JP2017057024A - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロープスリップによる位置ずれが発生した場合にその位置ずれをできるだけ早く補正して通常運転に復帰する。
【解決手段】かご位置検出部31は、巻上機の回転に同期してエンコーダから出力されるパルス信号をカウントすることで乗りかごの移動中の位置を連続的に検出する。運転制御部33は、かご位置検出部31によって検出されるかご位置にずれが発生した場合に通常速度よりも低い速度で終端階へ移動させる。位置補正部34は、乗りかごを終端階へ移動させている途中で各階床の着床位置の検出間隔パターンと各階床間の階高長のパターンとを比較して乗りかごが現在通過中の階床を特定し、その特定された階床から終端階までの間の任意の階床でかご位置のずれを補正する。
【選択図】図2
【解決手段】かご位置検出部31は、巻上機の回転に同期してエンコーダから出力されるパルス信号をカウントすることで乗りかごの移動中の位置を連続的に検出する。運転制御部33は、かご位置検出部31によって検出されるかご位置にずれが発生した場合に通常速度よりも低い速度で終端階へ移動させる。位置補正部34は、乗りかごを終端階へ移動させている途中で各階床の着床位置の検出間隔パターンと各階床間の階高長のパターンとを比較して乗りかごが現在通過中の階床を特定し、その特定された階床から終端階までの間の任意の階床でかご位置のずれを補正する。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、エレベータの制御装置に関する。
巻上機のモータ軸にエンコーダが取り付けられたエレベータでは、エンコーダから巻上機の回転に同期して出力されるパルス信号をカウントすることで、乗りかごの位置を把握している。このため、例えば緊急停止によりロープスリップ(乗りかごを繋ぐロープがモータ上をスリップする現象)が発生すると、パルス信号がカウントされないままに乗りかごが進み、パルスカウント値から得られるかご位置と実際のかご位置との間にずれが生じる。
通常、所定量以上の位置ずれが生じた場合には、乗りかごを終端階まで移動させ、その終端階の位置を基準にしてかご位置のずれを補正している。これを「終端階補正」と呼び、このときの運転は通常の運転速度よりもかなり遅く設定された低速で行われる。これは、かご位置を正しく検出できない状況にあるため、乗りかごの速度を上げて終端階まで移動させると危険だからである。
上述したように、終端階補正は低速運転で行われるため、通常運転に復帰するまでに時間を要していた。近年、乗りかごの軽量化に伴いロープのスリップ距離が増大し、終端階補正の頻度が増える傾向にある。
本発明が解決しようとする課題は、ロープスリップによる位置ずれが発生した場合に、その位置ずれをできるだけ早く補正して通常運転に復帰することのできるエレベータの制御装置を提供することである。
一実施形態に係るエレベータの制御装置は、巻上機の回転に同期してエンコーダから出力されるパルス信号をカウントすることで乗りかごの移動中の位置を連続的に検出するかご位置検出手段と、上記乗りかごの移動に伴い、各階床毎に定められた着床位置を検出する着床位置検出手段と、上記各階床間の階高長を記憶した記憶手段と、上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置にずれが発生した場合に、通常速度よりも低い速度で終端階へ移動させる運転制御手段と、この運転制御手段によって上記乗りかごを上記終端階へ移動させている途中で上記着床位置検出手段によって順次検出される上記各階床の着床位置の検出間隔パターンと上記記憶手段に記憶された上記各階床間の階高長のパターンとを比較して上記乗りかごが現在通過中の階床を特定し、その特定された階床から上記終端階までの間の任意の階床でかご位置のずれを補正する位置補正手段とを具備する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータの構成を示す図である。
図1は第1の実施形態に係るエレベータの構成を示す図である。
昇降路10内にエレベータの乗りかご11とカウンタウエイト(吊り合い錘)12が設けられており、それぞれに図示せぬガイドレールに昇降動作可能に支持されている。乗りかご11は、かご上にシーブ14を有している。そのシーブ14に一端が昇降路頂上部に固定されたロープ13が架設されている。ロープ13は、トラクションシーブ15を介してカウンタウエイト12上のシーブ16に架設され、その他端部を昇降路頂上部に固定している。これにより、乗りかご11とカウンタウエイト12を2:1ローピンク形式で支持している。
