JP2017057485A - 真空処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に取り出し、取り付けができる構成を持つマスク材走行ユニットを有する真空処理装置の提供。
【解決手段】シート状の基材Swが走行される方向をX軸方向、幅方向をY軸方向とし、マスク材走行ユニットMuが、シート状の基材の部分Sw1に対してその下側に位置するシート状のマスク材Smの部分Sm1を平行に走行させるガイド手段8a,8bと、所定の張力を加えつつシート状のマスク材をシート状の基材に同期させて走行させる駆動手段8c,8dと、ガイド手段と駆動手段とを支持する支持体Msとを有し、支持体は、枠材を組み付けた枠組み6を有し、Y軸方向一側に位置する枠組みの下枠部6bの部分に、X軸方向に間隔を置いて複数本の支柱65が下方に向けて突設され、各支柱を介して、シート状の基材の部分とその下側のシート状のマスク材の部分とが平行になる起立姿勢で支持体が真空チャンバ1a内に設置されるように構成した真空処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空処理装置に関し、より詳しくは、シート状の基材を所定速度で走行させながら、マスク材越しに基材の片面に所定処理を連続して施すものに関する。
この種の真空処理装置として、シート状の基材に対してスパッタリングにより連続して成膜処理を施すものが例えば特許文献1で知られている。このものは、上部空間を一方向に沿ってシート状の基材の部分が走行される真空チャンバ(スパッタ成膜室)を有し、真空チャンバ内には、シート状の基材の部分に対して成膜処理を施す処理ユニットとしてのスパッタリングカソードと、シート状の基材の部分に対する処理範囲を制限するシート状のマスク材を走行するマスク材走行ユニットとを有する。
ここで、シート状の基材の部分が走行される一方向をX軸方向、シート状の基材の幅方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向として説明すれば、マスク材走行ユニットは、X軸方向及びZ軸方向に間隔を存して配置される4本のY軸方向に長手のローラと、各ローラを支持する支持体とを備え、各ローラに、無端状に形成されたシート状のマスク材が巻き掛けられる。そして、4本のローラで画成される内部空間にスパッタリングカソードを配置し、真空チャンバ内でシート状の基材の部分を所定速度で走行させ、これに同期させて少なくとも1本のローラを駆動ローラとしたマスク材走行ユニットによりシート状のマスク材を走行させ、マスク材越しに基材の片面にスパッタリングにより生じたスパッタ粒子(成膜材料)を供給してシート状の基材の片面に所定のパターンで成膜処理される。
上記従来例のものでは、成膜時、シート状のマスク材にもスパッタ粒子が付着、堆積する。そして、シート状のマスク材への堆積量が増加すると、例えばマスク材の表面に歪が発生し、所謂マスクボケが生じて高精度で成膜できないという問題がある。このため、シート状のマスク材も定期的に交換することが必要になる。このような場合、シート状のマスク材の交換作業性等を考慮すれば、真空チャンバ内からマスク材走行ユニットを簡単に取り出すことができてシート状のマスク材の交換などのメンテナンスを行うことができ、その上、メンテナンス済みのマスク材走行ユニットを真空チャンバ内の所定位置に取り付けできるように構成しておくことが望まれる。
特開2011−225932号公報(例えば、図4参照)
