JP2017054774A - 導通遮断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被切断部を2箇所で切断する導通遮断装置におけるアーク減衰効果を高める。【解決手段】導通遮断装置Cは、一部に長尺板状の被切断部22を有する導電体と、一対の固定刃37を有する消弧室32と、ガス発生器と、上記固定刃37と協働して被切断部22を切断する一対の可動刃57を有する切断部材50とを備える。上記被切断部22には、2箇所での切断により分離した分離片23と、分離されず残った本体部24とが形成される。分離片23の切断端23a,23bと本体部24の切断端24a,24bとの間で生ずるアークが消弧室32で減衰される。切断部材50により消弧室32内に押し込まれた分離片23を、その両切断端23a,23bが、同分離片23における両切断端23a,23b間のうち、少なくとも同切断端23a,23bに隣接する箇所よりも切断部材50の移動方向前方に位置するように変形させる変形機構60が設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、電気回路を構成する機器間の導通を、導電体の切断を通じて遮断する導通遮断装置に関する。
電気回路には、その電気回路を構成する機器の異常時や、同電気回路が搭載されたシステムの異常時に作動することによって機器間の導通を遮断する導通遮断装置が設けられる。その一態様として、導電体、消弧室、ガス発生器及び切断部材を備えた導通遮断装置が、例えば特許文献1に記載されている。
導電体は、電気回路を構成する機器間に介在されていて、自身の一部に長尺板状の被切断部を有する。消弧室は、被切断部の厚み方向の一方に形成されていて固定刃を有する。ガス発生器は、被切断部の厚み方向であって、被切断部を挟んで消弧室の反対側に配設される。切断部材は、被切断部及びガス発生器の間に配設されていて、上記固定刃と協働して被切断部を切断する可動刃を有する。
上記導通遮断装置によれば、導電体に通電された状態で、ガス発生器からガスが発生されると、切断部材がそのガスの圧力を受けて消弧室に向けて移動させられる。切断部材の上記移動に伴い、被切断部には、固定刃と可動刃とによる剪断力が作用し、同被切断部が切断され、機器間の導通が遮断される。
ところで、導通遮断装置が作動して、通電状態の導電体が切断されると、切断により生じた一対の切断端間で電位差が生じることによりアークが発生する、すなわち、両切断端間に存在する気体の絶縁が破壊されて電流が流れる現象が生ずる場合がある。
アークが発生すると、両切断端間が電気的に接続された状態となり、導電体は物理的に切断されているにも拘わらず、通電した状態を維持する(導通が遮断されない)おそれがある。そのほか、アークは導電体や周辺の樹脂製の部材を溶融させるおそれがある。
これに対し、上記特許文献1に記載された導通遮断装置では、固定刃が、消弧室において被切断部の長さ方向に互いに離間した2箇所に形成されている。可動刃が、切断部材において被切断部の長さ方向に互いに離間した2箇所に形成されている。そのため、切断部材の上記移動に伴い、被切断部の2箇所には、固定刃と可動刃とによる剪断力がそれぞれ作用する。これらの剪断力により、被切断部が2箇所において切断される。被切断部に、2箇所での切断により分離した分離片と、分離されず残った本体部とが形成されることで、機器間の導通が遮断される。そして、このように被切断部が2箇所で切断されることで、電気抵抗が増加し、アークを発生及び維持させるのに必要な電圧が高くなり、アークが発生しにくくなる。
特開2012−138286号公報
ところが、上記特許文献1に記載された導通遮断装置では、分離片が切断前の形状と同様に平らな状態となる。そのため、分離片の切断端と、本体部の切断端との距離が短く、アークを減衰させるうえで改善の余地がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、被切断部を2箇所で切断する導通遮断装置におけるアーク減衰効果を高めることにある。
上記課題を解決する導通遮断装置は、電気回路を構成する機器間に介在され、かつ一部に長尺板状の被切断部を有する導電体と、前記被切断部の厚み方向の一方に形成され、かつ一対の固定刃を有する消弧室と、前記厚み方向であって、前記被切断部を挟んで前記消弧室の反対側に配設されたガス発生器と、前記被切断部及び前記ガス発生器の間に配設され、同ガス発生器で発生されたガスにより前記消弧室に向けて移動させられる部材であり、前記固定刃と協働して前記被切断部を切断する一対の可動刃を有する切断部材とを備え、前記被切断部には、2箇所での切断により分離された分離片と、分離されず残った本体部とが形成され、前記分離片の切断端と前記本体部の切断端との間で生ずるアークが前記消弧室で減衰される導通遮断装置であって、前記切断部材により前記消弧室内に押し込まれた前記分離片を、同分離片の両切断端が、同分離片における両切断端間のうち、少なくとも同切断端に隣接する箇所よりも前記切断部材の移動方向前方に位置するように変形させる変形機構が設けられている。
上記の構成によれば、導電体に通電された状態で、ガス発生器からガスが発生されると、切断部材がそのガスの圧力を受けて消弧室に向けて移動させられる。切断部材の上記移動に伴い、被切断部の2箇所には、固定刃と可動刃とによる剪断力がそれぞれ作用する。これらの剪断力により、被切断部が2箇所において切断される。被切断部には、2箇所での切断により分離された分離片と、分離されず残った本体部とが形成される。このように、被切断部の本体部から分離片が離間すると、機器間の導通が遮断される。
このとき、被切断部では、分離片の切断端と、本体部の切断端との間で電位差が生じることによりアークが発生する、すなわち、両切断端間に存在する気体の絶縁が破壊されて電流が流れる現象が生ずる場合がある。
しかし、本体部の切断端が固定刃の近傍に位置するのに対し、分離片は切断部材によって消弧室内に押し込まれ、その過程で、変形機構により変形させられる。この変形により、分離片の両切断端が、同両切断端間のうち、少なくとも同切断端に隣接する箇所よりも切断部材の移動方向前方に位置するようになる。そのため、分離片が切断前の形状と同様の平らな形状をなす場合に比べ、被切断部のうち、分離片の切断端と、本体部の切断端との距離が長くなってアークが減衰されやすくなる。
上記導通遮断装置において、前記変形機構は、前記分離片を、同分離片の両切断端が前記ガス発生器から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端間の中央部が同ガス発生器に最も近い箇所に位置するように屈曲させるものであることが好ましい。
