JP2017062656A - 計画管理システム及び計画管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案を可能とする。
【解決手段】計画管理システム100において、所定作業の情報と当該作業に従事する各作業員の作業実績情報を格納した記憶装置104と、計画対象となる各作業の情報と各作業員の作業実績情報とに基づいて、各作業員における各作業への適合性を所定アルゴリズムで推定して、当該推定した適合性の高さに応じて各作業に割り当てる作業員候補を特定し、各作業の情報とその作業員候補の情報とに基づき、所定の作業計画立案アルゴリズムによって、各作業に関する所定の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定し、作業計画を生成する演算装置101を含む構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、計画管理システム及び計画管理方法に関するものであり、具体的には、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案を可能とする技術に関する。
広範囲に分布する多数の機器に対し、限られた数の作業員によって定期保守作業や障害対応等を実施する状況が存在する。その場合、各時期の各作業に計画的に作業員を割り当てる作業計画の立案・管理業務は必須となる。
このような技術としては、例えば、対象機器毎に、その対象機器の種別を示す機器コードおよび設置場所を示す設置場所コードを含む機器情報を記憶する機器情報記憶部と、作業員毎に、その作業員が対象機器に対して障害復旧作業や保守点検作業を行えるスキルを有するどうかを示すスキル情報を記憶するスキル情報記憶部と、作業員毎に、その作業員に割り当てた対象機器の障害復旧作業や保守点検作業にかかるタイムスケジュールをスケジュール情報として記憶するスケジュール情報記憶部と、対象機器の障害復旧作業や保守点検作業に対する作業員の割当要求に応じて、作業員を割り当てる割当処理部と、を備え、前記割当処理部は、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器情報から取得した割当要求にかかる対象機器の種別や設置場所と、前記スキル情報記憶部が記憶する作業員のスキル情報と、前記スケジュール情報記憶部が記憶する作業員のスケジュール情報と、を用いて、対象機器の障害復旧作業や保守点検作業に作業員を割り当てる情報処理装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2014−179837号公報
従来技術によれば、蓄積された各作業員のスキルやスケジュールの情報等に基づいて、各作業に対する作業員割り当てを実現出来る。しかしながら、各作業員のスキル情報が予め管理されていない状況であれば、好適な作業員の割当てを実現出来ない。
一方、そうした作業計画の立案技術を採用せず、計画担当者の手作業によって作業計画の立案を行うケースもある。その場合に得られる立案内容は、計画担当者の属人的なノウハウ、経験に基づいたものとなり、計画精度も不安定なものになりがちである。また実際には、作業員のスキル以外にも作業員の作業実績、担当エリアなど、他の要素についても複合的に考慮しなければ、最適な作業員の割当ては困難である。
しかも、立案した作業計画に関して修正を行うべき状況が生じても、多数の各作業員間で割当て内容が整合するよう配慮した修正を行う必要があり、計画担当者の大きな負担となってしまう。他方、こうした修正を安易に行えば、各作業員間で割当て内容に齟齬が生じ、作業計画全体が破綻する懸念も生じる。
そこで本発明の目的は、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の計画管理システムは、所定作業の情報と当該作業に従事する各作業員の作業実績情報を格納した記憶装置と、計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とに基づいて、各作業員における前記各作業への適合性を所定アルゴリズムで推定して、当該推定した適合性の高さに応じて前記各作業に割り当てる作業員候補を特定し、前記各作業の情報とその作業員候補の情報とに基づき、所定の作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業に関する所定の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定し、作業計画を生成する演算装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明の計画管理方法は、所定作業の情報と当該作業に従事する各作業員の作業実績情報を格納した記憶装置を備えた情報処理システムが、計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とに基づいて、各作業員における前記各作業への適合性を所定アルゴリズムで推定して、当該推定した適合性の高さに応じて前記各作業に割り当てる作業員候補を特定し、前記各作業の情報とその作業員候補の情報とに基づき、所定の作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業に関する所定の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定し、作業計画を生成することを特徴とする。
本発明によれば、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本実施形態の計画管理システムを含むネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態における端末の構成例を示すブロック図である。 本実施形態の計画管理システムにおけるサーバシステム及びクライアントPCの構成例を示す図である。 本実施形態のサーバシステムにおけるデータベースの構成例を示す図である。 本実施形態における作業データのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における作業計画データのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における作業結果データのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における勤務シフトデータのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における勤務シフトテンプレートデータのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における作業員推定結果データのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における計画管理方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における計画管理方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における作業員推定の処理概念の例を示す図である。 本実施形態における計画管理方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態におけるグループの概念例を示す図である。 本実施形態におけるグループ統合の概念例を示す図である。 本実施形態における作業員統合の概念例を示す図である。 本実施形態における表示画面例1を示す図である。 本実施形態における表示画面例2を示す図である。 本実施形態における表示画面例3を示す図である。 本実施形態における計画管理方法のフロー例4を示す図である。 本実施形態におけるガントチャート修正の概念例を示す図である。 本実施形態におけるガントチャート修正時の地図への反映処理の概念例1を示す図である。 本実施形態におけるガントチャート修正時の地図への反映処理の概念例2を示す図である。 本実施形態における計画管理方法のフロー例5を示す図である。 本実施形態における地図上での計画修正の概念例を示す図である。 本実施形態における地図上での計画修正時のガントチャートへの反映処理の概念例1を示す図である。 本実施形態における地図上での計画修正時のガントチャートへの反映処理の概念例2を示す図である。 本実施形態における表示画面例4を示す図である。 本実施形態における表示画面例5を示す図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の計画管理システムたるサーバシステム100を含むネットワーク構成図である。図1に示す計画管理システムたるサーバシステム100(以下、サーバシステム100)は、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案を可能とするコンピュータシステムである。
本実施形態において作業員が作業対象とするのは、銀行等に設置されている現金自動預け払い機等、広範囲に数多く設置されている対象機器群とする。また作業員が実施する作業は、こうした対象機器群に対する定期保守作業、障害対応等を想定する。従ってサーバシステム100が立案する作業計画は、こうした各地に分布する各対象機器の保守作業等に、どのようなタイミングでどの作業員を割り当てるかを示す計画となる。
図1に示すサーバシステム100は、インターネットなどの適宜なネットワーク10を介し、複数の携帯情報端末200やクライアントPC300と通信可能に接続されている。携帯情報端末200は、各地で作業を実施する作業員が携行する、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末である。また、クライアントPC300は、サーバシステム100を利用する計画担当者が操作して、サーバシステム100における作業計画立案の処理に必要な指示やデータを入力し、また、処理結果を閲覧するためのPCとなる。
このうち携帯情報端末200については、図1にて3台のみ示しているが、この台数について限定はしないものとする。携帯情報端末200の数は、作業を実施する作業員の数に対応する。
−−−ハードウェア構成−−−
続いて、本実施形態のサーバシステム100を含む、各装置のハードウェア構成について説明する。図2は本実施形態における携帯情報端末200の構成例を示すブロック図である。ここで示す携帯情報端末200は、無線通信装置201、表示装置202、位置情報取得装置203、撮影装置204、演算装置たるCPU(Central Processing Unit)205、入力装置206、およびメモリ207から構成される。
このうち無線通信装置201は、ネットワーク10のプロトコルに応じた無線通信の処理を実行し、サーバシステム100からデータ授受を行う無線通信ユニットである。
また、表示装置202は、無線通信装置201を介してサーバシステム100から得た作業計画等の各種処理結果をユーザに提示するディスプレイ装置である。
また、位置情報取得装置203は、上空のGPS衛星208から位置情報を取得するG
PSユニットである。この位置情報取得装置203は、衛星電波の受信回路等から構成され、上述のGPS衛星208からの受信した電波に基づいて、当該携帯情報端末200が位置する緯度及び経度の位置情報を算定する。
また、撮影装置204は、デジタルスチルカメラ等の適宜な撮影装置である。
また、入力装置206は、ユーザたる作業員が入力操作を行うボタンやタッチパネル等の入力インターフェイスである。