トラクションシーブ15は、巻上機17のモータ軸に取り付けられている。巻上機17の駆動によりトラクションシーブ15が回転することで、トラクションシーブ15に巻回されたロープ13を介して乗りかご11とカウンタウエイト12が昇降路内10をつるべ式に昇降動作する。なお、図1の例では、2:1ローピンク形式のエレベータの構成を示しているが、本発明は特にこの構成に限定されるものではなく、1:1ローピンク形式など、他の構成であってもよい。
ここで、本実施形態では、乗りかご11の移動中の位置(絶対位置)を連続的に検出するために、巻上機17のモータ軸にエンコーダ18を取り付けている。エンコーダ18は、巻上機17の回転に同期させたパルス信号を出力する。
また、乗りかご11にはかごドア19が設けられている。かごドア19は、乗りかご11が任意の階に着床したとき、その階の乗場20に設けられた乗場ドア21に係合して開閉動作する。なお、駆動源(ドアモータ)は乗りかご11側にあり、乗場ドア21は着床時にかごドア19に追従して開閉動作する。
乗りかご11の底部には、各階床毎に定められた着床位置を検出するための着床検出センサ22が設けられている。図2に示すように、着床検出センサ22は、複数(ここでは3つ)のリミットスイッチSA,SC,SBが運転方向に所定の間隔で配列された構成を有する。一方、昇降路10内には各階床毎に所定の長さを有する着検板(着床検出板)23が設けられている。
リミットスイッチSA,SC,SBは、例えば投光器と受光器を対向させたコの字型光電センサからなり、投光器と受光器との間の光を着検板23が遮ることでスイッチング動作してON信号を出力する。図2の例では、乗りかご11がUP方向(上方向)に運転しているときは、SA−SC−SBの順でONする。乗りかご11がDN方向(下方向)に運転しているときは、SB−SC−SAの順でONする。
リミットスイッチSA,SC,SBの全てがONしている場合に、乗りかご11が予め定められた着床位置に正しく着床していることを示す。なお、ここではリミットスイッチSA,SBが両方ONする状態を着床レベルとする。
また、リミットスイッチSAまたはSBがONしている場合(リミットスイッチSCはON)に、乗りかご11が乗場付近で戸開可能な範囲内に入っているものとする。この戸開可能な範囲のことを「ドアゾーン」と呼び、例えばリミットスイッチSCの前後200mm程度に設定されている。着検板23の長さとリミットスイッチSA,SC,SBの間隔は、このドアゾーンの範囲を規定している。
乗りかご11が各階床を通過あるいは着床したときに、リミットスイッチSA,SC,SBのON/OFFの組み合わせ信号が着床検出センサ22の着床信号としてエレベータ制御装置30に与えられる。
エレベータ制御装置30は、図示せぬエレベータの機械室あるいは昇降路10内に設置されている。エレベータ制御装置30は、「制御盤」とも呼ばれ、巻上機17の駆動制御などを含むエレベータ全体の制御を行う。本実施形態において、このエレベータ制御装置30には、エンコーダ18のパルスカウント値によって検出されるかご位置のずれを補正するための機能が備えられている。
図3はエレベータ制御装置30の機能構成を示すブロック図である。
エレベータ制御装置30は、かご位置検出部31、着床位置検出部32、運転制御部33、位置補正部34、階高テーブル35を備える。
かご位置検出部31は、巻上機17の回転に同期してエンコーダ18から出力されるパルス信号をカウントし、そのカウント値から乗りかご11の移動中の位置を連続的に検出する。着床位置検出部32は、乗りかご11の移動に伴い、階床毎に定められた着床位置を検出する。
運転制御部33は、かご位置検出部31によって検出されるかご位置に基づいて乗りかご11を所定の速度で目的階まで移動させた後(速度制御)、着床位置検出部32によって検出される当該階床の着床位置に乗りかご11を着床させる(位置制御)。
また、運転制御部33は、かご位置検出部31によって検出されるかご位置にずれが発生した場合(かご位置検出部31のパルスカウント値が現在のかご位置を正しく示していない場合)にその位置ずれを補正するための位置補正運転に切替え、通常速度よりも低い速度で乗りかご11を終端階(最下階または最上階)へ移動させる。
