の殺菌液等、その他、種々の殺菌液としてもよい。このような殺菌液の種類に応じて、適宜の殺菌液生成部26を衛生洗浄装置20に設けたり、また、衛生洗浄装置20において生成せずに、殺菌液を貯留するタンク等の貯留部を衛生洗浄装置20に設けたりしてもよい。この場合は、貯留部に殺菌液を補給するための適宜の開閉蓋等を設けたり、殺菌液を供給するポンプ等を設けたりしてもよい。
供給ライン27の末端に接続された吐出管31を備えた散水ユニット30は、図1及び図2(b)に示すように、ボウル部10の上端部に位置するように配される構成とされている。また、散水ユニット30を、ボウル部10の上端部となる開口周縁部の便器奥行方向奥側の内周壁の内側に位置するように配した構成としている。また、散水ユニット30を、便器奥行方向奥側のリム部11に埋込状に設けた構成としている。また、散水ユニット30は、閉鎖状態のノズル蓋24の背面側に位置するように、かつ局部洗浄ノズル23の側方に隣接して設けられている(図4(a)も参照)。つまり、散水ユニット30を、便器幅方向中央よりも便器幅方向一方側に位置するように設けた例を示している。なお、このような態様に代えて、散水ユニット30を、便器幅方向中央部に位置するように設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、吐出管31の吐出口32からの吐出方向に直交する面及び散水部36の散水面部37の両方または一方を、これらの配設箇所に対向する周壁部側となる手前側に向くように傾斜状としている。このような構成とすれば、散水面部37に対する吐出口32からの吐出方向が法線方向ではなく、散水面部37に対して吐出された殺菌液が便器奥行方向手前側に多く飛散するような方向となる。これにより、これら吐出管31及び散水部36が配設された箇所から遠い側となる便器奥行方向手前側に向けて効果的に殺菌液を散水することができる。
また、散水部36の散水面部37における配設箇所に対向する周壁部側部位(便器奥行方向手前側部位)に殺菌液が当たるように吐出管31の吐出口32を設けた構成としている。このような構成とすれば、散水面部37に対して吐出されて散水面部37の面域方向に沿いながら散水面部37の周縁部から面域(径)方向に飛散する殺菌液の散水面部37との接触範囲が周方向で便器奥行方向手前側部位において小さくなる。これにより、当該部位を介して飛散する殺菌液の流速の低下を効果的に抑制することができ、これら吐出管31及び散水部36が配設された箇所から遠い側となる便器奥行方向手前側に向けて効果的に殺菌液を散水することができる。
吐出管31は、図1及び図5(a)〜(c)に示すように、供給ライン27に接続される接続部31aを上端部に有し、下端部に吐出口32を設けた構成とされている。また、この吐出管31には、便器本体の適所の吐出管支持部34(図2(b)参照)に固定される固定部31bが設けられている。図例では、固定部31bを、吐出管31の上端部の接続部31aよりも下方側部位の筒状部外周から径方向に突出するように設けられたものとし、ねじ等の止具孔が設けられたものとした例を示している。
この吐出管31は、供給ライン27を介して供給された殺菌液の流通路を形成するように中空筒状とされ、本実施形態では、略円筒状とされている。また、吐出管31は、下端部の吐出口32に向けて上下に長尺状の流通路を設けた構成とされている。図例では、上端部の接続部31aの流通路を、その下方側の上下に長尺状の流通路に対して屈曲状に設けた例を示している。
吐出口32は、図5(b)に示すように、本実施形態では、吐出方向が鉛直下方(真下方向)となるように鉛直下方(真下方向)に向けて開口するように設けられている。この吐出口32は、開口方向に見て、略円形状とされている。また、本実施形態では、この吐出口32を、その上方側の流通路の内径よりも小径状とされた絞り部(オリフィス状部)としている。また、吐出管31の下端部に、この吐出口32及び上方側の流通路よりも大径状とされた下端開口33を区画する下端筒部を設けた構成としている。なお、このような下端筒部を設けずに、吐出口32を最下端に設けた構成としてもよい。
散水部36は、上方側に向く散水面部37が、平面視して、吐出管31の吐出口32と重なり合う位置となるように、吐出管31の下方側に位置するように設けられている。