また、メモリは、当該携帯情報端末200自身で予め保持するデータやサーバシステム100から得たデータを格納する、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置である。
図3は本実施形態におけるサーバシステム100とクライアントPC300の構成例を示すブロック図である。
このうちサーバシステム100は、装置全体を制御する演算装置たるCPU101、ネットワーク10を介して他機器と接続するためのネットワークインタフェース102、USBなど外部機器と接続するためのI/O103、作業計画立案に必要な作業員や地図の各データ、作業計画、作業結果等が保存される記憶装置104、ユーザが入力を行うためのキーボードやマウス等の入力装置105、処理結果やログ等を表示する表示装置106、不揮発性記憶装置であるメモリ107から構成されている。これら各構成101〜107は、データバス108によって接続されている。
また、上述のメモリ107には、作業員推定プログラム110、作業計画プログラム111、および計画修正プログラム112が格納されている。これらのプログラムは、CPU101により実行され、計画管理システムとして必要な機能を実装することになる。
一方、クライアントPC300は、装置全体を制御するCPU301、ネットワーク10を介してサーバシステム100と通信を行うネットワークインタフェース302、USBなど外部機器と接続するためのI/O303、計画担当者が入力を行うためのキーボードやマウス等の入力装置305、処理結果やログ等を表示するための表示装置306、不揮発性記憶装置であるメモリ304から構成される。これら各構成301〜306は、データバス307によって接続されている。
本実施形態では、サーバシステム100が記憶装置104に格納している該当日の作業計画や作業内容を、ネットワーク10を通じてそれぞれの携帯情報端末200に送信する。携帯情報端末200を携帯している作業員は、サーバシステム100から送信されてきた情報を参照し、作業計画通りに作業を実施する。また、この作業員は、その作業結果を当該携帯情報端末200にて入力し、ネットワーク10を介してサーバシステム100にアップロードする。サーバシステム100では、こうした作業結果を、データベース1041のうち作業結果データ402に格納することとなる。
−−−データ構造例−−−
続いて、本実施形態のサーバシステム100が記憶装置104で保持するデータベース1041のデータ構成例について説明する。図4は、本実施形態のサーバシステム100が記憶装置104で保持するデータベース1041の構成例を示している。このデータベース1041は、作業データ400、作業計画データ401、作業結果データ402、作業員推定結果データ403、勤務シフトデータ404、勤務シフトテンプレートデータ405、および地図データ406から構成されている。
図5は本実施形態における作業データ400のデータ構成例を示す図である。本実施形態の作業データ400は、計画対象となる各作業を一意に識別する作業ID500をキーとして、定期点検や障害対応など作業の種類を示す作業タイプ501、作業の対象機器の種類を示す機器種類502、対象機器が設置されている顧客を識別する顧客ID503、対象機器が設置されている住所を示す住所(緯度)504、住所(経度)505、小売店や銀行等顧客の業種を示す顧客業種506、作業の作業時間を示す作業量507、対象作業の緊急度508、重要度509、作業の要対応期限を示す開始年月日510、開始時間511、終了年月日512、および終了時間513の各値が対応付けたレコードの集合体となっている。
なお、作業データ400のデータ構成は図5に例示するものに限らず、必要に応じてデータ項目を追加するとしてもよい。この点はデータベース1041における他のデータに関しても同様である。
図5の作業データ400におけるデータ514、515、516、517、および518は、作業データ400の格納データの一例である。その例えばデータ514は、作業ID100に関するデータであり、顧客IDが「C912」の銀行の顧客に設置されている「機器A」に対する「定期点検」作業であり、作業量は「90分」、緊急度は「普通」、重要度も「普通」であり、「2014/6/1」〜「2014/6/31」の1ヶ月の間に実施すればよい作業である。また、データ515、516、517、518に関しても同様にそれぞれの作業に関するデータが格納されている。
また、作業計画データ401は、サーバシステム100の作業計画プログラム111によって立案された作業計画が格納されるものである。その構成としては、対象作業を一意に識別する作業ID、当該作業に関して割当作業員を割り当てた内容を示す、割当開始年月日、割当開始時間、割当終了年月日、割当終了時間、および該当作業員ID等を含む。
図6に上述の作業計画データ401のデータ構成の一例を示す。図6における作業計画データ401は、作業を一意に識別する作業IDをキーに、作業計画プログラム111によって割当された開始年月日601、割当開始時間602、割当終了年月日603、割当終了時間604、割当作業員の作業員ID605が対応付けたレコードの集合体となっている。
この図6で例示する作業計画データ401において、データ606、607、および608は、当該作業計画データ401の格納データの一例を示している。そのうち、例えばデータ606は、図5の作業データ400におけるデータ514が示す作業ID「100」に関する作業計画データである。データ514によると、作業量は「90分」、「2014/6/1」〜「2014/6/31」の1ヶ月の間に実施すればよい作業に対して、「2014/6/15」の「10:00」〜「11:30」に割当られており、割当作業員は「CE001」である。また、データ607、608に関しても同様にそれぞれの作業に関する作業計画データが格納されている。作業計画を立案する作業計画プログラム111の処理については後述する。
また、作業結果データ402は、作業を一意に識別する作業IDと、それぞれの作業の実施結果に関する情報が格納されている。図7に作業結果データ402のデータ構成例を示す。ここで例示する作業結果データ402は、作業を一意に識別する作業ID700をキーとして、図6の作業計画データ401に格納されていた割当開始・終了年月日、割当開始・終了時間に対して、実際に割当作業員が作業を開始した実績開始年月日701、実績開始時間702、実績終了年月日703、実績終了時間704が格納されており、さらに割当作業員の作業員ID705、実際の所要時間を表す作業時間706、作業時のメモ
といった値を対応付けたレコードの集合体となっている。
サーバシステム100は、図6の作業計画データ401を、それぞれの作業員が持つ携帯情報端末200に送信する。一方、携帯情報端末200を操作する作業員は、その作業計画、内容を参照しながら、自身が割当作業員となっている日々の作業を各所で実施していく。こうした割当作業員は、自身の作業が終わった際、携帯情報端末200を操作して作業結果を記録し、それをサーバシステム100に送信する。こうしてサーバシステム100が得た作業結果のデータが、図7で例示した作業結果データ402に格納されるのである。
図7の作業結果データ402において、データ708、709、および710は作業結果データ402の格納データの一例を示している。そのうち例えばデータ708は、作業ID「100」に関する作業結果データであり、割当作業員は「CE001」であり、「」2014/6/15」の時刻「10:05」に作業を開始し、同日の時刻「11:25」に作業を終了、作業時間は「80分」である。作業ID「100」の作業に関しては、図5に示すように作業量は「90分」、「2014/6/1」〜「2014/6/31」の1ヶ月の間に実施すればよいとされており、図6では「2014/6/15」の「10:00」〜「11:30」に、割当作業員は「CE001」に割当されており、この計画に対して、「CE001」が実際に「2014/6/15」の時刻「10:05」に作業を開始し、同日の時刻「11:25」に作業を終了しており、作業時間は「80分」となっている。
また、勤務シフトデータ404は、作業員を一意に識別する作業員ID800と、それぞれの作業員の勤務シフトに関する情報が格納されている。図8にこの勤務シフトデータ404のデータ構成例を示す。図8で例示する勤務シフトデータ404は、作業員ID800をキーとして、該当作業員の氏名801、対象となる日付802、当該日付に対応する勤務形態803の各値が対応付けたレコードの集合体となっている。
この勤務シフトデータ404における、データ804、805、806、807、および808は、勤務シフトデータ404の格納データの一例を示している。このうち例えばデータ804は、作業員ID「CE001」の作業員に関する勤務シフトのデータであり、「2014/6/1」の勤務形態として「通常」が格納されている。また、データ806は作業員ID「CE002」の作業員に関するデータであり、「2014/6/1」の勤務形態として「午前年休」が格納されている。また、データ805、807、808に関しても同様にそれぞれの作業員、日付の勤務形態が格納されている。
また、勤務シフトテンプレートデータ405は、上述の勤務シフトデータ404で管理する各勤務形態に関して、それぞれのシフトの勤務開始時間、終了時間、休憩時間等が対応付けて格納されている。図9に、この勤務シフトテンプレートデータ405のデータ構成例を示す。図9における勤務シフトテンプレートデータ405は、勤務形態900をキーとして、勤務の開始時間901、終了時間902、休憩開始時間903、および休憩終了時間904の各値が対応付けたレコードの集合体となっている。
図9における勤務シフトテンプレートデータ405における、データ905、906、および907は勤務シフトテンプレートデータ405の格納データの一例を示している。このうち例えばデータ905は、「通常」勤務に関するデータとして、開始時間「9:00」、終了時間「17:00」、休憩開始時間「12:00」、休憩終了時間「13:00」が格納されている。また、データ906、907に関してもそれぞれ午前年休、変動勤務の勤務形態に関する勤務時間が格納されている。
また、作業員推定結果データ403は、作業を一意に識別する作業IDと、図3における作業員推定プログラム110が推定した、対象作業に対する推定作業員(作業員候補)に関する情報が格納されている。
作業員推定結果データ403は、作業を一意に識別する作業ID1000をキーにして、作業員推定プログラム110が当該作業に対して割り当てるべく推定した作業員の作業員ID1001、その推定確率1002(適合性)を対応付けたレコードの集合体となっている。
サーバシステム100の作業員推定プログラム110は、作業データ400および作業結果データ401を用いて、対象作業に対する各作業員の適合性を推定確率としてい推定し、その結果に応じて作業員候補を特定し、その結果を作業員推定結果データ403に格納する。こうした作業員推定プログラム110の処理については後述する。
図10の作業員推定結果データ403における、データ1005、1006、1007、1008、1009、および1010は、作業員推定結果データ403の格納データの一例を示している。このうち、例えばデータ1005、1006、および1007は、作業ID「501」に対する作業員推定結果であり、データ1005は作業員「CE001」、推定確率「0.6」、データ1006は作業員「CE004」、推定確率「0.2」、データ1007は作業員「CE005」、推定確率「0.15」が格納されている。
これら推定確率が高いほど、過去の作業実績から作業「501」にその作業員が割当てられる確率が高いことを示す。データ1008、1009、1010に関しても同様に、作業ID502に関する作業員推定結果が格納されている。
なお、特に図示しないが、地図データ406には、一般的なGIS(Graphica
