JP2017065550A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の衝突時におけるピニオンギヤとセクタギヤとの噛合が外れることを、セクタギヤを大型化することなく抑制可能なフロントバーチカル機構を構成する。【解決手段】第2リフト機構50は、一方のロアアーム20に回転可能に取着されたピニオンギヤ52と、ピニオンギヤ52と噛合されるとともにリンク部材12に作動的に連結するセクタギヤ53と、セクタギヤ53の回転中心となるように連結されるとともにロアアーム20に回転可能に軸支され、セクタギヤ53に伝達される駆動力をリンク部材12の一方から他方に伝達するトルクロッド54と、一端がトルクロッド54に回転可能に支持され、他端がロアアーム20に固定され、一端と他端との間でピニオンギヤ52を回転可能に軸支する支持部材56と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、車両用シート装置に関する。
従来、シートクッションの高さを調整するリフト機構を備えた車両用シートがある。例えば、特許文献1に記載の車両用シートでは、リフト機構として、後方リンク部材には、セクタギヤを一体に設けた駆動リンク部材が構成されている。駆動リンク部材は、ロアアームに回転可能に支持されたセクタギヤと、セクタギヤに噛合いするピニオンギヤと、ピニオンギヤに軸承された押えブラケットと、セクタギヤに形成した長穴を挿通し一端をロアアームに連結され他端を押えブラケットに連結されたストッパピンを備えている。
従来技術では、衝突時に車両横方向からの荷重が入力された場合に、シートクッションの脱落を防止するため、一端がロアアームに固定され、他端がセクタギヤを介してロアアームに連結されているストッパピンに固定される押えブラケットが記載されている。この構造によると、押えブラケットは、ピニオンギヤ及びセクタギヤをロアアームに固定することができる。車両の衝突時に荷重が入力され、ロアアームが変形した場合、押えブラケットがピニオンギヤとセクタギヤを固定しているため、ピニオンギヤ及びセクタギヤの噛合が外れることを抑制することができる。しかしながら、ロアアームの車両の前側の高さを調整するフロントバーチカル機構に押えブラケットを設けようとすると、特許文献1の構成である押えブラケットの一端を固定するためのストッパピンをセクタギヤに取り付けるスペースを確保しなければならなく、従来のフロントバーチカル機構のセクタギヤよりも大型化にしなければならないという課題があった。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、フロントバーチカル機構を備える車両用シート装置において、車両の衝突時による荷重が入力しても、ピニオンギヤとセクタギヤとの噛合が外れることを抑制する押えブラケットを、セクタギヤを大型化することなくフロントバーチカル機構を構成することができる車両用シートを提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の課題解決手段は、車両のフロア又は前記フロア上に設けられた部材に回動自在に連結されるよう構成された左右一対のリンク部材と、前記リンク部材を介して配置される左右一対のロアアームと、前記ロアアームのいずれか一方に回転可能に取着され駆動源からの駆動力を伝達するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤと噛合されるとともに前記リンク部材のいずれか一方に作動的に連結するセクタギヤと、前記セクタギヤの回転中心となるように連結されるとともに前記ロアアームに回転可能に軸支され、前記ピニオンギヤから前記セクタギヤに伝達される駆動力を前記リンク部材の一方から他方に伝達するトルクロッドと、一端が前記トルクロッドに回転可能に支持され、他端が前記ロアアームに固定され、前記一端と前記他端との間で前記ピニオンギヤを回転可能に軸支する支持部材と、を備えることが望ましい。
上記構成によれば、支持部材は、一端がトルクロッドに回転可能に連結され、他端がロアアームに固定されている。すなわち、支持部材を設けるために、従来技術のようなストッパピンをセクタギヤに新たに構成をする必要がないため、セクタギヤを大型化せずに支持部材を設けることができる。
また、本発明の課題解決手段として、前記リンク部材は、前記セクタギヤにおける前記ピニオンギヤとの噛合部位と、前記トルクロッドとの連結部位との間に連結されていることが好ましい。