位置補正部34は、乗りかご11が終端階へ移動しているときに着床位置検出部32によって順次検出される各階床の着床位置の検出間隔のパターンと階高テーブル35に記憶された各階床間の階高長のパターンとの比較から乗りかご11が現在通過中の階床を特定し、その特定された階床から終端階までの間でかご位置のずれを補正する。
図4に階高テーブル35の一例を示す。
階高テーブル35には、予めかごデータ記憶時に測定された各階床間の階高長が記憶されている。「階高長」とは、図5に示すように、隣接する2つの階床の間隔のことである。各階床間の階高長は建物の構造によって異なり、必ずしも同じではない。例えばオフィスビルや商用施設ビルなどでは、各階床で階高長が異なることが多い。図4の例では、1階〜15階までの各階床間の階高長が階高テーブル35に記憶されている。例えば、1階と2階との間の階高長は5500(mm)、2階と3階との間の階高長は5000(mm)、3階と4階との間の階高長は5000(mm)である。
階高テーブル35には、予めかごデータ記憶時に測定された各階床間の階高長が記憶されている。「階高長」とは、図5に示すように、隣接する2つの階床の間隔のことである。各階床間の階高長は建物の構造によって異なり、必ずしも同じではない。例えばオフィスビルや商用施設ビルなどでは、各階床で階高長が異なることが多い。図4の例では、1階〜15階までの各階床間の階高長が階高テーブル35に記憶されている。例えば、1階と2階との間の階高長は5500(mm)、2階と3階との間の階高長は5000(mm)、3階と4階との間の階高長は5000(mm)である。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
図6は第1の実施形態におけるエレベータ制御装置30の処理動作を示すフローチャートである。
図6は第1の実施形態におけるエレベータ制御装置30の処理動作を示すフローチャートである。
いま、何らかの異常で乗りかご11の運転が緊急停止したとする。緊急停止すると、その反動で巻上機17のトラクションシーブ15に巻回されたロープ13がスリップし、乗りかご11がそのスリップ分だけ進む。このとき、巻上機17のモータ軸に取り付けられたエンコーダ18からパルス信号が出力されていないため、エレベータ制御装置30のかご位置検出部31で検出されているかご位置(パルスカウント値から得られるかご位置)と実際のかご位置との間にずれが生じることになる。
そこで、緊急停止したとき、運転制御部33は、ロープスリップによる位置ずれが発生しているものと判断し(ステップS11のYes)、その位置ずれを補正するための位置補正運転に切り替える(ステップS12)。
なお、上記ステップS12で位置ずれ(ロープスリップ)の発生を判断する条件としては、緊急停止の他に、例えば各階床毎にかご位置検出部31で検出されるかご位置と着床位置検出部32で検出される着床位置との間に所定量以上の誤差があった場合も含まれる。
位置補正運転に切り替えられると、運転制御部33は、乗りかご11を最寄階に移動させて乗客を降ろした後、通常運転時の速度よりも遅い低速運転で終端階へ移動させる(ステップS13)。「終端階」とは、最上階または最下階のことである。この場合、終端階として最上階または最下階を選択する方法として、下記の3通りがある。
1.停止直前の運転方向にある終端階を選択する。例えば停止直前にDN方向に運転中であったのならば、最下階に乗りかご11を進ませる。停止直前にUP方向に運転中であったのならば、最上階に乗りかご11を進ませる。
2.停止直前の階床に近い終端階を選択する。例えば15階床の建物において、停止直前に2〜7階を運転中であったのならば、最下階に乗りかご11を進ませる。停止直前に8〜14階を運転中であったのならば、最上階に乗りかご11を進ませる。
3.カウンタウエイト12から離れる方向にある終端階を選択する。これは、緊急停止に伴うロープ揺れなどによってカウンタウエイト12が乗りかご11に接触する危険性を回避するためである。
乗りかご11が低速で終端階に移動しているときに、乗りかご11に設けられた着床検出センサ22によって各階床の着検板23が検出される。着床位置検出部32は、この着床検出センサ22から出力される着床信号に基づいて、乗りかご11が各階床の着床位置を通過したことを検出する。
位置補正部34は、乗りかご11の移動中に着床位置検出部32によって順次検出される各階床の着床位置の検出間隔パターンと階高テーブル35に記憶された各階床間の階高長のパターンとを比較する(ステップS14)。