本発明は、以上の点に鑑み、簡単に取り出し、取り付けができる構成を持つマスク材走行ユニットを有する真空処理装置を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、上部空間を一方向に沿ってシート状の基材の部分が走行される真空チャンバ内に夫々配置される、シート状の基材の部分に対して所定の処理を施す処理ユニットとシート状の基材の部分に対する処理範囲を制限するシート状のマスク材を走行するマスク材走行ユニットとを備える本発明の真空処理装置は、シート状の基材が走行される方向をX軸方向、シート状の基材の幅方向をY軸方向とし、マスク材走行ユニットが、シート状の基材の部分に対してその下側に位置するシート状のマスク材の部分を平行に走行させるガイド手段と、所定の張力を加えつつシート状のマスク材をシート状の基材に同期させて走行させる駆動手段と、ガイド手段と駆動手段とを支持する支持体とを有し、支持体は、処理ユニットの配置を可能とする内部空間が画成されるように枠材を組み付けた枠組みを有し、Y軸方向一側に位置する枠組みの下枠部の部分に、X軸方向に間隔を置いて複数本の支柱が下方に向けて突設され、各支柱を介して、シート状の基材の部分とその下側のシート状のマスク材の部分とが平行になる起立姿勢で支持体が真空チャンバ内に設置されるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、真空チャンバ内に支持体を設置した状態では、マスク材走行ユニットの支持体が各支柱で片持ち支持されて起立姿勢をとる。この場合、Y方向他側に位置する枠組みの下枠部の部分は、真空チャンバへの設置面から支柱の高さだけ浮いており、この下枠部の部分の下方を通して手動式リフトの荷役用爪などの部材を支持体の下方空間に侵入させることができる。このため、通常は真空チャンバに設けられている開閉扉の位置と各支柱の位置とが同方位にならないようにマスク材走行ユニットを設置しておけば、開閉扉を開けた状態で、例えば手動式リフトの荷役用爪を支持体の下方空間に侵入させ、真空チャンバの底面から支柱の下端が離間する程度に持ち上げれば、真空チャンバ内からマスク材走行ユニットを簡単に取り出すことができ、この逆の操作で簡単に真空チャンバ内にマスク材走行ユニットを取り付けることができる。このように本発明では、マスク材走行ユニットが各支柱で片持ち支持される構成を採用したことで、例えば真空チャンバ内に対する取り出し、取り付けが簡単に行い得るものにできる。なお、例えば、真空チャンバの底面の所定位置に支柱の下端が嵌合する窪み部を凹設しておき、各支柱が各窪み部に嵌合すれば、真空チャンバ内にてマスク材走行ユニットが位置決めされるようにしておいてもよい。
ところで、処理しようとするシート状の基材の幅が広くなれば、これに伴いマスク材走行ユニットのガイド手段や駆動手段も大型化して重量が増加する。このような場合でも、真空チャンバ内で支持体が起立姿勢を保持できるように構成しておく必要がある。本発明においては、前記真空チャンバ内に前記支持体を設置した状態で、その設置面に設けた旋回軸を支点にしてY軸方向他側に位置する枠組みの下枠部に対して接離方向に旋回自在でかつ当該下枠部の部分に係合可能な支持竿を更に備えることが好ましい。これによれば、支持竿が真空チャンバの設置面に横たわる退避位置では、支持体の下方空間に対する手動式リフトの荷役用爪などの部材の侵入が阻害されることがない。そして、支持竿が下枠部の部分に係合する係合位置では、支持体が各支柱と支持竿とで両持ち支持された状態となり、マスク材走行ユニットの重量があるような場合でも確実に支持体を起立姿勢に保持することができる。
また、本発明において、前記駆動手段は、母線方向をY軸方向に一致させて配置されるローラを備え、前記支持体への取付箇所を支点にして、この支持体に対して接離方向に旋回自在な一対の支持アーム間にローラを軸架する構成を採用することが好ましい。これによれば、シート状のマスク材として無端状に形成したものを用い、ガイド手段と駆動手段との周囲に巻き掛け、所定の張力を加えてシート状のマスク材を走行させるような場合に、一対の支持アームを離接方向一方に旋回するだけで、シート状のマスク材に張力を加えたり、シート状のマスク材に全く張力が加わらない状態にでき、特にシート状のマスク材を交換するときの作業性を向上することができる。