上記構成によれば、リンク部材とセクタギヤの連結部は、セクタギヤにおけるピニオンギヤとの噛合部位とトルクロッドとの連結部位との間に設けられている。本発明のフロントバーチカル機構は、セクタギヤがピニオンギヤによってトルクロッドを中心として回転し、トルクロッドの位置を上下方向に移動させることにより、ロアアームの前側の高さを調整する。すなわち、セクタギヤに設けられるピニオンギヤとの噛合部とトルクロッドと連結部との距離は、シートクッション高さを車両上下方向に調整するために所定の距離が必要となる。例えば、トルクロッドが、ピニオンギヤ及びリンク部材とセクタギヤの連結部との間に設けられる場合、ピニオンギヤ及びトルクロッドとの間には、所定の距離が必要となり、セクタギヤが本発明の構成よりも大型化してしまうという課題がある。したがって、本発明の構成によれば、セクタギヤの大型化を抑制することができる。
また、本発明の課題解決手段として、前記支持部材は、前記リンク部材をロアアームと挟持する第1支持部と、前記ピニオンギヤをロアアームと挟持する第2支持部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、車両の衝突時に車両横方向から荷重が入力された場合、第1支持部はリンク部材をロアアームとの間に挟んでいるため、リンク部材及びセクタギヤが車両横方向に移動することを抑制することができる。さらに、第2支持部はピニオンギヤをロアアームとの間に挟んでいるため、ピニオンギヤが車両幅横方向に移動することを抑制できる。したがって、車両の衝突時の荷重が入力された場合、ピニオンギヤおよびセクタギヤの噛合が外れることを抑制することができる。
また、本発明の課題解決手段として、前記支持部材は、前記第1支持部及び第2支持部の間に、該第1支持部及び該第2支持部の面が互いに平行にずれるよう屈曲された屈曲部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、ロアアームに対して、第1支持部及び第2支持部の間に互いの面が平行にずれる屈曲部を設けられている。すなわち、リンク部材とピニオンギヤがロアアームに対して段が形成されていても、第1支持部及び第2支持部との間にある屈曲部により、第1支持部材はリンク部材をロアアームとの間の隙間と、第2支持部はピニオンギヤをロアアームとの間の隙間を、それぞれ所定の距離に設定することができる。したがって、第1支持部材により、リンク部材及びセクタギヤが車両横方向に移動することをより抑制することができる。さらに、第2支持部材により、ピニオンギヤが車両横方向に移動することをより抑制できる。したがって、車両の衝突時の荷重が入力された場合、ピニオンギヤおよびセクタギヤの噛合が外れることをより抑制することができる。
また、本発明の課題解決手段は、前記トルクロッドは、前記トルクロッドの軸の外周に設けられ、前記支持部材と前記トルクロッドの軸方向において当接可能な突部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、車両の衝突時に車両横方向から荷重が入力された場合、支持部材がリンク部材の突部と当接することによって、支持部材及びロアアームとの間に挟みこんでいるピニオンギヤとセクタギヤの移動を抑制することができる。したがって、ピニオンギヤ及びセクタギヤの噛合が外れることをより確実に規制することができる。
また、本発明の課題解決手段は、前記支持部材の前記他端は、前記駆動部とともに前記ロアアームを共締めすることが好ましい。
上記構成によれば、ロアアームに対する支持部材の他端の固定位置と駆動部の固定位置とを共有化できる。これにより、少ないスペースで支持部材を配置することができる。
車両用シート装置において、車両の衝突時による荷重が入力しても、ピニオンギヤとセクタギヤとの噛合が外れることを少ないスペースで抑制することができる車両用シートを提供することができる。
図1に示すように、車両用シート装置1は、車両フロア2上に設けられたシートスライド機構11によって、車両前後方向(図1の矢印A方向)にスライド可能に配置されている。シートスライド機構11上には、車両前後及び左右に設けられたリンク部材12(12a、12b、12c、12d)を介して乗員が着座する座面を形成するシートクッション13及び背もたれ面を形成するシートバック14を備えている。シートバック14は、リクライニング機構22(図2に図示)を介して角度調整可能に連結されている。
シートクッション13を支持するロアアーム20には、ロアアーム20全体を車両上下方向に移動を可能とするリフタ機構としての第1リフト機構30が車両後方に設けられ、ロアアーム20の車両前側のみを車両上下方向に移動するフロントバーチカル機構としての第2リフト機構50が車両前方に配置されている。