「各階床の着床位置」とは、具体的には各階床に設けられた着検板23のことである。図2に示したリミットスイッチSA,SC,SBの各信号のON/OFF状態を監視し、例えば乗りかご11をDN方向に移動中であれば、SB−SC−SAの順でONしたときに、ある階床の着検板23を検出したものと判断する。ここで、任意の階床aの着検板23から次の階床bの着検板23を検出するまでの間に出力されるエンコーダ18のパルス信号をカウントすれば、階床a−b間の着検板23の検出間隔(距離)を得ることができる。
図7に具体例を示す。
いま、乗りかご11が11階と12階の間で緊急停止したとする。このとき、ロープスリップが発生しており、パルスカウント値からはかご位置を正確に検出できない状況にあるとする。
いま、乗りかご11が11階と12階の間で緊急停止したとする。このとき、ロープスリップが発生しており、パルスカウント値からはかご位置を正確に検出できない状況にあるとする。
まず、乗りかご11を最寄階まで移動させ、そこで戸開して乗客を降ろす。この場合、乗りかご11の現在位置が分からないので、乗りかご11を終端階方向に低速で徐行運転しながら、最初に着検板23を検出できた階床を最寄階とし、そこに乗りかご11を着床させて戸開することになる。図7の例では、乗りかご11を11階に着床させて戸開している。
次に、乗りかご11を終端階方向に移動させる。このときも低速運転である。ここで、乗りかご11の移動中に着床検出センサ22で順次検出される各階床の着検板23の検出間隔を求め、その検出間隔のパターンと階高テーブル35上の各階床間の階高長のパターンとを比較して乗りかご11が通過中の階床を判断する。
例えば、乗りかご11を11階からDN方向に移動させたときに、2階床分の着検板23の検出間隔パターンが「4000」−「4000」(mm)であったとすると、階高テーブル35を参照して10階,9階,8階,5階,4階が通過階床の候補として挙げられる。また、3階床分の着検板23の検出間隔パターンが「4000」−「4000」−「4500」(mm)であれば、7階が通過階床として特定できる。
乗りかご11が通過中の階床が特定されると(ステップS15のYes)、運転制御部33は、その時点で乗りかご11の速度を上げて終端階へ移動させる(ステップS16)。つまり、通過中の階床が特定できたので、仮復旧状態として当該階床から終端階まで間を通常運転時とほぼ同じ速度で乗りかご11を移動させる。
乗りかご11が終端階に着床すると、位置補正部34は、その終端階の位置に基準にしてかご位置検出部31で検出されるかご位置のずれを補正する(ステップS17)。詳しくは、位置補正部34は、図示せぬ階床パルステーブルを参照して、かご位置検出部31で管理しているエンコーダ18のパルスカウント値を終端階の位置に合わせてリセット(再設定)する。階床パルステーブルには、予めPD(ポジションデータ)セット時に乗りかご11を各階床に着床させたときに得られるパルス数が記憶されている。
例えば、乗りかご11が終端階に着床したときのパルスカウント値が「***200」(200パルス数分の位置ずれが生じている状態)であれば、階床パルステーブルに記憶された終端階のパルス数「***000」を読み出して、かご位置検出部31のパルスカウント値を「***200」→「***000」にリセットする。
一方、上記ステップS15において、通過中の階床を特定できなかった場合には、乗りかご11はそのままて低速運転で終端階まで移動することになる。そして、乗りかご11が終端階に着床後(ステップS18のYes)、位置補正部34は、上記同様に終端階の位置に基準にしてかご位置検出部31で検出されるかご位置のずれを補正する(ステップS17)。なお、最下階と最上階の終端階にはそれぞれに図示せぬリミットスイッチが設置されており、そのリミットスイッチを通じて乗りかご11が終端階に着床したことを把握できる。
位置ずれ補正後、運転制御部33によって通常運転に切り替えられ、乗りかご11は終端階から通常の速度で運転を再開する(ステップS19)。
このように第1の実施形態によれば、ロープスリップによる位置ずれが発生した場合に、乗りかご11を終端階まで移動させる間に得られる各階床の着検板23の検出間隔を利用して乗りかご11が通過中の階床を特定することで、その時点から速度を上げて終端階まで移動させて位置ずれ補正を行う。これにより、終端階までの移動時間を短縮でき、通常運転に早く復帰することできる。特に階床数の多い建物では、終端階への移動に時間かかかるので、最寄階での位置ずれ補正は時間短縮の効果が大きい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、乗りかごが通過中の階床を特定した後、速度を上げて終端階まで移動させて位置ずれを補正したが、第2の実施形態では、階床特定後に乗りかごを終端階まで移動させずに位置ずれを補正する。