上記の構成によれば、分離片は切断部材によって消弧室内に押し込まれる過程で、変形機構により変形させられる。分離片は、変形後には、両切断端がガス発生器から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端間の中央部が同ガス発生器に最も近い箇所に位置するよう屈曲した形状になる。そのため、分離片の切断端と、本体部の切断端との距離は、同分離片が他の形状に変形させられた場合よりも長くなって、アークが効果的に減衰される。
上記導通遮断装置において、前記変形機構は、前記消弧室内であって前記被切断部の長さ方向における少なくとも中央部に設けられて、前記分離片の同方向における少なくとも中央部の前記消弧室内への移動を規制する規制部と、前記切断部材の移動方向前側の外端壁面で開口し、かつ前記ガス発生器に向けて凹み、前記切断部材の移動に伴い前記規制部が入り込む凹部とを備えることが好ましい。
上記の構成によれば、分離片は切断部材によって消弧室内に押し込まれる過程で、長さ方向における少なくとも中央部において規制部に接触する。分離片のうち、規制部に接触した部分は、それ以上、消弧室の内奥部へ移動することを規制される。分離片のうち、規制部に接触しない部分は、切断部材によって押圧され続ける。このようにして、分離片は、規制部との接触部分を支点(屈曲点)とし、被切断部の長さ方向における両側部分が消弧室の内奥部側へ入り込むように屈曲させられる。その結果、分離片は、両切断端がガス発生器から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端間の中央部が同ガス発生器に最も近い箇所に位置するようになる。
上記導通遮断装置において、前記規制部及び前記凹部により変形させられた前記分離片を同規制部に接触させられた状態に保持する第1保持機構がさらに設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、規制部及び凹部により、両切断端がガス発生器から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端間の中央部が同ガス発生器に最も近い箇所に位置するように屈曲させられた分離片は、第1保持機構により、規制部に接触した状態に保持される。分離片の両端の切断端は、本体部の切断端から遠ざけられた状態に維持される。分離片の切断端と本体部の切断端との距離が安定し、アークを減衰する効果が安定する。
上記導通遮断装置において、前記第1保持機構は、前記規制部から前記ガス発生器側へ突出する係合突部と、前記被切断部のうち前記分離片となる予定の箇所に形成され、かつ前記係合突部が圧入される被係合部とを備えることが好ましい。
上記の構成によれば、分離片が切断部材によって消弧室内に押し込まれる過程で、規制部からガス発生器側へ突出する係合突部が、被切断部のうち分離片となる予定の箇所に形成された被係合部に圧入される。係合突部の外壁面が被係合部の内壁面に圧接されることで、分離片は規制部に接触した状態に保持される。
上記導通遮断装置において、前記規制部及び前記凹部により変形させられた前記分離片を、前記凹部の内壁面に接触させられた状態に保持する第2保持機構がさらに設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、規制部及び凹部により、両切断端がガス発生器から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端間の中央部が同ガス発生器に最も近い箇所に位置するように屈曲させられた分離片は、第2保持機構により、凹部の内壁面に接触させられた状態に保持される。従って、分離片の両端の切断端を、本体部の切断端から遠ざけられた状態に維持することが可能である。この場合には、分離片の切断端と本体部の切断端との距離が安定し、アークを減衰する効果が安定する。
上記導通遮断装置において、前記第2保持機構は、前記切断部材であって、前記被切断部の長さ方向両側から前記凹部を挟む箇所に設けられて、前記分離片が前記凹部から抜け出すのを規制する一対の規制片を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、分離片は切断部材によって消弧室内に押し込まれる過程で、同消弧室における規制部に接触した後、切断部材における一対の規制片間を通る。この際、分離片は、両規制片がない場合よりも大きく弾性変形させられる。両規制片間を通過後、分離片は自身の弾性復元力によって変形前の状態に戻ろうとし、凹部の内壁面に接触する。両規制片は、分離片が凹部から抜け出すのを規制する。このようにして、分離片が凹部の内壁面に接触した状態に保持される。
上記導通遮断装置において、前記切断部材を、前記変形機構による前記分離片の変形が完了した位置に係止する係止機構がさらに設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、切断部材は、係止機構により、変形機構による分離片の変形が完了した位置に係止させられる。そのため、分離片の両切断端は、同分離片における両切断端間のうち、少なくとも同切断端に隣接する箇所よりも切断部材の移動方向前方に位置し続ける。被切断部のうち、分離片の切断端と、本体部の切断端との距離が、分離片の変形後も維持される。この場合には、分離片の切断端と本体部の切断端との距離が安定し、アークを減衰する効果が安定する。
上記導通遮断装置において、前記切断部材は、両可動刃を有し、かつ同切断部材の移動に伴い前記消弧室内に入り込むことで前記被切断部を切断する刃部を備えており、前記消弧室の内側壁面のうち、前記被切断部の幅方向に対向する一対の内側壁面が互いに平行となり、かつ前記刃部の外側壁面のうち、前記幅方向に対向する一対の外側壁面の間隔が前記移動方向の前側ほど狭くなるように、前記消弧室及び前記刃部が形成されることで、前記係止機構が構成されていることが好ましい。
係止機構として、消弧室及び刃部が上記の条件を満たすように形成されることで、刃部が消弧室内に入り込む過程で、変形機構によって分離片が変形させられる。これに加え、刃部の外側壁面のうち、被切断部の幅方向に対向する一対の外側壁面が、消弧室の内側壁面のうち、被切断部の幅方向に対向する一対の内側壁面に圧接する。この圧接により、切断部材は、変形機構による分離片の変形が完了した位置に係止される。
上記導通遮断装置によれば、被切断部を2箇所で切断するものにおいて、アーク減衰効果を高めることができる。