l Information System)記憶装置と同様に、道路や建物等の位置情
報が格納されている。既存技術によるデータであり、詳細説明は割愛する。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における計画管理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する計画管理方法に対応する各種動作は、サーバシステム100がメモリ等に読み出して実行するプログラム110〜112によって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図11は、本実施形態における計画管理方法のフロー例1を示す図であり、具体的には、全体フローを示す図である。ここで、携帯情報端末200における各処理はCPU205が実行および制御し、サーバシステム100における各処理はCPU101が実行および制御するものとする。また、サーバシステム100における作業計画立案の各処理は、計画担当者がクライアントPC300を介して、サーバシステム100に与えた適宜なトリガーによって開始させることが出来るものとする。
この場合、計画担当者は、クライアントPC300を操作して、サーバシステム100にアクセスし、サーバシステム100が提供した所定画面1608にて計画対象年月を入力し、作業データ400のうち対応期限が計画対象月と一致する作業群の検索を要求する。
図18は、クライアントPC300が表示装置306に表示するWebブラウザ画面のうちメイン画面1600を、同じく図19は、計画立案画面1608の各例を示す図である。図18に示すメイン画面1600は、計画担当者が作業計画や作業進捗状況を確認す
る画面となる。計画担当者は、クライアントPC300を操作することで、このメイン画面1600における、インターフェイス1602にて作業対象機器が設置された営業所を選択する。この選択を、クライアントPC300を介して受けたサーバシステム100は、例えば、該当営業所を示す顧客IDや当該営業所に所属する作業員の作業員ID等を(社員管理システム等で別途管理している)キーに作業データ400や作業計画データ401で検索を実行し、当該営業所が管轄する作業計画や作業データをクライアントPC300表示させる。
クライアントPC300は、こうしてサーバシステム100から得た作業データ400の情報を領域1603で表示し、当該営業所の作業員に関する情報を領域1604に表示する。また、クライアントPC300は、作業計画等の情報を、地図データ406が示す地図1601上に表示する。同様に、クライアントPC300は、上述の作業計画等の情報をガントチャート1605にも表示する。こうした地図1601およびガントチャート1605の詳細については後述する。
一方、上述のように計画担当者が計画対象年月を入力する画面が計画立案画面1608である。計画担当者は、図18のメイン画面1600においてスケジュール作成ボタン1606を押下することで、当該計画立案画面1608に画面遷移させる。
また計画担当者は、図19に例示する計画立案画面1608のうち、入力欄1608に対象年を、入力欄1609に対象月をそれぞれ入力し、検索ボタン1610を押下する。
この押下をクライアントPC300を介して受けたサーバシステム100は、計画担当者が入力欄1608、1609で入力した対象年月が計画対象となっている、つまり作業データ400の対応期限が入力した対象年月に含まれる作業群をデータベース1041で検索し、当該作業群の情報をクライアントPC300のWebブラウザに返す(ステップ1100)。
一方、これを受けたクライアントPC300は、Webブラウザブラウザが表示する上述の計画立案画面1608の領域1613にて検索結果たる作業群の情報を表示する。この作業群の情報を閲覧した計画担当者は、クライアントPC300を操作し、計画立案画面1608における作業員推定ボタン1611を押下することで、作業員推定処理の実行をサーバシステム100に指示する。
他方、サーバシステム100は、上述の作業員推定処理の指示をクライアントPC300から受信して、作業員推定プログラム110を実行する(ステップ1101)。サーバシステム100は、これに伴って、上述の作業群に対応した作業データ400および作業結果データ402を用いて、計画対象の作業に対する作業員候補の推定を行い、その推定結果をクライアントPC300に返すと共に、作業員推定結果データ403に格納する(ステップ1102)。
計画担当者は、サーバシステム100から返ってきた作業員推定結果の情報をクライアントPC300で閲覧する。そして、計画担当者は、当該作業員推定結果における、各作業員候補の間の優先順を確認し、必要に応じてクライアントPC300からサーバシステム100に対して優先順の修正指示(例:作業員候補の優先順入換の指示)を送信し、その修正結果を確認する。
一方、サーバシステム100は、クライアントPC300から送信された上述の修正指示を受信し、該当作業員間に関して優先順の入換等の処理を、作業員推定結果データ403にて実行する(ステップ1103)。
上述の修正の完了を確認した計画担当者は、クライアントPC300を操作して、上述の計画立案画面1608において、計画立案ボタン1612を押下する。
サーバシステム100は、この計画立案ボタン1612を押下事象を、クライアントPC300を介して受け付けて、作業計画プログラム111を実行し、作業計画立案処理を実行する(ステップ1104)。
サーバシステム100は、当該ステップ1104において、作業員推定結果データ403、作業データ400、勤務シフトデータ404、および勤務シフトテンプレートデータ405を用いて、計画対象年月の作業計画を作成する。
サーバシステム100は、ステップ1104の実行によって作成した作業計画を、作業計画データ401に格納する(ステップ1105)。こうした作業計画プログラム111によるステップ1104の詳細な処理内容については後述する。
また、サーバシステム100は、こうして作成した作業計画をクライアントPC300に送信し、その表示装置306に表示させる(ステップ1106)。当該ステップ1106において、クライアントPC300は、作成した作業計画を、計画立案画面1608の地図1615およびガントチャート1614に表示する。この表示処理の詳細についても後述する。
一方、上述の計画担当者は、サーバシステム100によって作成された作業計画をクライアントPC300の計画立案画面1608で閲覧、確認する。その結果、変更したい箇所があれば、クライアントPC300を操作し、地図1615またはガントチャート1614のいずれかにおいて、対象となる事象(作業、作業員)のオブジェクトを移動させるなど適宜な変更動作を行う。
他方、サーバシステム100は、こうした変更動作をクライアントPC300の計画立案画面1608を介して受け付けて、地図1615またはガントチャート1614のいずれか一方におけるオブジェクトに対する変更動作を、地図1615またはガントチャート1614のいずれか他方における所定オブジェクトの配置等の変更動作として反映させ(ステップ1107)、処理を終了する。
例えば、計画担当者は、計画立案画面1608の地図1615またはガントチャート1614に表示された作業計画を確認し、そのいずれか一方においてオブジェクトを移動させるなどして作業計画の変更動作を行うことができる。計画担当者が、ガントチャート1614において、例えば、或る作業バー(作業に対応したオブジェクト)の間で入れ替え動作を行うと、サーバシステム100の計画修正プログラム112が動作し、地図1615における該当作業のアイコン(作業に対応したオブジェクト)の表示位置を動的に更新する。或いは、計画担当者が、地図1615上のアイコンの位置を変更すると、サーバシステム100の計画修正プログラムが動作し、ガントチャート1614における該当作業の作業バーの表示位置を動的に更新する。このようにサーバシステム100は、ガントチャート1614と地図1615に表示されている作業計画を双方向で動的に修正、更新する。この計画修正プログラム112の詳細な処理については後述する。
−−−フロー例2−−−
次に、上述のフロー例1における、作業員推定処理(ステップ1102)と、作業員推定結果の修正処理(ステップ1103)について説明する。図12は、本実施形態における計画管理方法のフロー例2を示す図であり、具体的には、作業員推定処理(ステップ1102)の詳細フローである。
この場合まず、サーバシステム100は、作業データ400と作業結果データ402から、既に完了した作業で、計画対象年月以前のデータを検索する(ステップ1200)。またサーバシステム100は、ステップ1200の検索で得た作業データと作業結果データを、作業IDをキーとして対応付けてメモリ107に格納する(ステップ1201)。
ここで、「完了している」作業とは、作業結果データ402にデータが登録されており、実績開始年月日、実績終了年月日等のデータが入力されている作業を意味する。また、「計画対象年月以前」のデータとは、実績開始年月日、実績終了年月日が、今次対象となる作業計画を立案する対象年月日より以前に実施されていることを意味する。
こうして作業IDをキーに、作業データの検索結果1301と作業結果データの検索結果1300を結合したテーブルを、図13においてデータテーブル1307として示す。このデータテーブル1307は、作業データと作業結果データから日時等を除く作業の属性情報を抽出したテーブルとなっている。
続いてサーバシステム100は、上述のステップ1201で作業IDをキーに対応付けを行った作業データと作業結果データを作業実績データとし、これを入力として、作業員候補の推定を行う判別器を特定する(ステップ1202)。
本実施形態においては、数量化理論2類という統計手法を用いて、作業における作業員候補の推定を行う判別器を特定する。この数量化理論2類は、カテゴリ変数を対象とする判別分析であり、事前に与えられているデータ群が異なるグループに分かれることが明らかな場合、新しいデータ群(サンプルデータ)が得られた際に、どちらのグループに入るのかを判別する基準(判別器)を得るための手法である。本手法は一般的な手法であるため詳細な説明は割愛する。
続いてサーバシステム100は、計画対象の作業データを、上述のステップ1202で特定した判別器に入力し、その出力から作業員候補を特定する(ステップ1203)。サーバシステム100は、ステップ1202、1203において、ステップ1201で作成したデータテーブル1307と計画対象の作業データテーブル1303を入力として、各作業における作業員候補を特定する。
図13の例に基づき、作業員候補特定の具体例を説明する。例えば、ステップ1201で作成した作業実績データに基づくデータテーブル1307には、過去の作業データの属性情報と実際に割当てられた作業員の情報が格納されている。また、このデータテーブル1307において、作業の属性情報はカテゴリ変数で構成されている。
サーバシステム100は、この過去の作業実績データテーブル1307を入力データとし、数量化理論2類を適用することで上述の判別器を求める。つまり、過去の膨大な作業実績から、どういう属性を持つ作業は、どの作業員グループに属しているかを判別するための判別器を求めるのである。サーバシステム100は、求めた判別器1302に、まだ作業員が割り当たっていない計画対象の作業データ1303を入力することで、それぞれの作業員グループに属する確率値1304を算出する。つまり、数量化理論2類に基づくアルゴリズムを備えた判別器1302は当該確率値1304を算定出来る。この確率値が大きいほど、過去の作業実績から対象の作業に割り当たる可能性が高いことを示す。
