JP2017053910A - 光配向装置 - Google Patents

光配向装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017053910A
JP2017053910A JP2015176043A JP2015176043A JP2017053910A JP 2017053910 A JP2017053910 A JP 2017053910A JP 2015176043 A JP2015176043 A JP 2015176043A JP 2015176043 A JP2015176043 A JP 2015176043A JP 2017053910 A JP2017053910 A JP 2017053910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarizer
light
wire grid
filter
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015176043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6512041B2 (ja
Inventor
裕和 石飛
Hirokazu Ishitobi
裕和 石飛
今井 誠
Makoto Imai
誠 今井
保文 川鍋
Yasubumi Kawanabe
保文 川鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwasaki Denki KK filed Critical Iwasaki Denki KK
Priority to JP2015176043A priority Critical patent/JP6512041B2/ja
Publication of JP2017053910A publication Critical patent/JP2017053910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6512041B2 publication Critical patent/JP6512041B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】偏光対象が300nm以上の紫外線領域の光でも良好な偏光特性を得られるワイヤーグリッド偏光子を備えた光配向装置を提供する。
【解決手段】光配向装置は、楕円ミラー5にランプ4を収容し、楕円ミラー5の出射口5Bに少なくとも波長が320〜450nmの光を透過するフィルタ7を配置し、フィルタ7を透過した光を偏光する偏光子16であって、基材にSiワイヤーグリッドを形成し、トレンチフィリングにより酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料でSiワイヤーグリッドを覆って形成した偏光子16を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤーグリッド偏光子を備えた光配向装置に関する。
従来、楕円ミラーにランプを収容し、楕円ミラーと光配向対象物である液晶パネルの光配向膜との間に偏光子を備え、偏光子で偏光した偏光光を液晶パネルの光配向膜に照射する光配向装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この光配向装置では、偏光子にワイヤーグリッド偏光子を用いるとともに、ワイヤーグリッドを紫外線の劣化が少ない酸化チタンで形成することで、波長が300nm以下の光を良好に偏光させている。
また、光配向装置においては、波長が254nm付近の光を照射する装置が主となっている。
特開2009−265290号公報
ところで、光配向膜の材料としてはいくつか種類があり、その中でも365nmを主波長とする光で配向した光配向膜を使用する場合に、液晶パネルの特性が良いということが分かってきた。
365nm付近の波長域も紫外線であるため、紫外線を効率良く透過するとともに紫外線で劣化しないワイヤーグリッド偏光子を用いる必要があるが、上述の従来の構成では、紫外線に対する耐性はあるものの、300nm以上の光で良い偏光特性を得られない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、偏光対象が300nm以上の紫外線領域の光でも良好な偏光特性を得られるワイヤーグリッド偏光子を備えた光配向装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の光配向装置は、楕円ミラーにメタルハライドランプ又は高圧水銀ランプを収容し、前記楕円ミラーの出射口に少なくとも波長が320〜450nmの光を透過するフィルタを配置し、前記フィルタを透過した光を偏光する偏光子であって、基材にSiワイヤーグリッドを形成し、トレンチフィリングにより酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料で前記Siワイヤーグリッドを覆って形成した偏光子を備えていることを特徴とする。