車両用の導通遮断装置に具体化した第1実施形態を示す図であり、同導通遮断装置の内部構造を示す断面図。 図1の導通遮断装置が適用される電気回路の概略構成を示す略図。 図1におけるX部を拡大して示す部分断面図。 第1実施形態の導通遮断装置における切断部材の一部を被切断部の一部とともに示す部分斜視図。 図4の上方から切断部材及び被切断部を見た状態を示す説明図。 第1実施形態において、被切断部の切断により生じた分離片が変形させられた後の状態を示す部分断面図。 車両用の導通遮断装置に具体化した第2実施形態を示す図であり、被切断部が切断される前の状態を示す部分断面図。 第2実施形態において、被切断部の切断により生じた分離片が変形させられた後の状態を示す部分断面図。 車両用の導通遮断装置に具体化した第3実施形態を示す図であり、被切断部が切断される前の状態を示す部分断面図。 第3実施形態において、被切断部の切断により生じた分離片が変形させられる途中の状態を示す部分断面図。 第3実施形態において、分離片が変形させられた後の状態を示す部分断面図。 規制部の変形例を示す図であり、被切断部の切断により生じた分離片が変形させられた後の状態を示す部分断面図。 変形機構の変形例を示す図であり、被切断部の切断により生じた分離片が変形させられた後の状態を示す部分断面図。
(第1実施形態)
以下、車両用の導通遮断装置に具体化した第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図2は、導通遮断装置Cが適用される電気回路11を示している。電気回路11は、これを構成する機器として蓄電池12及び電気機器13を備えている。この電気回路11では、蓄電池12からの電力供給によって電気機器13が作動させられる。電気機器13は、蓄電池12から入力される電力を昇圧したうえで出力するコンバータ14と、同コンバータ14から入力される直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換して出力するインバータ15と、インバータ15から出力される交流電力によって駆動されるモータ16とによって構成されている。
上記電気回路11は車両10に搭載されている。この車両10に対し衝突による衝撃が加わった場合には、電気機器13が適正に作動しなくなったり、上記電気回路11からの漏電を招いたりするおそれがある。そのため、車両10には、その衝突に際して、電気回路11を構成する機器間、例えば、蓄電池12と電気機器13との間の導通を遮断する導通遮断装置Cが設けられている。車両10には、その衝突の有無を検出する衝突センサ17と、マイクロコンピュータを中心に構成され、かつ衝突センサ17からの信号が入力される電子制御ユニット18とが取付けられている。電子制御ユニット18は、衝突センサ17の出力信号をもとに車両10の衝突を検知すると、導通遮断装置Cを作動させる。この作動により、蓄電池12から電気機器13への電力供給が遮断される。
図1に示すように、導通遮断装置Cは、導電体20、ケース30、火薬式のガス発生器45及び切断部材50を備えている。次に、導通遮断装置Cを構成する各部材について説明する。
<導電体20>
導電体20は、蓄電池12及びコンバータ14の間を導通させる導通経路を構成するものであり、バスバーとも呼ばれる。導電体20は、電気伝導率の高い金属材料によって形成されている。こうした金属材料としては、銅が代表的であるが、その他の材料、例えば真鍮、アルミニウム等が用いられてもよい。導電体20の両端部は、外部接続部20a,20bを構成している。これらの外部接続部20a,20bは、蓄電池12及びコンバータ14に接続される箇所である。すなわち、各外部接続部20a,20bには、貫通孔21があけられている。そして、上記貫通孔21を利用してねじ等によって、外部接続部20a,20bのうちの一方が、蓄電池12に導通する端子に接続されるとともに、他方が、コンバータ14に導通する端子に接続される。このようにして、導電体20が外部接続部20a,20bにおいて、電気回路11の上記端子にそれぞれ接続されることにより、蓄電池12及びコンバータ14の間が導電体20を通じて導通される。
導電体20は、両外部接続部20a,20bのほかに、それらの間に被切断部22を有している。被切断部22は、両外部接続部20a,20b間において、それらの並設方向(図1の左右方向)へ延びていて、長尺板状をなしている。
なお、被切断部22の延びる方向、すなわち、両外部接続部20a,20bの並設方向を、被切断部22の長さ方向という場合がある。また、被切断部22の厚み方向というときには、切断前の被切断部22の厚み方向を指すものとする。
<ケース30>
図1及び図3に示すように、ケース30は、電気絶縁性を有し、かつ強度の高い材料、例えば樹脂材料によって形成されており、その内部には、上記導電体20を配置するための配置部31が形成されている。配置部31において、被切断部22の厚み方向の一方(後述する切断部材50の移動方向前側)の壁面は、同厚み方向に直交する配置面31aとなっている。
導電体20は、外部接続部20a,20bをケース30の外部に露出させた状態で、上記配置部31に配置されている。ケース30内において、被切断部22の厚み方向の一方(図1では上方)には消弧室32が形成されている。
消弧室32は、切断部材50により被切断部22が2箇所で切断されるとともに、切断により被切断部22に生ずる切断端23a,23b,24a,24b(図6参照)間で発生するアークを減衰させるための部屋である。消弧室32の奥行き(図1の紙面に直交する方向の寸法)は、被切断部22の幅(図1の紙面に直交する方向の寸法)よりも僅かに大きく設定されており、切断により生じた分離片23が同消弧室32内に入り込むことが可能となっている。
図3及び図5に示すように、消弧室32の内壁面は、一対の第1内側壁面33、一対の第2内側壁面34及び内奥壁面35を備えている。両第1内側壁面33は、被切断部22の長さ方向に互いに離間した2箇所から、同被切断部22の厚み方向へ延びている。両第2内側壁面34は、被切断部22の幅方向に互いに離間した2箇所から、同被切断部22の厚み方向へ延びている。消弧室32は、上記配置面31aとの境界部分に矩形の開口部36を有している。内奥壁面35は、開口部36から切断部材50の移動方向前方へ最も遠ざかった箇所に位置し、切断前の被切断部22に対し平行又はそれに近い状態に形成されている。
各第1内側壁面33と上記配置面31aとの境界部分は、被切断部22の幅方向に延びる固定刃37を構成している。
