JP2017055682A - 粒状体散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定側フレーム体に可動側フレーム体が整合した状態で接合されるようにした粒状体散布装置を提供すること。
【解決手段】固定側フレーム体は、左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、左右側端部にそれぞれ枢支片を介して前後方向に軸線を向けた枢軸を横架し、各枢軸には、連結片を介して各可動側フレーム体の基端部を枢支・連結し、各可動側フレーム体は、固定側フレーム体の中央部近傍位置まで左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、各可動側フレーム体の先端部には、それぞれ可動側接合部を設ける一方、固定側フレーム体の中途部には、左右一対の固定側接合部を設けて、各可動側接合部と各固定側接合部とを、それぞれ上下方向に接合・離脱自在となした。
【選択図】図8

Description

本発明は、粒状体散布装置、詳しくは、固体粒状の肥料や薬剤を地面に散布する粒状体散布装置に関する。
従来、粒状体散布装置の一形態として、特許文献1に開示された施肥装置がある。すなわち、特許文献1には、固定側施肥部を支持する固定側フレーム体と、可動側施肥部を支持する左右一対の可動側フレーム体と、を具備する施肥装置が開示されており、左右一対の可動側フレーム体は、固定側フレーム体の左右側端部にそれぞれ基端部を枢支・連結して、先端部側を上下回動自在となしている。そして、左側の可動側フレーム体に支持された左側の可動側施肥部と、右側の可動側フレーム体に支持された右側の可動側施肥部とには、それぞれ操出軸を横架状に設けるとともに、各操出軸の内側端部には、それぞれ接続・切断部を設けて、両接続・切断部を介して、両操出軸同士を接続・切断自在に接続している。また、右側の可動側フレーム体と固定側フレーム体とは、いわゆるパッチン錠である留め具により連結・分離自在に連結している。
特開2010-130932号公報
ところが、上記した施肥装置を施肥可能な状態にする際には、まず、右側の可動側フレーム体と固定側フレーム体とを留め具により連結し、その後に、左右両側の操出軸の内側端部にそれぞれ設けた接続・切断部を介して、両操出軸同士を接続する必要があり、留め具により右側の可動側フレーム体と固定側フレーム体とを連結する際に、可動側フレーム体と固定側フレーム体とが位置ずれして整合していない場合には、可動側フレーム体と固定側フレーム体とを位置ずれ修正して整合させる手間を必要とすることがある。
そこで、本発明は、固定側フレーム体に可動側フレーム体が整合した状態で接合されるようにした粒状体散布装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
固定側施肥部を支持する固定側フレーム体と、固定側フレーム体の左右側端部にそれぞれ基端部を枢支・連結して、先端部側を上下回動自在となすとともに、可動側施肥部を支持する左右一対の可動側フレーム体と、を具備する施肥装置であって、
固定側フレーム体は、左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、左右側端部にそれぞれ枢支片を介して前後方向に軸線を向けた枢軸を横架し、
各枢軸には、連結片を介して各可動側フレーム体の基端部を枢支・連結し、
各可動側フレーム体は、固定側フレーム体の中央部近傍位置まで左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、
各可動側フレーム体の先端部には、それぞれ可動側接合部を設ける一方、固定側フレーム体の中途部には、左右一対の固定側接合部を設けて、各可動側接合部と各固定側接合部とを、それぞれ上下方向に接合・離脱自在となしている。
請求項1記載の発明では、左右一対の可動側フレーム体の先端部にそれぞれ設けた可動側接合部と、固定側フレーム体の中途部に設けた左右一対の固定側接合部とを、それぞれ上下方向に各接合部を接合させることで、固定側フレーム体に可動側フレーム体を堅実に整合させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、
各枢支片は、前後方向に長手状に形成し、固定側フレーム体の外側端部に中央部を上下方向の軸線廻りに揺動自在に取り付けて、その前・後部を左右方向に揺動位置調節可能となし、
揺動位置調節した各枢支片の前・後部は、固定側フレーム体の外側端部に固定ボルトにより固定可能となしている。
請求項2記載の発明では、固定側フレーム体210に左側可動側フレーム体220を整合させて取り付ける際に、あらかじめ、上下方向の軸線廻りに揺動自在に取り付けた各枢支片の中央部を中心にして、その前・後部を左右方向に揺動自在な状態となしておき、固定側フレーム体の固定側接合部と、各可動側フレーム体の可動側接合部とを接合させることで、固定側フレーム体と各可動側フレーム体とを上下方向に整合させる。この際、枢支片は、適宜、揺動位置調節される。その後、揺動位置調節された枢支片の前・後部を、固定側フレーム体の外側端部に固定ボルトにより固定することで、整合された固定側フレーム体と各可動側フレーム体を堅実に枢支・連結することができる。したがって、固定側フレーム体と各可動側フレーム体の整合性を向上させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明であって、
各可動側接合部と各固定側接合部のいずれか一方には、係合凸片を設けるとともに、いずれか他方には、係合凸片と係合・離脱自在となした係合凹片を設けて、
各可動側接合部と各固定側接合部とが接合した状態にて、係合凸片に係合凹片が係合するようにしている。
請求項3記載の発明では、各可動側接合部と各固定側接合部とが接合した状態にて、係合凹片に係合凸片が係合することで、固定側フレーム体と可動側フレーム体とを堅実に連結することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明であって、