例えば、作業ID「501」の作業データ1305を判別器1302に入力すると、その結果として推定結果1306が得られる。この推定結果1306では、作業ID「501」の作業に対して、作業員「CE001」が推定確率「0.5」、作業員「CE004
」が推定確率「0.2」、作業員「CE005」が推定確率「0.15」・・・といった、作業員候補が推定される。この場合、作業ID「501」の持つ属性情報に対して、作業実績からは作業員「CE001」が最も割り当たる確率が高いことを示す。サーバシステム100は、この推定結果をデータベース1041における作業員推定結果404に格納する。作業に対して作業員を割当てる際には、単純にスキルだけでなく、作業員の経験、実績、訪問する顧客と作業員の相性、担当エリア等様々な要素を複合的に考慮した上で割当てる必要があるが、数量化理論2類を用いることで、計画作成者のノウハウが含まれる作業実績から、様々な要素を考慮した上で最も好ましい作業員を割当てることができる。
−−−作業員推定結果の修正の詳細−−−
次に、作業員推定結果の修正定を行うステップ1103について説明する。図19で示した計画立案画面1608において、計画担当者が作業員推定実行ボタン1611を押下すると、これをクライアントPC300を介して受けたサーバシステム100は、上述の作業員推定処理を実行する。
サーバシステム100は、この処理で計画対象の作業に対して、作業実績から割当てられる可能性の最も高い作業員候補を推定し、作業実績に基づく作業員候補の間でその優先順位付けを行う。この処理におけるサーバシステム100は、作業員候補のうち上述の推定確率が高いほど優先順位の上位とする。
しかしながら、この優先順位は完全に固定されたものではなく、計画担当者からの修正を受け付けることも出来る。図20に、作業員推定結果の確認・修正画面1700の一例を示す。
サーバシステム100は、作業員推定処理(ステップ1102)の実行後、図20の作業員推定結果の確認・修正画面1700をクライアントPC300に表示させる。計画担当者は、クライアントPC300において当該画面1700を閲覧する。この計画担当者が、例えば作業情報表示欄1701で所定作業の選択操作を行うと、これを受けたサーバシステム100は、該当作業に対する作業員推定結果を領域1703に表示させる。
図20の画面1700では、作業ID「501」を選択しており、当該作業「501」に関する作業員推定結果が領域1703に表示されている。
当該領域1703における推奨順位は、作業員推定結果が含む各作業員候補の確率値が大きいものから上位になるよう規定した順位である。一方、計画担当者は、この作業員推定結果から認識出来る各作業員候補の間の順位を、任意に変更することができる。
例えば、図20の画面1700において、計画担当者は、推奨順位が1位の作業員「CE001」(データ1704)と、同4位の作業員「CE030」(データ1705)とを、マウス等の入力装置による操作で入れ替えている。計画担当者は、こうした操作による順位の入れ替えが完了したならば、OKボタン1706を押下する。
この押下をクライアントPC300を介して受けたサーバシステム100は、該当作業員候補の優先順位(入れ替え後のもの)を作業員推定結果データ403にて確定させる。なお、計画担当者がキャンセルボタン1707を押下すると、それまでの操作による順位変更はキャンセルされる。
本実施形態のサーバシステム100における通常動作としては、作業実績から対象作業の様々な属性情報に対して総合的に最も実績のある作業員を優先順位の上位とする。しか
しながら、作業実績に乏しい作業員を教育目的で割当作業員としたい場合などは、その作業員の優先順位を高めるといった順位変更の動作が可能である。
−−−フロー例3−−−
次に、フロー例1における計画立案処理(ステップ1105)について、図14〜17を用いて説明する。図14は、本実施形態における計画管理方法のフロー例3を示す図であり、具体的には計画立案処理(ステップ1105)の詳細フローである。
サーバシステム100は、この計画立案処理において、まず初期の作業グループ集合を生成し、この集合が含む各作業グループを順番に統合することによって最終的な作業計画を得るアプローチをとる。なお、或る営業所を出発し、1つの所定作業を実施して前述の営業所に戻る、一連の行動を実行する作業員候補の群れを、該当作業と対応付けたものを、1つの作業グループとする。
この際、サーバシステム100は、各作業グループのペアについて、その統合優先度を定め、この優先度に基づいて、所定の目的関数がより小さいものから順に作業グループの統合を行う。これにより、最終的に、目的関数を最小化する作業計画を出力する。
本実施形態では、上述の目的関数を式(1)で表現する。式(1)における、f1はトータルの作業コストを示す項であり、この項を最小化することで、コスト最小の作業計画が得られる。具体的には、作業員は、営業所から出発し、作業対象となる機器間を移動しながら作業を行い、最終的に営業所に戻る。作業グループのコストは、この移動にかかるコストと、作業にかかるコストの総和をとったものである。全ての作業グループの総和をとったものがf1である。なお、本実施形態では、営業所を出発して営業所に必ず戻ることとしているが、作業員それぞれの自宅から出発し、自宅に戻ってもよい。
また式(1)におけるf2は、日ごとの作業量の標準偏差を示し、この項を最小化することで日ごとの作業量を平準化することができる。また同様に、f3は作業員ごとの作業量の標準偏差を示し、この項を最小化することで作業員ごとの作業量を平準化することができる。
式(1)において、f1、f2、f3にそれぞれ重み係数w1、w2、w3を乗じて総和をとったものが目的関数である。計画担当者は、これら3つの項のどの項に重みを置いて作業計画を作成するかに応じて重み係数を変化させればよい。
こうした前提において、サーバシステム100は、作業計画立案処理に際し、上述の目的関数を最小とする作業計画、つまり作業グループの集合を求める。
以下、計画立案処理をフローチャートのステップに従って説明する。まずサーバシステム100は、初期の作業グループ集合を生成する(ステップ1400)。このステップ1400におけるサーバシステム100は、1つの作業で1つの作業グループを構成するものとする。つまり、作業員は営業所を出発し、作業を1つ実施し営業所に戻るという状態を初期作業グループとする。初期グループ集合は図15に示すような状態である。それぞれの作業グループには、作業員推定処理で得られた作業員候補の情報が対応付いている。例えば作業A(1501)には、作業員候補A、B、C、D、Eが、作業B(1502)
には、作業員候補B、E、G、A、Cが、対応付いている。
次にサーバシステム100は、それぞれの作業グループについて近傍の作業グループとの統合優先度を算出し、統合優先度リストを作成する(ステップ1401)。この場合、サーバシステム100は、初期作業グループ集合が含む各作業グループgiについて、近傍の他作業グループとの統合優先度Δを算出し、統合優先度リストを作成する。統合優先度Δを算出する作業グループは、作業グループgiの近傍の作業グループで足りる。作業グループgiの統合優先度はΔ(gi)は式(2)によって計算できる。
ここで、ηiは作業グループgiの空間的な近傍を示す。また、式(2)に示されるΔfgi−kは作業グループgiとgkとの統合前後の目的関数の差分である。作業グループgiの統合優先度を求める場合、サーバシステム100は、グループgiの空間的近傍ηi内にある作業グループの中で、どのグループと統合すると目的関数である式(1)が最小となるかを計算する。統合前後の差分(=統合優先度)が正である場合、2グループの統合によって目的関数が減少する。一方、統合前後の差分が負である場合、統合によって目的関数は減少しない。サーバシステム100は、グループgiの空間的近傍ηi内にある作業グループの中で、最も目的関数の減少量が大きくなるグループの組み合わせ及びその減少量を作業グループgiの統合優先度とする。
統合候補のグループをグループgiの近傍ηiに限っているのは、統合候補グループgkを管轄地域全域とすると、統合によるコスト削減が小さいグループの組み合わせについても計算され、探索範囲が膨大となり現実的ではない。そこで、統合候補グループgkを対象グループgiの近傍ηiに限定している。
サーバシステム100は、作業グループ集合Gに含まれる全てのグループgiについて、統合優先度を計算し、その結果に基づいて、統合優先度リストをメモリ中に作成する。
次にサーバシステム100は、上述の統合優先度リストから優先度が最大となる2グループを統合する(ステップ1402)。このグループ統合により、目的関数は統合優先度が保持している値分だけ実際に減少する。グループ統合処理の具体例を、図15〜17を用いて説明する。
図15で例示する初期グループ集合において、統合優先度リストを作成した結果、作業グループA(1501)と作業グループB(1502)の統合優先度が最も大きかったとする。この場合、サーバシステム100はこの2グループを統合する。
作業グループA(1501)は、対応期限が「2015/4/4〜2015/4/8」であり、作業員推定処理の結果として作業員候補が上位から作業員A、B、C、D、Eとなっている。また、作業グループB(1502)は対応期限が「2015/4/4〜2015/4/5」であり、作業員推定処理の結果として作業員候補が上位から作業員B、E、G、A、Cとなっている。
図17に、上述の作業グループAと作業グループBそれぞれの作業員候補と、グループ統合の概念も示している。グループ統合前は確率値が最も大きな作業員候補を該当作業の
割当作業員としており、作業グループA(1501)の割当作業員は作業員「A」、一方、作業グループB(1502)の割当作業員は作業員「B」となっている。
この2グループを統合する際には、2グループの作業員推定結果を統合して、統合後のグループA−Bの割当作業員を求める。この場合、2グループで共通の作業員候補の確率値の積をとり、その値の大きな順に並べ替えると、作業員「B」は確率「0.15」、作業員「A」は確率「0.025」、作業員「E」は確率「0.003」、作業員「C」は確率「0.0015」、となる。なお、グループBの作業員候補である作業員Gは、グループAには含まれておらず、グループAの作業を担当することができない。そのため、グループA−Bの作業員候補からは除外する。同様にグループAの作業員候補である作業員DについてもグループBには含まれておらず、グループBの作業を担当することができない。そのため、グループA−Bの作業員候補からは除外する。2グループの各作業員候補を照合した結果、共通する作業員、すなわち統合出来る作業員候補が一人もいない場合、その2グループは統合不可である。
サーバシステム100は、グループ統合に際し、対応期限について2グループの論理積をとる。図15の例では、作業グループA(1501)の対応期限「2015/4/4〜2015/4/8」と、作業グループB(1502)の対応期限「2015/4/4〜2015/4/5」との論理積をとることで、統合後の作業グループA−B(1503)の対応期限は「2015/4/4〜2015/4/5」となる。この対応期限に関しても論理積をとった結果、候補となる日付が存在しない場合は、2グループは統合不可である。
このようにグループ統合を実施していくことで、最終的な作業グループの実施日が決定していく。このように実施日が決定していく中で、サーバシステム100は各作業グループの作業員候補に関して、実施日の勤務シフト情報を、データベース1041の勤務シフトデータ404、勤務シフトテンプレート405から検索し、実施日に該当作業員が対応可能かを判断する。