本発明の実施形態の真空処理装置をその一部を省略して示す正面側から視た斜視図。 一部を断面とした真空処理装置の正面図。 マスク材走行ユニットの平面図。
以下、図面を参照して、処理ユニットを成膜ユニットとし、シートの基材Swを所定速度で走行させながらマスクSm越しに所定の処理としての成膜処理を行う場合を例に本発明の真空処理装置の実施形態を説明する。以下において、成膜が行われるメインチャンバ(真空チャンバ)1a内でシート状の基材Swの部分Sw1が一方向に移送される方向をX軸方向(図2中の左右方向)、シート状の基材の幅方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向を含む平面に対し直交する方向をZ軸方向(図1,2中、上下方向と同じ)とし、また、X軸方向及びZ軸方向における上、下、左、右、前、後といった方向を示す用語は図2を基準とする。
図1〜図3を参照して、PMは、本発明の実施形態の真空処理装置である。真空処理装置PMは、成膜処理が行われる略直方体形状のメインチャンバ1aを備える。メインチャンバ1aのX軸方向の両側面には、上流側の補助チャンバ1bと、下流側の補助チャンバ1cとが夫々連設されている。メインチャンバ1aの前面には開閉扉11が設けられている。なお、特に図示して説明しないが、各補助チャンバ1b,1cのいずれかの側面にも開閉扉が夫々設けられ、また、各チャンバ1a,1b,1cには真空ポンプが夫々接続され、所定圧力に真空引きできるようになっている。
上流側の補助チャンバ1bには、シート状の基材Swを巻回した状態で保持し、モータDM1で回転駆動される繰出ローラ21と、繰出ローラ21から繰り出されたシート状の基材Swが巻き掛けられてメインチャンバ1aの上部空間へと案内する上流側ガイドローラ22及び下流側ガイドローラ23とが設けられている。また、上流側の補助チャンバ1bには、上流側ガイドローラ22と下流側ガイドローラ23との間に位置してZ軸方向に移動自在なダンサーローラ24が設けられている。ダンサーローラ24の回転軸24aには、この回転軸24aを上方に向けて付勢するばね24bが付設され、メインチャンバ1a内を挿通するシート状の基材Swの張力を所定値に保持するようにしている。なお、シート状の基材Swの張力を所定値に保持する構成はこれに限定されるものではなく、公知のアクチュエータによりシート状の基材Swの張力を可変としてもよい。また、下流側ガイドローラ23には、その回転速度を検出する速度検出手段としてのセンサ25が付設され、回転速度に基づいてメインチャンバ1aへと送られるシート状の基材Swの送り速度を検出できるようにしている。
下流側の補助チャンバ1cには、メインチャンバ1aを通して成膜処理された処理済みのシート状の基材Swを巻き取って回収する、モータDM2で回転駆動される巻取ローラ31と、メインチャンバ1aから巻取ローラ31へとシート状の基材Swを案内するガイドローラ32とが設けられている。そして、上流側の補助チャンバ1b内の下流側ガイドローラ23と下流側の補助チャンバ1c内のガイドローラ32とにより、シート状の基材Swの部分Sw1がメインチャンバ1aの上部空間をX軸方向に水平に移送され、その下面が成膜面となる。
メインチャンバ1a内には、シート状の基材Swの部分Sw1に対して成膜処理を施す成膜ユニット4と、シート状の基材Swの部分Sw1に対する処理範囲を制限するシート状のマスク材Smを走行するマスク材走行ユニットMuと、シート状の基材Swを冷却する冷却ユニット5とが設けられている。成膜ユニット4は、シート状の基材Swに成膜しようする薄膜の組成に応じて選択される成膜材料(図示せず)が収納でき、この成膜材料を抵抗加熱により蒸発させる抵抗ボード41と、抵抗ボード41が格納され、上面に蒸発した成膜材料の通過を許容する開口を有するボックス42とを備え、メインチャンバ1aのY軸方向の側壁面で支持されて後述の枠組みの内部空間内に配置される。この場合、ボックス42をメインチャンバ1aに対して出没自在に構成し、成膜材料の補充やメンテナンスを容易にできるようにしてもよい。冷却ユニット5は、メインチャンバ1aの上璧内面に吊設され、シート状の基材Swの部分Sw1の上面に間隔を存して対向配置される矩形の輪郭を持つ冷却パネル51と、冷却パネル51に冷媒を供給する冷媒供給源(図示せず)とを備え、一方向に沿って走行されるシート状の基材Swの部分Sw1を所定長さの範囲に亘って冷却できるようになっている。