車両前後方向に設けられた第1リフト機構30及び第2リフト機構50は、左右一対のロアアーム20に形成された貫通孔20a、20b、20c、20dに対して、両端部が回転可能に貫通するパイプ材からなる後方トルクロッド34及び前方トルクロッド54をそれぞれ備えている。
図2に示すように、シートスライド機構11は、車両フロア2上に固定され、車両前後方向に延在して配置される左右一対のロアレール15及びアッパレール16から構成されている。ロアレール15は、車両前後方向に延在する長尺状のもので、断面略U字状に形成されている。アッパレール16は、車両前後方向に延在する長尺状のもので、断面略T字状に形成され、ロアレール15に車両前後方向に摺動可能に係合されている。
アッパレール16上には、車両前後方向に前方アッパブラケット17及び後方アッパブラケット18が設けられている。この前方アッパブラケット17及び後方アッパブラケット18には、前方リンク部材12a及び後方リンク部材12bの下端が夫々回動自在に連結されている。
第1リフト機構30は、モータ(図示なし)が設けられて主動する第1リフト駆動部30aと、後方トルクロッド34を介して第1リフト駆動部30aに従動する後方リンク部材12dから構成されている。また、第2リフト機構50は、モータが設けられて主動する第2リフト駆動部50aと、前方トルクロッド54を介して第2リフト駆動部50aに従動する前方リンク部材12cから構成されている。なお、第1リフト機構30、第2リフト機構50は、本実施形態においては、車両外側に位置するロアアーム20に配置しているが、車両内側のロアアーム20に配置されてもよい。
図2及び図3に示すように、第2リフト駆動部50aは、前方リンク部材12a、前方ピニオンギヤ52、前方セクタギヤ53、前方トルクロッド54、前方支持部材56から構成されている。
前方ピニオンギヤ52は、ギヤボックス51に軸支され、ロアアーム20に設けられる第1挿通孔20eに挿通され、ロアアーム20に取着されている。前方ピニオンギヤ52は、ギヤボックス51に近い側に歯部52aを設けており、ギヤボックス51に対向する先端側に軸部52bを構成する。軸部52bは、後述する前方支持部材56の第3軸支孔56c(図3に図示)に軸支されている。前方ピニオンギヤ52は、ギヤボックス51を介してモータによって回転駆動される。
前方セクタギヤ53は、板状部材が扇状に形成されている。前方セクタギヤ53の円弧状の端部には歯部53aが形成され、前方ピニオンギヤ52の歯部52aと噛合している。また、前方セクタギヤ53の他端には貫通孔53bが形成されており、前方トルクロッド54が挿通されて溶接等によって固定されている。歯部53aは、前方トルクロッド54を中心とする円周上に配置されている。さらに、歯部53a及び貫通孔53bとの間には、前方リンク部材12aと連結するための連結孔53cが設けられている。前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aを連結させる連結ピン55の軸部55aが、前方セクタギヤ53の連結孔53cと前方リンク部材12aの上端に設けられる軸受孔57に挿通されている。これより、前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aが、連結ピン55によって回転自在に連結されている。さらに、前方リンク部材12aの下端は、ヒンジピン17aを介して前方アッパブラケット17及び前方リンク部材12aが回転自在に連結されている。
前方トルクロッド54は、例えば中空のパイプ材で形成されている。前方トルクロッド54の両端側の外周には、環状の突部54aが形成されている。前方トルクロッド54の一端は、左右のロアアーム20の一方に設けられる前方セクタギヤ53の貫通孔53bに挿通され、前方セクタギヤ53と溶接等によって固定されるように軸支されている。また、前方トルクロッド54の他端は、第2リンク駆動部50aが設けられていないロアアーム20に配置されるリンク部材(図示なし)を介して、前方リンク部材12cに連結されている。さらに、前方トルクロッド54の両端は、左右のロアアーム20に設けられている貫通孔20aに挿通され、貫通孔20aに対して回転自在に軸支されている。これより、モータの駆動力は、前方トルクロッド54を介して、一方のロアアーム20に設けられる第2リンク駆動部50aから他方のロアアーム20に配置される前方リンク部材12cへ伝達される。
