JP2017066613A - 構造体の支承部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の上部構造体と下部構造体との接点部におけるアンカーボルトが芯ずれしても、上部構造体の正規位置への設置が容易で、かつ地震の揺れによる上部構造体への影響を軽減できる構造体の支承部構造を提供する。
【解決手段】屋根架構体とRC造躯体1との接点部に取り付けられたベースプレート4のアンカーボルト貫通孔5は一方向に長く、その長軸に直交する方向の横幅はアンカーボルト2の外径より幅広に形成する。アンカーボルト貫通孔5に第一調整材7を内接させ、第一調整材7に形成された第一貫通孔に第二調整材9を内接させる。第二調整材9の偏芯位置に形成された第二貫通孔と、第一及び第二調整材7、9を覆う押えプレート11の貫通孔にアンカーボルト2を貫通させ、固定ナットを締結する。第一調整材7とベースプレート4とはアンカーボルト貫通孔5の長軸方向への相対変位を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物や橋梁などの構造物の上部構造体と当該上部構造体を支える下部構造体との接点部に構成される構造体の支承部構造に関し、例えば図1に図示するように、建物の屋根架構体(上部構造体)をRC造躯体(下部構造体)の上にアンカーボルトによって設置する際に、アンカーボルトにある程度の芯ずれがあっても、屋根架構体をRC造躯体上の正規位置に設置すると共に、屋根架構体とRC造躯体が一方向(図1の矢印方向)に相対変位可能な構造とすることにより地震力によるRC造躯体の揺れが屋根架構体に伝達し難くして、地震力による屋根架構体への影響を軽減するようにしたものである。
図6は、屋根架構体と当該屋根架構体を支えるRC造躯体との接点部に構成された構造体支承部の構造を図示したものである。
図6において、RC造躯体20上に複数のアンカーボルト21が突設され、屋根架構体22のRC造躯体20との接点部にベースプレート23が取り付けられ、さらに当該ベースプレート23に複数のアンカーボルト貫通孔(図省略)が形成されている。
そして、ベースプレート23の各アンカーボルト貫通孔をアンカーボルト21がそれぞれ貫通し、当該各アンカーボルト21の上端部に固定ナット24が締結されている。
施工に際しては、通常、アンカーボルト21の施工誤差やベースプレート23の製作誤差により、ベースプレート23のアンカーボルト貫通孔とアンカーボルト21との位置関係が本来の正確な位置からずれることがあるためその修正を行う。
図7と図8は、その従来の修正方法を図示したものであり、ベースプレート23に設けられたアンカーボルト貫通孔25は一方向に長いルーズ孔に形成され、その横幅wはアンカーボルト21の直径に予め想定されたアンカーホルト21のずれ寸法の2倍程度を加えた幅に形成されている。
また、ベースプレート23の上にアンカーボルト貫通孔25の径より大きいサイズの固定プレート26がベースプレート23のアンカーボルト貫通孔25を塞ぐように設置されている。固定プレート26には本来必要な横幅(アンカーボルト21の直径+数mm程度)のアンカーボルト貫通孔27が形成され、当該アンカーボルト貫通孔27はベースプレート23のアンカーボルト貫通孔25と同じ方向に長い長孔に形成されている。
そして、RC造躯体20上に突設されたアンカーボルト21がベースプレート23の各アンカーボルト貫通孔25と固定プレート26のアンカーボルト貫通孔27を貫通し、当該アンカーボルト21の上端部に固定ナット24が締結され、さらに固定プレート26の周縁部がベースプレート23の上に溶接されている。
なお、図8に図示する▽印は、ベースプレート23の滑り面を示し、ベースプレート23は紙面直交方向(図7では矢印方向に対応)にスライドすることができる。
図9も、同じくアンカーボルトの芯ずれを修正する別の従来方法を図示したものであり、図示するようにベースプレート23のアンカーボルト貫通孔25がアンカーボルト21の径に比べてかなり大きく形成されている。
また、アンカーボルト貫通孔25内のアンカーボルト21周囲の空隙に三日月形に形成された大小2つの調整材28と29がそれぞれ挿入されている。さらに、調整材28と29の上にアンカーボルト貫通孔25の径より大きいサイズの押えプレート30が取り付けられている。
