JP2017059296A - 導電性パタン前駆体および導電性パタンの製造方法 - Google Patents

導電性パタン前駆体および導電性パタンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な導電性を有する導電性パタンが得られ、かつ断線が生じにくい導電性パタン前駆体と、該導電性パタン前駆体を用いた導電性パタンの製造方法を提供する。
【解決手段】光透過性支持体の少なくとも一方の面に、水溶性高分子化合物、架橋剤および金属硫化物を含有する下地層と、該下地層上に平均粒径が0.7〜4.0μmであってCV値が17%以下である球形粒子を含有する感光性レジスト層を有する導電性パタン前駆体、およびこれを用いた導電性パタンの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、良好な導電性を有する導電性パタンが得られ、かつ断線が生じにくい導電性パタン前駆体と、該導電性パタン前駆体を用いた導電性パタンの製造方法に関する。
従来、光透過性のタッチパネル、電磁波シールド材、ヒーター等においては、酸化スズ(SnO)、酸化インジウムスズ(ITO)や酸化亜鉛(ZnO)等の透明導電性材料からなる薄膜(透明導電性薄膜)が用いられている。これらの薄膜は透明ではあるがシート抵抗値は100Ω/□以上であった。近年、透明導電性材料の低抵抗値化や低価格化が求められており、この透明導電性薄膜を金属細線から構成されるメッシュ様の導電性パタンに代替する検討が進んでいる。現在、メッシュを構成する金属細線の幅が20μm程度のものが、プラズマディスプレイパネル用の光透過性電磁波シールド材として量産されて、タッチパネル用の光透過性電極としては、パタンの視認性(難視認性)の問題から、金属細線の幅は5μm以下、かつシート抵抗値が100Ω/□以下の十分な導電性を有するメッシュ様の導電性パタンが求められている。
現在、金属細線から構成されるメッシュ様の導電性パタンの形成方法としては、感光性レジスト層を金属箔上に設け、感光・現像工程からなる所謂フォトリソグラフィー法により任意のパタンでレジスト開口部を有するレジストパタンを形成した後、エッチングによりレジスト開口部の金属箔を溶解・除去し、金属箔を所望のパタンに加工するサブトラクティブ法が主に用いられているが、上記の様なファインピッチ化の要望から、エッチングする金属箔(主に銅箔)や感光性レジスト層の薄層化が急務となっている。
一方、ファインピッチ化の別の手段として、サブトラクティブ法に替えて、支持体上に薄層の下地金属層と下地金属層上に感光性レジスト層を形成し、感光性レジスト層を露光・現像によりレジストパタンとした後、電解めっき法によりレジスト開口部の下地金属層上に金属層を析出させ、所望の厚みとした後、レジストパタンおよびレジストパタンで保護された下地金属層を除去することにより、導電性パタンを形成する、いわゆるセミアディティブ法が提案されている。例えば特開2007−287953号公報(特許文献1)では支持体表面に第1金属層としてスパッタ金属層を形成し、上記セミアディティブ法を用い導電性パタンを形成する方法が開示されている。しかしながら、下地金属層であるスパッタ金属層を除去するエッチング工程が数回必要であり、また支持体表面のエッチングも行わなければならず、工程が多くなるため生産性は低いものであった。このような生産性を改善することを目的として、特開2010−45227号公報(特許文献2)では、下地金属層として写真製法によって得られた銀薄膜層を用い、その上に感光性レジスト層を設けた導電性材料前駆体が開示されている。しかしながら導電性パタンの形成には、依然としてエッチング工程が必要であり、十分満足できるものではなかった。
一方、エッチング工程を必要としないものとしては、特開平8−239773号公報(特許文献3)、特開平9−205270号公報(特許文献4)、特開平10−18044号公報(特許文献5)等に、プラスチックフィルム上に、膨潤性の水性樹脂、金属化合物の微粒子及び架橋剤を含有する無電解めっき用下地層を設け、これに無電解めっきを施すことで下地金属層を設け、その上に感光性レジスト層を設けた感光性シートが開示されており、該金属化合物の微粒子として、硫化パラジウムや硫化スズ等の金属硫化物が例示されている。これらの感光性シートは感光性レジスト層を露光・現像によりレジストパタンとした後に、露出した下地金属層に電解めっきが施され、その後、接着剤層が設けられた絶縁性支持体の接着層上に、めっき層(あるいはめっき層とレジスト画像)を転写させることで導電性パタンを形成するが、絶縁性支持体へのめっき層の転写や、その後のプラスチックフィルムの剥離等、煩雑な工程を経る必要があり、生産性の改善には至っていなかった。
上記した様な生産性を解決する技術として、特開2014−197531号公報(特許文献6)が知られている。同公報には支持体上に水溶性高分子化合物、架橋剤および金属硫化物を含有する下地層と、感光性レジスト層をこの順に有する導電性パタン前駆体を用い、レジスト開口部に無電解めっきを行う方法が記載されている。この技術によって、高い生産性にて導電性材料が生産でき、また良好な導電性と、支持体との優れた密着性を有する導電性材料が得られるが、断線が発生する場合があり、改善が求められていた。
他方、特開2008−116813号公報(特許文献7)には、アルカリ現像が可能な感光性組成物およびそれを用いたプリント配線基版が記載され、該組成物がマット剤を含有できる旨記載されている。また、特公平5−81628号公報(特許文献8)にはリフトオフ法によるパタン形成用レジスト組成物が特定の粒子径を有するタルクを含有することが記載されている。
特開2007−287953号公報 特開2010−45227号公報 特開平8−239773号公報 特開平9−205270号公報 特開平10−18044号公報 特開2014−197531号公報 特開2008−116813号公報 特公平5−81628号公報
本発明の課題は、良好な導電性を有する導電性パタンが得られ、かつ断線が生じにくい導電性パタン前駆体と、該導電性パタン前駆体を用いた導電性パタンの製造方法を提供することである。
本発明の上記目的は、以下の導電性パタン前駆体および導電性パタンの製造方法により達成された。
1.光透過性支持体の少なくとも一方の面に、水溶性高分子化合物、架橋剤および金属硫化物を含有する下地層と、該下地層上に平均粒径が0.7〜4.0μmであってCV値が17%以下である球形粒子を含有する感光性レジスト層を有することを特徴とする導電性パタン前駆体。