係合凹片には、係合凸片と係合する方向に弾性付勢する弾性手段と、弾性手段の弾性付勢力に抗して係合凸片から離脱操作する操作片と、を設けている。
請求項4記載の発明では、弾性手段により係合凸片と係合する方向に係合凹片を弾性付勢することで、係合状態を確保することができる。また、操作片により弾性手段の弾性付勢力に抗して係合凹片を離脱操作することで、その弾性付勢力により係合凸片から係合凹片を離脱させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明であって、
操作片は、その引き操作に連動して係合凹片が係合凸片から離脱動作するようにし、
操作片には、固定側フレーム体ないしは可動側フレーム体との相対位置を視認するための目印を設けて、目印を介して操作片が作業適正位置にあるか否かを確認可能となしている。
請求項5記載の発明では、目印を視認して操作片が作業適正位置にあるか否かを確認することで、固定側フレーム体と可動側フレーム体とが堅実に接合されているか否かが推断することができる。すなわち、操作片が作業適正位置にない状態を目印で視認した場合には、係合凹片が係合凸片から離脱していると推測して、係合凹片が係合凸片に係合されるまで操作片を適宜操作し、目印を介して操作片が作業適正位置にある状態を視認できたところで、操作片の操作を終了する。このように、目印を介して操作片の作業適正位置を視認するだけで、固定側フレーム体と可動側フレーム体とが堅実に接合された状態にあると推断することができて、見難い接合状態を、逐一視認する手間を省くことができる。
本発明によれば、固定側フレーム体に可動側フレーム体が整合した状態で接合されるようにした粒状体散布装置を提供することができる。
本発明に係る粒状体散布装置としての施肥装置を装備した本実施形態に係る乗用田植機の側面図。 本実施形態に係る施肥装置の正面図。 本実施形態に係る施肥装置の背面図。 左・右側可動側施肥部を跳ね上げて排出姿勢となした本実施形態に係る施肥装置の正面図。 本実施形態に係る施肥装置の拡大右面図。 図2のI-I線断面図。 本実施形態に係る施肥装置の中央部の断面斜視説明図。 支持フレーム部の斜視図。 支持フレーム部の正面図。 支持フレーム部の平面図。 支持フレーム部の左側半部の斜視説明図。 図8のII-II線断面説明図。 左側の枢支・連結体の斜視説明図。 第1・第2連動連結体の背面説明図。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。すなわち、図1に示すAは、本実施形態に係る乗用田植機であり、乗用田植機Aは、本発明に係る粒状体散布装置としての施肥装置4を装備している。まず、乗用田植機Aの全体構成について説明し、その後に施肥装置4の特徴的な構成について説明する。
[乗用田植機の全体構成の説明]
乗用田植機Aは、図1に示すように、自走可能な走行装置1の後方に、昇降機構3を介して複数条(本実施形態では八条)の苗植付けが可能な植付装置2を連結し、走行装置1の後部には、施肥装置4を載設して、施肥装置4により条毎への施肥を可能としている。植付装置2の直前方には、整地装置5を配設して、整地装置5により圃場を整地した後に、その整地した圃場に植付装置2により苗を植え付け可能としている。
走行装置1は、機体フレーム19を備えており、機体フレーム19は、左右側両端部に前輪軸11,11を介して前輪10,10を取り付けたフロントアクスルケース12と、左右側両端部に後輪軸14,14を介して後輪13,13を取り付けたリヤアクスルケース15と、両アクスルケース12,15間に架設した前後方向に延伸する筒状の前後延伸フレーム16と、フロントアクスルケース12から前方へ延出させて、エンジン17を支持する平面視枠状のエンジン支持フレーム18と、から形成している。
機体フレーム19上には、平面視矩形枠状で、前半部よりも後半部を段状に高く形成した支持枠体20を設けており、支持枠体20の中央部には、運転部21を配設している。支持枠体20の後半部は、後輪13,13の前半部の直上方に配置しており、支持枠体20の後半部には、運転部21の一部を形成する座席22と、前記した施肥装置4を前後方向に併設状態に支持させている。
エンジン17は、ボンネット23により被覆しており、ボンネット23の上端部には、ダッシュボード24を設けている。ダッシュボード24は、その後部からハンドル支軸25を上方へ向けて突出させて、ハンドル支軸25の上端にはハンドル26を取り付けている。ハンドル26の直後方には、前記座席22を配設している。このようにして、座席22にオペレータが着座してハンドル26を操作可能とした前記運転部21を構成している。支持枠体20の上面には、施肥装置4と座席22とボンネット23を除く残余の部分をカバー体27により被覆して、カバー体27により運転部21のステップ部等を形成している。
28は、エンジン17に連動連結したミッションケースであり、ミッションケース28には、フロントアクスルケース12を連動連結し、フロントアクスルケース12には、伝動ロッド29を介してリヤアクスルケース15を連動連結している。リヤアクスルケース15には、植付装置2にエンジン17の駆動力を取出すためのPTO軸(動力取出軸)と、植付装置2の直前方に配設した整地装置5にエンジン17の駆動力を出力するための出力軸(いずれも図示せず)を、それぞれ後方へ向けて突出させている。31は、PTO軸から植付装置2に動力を伝達する植付伝動軸、32は、出力軸から整地装置5に動力を伝達する整地伝動軸である。
植付装置2は、昇降機構3の後端に連結した植付フレーム40に苗載台41を載設している。苗載台41の下方位置には、植付ミッション部42を配設している。植付ミッション部42には、左右側方へそれぞれ左右側伝動軸ケース44,44を延設し、各伝動軸ケースには、前後方向に延伸する植付伝動ケース45を二個ずつ計四個連動連設している。各植付伝動ケース45の後端部には、それぞれ左右一対のロータリ式の植付爪(図示せず)を取付けて、八条植を可能としている。46はフロートである。