押えプレート30はアンカーボルト貫通孔(図省略)を有し、当該アンカーボルト貫通孔をアンカーボルト21が貫通し、そして、押えプレート30の上からアンカーボルト21に固定ナット(図省略)が締結されている。
さらに、特許文献1には、基礎から立ち上るアンカーボルトをベースプレートに形成されたボルト孔に貫通させ、当該アンカーボルトに複数の隙間調整リングを取り付け、その後から押えプレート付きナットを締め付けて基礎の上にベースプレートを固定する方法が開示されている。
特に、ベースプレートのボルト孔はアンカーボルトの径より大きく形成され、当該ボルト孔の周囲にボルト孔より大きい内径の座ぐり穴が形成されている。
また、隙間調整リングは、三日月状に形成された複数のリング部材(大径の第1リングと小径の第2リング)から構成され、当該複数のリング部材は、小径のリング部材の外側に大径のリング部材を順に外接させて座ぐり穴内に嵌め込まれている。この場合、複数のリング部材によって座ぐり孔内の隙間がすべて埋められることで、アンカーボルトにベースプレートが固定される。
また、特許文献2には、ベースプレートのボルト孔と当該ボルト孔を貫通するアンカーボルトとの間の芯ずれの度合に応じて形成された偏芯金物を用いて、ベースプレートのボルト孔とアンカーボルト間の芯ずれを修正する方法が開示されている。
偏芯金物は、ベースプレートの厚さと同等の高さを有し、かつボルト孔に挿入可能な短柱状に形成され、さらにボルト孔とアンカーボルトとの間の芯ずれ度合に応じた位置にボルト孔が形成されている。
また、偏芯金物はベースプレートのボルト孔に挿入され、当該偏芯金物のボルト孔をアンカーボルトが貫通し、当該アンカーボルトに固定ナットが締結されている。
特開2012−110238号公報 特開2000−1916号公報
しかし、図7と図8に図示する芯ずれの修正方法では、ベースプレート23のアンカーボルト貫通孔25の横幅wが固定プレート26のアンカーボルト貫通孔の横幅より広いため、アンカーボルト21の側面はベースモルタルの上面から固定プレート26の下面まで(図8の高さhの区間)接するものが無い。
そのため、地震力が図8の水平白矢印Hの方向に作用した場合、アンカーボルト21に作用する水平力P(黒矢印)は、固定プレート26からアンカーボルト21に伝達されるため、アンカーボルト21にはせん断力だけでなく、高さh×水平力Pの曲げモーメントが同時に作用することになり、その力に抵抗するためにはアンカーボルト21の径をより太くするか、高強度材を使用する必要があり、不経済となる場合があった。
また、固定プレート26の外周をベースプレート23に現場溶接によって固定する必要があり、しかも、ベースプレート23には補強用のリブプレート31が取り付けられており、当該リブプレート31と固定プレート26との隙間は狭く、かつ溶接棒が入りにくい場合もあるので、施工性が悪くかなりの施工手間を要する等の課題があった。
また、図9に図示する修正方法では、ベースプレート23のアンカーボルト貫通孔25の形状が円形の場合にしか適用できないため、本発明の課題である長孔などのルーズ孔への適用は不可能であった。
さらに、特許文献1に開示された方法も、円形に形成された座ぐり穴内のアンカーボルト周囲の隙間を隙間調整リングによって埋める方法であるため、一方向に長い長孔のようなルーズ孔には適用できない。
また、特許文献2に開示された方法においても、アンカーボルトの芯ずれをベースプレートの丸いボルト孔の中で吸収することが目的なので、長孔状のルーズ孔には適用できない。さらに、偏心金物をアンカーボルトの位置ずれに応じて、複数種類を予め準備しておく必要がある等の課題がある。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、建物や橋梁などの構造物において、上部構造体を下部構造体にアンカーボルトによって設置する際に、アンカーボルトにある程度の芯ずれがあっても、上部構造体を下部構造体の正規位置に簡易迅速に固定することができ、かつ上部構造体と下部構造とが相対的に一方向(図1の矢印方向)にのみ水平変位できるようにすることにより、地震力による下部構造体の揺れが上部構造体に伝わり難くして、地震力による上部構造体への影響を軽減できるようにした構造体の支承部構造を提供することを目的とするものである。
