JP2017049193A - 配線シートの電気検査装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線シートの重力によるわずかな弛み,振動を防止する。【解決手段】配線シート30の搬送装置10の搬送経路上に,少なくとも2つのガイドロール22,23を,鉛直に配置して設け,ガイドロール22,23間を搬送される配線シート30に臨むように,ガイドロール22,23間に非接触電気検査部(センサヘッド)21を配置する。この非接触電気検査部21は,ガイドロール間において,搬送路に対して進退自在である。配線シート30は鉛直に搬送されるから,重力は搬送方向に働き,配線シート30と非接触電気検査部21との間の間隙は一定に保たれる。【選択図】図1
Description
この発明は,配線シートに形成された配線パターンを非接触で電気的に検査する装置および方法に関する。配線シートはシート状配線基板,可撓性フィルム回路基板等とも呼ばれる。
この種の電気検査方法として特許文献1に記載のものは,可撓性フィルム回路基板上の配線にプローブピンを接触させて電気検査するものである。この電気検査方法はプローブ精度を高め生産性の向上を図るために,フィルム回路基板の電気検査面とは反対側の面を保持体に粘着剤を介して仮着し,仮着されたフィルム回路基板と保持体を電気検査部に送り電気検査を行い,そして電気検査後にフィルム回路基板を保持体から剥離するものである。この方法はプローピングを前提とするため検査対象物にダメージを与えるという問題点があるとともに,粘着剤による仮着やプローピングのために搬送の一時停止(間欠送り)が必要である。
非接触電気検査を行うものとして特許文献2に記載の電気検査装置がある。この電気検査装置は,ウェブ状の対象物の搬送路に,連結部で連結した2つのローラを水平に配置し,連結部に非接触電気検査部を設けたものである。2つのローラの上をウェブ状の対象物が水平に通過するように構成され,その下方に電気検査部が配置されているので,ウェブ状対象物が重力によって2つのローラ間で,きわめてわずかではあっても弛みが生じ,電気検査部との間の間隙が変化するので,誤検出するという問題が生じる。非接触電気検査部は対象物との間隙が数ミクロンオーダ程度変動しても正確に検査できないことがある。
この発明は非接触電気検査を行う検査装置および方法において,搬送される配線シートに弛みが発生するのを防止し,確実に電気検査が行なえるようにすることを目的とする。
この発明による配線シートの電気検査装置は,配線シートの搬送装置の搬送経路上に,少なくとも2つのガイドロールを,鉛直に配置して設け,前記ガイドロール間を鉛直に搬送される配線シートに臨むように,前記ガイドロール間に非接触電気検査部を配置したものである。
この発明による配線シートの電気検査方法は,配線シートの搬送装置の搬送経路上に,少なくとも2つのガイドロールを,鉛直に配置して設け,前記ガイドロール間を搬送される配線シートに臨むように,前記ガイドロール間に非接触電気検査部を配置し,前記ガイドロールによって配線シートを鉛直に搬送しながら,前記非接触電気検査部を,搬送される配線シートに接近させて検査するものである。
この発明によると,少なくとも2つのガイドロールを鉛直に配置して設け,この2つのガイドロールに沿って配線シートを鉛直に搬送するようにしているから,重力は配線シートの搬送方向に働き,重力のために配線シートが弛んだり,撓んだり,振動したりすることが防止される。非接触電気検査部は,鉛直に搬送される配線シートに臨むように配置されているので,搬送される配線シートと検査部のヘッドとの間の間隙を一定に保ち,確実な非接触電気検査が可能となる。
好ましい実施態様では,前記非接触電気検査部が,前記ガイドロール間において,搬送路に対して進退自在に設けられている。すなわち,前記非接触電気検査部は水平方向に移動自在である。最初に配線シートを搬送路に通すような場合に,非接触電気検査部を退避させておくことができる。検査時には検査部を進出させ,そのヘッドを搬送される配線シートに近づける。配線シートは表裏2面を有するが,検査部はいずれか少なくとも一方の,検査が必要な,または検査に好適な面側に配置すればよい。
一実施態様では,前記搬送装置は巻き返し機の一部である。この発明による検査装置は,少なくとも2つのガイドロールと非接触電気検査装置を配線シートの搬送路に配置すればよいから,既設の各種装置,機械における配線シートの搬送路をそのまま利用して,または搬送路を少し変更して容易に設置することができる。
好ましい実施態様では,前記ガイドロールの前後に,さらに他のガイドロールが配置される。これらのさらに他のガイドロールは,特に既設の装置,機械の配線シート搬送路を変更するような場合に,有効で,配線シートの鉛直方向の搬送をより安定化するように働く。
ドラムまたはロール等に巻回された配線シートを巻戻して,再びドラムまたはロールに巻取る巻き返し機における搬送装置の搬送路上に電気検査装置を配置した実施例について図1を参照して説明する。図1は,主に巻戻された配線シート30を搬送装置10で搬送し,巻取り機15で巻取る部分を示すものである。