散水面部37は、平面視して(面に垂直な方向に見て)、吐出管31の吐出口32よりも大判状とされている。本実施形態では、この散水面部37を、面に垂直な方向に見て、円形状とし(図5(d)参照)、吐出口32よりも大径状としている。また、この散水面部37は、図3(b)に示すように、この散水面部37に衝突して便器奥行方向手前側に飛散する殺菌液が閉鎖位置とされたノズル蓋24に当たるようにノズル蓋24の下端縁よりも上方側に位置するように配される構成とされている。また、散水面部37は、閉鎖位置とされたノズル蓋24に当たって反射した殺菌液がリム奥側内面13に散水されるように設けられている。図例では、散水面部37を、凹溝12よりも僅かに上方側に位置するように設けた構成としている。また、図例では、この散水面部37を、この散水面部37に衝突して便器奥行方向奥側に飛散する殺菌液が凹溝12の上側に設けられたボウル部10の中心側に向く壁面に当たるように設けた構成としている。
また、散水面部37は、図2(b)に示すように、この散水面部37に衝突して便器奥行方向手前側に飛散する殺菌液が半開きの開放位置とされたノズル蓋24に干渉しないように、この位置のノズル蓋24よりも下方側に位置するように配される構成とされている。
また、この散水面部37における便器奥行方向手前側部位に殺菌液が当たるように、上記した吐出管31の吐出口32を設けた構成としている。つまり、吐出管31の吐出口32を、散水面部37の手前側部位の上方側に位置するように設けた構成としている。換言すれば、吐出口32の中心(軸心)が散水面部37の円心よりも便器奥行方向手前側に位置するように、これら吐出管31及び散水部36を設けた構成としている。また、図例では、吐出口32の中心(軸心)と散水面部37の円心とを、便器幅方向で一致させた例を示している。
この散水面部37に、吐出口32から吐出された殺菌液が衝突し、散水面部37の面域方向、つまり、概ね水平方向に向けてかつ放射状に飛散する構成とされている。図4(b)に示すように、この散水面部37に衝突して飛散する殺菌液が、ボウル部10の内面における溜水レベルLV1に相当する内周部位を含む近傍部位に概ね全周に亘って環状(帯状)または略U字状に付着するように、吐出管31及び散水部36を設けた構成としてもよい。
この散水面部37は、衝突した殺菌液を面域方向に沿わせて飛散させ易いように、平滑面とされたものとしてもよく、例えば、研磨等によって平坦な鏡面状とされたものとしてもよい。また、この散水面部37と吐出口32との間隙は、散水面部37に衝突して面域方向に沿って飛散する殺菌液がボウル部10の内面の広範囲に亘って付着するように、適宜の寸法としてもよい。また、この散水面部37と吐出管31の下端開口33との間隙は、散水面部37に衝突して面域方向に沿って飛散する殺菌液が下端筒部に干渉しないように、適宜の寸法としてもよい。
また、本実施形態では、この散水面部37を、便器奥行方向手前側に向くように傾斜状としている。つまり、この散水面部37を、斜め手前側かつ上方側に向くように傾斜状としている。この散水面部37の水平面に対する傾斜角度θは、当該散水面部37が設けられる高さ位置や周方向位置に応じて、また、散水面部37に衝突して面域方向に沿って飛散する殺菌液がボウル部10の内面の広範囲に亘って付着するように、適宜の角度としてもよい。例えば、この傾斜角度θを、2度〜10度程度としてもよく、図例では、3度程度とした例を示している。
なお、図例のように、吐出管31及び散水部36を、便器幅方向中央よりも便器幅方向一方側に位置するように設けた場合には、散水面部37を、便器奥行方向手前側における便器幅方向中央よりも便器幅方向他方側に向くように傾斜状としてもよい。また、散水面部37を、傾斜状とした態様に代えて、または加えて、吐出管31の吐出口32からの吐出方向に直交する面が傾斜状となるように吐出管31を設けた態様としてもよい。つまり、吐出口32を、斜め手前側かつ下方側に向けて開口するように設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、上端面を散水面部37とした散水部36を、略円柱状としている。図例では、散水部36を、上記のように傾斜状とされた散水面部37に対して直交する軸方向とした略円柱状としている。この散水部36の軸方向(散水面部37に垂直な方向)に沿う寸法(高さ寸法)は、散水面部37に衝突した殺菌液の後記する支持部35への伝いを抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、この散水部36の軸方向に沿う寸法を、散水面部37の直径と概ね同程度の寸法とした例を示している。なお、散水部36を、側周面が散水面部37に対して直交状とされた略円柱状とした態様に代えて、下端側に向かうに従い先細り状の略円錐台状等としてもよい。