本発明は、建物や橋梁などの構造物における屋根架構体や橋桁などの上部構造体と、当該上部構造体を支える構造躯体や橋脚などの下部構造体との接点部に構成される構造体の支承部構造の発明であり、上部構造体の下部構造体との接点部に取り付けられたベースプレートのボルト貫通孔を、前記下部構造体に突設されたアンカーボルトが貫通し、当該アンカーボルトに固定ナットが締結され、前記アンカーボルト貫通孔は一方向に長く、その長軸方向と直交する方向の横幅は前記アンカーボルトの外径より幅広に形成され、当該アンカーボルト貫通孔に第一調整材が内接し、当該第一調整材に形成された第一貫通孔に第二調整材が内接し、当該第二調整材の偏芯する位置に形成された第二貫通孔を前記アンカーボルトが貫通し、かつ前記第一調整材と前記ベースプレートは前記アンカーボルト貫通孔の長軸方向に相対変位が可能とされていることを特徴とするものである。
例えば、図1に図示するように、建物の屋根架構体(上部構造体)をRC造躯体(下部構造体)の上にアンカーボルトによって設置する際、アンカーボルトにある程度の芯ずれがあっても、屋根架構体をRC造躯体上の正規位置に設置することができ、また、屋根架構体とRC造躯体が一方向(図1(a),(b)の矢印方向)に相対変位可能な構造とすることにより地震力によるRC造躯体の揺れが屋根架構体に伝達し難くして、地震力による屋根架構体への影響を軽減することができる。
第一調整材の第一貫通孔は、少なくともアンカーボルトの想定される芯ずれ寸法の2倍にアンカーボルトの外径を加算した内径に形成されていることが望ましい。また、第一調整材と第二調整材の上側に当該第一調整材と第二調整材を押え付けるための押えプレートを設置することで、第一調整材と第二調整材がアンカーボルト貫通孔から離脱するのを防止することができる。
また、押えプレートを第二調整材と一体に形成することにより、押えプレートと第二調整材を一回の作業で同時に取り付けることができて作業効率を高めることができる。さらに、押えプレートに第一調整材の上端部に嵌合する嵌合溝が形成されていることで、ベースプレートと第一調整材がアンカーボルト貫通孔の長軸方向に相対変位(スライド)した際に、押えプレートが回転してしまうのを防止することができる。
また、第一貫通孔内のアンカーボルト周囲の空隙に複数の線材を鉛直方向に充填して第二調整材とすることにより、アンカーボルトの微小な芯ずれも容易に修正することができ、またアンカーボルトの径が異なる場合にも容易に対処することができる。なお、線材にはPC鋼細線などの金属細線で、同一径のものや径の異なるものを混在させたもの等を利用することができる。
また、第一調整材の第一貫通孔はアンカーボルト貫通孔の長軸方向と直交する方向に長い長孔に形成されてもよく、第一調整材の第一貫通孔は、少なくともアンカーボルトの想定されるずれ寸法の2倍にアンカーボルトの外径を加算した内径の長孔に形成してあれば、アンカーボルト貫通孔の長軸直角方向の芯ずれも確実に修正することができる。
本発明は、以上のような手段によるので、次のような効果がある。
(1) アンカーボルト2の芯ずれ対策が、ベースプレート4のアンカーボルト貫通孔5に第一調整材7と第二調整材9を挿入するだけで完了するので、従来のように、ベースプレート4のアンカーボルト貫通孔5を覆う固定プレート26を現場で溶接する作業が不要である。
(2) 従って、アンカーボルト2の芯ずれ対策が簡単かつ迅速に行えるので、経済的であり、かつ短工期施工が可能になる。
(3) アンカーボルト2の側面とアンカーボルト貫通孔5の側面との空隙は、第一調整材7と第二調整材9にて閉塞されるため、前記曲げモーメント(=高さh×水平力P、図8参照)は作用せず、ほぼせん断力のみとなる。よって、アンカーボルト2の直径をより太くしたり、高強度材を使用する必要がなくなり、経済的である。
本発明の第1実施形態であり、屋根架構体と屋根架構体を支えるRC造躯体との接点部に構成された構造体の支承部を図示したものであり、図1(a)は支承部の側立面図、図1(b)は図1(a)におけるイ−イ線断面図である。 図2(a)は、図1(b)におけるロ部拡大図、図2(b)は図2(a)におけるハ−ハ線断面図、図2(c)は第一調整材、第二調整材および押えプレートの斜視図である。 本発明の第2実施形態であり、図3(a)は、図1(b)におけるロ部拡大図、図3(b)は図3(a)におけるハ−ハ線断面図、図3(c)は第一調整材、一体に形成された第二調整材と押えプレートの斜視図である。 本発明の第3実施形態であり、図4(a)は、図1(b)におけるロ部拡大図、図4(b)は図4(a)におけるハ−ハ線断面図、図4(c)は第一調整材、第二調整材および押えプレートの斜視図である。 本発明の第4実施形態であり、図5(a)は、図1(b)におけるロ部拡大図、図5(b)は図5(a)におけるハ−ハ線断面図、図5(c)は第一調整材と押えプレートの斜視図である。 屋根架構体と屋根架構体を支えるRC造躯体との接点部に構成された従来の構造体支承部の縦断面図である。 図6におけるイ−イ線断面図である。 図7における二−二線断面図である。 屋根架構と屋根架構を支える下部構造体との接点部に構成された従来の構造体支承部の一部水平断面である。