マスク材走行ユニットMuは、シート状の基材Swの部分Sw1に対する処理範囲を制限するシート状のマスク材を走行するためのものであり、支持体Msを有する。なお、本実施形態では、シート状のマスク材Smとしては、所定材質のシート状の金属箔の両自由端を接合して無端状に形成し、シート状の基材Swに成膜しようとするパターンに応じて厚み方向に貫通する孔またはスリットがマスクパターンとして開設されたものが用いられる。
マスク材走行ユニットMuの支持体Msは、成膜ユニット4を囲う内部空間60が画成されるように複数本の板状の枠材を略直方体の輪郭を持つように組み付けた枠組み6とこの枠組み6に回転自在に吊設される回転台7とを備える。枠組み6の上枠部6aには、Y軸方向前後で夫々対を成すように4本の上支持アーム61a,61b,62a,62bがX軸方向左上方及び右上方に向けて夫々突設されている。夫々対を成す上支持アーム61a,61bと62a,62bの間には、Z軸方向の高さ位置を互いに一致させかつ母線方向をY軸方向に夫々一致させて、シート状のマスク材Smが巻き掛けられる第1及び第2の各ローラ8a,8bが夫々軸架されている。また、枠組み6の下枠部6bの内側には枠板63が組み付けられ、枠板63の中央には軸受64が設けられている。そして、軸受64で回転台7の中心に立設した所定長さの回転軸71が支承されて回転台7が枠組み6に吊設される。
回転台7は矩形の輪郭を持ち、そのX軸方向に沿う長さが枠組み6の下枠部6bからX軸方向両側に夫々突出するように定寸され、Y軸方向に沿う長さが枠組み6の下枠部6bからX軸方向両側に夫々突出しないように定寸されている。また、回転台7には、Y軸方向前後で夫々対を成す4本の下支持アーム72a,72b,73a,73bがX軸方向左下方及び右下方に向けて夫々突設されている。各対の下支持アーム72a,72bと73a,73bの間には、Z軸方向の高さ位置を互いに一致させかつ母線方向をY軸方向に夫々一致させて、シート状のマスク材Smが巻き掛けられる第3及び第4の各ローラ8c,8dが夫々軸架されている。
X軸方向右側(シート状の基材の移送方向下流側)に位置する第4のローラ8dの回転軸82は、回転台7に取り付けたモータDM3にベルトDVを介して連結され、所定の回転数で回転駆動されるようになっている。また、X軸方向左側に位置する第3のローラ8cが軸架される一対の下支持アーム72a,72bは、旋回機構Pmを介在させて回転台7に夫々取り付けられ、下支持アーム72a,72bの取付箇所としての旋回機構Pmを支点にして、枠組み6に対して接離方向(X軸―Z軸方向)に旋回自在となっている。即ち、各ローラ8a〜8dの周囲にシート状のマスク材Smを巻き掛けたときに、枠組み6に対して離間方向に旋回させてシート状のマスク材Smに張力を加える加張位置と、枠組み6に対して近接方向に旋回してシート状のマスク材Smに全く張力が加わらない退避位置との間で一対の下支持アーム72a,72bが同期して旋回され、加張位置及び退避位置で夫々保持されるようにしている。旋回機構Pmとしては、油圧やギアを利用した公知のものが利用できる。