基本的な装置構成は上記第1の実施形態と同様である。以下では、図8を参照して処理動作について説明する。
図8は第2の実施形態におけるエレベータ制御装置30の動作を示すフローチャートである。なお、ステップS21〜S25の処理は図6のステップS11〜S15の処理と同様である。
すなわち、緊急停止などによるロープスリップで位置ずれが発生した場合に位置補正運転に切り替えられる(ステップS21〜S22)。位置補正運転に切り替えられると、まず、乗りかご11が低速で最寄階まで移動して、そこで乗客を降ろした後、終端階まで低速で移動する(ステップS23)。この終端階までの移動の間に各階床の着検板23の検出間隔パターンが求められ、その検出間隔パターンと階高テーブル35上の各階床間の階高長のパターンとの比較により乗りかご11が通過中の階床が判断される(ステップS24)。
ここで、乗りかご11が通過中の階床が特定された場合において(ステップS25のYes)、位置補正部34は、運転制御部33を通じて乗りかご11を当該階床の次の階床まで移動させ(ステップS26)、その移動先の階床で位置ずれの補正を行う(ステップS27)。つまり、特定された階床の次の階床に合わせて、エンコーダ18のパルスカウント値をリセット(再設定)する。
図7を用いて具体的に説明すると、例えば乗りかご11をDN方向に低速で移動させているときに7階通過中であることが判明したとする。この場合、次の6階に乗りかご11に着床させ、図示せぬ階床パルステーブルを参照して、かご位置検出部31で管理しているエンコーダ18のパルスカウント値を6階のパルス数にリセットする。
例えば、乗りかご11が6階に着床したときのパルスカウント値が「**6200」(200パルス数分の位置ずれが生じている状態)であれば、階床パルステーブルから6階のパルス数「**6000」を読み出して、かご位置検出部31のパルスカウント値を「**6200」→「**6000」にリセットする。
位置ずれ補正後、運転制御部33によって通常運転に切り替えられ、乗りかご11は当該階床から通常の速度で運転を再開する(ステップS29)。
一方、上記ステップS25において、乗りかご11を終端階まで移動させる間に通過中の階床を特定できなかった場合には(ステップS28のYes)、終端階の位置を基準にして位置ずれが補正される(ステップS27)。この場合、位置ずれ補正後、終端階から運転が再開されることになる。
このように第2の実施形態によれば、乗りかご11を終端階まで移動させる間に通過中の階床を特定できた場合には次の階床で位置ずれを補正することで、終端階までの移動時間を省いてより早く復帰することが可能となる。
なお、終端階までの間に通過中の階床を特定できた場合には、特定された階床の次の階床に限らず、特定された階床から終端階までの間の任意の階床に乗りかご11を着床させて、そこで位置ずれを補正することでも良い。
なお、上記各実施形態では、図2のような着床検出センサ22を用いて各階床の着検板23を光学的に検出する構成としたが、着床検出センサ22の構成はこれに限らず、例えば複数のマイクロスイッチを運転方向に配列させた構成であっても良い。
さらに、昇降路10内に各階床毎に例えば光センサなどの位置検出用のセンサを複数設置し、これらのセンサの状態から乗りかご11が各階床の着床位置を通過あるいは着床したことを検出するような構成であっても良い。
(補足説明)
以下に、補足説明として、(a)停電発生時、(b)不停止仕様ありの場合、(c)階床を認識できない場合での対応について説明する。
以下に、補足説明として、(a)停電発生時、(b)不停止仕様ありの場合、(c)階床を認識できない場合での対応について説明する。
(a)停電発生時
停電が発生した場合には、通常、バッテリ電力などを利用して低速で運転が継続される。したがって、ロープスリップによる位置ずれが生じていても着検板23を検出しながら運転を継続できるので、位置補正運転を行う必要はない。この場合、停電復旧後に上述した位置補正運転を行って位置ずれを補正することになる。