図1と図2は本発明の第1の実施形態であり、建物の屋根架構体(上部構造体)と当該屋根架構体を支えるRC造躯体(下部構造体)との接点部に構成された構造体の支承部を図示したものである。
図1と図2において、RC造躯体1の上端部に複数のアンカーボルト2が突設され、屋根架構体3のRC造躯体1との接点にはベースプレート4が取り付けられ、当該ベースプレート4に複数のアンカーボルト貫通孔5が形成されている。
ベースプレート4は矩形板状に形成され、その上面の中心を通る位置に補強目的のリブプレート6がベースプレート4の長辺方向と短辺方向に平面十字形状に連続して取り付けられている。
アンカーボルト貫通孔5は、ベースプレート4の各コーナ部に当該ベースプレート4の長辺方向に長い矩形状に形成されている。各アンカーボルト貫通孔5の横幅は、アンカーボルト2の径に予め想定されたアンカーボルト2の芯ずれ寸法の2倍程度の長さを加えた幅に形成され、これにより各アンカーボルト貫通孔5はベースプレート4の長辺方向に長軸を有する矩形状のルーズ孔になっている。
このように形成された各アンカーボルト貫通孔5内に第一調整材7が設置され、当該第一調整材7に形成された第一貫通孔8(図2(c)参照)に第二調整材9が設置されている。さらに、第二調整材9に形成された第二貫通孔10(図2(c)参照)をアンカーボルト2が貫通している。
第一調整材7は、ベースプレート4の厚さと同等の高さを有する略直方体形に形成され、また平面形状上、対角線方向の長さがアンカーボルト貫通孔5の横幅より長く形成され、これにより第一調整材7はアンカーボルト貫通孔5内にあってアンカーボルト2を軸に回転することなく、長軸方向にスライド可能となっている。第一貫通孔8はアンカーボルト2の外径より大きい円形のルーズ孔に形成されている。
第二調整材9は、ベースプレート4の厚さおよび第一調整材7の高さと同等の高さに形成され、かつ第一調整材7の第一貫通孔8に内接する外径の短円柱状に形成されている。また、第二貫通孔10は第二調整材9の中心から所定距離偏芯した位置に形成されている。なお、図2(c)に図示するように、第二貫通孔10は側部が開口した状態に形成されていてもよい。
なお、アンカーボルト貫通孔5内に第一調整材7を設置する際、アンカーボルト2がアンカーボルト貫通孔5を貫通していれば、第一貫通孔8がルーズ孔であることから、第一調整材7はアンカーボルト2の貫通する位置に容易に設置することができる。
また、アンカーボルト貫通孔5内に設置された第一調整材7の第一貫通孔8内に第二調整材9を設置する際、第二貫通孔10とアンカーボルト2の位置がずれている場合は、第二調整材9をアンカーボルト2を軸にその円周方向に回すと同時に、第一調整材7をアンカーボルト貫通孔5の長軸方向にスライドさせて、第二調整材9と第一貫通孔8の中心を一致させることで、第二調整材9は第一貫通孔8内に容易に挿入して設置することができる。
このようにして、第一調整材7と第二調整材9がアンカーボルト貫通孔5内に設置された後、ベースプレート4の上に押えプレート11が第一調整材7と第二調整材9を上から押え付けるように設置されている。
押えプレート11は、図2に図示のように、ベースプレート4のアンカーボルト貫通孔5の長軸直角方向の幅(以下「横幅」)より大きい径をした円形板状に形成され、その中心部に貫通孔12が形成されている。そして、当該貫通孔12をアンカーボルト2が貫通し、当該アンカーボルト2に固定ナット13が二重に締結されている。
なお、ベースプレート4の浮上りを防止するためには、押えプレート11は、アンカーボルト2が第一貫通孔8のどの位置にあっても、アンカーボルト貫通孔5の横幅より常に大径に形成されている必要があり、そのため、押えプレート11は第二調整材9の外径の2倍程度の径に形成されていることが望ましい。