年休や、シフトの違いで該当作業に関して対応不可である場合、例え確率値が最上位の作業員候補であっても該当作業に割当てることができない。そのためサーバシステム100は、そうした作業員に関して優先順位を繰り下げて割当作業員を決定することとなる。また、それぞれの作業に日付だけでなく時間の指定がある場合には、グループ統合の際に、それぞれの作業の時間指定を遵守しながら移動コストが最小となるように移動順、ルートを求める。
サーバシステム100は、上記のように2つのグループを統合することによって、新たな作業グループとなるため、統合後の新しい作業グループについて、統合優先度を計算し、統合優先度リストに反映する(ステップ1403)。
またサーバシステム100は、グループ統合後は、作業グループの構成が変化しているため、統合後の作業グループの近傍にある作業グループの統合優先度を更新する(ステップ1404)。
サーバシステム100は、以上の処理を、全ての作業グループについて統合優先度が0以下(1405:True)、すなわち、グループの統合によって目的関数が小さくならなくなるまで繰り返すことによって、最終的な作業計画を作成することができる(ステップ1405)。
このように、作業グループの組み合わせについて統合優先度を計算し、計算した統合優先度を用いて統合する作業グループを決定することによって、コスト減となる作業グループを確実に決定することができる。また、統合する作業グループの近傍にある作業グルー
プの統合優先度を更新することによって、統合による近傍への影響を正確に判定することができる。また、作業グループを統合することによって、効率よく全体としてコストの大きな削減が可能な作業計画を得ることができる。また、探索の範囲を空間的な近傍に限定することによって、高速に処理することができる。
−−−フロー例4−−−
次に、フロー例1におけるステップ1107について、図18、図21、図22、図25、図26を用いて説明する。当該ステップ1107は、サーバシステム100における計画修正プログラム111が実行する。
なお、前述した作業計画プログラム111によって作業計画が立案され、立案された作業計画が計画立案画面1608の地図1615およびガントチャート1614にて表示されているとする。この場合、計画担当者は作業計画をクライアントPC300で確認し、任意に修正することができる。
例えば、ガントチャート1614の作業バーを計画担当者が入れ替えると、サーバシステム100の計画修正プログラム112が動作し、地図1615上の表示を動的に更新する。他方、地図1614上のアイコンを計画担当者が修正すると、サーバシステム100の計画修正プログラムが動作し、ガントチャート1614の表示を動的に更新する。サーバシステム100は、このようにガントチャート1614と地図1615に表示されている作業計画を双方向で動的に修正、更新する。
まず、ガントチャート1614の修正に応じて地図1615上の表示を動的に更新する処理について説明する。図21は、ガントチャート1614のバーを移動させることに応じて地図1615上の作業計画を変化させるフロー例を示す図である。
ここで、計画担当者がクライアントPC300を操作し、ガントチャート1614の任意のバーをマウス等でドラッグ&ドロップすることで操作したとする。サーバシステム100は、この操作を、クライアントPC300を介して感知する(ステップ1800)。
図22に、計画担当者の操作による、ガントチャート1614での修正の具体例を示している。この例では、作業198を示すバーが、当初の割当作業員である作業員「CE001」から作業員「CE002」に移動された状況を示している。
次にサーバシステム100は、上述の計画担当者がドラッグ操作したバーに該当する作業の作業計画データと、同日、同作業員の作業計画データを、作業計画データ401で検索する(ステップ1801)。
例えば、上述のステップ1800でドラッグされた作業198のバーに該当する作業計画データと、同日「2014/7/20」、同作業員「CE001」の作業計画データを、図24で例示する作業計画データのデータテーブルで検索したとする。その場合、ドラッグした作業198のバーに対応する作業に関する作業計画は、データ1900である。また、同日「」2014/7/20」、同作業員「CE001」の作業計画データはデータ1901である。
次にサーバシステム100は、上述のステップ1800で感知した、バーがドロップされた位置に該当する作業員の同日の作業データを、作業計画データ401で検索する(ステップ1802)。
図24で例示する作業計画データのデータテーブルにおいて、上述のドロップ位置に該
当する作業員「CE002」の同日「2014/7/20」の作業計画データを検索した場合、データ1902が得られる。
続いてサーバシステム100は、上述のバーのドロップ位置に対応する時間帯を該当作業の実施時刻とし、その作業の割当作業員として、上述のドロップ位置に対応する作業員を設定出来るか、同日、同作業員の作業データと勤務シフト等の情報から判定することで、実際に該当位置にバーをドロップ可能か否か判断する(ステップ1803、ステップ1804)。
また、サーバシステム100は、上述の判断の結果、バーのドロップ可能と判断した場合(ステップ1804:True)、ドロップした位置の時間帯、作業員の情報に、作業計画データを書換える(ステップ1805)。
例えば、サーバシステム100は、ドロップ位置に該当する作業員「CE002」の同日「2014/7/20」の作業計画データ1902から、ドロップした作業「198」とその前の作業「123」、そして後の作業「211」それぞれの住所(緯度)、住所(経度)を用いて、作業「123」と作業「198」の移動時間と、作業「198」と作業「211」の移動時間を算出し、ドロップ後の作業「198」の時間帯が物理的に移動可能であるかを判断する。
またサーバシステム100は、もともと作業「198」が保持している対応期限を遵守しているかどうか、および、ドロップ先の作業員「CE002」の勤務シフトデータによれば勤務シフトが示す勤務時間を遵守しているか判断する。
こうした判断におけるいずれの条件も満たしている場合、サーバシステム100は、作業「198」のバーをドロップ可能であると判断し(ステップ1804:True)、作業計画データ1900の割当開始時間、割当終了時間を、ドロップ先の時間帯「12:30〜13:30」に書換え、作業員IDを「CE002」に書き換える。
他方、上述の判断の結果、バーのドロップ不可と判断した場合(ステップ1804:False)、サーバシステム100は、ドロップ不可の旨を示すアラートを、クライアントPC300に出力し(ステップ1806)、処理を終了する。
ステップ1805においてデータを書き換えた後、サーバシステム100は、地図1615上の作業計画を、ステップ1805で書き換えたデータに基づいて変更する(ステップ1807)。サーバシステム100は、この書き換えたデータを含め、「2014/7/20」の作業員「CE001」と作業員「CE002」の作業計画データを、割当開始時間で昇順にソートし、地図1615上での作業順の表示を変更する。具体的には、変更前は作業員「CE001」の作業計画1903と、作業員「CE002」の作業計画1904であったものを、作業員「CE001」の作業計画1905と作業員「CE002」の作業計画1905に変更する。
図22〜24の例では、作業員を跨いでガントチャート1614におけるバーをドラッグ&ドロップする場合を例として説明したが、同じ作業員の作業計画の中だけでバーを移動させ、作業計画を変更する際にも同様に実施するとしてもよい。或いは、日を跨いで作業計画を変更するとしてもよい。
−−−フロー例5−−−
次に、上述のフロー例4とは反対に、地図1615上のアイコンを計画担当者が移動させると、サーバシステム100の計画修正プログラム112が動作し、ガントチャート1
614の表示を動的に更新する処理について説明する。
図25は、地図1615上のアイコンを移動させることで作業計画を修正する処理の一例を示すフローチャートである。ここで、計画担当者は、地図1615上にて所定の作業計画に関して表示されているオブジェクト(各作業に対応したアイコンと、アイコン間を作業の実施順に応じて結ぶ線分)を、クライアントPC300におけるマウス操作等で移動させたとする。
一方、サーバシステム100は、こうしたオブジェクトに対する移動操作を感知する(ステップ2000)。サーバシステム100が感知する移動操作のパタンとしては、例えば、2つの作業のアイコンを、或る割当作業員に関するアイコンの連結体2180と他の割当作業員に関するAIK音の連結体2185との間で入れ替える、等の移動操作が想定できる。上述のアイコンの連結体2180、2185とは、線分2160でアイコン2150を結んだものを指す。或いは、所定作業のアイコンを、当初の割当作業員に関するアイコンの連結体2180から分離させ、他の割当作業員に関するアイコンの連結体2185中に移動させる、等の移動操作が想定出来る。
図26には、立案された作業計画を、地図1615上のアイコン2150を移動させることで修正する概念を示している。2つの作業の作業員を入れ替える移動操作に対応した例を示している。
図26における地図2100において、作業「222」は作業員「CE001」の作業計画の一部であり、作業「188」は作業員「CE002」の作業計画の一部となっている。計画担当者は、例えば、この地図2100上で、作業「222」と作業「188」の2つの作業を、クライアントPC300でのマウス操作等で選択状態にし、そのまま右クリック等のマウス操作で割当作業員を入れ替える操作を実行したとする。このように、割当作業員の入れ替え操作を実行すると、作業「222」は作業員「CE002」の作業となり、作業「188」は作業員「CE001」の作業となる。サーバシステム100が、当該操作に応じて地図2100の表示を変更した後の地図は地図2101となる。
サーバシステム100は、上述の地図2100上での作業計画の変更操作に伴い、地図2100上で操作された作業に該当する作業計画データと、同日、同作業員の作業計画データを作業計画データ401から検索する(ステップ2001)。
またサーバシステム100は、上述のように所定作業に対する割当作業員の割当て変更等の操作後の該当作業に関して、同日、同作業員の作業データを作業データ400で検索する(ステップ2002)。この場合、サーバシステム100は、上述のステップ2000において地図2100上で実施した作業計画の変更操作に関して、図28の作業計画データのデータテーブルにおいて、作業「222」の作業計画データ2102、作業「222」と同日、同作業員の作業計画データ「2103」、作業「188」の作業計画データ「2104」、作業「188」と同日、同作業員の作業計画データ「2105」を検索することになる。
次にサーバシステム100は、割当作業員の入れ替え、もしくは割当て先作業の変更に関して、同日、同作業員の作業データ(ステップ2002で得たもの)から、作業員の移動距離を算出し、変更後の作業開始時間、終了時間を算出し、変更可否を判定する(ステップ2003、ステップ2004)。
この判定の結果、変更可能であった場合(ステップ2003:True)、サーバシステム100は、変更後の作業員、割当開始時間、割当終了時間を、作業計画データ401
において書換える(ステップ2005)。
例えば、図26の地図2100から地図2101に作業計画が変更される場合、変更前は作業員「」CE001」の作業グループの最後の作業であった作業「188」が、作業員「CE002」の作業グループの最初の作業に変更される。また、変更前の作業員「CE002」の作業グループの最初の作業であった作業「222」が、作業員「CE001」の作業グループの最後の作業に変更される。
そこでサーバシステム100は、このような作業計画の変更がなされる場合、作業員「」CE001」の作業計画データ2103と、作業員「CE002」の作業計画データ2105の住所(緯度)、住所(経度)から、該当作業間での移動距離、移動時間を算出し、作業「222」及び作業「188」の間で物理的に移動可能な開始時間、終了時間を計算する。