前方支持部材56は、第1軸支孔56a、第2軸支孔56b、第3軸支孔56cが形成されている。第2軸支孔56bは、第1軸支孔56a及び第3軸支孔56cとの間に設けられている。また、前方支持部材56には、第1軸支孔56aを形成する面として第1支持部56d(本願発明「第1支持部」)、第2軸支孔56bを形成する面として第2支持部56e(本願発明「第2支持部」)、第3軸支孔56cを形成する面として第3支持部56fを形成されている。第1支持部56d及び第2支持部56eとの間には、両支持部56d,56eの面が互いに平行にずれるよう屈曲した第1屈曲部56g(本願発明「屈曲部」)が形成され、第2支持部56e及び第3支持部56fの間には、両支持部56e,56fの面が互いにずれるよう屈曲した第2屈曲部56hが形成されている。すなわち、前方支持部材56は、第1支持部56d、第2支持部56e及び第3支持部56fのそれぞれの面が互いに平行にずれるような階段状に屈曲する形状をなしている。これにより、図4に示すように、前方支持部材56の組付状態において、第1支持部56dが連結ピン55に近接し、第2支持部56eがピニオンギヤ52に近接し、第3支持部56fがロアアーム20に近接している。
また、前方支持部材56の第1軸支孔56aには、前方トルクロッド54が挿通されて回転自在に支持されている。第2軸支孔56bには、前方ピニオンギヤ52の軸部52bが軸承されている。第3軸支孔56cは、ロアアーム20に設けられる第2挿通孔20fに、ボルト(図示なし)及びナット(図示なし)によってギヤボックス51とともに共締めされている。なお、本実施例において、ギヤボックス51と前方支持部材56の他端とは、ボルト及びナットによって締結されているが、締結位置を共有していれば締結方法はこれに限らず、リベットでも溶接等であってもよい。
このようにして、図3及び図4に示すように、ロアアーム20に軸支される前方ピニオンギヤ52及び前方トルクロッド54は、ロアアーム20及び前方支持部材56を介して両側から固定される両持ち構造となる。すなわち、第2リフタ駆動部50aは、ロアアーム20及び前方支持部材56によって、支持されている。
さらに、図4に示すように、前方支持部材56の第1支持部56dは、前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aを連結させる連結ピン55に対して僅かな隙間があるように配置されている。また、前方支持部材56の第2支持部56eは、前方ピニオンギヤ52の軸部52bを軸受し、前方ピニオンギヤ52の歯部52aに対して僅かな隙間があるように配置されている。
次に、図5(a)及び(b)を用いて、第2リフト機構50(フロントバーチカル機構)におけるロアアーム20の車両前側を車両上下方向に移動させる動作について以下説明する。
図5(a)にフロントバーチカル機構におけるロアアーム20が最下位位置にある状態を表し、図5(b)にフロントバーチカル機構におけるロアアーム20が最上位位置にある状態を示す。ここから、ロアアーム20が最下位位置から最上位位置に移動する動作を説明する。
第2リフト機構50において、操作レバーまたは操作スイッチ(図示しない)によって、モータが駆動すると、前方ピニオンギヤ52にギヤボックス51を介してモータからの駆動力が伝達され、前方ピニオンギヤ52が図5(a)の時計回りに回転する。前方ピニオンギヤ52の歯部52a及び前方セクタギヤ53の歯部53aが噛合しているため、前方セクタギヤ53が前方トルクロッド54を軸中心として図5(a)の反時計回りに回転する。これにより、前方トルクロッド54の位置が車両上方向に移動するとともに、ロアアーム20が第1リンク駆動部30aと後方アッパブラケット18との連結点である支点Aを支点としてロアアーム20の車両前側が車両上方向に移動する。さらに、前方セクタギヤ53の位置が回転すると、前方セクタギヤ53に設けられる連結孔53cの位置は、前方リンク部材12aが連結孔53cに連動して動作する。前方トルクロッド54が前方ピニオンギヤ52によって車両上方向に移動する場合、前方トルクロッド54は、ロアアーム20の他方に設けられる前方リンク部材12cに駆動力を伝達させることができるため、他方の前方リンク部材12cも前方トルクロッド54によって第2リフト駆動部50aに連動して動作する。すなわち、左右に設けられるロアアーム20の車両前側が、車両上方向に移動する。第2リフト機構50において、ロアアーム20が最上位位置から最下位位置に移動する際は、前記ピニオンギヤが図5(a)の反時計回りに回転し、上記説明した反対の動作が行われる。