また、図2(a)に図示するように、押えプレート11のリブプレート6寄りの部分のように、第一調整材7の縁端から大きく突出する場合(寸法S)があるので、第一調整材7がリブプレート6に最接近した状態でも、押えプレート11とリブプレート6間の距離Lは零以上となるように、アンカーボルト2の位置とアンカーボルト貫通孔5の長さが設定されていることが望ましい。
したがって、押えプレート11のリブプレート6寄りの第一調整材7の縁端から突出した分(寸法S)だけ、ベースプレート4の長辺方向の寸法が長くなっている。
以上の構成によりベースプレート4の各コーナ部がRC造躯体1の上に設置されている。そして、ベースプレート4のアンカーボルト貫通孔5が一方向(図1(b)、図2(b)の矢印方向)に長い長孔に形成され、かつベースプレート4と第一調整材7とがアンカーボルト貫通孔5の長軸方向にのみ相対的にスライド可能なことにより、RC造躯体1とベースプレート4とが一方向にのみ相対的に水平変位することで、地震力によるRC造躯体1の揺れが屋根架構体3に伝わり難くいため、地震力の屋根架構体3への影響を軽減することができる。
なお、アンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する側の内側面が第一調整材7に押し付けられた状態で、ベースプレート4と第一調整材7とがアンカーボルト貫通孔5の長軸方向(図1(a))の矢印方向)に相対的にスライドすると、摩擦力により第一調整材7はアンカーボルト2を中心に回転しようとするが、第一調整材7の対角線方向の長さがアンカーボルト貫通孔5の横幅より長いため、第一調整材7が回転してしまうことはない。
仮に、第一調整材7が円柱状であるか、もしくは第一調整材7がなく円柱状の第二調整材9のみであれば、円柱状の第一調整材7もしくは第二調整材9がアンカーボルト2を回転軸に偏芯回転を起こして、アンカーボルト2とアンカーボルト貫通孔5の内側面との隙間に楔のように割り込もうとするため、RC造躯体1とベースプレート4とが相対的に一方向(図1(b)、図2(a)の矢印方向)に相対的に水平変位できなくなり、地震力の屋根架構体3への影響を軽減することはできない。
なお、アンカーボルト貫通孔5の横幅方向側の内側面と対向する第一調整材7の両側面が、アンカーボルト貫通孔5の横幅方向側の両内側面とほぼ内接するように、即ち隙間を大きくし過ぎないように形成してあれば、第一調整材7はアンカーボルト貫通孔5内で回転しないことはもとより、アンカーボルト貫通孔5の長軸方向にスムーズにスライドすることが可能になり、これによりRC造躯体1とベースプレート4とが相対的に一方向(図1の矢印方向)に水平変位して、地震力の屋根架構体3への影響を軽減することができる。
また、アンカーボルト貫通孔5内におけるアンカーボルト2の側面とアンカーボルト貫通孔5の内側面との空隙は、第1閉塞材4と第2閉塞材5によって埋められているため、図8に図示するような曲げモーメント(=高さh×水平力P)は作用せず、ほぼせん断力Pのみとなる。よって、アンカーボルト2の直径をより太くしたり、高強度材を使用する必要がなくなり、きわめて経済的である。
図3(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態であり、第二調整材9と押えプレート11とが同心円状に一体的に形成されている。また、第二調整材9の第二貫通孔10と押えプレート11の貫通孔12は、第二調整材9および押えプレート11の中心より一定距離偏芯した位置に連通して形成されている。
第二調整材9と押えプレート11がこのように形成されていることで、第二調整材9と押えプレート11を一回の作業で取り付けることが可能になり作業性が向上する。
また、図示するように、第一調整材7の縁から押えプレート11の縁までの突出寸法(寸法S)を第一の実施形態で説明したものより短くすることができ、これによりアンカーボルト貫通孔5の長軸方向の長さが第1の実施形態で説明したものと同じであっても、アンカーボルト2の位置を第1の実施形態で説明したものよりもリブプレート6寄りに近付けることができるので、ベースプレート4のスライド方向の寸法を短くできるという利点がある。
図4(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態であり、第一調整材7と第二調整材9は、ベースプレート4の上面より上端部が若干突出するようにベースプレート4の厚さより若干高い寸法に形成されている。