[施肥装置の構成の説明]
施肥装置4は、図1〜図6に示すように、支持枠体20上において、運転部21の座席22の背後に着脱自在に配設している。すなわち、施肥装置4は、一方向(本実施形態では左右方向)に伸延させて立体枠状に形成した支持フレーム部200と、支持フレーム部200の伸延方向に沿わせて複数(本実施形態では八個)取り付けた第1〜第8繰出部50〜57と、各繰出部50〜57の上端開口部にそれぞれ複数(本実施形態では八個)連通連設した第1〜第8ホッパー60〜67と、前後方向に延伸して各繰出部50〜57の下端開口部にそれぞれ複数(本実施形態では八個)の中途部を着脱自在に接続した第1〜第8接続部70〜77と、支持フレーム部200に支持されて各接続部70〜77の前端部に連通連設した単一の圧送風供給部80と、各接続部70〜77の後端部にそれぞれ複数(本実施形態では八個)連通連結した第1〜第8施肥ホース85と、支持フレーム部200に支持されて各繰出部50〜57を繰り出し駆動する操出体駆動モータMと、操出体駆動モータMに各繰出部50〜57を接続・切断自在に接続する伝動機構部110と、支持フレーム部200の後中央部に起立状に配設して各操出部50〜57に設けた条止めクラッチを接続・切断作動させるクラッチ作動体470と、を具備している。
支持フレーム部200の一部を形成する後述の固定側フレーム体210には、第1〜第8接続部70〜77と圧送風供給部80と第1〜第8施肥ホース85と操出体駆動モータMと伝動機構部110からなる固定側施肥部260を設けている。支持フレーム部200の一部を形成する後述の左側可動側フレーム体220には、第1〜第4繰出部50〜53と第1〜第4ホッパー60〜63とからなる左側可動側施肥部270を設けている。また、支持フレーム部200の一部を形成する後述の右側可動側フレーム体230には、第5〜第8繰出部54〜57と第5〜第8ホッパー64〜67とからなる右側可動側施肥部280を設けている。第1〜第4ホッパー60〜63同士は、隣接方向である左右方向に一体的に連通連設している。また、第5〜第8ホッパー64〜67同士は、隣接方向である左右方向に一体的に連通連設している。両可動側施肥部270,280の外側端部である第1ホッパー60と第8ホッパー67には、それぞれ内部に残留する肥料を排出するための排出部290,292を開閉自在に設けている。
図3に示す272は、固定側施肥部260と左側可動側施肥部270との間に介設した上下回動支援手段としての左側ガススプリングであり、左側ガススプリング272は、後述する後部フレーム片342の左側部に突設した左側連結突片274に上端部を連結し、後述する後側の下部フレーム片312の左側部に後方へ向けて突設した左側受け片276により下端部を下方から非連結状態で受けている。また、282は、固定側施肥部260と右側可動側施肥部280との間に介設した上下回動支援手段としての右側ガススプリングであり、右側ガススプリング282は、後述する後部フレーム片342の右側部に突設した右側連結突片284に上端部を連結し、後述する後側の下部フレーム片312の右側部に後方へ向けて突設した右側受け片286により下端部を下方から非連結状態で受けている。
このように構成した左側可動側施肥部270と右側可動側施肥部280は、それぞれ固定側フレーム体210の左右側端部に、枢支・連結体240,250を介して各外側端部を枢支・連結して、略水平に横臥させた操出姿勢(図2及び図3参照)と、略垂直に跳ね上げて排出部290,292を下方へ指向させた排出姿勢(図4参照)と、に姿勢変更自在としている。この際、操出姿勢となした各可動側施肥部270,280の各繰出部50〜57は、各接続部70〜77の中途部と上方から連通状態に接続され、また、排出姿勢となした各可動側施肥部270,280の各繰出部50〜57は、各接続部70〜77の中途部から上方へ離脱されるようにしている。
八個の操出部(その一部としての第4及び第5の操出部53,54)には、図7に示すように、左側繰出し駆動軸90及び右側繰出し駆動軸91を横断貫通状に横架している。すなわち、左側繰出し駆動軸90は、左右方向に延伸させて形成し、左側の4個の操出部50〜53に横断貫通状に横架させて、第4の操出部53から右側外方へ突出させた突出端部に左側受動ギヤ92を取り付けている。また、右側繰出し駆動軸91は、左右方向に延伸させて形成して、右側の4個の操出部54〜57に横断貫通状に横架させて、第5の操出部54から左側外方へ突出させた突出端部に右側受動ギヤ93を取り付けている。
各操出部50〜57(その一部としての第3操出体52)内には、図6に示すように、それぞれ上下方向に軸線を向けた操出体支軸94を介して目皿状の繰出体95を回転可能に配置している。98は、繰出体95に設けた操出孔である。左側4個の操出体支軸94の上端部は、左側繰出し駆動軸90の中途部に入・出力側ベベルギヤ96,97を介して連動連結し、また、右側4個の操出体支軸94の上端部は、右側繰出し駆動軸91の中途部に入・出力側ベベルギヤ96,97を介して連動連結している。各操出部50〜57の下端部には、それぞれスカート状に形成したガスケット99を取り付けており、ガスケット99を介して各操出部50〜57と各接続部70〜77の中途部とが接続・分離自在に接続されている。
操出体駆動モータMは、図4及び図7に示すように、固定側フレーム体210の後述する前側の下部フレーム片310中途部に配設している。すなわち、操出体駆動モータMは、支軸100と、支軸100の軸線廻りに回転自在に設けたモータ本体102とを具備している。後述する前側の下部フレーム片310の中途部には、左右一対のモータ支持ブラケット104,106を立設し、両モータ支持ブラケット104,106間に支軸100を介してその軸線廻りにモータ本体102を回転自在に横架して、モータ本体102に駆動ギヤ108を同軸的にかつ一体的に連設している。107は、モータ本体102の回転速度を調整する調整用ボリュームスイッチを設けた調整部、109は、操出体駆動モータMやモータ支持ブラケット104,106や駆動ギヤ108等を前方及び上下左右側方から被覆するモータ等カバーである。