サーバシステム100は、そうして計算した開始時間と終了時間の示す時間帯が、作業「222」および作業「188」に関する各対応期限を遵守しているかどうか、また、作業員「CE001」と作業員「CE002」の「2014/7/20」での勤務シフトの時間が遵守されるか判断する。
これらの各条件に関する上記の判断で、いずれも条件を満たしていた場合、サーバシステム100は、当該作業「188」と作業「222」の割当作業員を入れ替える修正が可能であると判断する。また、サーバシステム100は、作業「222」の作業計画データ2102の割当開始時間を「10:00」に書換え、割当終了時間を「11:00」に書換える。更にサーバシステム100は、作業「222」の作業員IDを「CE002」に書き換え、作業「188」の作業計画データ2104の割当開始時間を「14:00」に書換え、割当終了時間を「15:30」に書換え、そして作業員IDを「CE001」に書き換える。
他方、上述の判定の結果、変更不可であった場合(ステップ2003:False)、サーバシステム100は、変更不可の旨を示すアラートをクライアントPC300に出力し(ステップ2006)、処理を終了する。
上述のステップ2005におけるデータの書換え後、サーバシステム100は、書き換えた作業計画データに基づいてガントチャート1614の作業計画を変更し(ステップ2007)、処理を終了する。
この場合、サーバシステム100は、書き換えたデータを含め、「2014/7/20」の割当作業員「CE001」と「CE002」の作業計画データを、割当開始時間で昇順にソートし、そのデータを用いてガントチャート1614の表示を更新する。これによって図27のガントチャートのように、作業「188」と作業「222」に関するバーの位置が入れ替わり、作業「188」のバーが作業員「CE001」の作業として表示され、更に、作業「222」のバーが作業員「CE002」の作業として表示される。
なお、図26〜28では、2つの作業の割当作業員を入れ替える処理の例を示しているが、対象作業の割当作業員を変更する場合にも同様に実施することができる。
以上のように、計画修正プログラム112によって、計画担当者は、サーバシステム100によって立案された作業計画を確認し、それを任意に修正する操作が可能である。しかも、上記のようにガントチャート1614と地図1615でそれぞれ表示されている作業計画を、一方に対する修正等の動作で他方の表示を動的に更新するなど、ガントチャー
ト1614と地図1615のインターフェイス間の双方向で、動的に作業計画の表示を修正、更新することができる。
−−−携帯情報端末での表示例−−−
次に、携帯情報端末200の表示装置202に表示される画面例について説明する。本実施形態のサーバシステム100は、それぞれの作業員が持つ携帯情報端末200に対して、立案した作業計画や作業データを配信する。一方、作業員はその作業計画、作業内容を携帯情報端末200の表示装置202で参照し、日々の作業を実施していくことになる。 また、こうした作業員は、作業終了時に携帯情報端末200を操作して、作業結果を記録し、その結果をサーバシステム100にアップロードする。この場合のサーバシステム100は、携帯情報端末200からアップロードされた作業結果を、データベース1041の作業結果データ402に格納する。
図29は、携帯情報端末2000の表示装置202に表示される画面のうち、作業確認画面2900を、また図30は、作業結果入力画面3000を示している。
このうち図29の作業確認画面2900において、画面左側には地図2200が表示され、画面右側には当該作業員が同日に実施する各作業の順序を示す構成となっている。勿論、サーバシステム100がこうした画面構成の画面データを、所定の雛形データ等に作業計画をセットするなどして適宜に構成し、配信するものとする。
また、携帯情報端末200は、上述の作業確認画面2900における地図2200上にて、位置情報取得装置203から得た自機位置に基づいた位置にアイコン2201を表示する。また、携帯情報端末200は、こうした地図2200上で、自機位置から次の作業対象のアイコン2202に至る移動ルートを、所定のルート検索プログラム等で特定して表示する。
この携帯情報端末200を携行して作業を行う作業員は、完了した作業に関しては、携帯情報端末200が表示装置202で示す所定インターフェイス(図30の画面3000)にて、作業完了の指定を行うものとする。携帯情報端末200は、この指定を受けた作業に関して、作業確認画面2900の画面右側における該当作業のオブジェクトで表示色を変更するなどして、完了した作業と未済の作業に関して表示形態を異ならせる。
図29の作業確認画面2900では、「作業1」のオブジェクト2203と、「作業2」のオブジェクト2204の表示色が暗転し、該当作業は既に完了していることを示している。一方、次の作業である「作業3」のオブジェクト2205は、表示色が白色で未済であることを示している。地図2200上で、アイコン2202と自機位置のアイコン2201との間の移動ルートが示されているように、当該作業員は、「作業3」の実施場所に向けて移動中である。
このようにサーバシステム100における作業計画プログラム111が作成した作業計画は、それぞれの作業員が持つ携帯情報端末200に配信され、適宜に利用される。携帯情報端末200を携行する作業員は、自分の位置と作業計画、その進捗状況を確認しながら作業を実施することができる。
例えば、上述の作業員が、「作業3」の現場に到着し、該当作業を実施する際には、例えば作業確認画面2900のオブジェクト2203に対する選択動作を実行し、作業結果入力画面3000(図30)に画面遷移させる。
この作業結果入力画面3000は、その画面右側に作業結果を入力する欄2206が配
置された構成となっている。この欄2206において、実際に作業を開始した開始時間2207、実際に作業が終了した終了時間2208、作業を行った割当作業員たる担当者2209、およびメモ2210等をそれぞれ入力するインターフェイスが備わっている。
作業員は作業を実施し、上述の各インターフェイスにて作業結果を入力してOKボタン2211を押下したとする。この場合、携帯情報端末200は、作業結果をネットワーク10経由でサーバシステム100に送信する。他方、サーバシステム100は、この作業結果を携帯情報端末200から受信し、作業結果データ402に格納する。他方、作業員が、作業結果入力画面3000にてCANCELボタン2212を押下すると、入力した作業結果は破棄される。
作業員は、このように1つずつ決められた作業計画に基づいて作業を実施し、その結果を携帯情報端末200にて入力していく。このように携帯情報端末200で入力された作業結果は、上述のようにネットワーク10経由でサーバシステム100の作業結果データ401に格納されるとしてもよいし、作業を終え営業所に戻った作業員がクライアントPC300に携帯情報端末200を接続して、所定のデータ登録操作を行って実行するとしてもよい。
なお、本実施形態の計画管理システムたるサーバシステム100は、銀行等に設置されている現金自動預け払い機等、広範囲に数多く設置されている対象機器群に対する定期保守作業、障害対応等の作業計画に適用することができる。しかしながら、これに適用範囲を限定せず、例えば、製造ラインの生産計画、宅配・配送業界の配送計画、鉄道保守員の保守計画、駅員配置計画など、様々な分野に適用することができるのは言うまでもない。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の計画管理システムにおいて、前記記憶装置は、各作業員の勤務シフトの情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記作業員候補の特定に際して、前記推定した適合性の高さに応じた優先順位に基づき、前記各作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定し、前記作業計画の生成に際して、前記各作業の情報とその作業員候補の前記優先順位および勤務シフトの各情報とに基づき、前記作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業の情報が示す当該作業の対応期限内に割当て可能な勤務シフトの作業員のうち、前記優先順位が高い者を優先的に選択し、前記各作業に関する対応期限の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定するものであるとしてもよい。
これによれば、作業実績に加えて、実際の各作業員の勤務シフトを踏まえた上で、各作業の対応期限の条件を満たす割当作業員を決定し、実情に沿った高精度な作業計画を効率的に作成することが可能となる。ひいては、作業員のスキル情報有無に関わらず、更に精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本実施形態の計画管理システムにおいて、前記演算装置は、前記計画対象となる各作業のうち一連の作業として実行する所定の作業ペアを生成し、当該作業ペアの作業員候補の間で同一作業員の適合性の情報を所定ルールで統合して、当該作業ペアにおける作業員候補の統合適合性を特定し、当該特定した統合適合性の高さに応じた優先順位に基づき、当該作業ペアを1つの作業とした場合に当該作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定す
るものである、としてもよい。
これによれば、例えば、近隣地で実施され、一連の作業として統合しうる作業同士に関して、各作業の作業員候補で共通する者がいれば、その適合性の値の論理積を算定するなどして統合し、この算定値たる統合適合性に基づいて作業員候補を特定することが可能となる。このことは、作業間でリソースすなわち作業員を統合して、作業自体も統合可能となるなることを意味し、全体としてより効率的な作業計画を立案することが可能となる。
前記演算装置は、前記作業ペアを生成するに際し、前記計画対象である作業同士を組み合わせた各作業ペア候補に関して、当該作業ペア候補を成すそれぞれの作業の情報を入力として、予め定めた事象に関する所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定するものである、としてもよい。
これによれば、例えば、近隣地で実施され、一連の作業として統合しうる作業同士に関して、作業統合後における作業員の移動コストなどの所定値等を算定し、この算定値が最小となるペアを作業ペアとして特定することが可能となる。このことは、作業統合することでコスト削減効果等が大きい作業ペアについて統合を行うことを意味し、全体としてより効率的な作業計画を立案することが可能となる。
本実施形態の計画管理システムにおいて、前記演算装置は、前記適合性の情報の統合処理を行った作業ペアたる前記1つの作業と、他の作業または他の作業ペアに基づく1つの作業とを組み合わせた、更なる各作業ペア候補に関して、前記所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定し、当該特定した作業ペアに関して前記適合性の情報の統合および所定数の作業員候補の特定の各処理を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、コスト削減等が見込まれる作業統合を多段階で実行することが可能となり、全体としてより一層効率的な作業計画を立案することが可能となる。