支持部35は、散水部36を吐出管31の外方側において支持するように、吐出管31内の流通路及び吐出管31の吐出口32と散水部36の散水面部37との間隙に位置しないように設けられている。
本実施形態では、この支持部35を、吐出管31に支持されたものとしている。また、この支持部35を、散水部36を下方側から支持する構造としている。
この支持部35は、吐出管31に固定される固定部35bを上端部に設け、下端部に散水部36を支持する支持片部35cを設けた構成とされている。これら固定部35b及び支持片部35cは、これらを連結するように上下に長尺状に設けられた連結片部35aの上下端部からそれぞれ便器奥行方向手前側に突出するように設けられている。つまり、支持部35の連結片部35aは、散水部36よりも便器奥行方向奥側に位置するように設けられている。
なお、この支持部35の連結片部35aと散水部36との間隙は、散水面部37に衝突して飛散する殺菌液の連結片部35aへの伝いを抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。また、この連結片部35aの便器幅方向に沿う寸法は、散水面部37に衝突して飛散する殺菌液が便器奥行方向奥側にも飛散し易いように、適宜の寸法としてもよく、図5(a)に示すように、散水面部37の直径よりも小としてもよい。例えば、この連結片部35aの便器幅方向に沿う寸法を、散水面部37の直径の1/2以下としてもよく、図例では、1/3程度とした例を示している。
また、固定部35bには、吐出管31が挿通される挿通孔が設けられている。この固定部35bと吐出管31とは、接着剤や溶接等によって固定されるものとしてもよく、ねじ合いにより固定されるものとしてもよい。また、この固定部35bと吐出管31とを、吐出管31の吐出口32に対する散水部36の散水面部37の上下位置の調整を可能とした構成としてもよい。
支持片部35cは、散水部36の下端面に沿うように設けられている。本実施形態では、散水部36を、この支持片部35c、つまりは、支持部35に、一体的に設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、支持部35と散水部36とを別体としてもよく、支持部35を吐出管31に一体的に設けた態様等としてもよい。
また、便器装置1は、図1に示すように、上記した給水機構やトラップ部16、衛生洗浄装置20を作動制御する制御部19を備えている。この制御部19に、上記した給水機構の給水弁や、トラップ部16の駆動機構、局部洗浄部22の進退駆動部、殺菌液生成部26、各給水弁21b,21d、供給弁27a、気体導入弁29a等が信号線等を介して接続されている。図例では、この制御部19を、上ケース部6内に設けた例を示しているが、他の部位に設けるようにしてもよく、また、壁面等に設置される便器装置1が備えるリモコン装置に設けるようにしてもよい。
また、この制御部19には、CPU等の制御回路や、メモリ等によって構成され、各種動作プログラム等を記憶する記憶部等が設けられている。
この制御部19によって各部の制御がなされて以下のように殺菌液の供給がなされるものとしてもよい。
例えば、洗浄操作がなされてボウル部10を洗浄した後に、ボウル部10に殺菌液を供給する構成としてもよい。つまり、洗浄操作がなされれば、ボウル部10に洗浄水が供給され、トラップ部16が排水状態に変位され、ボウル部10内の汚物や洗浄水が排水されて溜水レベルLV1よりも水位が低下する。このように、ボウル部10の水位が溜水レベルLV1よりも低下した状態で、ノズル蓋24を半開きの開放位置とし、散水ユニット30からボウル部10内面に向けて殺菌液を供給するようにしてもよい。また、例えば、トラップ部16を、低水位状態とし、低水位レベルLV2まで洗浄水を供給した後に、トラップ部16を、溜水状態とし、溜水レベルLV1となるまで殺菌液を供給するような態様としてもよい。つまり、低水位レベルLV2から殺菌液の供給を継続させて溜水レベルLV1となるように衛生洗浄装置20及びトラップ部16の制御がなされるものとしてもよい。
