JP2017053054A - 古紙パルプの製造方法 - Google Patents

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暁 山川
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Koji Sogo
功治 十河
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Abstract

【課題】脱墨工程におけるフローテーターのインク除去効率を向上でき、得られる古紙パルプの白色度を向上可能な方法およびそれに用いる薬剤を提供する。
【解決手段】本開示は、一又は複数の実施形態において、脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることを含む古紙パルプの製造方法に関する。本開示の古紙パルプの製造方法は、その他の一又は複数の実施形態において、脱墨工程のパルプスラリーまたはその希釈水に、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを添加することを含む。
【選択図】図1

Description

本開示は、古紙パルプの製造方法および古紙パルプの白色度向上剤に関する。更に詳しくは、本開示は、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを用いた古紙パルプの製造方法および古紙パルプの白色度向上剤に関する。
近年、森林資源保護やごみ処理等の環境問題等の立場から、印刷古紙の再利用が重要性を増している。そして、古紙パルプの用途も新聞古紙から中質紙用への使用例にも見られるように、ワンランク上のパルプへの高度利用がなされてきている。
印刷古紙を回収して再利用するために、古紙パルプ化工程によって印刷インク等を除去してパルプ繊維を採取し、古紙パルプが製造されている。
一般に、古紙パルプの製造方法は、主として離解工程、粗選・精選工程、脱墨工程および脱水・洗浄工程を含んでなる。さらにパルプを化学的に漂白する漂白工程を含む場合もある。離解工程は、離解機を用いて古紙をほぐし、スラリーを調製する工程であり、粗選・精選工程は古紙中に含まれている異物を除去する工程である。脱墨工程は、通常、フローテーターを用いて行われ、脱墨工程において、パルプとインクの混合物に気泡を吹き込み、泡にインク等の異物を付着させて浮上分離(フローテーション)し、系外にフロス(インクを剥離した後のパルプを取り出した後の残渣)として排出する。これらの離解工程および脱墨工程において、一般的に、アルカリ剤等の薬剤と共に、脱墨剤が用いられる。その後、得られたパルプスラリーは脱水・洗浄処理して適度な濃度に調整され古紙パルプが製造される。そして、製造された古紙パルプの白色度をさらに向上させることが望まれている。さらに、フローテーターによるインクの除去効率の改善や使用するアルカリ剤の使用量の削減が望まれている。
一方、古紙の再生には大量の水が必要であり、古紙パルプ製造工程に用いられる処理水に関しても、その供給面、環境面から使用量を軽減することが望ましいため、一般には、白水が循環利用されている。白水とは、紙・パルプ製造工程の各工程で生じる脱水、濾過された処理水である。例えば、古紙パルプ製造工程においては、その後の洗浄工程、もしくは、抄紙工程で脱水された白水が、パルプスラリーのフローテーター前の希釈水等として通常循環使用されている。ところが、このような白水循環は、白水中に微細なインキおよび繊維を蓄積するため、白水循環が進むにしたがって、白色度の低下が起こる。
本出願人は、古紙パルプスラリーをモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンならびに過酸化水素と接触させることを含む、古紙パルプの漂白方法に関する発明を特許出願している(特許文献1)。
一方、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンが製紙工程におけるスライム発生を防止することも知られている(特許文献2)。
特開2015−30921号公報 WO2014/030751A1
古紙パルプをワンランク上の品質のパルプ、例えば、中質紙向け用途とするためには白色度のさらなる向上が必要である。また、古紙パルプ製造工程において、白水を循環させて再使用することは、資源面や作業面などから望ましいものであるが、白色度を低下させずに白水循環を行うことが困難な状況となっており、その解決が望まれている。
そこで、本開示は、一又は複数の実施形態において、脱墨工程におけるインク除去効率を向上でき、得られる古紙パルプの白色度を向上可能な方法およびそれに用いる薬剤を提供する。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることにより、希釈水として白水を用いた場合でも古紙パルプの白色度が向上する事実を見出し、本開示の方法および薬剤を完成させた。
本開示は、一又は複数の実施形態において、脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることを含む古紙パルプの製造方法に関する。
本開示は、その他の一又は複数の実施形態において、古紙パルプの製造方法に使用される、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤のいずれかまたは双方を含む古紙パルプの白色度向上剤に関する。本開示は、その他の一又は複数の実施形態において、古紙パルプの製造方法に使用される、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを混合することにより生成したモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む古紙パルプの白色度向上剤に関する。