なお、第1リフト機構30においては、後方セクタギヤ33が動作することにより、後方トルクロッド34が車両上方向に移動する。このとき、前方リンク部材12aが第1リフト駆動部30aに連動して動作すると、平行リンク機構により、ロアアーム20全体が車両上下方向に移動する。したがって、第1リフト駆動部30aの駆動力が、後方トルクロッド34によって、後方リンク部材12dに駆動力を伝達させるため、左右に設けられるロアアーム20の全体が車両上下方向に移動する。
このようにして、本実施形態においては、第2リフト機構50によって、ロアアーム20の車両前側のみを車両上下方向に移動させることができ、第1リフト機構30によって、ロアアーム20全体を車両上下方向に移動させることが可能である。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)前方支持部材56は、一端が前方トルクロッド54に挿通されて回転自在に支持され、他端がロアアーム20に固定されている。第1リフタ駆動部30aにおいて、後方支持部材36を設けるためにストッパピン32を設けられている。すなわち、前方支持部材56の一端を前方トルクロッド54に軸支させることにより、第2リフタ駆動部50aにストッパピンのような新たな構成部品をする必要がない。したがって、前方セクタギヤ53を大型化せずに前方支持部材56を設けることができ、ピニオンギヤ52とセクタギヤ53との噛合が外れてしまうことを抑制できる。
(2)前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の軸である前方トルクロッド54は、ロアアーム20及び前方支持部材56との間に支持される構造となる。これより、ロアアーム20の変形等により、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の軸間の距離が変形しようとしても、前方支持部材56によって前方ピニオンギヤ52の軸が軸支されるとともに前方セクタギヤ53の軸である前方トルクロッド54が固定されているため、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の軸間の距離の変化を抑制することができる。すなわち、前方ピニオンギヤ52と前方セクタギヤ53との噛合に隙が生じることを抑制することができる。したがって、車両の衝突荷重が入力された際に、ロアアーム20に変形が生じても、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の噛合が外れてしまうことを規制できる。
(3)前方セクタギヤ53には、前方リンク部材12aとの連結する連結孔53cを、歯部53a及び前方トルクロッド54が挿通する挿通孔53bとの間に設けていることにより、前方セクタギヤの大型化を抑制することができる。
(4)車両の横方向から衝突等の荷重が入力された場合、前方ピニオンギヤ52と前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aがロアアーム20から離間しようとする。この場合、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の位置が互いにずれてしまい、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53との噛合が外れるおそれがある。これに対し、前方支持部材56には第1屈曲部56gが設けられ、これにより第1支持部56dが連結ピン55を介して前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aに対して僅かな隙間があるように配置(近接配置)され、第2支持部56eが前方ピニオンギヤ52の軸部52bを軸受し、前方ピニオンギヤ52の歯部52aに対して僅かな隙間があるように配置される。このため、車両の横方向からの荷重の入力があっても、前方リンク部材12a及び前方セクタギヤ53の位置が第1支持部材56d及びロアアーム20との間に規制され、前方ピニオンギヤ52の位置が第2支持部56eとロアアーム20との間に規制されることとなり、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53との噛合が外れることが抑制される。
(5)前方トルクロッド54の外周面には、前方支持部材56と当接可能な突部54aが突設されている。これにより、車両の横方向から衝突等の荷重が入力された場合、前方セクタギヤ53が前方トルクロッド54の軸方向に移動しようとしても、突部54aがあるため、前方セクタギヤ53の移動を規制することができる。したがって、前方セクタギヤ53及び前方ピニオンギヤ52との噛合が外れることをより確実に規制できる。