また、回転台7には2個の付勢機構Bmが取り付けられている。各付勢機構Bmは、X軸方向左側に位置する第3のローラ8cの回転軸81の両端に近接配置され、X軸方向で回転台7から離間する方向に夫々独立して回転軸81の両端に対して付勢力を作用できるようにしている。この場合、付勢機構Bmにより回転軸81の両端に作用する付勢力を変化させることで、各ローラ8a〜8dの周囲にシート状のマスク材Smを巻き掛けたときにシート状のマスク材Smに加わる張力を、シート状のマスク材Smの幅方向で張力差が可及的小さくなるように適宜変化させることができる。付勢機構Bmとしては、エアー式や油圧式のアクチュエータなどの公知のものが利用できる。更に、回転台7の上面には、枠組み6に取り付けた駆動源DM4の駆動軸DMsが連結され、駆動源DM4により、軸受64で支承された回転軸71を回転中心としてX軸―Y軸方向に回転自在となっている(図3参照)。この場合、駆動源DM4としては、例えばモータと送りねじ機構とを備える公知のものが利用できる。
シート状のマスク材Smをセットする場合、一対の下支持アーム72a,72bを退避位置に旋回させた状態で、第1、第2及び第4の各ローラ8a、8b、8dの周囲にシート状のマスク材Smを巻き掛ける。次に、図2に示すように、一対の下支持アーム72a,72bを加張位置に旋回させる。これにより、第3のローラ8cの周囲にもシート状のマスク材Smが巻き掛けられる。そして、付勢機構Bmにより回転軸81の両端に付勢力を作用させてシート状のマスク材Smに加わる張力を、その幅方向で張力差が小さくなるように調整してシート状のマスク材Smのセットが完了する。この場合、第3、第4の各ローラ8c,8dに位置するシート状のマスク材の部分は、回転台7から間隔を置いて走行することになる。
上記のようにシート状のマスク材Smが第1〜第4の各ローラ8a〜8dの周囲に巻き掛けられた(セットされた)状態で、モータDM3により第4のローラ8dが回転駆動されると、所定速度でシート状のマスク材Smが走行される。この場合、センサ25での検知値に応じたシート状の基材Swの送り速度から、モータDM3の回転速度を算出し、シート状の基材Swの送り速度がシート状のマスク材Smの送り速度と同等になるように制御される。本実施形態では、第1及び第2の各ローラ8a,8bが、シート状の基材Swの部分Sw1に対してZ軸方向に間隔をおいてシート状のマスク材Smの部分Sm1を平行に走行させるガイド手段を構成し、第4のローラ8dがシート状のマスク材Smをシート状の基材Swに同期させて走行させる駆動手段を構成し、第3のローラ8cによってシート状のマスク材Smに所定の張力が加えられる。
また、メインチャンバ1a内には、支持体Msが設置されてこの支持体MsのY軸方向への移動及び、支持体Msのθz方向への回転を行い得る公知の構造を持つY−θzステージ9が設けられている。本実施形態では、Y−θzステージ9の上面がメインチャンバ1aに対して支持体Msが設置される部分を構成するようにしている。Y−θzステージ9には、特に図示して説明しないが、上下動自在な直動アクチュエータが付設され、支持体MsをY−θzステージ毎上下動できるようにしている。Y−θzステージ9の上面にはブラケット91が立設され、ブラケット91には、各ローラ8a〜8dの周囲に巻き掛けられたシート状のマスク材Smがシート状の基材Swの部分Sw1に対して蛇行している否かを検出するセンサ92が設けられている。センサ92としては、例えば光学式のものが用いられ、シート状のマスク材Smを走行させたときにその幅方向の端部が連続して検知されるか否かにより、第1〜第4の各ローラ8a〜8dの周囲に巻き掛けられたシート状のマスク材Smが蛇行しているか否を判定する。シート状のマスク材Smが蛇行しているか否の判定方法はこれに限定されるものではない。そして、蛇行していると判断した場合には、駆動源DM4により回転軸71を回転中心として枠組み6の下枠部6bに対して回転台7を相対回転させてシート状マスク材Smの位置が補正できる。