伝動機構部110は、図7に示すように、左右方向に延伸する伝動軸112と、伝動軸112の左側端部に取り付けた第1伝動ギヤ114と、伝動軸112の中途部に取り付けた第2伝動ギヤ116と、伝動軸112の右側端部に取り付けた第3伝動ギヤ118と、から構成している。前側の下部フレーム片310の中央部には、軸支持ブラケット120を立設している。右側のモータ支持ブラケット106には、直後方へ延設して軸支持ブラケット120と左右方向に対向する延設部122を形成している。軸支持ブラケット120と延設部122との間には、伝動軸112を回転自在に横架している。第1伝動ギヤ114には、左側受動ギヤ92を上下方向に対向させて噛合・離脱自在に噛合させている。第2伝動ギヤ116には、右側受動ギヤ93を上下方向に対向させて噛合・離脱自在に噛合させている。第3伝動ギヤ118には、駆動ギヤ108を常時噛合させている。ここで、左・右側受動ギヤ92,93は、左・右側可動側施肥部270,280が操出姿勢を採った場合に、第1・第2伝動ギヤ114,116と上方から噛合し、また、左・右側可動側施肥部270,280が排出姿勢を採った場合に、第1・第2伝動ギヤ114,116から上方へ離脱する(噛合解除される)ようにしている。124は、左・右側受動ギヤ92,93や第1・第2伝動ギヤ114,116等を前方から被覆するギヤ等カバー、126は、前側の下部フレーム片310の中央部に立設して、ギヤ等カバー124を支持するカバー支持ブラケットである。
このように構成して、操出体駆動モータMを駆動させると、モータ本体102と駆動ギヤ108とが支軸100の軸線廻りに一体的に回転され、その回転力が、伝動軸112に取り付けて駆動ギヤ108と噛合している第3伝動ギヤ118→伝動軸112→第1・第2伝動ギヤ114,116→左・右側受動ギヤ92,93→左・右側繰出し駆動軸90,91→各入力側ベベルギヤ96→各出力側ベベルギヤ97→各操出体支軸94→各操出体95に伝達されることで、各操出体95が回転して、符合した操出孔98から肥料が一定量ずつ繰り出されるようにしている。
圧送風供給部80は、左右方向に延伸させて円筒状に形成した圧送風供給管81と、圧送風供給管81の左側端部に連通連設したブロワー等の圧送風供給源82と、を具備している。圧送風供給源82は、固定側フレーム体210の後述する左側端壁片316にいわゆるパッチン錠等の取付具84により取り付けた使用姿勢と、後述する前側の下部フレーム片310の左側端部に支持ブラケット83を介して取り付けた収納姿勢とに、着脱して姿勢変更自在としている。圧送風供給管81は、支持フレーム部200に横架状に支持させるとともに、各接続部70〜77の前端部に連通連設している。そして、圧送風供給源82は、圧送風供給管81を通して各接続部70〜77の前端部から圧送風を供給可能としている。
このように構成した施肥装置4では、第1〜第8ホッパー60〜67内に粒形状の肥料を収容して、各ホッパー60〜67から供給される肥料が、操出体駆動モータMによって繰り出し駆動される各操出部50〜57の各操出体95を介して、各接続部70〜77に一定量ずつ繰り出される。そうすると、各接続部70〜77の前端部に連通連設した圧送風供給源82から圧送風供給管81を通して圧送風が供給されて、各接続部70〜77の後端部にそれぞれ連通連結した各施肥ホース85を通して一定量の肥料が圃場に施肥される。
(支持フレーム部の構成の説明)
支持フレーム部200は、図8〜図10に示すように、固定側フレーム体210と、左右一対の左・右側可動側フレーム体220,230と、枢支・連結体240,250と、から形成している。固定側フレーム体210は、左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成している。左右一対の左・右側可動側フレーム体220,230は、固定側フレーム体210の中央部近傍位置まで左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、固定側フレーム体210上に重合状態に整合させて配設している。枢支・連結体240,250は、各可動側フレーム体220,230の基端部(外側端部)と、固定側フレーム体210の外側端部と、を枢支・連結している。
より具体的に説明すると、固定側フレーム体210は、図8に示すように、左右方向に延伸する前後一対の下部フレーム片310,312と、両下部フレーム片310,312間でかつ上部に配置した左右方向に延伸する上部フレーム片314と、これらフレーム片310,312,314の左右側端間に起立状に取り付けた板状の左・右側端壁片316,318と、前後一対の下部フレーム片310,312間に左右方向に間隔をあけて横架した4本の横架片320と、前後一対の下部フレーム片310,312の中途部間に起立状に横架した左右一対の板状の固定側接合部322,323と、前後一対の下部フレーム片310,312の左側部間と、中央部間と、右側部間と、に起立状に横架した板状の第1〜第3補強片327〜329と、等を具備して、立体的に枠組み構成している。
左側の固定側接合部322の前・後上部には、図11及び図12に示すように、それぞれ左右方向及び上方へ開口する固定側接合凹部324,325を形成している。左側の固定側接合部322の中途上部には、左側方へ向けて左側固定側係合ピン326を突設している。また、右側の固定側接合部323は、左側の固定側接合部322と同様に構成しているので、その構成の説明は省略する。