2.上記1に記載の導電性パタン前駆体を露光後、現像し、任意のパタンで下地層が露出したレジスト開口部を有するレジストパタンを形成した後、無電解めっき処理によりレジスト開口部の下地層上に金属を積層させ、その後レジストパタンを除去することを特徴とする導電性パタンの製造方法。
本発明によれば、良好な導電性を有する導電性パタンが得られ、かつ断線が生じにくい導電性パタン前駆体と、該導電性パタン前駆体を用いた導電性パタンの製造方法を提供することができる。
本発明により得られる導電性シートの一例を示す概略図
以下に本発明を詳細に説明する。本発明の導電性パタン前駆体は、光透過性支持体の少なくとも一方の面に、水溶性高分子化合物、架橋剤および金属硫化物を含有する下地層と、該下地層上に感光性レジスト層を有する。
本発明において光透過性支持体は、後述する基材そのものであってもよいし、該基材上に必要に応じて形成される易接着層も有してもよい。また耐傷性を目的としたハードコート層(HC層)や、反射率低減を目的としたアンチリフレクション層(AR層)等の公知の層を有してもよい。光透過性支持体の厚さは、20〜300μmであることが好ましい。光透過性支持体の全光線透過率は80%以上であることが好ましく、85%以上がより好ましい。基材としては、例えば、ガラスあるいはポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、セルロースジアセテート樹脂、セルローストリアセテート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチレン−ビニルアルコール樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂等からなる各種樹脂フィルムを挙げることができる。
本発明において、光透過性支持体は紫外線吸収剤を含有することができる。紫外線吸収剤は光透過性支持体中の基材を構成する樹脂フィルム中に均一に含有されていることが好ましいが、光透過性支持体を複数の層、例えば樹脂フィルムA、樹脂フィルムB、紫外線吸収層、易接着層を有する構成とし、それらの何れかの中に紫外線吸収剤を偏在させてもよい。紫外線吸収層とは後述する紫外線吸収剤を合成樹脂あるいは水溶性高分子化合物と混合し形成された層である。このような光透過性支持体を利用し、該支持体の両面に下地層と感光性レジスト層を設け、該感光性レジスト層を露光する際の光として紫外線を用いると、光透過性支持体に含まれる紫外線吸収剤が紫外線を吸収することにより、一方の面に照射した紫外線が他方の面の感光性レジスト層に到達しない、あるいは到達したとしても極僅かであるため、光透過性支持体の両面に導電性パタンを形成することが可能となる。なお、露光は個々の面において同一のパタンであっても、また異なったパタンであってもよい。紫外線吸収剤を含有する光透過性支持体の、感光性レジスト層を露光するために用いる紫外線領域における透過率は5%以下であることが好ましく、2%以下であることがより好ましい。
光透過性支持体が含有することができる紫外線吸収剤としては、例えばフェニルサリシレート、p−tert−ブチルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−ドデシル−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)−フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−(1−メチル−1−フェニルエチル)−5′−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−(1−メチル−1−フェニルエチル)−フェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2′−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3−(3′,4′−メチレンジオキシフェニル)−アクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤、(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン等のトリアジン系紫外線吸収剤を挙げることができる。これらの内、基材の樹脂に含有させた場合に全光線透過率の低下やヘイズの上昇が少ないという観点から、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤が好ましい。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の市販品としてはBASFジャパン(株)製のチヌビンP、チヌビン234、チヌビン326、チヌビン328、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤の市販品としては同社のチマソーブ81、トリアジン系紫外線吸収剤の市販品としては同社のチヌビン1577を例示することができる。なお、本発明における光透過性支持体の紫外線吸収剤含有量は、1m当たり0.05〜10gであることが好ましく、より好ましくは1m当たり0.1〜5gである。
また、本発明に用いる紫外線吸収剤として、紫外線吸収機能を有する樹脂を用いることもできる。このような樹脂として、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリエチレンナフタレート(PEN)を例示することができ、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンナフタレートを混合した樹脂を用いてもよい。
前記光透過性支持体は易接着層を有することが好ましい。易接着層は光透過性支持体上に塗布する下地層の塗布性(面質)、および光透過性支持体と下地層の密着性を向上させることができる。易接着層は、合成樹脂あるいは水溶性高分子化合物を含有する層であることが好ましく、かかる合成樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニリデン、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。これらの中でも、特にアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリウレタン樹脂が好ましい。また合成樹脂としては水分散性のポリマー(エマルジョンやラテックス)を利用することが好ましい。水溶性高分子化合物としては、例えばゼラチンやポリビニルアルコール等が挙げられる。更に易接着層はシリカ等のマット剤、イソシアネート、エポキシ等の架橋剤、滑剤、顔料、染料、界面活性剤、前述した紫外線吸収剤等を含有していてもよい。