更に、メインチャンバ1aの天板には、Y軸方向に所定間隔を存して2個の覗き窓(図示せず)が設けられている。覗き窓の上方には、CCDカメラ等の撮像手段Is1,Is2が配置されている。ここで、特に図示して説明しないが、シート状の基材Swと、シート状のマスク材Smとの幅方向(Y軸方向)の両端には、同一X軸上に位置させてアライメントマークがY軸方向に所定間隔(例えば、5〜10mmの範囲)で夫々列設されている。そして、メインチャンバ1aにて撮像手段Is1,Is2によりアライメントマークを撮像し、シート状の基材Swに対するシート状のマスク材SmのX軸方向の相対変位量ΔXと、シート状の基材Swに対するシート状のマスク材SmのY軸方向の相対変位量ΔYまたはシート状の基材Swの走行方向とシート状のマスク材Smの走行方向とのなす角度Δθzとが検出される。
具体的には、シート状の基材Sw1に対してシート状のマスク材SmのY軸方向一方に変位している場合、撮像手段Is1,Is2で撮像した画像を公知の画像解析手段で解析して変位量ΔYを算出し、これに応じてY−θzステージ9をY軸方向一方に移動させて補正する。他方で、上述したように、駆動源DM4により回転軸71を回転中心として枠組み6の下枠部6bに対して回転台7を相対回転させてシート状マスク材Smの位置を補正(つまり、シート状のマスク材Smの蛇行補正)した後、シート状の基材Swに対してシート状のマスク材Smが斜行している場合、撮像手段Is1,Is2で撮像した画像を公知の画像解析手段で解析して、シート状の基材Swの走行方向とシート状のマスク材Smの走行方向とのなす角度(X−Y平面におけるシート状の基材Swに対するシート状のマスク材Smの傾き)Δθzを算出し、これに応じてY−θzステージ9をθz軸方向に適宜移動させることでY−θzステージ9をZ軸回りに回転させて補正する。それに加えて、撮像手段Is1,Is2で撮像した画像を同様に解析し、この解析した値(検出値)に応じてモータDM1,DM2またはモータDM3の回転数を増加または減少させて、両アライメントマークがZ軸方向で上下に重なるようにシート状の基材Swに対するシート状のマスク材Smの位置が補正され、シート状の基材Swとシート状のマスク材Smとが同期して走行される。
なお、メインチャンバ1aに、他のCCDカメラ等の撮像手段を配置し、シート状の基材Swの部分Sw1とシート状のマスク材Smの部分Sm1とが上下に位置する領域にて、シート状の基材Swとシート状のマスク材Smとの上下方向の間隙を検出し、シート状の基材Swに対するシート状のマスク材Smの高さ位置を補正するようにしてもよい。シート状の基材Swの送り速度とシート状のマスク材Smの送り速度とを一致させる制御や、メインチャンバ1a内を水平に移送されるシート状の基材Swの部分Sw1に対するシート状のマスク材Smの部分Sm1のX軸方向及びY軸方向の相対位置の補正及び、シート状の基材Swとシート状のマスク材Smとの上下方向の間隙の補正は、成膜中、常時行うことができる。これにより、シート状の基材Swに対してシート状のマスク材Smが高精度で位置合わせされ、精密なパターンの成膜を行うことができると共に、上下方向の間隙が広がり過ぎて基材Swに成膜した薄膜にマスクボケが生じることを防止できる。
上記真空処理装置PMは、その全体的な動作を制御するパーソナルコンピュータやシーケンサー等からなる制御手段Cuを備え、制御手段Cuは、シート状の基材Swとシート状のマスク材Smとの同期した走行や、センサ92の検知に基づく、シート状のマスク材Smの蛇行方向、撮像手段Is1,Is2で撮像した画像データの入力に基づく補正量の算出やY−θzステージ9によるシート状の基材Swに対するシート状のマスク材Smの位置の補正等が行われる。