本実施形態の計画管理システムにおいて、前記演算装置は、前記適合性の推定に際して、前記計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とを、数量化理論2類に基づく所定アルゴリズムに入力して、前記各作業員における前記各作業への適合性を推定するものであるとしてもよい。
これによれば、割当作業員の決定を効率化し、ひいては、作業員のスキル情報有無に関わらず、更に精度良好な作業員割当てによる好適で柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本実施形態の計画管理システムにおいて、前記記憶装置は、前記生成した作業計画のデータと、当該作業計画における各作業の実施場所を含む所定エリアの地図データとを更に保持するものであり、前記演算装置は、前記作業計画における各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを、当該作業の実施順に応じて配置したガントチャートと、各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを実施場所に応じて配置して当該配置したオブジェクトの各間に作業間の実施順を示す線分のオブジェクトを配置した地図と、を出力装置に表示する処理と、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた場合、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか他方において対応するオブジェクトの配置を前記変更動作に応じて変更する処理とを更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、当該計画管理システムによって生成された作業計画を、計画担当者は容易に理解可能となる上、その作業計画の内容について、作業間での順序や割当作業員の入換等の変更動作も直感的に行うことが可能となる。ひいては、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる好適で、更に柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本実施形態の計画管理システムにおいて、前記演算装置は、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた際、当該変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、該当作業の実施場所の情報に基づく割当作業員の移動時間を算定し、当該移動時間が該当作業および当該作業に関係する他作業の実施順に齟齬を生じないか判定し、当該判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定する処理を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、当該計画管理システムによって生成された作業計画に対して、計画担当者が変更を行いたいとする場合、その妥当性を、各作業の実施順に関して齟齬が生じるか否か基づいて的確に判定することが可能となる。ひいては、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる更に好適で柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本実施形態の計画管理システムにおいて、前記記憶装置は、各作業員の勤務シフトの情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記齟齬の判定に際し、前記変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、当該変更動作に関係する作業の割当作業員の勤務シフトの情報と当該作業の情報が示す対応期限の情報とに基づき、当該作業の割当作業員の勤務シフトで当該作業の対応期限内での対応が可能であるか更に判定し、前記各判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定するものであるとしてもよい。
これによれば、当該計画管理システムによって生成された作業計画に対して、計画担当者が変更を行いたいとする場合、その妥当性を、該当作業に関係する割当作業員の勤務シフトと該当作業の対応期限の各制約が満たされるか否かにも基づいて更に的確に判定することが可能となる。ひいては、作業員のスキル情報有無に関わらず、精度良好な作業員割当てによる更に好適で柔軟な作業計画の立案が可能となる。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、各作業員の勤務シフトの情報を更に格納し、前記作業員候補の特定に際して、前記推定した適合性の高さに応じた優先順位に基づき、前記各作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定し、前記作業計画の生成に際して、前記各作業の情報とその作業員候補の前記優先順位および勤務シフトの各情報とに基づき、前記作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業の情報が示す当該作業の対応期限内に割当て可能な勤務シフトの作業員のうち、前記優先順位が高い者を優先的に選択し、前記各作業に関する対応期限の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記計画対象となる各作業のうち一連の作業として実行する所定の作業ペアを生成し、当該作業ペアの作業員候補の間で同一作業員の適合性の情報を所定ルールで統合して、当該作業ペアにおける作業員候補の統合適合性を特定し、当該特定した統合適合性の高さに応じた優先順位に基づき、当該作業ペアを1つの作業とした場合に当該作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記作業ペアを生成す
るに際し、前記計画対象である作業同士を組み合わせた各作業ペア候補に関して、当該作業ペア候補を成すそれぞれの作業の情報を入力として、予め定めた事象に関する所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記適合性の情報の統合処理を行った作業ペアたる前記1つの作業と、他の作業または他の作業ペアに基づく1つの作業とを組み合わせた、更なる各作業ペア候補に関して、前記所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定し、当該特定した作業ペアに関して前記適合性の情報の統合および所定数の作業員候補の特定の各処理を更に実行するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記適合性の推定に際して、前記計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とを、数量化理論2類に基づく所定アルゴリズムに入力して、前記各作業員における前記各作業への適合性を推定するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、前記生成した作業計画のデータと、当該作業計画における各作業の実施場所を含む所定エリアの地図データとを更に保持し、前記作業計画における各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを、当該作業の実施順に応じて配置したガントチャートと、各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを実施場所に応じて配置して当該配置したオブジェクトの各間に作業間の実施順を示す線分のオブジェクトを配置した地図と、を出力装置に表示する処理と、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた場合、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか他方において対応するオブジェクトの配置を前記変更動作に応じて変更する処理とを更に実行するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた際、当該変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、該当作業の実施場所の情報に基づく割当作業員の移動時間を算定し、当該移動時間が該当作業および当該作業に関係する他作業の実施順に齟齬を生じないか判定し、当該判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定する処理を更に実行するとしてもよい。
本実施形態の計画管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、各作業員の勤務シフトの情報を更に格納し、前記齟齬の判定に際し、前記変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、当該変更動作に関係する作業の割当作業員の勤務シフトの情報と当該作業の情報が示す対応期限の情報とに基づき、当該作業の割当作業員の勤務シフトで当該作業の対応期限内での対応が可能であるか更に判定し、前記各判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定するとしてもよい。
10 ネットワーク
100 サーバシステム(計画管理システム)
101 CPU
102 ネットワークインタフェース
103 I/O
104 記憶装置
1041 データベース
105 入力装置
106 表示装置
107 メモリ
108 データバス
110 作業員推定プログラム
111 作業計画プログラム
112 計画修正プログラム
200 携帯情報端末
201 無線通信装置
202 表示装置
203 位置情報取得装置
204 撮影装置
205 CPU
206 入力装置
207 メモリ
208 GPS衛星
300 クライアントPC
301 CPU
302 ネットワークインタフェース
303 I/O
304 メモリ
305 入力装置
306 表示装置
307 データバス
400 作業データ
401 作業計画データ
402 作業結果データ
403 作業員推定結果データ
404 勤務シフトデータ
405 勤務シフトテンプレートデータ
406 地図データ

Claims (18)

  1. 所定作業の情報と当該作業に従事する各作業員の作業実績情報を格納した記憶装置と、
    計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とに基づいて、各作業員における前記各作業への適合性を所定アルゴリズムで推定して、当該推定した適合性の高さに応じて前記各作業に割り当てる作業員候補を特定し、前記各作業の情報とその作業員候補の情報とに基づき、所定の作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業に関する所定の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定し、作業計画を生成する演算装置と、
    を備えることを特徴とする計画管理システム。
  2. 前記記憶装置は、
    各作業員の勤務シフトの情報を更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記作業員候補の特定に際して、前記推定した適合性の高さに応じた優先順位に基づき、前記各作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定し、