次に本発明の導電性パタン前駆体が有する下地層について説明する。下地層は光透過性支持体の一方の面にあれば良く、該支持体の両面に設けることもできる。本発明における下地層が含有する水溶性高分子化合物としては水溶性のアニオン性高分子化合物、ノニオン性高分子化合物、及び両性高分子化合物等が挙げられる。アニオン性高分子化合物としては、天然由来の化合物、あるいは合成された化合物のいずれでも用いることができ、例えば−COO基、−SO 基等を有するものが挙げられる。具体的なアニオン性の天然高分子化合物としてはアラビアゴム、アルギン酸、ペクチン等があり、半合成品としてはカルボキシメチルセルロース、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体、硫酸化デンプン、硫酸化セルローズ、リグニンスルホン酸等がある。また、合成品としては無水マレイン酸系(加水分解したものも含む)共重合体、アクリル酸系(メタクリル酸系も含む)重合体及び共重合体、ビニルベンゼンスルホン酸系重合体及び共重合体、カルボキシ変性ポリビニルアルコール等がある。ノニオン性高分子化合物としては、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等がある。両性の高分子化合物としてはゼラチン等がある。
上記した水溶性高分子化合物の中でも、ゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリビニルアルコールが好ましく、特にポリビニルアルコールを用いた場合、優れた密着性に加え、とりわけ優れた導電性を有する導電性パタンを得ることが可能となる。ポリビニルアルコールは下地層の皮膜形成性及び皮膜強靱性の観点から、完全または部分鹸化されたポリビニルアルコールが好ましく、中でも鹸化度が80%以上のポリビニルアルコールが特に好ましい。また、ポリビニルアルコールの平均重合度は500〜6000が好ましく、1000〜5000がより好ましい。本発明で用いられるポリビニルアルコールとしては、一般的なポリビニルアルコールに加え、カチオン変性ポリビニルアルコール、アニオン変性ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール及びその他ポリビニルアルコールの誘導体も含まれる。ポリビニルアルコールは1種単独でもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお本発明において、水溶性高分子化合物の水溶性とは、25℃における水に対する溶解量が少なくとも0.5質量%以上であることを意味し、好ましくは溶解量が5質量%以上である。本発明の下地層における水溶性高分子化合物の含有量は、固形分として1m当たり1〜1000mgが好ましく、より好ましくは5〜200mgである。
下地層は、光透過性支持体に対する導電性パタンの密着性を向上させることを目的として、水溶性高分子化合物に加えてウレタンポリマーラテックスを含有してもよい。ウレタンポリマーラテックスは、ウレタンポリマーエマルジョン、ポリウレタンラテックス、ポリウレタンエマルジョン、水性ウレタン樹脂等とも表記される。下地層に用いるウレタンポリマーラテックスにはポリオールとポリイソシアネートから合成されるウレタンポリマーの微粒子を含有する。用いられるポリオールとしてポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオールなどが挙げられる。ウレタンポリマーラテックス中のウレタンポリマー微粒子の平均粒子径は0.01〜0.3μmであることが好ましく、より好ましくは0.01〜0.1μmである。なお、本発明において下地層に用いるウレタンポリマーラテックスは、下地層の塗液に用いる段階ではウレタンポリマー微粒子の水分散物であるが、下地層は塗布後乾燥され固体の塗膜となるため、下地層中でウレタンポリマーラテックスは、水分散物の状態やウレタンポリマー微粒子の粒子形状を保持している必要はない。
本発明における下地層が含有する架橋剤としては、25℃の水に対する溶解量が0.5質量%以上である架橋剤が好ましく、例えばクロム明ばん等の無機化合物、ホルムアルデヒド、グリオキザール、マロンアルデヒド、グルタルアルデヒド等のアルデヒド類、尿素、エチレン尿素等のN−メチロール化合物、ムコクロル酸、2,3−ジヒドロキシ−1,4−ジオキサン等のアルデヒド等価体、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン塩、2,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−s−トリアジン塩等の活性ハロゲンを有する化合物、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル等のエポキシ基を分子中に二個以上有する化合物類、ジビニルスルホン、ジビニルケトン、N,N,N−トリアクリロイルヘキサヒドロトリアジン、活性な三員環であるエチレンイミノ基を二個以上有する化合物、「高分子の化学反応」(大河原 信著 1972、化学同人社)の2・6・7章、5・2章、9・3章などに記載の架橋剤等の、公知の架橋剤を用いることができる。中でも下地層が含有する水溶性高分子化合物としてポリビニルアルコールを用いた場合、多価アルデヒド化合物を架橋剤として使用することが好ましい。架橋剤として多価アルデヒド化合物を用いた場合、とりわけ優れた導電性を有する導電性パタンを得ることが可能となる。
多価アルデヒド化合物の代表例としては、例えばグリオキザール、マロンアルデヒド、グルタルアルデヒド、スクシンアルデヒド、ヘプタンジアール、オクタンジアール、ノナンジアール、デカンジアール、ドデカンジアール、2,4−ジメチルヘプタンジアール、4−メチルヘキサンジアールなどの脂肪族ジアルデヒドやテレフタルアルデヒド、フェニルマロンジアルデヒドなどの芳香族ジアルデヒド、更にはそれらとメタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのアルコール類が反応したアセタール化合物、及びN,N′,N″−(3,3′,3″−トリスルホミルエチル)イソシアヌレートなどのトリアルデヒド化合物が挙げられる。特に好ましい多価アルデヒド化合物はジアルデヒド化合物であり、特にグルタルアルデヒド及びグリオキザールが好適である。多価アルデヒド化合物は1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。下地層における架橋剤の含有量は、水溶性高分子化合物の含有量に対して1〜200質量%であることが好ましい。