(6)前方支持部材56の一端は、ギヤボックス51とともにロアアーム20に共締めされる構成となっている。これにより、ロアアーム20に対する前方支持部材56の一端の固定位置とギヤボックス51の固定位置を共有化できるため、より少ないスペースで前方支持部材56を配置することが可能となる。
(1)前方支持部材56は、一端が前方トルクロッド54に挿通されて回転自在に支持され、他端がロアアーム20に固定されている。第1リフタ駆動部30aにおいて、後方支持部材36を設けるためにストッパピン32を設けられている。すなわち、前方支持部材56の一端を前方トルクロッド54に軸支させることにより、第2リフタ駆動部50aにストッパピンのような新たな構成部品をする必要がない。したがって、前方セクタギヤ53を大型化せずに前方支持部材56を設けることができ、ピニオンギヤ52とセクタギヤ53との噛合が外れてしまうことを抑制できる。
(2)前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の軸である前方トルクロッド54は、ロアアーム20及び前方支持部材56との間に支持される構造となる。これより、ロアアーム20の変形等により、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の軸間の距離が変形しようとしても、前方支持部材56によって前方ピニオンギヤ52の軸が軸支されるとともに前方セクタギヤ53の軸である前方トルクロッド54が固定されているため、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の軸間の距離の変化を抑制することができる。すなわち、前方ピニオンギヤ52と前方セクタギヤ53との噛合に隙が生じることを抑制することができる。したがって、車両の衝突荷重が入力された際に、ロアアーム20に変形が生じても、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の噛合が外れてしまうことを規制できる。
(3)前方セクタギヤ53には、前方リンク部材12aとの連結する連結孔53cを、歯部53a及び前方トルクロッド54が挿通する挿通孔53bとの間に設けていることにより、前方セクタギヤの大型化を抑制することができる。
(4)車両の横方向から衝突等の荷重が入力された場合、前方ピニオンギヤ52と前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aがロアアーム20から離間しようとする。この場合、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53の位置が互いにずれてしまい、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53との噛合が外れるおそれがある。これに対し、前方支持部材56には第1屈曲部56gが設けられ、これにより第1支持部56dが連結ピン55を介して前方セクタギヤ53及び前方リンク部材12aに対して僅かな隙間があるように配置(近接配置)され、第2支持部56eが前方ピニオンギヤ52の軸部52bを軸受し、前方ピニオンギヤ52の歯部52aに対して僅かな隙間があるように配置される。このため、車両の横方向からの荷重の入力があっても、前方リンク部材12a及び前方セクタギヤ53の位置が第1支持部材56d及びロアアーム20との間に規制され、前方ピニオンギヤ52の位置が第2支持部56eとロアアーム20との間に規制されることとなり、前方ピニオンギヤ52及び前方セクタギヤ53との噛合が外れることが抑制される。
(5)前方トルクロッド54の外周面には、前方支持部材56と当接可能な突部54aが突設されている。これにより、車両の横方向から衝突等の荷重が入力された場合、前方セクタギヤ53が前方トルクロッド54の軸方向に移動しようとしても、突部54aがあるため、前方セクタギヤ53の移動を規制することができる。したがって、前方セクタギヤ53及び前方ピニオンギヤ52との噛合が外れることをより確実に規制できる。