また、押えプレート11は、アンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向に長い矩形板状に形成され、貫通孔12もアンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向に長軸を有する長孔に形成されている。
また、貫通孔12は、押えプレート11の中心からアンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向の片方向に、アンカーボルト2の想定される芯ずれ寸法の1倍をアンカーボルト2の直径に加算した長さに形成されている。そして、アンカーボルト2が反対方向にずれたときは、押えプレート11を水平面内で180°回転させることでアンカーボルト2と貫通孔12の位置合せを容易に行うことができる。
さらに、押えプレート11の下面には真下に開口する嵌合凹部14が形成され、当該嵌合凹部14にベースプレート4の上面より突出した第一調整材7の上端部が嵌合されている。これによりベースプレート4と第一調整7とがアンカーボルト貫通孔5の長軸方向に相対的にスライドしても押えプレート11が回転することはない。
なお、貫通孔12の長さを施工誤差などによって想定されるアンカーボルト2のずれ寸法の2倍程度をアンカーボルト2の径に加算した長さとした場合(図示せず)の貫通孔12の位置は、押えプレート11の中心とする。この場合は、アンカーボルト2が逆方向に芯ずれした場合でも、押えプレート11を水平方向に180°反転させなくてもよいが、貫通孔12の全体を覆うようにワッシャーの直径を大きくするのが望ましい。
押えプレート11がこのような形状であるため、第一調整材7の縁端から押えプレート11の縁端までの突出寸法(寸法S)を、第一の実施形態で説明した押えプレート11の場合よりも短くできるので、アンカーボルト2の軸芯とリブプレート6との距離を縮めることができ、ベースプレート4のスライド方向(アンカーボルト貫通孔5の長軸方向)の寸法を短くできる等の利点がある。
図5(a)〜(c)は本発明の第4の実施形態であり、第一調整材7の第一貫通孔8は、アンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向に長い長孔に形成されている。
押えプレート11は、アンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向に長い矩形板状に形成され、貫通孔12も第一調整材7の第一貫通孔8と対応するようにアンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向に長い長孔に形成されている。
第一貫通孔8と貫通孔12は、アンカーボルト2の直径に施工誤差などにより想定されるアンカーボルト2の芯ずれ寸法の2倍程度を加算した長さの長孔に形成されている。
第二調整材9は、鋼線などの金属線からなる複数の線材から形成されている。当該線材は第一貫通孔8の深さに貫通孔12の深さを加えた深さに相当する長さに形成されている。
そして、前記線材は、第一貫通孔8および貫通孔12を貫通したアンカーボルト2の周囲が完全に埋まるように鉛直方向に多数挿入されている。前記線材は、第一貫通孔8とボルト孔12内に連続して挿入されているので、RC造躯体1とベースプレート4とが相対的に水平変位する際に、押えプレート11が回転してしまうのを防止する。
また、押えプレート11の貫通孔12が長孔に形成されていることにより、第一貫通孔8と貫通孔12に第二調整材9として挿入された多数の線材の上端部が一部露出するため、押えプレート11の上にワッシャー兼用押えプレート15が重ねて設置されている。
ワッシャー兼用押えプレート15は貫通孔12の上面を覆う大きさの円形板状に形成され、中心部に形成された貫通孔(図省略)をアンカーボルト2が貫通している。
また、第一調整材7の第一貫通孔8と押えプレート11の貫通孔12がアンカーボルト貫通孔5の長軸方向と直交する方向に長い長孔に形成されているため、第一調整材7の縁端から押えプレート11までの突出寸法Sを、第1〜第3の実施形態で説明した押えプレートの場合よりも短くすることができる。
また、第一貫通孔8と貫通孔12が、アンカーボルト2の想定される芯ずれ寸法の2倍程度の寸法をアンカーボルト2の直径に加算した長さに形成されているので、貫通孔12の全体を覆うため、第一調整材7の縁からのワッシャー兼用押えプレート15の突出寸法(図5(a)に図示の寸法S’)の方が押えプレート11の突出寸法Sよりも大きくなる場合がある。そのため、リブプレート6との距離Lは、ワッシャー兼用押えプレート15との距離(S’)を考慮するのが望ましい。