図1に示すように、ケース30内において、上記被切断部22の厚み方向であって、同被切断部22を挟んで消弧室32の反対側(図1の下側)には可動室41が形成されている。可動室41は、被切断部22の厚み方向に沿って延びる略円筒状をなしている。可動室41の内壁面の複数箇所には、上記厚み方向に沿って延びるガイド溝42が形成されている。
<ガス発生器45>
ガス発生器45は、導通遮断装置Cの駆動源として用いられている。ガス発生器45は、被切断部22の厚み方向であって、同被切断部22を挟んで消弧室32の反対側において、自身の一部を可動室41に露出させた状態でケース30内に配設されている。ガス発生器45は電子制御ユニット18に接続されており、同電子制御ユニット18からの作動信号に応じて内蔵の火薬を着火及び燃焼させてガスを発生させる。
なお、火薬式のガス発生器45を用いて駆動される装置には、一般に、駆動源として他の方式(電磁式等)のものが用いられる装置と比較して、迅速な駆動が可能であり、低廉で、しかも動作信頼性が高い特徴がある。
<切断部材50>
図1、図4及び図5に示すように、切断部材50は、被切断部22をその長さ方向に互いに離間した2箇所で切断するためのものであり、電気絶縁性を有し、かつ強度が高い材料、例えば樹脂材料を用いて形成されている。切断部材50は、可動室41内のうち被切断部22とガス発生器45との間に配設されている。切断部材50は、被切断部22の厚み方向に沿って延びる略円柱状の基部51と、基部51から消弧室32側へ突出する刃部52とを備えている。基部51の外壁面の複数箇所には、被切断部22の厚み方向に沿って延びるガイド突部53が設けられている。基部51は、ガイド突部53において、可動室41のガイド溝42に対し、消弧室32側へ移動可能に係合されている。
図3〜図5に示すように、刃部52の外壁面は、一対の第1外側壁面54、一対の第2外側壁面55、及び外端壁面56を備えている。各第1外側壁面54は、被切断部22の長さ方向へ互いに離間した箇所から同被切断部22の厚み方向へ延びている。ここでは、各第1外側壁面54は、両固定刃37のうち対向するものから、被切断部22の長さ方向へ僅かな距離D1(例えば、0.5mm程度)ずつ離れた箇所に位置している。また、各第2外側壁面55は、被切断部22の幅方向へ互いに離間した箇所から同被切断部22の厚み方向へ延びている。外端壁面56は、刃部52において基部51から切断部材50の移動方向前方へ最も遠ざかった箇所に位置している。外端壁面56は、切断前の被切断部22に対し平行又はそれに近い状態に形成されている。
各第1外側壁面54と外端壁面56との境界部分は、被切断部22の幅方向へ延びており、両固定刃37のうち対向するものと協働して被切断部22を剪断により切断する可動刃57を構成している。両可動刃57は、切断部材50の移動方向における同一の箇所に形成されている。
図6に示すように、被切断部22が2箇所で切断されると、同被切断部22には、2箇所での切断により分離された分離片23と、分離されず残った本体部24とが形成される。この際、分離片23において、被切断部22の長さ方向の両端部には切断端23a,23bが生ずる。また、本体部24には切断端24a,24bが生ずる。切断端23a,24aは、被切断部22の一方の箇所での切断により生ずるものであり、対をなしている。切断端23b,24bは、被切断部22の他方の箇所での切断により生ずるものであり、対をなしている。
上述した構造が、導通遮断装置Cの基本構造である。図3及び図6に示すように、第1実施形態では、上記基本構造に加え変形機構60が設けられている。変形機構60は、分離片23を、両切断端23a,23bがガス発生器45から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端23a,23b間の中央部23cが同ガス発生器45に最も近い箇所に位置するように屈曲した状態に変形させるための機構である。
変形機構60は、消弧室32に設けられた規制部61と、刃部52に設けられた凹部62とを備えている。規制部61は、分離片23の中央部23cに当接して、同部分の消弧室32内への移動を規制するためのものであり、板状をなしている。規制部61は、消弧室32の内奥壁面35であって、被切断部22の長さ方向における中央部からガス発生器45に向けて延びている。被切断部22の幅方向における規制部61の両側部は、消弧室32の両第2内側壁面34に繋がっている。規制部61のガス発生器45側の端面は、同ガス発生器45側へ膨らむ湾曲面に形成されている。
凹部62は、上記規制部61と協働して分離片23を変形させるための箇所であり、刃部52の外端壁面56で開口し、かつガス発生器45に向けて凹んでいる。凹部62の内壁面の一部は、一対の傾斜面63によって構成されている。両傾斜面63は、被切断部22の長さ方向に互いに離間した箇所で、同被切断部22の幅方向に延びている。両傾斜面63は、ガス発生器45に近づくに従い互いに接近するように、切断部材50の移動方向に対し傾斜している。凹部62は、被切断部22の長さ方向における中央部において最も深くなっている。
上記凹部62の形成に伴い、上記外端壁面56は、被切断部22の長さ方向における凹部62の両側の2箇所に位置することとなる。
さらに、第1実施形態では、切断部材50を、分離片23の変形が完了した位置に係止するための係止機構70が設けられている。
すなわち、図5に示すように消弧室32は、一対の第2内側壁面34の間隔が、切断部材50の移動方向のどの箇所でも一定となるように、すなわち互いに平行の関係となるように形成されている。また、刃部52は、一対の第2外側壁面55の間隔が、切断部材50の移動方向における前側ほど狭くなるように形成されている。そのために、第1実施形態では、両方の第2外側壁面55が、上記の条件を満たすように、切断部材50の移動方向に対し傾斜させられている。消弧室32及び刃部52が上記の条件を満たすように形成されることで、上記係止機構70が構成されている。
上記のようにして第1実施形態の導通遮断装置Cが構成されている。次に、この導通遮断装置Cの作用について説明する。
図2に示す車両10の衝突が衝突センサ17によって検知されないときには、電子制御ユニット18からガス発生器45に対し作動信号が出力されず、同ガス発生器45からガスが発生されない。このとき、図1及び図3に示すように、切断部材50は、消弧室32からガス発生器45側へ後退している。そのため、被切断部22は切断されず、蓄電池12及びコンバータ14の間は導電体20を介して導通された状態となる。