本発明における下地層が含有する金属硫化物は、主に重金属の硫化物の微粒子(粒子サイズは1〜数十nm程度)である。金属硫化物の代表例としては、例えば、金、銀等のコロイド粒子や、パラジウム、亜鉛、スズ等の水溶性塩と硫化物を反応させて得られた金属硫化物等が挙げられ、中でも硫化パラジウムが好ましい。下地層に用いる金属硫化物の含有量は、固形分で導電性パタン前駆体の1m当たり0.1〜10mgであることが好ましい。
下地層の塗布は、例えばディップコーティング、スライドコーティング、カーテンコーティング、バーコーティング、エアーナイフコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング、スリットダイコーティング、スプレーコーティングなどの公知の塗布方式で塗布することができるが、下地層を均一に塗布するという観点から、エアーナイフコーティング、グラビアコーティング(特に小径グラビアコーティング)、スリットダイコーティングが好ましい。また、塗布方式に合わせ、増粘剤、界面活性剤等の各種塗布助剤を用いることもできる。本発明において下地層は、皮膜の架橋を促進させるために皮膜形成後、30〜50℃の温度で3〜7日間加温することが望ましい。
本発明における感光性レジスト層は、クレゾールノボラック樹脂と、ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルを含有する感光性レジスト層であることが好ましく、更に該感光性レジスト層は平均粒径が0.7〜4.0μmであってCV値が17%以下である球形粒子を含有する。感光性レジスト層は光透過性支持体の少なくとも一方の面に有していれば良いが、場合によっては両面であっても良い。特にファインピッチな導電性パタンを形成するという観点から、感光性レジスト層は下地層上に感光性液状レジストが塗布されて形成された感光性レジスト層であることが好ましい。また下地層との接触による経時変化の観点から、ポジ型感光性レジスト層であることがより好ましい。
本発明において感光性レジスト層が含有するクレゾールノボラック樹脂としては、例えばオルト体、パラ体、メタ体をそれぞれ単独で含有したクレゾールノボラック樹脂であっても良いし、または2種以上でこれらの比率は関係なく混合されたクレゾールノボラック樹脂であっても良い。また、該クレゾールノボラック樹脂の重量平均分子量は3000以上であることが好ましい。
前述の通り、本発明において感光性レジスト層の感光剤としては、ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルを好ましくは含有する。かかる化合物はナフトキノンジアジドスルホン酸とフェノール性水酸基を有する化合物とを、常法に従ってエステル化反応させることにより、容易に製造することができる。
フェノール性水酸基を有する化合物としては、例えばフェノールノボラック樹脂やクレゾールノボラック樹脂等のノボラック樹脂、テトラヒドロキシベンゾフェノンやトリヒドロキシベンゾフェノン等のポリヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシスチレン、没食子酸アルキル、トリヒドロキシベンゼンモノエーテル類、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシジフェニルメタン、4,4′−ジヒドロキシフェニルプロパン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,2′−ジヒドロキシ−1,1−ナフチルメタン、2−ヒドロキシフルオレン、2−ヒドロキシフェナントレン、ポリヒドロキシアントラキノン、プルプロガリン及びその誘導体、フェニル−2,4,6−トリヒドロキシ安息香酸エステル、トリスフェノール等が挙げられる。ここで使用されるノボラック樹脂の重量平均分子量は、500以上3000未満であることが好ましい。
本発明の感光性レジスト層における、前記したナフトキノンジアジトスルホン酸エステルは、クレゾールノボラック樹脂100質量部に対し、10〜50質量部の割合で配合することが好ましく、更に好ましくは15〜40質量部の割合で配合することである。この配合量の感光性レジスト層は、耐めっき性や下地層との密着性にとりわけ優れた、導電性パタン前駆体になり得る。
本発明において感光性レジスト層は平均粒径が0.7〜4.0μmであってCV値が17%以下である球形粒子を含有する。球形粒子の平均粒径が0.7μmより小さい場合は断線に対する効果は得られない。また、球形粒子の平均粒径が4.0μmより大きい場合には断線が発生しやすくなるため好ましくない。一方、球形粒子のCV値において17%を超えた場合にも断線に対して十分な改善効果は得られない。
本発明の感光性レジスト層における球形粒子の粒径のCV値(変動係数)は下記の式によって求められる。
CV値(変動係数)=(粒径の標準偏差)/(粒径の平均値)×100(%)
平均粒径及び粒度分布(標準偏差)は、公知のレーザー回折散乱法により測定される。
本発明の感光性レジスト層における球形粒子の含有量としては球形粒子の粒径や比重によって適時調整が必要であるが感光性レジスト層の総固形分量に対して0.0001〜0.05質量%が好ましく、更に好ましくは0.001〜0.03質量%である。
本発明の感光性レジスト層が含有する球形粒子は、有機樹脂粒子であることが好ましく、かかる樹脂粒子を作製する際に利用されるポリマーとしては、ポリメチルメタクリレート、ポリメタクリル酸エステル、アクリルコポリマー、架橋ポリスチレン、シリコーン樹脂等が挙げられる。市販品としては綜研化学(株)製のアクリル単分散粒子MX−300、MX−180TA、MX−150、MX−80H3wT、ケミスノー架橋ポリスチレン単分散粒子SX−130H、積水化成品工業(株)製の架橋ポリメタクリル酸メチル粒子SSX−101、SSX−102、SSX103、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン合同会社製の架橋シリコーン粒子トスパール120、トスパール130、東洋インキ(株)製の架橋アクリル粒子リオスフィアRSP3031、RSP3015等がある。