本発明は、建物や橋梁などの構造物における上部構造体を下部構造体にアンカーボルトによって設置する際に、アンカーボルトにある程度の芯ずれがあっても、上部構造体を下部構造体の正規位置に、かつ溶接によらないで設置できるようにして、簡易かつ迅速な現場施工を実現し、現場作業の効率化とコスト削減を図り、また上部構造体と下部構造とが相対的に一方向(図1(b)、図2(b)の矢印方向)にのみ水平変位が可能な構造とすることにより地震力による下部構造体の揺れが上部構造体に伝わり難くして、地震力による上部構造体への影響を軽減することができる。
1 RC造躯体(下部構造体)
2 アンカーボルト
3 屋根架構体(上部構造体)
4 ベースプレート
5 アンカーボルト貫通孔
6 リブプレート
7 第一調整材
8 第一貫通孔
9 第二調整材
10 第二貫通孔
11 押えプレート
12 貫通孔
13 固定ナット
14 嵌合凹部
15 ワッシャー兼用押えプレート
20 RC造躯体
21 アンカーボルト
22 屋根架構体
23 ベースプレート
24 固定ナット
25 アンカーボルト貫通孔
26 固定プレート
27 アンカーボルト貫通孔
28 調整材
29 調整材
30 押えプレート

Claims (6)

  1. 上部構造体の当該上部構造体を支える下部構造体との接点部に取り付けられたベースプレートのアンカーボルト貫通孔に、前記下部構造体に突設されたアンカーボルトが貫通し、当該アンカーボルトに固定ナットが締結されてなる構造体の支承部構造において、前記アンカーボルト貫通孔は前記構造体の一方向に長く、その長軸方向と直交する横幅は前記アンカーボルトの外径より幅広に形成され、当該アンカーボルト貫通孔に第一調整材が内接し、当該第一調整材に形成された第一貫通孔に第二調整材が内接し、当該第二調整材の偏芯する位置に形成された第二貫通孔を前記アンカーボルトが貫通し、かつ前記第一調整材と前記ベースプレートは前記アンカーボルト貫通孔の長軸方向に相対変位が可能とされていることを特徴とする構造体の支承部構造。
  2. 請求項1記載の構造体の支承部構造において、第一調整材の第一貫通孔は、少なくともアンカーボルトの想定される芯ずれ寸法の2倍にアンカーボルトの外径を加算した内径に形成されており、第一調整材と第二調整材の上側に当該第一調整材と第二調整材を押え付けるための押えプレートが設置されていることを特徴とする構造体の支承部構造。
  3. 請求項2記載の構造体の支承部構造において、押えプレートは、第二調整材と一体に形成されていることを特徴とする構造体の支承部構造。
  4. 請求項2記載の構造体の支承部構造において、押えプレートに第一調整材の上端部に嵌合する嵌合溝が形成されていることを特徴とする構造体の支承部構造。
  5. 上部構造体の当該上部構造体を支える下部構造体との接点部に取り付けられたベースプレートのアンカーボルト貫通孔に、前記下部構造体に突設されたアンカーボルトが貫通し、当該アンカーボルトに固定ナットが締結されてなる構造体の支承部構造において、前記アンカーボルト貫通孔は前記構造体の一方向に長く、その長軸方向と直交する方向の横幅は前記アンカーボルトの外径より幅広に形成され、当該アンカーボルト貫通孔に第一調整材が内接し、当該第一調整材に形成された第一貫通孔を前記アンカーボルトが貫通し、前記第一貫通孔内のアンカーボルト周囲の空隙に複数の線材を鉛直方向に充填することにより第二調整材が形成され、前記第一調整材の第一貫通孔は前記アンカーボルト貫通孔の長軸方向と直交する方向に長い長孔に形成され、かつ前記第一調整材と前記ベースプレートとは前記アンカーボルト貫通孔の長軸方向に相対変位が可能とされていることを特徴とする構造体の支承部構造。
  6. 請求項5記載の構造体の支承部構造において、第一調整材の第一貫通孔は、少なくともアンカーボルトの想定されるずれ寸法の2倍にアンカーボルトの外径を加算した内径の長孔に形成されており、第一調整材および第二調整材の上側に当該第一調整材と第二調整材を押え付けるための押えプレートが設置されていることを特徴とする構造体の支承部構造。
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