停電が発生した場合には、通常、バッテリ電力などを利用して低速で運転が継続される。したがって、ロープスリップによる位置ずれが生じていても着検板23を検出しながら運転を継続できるので、位置補正運転を行う必要はない。この場合、停電復旧後に上述した位置補正運転を行って位置ずれを補正することになる。
(b)不停止仕様ありの場合
「不停止仕様」とは、任意の階床を不停止階として設定できる仕様のことである。不停止階が設定されている場合であっても、不停止階を含む各階床の階高長のパターンと着検板23の検出間隔パターンとが一致した時点で階床を特定することができる。位置ずれの補正は、その特定された階床から速度を上げて終端階まで移動させた後に行うか、その特定された階床の次の階床で行う。
「不停止仕様」とは、任意の階床を不停止階として設定できる仕様のことである。不停止階が設定されている場合であっても、不停止階を含む各階床の階高長のパターンと着検板23の検出間隔パターンとが一致した時点で階床を特定することができる。位置ずれの補正は、その特定された階床から速度を上げて終端階まで移動させた後に行うか、その特定された階床の次の階床で行う。
なお、例えば不停止階が連続している建物において、例えば緊急停止により乗りかご11がその不停止階の連続部分で停止していると、最寄階に停止させるために乗りかご11を移動させたときに、各不停止階を移動している間にパターン比較により階床を特定できてしまうことがある。このような場合には、階床を特定した後に、乗りかご11を最寄階(サービス階)で停止させて乗客を降ろすことになる。位置ずれの補正は、その特定された階床から速度を上げて終端階まで移動させた後に行うか、その特定された階床の次の階床で行う。
(c)階床を認識できない場合
階床を認識できない例として、例えばケーブルのコネクタ抜けにより信号未検出、着検板23の脱落などの装置不良や、全階床が同じ階高の配列などのパターンマッチングの条件が成立しない場合などが考えられる。パターンマッチング条件が成立しない場合には本発明の手法を適用できないが、例えば高層のオフィスビルや工業施設ビルなどでは各階床の階高が異なることが多いので、本発明の手法を適用できる可能性が高い。また、装置不良の場合には、異常として検出されるので、別の対応になる。
階床を認識できない例として、例えばケーブルのコネクタ抜けにより信号未検出、着検板23の脱落などの装置不良や、全階床が同じ階高の配列などのパターンマッチングの条件が成立しない場合などが考えられる。パターンマッチング条件が成立しない場合には本発明の手法を適用できないが、例えば高層のオフィスビルや工業施設ビルなどでは各階床の階高が異なることが多いので、本発明の手法を適用できる可能性が高い。また、装置不良の場合には、異常として検出されるので、別の対応になる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、ロープスリップによる位置ずれが発生した場合にその位置ずれをできるだけ早く補正して通常運転に復帰することのできるエレベータの制御装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…昇降路、11…乗りかご、12…カウンタウエイト、13…ロープ、14…シーブ、15…トラクションシーブ、16…シーブ、17…巻上機、18…エンコーダ、19…かごドア、20…乗場、21…乗場ドア、22…着床検出センサ、23…着検板、SA,SC,SB…リミットスイッチ、30…エレベータ制御装置、31…かご位置検出部、32…着床位置検出部、33…運転制御部、34…位置補正部、35…階高テーブル。
一実施形態に係るエレベータの制御装置は、少なくとも2つの同じ階高長を有する建物の各階床間を移動する乗りかごと、巻上機の回転に同期してエンコーダから出力されるパルス信号をカウントすることで上記乗りかごの移動中の位置を連続的に検出するかご位置検出手段と、上記乗りかごの移動に伴い、上記各階床毎に定められた着床位置を検出する着床位置検出手段と、上記各階床間の階高長を記憶した記憶手段と、上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置にずれが発生した場合に、通常速度よりも低い速度で終端階へ移動させる運転制御手段と、この運転制御手段によって上記乗りかごを上記終端階へ移動させている途中で上記着床位置検出手段によって順次検出される上記各階床の着床位置の検出間隔パターンと上記記憶手段に記憶された上記各階床間の階高長のパターンとを比較して上記乗りかごが現在通過中の階床を特定し、その特定された階床から上記終端階までの間の任意の階床でかご位置のずれを補正する位置補正手段とを具備する。