本開示は、実質的に過酸化水素を含まない脱墨工程のフローテーションを対象にしている点で特許文献1とは対象技術分野が異なり、脱墨工程は微生物が増殖しない環境である点で特許文献2とはその課題およびメカニズムが異なる(紙パ技協誌、紙パルプ技術協会、平成9年8月1日、第51巻8号、p40、左欄中ほどの「1.1 DIPスラリーの防腐剤」の項参照)。
本開示の製造方法および白色度向上剤によれば、脱墨工程におけるインク除去効率が改善され、古紙パルプの白色度を向上することができる。また、本開示の製造方法および白色度向上剤によれば、例えば、フローテーターによるインクの除去効率を改善することができる。
さらに、インク除去効率に寄与するアルカリ剤の使用量も削減できるという効果を有する。
図1は、古紙パルプの製造工程の一例を説明するための概略図である。 図2は、実施例4における実機試験により得られたパルプの白色度の変化の一例を示すグラフである。
脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることによって、古紙パルプの白色度を向上できるメカニズムの詳細は明らかではないが、以下のように推定される。従来の一般的な脱墨工程におけるフローテーションは、アルカリ剤および脱墨剤を用いて行われるが、そこに、モノクロラミンおよびモノブロラミンの少なくとも一方を共存させることによって、パルプスラリー中のパルプに付着したインク成分(粒子)がパルプからより剥れやすい状態になる。その結果、インクの除去効率が向上することから、最終的に得られる古紙パルプの白色度を向上できると考えられる。このため、本開示の方法によれば、例えば、過酸化水素のような化学的な漂白を行わない場合であっても、最終的に得られる古紙パルプの白色度を向上することができる。但し、本開示は、このメカニズムに限定されなくてもよい。
[古紙パルプの製造方法]
本開示は、一態様において、脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることを含む古紙パルプの製造方法(以下、「本開示の古紙パルプの製造方法」ともいう)に関する。
本開示において「脱墨工程」とは、古紙を離解して得られたパルプ液中のパルプに付着したインク成分をパルプから除去する工程をいう。本開示の脱墨工程は、一又は複数の実施形態において、フローテーション法によって行われる。フローテーション法とは、パルプ液に空気を吹き込んでパルプ液中に気泡を形成し、その気泡の表面にパルプから剥離されたインク粒子を吸着浮上させてアルカリ剤および脱墨剤を使って分離除去する方法をいう。フローテーション法による脱墨工程は、一又は複数の実施形態において、フローテーターを用いて行うことができる。
本開示において「脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させる」とは、脱墨工程が行われるパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンが含まれていることをいう。アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、脱墨工程が行われるパルプスラリーおよびその希釈水の少なくとも一方にアルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを添加することによって共存させることができる。アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンの添加場所は、それぞれ異なっていてもよいし、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンのうちの2つまたは3つが同じであってもよい。
一又は複数の実施形態において、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、アルカリ剤および脱墨剤が添加されたパルプスラリーに添加してもよく、アルカリ剤および脱墨剤が添加される前のパルプスラリー、例えば、離解工程のパルパーに添加してもよく、アルカリ剤および脱墨剤と同時に添加してもよい。モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、一又は複数の実施形態において、パルプスラリーの希釈水に添加してもよい。
脱墨工程のパルプスラリーとしては、一又は複数の実施形態において、古紙由来のパルプの懸濁液が挙げられる。本開示の古紙パルプの製造方法は、一又は複数の実施形態において、パルプを化学的に漂白する漂白工程を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。本開示の古紙パルプの製造方法が漂白工程を含む場合、脱墨工程のパルプスラリーとしては、一又は複数の実施形態において、漂白工程の前工程で行われる脱墨工程(プレフローテーション)のパルプスラリー、および漂白工程の後工程で行われる脱墨工程(ポストフローテーション)のパルプスラリーが挙げられる。本開示における脱墨工程のパルプスラリーは、一又は複数の実施形態において、実質的に過酸化水素を含まない。脱墨工程のパルプスラリーにおけるパルプ濃度は、一又は複数の実施形態において、0.5〜2重量%または1〜2重量%である。
パルプスラリーの希釈水としては、フローテーター前でパルプスラリーを希釈する希釈水が挙げられる。この希釈水は循環利用または再利用される白水を含みうる。
