JP2021185291A - 柱梁接合方法 - Google Patents

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Yuya Azuma
満 樋口
Mitsuru Higuchi
光平 岸本
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【課題】鉄筋コンクリート造柱と鉄骨造梁との柱梁接合方法において、鉄筋コンクリート造柱の上端面に対して簡単且つ正確に鉄骨造梁の仕口部を設置するための技術を提供する。【解決手段】鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11aに当該上端面11の中央部11bよりも低位な低位部14を形成し、仕口部21を鉄筋コンクリート造柱10の上端面11に設置するにあたり、堰板部30の下端部30aを低位部14に載置させる。【選択図】図3

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造柱の上端面に鉄骨造梁の仕口部を設置し、前記仕口部の周囲を前記鉄骨造梁に固定された堰板部で囲って当該囲われた空間にコンクリートを打設する柱梁接合方法に関する。
鉄筋コンクリート造の鉄筋コンクリート造柱の上端面に鉄骨造の仕口部を設置する柱梁接合方法では、一般的に、その仕口部の周囲を当該仕口部に固定された堰板部で囲って当該堰板部に囲われた空間にコンクリートが打設される(例えば、特許文献1、2)を参照。
特許6512431号公報 特開2008−291567号公報
このような柱梁接合方法では、鉄筋コンクリート造柱の上端面における水平方向での仕口部の位置決めを正確に行うための作業に手間がかかるという問題がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、鉄筋コンクリート造柱と鉄骨造梁との柱梁接合方法において、鉄筋コンクリート造柱の上端面に対して簡単且つ正確に鉄骨造梁の仕口部を設置するための技術を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、鉄筋コンクリート造柱の上端面に鉄骨造梁の仕口部を設置し、前記仕口部の周囲を前記鉄骨造梁に固定された堰板部で囲って当該囲われた空間にコンクリートを打設する柱梁接合方法であって、
前記鉄筋コンクリート造柱の上端面の周縁部に当該上端面の中央部よりも低位な低位部を形成し、
前記仕口部を前記鉄筋コンクリート造柱の上端面に設置するにあたり、前記堰板部の下端部を前記低位部に載置させる点にある。
本構成によれば、鉄骨造梁の仕口部を鉄筋コンクリート造柱の上端面に設置するにあたり、その上端面の周縁部に形成された低位部に鉄骨造梁に固定された堰板部の下端部を載置させる形態で、鉄筋コンクリート造柱の上端面における水平方向での鉄骨造梁の仕口部の位置決めを簡単且つ正確に行うことができる。
従って、本発明により、鉄筋コンクリート造柱と鉄骨造梁との柱梁接合方法において、鉄筋コンクリート造柱の上端面に対して簡単且つ正確に鉄骨造梁の仕口部を設置するための技術を提供することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記堰板部を、水平断面において前記鉄筋コンクリート造柱の外形と略一致する外形を有する筒状に配置し、
前記低位部の幅を、前記堰板部の厚みの2倍未満に設定する点にある。
本構成によれば、筒状に配置された堰板部の外周面を鉄筋コンクリート造柱の外周面と略面一の状態となるように、堰板部の下端部を鉄筋コンクリート造柱の上端面の周縁部に形成された低位部に載置させることができる。そして、この状態において、鉄筋コンクリート造柱の上端面において低位部から中央部にせり上がるテーパー面との角部と堰板部の内面との隙間の幅が堰板部の厚み未満となる。よって、低位部に下端部が載置された堰板部の位置がずれた場合であっても、その内面が角部に当接することでずれ幅が堰板部の厚み未満に制限されるので、当該堰板部が低位部の外方に脱落することを回避することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記鉄筋コンクリート造柱の上端面において、前記低位部を前記中央部よりも平滑に形成する点にある。
本構成によれば、鉄筋コンクリート造柱の上端面において、中央部よりも平滑な低位部に堰板部の下端部が載置されるので、当該堰板部及びそれが固定された鉄骨造梁の仕口部のレベル調整及び姿勢調整を簡単且つ正確に行うことができる。また、鉄筋コンクリート造柱の上端面において中央部が低位部よりも粗い面とされていることで、後に打設されるコンクリートとの継ぎ目における密着性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る柱梁接合構造の断面図 図1に示す柱梁接合構造における低位部の拡大断面図 図1に示す柱梁接合構造における堰板部の位置ずれ状態を説明する図
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示す柱梁接合構造100は、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11に鉄骨造梁20の仕口部21を設置し、仕口部21の周囲を鉄骨造梁20に固定された堰板部30で囲って当該囲われた空間50にコンクリート51を打設する柱梁接合方法を実施して構築されたものとして構成されている。
即ち、鉄骨造梁20はH形鋼で構成されており、その鉄骨造梁20には、当該梁20の長手方向に対して板面を直行させた姿勢で配置された平鋼からなる堰板部30が溶接接合されている。
堰板部30は、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の直上であって当該上端面11から上方に突出する主筋15が通る空間50の外周を囲う状態で配置されている。
鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11aは、当該上端面11の中央部11bよりも低位な低位部14として形成されている。すなわち、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11a全体には、内方よりも外方が低い状態の段差が設けられており、その段差の低い部分が低位部14となる。
そして、鉄骨造梁20の仕口部21を鉄筋コンクリート造柱10の上端面11に設置するにあたり、鉄骨造梁20に固定された堰板部30の下端部30aが、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11aに形成された低位部14に載置される。このことにより、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11における水平方向での鉄骨造梁20の仕口部21の位置決めが簡単且つ正確に行われることになる。
図2に示すように、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11aに低位部14を形成する方法としては、例えば鉄筋コンクリート造柱10を構成するコンクリート打設時に低位部14の対応箇所に目地棒55を予め設けておき、打設したコンクリートの硬化後にその目地棒55を取り除くことで、低位部14を形成することができる。
更に、低位部14の底面には均しモルタル54が敷設されており、その均しモルタル54の上面は上端面11の中央部11bよりも平滑に形成されている。この構成により、堰板部30及びそれが固定された鉄骨造梁20の仕口部21のレベル調整及び姿勢調整が簡単且つ正確に行われることになる。また、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11において中央部11bが低位部14よりも粗い面とされていることで、後に打設されるコンクリート51(図1参照)との継ぎ目における密着性が向上されることになる。
尚、本実施形態では、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11において低位部14を中央部11bよりも平滑に形成したが、低位部14及び中央部11bの平滑度については適宜変更可能である。
鉄骨造梁20に固定された堰板部30は、水平断面において鉄筋コンクリート造柱10の外形と略一致する外形を有する筒状に配置されている。即ち、堰板部30は、平面視において環状に連接されており、その連接された堰板部30全体の平面視での外形が、鉄筋コンクリート造柱10の平面視での外形と略同じものとされている。
よって、図3(a)に示すように、堰板部30の外周面30aを鉄筋コンクリート造柱10の外周面10cと略面一の状態となるように、堰板部30の下端部30aを鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11aに形成された低位部14に載置させることができる。
そして、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11の周縁部11aに形成された低位部14の幅d14は、堰板部30の厚みd30の2倍未満に設定されている。
この構成により、図3(a)の状態では、鉄筋コンクリート造柱10の上端面11において低位部14から中央部11bにせり上がるテーパー面との角部14aと堰板部30の内面との隙間の幅は堰板部30の厚みd30よりも小さくなる。
よって、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に変化して、堰板部30の位置が水平方向にずれた場合であっても、その堰板部30の内面が角部14aに当接することで、堰板部30の水平方向へのずれ幅mが堰板部30の厚みd30未満に制限されることになる。よって、角部14aに対して内面が当接した堰板部30(図3(b)の左側の堰板部30)とは反対側の堰板部30(図3(b)の右側の堰板部30)については、外方へのずれ幅mが堰板部30の厚みd30未満であることから、低位部14の外方に脱落することが回避されることになる。
尚、本実施形態では、堰板部30を水平断面において鉄筋コンクリート造柱10の外形と略一致する外形を有する筒状に配置したが、堰板部30の配置については適宜変更可能であり、例えば、鉄筋コンクリート造柱10の外形よりも若干小さい外形を有する筒状に構成することもできる。この場合においても、低位部14の幅d14を堰板部30の厚みd30の2倍未満に設定すれば、堰板部30の低位部14の外方への堰板部30の脱落を回避することができる。また、本実施形態において、低位部14の幅d14や堰板部30の厚みd30についても、堰板部30の低位部14の外方への堰板部30の脱落を許容できる範囲内において適宜変更可能である。
10 鉄筋コンクリート造柱
10 柱
11 上端面
11a 周縁部
11b 中央部
14 低位部
14a 角部
20 鉄骨造梁
20 梁
21 仕口部
30 堰板部
30a 下端部
50 空間
51 コンクリート
100 柱梁接合構造
d30 厚み
m ずれ幅

Claims (3)

  1. 鉄筋コンクリート造柱の上端面に鉄骨造梁の仕口部を設置し、前記仕口部の周囲を前記鉄骨造梁に固定された堰板部で囲って当該囲われた空間にコンクリートを打設する柱梁接合方法であって、
    前記鉄筋コンクリート造柱の上端面の周縁部に当該上端面の中央部よりも低位な低位部を形成し、
    前記仕口部を前記鉄筋コンクリート造柱の上端面に設置するにあたり、前記堰板部の下端部を前記低位部に載置させる柱梁接合方法。
  2. 前記堰板部を、水平断面において前記鉄筋コンクリート造柱の外形と略一致する外形を有する筒状に配置し、
    前記低位部の幅を、前記堰板部の厚みの2倍未満に設定する請求項1に記載の柱梁接合方法。
  3. 前記鉄筋コンクリート造柱の上端面において、前記低位部を前記中央部よりも平滑に形成する請求項1又は2に記載の柱梁接合方法。
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