これに対し、導電体20に通電されているときに、車両10の衝突が衝突センサ17によって検知されると、電子制御ユニット18からガス発生器45に作動信号が出力される。この作動信号に応じ、ガス発生器45が作動してガスを発生する。切断部材50が、消弧室32側へ向かうガスの圧力を受ける。切断部材50は、ガイド突部53が可動室41のガイド溝42内を移動することによって、消弧室32側へ案内される。
上記のように案内される切断部材50は、消弧室32へ向けて高速で移動する。この移動の際、各可動刃57は、対向する固定刃37に対し被切断部22の長さ方向に接近した箇所を通過する。刃部52の外端壁面56が被切断部22に接触し、同被切断部22を消弧室32側へ押圧する。被切断部22の長さ方向に互いに離間した2箇所には、可動刃57と固定刃37とによる剪断力がそれぞれ作用する。これらの剪断力により、被切断部22がその長さ方向に互いに離間した2箇所で、同一又は略同一のタイミングで切断される。
図6に示すように、被切断部22には、2箇所での切断により分離された分離片23と、分離されず残った本体部24とが形成される。本体部24は、上記刃部52によって押圧されないため、配置部31に残る。上記切断により本体部24の両端部に生じた切断端24a,24bは、固定刃37の近くに位置する。
これに対し、切断後も切断部材50の移動が続くことで、刃部52が開口部36を通り、消弧室32の内奥部へ入り込む。分離片23は刃部52の外端壁面56によって押圧され、消弧室32内に押し込まれる。上記切断により分離片23の両端部に生じた切断端23a,23bが、本体部24の上記切断端24a,24bから離間することで、機器間の導通が遮断される。
このとき、分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの間で電位差が生じることによりアークが発生する、すなわち、両切断端23a,24a間、及び両切断端23b,24b間に存在する気体の絶縁が破壊されて電流が流れる現象が生ずる場合がある。
しかし、被切断部22がその長さ方向に互いに離間した2箇所で切断されることで、電気抵抗が増加し、アークを発生及び維持させるのに必要な電圧が高くなり、アークが発生しにくくなる。
しかも、本体部24の切断端24a,24bが上述したように固定刃37の近傍に位置するのに対し、分離片23は刃部52によって消弧室32内に押し込まれ、その過程で、変形機構60によって変形させられる。すなわち、分離片23は刃部52によって消弧室32内に押し込まれる過程で、中央部23cにおいて規制部61に接触する。分離片23の中央部23cは、それ以上、消弧室32の内奥部へ移動することを規制される。一方で、切断部材50の移動は続いている。被切断部22の長さ方向における分離片23の両側部分は、刃部52の外端壁面56によって押圧され続ける。分離片23は、規制部61との接触部分である中央部23cを支点(屈曲点)とし、被切断部22の長さ方向における両側部分が消弧室32の内奥部側へ入り込むように屈曲させられる。
刃部52の消弧室32内への移動が進むにつれて、分離片23の屈曲度合いが大きくなる。そして、凹部62の内底部が分離片23に接触する位置、すなわち、分離片23が規制部61と凹部62の内底部とによって挟み込まれる位置まで、刃部52が消弧室32内に入り込むと、凹部62の両傾斜面63が分離片23に接触した状態となる。このようにして、分離片23は、両切断端23a,23bがガス発生器45から最も遠い箇所に位置し、かつ中央部23cが同ガス発生器45に最も近い箇所に位置するよう屈曲させられる。このとき、分離片23では、両切断端23a,23bが、同分離片23における両切断端23a,23b間のうち、少なくとも同切断端23a,23bに隣接する箇所よりも切断部材50の移動方向前方に位置することとなる。
そのため、分離片23が切断前の形状と同様の平らな形状をなす従来技術(特許文献1)に比べ、分離片23の切断端23aと本体部24の切断端24aとの距離が長くなる。また、分離片23の切断端23bと本体部24の切断端24bとの距離が長くなって、アークが減衰されやすくなる。
その結果、アークが導通遮断装置Cに及ぼす影響が小さくなる。両切断端23a,24a間がアークにより電気的に接続された状態が生じにくく、両切断端23b,24b間がアークにより電気的に接続された状態が生じにくい。切断端23aが切断端24aから離間し、かつ切断端23bが切断端24bから離間していて、導電体20が物理的に切断されているにも拘わらず、通電した状態に維持される(導通が遮断されない)現象が起こりにくい。また、高温のアークに晒されることが原因で、導電体20や周辺の樹脂製の部材(ケース30等)が軟化したり溶融したりする現象が抑制される。
なお、刃部52が消弧室32内に入り込む過程で、規制部61及び凹部62によって分離片23が変形させられることについては上述したが、図5に示すように、刃部52の一対の第2外側壁面55が、消弧室32の一対の第2内側壁面34に圧接する。これは、両第2内側壁面34の間隔が切断部材50の移動方向におけるどの箇所でも一定であるのに対し、両第2外側壁面55の間隔が同移動方向前側ほど狭くなっているからである。
図6に示すように、上記の圧接により、切断部材50は、変形機構60による分離片23の変形後も、同切断部材50の凹部62と消弧室32の規制部61との間で分離片23を変形させた状態に保持される。
そのため、分離片23の両切断端23a,23bはガス発生器45から最も遠い箇所に位置し続け、かつ中央部23cは同ガス発生器45に最も近い箇所に位置し続ける。切断端23a,24a間の距離と、切断端23b,24b間の距離とは、分離片23の変形後も維持される。分離片23の切断端23a,23bと本体部24の切断端24a,24bとの距離が安定する。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)第1実施形態では、被切断部22をその長さ方向に互いに離間した2箇所で切断することで、同被切断部22に分離片23と本体部24とを形成し、分離片23の切断端23a,23bと本体部24の切断端24a,24bとの間で生ずるアークを消弧室32で減衰されるタイプの導通遮断装置Cを対象としている(図6)。
そして、切断部材50により消弧室32内に押し込まれた分離片23を、その両切断端23a,23bが、同分離片23における両切断端23a,23b間のうち、少なくとも同切断端23a,23bに隣接する箇所よりも前記切断部材50の移動方向前方に位置するように変形させる変形機構60が設けられている(図6)。
そのため、分離片が切断前の形状と同様の平らな形状をなす場合(特許文献1)に比べ、分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの距離を長くしてアークを減衰させる効果を高めることができる。