    前記作業計画の生成に際して、前記各作業の情報とその作業員候補の前記優先順位および勤務シフトの各情報とに基づき、前記作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業の情報が示す当該作業の対応期限内に割当て可能な勤務シフトの作業員のうち、前記優先順位が高い者を優先的に選択し、前記各作業に関する対応期限の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計画管理システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記計画対象となる各作業のうち一連の作業として実行する所定の作業ペアを生成し、当該作業ペアの作業員候補の間で同一作業員の適合性の情報を所定ルールで統合して、当該作業ペアにおける作業員候補の統合適合性を特定し、当該特定した統合適合性の高さに応じた優先順位に基づき、当該作業ペアを1つの作業とした場合に当該作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の計画管理システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記作業ペアを生成するに際し、前記計画対象である作業同士を組み合わせた各作業ペア候補に関して、当該作業ペア候補を成すそれぞれの作業の情報を入力として、予め定めた事象に関する所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の計画管理システム。
  5. 前記演算装置は、
    前記適合性の情報の統合処理を行った作業ペアたる前記1つの作業と、他の作業または他の作業ペアに基づく1つの作業とを組み合わせた、更なる各作業ペア候補に関して、前記所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定し、当該特定した作業ペアに関して前記適合性の情報の統合および所定数の作業員候補の特定の各処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の計画管理システム。
  6. 前記演算装置は、
    前記適合性の推定に際して、前記計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とを、数量化理論2類に基づく所定アルゴリズムに入力して、前記各作業員における前記各作業への適合性を推定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計画管理システム。
  7. 前記記憶装置は、
    前記生成した作業計画のデータと、当該作業計画における各作業の実施場所を含む所定エリアの地図データとを更に保持するものであり、
    前記演算装置は、
    前記作業計画における各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを、当該作業の実施順に応じて配置したガントチャートと、各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを実施場所に応じて配置して当該配置したオブジェクトの各間に作業間の実施順を示す線分のオブジェクトを配置した地図と、を出力装置に表示する処理と、
    前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた場合、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか他方において対応するオブジェクトの配置を前記変更動作に応じて変更する処理と、
    を更に実行するものであることを特徴とする請求項1に記載の計画管理システム。
  8. 前記演算装置は、
    前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた際、当該変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、該当作業の実施場所の情報に基づく割当作業員の移動時間を算定し、当該移動時間が該当作業および当該作業に関係する他作業の実施順に齟齬を生じないか判定し、当該判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の計画管理システム。
  9. 前記記憶装置は、
    各作業員の勤務シフトの情報を更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記齟齬の判定に際し、前記変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、当該変更動作に関係する作業の割当作業員の勤務シフトの情報と当該作業の情報が示す対応期限の情報とに基づき、当該作業の割当作業員の勤務シフトで当該作業の対応期限内での対応が可能であるか更に判定し、前記各判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の計画管理システム。
  10. 所定作業の情報と当該作業に従事する各作業員の作業実績情報を格納した記憶装置を備えた情報処理システムが、
    計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とに基づいて、各作業員における前記各作業への適合性を所定アルゴリズムで推定して、当該推定した適合性の高さに応じて前記各作業に割り当てる作業員候補を特定し、前記各作業の情報とその作業員候補の情報とに基づき、所定の作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業に関する所定の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定し、作業計画を生成する、
    ことを特徴とする計画管理方法。
  11. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、各作業員の勤務シフトの情報を更に格納し、
    前記作業員候補の特定に際して、前記推定した適合性の高さに応じた優先順位に基づき、前記各作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定し、
    前記作業計画の生成に際して、前記各作業の情報とその作業員候補の前記優先順位およ
    び勤務シフトの各情報とに基づき、前記作業計画立案アルゴリズムによって、前記各作業の情報が示す当該作業の対応期限内に割当て可能な勤務シフトの作業員のうち、前記優先順位が高い者を優先的に選択し、前記各作業に関する対応期限の制約条件を満たすよう各作業間の実施順と割当作業員を決定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の計画管理方法。
  12. 前記情報処理システムが、
    前記計画対象となる各作業のうち一連の作業として実行する所定の作業ペアを生成し、当該作業ペアの作業員候補の間で同一作業員の適合性の情報を所定ルールで統合して、当該作業ペアにおける作業員候補の統合適合性を特定し、当該特定した統合適合性の高さに応じた優先順位に基づき、当該作業ペアを1つの作業とした場合に当該作業に割り当てる所定数の作業員候補を特定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の計画管理方法。
  13. 前記情報処理システムが、
    前記作業ペアを生成するに際し、前記計画対象である作業同士を組み合わせた各作業ペア候補に関して、当該作業ペア候補を成すそれぞれの作業の情報を入力として、予め定めた事象に関する所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の計画管理方法。
  14. 前記情報処理システムが、
    前記適合性の情報の統合処理を行った作業ペアたる前記1つの作業と、他の作業または他の作業ペアに基づく1つの作業とを組み合わせた、更なる各作業ペア候補に関して、前記所定関数の値を算定し、各作業ペア候補のうち当該算定値が所定基準上で最良であるものを、前記生成する作業ペアとして特定し、当該特定した作業ペアに関して前記適合性の情報の統合および所定数の作業員候補の特定の各処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の計画管理方法。
  15. 前記情報処理システムが、
    前記適合性の推定に際して、前記計画対象となる各作業の情報と前記各作業員の作業実績情報とを、数量化理論2類に基づく所定アルゴリズムに入力して、前記各作業員における前記各作業への適合性を推定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の計画管理方法。
  16. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、前記生成した作業計画のデータと、当該作業計画における各作業の実施場所を含む所定エリアの地図データとを更に保持し、
    前記作業計画における各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを、当該作業の実施順に応じて配置したガントチャートと、各割当作業員に割り当たった該当作業のオブジェクトを実施場所に応じて配置して当該配置したオブジェクトの各間に作業間の実施順を示す線分のオブジェクトを配置した地図と、を出力装置に表示する処理と、
    前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象にした、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた場合、前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか他方において対応するオブジェクトの配置を前記変更動作に応じて変更する処理と、
    を更に実行することを特徴とする請求項10に記載の計画管理方法。
  17. 前記情報処理システムが、
    前記ガントチャートまたは前記地図のいずれか一方におけるオブジェクトを操作対象に
    した、当該作業計画に関する変更動作を入力装置にて受け付けた際、当該変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、該当作業の実施場所の情報に基づく割当作業員の移動時間を算定し、当該移動時間が該当作業および当該作業に関係する他作業の実施順に齟齬を生じないか判定し、当該判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の計画管理方法。
  18. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、各作業員の勤務シフトの情報を更に格納し、
    前記齟齬の判定に際し、前記変更動作による該当作業の実施順および割当作業員の少なくともいずれかの変更に関して、当該変更動作に関係する作業の割当作業員の勤務シフトの情報と当該作業の情報が示す対応期限の情報とに基づき、当該作業の割当作業員の勤務シフトで当該作業の対応期限内での対応が可能であるか更に判定し、前記各判定の結果によって、前記変更動作による作業計画変更の可否を決定する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の計画管理方法。
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