左側端壁片316と固定側接合部322,323と第1〜第3補強片327〜329とには、図8に示すように、それぞれ後述する圧送風供給管81を挿通するために左右方向に開口させた第1〜第5挿通孔330〜334を形成している。335は、左・右側端壁片316,318の内面上部と下部フレーム片310,312の外側部との間に傾斜状に架設した補強用傾斜ブラケットである。
左側可動側フレーム体220は、それぞれ左右方向に延伸する前後一対の前・後部フレーム片340,342と、両前・後部フレーム片340,342の内側端部間に横架した内側横架片346と、両前・後部フレーム片340,342の外側端部間に横架した枢支・連結体240の後述する連結片362と、から平面視四角形枠状に形成している。前部フレーム片340の先端部(内側端部)には、平面視U字状の左側把持片341を前上方へ向けて突設して、左側把持片341を把持して左側可動側施肥部270を上下回動操作可能としている。前・後部フレーム片340,342の先端部(内側端部)間には、板状の左側可動側接合部344を垂下状に横架している。左側可動側接合部344の前・後下部には、右側方へ向けて前後一対の左側可動側接合ピン348,349を突設している。左側可動側接合部344の中途下部には、左右方向及び下方に開口する左側可動側係合凹部345を形成している。
右側可動側フレーム体230は、それぞれ左右方向に延伸する前後一対の前・後部フレーム片350,352と、両前・後部フレーム片350,352の内側端部間に横架した内側横架片356と、両前・後部フレーム片350,352の外側端部間に横架した枢支・連結体250の後述する連結片462と、から平面視四角形枠状に形成している。前部フレーム片350の先端部(内側端部)には、平面視U字状の右側把持片351を前上方へ向けて突設して、右側把持片351を把持して右側可動側施肥部280を上下回動操作可能としている。前・後部フレーム片350,352の先端部(内側端部)間には、板状の右側可動側接合部354を垂下状に横架している。また、右側可動側接合部354は、左側可動側接合部344と同様に構成しているので、その構成の説明は省略する。
各可動側フレーム体220,230の先端部には、それぞれ左・右側可動側接合部344,354を設ける一方、固定側フレーム体210の中途部には、左右一対の固定側接合部322,323を設けて、各可動側接合部344,354と各固定側接合部322,323とを、それぞれ上下方向に整合させて配置して、相互に接合・離脱自在となしている。このように構成して、左右一対の可動側フレーム体220,230の先端部にそれぞれ設けた左・右側可動側接合部344,354と、固定側フレーム体210の中途部に設けた左右一対の固定側接合部322,323とを、それぞれ上下方向に各接合部を接合させることで、固定側フレーム体210に可動側フレーム体220,230を堅実に整合させることができる。
すなわち、左側固定側接合凹部324,325には、左側可動側接合ピン348,349が上下方向に係脱自在に接合するとともに、左側固定側係合ピン326には、左側可動側係合凹部345が上下方向に係脱自在に係合するように、相互に接合する各接合凹部と各接合ピンないしは係合する各係合凹部と各係合ピンを整合させて配置している。また、同様に、右側固定側接合凹部には、右側可動側接合ピンが上下方向に係脱自在に接合するとともに、右側固定側係合ピンには、右側可動側係合凹部が上下方向に係脱自在に係合するように、相互に接合する各接合凹部と各接合ピンないしは係合する各係合凹部と各係合ピンを整合させて配置している。
左・右側可動側接合部344,354には、それぞれ左・右側固定・解除操作機構400,430を設けて、各固定・解除操作機構400,430により、固定側フレーム体210に、左側可動側フレーム体220と右側可動側フレーム体230をそれぞれ固定・解除可能としている。なお、左・右側固定・解除操作機構400,430は、それぞれ同様に構成しているので、左側固定・解除操作機構400の構成のみ説明して、右側固定・解除操作機構430の構成の説明は省略する。
すなわち、左側固定・解除操作機構400は、左側可動側接合部344と左側固定側接合部322のいずれか一方には、係合凸片を設けるとともに、いずれか他方には、係合凸片と係合・離脱自在となした係合凹片を設けて、左側可動側接合部344と左側固定側接合部322とが接合した状態にて、係合凸片に係合凹片が係合するようにしている。このように構成して、左側可動側接合部344と左側固定側接合部322とが接合した状態にて、係合凹片に係合凸片が係合することで、固定側フレーム体210と左右側可動側フレーム体220,230とを堅実に連結することができる。また、係合凹片には、係合凸片と係合する方向に弾性付勢する弾性手段と、弾性手段の弾性付勢力に抗して係合凸片から離脱操作する操作片410と、を設けている。このように構成して、弾性手段により係合凸片と係合する方向に係合凹片を弾性付勢することで、その弾性付勢力により係合状態を確保することができる。また、操作片410により弾性手段の弾性付勢力に抗して係合凹片を離脱操作することで、係合凸片から係合凹片を離脱させることができる。
より具体的に説明すると、左側固定・解除操作機構400は、左側可動側係合凹部345の直上方に位置する左側可動側接合部344の中途上部に、左右方向に軸線を向けた枢支ピン402を介して係合凹片としての板状の固定用フック404の基部を枢支している。そして、枢支ピン402を中心にして、左側可動側係合凹部345が係合している係合凸片としての左側固定側係合ピン326に、固定用フック404を後方から係合させることで、固定側フレーム体210に左側可動側フレーム体220を上下重合状態に固定(ロック)可能としている。また、枢支ピン402を中心にして、左側可動側係合凹部345が係合している左側固定側係合ピン326から、固定用フック404を後方へ離脱(ロック解除)させることで、固定側フレーム体210の左側端部に左側の枢支・連結体240を介して枢支・連結した左側可動側フレーム体220の先端側を、上方へ跳ね上げ状に回動可能としている。