(2)変形機構60として、分離片23を、両切断端23a,23bがガス発生器45から最も遠い箇所に位置し、かつ中央部23cが同ガス発生器45に最も近い箇所に位置するように屈曲させるものが用いられている(図6)。
そのため、分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの距離を、同分離片23が他の形状に変形された場合よりも長くして、アークを効果的に減衰させることができる。
(3)変形機構60として、消弧室32に設けられた規制部61と、切断部材50に設けられた凹部62とを備える構成が採用されている(図3、図6)。
そのため、分離片23を、規制部61との接触部分である中央部23cを支点(屈曲点)とし、被切断部22の長さ方向における上記接触部分の両側部分が消弧室32の内奥部側へ入り込むように屈曲させることができ、同分離片23を、上記(2)の条件を満たす形状に変形させることができる。
(4)切断部材50を、変形機構60による分離片23の変形が完了した位置に係止する係止機構70がさらに設けられている(図5)。
そのため、変形機構60による分離片23の変形後も、分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの距離を長くした状態を維持し、アーク減衰効果を高い状態に維持することができる。
(5)消弧室32における一対の第2内側壁面34が互いに平行となり、かつ刃部52における一対の第2外側壁面55間の間隔が、切断部材50の移動方向前側ほど狭くなるように、消弧室32及び刃部52が形成されることで、上記係止機構70が構成されている(図5)。
そのため、刃部52が消弧室32内に入り込む過程で、刃部52の両第2外側壁面55を消弧室32の両第2内側壁面34に圧接させることができる。切断部材50を分離片23の変形が完了した位置に係止することができ、上記(4)の効果を得ることができる。
(6)切断部材50は、ガス発生器45からのガスの圧力を受けて消弧室32に向けて移動する。この切断部材50の運動エネルギーを受け止めるために、ケース30における両固定刃37及びその周辺箇所には、高い剛性が求められる(図3、図6)。
この点、第1実施形態では、切断部材50の運動エネルギーの一部は、分離片23を曲げるために消費される。従って、運動エネルギーが消費される分、ケース30における両固定刃37及びその周辺箇所に要求される剛性を下げることができる。
(第2実施形態)
次に、車両用の導通遮断装置に具体化した第2実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。
第2実施形態では、係止機構70に代えて、規制部61及び凹部62によって変形させられた分離片23を同規制部61に接触した状態に保持する第1保持機構80が設けられている。第1保持機構80は、規制部61に設けられた円柱状の係合突部81と、被切断部22に設けられた被係合部82とを備えている。係合突部81は、規制部61のガス発生器45側の端部から、同ガス発生器45に向けて突出している。係合突部81は、被切断部22の幅方向における一部に設けられている。係合突部81及び被係合部82は、それぞれ単数設けられてもよいし、複数設けられてもよい。
被係合部82は、被切断部22のうち分離片23となる予定の箇所であって、規制部61が接触する予定の箇所に設けられている。ここでは、被係合部82は、被切断部22をその厚み方向に貫通する円形の孔によって構成されている。被係合部82の内径は、係合突部81の直径よりも僅かに小さく設定されている。
上記以外の構成は、第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施形態では、ガス発生器45からのガスの圧力を受けた切断部材50は、消弧室32へ向けて移動する。被切断部22が、被係合部82から同被切断部22の長さ方向の両側に離間した2箇所で切断される。これらの切断により、被切断部22に分離片23と本体部24とが形成される。
分離片23が刃部52によって消弧室32内に押し込まれる過程で、規制部61からガス発生器45側へ突出する係合突部81が、被切断部22(分離片23)の被係合部82に圧入される。
また、分離片23が規制部61に接触する。その後も、刃部52の移動が続くことで、分離片23は、図8に示すように、両切断端23a,23bがガス発生器45から最も遠い箇所に位置し、かつ中央部23cが同ガス発生器45に最も近い箇所に位置するよう屈曲させられる。
上記圧入により、係合突部81の外壁面が被係合部82の内壁面に圧接されていることから、分離片23は規制部61に接触した状態に保持される。分離片23の切断端23a,23bは、本体部24の切断端24a,24bから遠ざけられた状態に維持される。切断端23a,24a間の距離と、切断端23b,24b間の距離とは、分離片23の変形後も維持される。分離片23の切断端23a,23bと本体部24の切断端24a,24bとの距離が安定する。この効果は、たとえ切断部材50が自重等によってガス発生器45側へ移動しても得られる。
従って、第2実施形態によれば、上記(1)〜(3),(6)と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。
(7)規制部61及び凹部62により変形させられた分離片23を同規制部61に接触させられた状態に保持する第1保持機構80が設けられている(図8)。
そのため、変形機構60による分離片23の変形後も、分離片23を規制部61に接触させ続けることができる。分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの距離を長くした状態を維持し、アーク減衰効果を高い状態に維持することができる。
(8)第1保持機構80として、規制部61からガス発生器45側へ突出する係合突部81と、被切断部22のうち分離片23となる予定の箇所に形成され、かつ係合突部81が圧入される被係合部82とを備える構成が採用されている(図7)。
そのため、上記圧入により、係合突部81の外壁面を被係合部82の内壁面に圧接させることで、分離片23を規制部61に接触させた状態に保持することができ、上記(7)の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、車両用の導通遮断装置に具体化した第3実施形態について、図9〜図11を参照して説明する。