また、このようにノズル蓋24を半開きの開放位置とし、ボウル部10内面に向けて殺菌液を供給する前に、または供給した後に、ノズル蓋24を閉鎖位置とし、散水ユニット30からリム奥側内面13に向けて殺菌液を供給する態様としてもよい。この際、殺菌液に代えて、洗浄水(水道水)を散水ユニット30からリム奥側内面13に向けて供給する態様としてもよい。つまり、ノズル蓋24を開放位置としてボウル部10内面に向けて供給する際には、殺菌液を供給する一方、ノズル蓋24を閉鎖位置としてリム奥側内面13に向けて供給する際には、洗浄水を供給する態様としもてよい。このような構成とすれば、リム奥側内面13にも殺菌液を供給する態様とした場合と比べて、殺菌液生成部26への負荷を低減することができ、殺菌液生成部26の長寿命化を図ることができる。この場合、OFF状態の殺菌液生成部26を通過させて洗浄水を散水ユニット30に向けて供給する態様としてもよく、または、殺菌液生成部26を通らないバイパス管路を設けた態様としてもよい。
なお、散水ユニット30からの殺菌液や洗浄水の供給は、洗浄操作に連動してなされるものに限られず、洗浄操作の有無に関わらず、供給が可能な構成としてもよい。この場合は、便器装置1に、適宜の操作部等を設けた態様としてもよい。散水ユニット30からの殺菌液や洗浄水の供給態様としては、その他、種々の変形が可能である。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図6は、第2実施形態に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Aは、衛生洗浄装置20Aのノズル蓋24Aの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、ノズル蓋24Aに、閉鎖状態で散水部36の下側を覆うように配される下カバー部24aを設けた構成としている。このような構成とすれば、散水部36の前方側(ボウル部10中心側)に加えて下側を保護することができ、散水部36の汚損等をより効果的に抑制することができる。
下カバー部24aは、図6(a)に示すように、ノズル蓋24Aの下端縁からボウル部10中心側とは反対側に向けてノズル蓋24Aの厚さ方向に沿って突出するように設けられている。また、この下カバー部24aは、ノズル蓋24Aが閉鎖状態で、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される略板状とされている。
また、この下カバー部24aは、ノズル蓋24Aが閉鎖状態で、散水部36の下面側に設けられた支持部35の支持片部35c(図5等参照)との間に僅かな間隙を隔ててこの支持片部35cの下方側に位置するように配される構成とされている。図例では、この下カバー部24aを、散水部36の便器奥行方向手前側部位の下方側を覆うような構成とした例を示しているが、散水部36の下方側の全体を覆う構成としてもよい。
また、この下カバー部24aは、図6(b)に示すように、進出する局部洗浄ノズル23に干渉しないように、ノズル蓋24Aの便器幅方向一方側のみに設けられている。
本実施形態に係る衛生洗浄装置20A及びこれを備えた便器装置1Aにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は、第3実施形態に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Bは、衛生洗浄装置20Bのノズル蓋24Bの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、ノズル蓋24Bに、閉鎖状態で散水部36の両側方側を覆うように配される一対の側方カバー部24b,24bを設けた構成としている。このような構成とすれば、散水部36の前方側(ボウル部10中心側)に加えて両側方側を保護することができ、散水部36の汚損等をより効果的に抑制することができる。
一対の側方カバー部24b,24bは、互いに同様の構成とされ、図7に示すように、ノズル蓋24Bの背面からボウル部10中心側とは反対側に向けてノズル蓋24Bの厚さ方向に沿って突出するように設けられている。また、これら側方カバー部24b,24bは、厚さ方向を便器幅方向に沿わせた略板状とされ、便器幅方向に互いに間隔を空けて設けられている。
また、これら側方カバー部24b,24bは、ノズル蓋24Bが閉鎖状態で、これら側方カバー部24b,24b間に散水部36を受け入れるように設けられている。これら側方カバー部24b,24b間の便器幅方向に沿う寸法は、散水部36の受け入れが可能な寸法としてもよく、また、リム奥側内面13に殺菌液(洗浄水)が効果的に散水されるように適宜の寸法としてもよい。また、例えば、これら側方カバー部24b,24bを、平面視して、便器奥行方向奥側に向かうに従い拡開状となるように設けた態様としてもよい。また、図例では、これら側方カバー部24b,24bの上下方向に沿う寸法を、支持部35の支持片部35c(図5等参照)の下方側から吐出管31の下端部までに応じた寸法とした例を示しているが、このような寸法に限られない。また、図例では、これら側方カバー部24b,24bを、散水部36の便器奥行方向手前側部位の両側方側を覆うような構成とした例を示しているが、散水部36の両側方側の全体を覆う構成としてもよい。