固定用フック404には、上方へ向けて作動片406と突設し、また、後方へ向けて規制片408を突設している。作動片406には、左右方向に軸線を向けた連結ピン409を介して、前後方向に延伸する棒状の操作片410の後端部を連結している。左側可動側接合部344の前端縁部には、ガイド体412を右側方へ向けて突出させて形成し、ガイド体412には、前後方向に開口する操作片挿通孔414を形成している。操作片410は、操作片挿通孔414中に前部を挿通し、操作片挿通孔414を介して操作片410を前後方向に摺動自在となしている。そして、操作片410を前方へ摺動させることで、枢支ピン402を中心にして、作動片406が前方へ回動されるとともに、固定用フック404が後方へ回動されて、係合している左側固定側係合ピン326から左側可動側係合凹部345が離脱(ロック解除)されるようにしている。操作片410は、その先端部に先端把持部416をU字状に屈曲させて形成して、先端把持部416を把持しているオペレータの手が先端把持部416の軸線に滑って離れるのを防止している。操作片410の基端部(後端部)と、後部フレーム片342から上方へ立ち上げて形成した係止片418との間には、弾性手段としての引張スプリング420を介設して、引張スプリング420の引張弾性付勢力により固定用フック404が左側固定側係合ピン326に係合された状態(ロック)を保持されるとともに、操作片410も後退摺動された状態に保持されるようにしている。この際、規制片408は、後部フレーム片342に上方から当接して、固定用フック404が左側固定側係合ピン326に係合された状態以上に(過剰に)係合方向へ回動されるのを規制している。
操作片410は、その引き操作に連動して固定用フック404が左側固定側係合ピン326から離脱動作するようにしており、操作片410には、固定側フレーム体210ないしは左側可動側フレーム体220との相対位置を視認するための目印422を設けて、目印422を介して操作片410が作業適正位置(本実施形態では、固定用フック404が左側固定側係合ピン326に係合された状態における位置)にあるか否かを確認可能となしている。すなわち、操作片410の先端部(前端部)には、目印422を設けており、固定用フック404が左側固定側係合ピン326に係合されて、固定側フレーム体210と左側可動側フレーム体220とが堅実に接合されている場合には、目印422がガイド体412に近接配置させるようにしている。
このように構成することで、目印422がガイド体412に近接配置されているか否かを視認するだけで、操作片410が作業適正位置にあるか否かを確認することができる。その結果、固定用フック404が左側固定側係合ピン326に係合されているか否か、さらには、固定側フレーム体210と左側可動側フレーム体220とが堅実に接合されているか否かを推断することができる。より具体的に説明すると、操作片410が引き操作された際の目印422とガイド体412との間隔を視認した際に、目印422がガイド体412から離隔した位置に配置されている場合(操作片410が作業適正位置にない場合)には、固定用フック404が左側固定側係合ピン326に堅実に係合していない、ないしは、離脱していると推測することができる。この場合には、目印422がガイド体412に近接配置されるまで、操作片410を適宜引き操作する。その結果、目印422を介して操作片410が作業適正位置にある状態を視認できたところで、固定用フック404が左側固定側係合ピン326に係合されたと推断して、操作片410の引き操作を終了する。このように、目印422を介して操作片410の作業適正位置にある状態を視認するだけで、固定側フレーム体210と左側可動側フレーム体220とが堅実に接合された状態(ロック状態)にあると推断することができて、見難い固定用フック404と左側固定側係合ピン326との係合状態を、逐一視認する手間を省くことができる。
(枢支・連結体の構成の説明)
左側の枢支・連結体240は、図13に示すように、側面視で「U」字状に形成した枢支片360と、枢支片360間に前後方向に軸線を向けてその軸線廻りに回転自在に横架した枢軸361と、枢軸361の前後端部に取り付けた四角形蓋状の連結片362と、から形成している。枢支片360は、左側端壁片316の外側面に左側ブラケット363を介して外側方へ張り出し状に取り付けている。連結片362は、内側方へ傾斜状に配置して、その中途部には、左側可動側フレーム体220の外側端部を取り付けている。連結片362の先端部(上端部)には、第1ホッパー60の外側下部を取り付けている。
左側の枢支片360は、前後方向に長手板状に形成した本片364と、本片364の前・後端縁部及び右側端縁部(内側端縁部)から上方へ突出させて形成した前・後突片365,366及び右側突片367とから形成している。前・後突片365,366間には、枢軸361を貫通状にかつ回動自在に横架させている。固定側フレーム体210の左側端部に設けた左側端壁片316の外側面には、左側ブラケット363を外側方へ張り出し状に取り付けている。左側ブラケット363は、左側端壁片316の前後幅内において、第1挿通孔330の上方に位置させて配設している。左側ブラケット363は、前後方向に長手状の本片受部370と、本片受部370の前・後端部を下方から支持する前・後支持部371,372とから形成している。本片受部370と本片364は、略同一前後幅に形成している。本片受部370には、本片364を上方から重合状態に載置して、本片364の中央部を上下方向に軸線を向けた揺動支軸368によりその軸線廻りに揺動自在に取り付けて、その前・後突片365,366を左右方向に揺動位置調節可能となしている。揺動位置調節した本片364の前・後部には、それぞれ左右方向に横長の調節用長孔(図示せず)を形成する一方、本片受部370の前・後部には、それぞれボルト挿通孔(図示せず)を調節用長孔と上下方向に符合させて形成して、両孔中に固定ボルト373を挿通するとともに、固定ボルト373にナット374を螺着させることで、本片受部370に本片364の前・後部を固定可能としている。