(6)前方支持部材56の一端は、ギヤボックス51とともにロアアーム20に共締めされる構成となっている。これにより、ロアアーム20に対する前方支持部材56の一端の固定位置とギヤボックス51の固定位置を共有化できるため、より少ないスペースで前方支持部材56を配置することが可能となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第2リフト機構50を車両前側に設けている。しかしながら、これに限らず、例えば車両前側と車両後側に夫々設けてもよい。また、第2リフト機構50を車両前側に配置して、車両後側は、例えばリンク部材を設けるような簡易な構成としてもよい。あるいは、第2リフト機構50を車両後側に配置して、車両前側に例えばリンク部材を設けるような簡易な構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1リフト機構30の後方支持部材36は、一端がロアアーム20に固定され、他端がセクタギヤに設けられるピンに固定されているが前方支持部材56のように、他端をトルクロッドに連結させてもよい。
・上記実施形態では、前方セクタギヤ53は、一端に歯部53a、端部に前方トルクロッド54と連結する貫通孔53b、歯部53a及び貫通孔53bとの間にリンク部材12aと連結する連結孔53cを設けられている。しなしながら、貫通孔53bの位置は歯部53a及び貫通孔53bとの間に限定されない。例えば、前方セクタギヤ53の一端に歯部、他端にリンク部材との連結孔、歯部と連結孔との間にトルクロッドと連結する貫通孔を設けてもよい。
・上記実施形態では、前方トルクロッド54の外周方向に支持部材56と当接可能な環状の突部54aが設けられている。しかしながら、突部54aは、前方支持部材56と当接して支持可能な形状であれば突部に限定されない。例えば、他の構成部品を前方トルクロッド54の外周に溶接等によって固定してもよい。
・上記実施形態では、前方トルクロッド54に設けられる突部54aは前方支持部材56の車両内側に設けられている。しかしながら、突部54aは、前方支持部材56を挟み込むように2箇所に設けてもよい。これにより、前方支持部材56は、前方トルクロッド54の突部54に挟み込まれ、車両横方向に荷重が入力してもより前方支持部材56の移動を抑制することができる。
・上記実施形態では、第2リフト機構50を車両前側に設けている。しかしながら、これに限らず、例えば車両前側と車両後側に夫々設けてもよい。また、第2リフト機構50を車両前側に配置して、車両後側は、例えばリンク部材を設けるような簡易な構成としてもよい。あるいは、第2リフト機構50を車両後側に配置して、車両前側に例えばリンク部材を設けるような簡易な構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1リフト機構30の後方支持部材36は、一端がロアアーム20に固定され、他端がセクタギヤに設けられるピンに固定されているが前方支持部材56のように、他端をトルクロッドに連結させてもよい。
・上記実施形態では、前方セクタギヤ53は、一端に歯部53a、端部に前方トルクロッド54と連結する貫通孔53b、歯部53a及び貫通孔53bとの間にリンク部材12aと連結する連結孔53cを設けられている。しなしながら、貫通孔53bの位置は歯部53a及び貫通孔53bとの間に限定されない。例えば、前方セクタギヤ53の一端に歯部、他端にリンク部材との連結孔、歯部と連結孔との間にトルクロッドと連結する貫通孔を設けてもよい。
・上記実施形態では、前方トルクロッド54の外周方向に支持部材56と当接可能な環状の突部54aが設けられている。しかしながら、突部54aは、前方支持部材56と当接して支持可能な形状であれば突部に限定されない。例えば、他の構成部品を前方トルクロッド54の外周に溶接等によって固定してもよい。
・上記実施形態では、前方トルクロッド54に設けられる突部54aは前方支持部材56の車両内側に設けられている。しかしながら、突部54aは、前方支持部材56を挟み込むように2箇所に設けてもよい。これにより、前方支持部材56は、前方トルクロッド54の突部54に挟み込まれ、車両横方向に荷重が入力してもより前方支持部材56の移動を抑制することができる。
1…車両用シート装置、2…車両フロア、11…シートスライド機構、12a,12b…前方リンク部材、12c,12d…後方リンク部材、13…シートクッション、14…シートバック、15…ロアレール、16…アッパレール、17…前方アッパブラケット、17a…ヒンジピン、18…後方アッパプラケット、20…ロアアーム、20a,20b,20c,20d…貫通孔、20e…第1挿通孔、20f…第2挿通孔、22…リクライニング機構、30…第1リフト機構、30a…第1リフト駆動部、32…後方ピニオンギヤ、33…後方セクタギヤ、33a…歯部、33b…長孔、34…後方トルクロッド、35…ストッパピン、36…後方支持部材、36a…軸支孔、50…第2リフト機構、50…第2リフト駆動部、51…ギヤボックス、52…前方ピニオンギヤ、52a…歯部、52b…軸部、53…前方セクタギヤ、53a…歯部、53b…貫通孔、53c…連結孔、54…前方トルクロッド、54a…突部、55…連結ピン、56…前方支持部材、56a…第1軸支孔、56b…第2軸支孔、56c…第3軸支孔、56d…第1支持部、56e…第2支持部、56f…第3支持部、56g…第1屈曲部、56g…第2屈曲部、57…軸受孔。