また、これら側方カバー部24b,24bは、上記同様、進出する局部洗浄ノズル23に干渉しないように、ノズル蓋24Bの便器幅方向一方側に設けられている。
本実施形態に係る衛生洗浄装置20B及びこれを備えた便器装置1Bにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、本実施形態において説明したノズル蓋24Bに、上記第2実施形態において説明したような下カバー部24aを設けた構成としてもよい。このような構成とすれば、散水部36の汚損等をより効果的に抑制することができる。また、この場合は、側方カバー部24b,24bの下端縁間に架け渡すように下カバー部24aを設けたような態様等としてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図8(a)は、第4実施形態に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Cは、衛生洗浄装置20Cの閉鎖位置のノズル蓋24と散水ユニット30とを、上記第1実施形態と比べて、近接させた構成としている。このような構成とすれば、散水部36の散水面部37に衝突して便器奥行方向手前側に飛散する殺菌液(洗浄水)の流速が上記第1実施形態よりも速い状態で、ノズル蓋24に衝突して反射する。これにより、ノズル蓋24に反射してリム奥側内面13に散水される殺菌液(洗浄水)の水勢も上記第1実施形態と比べて大となり、洗浄性を向上させることができる。
図例では、閉鎖位置のノズル蓋24の背面を、吐出管31を囲むように設けられた支持部35の固定部35b(図5等参照)の手前側面に当接または近接させた例を示している。
本実施形態に係る衛生洗浄装置20C及びこれを備えた便器装置1Cにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、閉鎖位置のノズル蓋24と散水ユニット30(散水部36)との間の便器奥行方向に沿う寸法は、ノズル蓋24に反射した殺菌液(洗浄水)によってリム奥側内面13を効果的に洗浄可能なように適宜の寸法としてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図8(b)は、第5実施形態に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Dは、衛生洗浄装置20Dの散水部36を、上下方向に沿う軸廻りに少なくとも180度回転可能としている。このような構成とすれば、180度回転させて前後を反転させることで、ボウル部10のリム奥側内面13に殺菌液(洗浄水)を主に供給する状態と、ボウル部10の中心側に殺菌液(洗浄水)を供給する状態とに切り替えることができる。
本実施形態では、散水部36を含む散水ユニット30Aを、上下方向に沿う軸廻りに回転可能な構成としている。図例では、吐出管支持部34廻りに回転可能としたような例を示しているが、吐出管31廻りに回転可能とした構成としてもよく、種々の軸廻りに回転可能な構成としてもよい。また、散水ユニット30Aを上下方向に沿う軸廻りに回転させる適宜の回転駆動部を設けた態様としてもよい。
本実施形態に係る衛生洗浄装置20D及びこれを備えた便器装置1Dにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、上記のように、散水部36の散水面部37を傾斜させ、散水部36の便器奥行方向一方側部位に吐出口32からの殺菌液が衝突するように設けているので、反転させた状態では、リム奥側内面13に向けて効果的に殺菌液を散水することができる。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図9は、第6実施形態に係る衛生洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Eが備える衛生洗浄装置20Eは、水勢によって弾性変形を伴い伸長され、散水部36を閉鎖状態のノズル蓋24の下端縁よりも下方側に位置させる弾性変形部34A,35Aaを設けた構成としている。このような構成とすれば、ノズル蓋24を閉鎖した状態でも散水部36から殺菌液をボウル部10中心側に向けて散水することができる。つまり、局部洗浄ノズル23を進出させてノズル蓋24を開放させることなく、散水部36から殺菌液をボウル部10中心側に向けて散水することができる。