上述の構成において、前記フィルタが波長340〜400nmの光を透過するフィルタであってもよい。
本発明によれば、偏光対象が300nm以上の紫外線領域の光でも良好な偏光特性を得られるワイヤーグリッド偏光子を備えた光配向装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る光配向装置を模式的に示す正面図である。 光配向装置を示す正面図である。 図2の光照射器を拡大して示す図である。 偏光子ユニットの構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側断面視図である。 ワイヤーグリッド偏光子を示す模式図である。 ワイヤーグリッド偏光子の偏光透過率に係る耐久性を示す図である。 ワイヤーグリッド偏光子の消光比に係る耐久性を示す図である。 高圧水銀ランプの相対分光分布図を示す図である。 メタルハライドランプの相対分光分布図を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る光配向装置を模式的に示す正面図であり、図2は光配向装置を示す図である。図3は図2の光照射器を拡大して示す図である。図4は、偏光子ユニットの構成を示す図であり、図4(A)は平面図、図4(B)は側断面視図である。
光配向装置1は、図1に示すように、板状もしくは、帯状の光配向対象物(ワーク)W(図2)の光配向膜に偏光光を照射して光配向する光照射装置である。
光配向装置1は、ステージ搬送架台81と、照射器設置架台82と、光配向対象物Wが載置されるワークステージ(ステージ)83と、直下に偏光光を照射する光照射器2とを備えている。
照射器設置架台82は、ステージ搬送架台81から所定距離離れた上方位置でステージ搬送架台81の幅方向(後述する直動機構の直動方向Xに垂直な方向)に横架される門体であり、その両柱がステージ搬送架台81に固定される。照射器設置架台82は光照射器2を内蔵し、光照射器2が直下に偏光光を照射する。なお、ワークステージ83の移動に伴う振動と光照射器2の冷却に起因する振動とを分離するために、照射器設置架台82をステージ搬送架台81に固定するのではなく当該ステージ搬送架台81と別置する構成でも良い。ステージ搬送架台81と、照射器設置架台82は防振構造を有しても良い。
ステージ搬送架台81には、直動方向Xに沿ってステージ搬送架台81の面上を光照射器2の直下を通過するようにワークステージ83を移送する直動機構84(不図示)が内設されている。光配向対象物Wの光配向にあっては、ワークステージ83に載置された光配向対象物Wが、直動機構84によって直動方向Xに沿って移送されて光照射器2の直下を通過し、この通過の際に偏光光に曝露されて光配向膜が配向される。本実施形態では、光配向対象物Wは平面視で矩形状に形成され、光配向対象物Wの短手方向が直動方向Xに一致するように移送されるようになっている。
光照射器2は、図2及び図3に示すように、下面に光出射開口部3Aを有する筐体3内に光源たるランプ4及び反射鏡(楕円ミラー)5を備えるとともに、光出射開口部3Aに偏光子ユニット10を備えている。
筐体3は、光配向対象物Wから所定距離離れた上方位置で照射器設置架台82に支持されている。ランプ4は、放電灯であり、少なくとも光配向対象物Wの長手方向の長さと同等以上に延びる直管型(棒状)の紫外線ランプが用いられている。反射鏡5は、断面楕円形、かつランプ4の長手方向に沿って延びるシリンドリカル凹面反射鏡であり、ランプ4の光を集光して光出射開口部3Aから偏光子ユニット10に向けて照射する。
光出射開口部3Aは、ランプ4の直下に形成された平面視で矩形状の開口部であり、長手方向がランプ4の長手方向に一致するように設けられている。
光出射開口部3Aには、例えば石英板等のフィルタ特性(波長選択特性)を有さない光透過部材で形成された板状の透明体6が設けられ、この透明体6によって光出射開口部3Aが塞がれる。
また、反射鏡5の出射口5B、具体的には、光出射開口部3Aの内側には、透過する光の波長を選択する波長選択フィルタ7が設けられ、この波長選択フィルタ7によって光照射器2は所望の波長の光を照射するようになっている。
偏光子ユニット10は、透明体6と光配向対象物Wの間に配置され、光配向対象物Wに照射される光を偏光する。この偏光光が光配向対象物Wの光配向膜に照射されることで、当該光配向膜が配向される。
偏光子ユニット10は、図4に示すように、複数の単位偏光子ユニット12と、これら単位偏光子ユニット12を横並びに一列に整列するフレーム14とを備えている。フレーム14は、各単位偏光子ユニット12を連接配置する板状の枠体である。単位偏光子ユニット12は、略矩形板状に形成されたワイヤーグリッド偏光子(偏光子)16を備えている。
本実施形態では、各単位偏光子ユニット12は、ワイヤーグリッド偏光子16をワイヤー方向Aが直動方向Xと平行になるように支持し、このワイヤー方向Aと直交する方向と、ワイヤーグリッド偏光子16の配列方向Bとが一致するようになされている。