本開示の古紙パルプの製造方法は、一又は複数の実施形態において、アルカリ剤および脱墨剤と、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンとの存在下で脱墨工程を行うことを含み、好ましくはアルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含むパルプ液中に空気を導入することにより脱墨工程を行うことを含む。本開示の古紙パルプの製造方法は、一又は複数の実施形態において、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンの存在下で、パルプスラリーのフローテーションを行うことを含む。
脱墨工程のパルプスラリーにアルカリ剤、脱墨剤と共存させるモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、一又は複数の実施形態において、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤を使用することにより行うことができる。
モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤としては、一又は複数の実施形態として、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを含む薬剤等が挙げられる。次亜塩素酸塩としては、一又は複数の実施形態において、次亜塩素酸ナトリウムが挙げられる。アンモニウム塩としては、一又は複数の実施形態において、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムまたは臭化アンモニウムが挙げられる。モノクロラミンまたはモノブロラミンは、一又は複数の実施形態において、次亜塩素酸塩と、アンモニウム塩とを混合することにより生成できる。また、モノクロラミンまたはモノブロラミンは、一又は複数の実施形態において、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウムまたは次亜塩素酸カルシウムの次亜塩素酸塩の水溶液と、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硫酸アンモニウムもしくは硝酸アンモニウムの水溶性の無機アンモニウム塩の水溶液またはアンモニア水とを混合することにより生成できる。次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とのモル比は、一又は複数の実施形態において、残留塩素量と窒素とのモル比として1:1〜1:2、1:1.1〜1:2、1:1.2〜1:2、または1:1.2〜1:1.6である。
本開示の古紙パルプの製造方法は、一又は複数の実施形態において、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、またはモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤を、脱墨工程のパルプスラリーまたはその希釈水に添加することを含んでもよい。また、一又は複数の実施形態において、次亜塩素酸塩およびアンモニウム塩を脱墨工程のパルプスラリーまたはその希釈水に添加することを含んでもよい。
モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンの濃度は、一又は複数の実施形態において、残留塩素量として、0.5〜30mg/Lであり、白色度向上の点から、1〜30mg/Lが好ましく、経済性の点から、1〜25mg/Lまたは1〜20mg/Lが好ましい。残留塩素量は、一又は複数の実施形態において、要求される白色度によって決定できる。
脱墨剤は、従来公知のおよび/または今後開発されるものが使用できる。脱墨剤としては、一又は複数の実施形態として、ポリエーテル基を親水基とする非イオン界面活性剤が挙げられる。具体的には、高級脂肪酸、高級アルコールまたはアルキルアミンを親油基とし、エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを親水基とするポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤が挙げられる。脱墨剤の添加量は、脱墨工程のパルプスラリーのパルプ濃度に応じて適宜決定できる。脱墨剤の濃度は、パルプ濃度が1〜2重量%である場合、一又は複数の実施形態において、0.1〜2重量%または0.2〜1重量%である。
アルカリ剤としては、一又は複数の実施形態として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
脱墨工程におけるpH条件は、一又は複数の実施形態において、8〜11または8〜10である。脱墨工程における処理温度は、一又は複数の実施形態において、40〜60℃または40〜50℃である。脱墨工程における処理時間は、一又は複数の実施形態において、2〜20分又は2〜15分である。
本開示の古紙パルプの製造方法によれば、一又は複数の実施形態において、白色度が向上された古紙パルプを製造することができる。したがって、本開示のパルプの製造方法は、一又は複数の実施形態において、白色度が向上された古紙パルプを製造することを含む。また、本開示は、さらにその他の態様として、脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることを含む古紙パルプの白色度向上方法に関する。また、本開示は、さらにその他の態様として、脱墨工程のパルプスラリーまたはその希釈水に、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを添加することを含む古紙パルプの白色度向上方法に関する。