第3実施形態では、規制部61及び凹部62によって変形させられた分離片23を、凹部62の内壁面に接触させられた状態に保持する第2保持機構90が、さらに設けられている。
図9に示すように、第2保持機構90は、切断部材50の刃部52に設けられた一対の規制片91を備えている。各規制片91は、凹部62における各傾斜面63と刃部52における各外端壁面56との境界部分に設けられている。両規制片91は、互いに対向する規制片91側へ突出している。被切断部22の長さ方向における凹部62の外端壁面56での寸法は、両規制片91が設けられることによって、設けられないものに比べて小さくなっている。
上記以外の構成は、第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第3実施形態では、ガス発生器45からのガスの圧力を受けた切断部材50は、消弧室32へ向けて移動する。固定刃37及び可動刃57により、被切断部22が2箇所で切断される。図10に示すように、被切断部22に、分離片23と本体部24とが形成される。
分離片23は、刃部52によって消弧室32内に押し込まれる過程で、規制部61に接触する。分離片23のうち、規制部61に接触した中央部23cは、それ以上、消弧室32の内奥部へ移動することを規制される。一方で、切断部材50の移動は続いている。被切断部22の長さ方向における分離片23の両側部分は、刃部52の一対の外端壁面56によって押圧され続ける。分離片23は、規制部61との接触部分である中央部23cを支点(屈曲点)とし、被切断部22の長さ方向における両側部分が消弧室32の内奥部側へ入り込むように屈曲させられる。
刃部52の消弧室32内への移動が進むにつれて、分離片23の屈曲度合いが大きくなる。そして、上記のように屈曲させられた分離片23は、一対の規制片91間を通る。この際、分離片23は、両規制片91がない場合よりも大きく弾性変形させられる。図11に示すように、分離片23の切断端23a,23bが両規制片91間を通過すると、同分離片23は自身の弾性復元力によって変形前の状態に戻ろうとし、凹部62の内壁面(傾斜面63)に接触する。分離片23は、両切断端23a,23bがガス発生器45から最も遠い箇所に位置し、かつ中央部23cが同ガス発生器45に最も近い箇所に位置するよう屈曲した状態となる。
両規制片91は、これらが分離片23の切断端23a,23bと接触することにより、分離片23が凹部62から抜け出すのを規制する。このようにして、分離片23が凹部62の内壁面に接触した状態に保持される。
一方で、切断部材50は、変形機構60による分離片23の変形後も、係止機構70により同切断部材50の凹部62と消弧室32の規制部61との間で分離片23を変形させた状態に保持される。
そのため、分離片23の両切断端23a,23bはガス発生器45から最も遠い箇所に位置し続け、かつ中央部23cは同ガス発生器45に最も近い箇所に位置し続ける。分離片23の切断端23a,23bは、本体部24の切断端24a,24bから遠ざけられた状態に維持される。切断端23a,24a間の距離と、切断端23b,24b間の距離とは、分離片23の変形後も維持される。分離片23の切断端23a,23bと本体部24の切断端24a,24bとの距離が安定する。
従って、第3実施形態によれば、上記(1)〜(6)と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。
(9)規制部61及び凹部62によって変形させられた分離片23を、その凹部62の内壁面(傾斜面63)に接触させられた状態に保持する第2保持機構90がさらに設けられている(図11)。
そのため、分離片23が変形させられた後も、係止機構70によって消弧室32に係止された切断部材50における凹部62の内壁面(一対の傾斜面63)に分離片23を接触させ続けることができる。分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの距離を長くした状態を維持し、アーク減衰効果を高い状態に維持することができる。
(10)第2保持機構90として、刃部52において、被切断部22の長さ方向両側から凹部62を挟む箇所に一対の規制片91を設けている(図9)。
そのため、変形させられた分離片23が凹部62から抜け出すのを一対の規制片91によって規制することで、分離片23を凹部62の内壁面(傾斜面63)に接触させられた状態に保持することができ、上記(9)の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<可動刃57について>
・上記各実施形態では、一対の可動刃57が切断部材50の移動方向における同一の箇所に形成されたが、互いに異なる箇所に形成されてもよい。表現を変えると、一方の可動刃57が他方の可動刃57よりもガス発生器45に近い又は遠い箇所に形成されてもよい。このようにすると、被切断部22が2回にわたって、すなわち、タイミングをずらして、2箇所で切断されることとなる。そのため、被切断部22を1度に2箇所切断する場合と比べて、1回の切断に要する力が少なくてすむ。
<変形機構60について>
・規制部61の形状が、上記各実施形態とは異なる形状に変更されてもよい。図12はその一例を示している。この変形例では、規制部61が、刃部52における凹部62に対応した形状、すなわち、被切断部22の長さ方向における寸法がガス発生器45に近づくに従い小さくなる形状(断面倒立三角形状)に形成されている。
この場合には、分離片23は規制部61の外壁面と凹部62の内壁面とに沿って変形させられる。
なお、この変形例に、第2実施形態における第1保持機構80(係合突部81、被係合部82)が適用されてもよい。
・規制部61は、必ずしも消弧室32の内奥壁面35に繋がっていなくてもよい。すなわち、規制部61のうち、切断部材50の移動方向における前端部は、消弧室32の内奥壁面35から離間していてもよい。
・分離片23は、変形機構60により、上記各実施形態とは異なる形状に変形させられてもよい。図13はその一例を示している。この例では、被切断部22の長さ方向における分離片23の中央部23cと切断端23aとの間の中間部23d、及び同中央部23cと切断端23bとの間の中間部23eが、同中央部23cに代えて、ガス発生器45に最も近い箇所に位置している。
この場合にも、分離片23の両切断端23a,23bが、同分離片23における両切断端23a,23b間のうち、少なくとも同切断端23a,23bに隣接する箇所よりも切断部材50の移動方向前方に位置することとなる。従って、分離片23が切断前の形状と同様の平らな形状をなす場合に比べ、分離片23の切断端23a,23bと、本体部24の切断端24a,24bとの距離を長くすることができ、アークを減衰させる効果を高めることができる。