ワイヤーグリッド偏光子16は、直線偏光子の一種であり、基板の表面にワイヤーグリッドを形成したものである。上述の通り、ランプ4が棒状であることから、ワイヤーグリッド偏光子16には、さまざまな角度の光が入射するが、ワイヤーグリッド偏光子16は、斜めに入射する光であっても直線偏光化して透過する。
ワイヤーグリッド偏光子16は、その法線方向を回動軸にして面内で回動させて偏光軸C1の方向を微調整できるように単位偏光子ユニット12に支持されている。すなわち、複数のワイヤーグリッド偏光子16は、偏光軸C1の方向を微調整できるように互いに隙間を空けて配置されている。全ての単位偏光子ユニット12について、ワイヤーグリッド偏光子16の偏光軸C1が所定の照射基準方向に揃うように微調整されることで、偏光子ユニット10の長軸方向の全長に亘り偏光軸C1が高精度に揃えられた偏光光が得られ、高品位な光配向が可能となる。偏光軸C1が調整されたワイヤーグリッド偏光子16は、単位偏光子ユニット12の上端、及び下端がねじ(固定手段)19によってフレーム14に固定されることで、フレーム14に固定配置される。
また、光配向装置1は、図2及び図3に示すように、ランプ4、反射鏡5、波長選択フィルタ7及び偏光子ユニット10を冷却するブロワー冷却ユニット20を備えている。このブロワー冷却ユニット20は、ランプ4及び反射鏡5を冷却するための熱源冷却経路30と、偏光子ユニット10を冷却するための偏光子冷却経路40とをそれぞれ独立して備えている。
熱源冷却経路30及び偏光子冷却経路40のそれぞれには、冷却風を送風する送風機21,21と、冷却風を冷却する冷却機22,22と、冷却風に含まれる塵埃等の異物を除去するフィルタ23,23が設けられている。送風機21は、冷却機22の上流側に配置してある。これにより、冷却機22で冷却された冷却風が送風機21の熱源で再加熱されることを防止できる。本実施形態では、送風機21にブロアを、冷却機22に水冷式のラジエータを、フィルタ23にHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタを用いているが、送風機21、冷却機22及びフィルタ23はこれらの構成に限定されるものではない。
熱源冷却経路30においては、送風機21、冷却機22及びフィルタ23は、筐体3の外部に設けた冷却ユニットケース20A内に収容されている。本実施形態では、冷却ユニットケース20Aは、筐体3の上方に筐体3と離間して配置されているが、冷却ユニットケース20Aの配置位置はこれに限定されるものではない。冷却ユニットケース20A内にはチャンバ24が設けられ、送風機21の吹出口21Aとチャンバ24の入口24Aとがダクト25で接続されている。チャンバ24は入口24Aから下流側に向けて拡径し、チャンバ24内の上流側には冷却機22が、下流側にはフィルタ23が配置されている。チャンバ24の出口24Bと筐体3とはダクト26で接続され、送風機21の吸込口21Bと筐体3とはダクト27で接続されている。
筐体3内には、ランプ4及び反射鏡5の側方を囲む隔壁31が、筐体3と隙間δ1を空けて設けられている。隔壁31は、下部にランプ4及び反射鏡5を下方に露出する開口31Aを有するとともに、上部に通風孔31Bを有している。
ダクト26は隔壁31の外側の隙間δ1に対応する位置の筐体3に接続され、ダクト27は隔壁31の内側の空間Rに対応する位置の筐体3に接続されている。
これら送風機21、ダクト25、チャンバ24(冷却機22,フィルタ23)、ダクト26、隔壁31の外側の隙間δ1、隔壁31の内側の空間R及びダクト27は熱源冷却経路30を構成している。
熱源冷却経路30においては、送風機21から吹き出された冷却風(空気)は、ダクト25を介してチャンバ24内に流れ、冷却機22で冷却されるとともにフィルタ23で異物が除去される。このフィルタ23により、冷却風は、露点が−50°C〜−90°C以下程度になるように除湿されるとともに異物が除去されて低露点高清浄度空気(クリーンドライエアー)となる。クリーンドライエアーとなった冷却風は、ダクト26を介して筐体3内に供給される。
筐体3内では、冷却風は、隔壁31と筐体3との間の隙間δ1を通り、隔壁31と透明体6との間の隙間δ2を流れて、反射鏡5内と、反射鏡5の外側であって隔壁31内の空間Rとに流れ込み、ランプ4及び反射鏡5を冷却する。ランプ4及び反射鏡5を冷却して温度が高くなった冷却風は、反射鏡5の上部に形成された貫通孔5Aから、そして、反射鏡5の外側から隔壁31内の空間Rに流れ、ダクト27を介して送風機21に吸い込まれて、再び冷却される。このように、冷却風は熱源冷却経路30を循環している。
偏光子冷却経路40においても、冷却ユニットケース20Aに、送風機21と、チャンバ24内に配置した冷却機22及びフィルタ23とが配置され、送風機21の吹出口21Aとチャンバ24の入口24Aとがダクト25で接続されている。
また、チャンバ24の出口24Bと筐体3とはダクト28で接続され、送風機21の吸込口21Bと筐体3とはダクト29で接続されている。