[古紙パルプの白色度向上剤]
本開示は、さらにその他の態様として、古紙工程のパルプスラリーまたはその希釈水に添加して古紙パルプの製造方法に使用するモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤のいずれかまたは双方を含む古紙パルプの白色度向上剤に関する。また、本開示は、さらにその他の態様として、脱墨工程のパルプスラリーまたはその希釈水に添加して古紙パルプの製造方法に使用する次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを混合することにより生成したモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む、古紙パルプの白色度向上剤に関する。古紙パルプの製造方法としては、本開示の古紙パルプの製造方法が挙げられる。
モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤としては、一又は複数の実施形態として、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを含む薬剤等が挙げられる。次亜塩素酸塩およびアンモニウム塩としては、上述の通りである。モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤としては、一又は複数の実施形態において、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウムまたは次亜塩素酸カルシウムの次亜塩素酸塩の水溶液と、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硫酸アンモニウムもしくは硝酸アンモニウムの水溶性の無機アンモニウム塩の水溶液またはアンモニア水とを混合することにより生成した薬剤を含む。
次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とのモル比は、一又は複数の実施形態において、残留塩素量と窒素とのモル比として1:1〜1:2、1:1.1〜1:2、1:1.2〜1:2、または1:1.2〜1:1.6である。
本開示の白色度向上剤は、一又は複数の実施形態において、脱墨工程のパルプスラリーに直接添加して使用してもよいし、パルプスラリーの希釈水に添加して使用してもよい。
以下、本開示を好適な実施形態を示しながら説明する。但し、本開示は以下の実施形態に限定して解釈されるものではないことはいうまでもない。
図1に、古紙パルプの製造工程の一例を示す。図1に示す古紙パルプの製造工程は、パルパー1による離解工程と、スクリーン2による粗選工程と、フローテーター4による脱墨工程と、スクリーン5による精選工程と、シックナー6による脱水濃縮工程とを含む。まず、原料である古紙はパルパー1に供給される。パルパー1において古紙を解きほぐしてスラリー状とするための離解工程が行われる。離解工程で得られたパルプスラリーはスクリーン2において異物を除去するための粗選工程が行われる。粗選工程で異物が除去されたパルプスラリーはチェスト3に貯蔵された後、フローテーター4に供給され、そこでパルプに付着したインクを剥離除去する脱墨工程が行われる。脱墨工程が行われたパルプスラリーは、スクリーン2,5を経た後、シックナー6において脱水および濃縮が行われた後、回収タンク7に回収される。
本実施形態における古紙パルプの製造方法は、アルカリ剤と、脱墨剤と、モノクロラミンおよびモノブロラミンの少なくとも一方との存在下で、脱墨工程を行うことを含む。
本実施形態において、モノクロラミンおよびモノブロラミンの少なくとも一方の添加場所としては、離解工程が行われるパルパー1(図1の矢印A)、スクリーン2とフローテーター4との間またはフローテーター4の直前のパルプスラリー(図1の矢印B)、およびスクリーン5および/またはシックナー6で回収された白水(図1の矢印C)等が挙げられる。
モノクロラミンおよびモノブロラミンの少なくとも一方の添加は、モノクロラミンおよびモノブロラミンの少なくとも一方を、パルプスラリーに対し、残留塩素量として、0.5〜30mg/Lとなるように添加することを含む。白色度向上の点から、1〜30mg/Lとなるように添加することが好ましく、経済性の点から、1〜25mg/Lまたは1〜20mg/Lとなるように添加することが好ましい。
本実施形態において、脱墨剤およびアルカリ剤の添加場所は、フローテーター4よりも前の工程であれば、特に制限されないが、フローテーター4の手前またはパルパー1等が好ましい。
上記実施形態では、古紙パルプの製造工程において漂白工程を含まない形態を例にとり説明したが、本開示はこれに限定して解釈されず、漂白工程を含んでいてもよい。漂白工程を含む場合、漂白工程の位置としては、脱墨工程の後が挙げられる。また、漂白工程の後に、さらに脱墨工程を含んでいてもよい。
本開示は、以下の一又は複数の実施形態に関しうる;
〔1〕 脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることを含む古紙パルプの製造方法。
〔2〕 モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤を、前記パルプスラリーまたはその希釈水に添加することを含む、〔1〕に記載の古紙パルプの製造方法。
