JP2017065444A - 空気流制御装置 - Google Patents
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実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る空気流制御装置を備えた自動車の構成を示す。この自動車は、前部近傍に配置される一対のフロントタイヤ1と、後部近傍に配置される一対のリアタイヤ2と、下部を覆うように配置される床部材3と、一対のリアタイヤ2を車体に接続する接続部4と、床部材3の下側において接続部4を通る空気流Fの流れを制御する空気流制御装置5とを有する。
前部側床部材6は、自動車の前部からフロントタイヤ1の後部近傍までを覆うように配置されている。
中間床部材7は、フロントタイヤ1の後部近傍からリアタイヤ2の前部近傍までを覆うように配置されている。中間床部材7には、車幅方向中央部を前後方向に延びる凹状のトンネル部9が形成されており、このトンネル部9にエンジン房から後方へ延びるプロペラシャフトおよび排気管などが収容されている。
中間床部材7と後部側床部材8は、前後方向に所定の間隔を空けて配置されており、その間に接続部4が配置されている。すなわち、接続部4は、床部材3から露出して配置されることになる。
振動検出部16は、自動車の後部側に配置されると共に姿勢制御部17に接続されており、自動車の後部で生じた振動を姿勢制御部17に順次出力する。振動検出部16は、例えば加速度センサなどから構成することができる。
姿勢制御部17は、自動車の振動に対する閾値が予め設定されると共に回転軸部15に接続されており、振動検出部16から入力される自動車の振動が閾値を超えた場合に回転軸部15を回転させて突出部11を収容姿勢P1から突出姿勢P2に変更する。
まず、自動車を前方に走行させると、その走行速度に応じた空気流Fが自動車に対して相対的に前方から後方へ向かうように生じる。そして、図1に示すように、自動車の前方から床部材3の下側に流入した空気流Fは、床部材3に沿って後方へ進行する。床部材3は、ほぼ平坦に形成されているため、空気流Fを床部材3に沿ってスムーズに流すことができる。
この時、空気流Fは流れが乱されており、空気流Fがスペアタイヤパン10に再付着すると、後部側床部材8に繰り返し衝突しつつ後方へ流れていくため、自動車の後部側に振動が生じるおそれがある。一方、空気流Fの再付着を抑制するために、突出部11が後部側床部材8から常に突出するように設けられると、例えば空気流Fの乱れが小さい場合には、空気流Fによる振動よりも突出部11の空気抵抗が自動車の走行の妨げとなるおそれがある。
そこで、上記のように、円弧形状を有する対向面Sに沿って空気流Fの流れを斜め後方へスムーズに導くことにより、突出部11を収容姿勢P1から突出姿勢P2に変更する際に自動車の走行を安定化させることができる。
また、突出部11の対向面Sは、突出姿勢P2においても下端部に向かって後方へ湾曲した形状を有する。このため、空気流Fを対向面Sに沿って下方へスムーズに導くことができ、空気流Fの流れが急激に変化することを抑制して自動車の走行を安定化させることができる。
実施の形態1では、突出部11は、下端部に向かって後方へ円弧状に湾曲した対向面Sを有するように形成されたが、下端部に向かって徐々に後方へ位置するように対向面Sを保ちつつ収容姿勢P1から突出姿勢P2に変更することができればよく、その形状に限られるものではない。
例えば、図6に示すように、実施の形態1の突出部11に換えて、突出部21を配置することができる。突出部21は、平板形状を有し、下端部が下方に位置するように傾斜してスペアタイヤパン10内に配置されている。
これにより、突出部21は、収容姿勢P1から突出姿勢P2に変更する間、空気流Fを常に対向面Sに沿って斜め後方へスムーズに導くことができ、空気流Fの流れが急激に変化することを抑制することができる。
ただし、実施の形態1のように、対向面Sを下端部に向かって後方へ湾曲するように形成することで空気流Fを対向面Sに沿ってよりスムーズに斜め後方へ導くことができるため好ましい。
実施の形態1では、突出部11は、突出姿勢P2において、円弧部13が前方を向くと共に平坦部14が後方を向くように配置されたが、空気流Fを対向面Sに沿って下方に導くことができればよく、これに限られるものではない。
例えば、図7に示すように、円弧部13が真下を向くと共に平坦部14が真上を向くように突出部11を約180度回転させて突出姿勢P2とすることができる。これにより、空気流Fに対向する対向面Sは、下端部に向かって後方へ湾曲した形状を有するため、空気流Fを対向面Sに沿って斜め後方へスムーズに導くことができる。
ただし、突出部11の後部側に湾曲面Saが配置されることにより、空気流Fが上方へ導かれるおそれがあり、実施の形態1のように、突出部11の平坦部14が後方を向くように配置されることにより、空気流Fが床部材3に再付着することを確実に抑制することができる。
Claims (6)
- 自動車の下部を覆うように床部材が配置されると共にリアタイヤを車体に接続する接続部が前記床部材から露出し、前記床部材の下側において前記接続部を通る空気流の流れを制御する空気流制御装置であって、
前記接続部の後側において前記床部材内に収容された収容姿勢から前記床部材の下方に突出する突出姿勢に変更可能に設けられ、前記空気流の流れに対向する対向面を下端部に向かって徐々に後方へ位置するように保ちつつ前記収容姿勢から前記突出姿勢に変更される突出部を備える空気流制御装置。 - 前記突出部は、前記突出姿勢において前記対向面が下端部に向かって徐々に後方へ位置するように形成され、前記接続部を通過した前記空気流を前記対向面に沿って斜め後方へ導く請求項1に記載の空気流制御装置。
- 前記対向面は、下端部に向かって後方へ湾曲した形状を有する請求項1または2に記載の空気流制御装置。
- 前記突出部は、車幅方向に延びると共に円弧状の横断面を有し、車幅方向に延びる回転軸の周りに回転して前記収容姿勢から前記突出姿勢に変更される請求項3に記載の空気流制御装置。
- 前記突出部は、前記床部材の車幅方向中央部に形成されたトンネル部の横幅に対応して車幅方向に延びるように形成される請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気流制御装置。
- 前記自動車の振動を検出する振動検出部と、
前記振動検出部で検出された前記自動車の振動に基づいて、前記突出部を前記収容姿勢から前記突出姿勢に変更する姿勢制御部と
をさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気流制御装置。
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