ダクト28は、筐体3の光出射開口部3A、より詳細には偏光子ユニット10の長手方向の長さに亘って延在する延在部28Aと、延在部28Aから縮径する縮径部28Bとを備えている。縮径部28Bはチャンバ24の出口24Bに接続され、延在部28Aは筐体3に接続される。同様に、ダクト29は、筐体3の光出射開口部3A、より詳細には偏光子ユニット10の長手方向の長さに亘って延在する延在部29Aと、延在部29Aから縮径する縮径部29Bとを備えている。縮径部29Bは送風機21の吸込口21Bに接続され、延在部29Aは筐体3に接続される。延在部28A及び延在部29Aは板状の支持部材28C,29Cを介して筐体3に支持されている。
偏光子ユニット10は、筐体3の外側において光出射開口部3Aに対向する位置に、透明体6と空間Sを空けて設けられ、フレーム14が偏光子ユニット固定台8に固定されている。筐体3と偏光子ユニット固定台8との間にダクト28,29が接続される。ダクト28は直動方向Xの一端側に接続され、ダクト29は直動方向Xの他端側に接続されている。
これら送風機21、ダクト25、チャンバ24(冷却機22,フィルタ23)、ダクト28、透明体6と偏光子ユニット10との間の空間S及びダクト29は偏光子冷却経路40を構成している。すなわち、この偏光子冷却経路40は、透明体6と偏光子ユニット10との間の空間Sを冷却する空間冷却経路を構成している。
偏光子冷却経路40においては、送風機21から吹き出された冷却風は、ダクト25を介してチャンバ24内に流れ、冷却機22で冷却されるとともにフィルタ23で異物が除去されて、ダクト28を介して透明体6と偏光子ユニット10との間の空間Sに流れ込み、偏光子ユニット10を冷却する。このとき、空間Sに流れ込んだ冷却風は、ランプ4の長手方向に対して直交するように流れる。偏光子ユニット10を冷却して温度が高くなった冷却風は、ダクト29を介して送風機21に吸い込まれ、再び冷却される。このように、冷却風は偏光子冷却経路40を循環している。
また、偏光子冷却経路40は、熱源冷却経路30と完全に独立しているため、熱源冷却経路30及び偏光子冷却経路40を流れる冷却風の温度をそれぞれ制御することで、ランプ4及び偏光子ユニット10を個別に冷却できる。
このとき、送風機21,21を個別に制御し、熱源冷却経路30の冷却風の風速を比較的遅く、偏光子冷却経路40の冷却風の風速を比較的早く設定することで、ランプ4を比較的高い温度で冷却し、偏光子ユニット10を比較的低い温度で冷却できる。これにより、ランプ4及び偏光子ユニット10を適切に冷却できる。
しかも、透明体6と偏光子ユニット10との間の空間Sに冷却風を供給するダクト28及び空間Sから冷却風を排出するダクト29は偏光子ユニット10の長手方向の長さに亘って延在するため、偏光子ユニット10全体に亘って略均等に冷却できる。
なお、本実施形態では、熱源冷却経路30及び偏光子冷却経路40を流れる冷却風の温度を個別に制御するべく、送風機21,21を個別に制御したが、冷却機22,22での冷却温度を異なる温度に設定してもよい。
また、本実施形態では、熱源冷却経路30及び偏光子冷却経路40を完全に独立させていたが、熱源冷却経路30及び偏光子冷却経路40の一部、例えば、送風機21、冷却機22、フィルタ23の少なくとも1つを共通化してもよい。さらに、本実施形態では、熱源冷却経路30及び偏光子冷却経路40の冷却風を循環させていたが、冷却風は必ずしも循環させる必要はない。
ところで、光配向対象物Wの処理中(照射中)には配向膜からアウトガスが発生することがある。また、光配向装置1が配置される環境には、例えば紙粉等の異物も存在する。このアウトガス等の異物がワイヤーグリッド偏光子16に混入、または付着すると、ワイヤーグリッド偏光子16の偏光特性が変化し悪影響を及ぼす。
そこで、本実施形態では、光配向装置1は、透明体6と偏光子ユニット10間の空間Sを陽圧にする陽圧機構50を備えている。より具体的には、送風機21の吸込口21Bと筐体3とを接続するダクト29には、例えばダンパ等から構成される流量調節手段51が設けられている。この流量調節手段51を用いて空間Sの下流に位置するダクト29を流れる冷却風の流量を絞ることで、透明体6と偏光子ユニット10間の空間Sを陽圧に設定することができる。
空間Sが陽圧になると、偏光子ユニット10の隙間から冷却風が外部に吹き出されることとなるので、偏光子ユニット10の隙間から異物が偏光子冷却経路40内に侵入することを防止できる。これにより、偏光子ユニット10に異物が付着、又は侵入することを確実に防止できる。
偏光子ユニット10の隙間としては、例えば偏光子ユニット10のフレーム14と偏光子ユニット固定台8との間の隙間や、複数のワイヤーグリッド偏光子16間の隙間等が挙げられる。したがって、これらの隙間を気密に塞ぐ手段を設けることなく、偏光子冷却経路40への異物の侵入を確実に防止できるので、光配向装置1の部品点数を削減し、製造工程を簡素化できる。