本発明の感光性レジスト層を下地層上に塗布するにあたり、前記クレゾールノボラック樹脂とナフトキノンジアジドスルホン酸エステルは適当な溶剤に溶解して、塗液とする。このような溶剤の例としては、この分野で使用されている溶剤をいずれも使用することができる。このような溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、メチル−2−n−アミルケトン等のケトン類、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール等のアルコール類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸tert−ブチル、プロピオン酸tert−ブチル、プロピレングリコールモノ−tert−ブチルエーテルアセテート等のエステル類等の溶媒を挙げることができる。これら溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の感光性レジスト層においては、例えば強度を向上させるなどの目的で、クレゾールノボラック樹脂と相溶性のあるエポキシ樹脂やアクリル樹脂、可塑剤としてのポリビニルエーテル類、その他安定剤、レベリング剤、染料、顔料、光酸発生剤などを含有してもよい。
本発明の感光性レジスト層の塗布は下地層と同様の塗布方式で実施することができ、例えばディップコーティング、スライドコーティング、カーテンコーティング、バーコーティング、エアーナイフコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング、スリットダイコーティング、スプレーコーティングなどの公知の塗布方式で塗布することができるが、感光性レジスト層を均一に塗布するという観点から、グラビアコーティング(特に小径グラビアコーティング)、スリットダイコーティングが好ましい。また、塗布方式に合わせ、増粘剤、界面活性剤等の各種塗布助剤を用いることもできる。なお、感光性レジスト層は塗布を行った後、60〜150℃で乾燥させることが好ましい。
上記感光性レジスト層の膜厚としては、0.5〜3.0μmが好ましく、更には0.7〜2.0μmであることがより好ましい。
次に、本発明の導電性パタンの製造方法について説明する。本発明における導電性パタンの製造方法は、感光性レジスト層を露光した後、現像し、任意のパタンで下地層が露出したレジスト開口部を有するレジストパタンを形成し、無電解めっき処理によりレジスト開口部の下地層上に金属を積層させ、その後レジストパタンを除去する。
導電性パタンを得るためのパタン露光の方法としては、感光性レジスト層面と任意のパタンを有するフォトマスクを密着して露光する方法が挙げられる。ここで任意のパタンとは、例えば図1で示したタッチパネルのタッチセンサーが例示できる。以下に図1の詳細な説明を示す。
導電性シート1は絶縁性支持体2の上に、第一の方向(図中y方向)に伸びる光透過性のセンサー部11と、第一の方向に対し垂直な方向である第二の方向(図中x方向)において、該センサー部11と交互に並ぶ光透過性のダミー部12を有する。センサー部11は複数個が設けられ(図中11a、11b・・等)、これに応じて該センサー部11と交互に並ぶダミー部も複数個が設けられる(図中12a、12b・・等)。
端子部14は、センサー部11と外部とを電気的に接続するための部分であり、センサー部11の数に応じて複数の端子(図中14a、14b・・等)から構成される。センサー部11aは周辺配線13aを介し端子14aに電気的に接続されており、この端子14aを通して外部に電気的に接続することで、センサー部11で感知した静電容量の変化を捉えることができる。ダミー部12は端子部14と電気的な接続は無い。
周辺配線部13は、センサー部11と端子部14を電気的に接続する複数の周辺配線から構成され(図中13a、13b・・等)、周辺配線部13が有する複数の周辺配線は、隣接する周辺配線間で平行な部分を有している。周辺配線13の最中線間隔が狭い平行部分ではライン&スペース(複数本の並んだ周辺配線の線幅と線間隔)で10〜200μmに設定されることが好ましい。
図1の、センサー部11及びダミー部12は、公知の形状を繰り返してなる金属細線パタンにより形成され、例えば正三角形、二等辺三角形、直角三角形などの三角形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形などの四角形、(正)六角形、(正)八角形、(正)十二角形、(正)二十角形などの(正)n角形、円、楕円、星形などの公知の形状を繰り返して形成された金属細線パタン、及びこれらの形状を2種類以上組み合わせることにより形成された金属細線パタンなどが挙げられる。あるいは、モアレを解消する観点から、公知のランダムパターン、例えばボロノイパターン、ペンローズタイリング、ドロネーパターンなどが挙げられ、これらランダムパターンの中に三角形、四角形、五角形、菱形などの公知の図形を規則的に繰り返した規則的パタンをその一部に内包させることもできる。
センサー部11及びダミー部12の金属パタンが有する金属細線の幅は10μm以下が好ましく、より好ましくは7μm以下、更に好ましくは5μm以下である。下限は1μm以上であることが好ましい。また、該金属細線パタンが有する金属細線の間隔は400μm以下が好ましい。このような線幅と間隔を有するセンサー部11及びダミー部12は、導電性パタンに光透過性が求められる場合、好適である。なお図1においてダミー部12とセンサー部11は異なる模様で示しているが、これは説明上、ダミー部12とセンサー部11を区別しやすくするために記載したものであり、実際にはセンサー部11の視認性(難視認性)を向上させるため、ダミー部12とセンサー部11は、同じ形状を繰り返すことで形成された金属細線パタンにより形成されることが好ましい。また図1では図示していないが、ダミー部12とセンサー部11の境界部では、細線が切断された断線部が設けられており、センサー部11とダミー部12の間で、導通は無い。