このように構成して、固定側フレーム体210に左側可動側フレーム体220を整合させて取り付ける際には、あらかじめ、固定ボルト373に螺着しているナット374を緩めておくことで、揺動支軸368の上下方向の軸線廻りに揺動自在に取り付けた枢支片360の中央部を中心にして、その前・後部を左右方向に揺動自在な状態となしておく。その後、固定側フレーム体210の左側固定側接合部322と、左側可動側フレーム体220の左側可動側接合部344とを接合させることで、すなわち、左側固定側接合凹部324,325に左側可動側接合ピン348,349を上方から嵌合させるとともに、左側固定側係合ピン326に左側可動側係合凹部345を上方から嵌合させて接合させ、さらに、左側固定側係合ピン326に固定用フック404を係合させることで、固定側フレーム体210と左側可動側フレーム体220とを上下方向に整合させることができる。
この際、左側可動側フレーム体220の先端部側が固定側フレーム体210の中途部に整合配置されることで、左側可動側フレーム体220の基端部に枢支・連結している枢支片360が、揺動支軸368を中心にして前・後部が適宜左右方向に揺動位置調節される。その後、揺動位置調節された枢支片360の前・後部を、固定側フレーム体210の左側端部に設けた左側ブラケット363に固定ボルト373及びナット374により締め付け固定することで、固定側フレーム体210に整合配置された左側可動側フレーム体220を堅実に枢支・連結することができる。したがって、固定側フレーム体210と左側可動側フレーム体220の組み付け性を向上させることができる。
左側の連結片362は、四角形板状に形成した連結本片380と、連結本片380の前・後端縁部から垂下させて細幅に形成した前・後面片381,382と、これらの内側端縁部に架設状に設けたホッパー受け片383と、前・後面片381,382の外側端部を延出させて形成した前・後連結突片384,385と、から形成している。前・後突片365,366間に貫通状にかつ回動自在に横架させている枢軸361の前・後端部には、前・後連結突片384,385を取り付けるとともに、当接面部386,387を取り付けている。そして、当接面部386,387は、左側可動側施肥部270を跳ね上げた際に、左側端壁片316に当接して、左側可動側施肥部270のさらなる外側方へ回動が規制されるようにしており、この回動規制位置を左側可動側施肥部270の排出位置としている。
同様に、右側の枢支・連結体250は、図5に示すように、側面視で「U」字状に形成した枢支片460と、枢支片460間に前後方向に軸線を向けてその軸線廻りに回転自在に横架した枢軸461と、枢軸461の前後端部に取り付けた四角形蓋状の連結片462と、から形成している。枢支片460は、右側端壁片318の外側面に右側ブラケット463を介して外側方へ張り出し状に取り付けている。連結片462は、内側方へ傾斜状に配置して、その中途部には、右側可動側フレーム体230の外側端部を取り付けている。連結片462の内側端部(上端部)には、第8ホッパー67の外側下部を取り付けている。
右側の枢支片460は、前後方向に長手板状に形成した本片464と、本片464の前・後端縁部及び右側端縁部(内側端縁部)から上方へ突出させて形成した前・後突片465,466及び右側突片467とから形成している。前・後突片465,466間には、枢軸461を貫通状にかつ回動自在に横架させている。固定側フレーム体210の右側端部に設けた右側端壁片318の外側面には、右側ブラケット463を外側方へ張り出し状に取り付けている。右側ブラケット463は、左側端壁片316の前後幅内に配設している。右側ブラケット463は、前後方向に長手状の本片受部470と、本片受部470の前・後端部を下方から支持する前・後支持部471,472とから形成している。本片受部470と本片464は、略同一前後幅に形成している。本片受部470には、本片464を上方から重合状態に載置して、本片464の中央部を上下方向に軸線を向けた揺動支軸468によりその軸線廻りに揺動自在に取り付けて、その前・後突片465,466を左右方向に揺動位置調節可能となしている。揺動位置調節した本片464の前・後部には、それぞれ左右方向に横長の調節用長孔(図示せず)を形成する一方、本片受部470の前・後部には、それぞれボルト挿通孔(図示せず)を調節用長孔と上下方向に符合させて形成して、両孔中に固定ボルト473を挿通するとともに、固定ボルト473にナット474を螺着させることで、本片受部470に本片464の前・後部を固定可能としている。
このように構成した右側の枢支片460は、左側の枢支片360と同様に、固定側フレーム体210に整合配置された右側可動側フレーム体230を堅実に枢支・連結することができる。したがって、固定側フレーム体210と右側可動側フレーム体230の組み付け性を向上させることができる。
右側の連結片462は、四角形板状に形成した連結本片480と、連結本片480の前・後端縁部から垂下させて細幅に形成した前・後面片481,482と、これらの内側端縁部に架設状に設けたホッパー受け片483と、前・後面片481,482の外側端部を延出させて形成した前・後連結突片484,485と、から形成している。前・後突片465,466間に貫通状にかつ回動自在に横架させている枢軸461の前・後端部には、前・後連結突片484,485を取り付けるとともに、当接面部486,487を取り付けている。そして、当接面部486,487は、右側可動側施肥部280を跳ね上げた際に、右側端壁片318に当接して、右側可動側施肥部280のさらなる外側方へ回動が規制されるようにしており、この回動規制位置を右側可動側施肥部280の排出位置としている。
(条止めクラッチ機構の構成の説明)