ところで、上記真空処理装置PMにてシート状の基材Swに対して成膜処理する場合、成膜ユニット4で蒸発させた成膜材料がシート状のマスク材Smにも付着、堆積する。そして、シート状のマスク材Smへの堆積量が増加すると、シート状のマスク材Sm表面に歪が発生し、シート状の基材Swに成膜した膜に所謂マスクボケが生じて高精度で成膜できない。このため、シート状のマスク材Smも定期的に交換することが必要になるが、シート状のマスク材Smの交換作業性等を考慮すれば、真空チャンバ1内からマスク材走行ユニットMuを簡単に取り出してシート状のマスク材Smの交換などのメンテナンスを行うことができ、その上、メンテナンス済みのマスク材走行ユニットMuを簡単にメインチャンバ1aの所定位置に取り付けできるように構成しておくことが望ましい。
本実施形態では、メインチャンバ1に設けた開閉扉11の位置と同方位とならないY方向後側でX軸方向に沿ってのびる枠組み6の下枠部6bの部分に、X軸方向に所定間隔で2本の支柱65を下方に向けて突設した。そして、各支柱65を介して、シート状の基材Swの部分Sw1とその下側のシート状のマスク材Smの部分Sm1とが平行になる起立姿勢でY−θzステージ9上に設置されるようにした。この場合、特に図示して説明しないが、Y−θzステージ9上面には、各支柱65の下端が嵌合する窪み部が凹設され、各支柱65が各窪み部に嵌合して真空チャンバ内にてマスク材走行ユニットMuが位置決めされるようにしている。
また、開閉扉11の位置と同方位となるY方向前側のY−θzステージ9上面には、X軸方向にのびるように軸体66が固定され、軸体66には支持竿67が連結されている。この場合、支持竿67は、軸体66を旋回中心とし、この旋回中心を支点にしてY方向前側に位置する枠組み6の下枠部6bの部分に対して接離方向に旋回自在に構成されている。また、支持竿67には、枠組み6の下枠部6bを挟み込むようにして係合する係合爪67aが形成されている。そして、支持竿67がY−θzステージ9上面に横たわる退避位置と支持竿67の係合爪67aが下枠部6bの部分に係合する係合位置との間で支持竿67が手動で旋回される。
以上の実施形態によれば、メインチャンバ1a内にマスク材走行ユニットMuを設置した状態では、支持体Msが各支柱65で片持ち支持されて起立姿勢をとる。この場合、開閉扉11の位置と同方位となるY方向前側に位置する枠組み6の下枠部6bの部分は、Y−θzステージ9上面から支柱65の高さだけ浮いており、また、回転軸71を介して枠組み6に回転台7を吊設した構成を採用したことで枠組み6の下枠部6bの部分と回転台7上面との間にも空間がある。このため、開閉扉11を開けた後にこの下枠部6bの部分の下方であって回転台7上面との間の空間を通して、シート状のマスク材Smに接触することなく、例えば手動式リフトの荷役用爪Lcを枠組み6の下方空間に侵入させることができる。そして、Y−θzステージ9上面から支柱65の下端が離間する程度に持ち上げれば、メインチャンバ1a内からマスク材走行ユニットMuを簡単に取り出すことができ、この逆の操作で簡単にメインチャンバ1a内にマスク材走行ユニットMuを取り付けることができる。
また、Y−θzステージ9上面に支持竿67を設けたことで、その退避位置では、例えば手動式リフトの荷役用爪Lcの枠組み6の下方空間への侵入が阻害されることがない。そして、支持竿67が下枠部6bの部分に係合する係合位置では、支持体Msが各支柱65と支持竿67とで両持ち支持された状態となり、マスク材走行ユニットMuの重量があるような場合でも確実に支持体Msを起立姿勢に保持することができる。更に、一対の下支持アーム72a,72bが加張位置と退避位置との間で同期して旋回できるように構成したため、マスク材走行ユニットMuをメインチャンバ1aから取り出した後にシート状のマスク材Smを交換するような場合に作業性よく交換することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではない。上記実施形態では、メインチャンバ1a内にY−θzステージ9を予め設置したものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、マスク材走行手段MuとY−θzステージ9とを図外の台車上に設置し、メインチャンバ1aに出し入れできるように構成してもよい。