トラクションシーブ15は、巻上機17のモータ軸に取り付けられている。巻上機17の駆動によりトラクションシーブ15が回転することで、トラクションシーブ15に巻回されたロープ13を介して乗りかご11とカウンタウエイト12が昇降路10内をつるべ式に昇降動作する。なお、図1の例では、2:1ローピンク形式のエレベータの構成を示しているが、本発明は特にこの構成に限定されるものではなく、1:1ローピンク形式など、他の構成であってもよい。
一方、上記ステップS15において、通過中の階床を特定できなかった場合には、乗りかご11はそのまま低速運転で終端階まで移動することになる。そして、乗りかご11が終端階に着床後(ステップS18のYes)、位置補正部34は、上記同様に終端階の位置を基準にしてかご位置検出部31で検出されるかご位置のずれを補正する(ステップS17)。なお、最下階と最上階の終端階にはそれぞれに図示せぬリミットスイッチが設置されており、そのリミットスイッチを通じて乗りかご11が終端階に着床したことを把握できる。
Claims (7)
- 巻上機の回転に同期してエンコーダから出力されるパルス信号をカウントすることで乗りかごの移動中の位置を連続的に検出するかご位置検出手段と、
上記乗りかごの移動に伴い、各階床毎に定められた着床位置を検出する着床位置検出手段と、
上記各階床間の階高長を記憶した記憶手段と、
上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置にずれが発生した場合に、通常速度よりも低い速度で終端階へ移動させる運転制御手段と、
この運転制御手段によって上記乗りかごを上記終端階へ移動させている途中で上記着床位置検出手段によって順次検出される上記各階床の着床位置の検出間隔パターンと上記記憶手段に記憶された上記各階床間の階高長のパターンとを比較して上記乗りかごが現在通過中の階床を特定し、その特定された階床から上記終端階までの間の任意の階床でかご位置のずれを補正する位置補正手段と
を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 上記位置補正手段は、
上記特定された階床から速度を上げて上記乗りかごを上記終端階まで移動させた後、上記終端階の位置に合わせてかご位置のずれを補正することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 上記位置補正手段は、
上記特定された階床の次の階床に上記乗りかごを移動させた後、その移動先の階床に合わせてかご位置のずれを補正することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 上記運転制御手段は、
上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置にずれが発生した場合に、上記乗りかごを最寄階に移動させ、そこで乗客を降ろした後に上記乗りかごを通常速度よりも低い速度で上記終端階へ移動させることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 上記運転制御手段は、
上記乗りかごの運転を緊急停止させた場合に上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置にずれが発生しているものと判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 上記運転制御手段は、
上記各階床で上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置と上記着床位置検出手段によって検出される着床位置との間に所定量以上の誤差があった場合に上記かご位置検出手段によって検出されるかご位置にずれが発生しているものと判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。 - 上記着床位置検出手段は、
昇降路内に上記各階床毎に設けられた着床板を当該階床の着床位置として検出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
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