本実施形態では、散水ユニット30Bの吐出管31を支持する吐出管支持部34Aを弾性変形部としている。図例では、吐出管支持部34Aの全体を弾性変形部とした例を示しているが、上下方向途中部位のみを弾性変形部とした態様としてもよい。また、図例では、吐出管支持部34Aを、引張コイルばね状とした例を示しているが、その他のばね材やゴム材等によって構成してもよい。
また、本実施形態では、吐出管支持部34Aに加え、支持部35Aの連結片部35Aaを上記同様の弾性変形部としている。
これら吐出管支持部34A及び連結片部35Aaは、図9(a)に示すように、吐出管31から殺菌液が吐出されていない状態では、自然状態(短縮状態)とされ、この状態では、散水部36がノズル蓋24の背面側に位置する。一方、図9(b)に示すように、吐出管31から散水部36の散水面部37に向けて殺菌液が吐出されれば、水勢によってこれら吐出管支持部34A及び連結片部35Aaが伸長し、散水部36が閉鎖状態のノズル蓋24の下端縁よりも下方側に位置する。これにより、散水部36からボウル部10中心側やリム奥側内面13に向けて散水される。
本実施形態に係る衛生洗浄装置20E及びこれを備えた便器装置1Eにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、吐出管31から吐出される殺菌液の流量(水勢)の調整を可能とし、散水面部37に衝突して便器奥行方向手前側に飛散する殺菌液が閉鎖位置のノズル蓋24に当たるような態様としてもよい。つまり、吐出管31から吐出される殺菌液の流量を小流量とすれば、主にリム奥側内面13に向けて散水される一方、大流量とすれば、主にボウル部10中心側に向けて散水されるような構成としてもよい。
また、本実施形態では、吐出管支持部34A及び連結片部35Aaを弾性変形部とした例を示しているが、これらに代えて、または加えて、吐出管31を弾性変形部としてもよく、これらのうちの少なくとも一つを弾性変形部とした態様としてもよい。
また、上記各実施形態において説明した互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。
また、上記した例では、吐出管31の吐出口32からの吐出方向に直交する面及び散水部36の散水面部37の両方または一方を、手前側に向くように傾斜状とした例を示しているが、両方を水平面状としてもよい。
また、上記した例では、散水部36の散水面部37における便器奥行方向一方側部位に殺菌液が当たるように吐出管31の吐出口32を設けた構成とした例を示しているが、散水面部37の略中心部に殺菌液が当たるように設けた態様としてもよい。
また、上記した例では、散水部36を下方側から支持するように支持部35を設けた例を示しているが、散水部36を側方から支持するように支持部35を設けた構成としてもよい。この場合は、散水部36の下端側の外周部に支持部35を連結した構造としてもよい。
また、上記した例では、散水部36の散水面部37の面に垂直な方向に見た形状を略円形状とした例を示しているが、略楕円形状としてもよく、さらには、略多角形状等としてもよい。この場合は、散水部36を、散水面部37の形状に応じた略楕円柱状としたり、略多角柱状等としたりしてもよい。また、上記した例では、散水部36を、略柱状とした例を示しているが、比較的に薄い略板状等とされたものとしてもよい。
また、上記した例では、散水部36を吐出管31の外方側において支持する支持部35を設けた構成とした例を示しているが、吐出管内に散水部を支持する支持部を挿入させた構成とされたもの等としてもよい。
また、上記した例では、散水部36を、概ね水平方向に向けてかつ放射状に殺菌液(洗浄水)を散水する構成とした例を示しているが、水平方向の一方側のみに向けて散水する構成とされたものとしてもよい。この場合は、吐出管31の下端部に、水平方向の一方側のみに向けて散水するノズル状の吐出口を散水部として一連状に設けた構成としてもよい。
また、上記した例では、閉鎖位置のノズル蓋24,24A,24Bに向けて散水された殺菌液を反射させてリム奥側内面13に散水可能な構成とした例を示しているが、このような構成に限られない。
また、上記した例では、主にボウル部10の手前側に向けて殺菌液を供給する状態に切り替え可能な構成とした例を示しているが、主にリム奥側内面13のみに向けて殺菌液を供給可能な構成としてもよい。