本発明では、露光された感光性レジスト層を有する導電性パタン前駆体に対して現像処理が行われる。現像処理は、アルカリ性水溶液を使用することが好ましい。かかるアルカリ性水溶液としては、例えば炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の第四級アンモニウム塩、ピロール、ピペリジン等の環状アミン類等を含有するアルカリ性水溶液を使用することができる。更に、上記アルカリ性水溶液にアルコール類、界面活性剤を適当量添加して使用することもでき、pHが11〜14であるアルカリ性水溶液を例示することができる。任意のパタンに露光された感光性レジスト層を現像処理することで、下地層上に任意のパタンで下地層が露出したレジスト開口部を有するレジストパタンを形成することができる。
本発明の導電性パタン製造方法では、上記のようにして得られたレジストパタンに無電解めっき処理を施すことで、レジスト開口部の下地層上に優先的に金属を積層させ、導電性の金属パタンを形成する。無電解めっき処理として、銅めっき法、ニッケルめっき法、亜鉛めっき法、スズめっき法、銀めっき法等の公知のめっき方法を用いることができるが、その中でも、得られる導電性の観点から無電解銀めっき法が特に好ましい。
無電解銀めっき法としては、硝酸銀及びアンモニアを含むアンモニア性硝酸銀溶液と、還元剤及び強アルカリ成分を含む還元剤溶液の2液を、前記任意のパタンを有するレジストパタンが形成された導電性パタン前駆体の表面上で混合されるように付与し、酸化還元反応を生じせしめ、金属銀を析出させる方法が挙げられる。
前記還元剤溶液としては、グルコース、グリオキザール等のアルデヒド化合物、硫酸ヒドラジン、炭酸ヒドラジンまたはヒドラジン水和物等のヒドラジン化合物等の還元剤、水酸化ナトリウムに代表される強アルカリ成分を含有する還元剤溶液が挙げられ、かかる還元剤溶液は、亜硫酸ナトリウムまたはチオ硫酸ナトリウム等を含有してもよい。
アンモニア性硝酸銀溶液は、無電解銀めっき処理における金属銀の析出速度を速めるためにいくつかの添加剤を含有することもできる。例えば、モノエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、1−アミノ−2−プロパノール、2−アミノ−1−プロパノール、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等のアミノアルコール化合物、グリシン、アラニン、グリシンナトリウム等のアミノ酸またはその塩等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
前記アンモニア性硝酸銀溶液と還元剤溶液の2液を、レジストパタンが形成された導電性パタン前駆体の表面上で混合されるように付与する方法としては、2種の水溶液をあらかじめ混合し、この混合液をスプレーノズルやスリットノズル、スプレーガン等を用いてレジストパタンが形成された導電性パタン前駆体の表面に吹き付ける方法、スプレーガンのヘッド内で2種の水溶液を混合して直ちに吐出する構造を有する同芯スプレーガンを用いて吹き付ける方法、2種の水溶液を2つのスプレーノズルを有する双頭スプレーガンから各々吐出させ吹き付ける方法、2種の水溶液を2つの別々のスプレーガンを用いて同時に吹き付ける方法、スリットノズルを2本並べ2種の水溶液を順に吹き付ける方法等がある。これらは状況に応じて任意に選ぶことができる。
本発明の導電性パタンの製造方法における、無電解めっき処理時間としては5〜300秒が好ましい。これによりレジスト開口部の下地層上に積層される金属の厚みは、0.1〜1μm程度である。本発明の導電性パタン前駆体を用いる場合、急速に無電解めっきが進行し、短時間で安定した金属層が得られる。更には、熱処理による焼成も必要がなく、通常の自然乾燥のみで十分な導電性が得られる。
本発明の導電性パタン製造方法において、感光性レジスト層は上記無電解めっき処理後、レジストパタンの除去を行う。除去の前に、レジストパタンの膨潤・溶解性を向上させるために、レジストパタンに対し露光を行っても良い。除去は、例えばレジストパタンを膨潤させる有機溶剤および・またはアルカリ性水溶液等からなる剥離液をスプレーにより吹き付け、あるいはシャワー方式等にて吹き付けてレジストパタンを膨潤・溶解させ、除去することが行われる。かかるアルカリ性水溶液としては、例えば炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の第四級アンモニウム塩、ピロール、ピペリジン等の環状アミン類等を含有するアルカリ性水溶液を使用することができる。更に、上記アルカリ性水溶液にアルコール類、界面活性剤を適当量添加して使用することもでき、pHが11〜14であるアルカリ性水溶液を例示することができる。以上詳述したように、本発明の導電性パタンの製造方法には金属層を除去するエッチング工程は含まれない。
また、本発明の導電性パタン製造方法において、レジストパタンを除去した後の導電性パタンの金属細線が時間経過によって抵抗値の上昇を抑制する目的で、特開2008−34366号公報に記載されているような還元性物質、水溶性リンオキソ酸化合物、水溶性ハロゲン化合物を作用させてもよい。あるいは金属細線の導電性のフレを解消する目的で、銀を含有する導電部に対し、例えば特開2013−196779号公報に記載されているような分子内に2つ以上のメルカプト基を有するトリアジンもしくはその誘導体を作用させてもよい。更には、金属細線の金属反射を低下させ視認性を低下させることを目的として、例えば特開2011−209626号公報に記載されているように硫化反応による黒化処理を施してもよい。
以下実施例によって本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
≪導電性パタン前駆体1の作製≫
光透過性支持体として、厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製ルミラーU34(両面易接着タイプ))を用いた。該支持体の全光線透過率をダブルビーム方式ヘーズコンピューター(スガ試験機株式会社製)で測定したところ、92.4%であった。次に下記硫化パラジウムゾルを調製し、該硫化パラジウムゾルを用いて下記下地層の塗液を作製した。その下地層の塗液を直径が60mm、斜線角度が45度、線数90線/インチ、溝深さ110μmの斜線グラビアロールを用いリバース回転かつキスタッチで前記した光透過性支持体上に塗布・乾燥し、更に40℃の加温庫にて1週間加温した。
<硫化パラジウムゾルの調製>
A液 塩化パラジウム 5g
塩酸 48g
蒸留水 1000g
B液 硫化ソーダ 8.6g
蒸留水 1000g