また、ダクト29には、外部から空気を導入する導入口52が形成されている。この導入口52を介して、偏光子ユニット10の隙間から吹き出された分だけ外部から空気が導入されるので、偏光子冷却経路40内が負圧になり過ぎるのを防止でき、送風機21を効率良く運転できる。本実施形態では、導入口52を流量調節手段51の下流に設けているが、導入口52は冷却機22及びフィルタ23の上流であれば任意の位置に設けることができる。
これらの流量調節手段51及び導入口52は本実施形態の陽圧機構50を構成している。
なお、本実施形態では、偏光子冷却経路40において、送風機21の吸込口21Bと筐体3とを接続するダクト29に陽圧機構50を設けたが、送風機21の吸込口21Bと筐体3とを単にダクト29で接続してもよい。
偏光子ユニット10の光出射側には、偏光子ユニット10を保護する透明体(光透過部材)70が設けられている。透明体70は、例えば石英板等のフィルタ特性(波長選択特性)を有さない板状の光透過部材である。この透明体70は、偏光子ユニット10の光出射側に設けられ、偏光子ユニット10が透明体70によってカバーされる。具体的には、偏光子ユニット固定台8には偏光子ユニット10の下方に平面視で矩形状の枠体8Aが形成され、この枠体8A内に透明体70が支持されている。これにより、偏光子ユニット固定台8には、偏光子ユニット10と透明体70とで仕切られた空間Tが形成される。
ところで、光配向膜の材料としてはいくつか種類があり、その中でも365nmを主波長とする光で配向した光配向膜を使用する場合に、液晶パネルの特性が良いということが分かってきた。
365nm付近の波長域も紫外線であるため、紫外線を効率良く透過するとともに紫外線で劣化しないワイヤーグリッド偏光子を用いる必要がある。例えば、300nm以上の光を偏光対象としたワイヤーグリッド偏光子が知られているが、このワイヤーグリッド偏光子は、ワイヤーグリッドがアルミニウム(Al)で形成されているため、紫外線の熱によってワイヤーグリッドが酸化して劣化してしまう。この劣化を防止するためには、周囲空間に窒素を送り込むNパージ装置等の大規模な対策を必要とする。一方、ワイヤーグリッドを酸化チタンで形成したワイヤーグリッド偏光子では、紫外線に対する耐性はあるものの、300nm以上の光で良い偏光特性を得られない。
そこで、本実施形態では、ワイヤーグリッド偏光子16を以下のように構成している。
図5は、ワイヤーグリッド偏光子16を示す模式図である。
ワイヤーグリッド偏光子16は、図5に示すように、基材16Aに複数のワイヤーグリッド16Bが所定ピッチPで平行に形成されている。基材16Aは、例えば、石英で形成され、ワイヤーグリッド16BはSi(シリコン)で形成されている。ワイヤーグリッド16Bは、トレンチフィリングにより酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料の被覆層16Cによって覆われている。
図6は、ワイヤーグリッド偏光子16の偏光透過率に係る耐久性を示す図である。図6中、横軸は経過時間(時間)を示し、縦軸は波長365nmの光に対する偏光透過率(%)を示す。図7は、ワイヤーグリッド偏光子16の消光比に係る耐久性を示す図である。図7中、横軸は経過時間(時間)を示し、縦軸は波長365nmの光に対する消光比の変化割合(%)を示す。また、図6及び図7中、符号Aは上述のようにワイヤーグリッドをSiで形成したワイヤーグリッド偏光子の結果、符号BはワイヤーグリッドをAlで形成したワイヤーグリッド偏光子の結果を示す。
図6に示すように、ワイヤーグリッド偏光子16は、365nmの光について十分な透過率(70%以上)を有する。また、図7に示すように、ワイヤーグリッド偏光子16は、Alを用いた従来のワイヤーグリッド偏光子に比べ、300時間近く経過しても、消光比がほとんど変化しておらず、高い耐久性を有している。
このように、ワイヤーグリッド16BをSiで形成し、ワイヤーグリッド16Bを酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料の被覆層16Cで覆うことで、紫外線を効率良く透過させつつ、ワイヤーグリッド16Bの紫外線による劣化を抑制できる。
なお、本実施形態では、波長選択フィルタ7に、波長が320〜450nmの光を透過するフィルタを用いている。
また、波長365nm付近の光を出射するランプとしては、例えば、高圧水銀ランプやメタルハライドランプがある。
図8は高圧水銀ランプの相対分光分布図を示す図であり、図9はメタルハライドランプの相対分光分布図を示す図である。図8及び図9中、横軸は波長(nm)、左縦軸は相対強度(%)、右縦軸は消光比を示す。また、図8及び図9中、棒グラフは相対強度、点線グラフはワイヤーグリッド偏光子16の消光比、実線グラフは波長選択フィルタ7の分光透過率を示す。
図8及び図9に示すように、高圧水銀ランプ及びメタルハライドランプは、ともに波長365nm付近の光を放射するものの、メタルハライドランプの方が、波長選択フィルタ7が透過する波長320〜450nmの光を多く放射する。
そこで、本実施形態では、ランプ4にメタルハライドランプを用いることで、照度を向上させている。
なお、図9に示すように、消光比が比較的低い波長域(例えば、400nm)が波長選択フィルタ7の透過波長域に重なっている。