搬送装置10は,機台19,その他の巻き返し機のフレーム,支持部分等(一部,図示略)に回転自在に支持された搬送ロール11,12,13,14等を含み,巻戻し機から巻戻される配線シート30を巻取り機15まで搬送する。巻取り機15のドラムまたはロール,および必要に応じて搬送ロールのいずれかがモータによって駆動される。必要に応じて配線シート30の張力を調整するテンションロール(図示略)が配置される。
このような搬送装置10の搬送路の途上に,配線シートの電気検査装置20が配置されている。電気検査装置20は,2つのガイドロール22と23を備えている。これらのガイドロール22,23は同一径のもので,上下方向に鉛直に配置され,かつ支持部材(図示略)により回転自在に支持されている。したがって,これら2つのガイドロール22と23との間において,搬送される配線シート30は鉛直に,上方から下方に向って搬送される。配線シート30を,上記の搬送装置10による搬送路から,2つのガイドロール22,23間の鉛直搬送路に導くために,2つのガイドロール22,23の前,後に,さらに他のガイドロール24,25が配置され,かつ支持部材(図示略)により回転自在に支持されている。
2つのガイドロール22と23との間において,電気検査装置20の電気検査部(センサヘッド)21が配置されかつ支持部材(図示略)により水平方向に進退自在に支持されている。すなわち,電気検査部20が進出したときには,そのセンサ面が鉛直に搬送される配線シート30のシート面に平行に接近する。このとき電気検査部21は配線シート30に形成された電気回路の状態(断線,ショートの有無等)を非接触で検出する。電気検査部21それ自体は公知のもので,たとえば静電容量の変化等に基づいて配線シートの良否を判定する。配線シート30を連続的に搬送しながら検査可能な電気検査部21の場合には,搬送シート30の搬送速度を下げたり,停止させなくてすむ。
最初に配線シート30を搬送路に通すような場合に,作業の邪魔にならないように,電気検査部21を鉛直搬送路から遠ざかる方向に退避する(鎖線で示す)。
配線シート30の向き,電気検査の都合等に応じて,電気検査部21は配線シートの表面または裏面に臨むように配置される。すなわち,図1では,ガイドロール22,23の右側に電気検査部21が配置されているが,左側に配置してもよい。2つのガイドロール22と23の間の間隔は,電気検査部21が進退できればよく,できるだけ狭い方が好ましい。
以上のように,少なくとも2つのガイドロール22,23を鉛直に配置して設け,この2つのガイドロール22,23に沿って配線シート30を鉛直に搬送するようにしているから,重力は配線シート30の搬送方向に働く。配線シートを水平に搬送した場合に発生する重力による配線シートの弛み,撓み,振動等が防止される。非接触電気検査部21は,鉛直に搬送される配線シート30に臨むように配置されているので,搬送される配線シート30と検査部ヘッドとの間の間隙を一定に保つことができ,確実な非接触電気検査が可能となる。
巻き返し機の搬送装置10の元々の搬送路は鎖線30Aで示すように,ロール13からロール14に向うように構成されているが,ロール22,23,ロール24,25を配置してこの搬送路を変更するだけで,搬送装置10の他の構成を変えずに利用して配線シートの電気検査装置20が実現する。電気検査装置20の設置が容易である。なお,ロール25に代えて,符号25Aで示すように,ロール24と対称な位置に設けてもよいなど,種々の設計変更が可能である。
10 搬送装置
20 電気検査装置
21 電気検査部(センサヘッド)
22,23 ガイドロール
24,25 他のガイドロール
20 電気検査装置
21 電気検査部(センサヘッド)
22,23 ガイドロール
24,25 他のガイドロール
Claims (5)
- 配線シートの搬送装置の搬送経路上に,少なくとも2つのガイドロールを,鉛直に配置して設け,前記ガイドロール間を鉛直に搬送される配線シートに臨むように,前記ガイドロール間に非接触電気検査部を配置した,配線シートの電気検査装置。
- 前記非接触電気検査部が,前記ガイドロール間において,搬送路に対して進退自在に設けられている,請求項1に記載の配線シートの電気検査装置。
- 前記搬送装置が巻き返し機の一部である,請求項1または2に記載の配線シートの電気検査装置。
- 前記ガイドロールの前後に,さらに他のガイドロールが配置されている,請求項1から3のいずれか一項に記載の配線シートの電気検査装置。
- 配線シートの搬送装置の搬送経路上に,少なくとも2つのガイドロールを,鉛直に配置して設け,前記ガイドロール間を搬送される配線シートに臨むように,前記ガイドロール間に非接触電気検査部を配置し,前記ガイドロールによって配線シートを鉛直に搬送しながら,前記非接触電気検査部を,搬送される配線シートに接近させて検査する,配線シートの電気検査方法。
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