A液とB液を撹拌しながら混合し、30分後にイオン交換樹脂の充填されたカラムに通し硫化パラジウムゾルを得た。
<下地層の塗液/1mあたり>
PVA217((株)クラレ製ポリビニルアルコール 鹸化度88%、重合度1700) 12mg
タイポールNPS−436(泰光油脂化学工業(株)製界面活性剤)
12mg
1N.水酸化ナトリウム 110mg
グルタルアルデヒド 18mg
前記硫化パラジウムゾル(固形分として)0.4mg
<感光性レジスト層の塗液の調製>
次に感光性レジスト層の塗液としてo−クレゾールノボラック樹脂100質量部と、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンのナフトキノンジアジドスルホン酸エステル30質量部をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート350質量部に溶解した後に、この溶液をメンブレンフィルター(孔径1μm)にて濾過した後、球形粒子である綜研化学(株)製の架橋アクリル単分散粒子MX−300を0.024質量部添加して感光性レジスト層の塗液1を調製した。
上記した感光性レジスト層の塗液1を前記した斜線グラビアロールを用いて、リバース回転かつキスタッチで、下地層の上に塗布し、90℃で2分間乾燥して、乾燥膜厚が1.5μmであるポジ型の感光性レジスト層を設けることで、導電性パタン前駆体1を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
綜研化学(株)製の架橋アクリル単分散粒子MX−300をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は3.0μm、CV値は9.0%であった。
≪導電性パタン前駆体2の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において使用した綜研化学(株)製MX−300を同社の球形粒子である架橋アクリル単分散粒子MX−180TAに代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体2を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したMX−180TAをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は1.8μm、CV値は9%であった。
≪導電性パタン前駆体3の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を同社の球形粒子である架橋アクリル単分散粒子MX−150に代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体3を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したMX−150をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は1.5μm、CV値は9%であった。
≪導電性パタン前駆体4の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を同社の球形粒子である架橋アクリル単分散粒子MX−80H3wTに代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体4を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したMX−80H3wTをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は0.8μm、CV値9%であった。
≪導電性パタン前駆体5の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を同社の球形粒子であるケミスノー架橋ポリスチレン単分散粒子SX−130Hに代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体5を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したSX−130Hをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は1.3μm、CV値は5%であった。
≪導電性パタン前駆体6の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300をモメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン合同会社製の球形粒子である架橋シリコーン粒子トスパール120に代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体6を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したトスパール120をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は2.0μm、CV値は5%であった。
≪導電性パタン前駆体7の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を積水化成品工業(株)製の球形粒子である架橋ポリメタクリル酸メチル粒子SSX−102に代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体7を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したSSX−102をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は2.0μm、CV値は15%であった。
≪導電性パタン前駆体8の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を東洋インキ(株)製の球形粒子である架橋アクリル粒子RSP3021に代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体8を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したRSP3021をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は0.6μm、CV値は19%であった。