Claims (6)
- 車両のフロア又は前記フロア上に設けられた部材に回動自在に連結されるように構成された左右一対のリンク部材と、
前記リンク部材を介して配置される左右一対のロアアームと、
前記ロアアームのいずれか一方に回転可能に取着され駆動源からの駆動力を伝達するピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤと噛合されるとともに前記リンク部材のいずれか一方に作動的に連結するセクタギヤと、
前記セクタギヤの回転中心となるように連結されるとともに前記ロアアームに回転可能に軸支され、前記ピニオンギヤから前記セクタギヤに伝達される駆動力を前記リンク部材の一方から他方に伝達するトルクロッドと、
一端が前記トルクロッドに回転可能に支持され、他端が前記ロアアームに固定され、前記一端と前記他端との間で前記ピニオンギヤを回転可能に軸支する支持部材と、を備えたシートクッションの高さを調整する車両用シート装置。 - 前記リンク部材は、前記セクタギヤにおける前記ピニオンギヤとの噛合部位と、前記トルクロッドとの連結部位との間に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
- 前記支持部材は、
前記リンク部材をロアアームと挟持する第1支持部と、
前記ピニオンギヤをロアアームと挟持する第2支持部と、を備える請求項2に記載の車両用シート装置。 - 前記支持部材は、前記第1支持部及び第2支持部との間に、該第1支持部及び該第2支持部の面が互いに平行にずれるよう屈曲された屈曲部を備える請求項3に記載の車両用シート装置。
- 前記トルクロッドは、前記トルクロッドの軸の外周に設けられ、前記支持部材と前記トルクロッドの軸方向において当接可能な突部を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用シート装置。
- 前記支持部材の前記他端は、前記駆動部とともに前記ロアアームを共締めする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用シート装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015194621A JP2017065550A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 車両用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015194621A JP2017065550A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 車両用シート装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017065550A true JP2017065550A (ja) | 2017-04-06 |
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ID=58491346
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190152351A1 (en) * | 2017-11-17 | 2019-05-23 | Shiroki Corporation | Vehicle seat device |
KR102235731B1 (ko) * | 2019-11-29 | 2021-04-05 | 주식회사 다스 | 하이트 조절이 가능한 시트의 틸트장치 |
Citations (2)
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-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015194621A patent/JP2017065550A/ja active Pending
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