〔3〕 前記モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを混合することにより生成したものである〔1〕または〔2〕に記載の古紙パルプの製造方法。
〔4〕前記アンモニウム塩が、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムまたは臭化アンモニウムである〔3〕に記載の古紙パルプの製造方法。
〔5〕アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンの存在下で、フローテーションを行うことを含む〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の製造方法。
〔6〕 〔1〕から〔5〕のいずれかに記載の古紙パルプの製造方法に使用される、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤のいずれかまたは双方を含む古紙パルプの白色度向上剤。
〔7〕 前記モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを混合することにより生成したものである〔6〕に記載の古紙パルプの白色度向上剤。
〔8〕 前記アンモニウム塩が、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムまたは臭化アンモニウムである〔7〕に記載の古紙パルプの白色度向上剤。
以下の実施例および比較例に基いて本開示を説明するが、本開示はこれに限定されるものではない。
[調製例1] 次亜塩素酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの混合液によるモノクロラミン水溶液の調製
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(残留塩素量:140g/L)を脱イオン水で残留塩素量が2g/Lになるように希釈した後、30%硫酸アンモニウム水溶液(硫酸アンモニウム(キシダ化学(株)製)30gを脱イオン水で溶解し、全量を100gとしたもの)を混合し、残留塩素量と窒素とのモル比が1:1.2となるようにモノクロラミン水溶液を調製した。
[調製例2] 次亜塩素酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの混合液によるモノクロラミン水溶液の調製
残留塩素量と窒素とのモル比を1:1.6とした以外は、調製例1と同様に調製した。
[調製例3] 次亜塩素酸ナトリウムと塩化アンモニウムとの混合液によるモノクロラミン水溶液の調製
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(残留塩素量:140g/L)を脱イオン水で残留塩素量が2g/Lになるように希釈した後、20%塩化アンモニウム水溶液(塩化アンモニウム(キシダ化学(株)製)20gを脱イオン水で溶解し、全量を100gとしたもの)を混合し、残留塩素量と窒素とのモル比が1:1.2となるようにモノクロラミン水溶液を調製した。
[調製例4] 次亜塩素酸ナトリウムと臭化アンモニウムとの混合液によるモノブロラミン水溶液の調製
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(残留塩素量:140g/L)を脱イオン水で残留塩素量が2g/Lになるように希釈した後、1%水酸化ナトリウム水溶液を30ml/L加え、30%臭化アンモニウム水溶液(臭化アンモニウム(キシダ化学(株)製)30gを脱イオン水で溶解し、全量を100gとしたもの)を混合し、残留塩素量と窒素とのモル比が1:1.2となるようにモノブロラミン水溶液を調製した。
[比較調製例1] 次亜塩素酸ナトリウム水溶液の調製
次亜塩素酸ナトリウム水溶液(残留塩素量:140g/L)を脱イオン水で残留塩素量が2g/Lになるように希釈した。
[脱墨効果確認のためのフローテーションを模した簡易試験]
(実施例1)
原料(新聞古紙100%)を3×3cmに裁断後、パルプ離解機に入れ、パルプ濃度が1重量%になるよう50℃の温水を加えパルプスラリーを得た。このパルプスラリーに、古紙重量に対して水酸化ナトリウム1重量%、市販の脱墨剤(ステアリルアルコールのエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド付加物)1重量%を添加するとともに、調製例1の水溶液を全残留塩素量が8mg/Lとなるように添加し、20分間離解処理を行なった。
その後全量を取り出し、液温を40℃として一定量トールビーカーに移した。
これを攪拌しながら5分間エアレーションを行なった。この際、泡立ちを目視で確認した。
生成した泡を取り除き、試料を回収し、丸型シートマシン(テスター産業(株)製)によりシートを作成した。
このシートのISO白色度を分光白色度計(日本電色工業(株)製)で測定した。
(実施例2)
調製例1の水溶液に代えて調製例3の水溶液を全残留塩素量が8mg/Lとなるように添加した以外は、実施例1と同様に行った。
(比較例1)
調製例1の水溶液に代えて次亜塩素酸ナトリウム水溶液(残留塩素量:140g/L)を全残留塩素量が8mg/Lとなるように添加した以外は、実施例1と同様に行った。
(コントロール)
調製例1の水溶液を添加しない以外は、実施例1と同様に行った。また、コントロールでは、エアレーション前の試料を回収し、それを用いてシートの作製および白色度の測定を行った。
白色度および泡高さ(目視観察)を下記表1に示す。
Figure 2017053054