また、上記実施形態では、シート状のマスク材Smを無端状に各ローラ8a〜8dに巻き掛けたものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、各対の下支持アーム72a,72bと73a,73bの間に、繰出軸と巻取軸とを夫々軸架し、繰出軸に予め巻回したシート状のマスク材を繰り出し、巻取軸に巻き取るように構成することもできる。また、上記実施形態では、処理ユニットとして抵抗ボード41を用いて蒸着するための成膜ユニット4を設けるものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、処理ユニットは、スパッタリングカソードや、CVD法により所定の薄膜を形成するための原料ガス供給手段であってもよい。更に、上記実施形態では、ガイド手段と駆動手段とをローラで構成したものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、また、ローラの個数についても上記のものに限定されるものではない。
PM…真空処理装置、1a…メインチャンバ(真空チャンバ)、4…成膜ユニット(処理ユニット)、22,23,32…ガイドローラ(基材走行手段)、31…巻取ローラ(基材走行手段)、DM1,DM2,DM3…モータ、Mu…マスク材走行手段、Ms…支持体、6…枠組み、6a…枠組みの上枠、6b…枠組みの下枠、65…支柱、66…軸体、67…支持竿、67a…爪部(係合部分)、8a,8b…ローラ(ガイド手段)、7…回転台、71…回転軸、72a,72b…一対の下支持アーム(支持アーム)、8d…ローラ(駆動手段)、Bm…付勢機構(付勢手段)、Pm…旋回機構、Sm…シート状のマスク材、Sm1…シート状のマスク材の部分。

Claims (3)

  1. 上部空間を一方向に沿ってシート状の基材の部分が走行される真空チャンバ内に夫々配置される、シート状の基材の部分に対して所定の処理を施す処理ユニットとシート状の基材の部分に対する処理範囲を制限するシート状のマスク材を走行するマスク材走行ユニットとを備える真空処理装置であって、
    シート状の基材が走行される方向をX軸方向、シート状の基材の幅方向をY軸方向とし、マスク材走行ユニットが、シート状の基材の部分に対してその下側に位置するシート状のマスク材の部分を平行に走行させるガイド手段と、所定の張力を加えつつシート状のマスク材をシート状の基材に同期させて走行させる駆動手段と、ガイド手段と駆動手段とを支持する支持体とを有するものにおいて、
    支持体は、処理ユニットの配置を可能とする内部空間が画成されるように枠材を組み付けた枠組みを有し、Y軸方向一側に位置する枠組みの下枠部の部分に、X軸方向に間隔を置いて複数本の支柱が下方に向けて突設され、各支柱を介して、シート状の基材の部分とその下側のシート状のマスク材の部分とが平行になる起立姿勢で支持体が真空チャンバ内に設置されるように構成したことを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記真空チャンバ内に前記支持体を設置した状態で、その設置面に設けた旋回軸を支点にしてY軸方向他側に位置する枠組みの下枠部に対して接離方向に旋回自在でかつ当該下枠部の部分に係合可能な支持竿を更に備えることを特徴とする請求項1記載の真空処理装置。
  3. 前記駆動手段は、母線方向をY軸方向に一致させて配置されるローラを備え、前記支持体への取付箇所を支点にして、この支持体に対して接離方向に旋回自在な一対の支持アーム間にローラを軸架したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の真空処理装置。
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