ここで、波長選択フィルタ7には干渉膜フィルタが用いられている。干渉膜フィルタは、透過特性に入射角度依存性を有しており、光の入射角度が大きくなるほど、透過波長域が短波長側にシフトする。
本実施形態では、ランプ4に棒状ランプを用いているため、入射角度が大きい(例えば、10°以上)光の成分も比較的多い。したがって、消光比が比較的低い波長域(例えば、400nm)が波長選択フィルタ7の透過波長域に重なっていても、図6及び図7に示すように、良好な偏光特性を得られる。
また、最近では生産能力向上のため、積算光量を高く求められることがあり、この要求に対応するため、例えば、ランプ負荷(電力密度)を高くする手法がある。一方、ワイヤーグリッド偏光子の面積を大きくすることは困難である。したがって、同一面積のワイヤーグリッド偏光子に対してランプ負荷を高くすると、ワイヤーグリッド偏光子を通過する光量も多くなり、ワイヤーグリッド偏光子の温度が高くなるため、ワイヤーグリッド偏光子をより冷却する必要がある。例えば、上述のように形成したワイヤーグリッド偏光子16は、耐熱温度が200℃程度である。
そこで、本実施形態では、ワイヤーグリッド偏光子16をより冷却するため、ブロワー冷却ユニット20に加えて圧縮エアー冷却ユニット60を設けている。
図3に示すように、圧縮エアー冷却ユニット60は、透明体6と偏光子ユニット10とで仕切られた空間S及び偏光子ユニット10と透明体70とで仕切られた空間Tに、それぞれエアー供給ポート61,62を備えている。
エアー供給ポート61,62に供給されるエアーは、露点が−50°C〜−90°C以下程度になるように除湿されるとともに異物が除去されて低露点高清浄度空気(クリーンドライエアー)である。なお、同等の低露点高清浄度であり、紫外線を透過すれば、クリーンドライエアー以外のガス、例えば窒素等の不活性ガスを使用してもよい。エアー供給ポート61,62に供給されるエアーは、光配向装置1を設置する工場の設備から供給されてもよいし、別途に設けたエアー生成手段(例えば、ボンベ、コンプレッサ)から供給するようにしてもよい。また、エアー供給ポート61,62に供給されるエアーは、ブロワー冷却ユニット20から分岐させ、分岐の下流にコンプレッサ(不図示)を設けて供給するようにしてもよい。
エアー供給ポート61,62は、ランプ4の長手方向に沿って延び、ランプ4の長手方向に複数の吹出口61A,62Aを備えている。この吹出口61A,62Aは、偏光子ユニット10の長手方向の長さに亘って所定間隔で設けられている。
本実施形態では、吹出口61A,62Aを複数設けたが、吹出口61A,62Aを、偏光子ユニット10の長手方向の長さに亘ってそれぞれ1つ設けてもよい。これらのエアー供給ポート61,62は、筐体3に固定されてもよいし、筐体3を支持する照射器設置架台82に固定されてもよい。
エアー供給ポート61,62に供給されたエアーは、偏光子ユニット10の長手方向に亘って設けた吹出口61A,62Aから、偏光子ユニット10の上面及び下面に向けて吹き付けられる。これにより、偏光子ユニット10には、ブロワー冷却ユニット20による冷却風に加えて、圧縮エアー冷却ユニット60の圧縮エアーが吹き付けられるので、偏光子ユニット10をより冷却でき、その結果、偏光特性を維持できる。
また、空間S,Tにそれぞれエアー供給ポート61,62を設けることで、空間S,Tが陽圧になる。空間Tが陽圧になると、透明体70と偏光子ユニット固定台8との隙間(以下、透明体70の隙間と言う。)からエアーが外部に吹き出されることとなるので、透明体70と偏光子ユニット固定台8との隙間から異物が空間T内に侵入することを防止できる。これにより、偏光子ユニット10に異物が付着、又は侵入することを確実に防止できる。このように、透明体70の隙間及び偏光子ユニット10の隙間を気密に塞ぐ手段を設けることなく、空間T及び偏光子冷却経路40への異物の侵入を確実に防止できる。その結果、光配向装置1の部品点数を削減し、製造工程を簡素化できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光配向装置1は、反射鏡5にランプ4(メタルハライドランプ)を収容し、反射鏡5の出射口5Bに少なくとも波長が320〜450nmの光を透過する波長選択フィルタ7を配置し、波長選択フィルタ7を透過した光のワイヤーグリッド偏光子16であって、基材16AにSiワイヤーグリッド16Bを形成し、トレンチフィリングにより酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料でSiワイヤーグリッドを覆って形成したワイヤーグリッド偏光子16を備える構成とした。基材16AにSiワイヤーグリッド16Bを形成し、酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料でSiワイヤーグリッド16Bを覆うことで、偏光対象が300nm以上の紫外線領域の光でも良好な偏光特性を得られる。また、波長が320〜450nmの光を透過する波長選択フィルタ7を用いることで偏光特性がより良好になる。さらに、ランプ4に波長365nm付近の光を多く放射するメタルハライドランプを用いることで、照度を向上できる。