≪導電性パタン前駆体9の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を(株)日本触媒製の球形粒子であるアモルファスシリカ粒子シーホスターKE−P30に代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体9を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したシーホスターKE−P30をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は0.3μm、CV値は20%であった。
≪導電性パタン前駆体10の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を同社の球形粒子である架橋アクリル単分散粒子MX−500に代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体10を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
<球形粒子10の測定>
前記したMX−500をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、球形粒子の固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該球形粒子の平均粒径は5.0μm、CV値9.0%であった。
≪導電性パタン前駆体11の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において綜研化学(株)製MX−300を富士シリシア化学(株)製の合成シリカ サイリシア310Pに代えた以外は同様にして導電性パタン前駆体11を得た。
<平均粒子径およびCV値の測定>
前記したサイリシア310Pをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートと混合して、合成シリカの固形分濃度が10質量%の分散液を作製した後に、粒度分布をレーザー回折散乱方式の粒度分布計HORIBA LA−920で測定した。該合成シリカの平均粒径は2.7μm、CV値は40%であった。
≪導電性パタン前駆体12の作製≫
導電性パタン前駆体1の作製において球形粒子を添加しない以外は同様にして導電性パタン前駆体12を得た。
<導電性シートの作製>
上記のようにして得られた導電性パタン前駆体1〜12は、図1の導電性シートが作製できるネガ原稿のマスク画像を有するガラスマスクを用いて、該ガラスマスクに感光性レジスト層の表面を真空密着させ、超高圧水銀灯の光を集光し、コリメーターレンズを通して平行光露光を行った。なお、図1の導電性シートのパタン中、センサー部11、ダミー部12は線幅が5μm、一辺が300μmで狭い方の角度が60°である菱形の格子メッシュからなる。センサー部11とダミー部12の間には境界線に沿って5μmの長さで断線部が設けられている。個々のセンサー部11a〜11pは、対応する周辺配線部13a〜13pをそれぞれ経由し、端子部14まで繋がっている。個々の周辺配線13a〜13pの幅と最中線間隔が狭い平行した部分における該周辺配線間の間隔(ライン&スペース)は50μmである。
露光後の導電性パタン前駆体1〜12は、それぞれ現像液として液温30℃の1質量%炭酸ナトリウム水溶液(pH=11.8)を用い、現像液をシャワー方式にて感光性レジスト層に30秒間吹き掛けて現像し、レジスト画像を得た。なお露光量は、センサー部の格子メッシュになる部分であるレジスト画像で被覆されていない領域(下地層が露出している領域)の幅が5μmになるように設定した。レジスト画像で被覆されていいない同箇所の線幅は共焦点顕微鏡(Lasertec社製OPTELICS C130)で確認した。
次に、表面を脱イオン水で洗浄し、圧縮空気により脱イオン水を吹き飛ばした後、双頭スプレーガンにて、下記組成のアンモニア性硝酸銀溶液と還元剤溶液を同時に30秒間吹き付けて無電解銀めっき処理を行い、レジスト開口部の下地層が露出した溝部分に銀画像を形成した。その後、脱イオン水で綺麗に水洗し、自然乾燥させた。なお、双頭スプレーガン1台あたりの吹き付け量は各々240ml/分であった。
<アンモニア性硝酸銀溶液>
D液 硝酸銀 20g
脱イオン水 1000g
E液 28%アンモニア水溶液 100g
モノエタノールアミン 5g
脱イオン水 1000g
D液とE液を1:1で混合し、アンモニア性硝酸銀溶液を調液した。
<還元剤溶液>
硫酸ヒドラジン 10g
モノエタノールアミン 5g
水酸化ナトリウム 10g
脱イオン水 1000gに溶解し、還元剤溶液を調液した。
次に、pHが14弱の5%水酸化ナトリウム溶液をシャワー方式にて60秒間吹き掛けてレジストパタンを溶解除去し、水洗後、自然乾燥することで、導電性パタン前駆体1〜12を用いた導電性シート1〜12を得た。
<センサー部の導通確認>
上記で得られた導電性シート1〜12のセンサー部の導通を確認すべく、全てのセンサー部16個と、該センサー部に対応した端子部16個の間の導通をテスターにて確認し、16組中、全てで導通が確認できたものを○、8〜15組で導通が確認できたものを△、導通が確認できたものが7組以下であったものを×として評価した。この結果を表1に示す。
以上の結果より、本発明によれば、センサー部の断線が改善された導電性シートが得られることが判る。
1 光透過性導電性シート
2 絶縁性支持体
11 センサー部
12 ダミー部
13 周辺配線部
14 端子部
15 アース配線

Claims (2)

  1. 光透過性支持体の少なくとも一方の面に、水溶性高分子化合物、架橋剤および金属硫化物を含有する下地層と、該下地層上に平均粒径が0.7〜4.0μmであってCV値が17%以下である球形粒子を含有する感光性レジスト層を有することを特徴とする導電性パタン前駆体。
  2. 請求項1に記載の導電性パタン前駆体を露光後、現像し、任意のパタンで下地層が露出したレジスト開口部を有するレジストパタンを形成した後、無電解めっき処理によりレジスト開口部の下地層上に金属を積層させ、その後レジストパタンを除去することを特徴とする導電性パタンの製造方法。
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