各操出部50〜57には、図5に示すように、左側繰出し駆動軸90ないしは右側繰出し駆動軸91からの動力を接続・切断する条止めクラッチ432,434を設けている。各条止めクラッチ432,434には、クラッチ連動機構(図示せず)を介して条止めクラッチ操作レバー436,438を連動連結している。各条止めクラッチ操作レバー436,438には、図3及び図14にも示すように、第1〜第8条止めクラッチアーム440〜447を連動連結している。第1〜第8条止めクラッチアーム440〜447は、隣接する二つの条止めクラッチアーム同士を一つのユニットとして、四つのユニットを第1〜第4連動連結体450〜453を介して、ユニットクラッチ作動体490に連動連結している。各連動連結体450〜453は、プッシュプルワイヤ等のように、中空管状のアウターワイヤ中にインナーワイヤを摺動自在に挿入して形成している。ユニットクラッチ作動体490は、後側の下部フレーム片312の中央部に起立状に取り付けており、電動モータにより回転作動されるカム機構(これらは図示せず)に、第1〜第4連動連結体450〜453の基端部を連動連結するとともに、四つのユニットを形成している各条止めクラッチアーム440〜447に先端部を連動連結している。
すなわち、第1条止めクラッチアーム440と第2条止めクラッチアーム441には、第1連動連結体450を直列的に連動連結している。第3条止めクラッチアーム442と第4条止めクラッチアーム443には、第2連動連結体451を直列的に連動連結している。第5条止めクラッチアーム444と第6条止めクラッチアーム445には、第3連動連結体452を直列的に連動連結している。第7条止めクラッチアーム446と第8条止めクラッチアーム447には、第4連動連結体453を直列的に連動連結している。
第1・第2連動連結体450,451は、左側上部から左側方へ突出させるとともに、直下方に垂下させ、後側の下部フレーム片312に沿わせてその左側端部まで延出させ、上方へ円弧状に折り返して、後部フレーム片342に沿わせて右側方へ延出させている。そして、第1連動連結体450は、第1条止めクラッチアーム440と第2条止めクラッチアーム441に連動連結し、また、第2連動連結体451は、第3条止めクラッチアーム442と第4条止めクラッチアーム443に連動連結している。
第3・第4連動連結体452,453は、右側上部から右側方へ突出させるとともに、直下方に垂下させ、後側の下部フレーム片312に沿わせてその右側端部まで延出させ、上方へ円弧状に折り返して、後部フレーム片342に沿わせて左側方へ延出させている。そして、第3連動連結体452は、第5条止めクラッチアーム444と第6条止めクラッチアーム445に連動連結し、また、第4連動連結体453は、第7条止めクラッチアーム446と第8条止めクラッチアーム447に連動連結している。
このように、第1・第2連動連結体450,451は、左側の枢支・連結体240において円弧状に屈曲させて折り返して配線し、また、第3・第4連動連結体452,453は、右側の枢支・連結体250において円弧状に屈曲させて折り返して配線している。そのため、各連動連結体450〜453の経路の屈曲部を緩やかな円弧状に形成することができるとともに、経路を短尺化させることができる。その結果、各連動連結体450〜453の押し引き摺動の抵抗が小さくなって、各条止めクラッチアーム440〜446の接続・切断操作が円滑かつ堅実に行える。
A 乗用田植機、4 施肥装置、200 支持フレーム部、210 固定側フレーム体、
220 左側可動側フレーム体、230 右側可動側フレーム体、
240,250 枢支・連結体、322 左側固定側接合部、323 右側固定側接合部、344 左側可動側接合部、354 右側可動側接合部、

Claims (5)

  1. 固定側施肥部を支持する固定側フレーム体と、固定側フレーム体の左右側端部にそれぞれ基端部を枢支・連結して、先端部側を上下回動自在となすとともに、可動側施肥部を支持する左右一対の可動側フレーム体と、を具備する施肥装置であって、
    固定側フレーム体は、左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、左右側端部にそれぞれ枢支片を介して前後方向に軸線を向けた枢軸を横架し、
    各枢軸には、連結片を介して各可動側フレーム体の基端部を枢支・連結し、
    各可動側フレーム体は、固定側フレーム体の中央部近傍位置まで左右方向に延伸する平面視四角形枠状に形成して、
    各可動側フレーム体の先端部には、それぞれ可動側接合部を設ける一方、固定側フレーム体の中途部には、左右一対の固定側接合部を設けて、各可動側接合部と各固定側接合部とを、それぞれ上下方向に接合・離脱自在となした粒状体散布装置。
  2. 各枢支片は、前後方向に長手状に形成し、固定側フレーム体の外側端部に中央部を上下方向の軸線廻りに揺動自在に取り付けて、その前・後部を左右方向に揺動位置調節可能となし、
    揺動位置調節した各枢支片の前・後部は、固定側フレーム体の外側端部に固定ボルトにより固定可能となした請求項1記載の粒状体散布装置。
  3. 各可動側接合部と各固定側接合部のいずれか一方には、係合凸片を設けるとともに、いずれか他方には、係合凸片と係合・離脱自在となした係合凹片を設けて、
    各可動側接合部と各固定側接合部とが接合した状態にて、係合凸片に係合凹片が係合するようにした請求項1又は2記載の粒状体散布装置。
  4. 係合凹片には、係合凸片と係合する方向に弾性付勢する弾性手段と、弾性手段の弾性付勢力に抗して係合凸片から離脱操作する操作片と、を設けた請求項3記載の粒状体散布装置。
  5. 操作片は、その引き操作に連動して係合凹片が係合凸片から離脱動作するようにし、
    操作片には、固定側フレーム体ないしは可動側フレーム体との相対位置を視認するための目印を設けて、目印を介して操作片が作業適正位置にあるか否かを確認可能となした請求項4記載の粒状体散布装置。
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