但し、上述の実施形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上述の実施形態では、ランプにメタルハライドランプを用いていたが、ランプはこれに限定されるものではなく、例えば、ランプに高圧水銀ランプを用いてもよい。特に、波長365nm付近の光を放射するランプが望ましい。例えば、波長300nm以上(300nmを超える波長)の光、具体的には320〜450nmの範囲内にある波長の光、より好ましくは波長340〜400nmの範囲内にある波長の光を放射するランプであってもよい。
また、上述の実施形態では、波長選択フィルタ7に、波長が320〜450nmの光を透過するフィルタを用いているが、波長340〜400nmの光を透過するフィルタを用いてもよい。
また、上述の実施形態では、ワイヤーグリッド16BをSi(シリコン)で形成していたが、ワイヤーグリッドの材料に金属酸化物等の他の物質を微量含んでいてもよい。
また、上述の実施形態では、複数のワイヤーグリッド偏光子16で偏光子ユニット10を構成していたが、ワイヤーグリッド偏光子16は1つであってもよい。
また、上述の実施形態では、ブロワー冷却ユニット20及び圧縮エアー冷却ユニット60を設けたが、ランプ4の出力が低く、偏光子ユニット10の冷却を不要とする場合には、ブロワー冷却ユニット20及び/又は圧縮エアー冷却ユニット60を省略してもよい。
1 光配向装置
4 ランプ(メタルハライドランプ)
5 反射鏡(楕円ミラー)
5B 出射口
7 波長選択フィルタ(フィルタ)
16 ワイヤーグリッド偏光子(偏光子)
16B ワイヤーグリッド

Claims (2)

  1. 楕円ミラーにメタルハライドランプ又は高圧水銀ランプを収容し、
    前記楕円ミラーの出射口に少なくとも波長が320〜450nmの光を透過するフィルタを配置し、
    前記フィルタを透過した光を偏光する偏光子であって、基材にSiワイヤーグリッドを形成し、トレンチフィリングにより酸化ケイ素と酸化アルミニウムの混合材料で前記Siワイヤーグリッドを覆って形成した偏光子を備えていることを特徴とする光配向装置。
  2. 前記フィルタが波長340〜400nmの光を透過するフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の光配向装置。
JP2015176043A 2015-09-07 2015-09-07 光配向装置 Expired - Fee Related JP6512041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176043A JP6512041B2 (ja) 2015-09-07 2015-09-07 光配向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176043A JP6512041B2 (ja) 2015-09-07 2015-09-07 光配向装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017053910A true JP2017053910A (ja) 2017-03-16
JP6512041B2 JP6512041B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=58316379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176043A Expired - Fee Related JP6512041B2 (ja) 2015-09-07 2015-09-07 光配向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6512041B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210016510A (ko) 2018-06-08 2021-02-16 브이 테크놀로지 씨오. 엘티디 광조사 장치

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090238A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Asahi Kasei Corp ワイヤグリッド偏光板及びその製造方法
JP2008216957A (ja) * 2007-02-06 2008-09-18 Sony Corp 偏光素子及び液晶プロジェクター
JP2009069382A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Seiko Epson Corp 偏光素子、偏光素子の製造方法、液晶装置及び電子機器
JP2011141469A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Seiko Epson Corp 偏光素子、偏光素子の製造方法、電子機器