また、上記した例では、散水部36から殺菌液及び洗浄水(水道水)のうちの一方を選択的に散水可能とした例を示しているが、一方のみを散水可能とした構成としてもよい。
また、上記した例では、トラップ部16を、ターントラップ式のものとした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、サイホンゼット式やサイホン式、サイホンボルテックス式、ネオボルテックス式、洗い落とし式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。この場合において、上記のように、水位を低下させる際には、ボウル部10の水位を溜水レベルLV1よりも低い低水位レベルLV2において維持可能とした適宜の水位可変機構を設けた構成としてもよい。
また、上記した例では、衛生洗浄装置20,20A〜20Eを、便器装置1,1A〜1Eに一体的に組み込んだ例を示しているが、便器装置1,1A〜1Eに後付的に設置されるものとしてもよい。この場合において、衛生洗浄装置20,20A〜20Eに給水を要する場合には、便器装置1,1A〜1Eに設けられる給水ラインを適宜、分岐させて衛生洗浄装置20,20A〜20Eの給水ライン21に接続するようにしてもよい。また、この場合は、衛生洗浄装置20,20A〜20Eを、便座4や便蓋5、上ケース部6と一体とされた衛生洗浄便座装置としてもよい。
1,1A〜1E 便器装置
10 ボウル部
11 リム部
13 リム奥側内面(ボウル部の奥側部位のリム部内面)
20,20A〜20E 衛生洗浄装置
23 局部洗浄ノズル
24,24A,24B ノズル蓋(遮蔽壁部)
24a 下カバー部
24b 側方カバー部
28 気液混合部
36 散水部

Claims (9)

  1. ボウル部の上端部に周方向に延びるように凹溝状のリム部が設けられた便器装置に組み込まれる衛生洗浄装置であって、
    前記リム部に沿って旋回するように供給される洗浄水の流路の下流側端部となる前記ボウル部の奥側部位のリム部内面に洗浄水を供給する散水部を備えていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 請求項1において、
    前記散水部は、概ね水平方向に向けてかつ放射状に洗浄水を散水する構成とされており、
    この散水部のボウル部中心側を覆い、かつ当てられた洗浄水をボウル部奥側に反射させる遮蔽壁部を備えていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 請求項2において、
    前記遮蔽壁部には、前記散水部の下側を覆うように配される下カバー部が設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  4. 請求項2または3において、
    前記遮蔽壁部には、前記散水部の両側方側を覆うように配される一対の側方カバー部が設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項において、
    前記遮蔽壁部は、前記散水部からの洗浄水が当たる閉鎖位置と前記散水部からの洗浄水が当たらない開放位置とを開閉自在とされていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  6. 請求項5において、
    進退自在とされ局部に向けて洗浄水を供給する局部洗浄ノズルを備えており、
    前記遮蔽壁部は、この局部洗浄ノズルの進出方向先側に開閉自在に設けられたノズル蓋であることを特徴とする衛生洗浄装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項において、
    前記散水部から散水する洗浄水に気泡を含ませる気液混合部が設けられていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項において、
    前記散水部は、上下方向に沿う軸廻りに少なくとも180度回転可能とされていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  9. 上端部に周方向に延びるように凹溝状のリム部が設けられたボウル部と、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置と、を備えていることを特徴とする便器装置。
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