なお、分離片23の上記形態の変形は、例えば、同図13に示すように、被切断部22の長さ方向に互いに離間した2箇所に規制部61が設けられ、刃部52における凹部62の内底部に、両規制部61間で消弧室32の内奥部へ膨らむ膨出部64が設けられることで可能である。
また、この変形例に、第2実施形態における第1保持機構80(係合突部81、被係合部82)、及び第3実施形態における第2保持機構90(規制片91)の一方又は双方が適用されてもよい。
<被係合部82について>
・第2実施形態において、係合突部81が圧入される被係合部82は、被切断部22を厚み方向に貫通する孔に代えて、消弧室32側の面において開口する凹部によって構成されてもよい。
<係止機構70について>
・第2実施形態においても、他の実施形態と同様に係止機構70が採用されてもよい。
・刃部52における一対の第2外側壁面55の一方のみが、両第2外側壁面55の間隔が切断部材50の移動方向の前側ほど狭くなるように、同方向に対し傾斜させられてもよい。
<その他>
・第2実施形態と第3実施形態とが組合わせられて実施されてもよい。この変形例では、第1保持機構80(係合突部81、被係合部82)と、第2保持機構90(規制片91)とがともに実施される。
・上記各実施形態では、ケース30及び切断部材50を形成する材料として、樹脂材料を用いることができるが、そのほかにも被切断部22を切断し得る程度に強度が高い材料であって、かつ適度な電気絶縁性を有する材料であることを条件に、任意の材料を採用することができる。
・上記各実施形態では、ケース30及び切断部材50を形成する手法としては、金型成形を用いて形成する手法、切削加工により形成する手法等、任意の手法を採用することができる。
・上記導通遮断装置Cは、蓄電池12とコンバータ14との間に設けられるものに限らず、電気回路を構成する機器間に設けられて、それら機器間の導通を遮断する装置であれば適用することができる。そうした装置としては、例えば燃料電池車両において燃料電池と車両走行用モータとの間に設けられる導通遮断装置や、据置式のシステムの電源と電気機器との間に設けられる導通遮断装置、据置式のシステムの電気機器間に設けられる導通遮断装置等を挙げることができる。
11…電気回路、12…蓄電池(電気回路を構成する機器)、13…電気機器(電気回路を構成する機器)、20…導電体、22…被切断部、23…分離片、23a,23b,24a,24b…切断端、23c…中央部、24…本体部、32…消弧室、33…第1内側壁面、34…第2内側壁面、37…固定刃、45…ガス発生器、50…切断部材、52…刃部、54…第1外側壁面、55…第2外側壁面、56…外端壁面、57…可動刃、60…変形機構、61…規制部、62…凹部、63…傾斜面(凹部の内壁面の一部を構成)、70…係止機構、80…第1保持機構、81…係合突部、82…被係合部、90…第2保持機構、91…規制片、C…導通遮断装置。

Claims (9)

  1. 電気回路を構成する機器間に介在され、かつ一部に長尺板状の被切断部を有する導電体と、
    前記被切断部の厚み方向の一方に形成され、かつ一対の固定刃を有する消弧室と、
    前記厚み方向であって、前記被切断部を挟んで前記消弧室の反対側に配設されたガス発生器と、
    前記被切断部及び前記ガス発生器の間に配設され、同ガス発生器で発生されたガスにより前記消弧室に向けて移動させられる部材であり、前記固定刃と協働して前記被切断部を切断する一対の可動刃を有する切断部材と
    を備え、前記被切断部には、2箇所での切断により分離された分離片と、分離されず残った本体部とが形成され、前記分離片の切断端と前記本体部の切断端との間で生ずるアークが前記消弧室で減衰される導通遮断装置であって、
    前記切断部材により前記消弧室内に押し込まれた前記分離片を、同分離片の両切断端が、同分離片における両切断端間のうち、少なくとも同切断端に隣接する箇所よりも前記切断部材の移動方向前方に位置するように変形させる変形機構が設けられている導通遮断装置。
  2. 前記変形機構は、前記分離片を、同分離片の両切断端が前記ガス発生器から最も遠い箇所に位置し、かつ両切断端間の中央部が同ガス発生器に最も近い箇所に位置するように屈曲させるものである請求項1に記載の導通遮断装置。
  3. 前記変形機構は、
    前記消弧室内であって前記被切断部の長さ方向における少なくとも中央部に設けられて、前記分離片の同方向における少なくとも中央部の前記消弧室内への移動を規制する規制部と、
    前記切断部材の移動方向前側の外端壁面で開口し、かつ前記ガス発生器に向けて凹み、前記切断部材の移動に伴い前記規制部が入り込む凹部と
    を備える請求項2に記載の導通遮断装置。
  4. 前記規制部及び前記凹部により変形させられた前記分離片を同規制部に接触させられた状態に保持する第1保持機構がさらに設けられている請求項3に記載の導通遮断装置。
  5. 前記第1保持機構は、前記規制部から前記ガス発生器側へ突出する係合突部と、前記被切断部のうち前記分離片となる予定の箇所に形成され、かつ前記係合突部が圧入される被係合部とを備える請求項4に記載の導通遮断装置。
  6. 前記規制部及び前記凹部により変形させられた前記分離片を、前記凹部の内壁面に接触させられた状態に保持する第2保持機構がさらに設けられている請求項3〜5のいずれか1項に記載の導通遮断装置。
  7. 前記第2保持機構は、前記切断部材であって、前記被切断部の長さ方向両側から前記凹部を挟む箇所に設けられて、前記分離片が前記凹部から抜け出すのを規制する一対の規制片を備える請求項6に記載の導通遮断装置。
  8. 前記切断部材を、前記変形機構による前記分離片の変形が完了した位置に係止する係止機構がさらに設けられている請求項1〜7のいずれか1項に記載の導通遮断装置。
  9. 前記切断部材は、両可動刃を有し、かつ同切断部材の移動に伴い前記消弧室内に入り込むことで前記被切断部を切断する刃部を備えており、
    前記消弧室の内側壁面のうち、前記被切断部の幅方向に対向する一対の内側壁面が互いに平行となり、かつ前記刃部の外側壁面のうち、前記幅方向に対向する一対の外側壁面の間隔が前記移動方向の前側ほど狭くなるように、前記消弧室及び前記刃部が形成されることで、前記係止機構が構成されている請求項8に記載の導通遮断装置。
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