表1に示すように、実施例1および2により得られたシートの白色度は、コントロールと比較してそれぞれ1.4ポイントおよび0.5ポイント上昇した。これに対し、比較例1では、コントロールと比較して白色度が低下した。これは、エアレーション時に泡立ちが低下し、十分なフロスが生成しなかったため、インク粒子等を十分に除去できなかったと考えられる。
[フローテーターを用いた脱墨性確認試験]
(実施例3)
古紙パルプ製造設備を有する某製紙工場でフローテーター前原料を入手した。
この原料は、パルプ濃度が1重量%であり、古紙重量に対して実施例1で使用した市販の脱墨剤が0.5重量%、水酸化ナトリウムが0.5重量%添加されているものである。
なお、この原料には過酸化水素は含まれていない。
この原料の水温を40℃として、実験用フローテーター(熊谷理機工業(株)製)に入れ、調製例1〜4のいずれかの水溶液を全残留塩素量として、5、15、30mg/L加えた。その後、フローテーション処理を所定時間(2または4分間)行なった。終了後、この原料を取り出して水で希釈した後、丸型シートマシン(テスター産業(株)製)を用いてシートを作成し、シートのISO白色度を分光白色度計(日本電色工業(株)製)で測定した。
コントロールとして、調製例の水溶液を添加しない以外は、実施例3と同様に行った。また、コントロールでは、フローテーション処理を行う前の試料を回収し、それを用いてシートを作製し、白色度の測定を行った。
得られた白色度を下記表2に示す。
Figure 2017053054
調製例1〜4の水溶液を添加することによって、コントロールと比較して、いずれの場合もシートの白色度が上昇した。特に、調製例1または2の水溶液を全残留塩素量として30mg/L添加し、4分間フローテーションを行った場合は、コントロールと比較して白色度が1.6ポイント上昇した。
[実機試験]
(実施例4)
図1に示すようなパルパー1、フローテーター4およびシックナー6を備える脱墨設備を有する某製紙工場のフローテーターを用いて本開示発明の効果確認試験を実施した。この設備の原料はパルプ濃度1重量%であり、古紙重量に対して実施例1で使用した脱墨剤0.1重量%、水酸化ナトリウム1重量%を添加していた。
フローテーター4設備手前(図1の矢印Bの位置)の原料に対して、12%次亜塩素酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとを混合して得られたモノクロラミン水溶液(残留塩素と窒素のモル比が1:1.2)を残留塩素として、2〜10mg/Lになるように連続添加した。
添加開始から1時間ごとに、フローテーター後の原料を採取し、シートマシンでシートを作製し、そのISO白色度を分光白色度計(日本電色工業(株)製)で測定した。
なお、この脱墨設備で過酸化水素は使用されていない。
得られた結果の一例を図2のグラフに示す。図2のグラフは、得られたシートのISO白色度を薬剤添加開始から経時的に示すグラフである。
同設備における通常の処理(モノクロラミン水溶液無添加)でのフローテーター処理後のISO白色度は平均56.4ポイントであった。これに対し、図2に示すように、モノクロラミン水溶液を添加することによって、脱墨剤とアルカリ剤の使用量が同一であるにも関わらず、ISO白色度は、非添加時と比較して2ポイント上昇して58.4ポイントまで上昇した。
また、インク除去に必要なアルカリ剤である水酸化ナトリウムを半減しても白色度は上昇したままであった。

Claims (8)

  1. 脱墨工程のパルプスラリーに、アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを共存させることを含む、古紙パルプの製造方法。
  2. モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤を、前記パルプスラリーまたはその希釈水に添加することを含む、請求項1に記載の古紙パルプの製造方法。
  3. 前記モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを混合することにより生成したものである、請求項1または2に記載の古紙パルプの製造方法。
  4. 前記アンモニウム塩が、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムまたは臭化アンモニウムである、請求項3に記載の古紙パルプの製造方法。
  5. アルカリ剤、脱墨剤、ならびにモノクロラミンおよび/またはモノブロラミンの存在下で、フローテーションを行うことを含む、請求項1から4のいずれかに記載の古紙パルプの製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の古紙パルプの製造方法に使用される、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを生成する薬剤、モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンを含む薬剤のいずれかまたは双方を含む、古紙パルプの白色度向上剤。
  7. 前記モノクロラミンおよび/またはモノブロラミンは、次亜塩素酸塩とアンモニウム塩とを混合することにより生成したものである、請求項6に記載の古紙パルプの白色度向上剤。
  8. 前記アンモニウム塩が、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムまたは臭化アンモニウムである、請求項7に記載の古紙パルプの白色度向上剤。
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