US20150123011A1 (en) * 2013-11-05 2015-05-07 Au Optronics Corporation Photoalignment equipment and photoalignment method
JP2015114439A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 東芝ライテック株式会社 紫外線照射装置
JP2015114435A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 東芝ライテック株式会社 紫外線照射装置
JP5773053B1 (ja) * 2014-12-06 2015-09-02 ウシオ電機株式会社 光配向装置及び光配向方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090238A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Asahi Kasei Corp ワイヤグリッド偏光板及びその製造方法
JP2008216957A (ja) * 2007-02-06 2008-09-18 Sony Corp 偏光素子及び液晶プロジェクター
JP2009069382A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Seiko Epson Corp 偏光素子、偏光素子の製造方法、液晶装置及び電子機器
JP2011141469A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Seiko Epson Corp 偏光素子、偏光素子の製造方法、電子機器
US20150123011A1 (en) * 2013-11-05 2015-05-07 Au Optronics Corporation Photoalignment equipment and photoalignment method
JP2015114435A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 東芝ライテック株式会社 紫外線照射装置
JP2015114439A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 東芝ライテック株式会社 紫外線照射装置
JP5773053B1 (ja) * 2014-12-06 2015-09-02 ウシオ電機株式会社 光配向装置及び光配向方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210016510A (ko) 2018-06-08 2021-02-16 브이 테크놀로지 씨오. 엘티디 광조사 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6512041B2 (ja) 2019-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5648733B1 (ja) 光照射装置
KR101630007B1 (ko) 편광광 조사 장치
JP2007109506A (ja) 紫外線照射装置
JPH0774077A (ja) 照明光学装置
TW201333550A (zh) 偏光光線照射裝置
JP2007194583A (ja) 周辺露光用光源装置
JP5724488B2 (ja) 紫外線照射器、及び紫外線照射装置
KR102115460B1 (ko) 광조사 장치
JP6512041B2 (ja) 光配向装置
WO2011080852A1 (ja) 液晶表示パネルの製造方法及び製造装置
JP2010244821A (ja) 光照射装置
JP6021854B2 (ja) 光配向装置
JP2009032756A (ja) 半導体製造装置
JP6358012B2 (ja) 光照射装置
JP2013161082A (ja) 偏光光照射装置
JP2002235942A (ja) 光照射器の循環空冷システム
JP2018156113A (ja) 光照射装置
JP2017151244A (ja) シール材紫外線硬化装置
WO2021084794A1 (ja) 紫外線照射装置
JP2018124356A (ja) 処理装置
KR20150104522A (ko) 편광광 조사 장치
JP6638461B2 (ja) シール材硬化装置
JP2010005594A (ja) 水滴生成装置、及びこの水滴生成装置を備えた除湿装置
JP2020118849A (ja) 光照射装置
JP2013202429A (ja) 紫外線照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6512041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees