JP2021162424A - 絶縁検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】積層電極の絶縁検査の性能向上を図る。
【解決手段】絶縁検査装置100は、第1セパレータ34、第1極板36、第2セパレータ38および第2極板40がこの順に積層された積層電極32を搬送する搬送部102と、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける加圧ロール104と、第1極板36に電気的に接続される第1端子106と、第2極板40に電気的に接続され、且つ第1セパレータ34が搬送部102側に配置される場合は搬送部102に電気的に接続され、第1セパレータ34が加圧ロール104側に配置される場合は加圧ロール104に電気的に接続される第2端子108と、第1端子106および第2端子108に接続されて積層電極32に電圧を印加し、積層電極32の絶縁状態を検査する絶縁検査部110と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】絶縁検査装置100は、第1セパレータ34、第1極板36、第2セパレータ38および第2極板40がこの順に積層された積層電極32を搬送する搬送部102と、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける加圧ロール104と、第1極板36に電気的に接続される第1端子106と、第2極板40に電気的に接続され、且つ第1セパレータ34が搬送部102側に配置される場合は搬送部102に電気的に接続され、第1セパレータ34が加圧ロール104側に配置される場合は加圧ロール104に電気的に接続される第2端子108と、第1端子106および第2端子108に接続されて積層電極32に電圧を印加し、積層電極32の絶縁状態を検査する絶縁検査部110と、を備える。
【選択図】図3
Description
本開示は、絶縁検査装置に関する。
車載用等の電池として、積層ラミネートタイプの電池が開発されている。この電池は、複数の正極板と複数の負極板とがセパレータを挟んで交互に積層された積層電極群と、電解液とが容器に収容された構造を有する。積層電極群の形成方法としては、2枚の電極板と2枚のセパレータとを交互に積層した積層電極を積層電極群の構成単位として複数形成し、積層電極を順次積層して積層電極群を完成させる方法がある。このような方法で積層電極群を形成する場合、各積層電極の絶縁性を積層前に検査しておくことが望ましい。
積層電極の絶縁検査に関して、例えば特許文献1には、正極シートと負極シートとをセパレータシートを介して相互に重ね合わせてシート状電極積層体を形成し、シート状電極積層体を一対の電極ロールで挟んで電極ロール間に電圧を印加することで、シート状電極積層体の電気抵抗値を測定する方法が開示されている。
上述した従来の絶縁検査では、積層電極を一対の電極ロールで挟んでいた。このため、両方のセパレータに穴があくなどの絶縁不良が生じている場合や、電極板に混入した異物が2つのセパレータを貫通する程度に大きい場合のみ、積層電極の絶縁不良を検出することが可能であった。つまり、いずれか一方のセパレータのみに絶縁不良が生じている場合や、電極板に混入した導電性の異物が小さい場合には、積層電極の絶縁不良を検出することが困難であった。よって、絶縁検査の性能向上を図る余地があった。なお、2つのセパレータを貫通しない程度に小さい異物であっても、電解液内に溶出して電極表面に析出し、デンドライド状に成長して短絡の原因となり得るため、絶縁不良として検出することが望ましい。
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、積層電極の絶縁検査の性能向上を図る技術を提供することにある。
本開示のある態様は、絶縁検査装置である。この装置は、第1セパレータ、第1極板、第2セパレータおよび第2極板がこの順に積層された積層電極を搬送する搬送部と、搬送部に対して積層電極を押し付ける加圧ロールと、第1極板に電気的に接続される第1端子と、第2極板に電気的に接続され、且つ第1セパレータが搬送部側に配置される場合は搬送部に電気的に接続され、第1セパレータが加圧ロール側に配置される場合は加圧ロールに電気的に接続される第2端子と、第1端子および第2端子に接続されて積層電極に電圧を印加し、積層電極の絶縁状態を検査する絶縁検査部と、を備える。
以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、積層電極の絶縁検査の性能向上を図ることができる。
以下、本開示を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、本開示を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも本開示の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る絶縁検査装置を備える積層電極群製造装置の模式図である。積層電極群製造装置1は、一例として複数のドラムを組み合わせた連続ドラム式の製造装置である。電極体やセパレータの切断、加熱、接着、積層等の各工程をドラムで実行することで、高速且つ連続的に積層電極および積層電極群を製造することができる。積層電極群は、例えばリチウムイオン二次電池に用いられる。
図1は、実施の形態1に係る絶縁検査装置を備える積層電極群製造装置の模式図である。積層電極群製造装置1は、一例として複数のドラムを組み合わせた連続ドラム式の製造装置である。電極体やセパレータの切断、加熱、接着、積層等の各工程をドラムで実行することで、高速且つ連続的に積層電極および積層電極群を製造することができる。積層電極群は、例えばリチウムイオン二次電池に用いられる。
積層電極群製造装置1は、第1極切断ドラム2と、第1極加熱ドラム4と、第2極切断ドラム6と、第2極加熱ドラム8と、接着ドラム10と、絶縁検査装置100と、セパレータ切断ドラム12と、積層ドラム14と、を備える。
第1極切断ドラム2は、複数の第1極板の連続体を切断して複数の第1極板に個片化して搬送するドラムである。本実施の形態では、第1極は負極である。第1極切断ドラム2には、複数の第1極板の連続体である、帯状の第1極連続体Nが供給される。第1極連続体Nは、第1極集電体と、第1極活物質層と、を有する。第1極活物質層は、第1極集電体の両面または片面に積層される。
第1極集電体および第1極活物質層は、いずれも公知の材料で構成することができ、いずれも公知の構造を有する。第1極集電体は、例えば、銅やアルミニウム等からなる箔や多孔体で構成される。第1極活物質層は、例えば黒鉛等の第1極活物質、結着材および分散剤等を含む第1極合材スラリーを第1極集電体の表面に塗布し、塗膜を乾燥、圧延することで形成される。第1極集電体の厚さは、例えば3μm以上50μm以下である。第1極活物質層の厚さは、例えば10μm以上100μm以下である。
第1極切断ドラム2は、ドラムの円周方向に配置される複数の保持ヘッドと、第1極連続体Nを切断して複数の第1極板に個片化する切断刃と、を有する。複数の保持ヘッドは、第1極連続体Nを吸着保持する保持面を有する。各保持ヘッドの保持面は、第1極切断ドラム2の外側を向く。第1極切断ドラム2に供給される第1極連続体Nは、複数の保持ヘッドの保持面に吸着保持された状態で、第1極切断ドラム2の回転によって搬送される。
複数の保持ヘッドは、それぞれ第1極切断ドラム2の中心軸回りに回転するとともに、他の保持ヘッドに対して互いに独立にドラムの円周方向に移動することができる。保持ヘッドの独立駆動により、切断刃による第1極連続体Nの切断位置の調整や、個片化された第1極板の位置調整等が可能となる。第1極切断ドラム2は、供給される第1極連続体Nを吸着保持して回転搬送し、図1に模式的に示す切断位置16において第1極連続体Nを切断して第1極板を生成する。第1極連続体Nは、隣り合う保持ヘッドの間の位置で切断刃により切断されて、複数の第1極板に個片化される。得られた各第1極板は、各保持ヘッドに吸着保持された状態で搬送される。生成される複数の第1極板の位置は、カメラ等で監視される。
第1極加熱ドラム4は、第1極切断ドラム2に近接配置される。第1極切断ドラム2の保持ヘッドは、第1極加熱ドラム4との近接位置の手前において、第1極加熱ドラム4の線速度と略同一になるまで一時的に増速または減速する。これにより、保持ヘッドは、第1極加熱ドラム4との相対速度が略ゼロになる。保持ヘッドは、相対速度が略ゼロになったタイミングで、吸着保持していた第1極板を第1極加熱ドラム4側に排出する。
第1極加熱ドラム4は、第1極切断ドラム2から排出された第1極板を吸着保持しながら回転し、内蔵するヒータで第1極板を予備加熱する。予備加熱は、後の接着工程においてセパレータと第1極板とを熱接着するために実施される。本実施の形態では、加熱位置18において第1極板を加熱するが、これに限らず、例えば第1極加熱ドラム4の円周方向の全域で第1極板を加熱してもよい。
第2極切断ドラム6は、複数の第2極板の連続体を切断して複数の第2極板に個片化して搬送するドラムである。本実施の形態では、第2極は正極である。第2極切断ドラム6には、複数の第2極板の連続体である、帯状の第2極連続体Pが供給される。第2極連続体Pは、第2極集電体と、第2極活物質層と、を有する。第2極活物質層は、第2極集電体の両面または片面に積層される。
第2極集電体および第2極活物質層は、いずれも公知の材料で構成することができ、いずれも公知の構造を有する。第2極集電体は、例えば、ステンレス鋼やアルミニウム等からなる箔や多孔体で構成される。第2極活物質層は、例えばコバルト酸リチウムやリン酸鉄リチウム等の第2極活物質、結着材および分散剤等を含む第2極合材スラリーを第2極集電体の表面に塗布し、塗膜を乾燥、圧延することで形成される。第2極集電体の厚さは、例えば3μm以上50μm以下である。第2極活物質層の厚さは、例えば10μm以上100μm以下である。
第2極切断ドラム6は、ドラムの円周方向に配置される複数の保持ヘッドと、第2極連続体Pを切断して複数の第2極板に個片化する切断刃と、を有する。複数の保持ヘッドは、第2極連続体Pを吸着保持する保持面を有する。各保持ヘッドの保持面は、第2極切断ドラム6の外側を向く。第2極切断ドラム6に供給される第2極連続体Pは、複数の保持ヘッドの保持面に吸着保持された状態で、第2極切断ドラム6の回転によって搬送される。
複数の保持ヘッドは、それぞれ第2極切断ドラム6の中心軸回りに回転するとともに、他の保持ヘッドに対して互いに独立にドラムの円周方向に移動することができる。保持ヘッドの独立駆動により、切断刃による第2極連続体Pの切断位置の調整や、個片化された第2極板の位置調整等が可能となる。第2極切断ドラム6は、供給される第2極連続体Pを吸着保持して回転搬送し、図1に模式的に示す切断位置20において第2極連続体Pを切断して第2極板を生成する。第2極連続体Pは、隣り合う保持ヘッドの間の位置で切断刃により切断されて、複数の第2極板に個片化される。得られた各第2極板は、各保持ヘッドに吸着保持された状態で搬送される。生成される複数の第2極板の位置は、カメラ等で監視される。
第2極加熱ドラム8は、第2極切断ドラム6に近接配置される。第2極切断ドラム6の保持ヘッドは、第2極加熱ドラム8との近接位置の手前において、第2極加熱ドラム8の線速度と略同一になるまで一時的に増速または減速する。これにより、保持ヘッドは、第2極加熱ドラム8との相対速度が略ゼロになる。保持ヘッドは、相対速度が略ゼロになったタイミングで、吸着保持していた第2極板を第2極加熱ドラム8側に排出する。
第2極加熱ドラム8は、第2極切断ドラム6から排出された第2極板を吸着保持しながら回転し、内蔵するヒータで第2極板を予備加熱する。予備加熱は、後の接着工程においてセパレータと第2極板とを熱接着するために実施される。本実施の形態では、加熱位置22において第2極板を加熱するが、これに限らず、例えば第2極加熱ドラム8の円周方向の全域で第2極板を加熱してもよい。
接着ドラム10は、第1セパレータ、第1極板、第2セパレータおよび第2極板で構成される積層電極が連続する積層電極連続体を形成するドラムである。接着ドラム10は、第1極加熱ドラム4および第2極加熱ドラム8に近接配置される。接着ドラム10には、複数の第1セパレータが連続する、帯状の第1セパレータ連続体S1と、複数の第2セパレータが連続する、帯状の第2セパレータ連続体S2とが供給される。第1セパレータ連続体S1および第2セパレータ連続体S2のそれぞれの表面には、熱接着層が設けられる。熱接着層は、室温では接着性を発現しないが、加熱により接着性を発現する性質を有する。
また、接着ドラム10には、第1極加熱ドラム4を介して第1極切断ドラム2から複数の第1極板が供給され、第2極加熱ドラム8を介して第2極切断ドラム6から複数の第2極板が供給される。第1極板は、第1極加熱ドラム4で予備加熱されながら回転搬送され、第1極加熱ドラム4と接着ドラム10との近接位置において接着ドラム10側に排出される。第2極板は、第2極加熱ドラム8で予備加熱されながら回転搬送され、第2極加熱ドラム8と接着ドラム10との近接位置において接着ドラム10側に排出される。
接着ドラム10に対する第1セパレータ連続体S1、第1極板、第2セパレータ連続体S2および第2極板の供給位置は、接着ドラム10の回転方向の上流側から、列挙した順に並ぶ。したがって、まず所定位置において、接着ドラム10に第1セパレータ連続体S1が供給される。第1セパレータ連続体S1は、接着ドラム10に吸着保持されて、回転搬送される。続いて、第1セパレータ連続体S1の供給位置よりも下流側において、第1極加熱ドラム4から接着ドラム10に第1極板が供給され、第1セパレータ連続体S1の上に載置される。複数の第1極板は、第1セパレータ連続体S1の搬送方向に所定の間隔をあけて第1セパレータ連続体S1の上に配列される。
続いて、第1極板の供給位置よりも下流側において、接着ドラム10に第2セパレータ連続体S2が供給され、複数の第1極板の上に載置される。続いて、第2セパレータ連続体S2の供給位置よりも下流側において、第1セパレータ連続体S1、複数の第1極板および第2セパレータ連続体S2が熱圧着ローラ24によって加圧される。これにより、第1セパレータ連続体S1、各第1極板および第2セパレータ連続体S2が接着される。続いて、熱圧着ローラ24による圧着位置よりも下流側において、第2極加熱ドラム8から接着ドラム10に第2極板が供給され、第2セパレータ連続体S2の上に載置される。複数の第2極板は、第2セパレータ連続体S2の搬送方向に所定の間隔をあけて第2セパレータ連続体S2の上に配列される。また、第2極加熱ドラム8の押圧力によって、複数の第2極板は第2セパレータ連続体S2に接着される。
以上の工程により、第1セパレータ連続体S1、複数の第1極板、第2セパレータ連続体S2および複数の第2極板がこの順に積層され、接着されて、積層電極連続体26が形成される。積層電極連続体26は、第1セパレータ、第1極板、第2セパレータおよび第2極板で構成される積層電極が、第1セパレータ連続体S1および第2セパレータ連続体S2でつながれて連続する構造を有する。なお、第2極切断ドラム6側から第2極板が供給されないことで、一定個数毎に、第2極板を含まない3層構造の積層電極が生成されてもよい。また、供給されない電極板は第1極板であってもよい。
積層電極連続体26は、接着ドラム10から絶縁検査装置100に搬送される。絶縁検査装置100において、各積層電極の絶縁状態が検査される。絶縁検査装置100の構造については後に詳細に説明する。絶縁検査装置100を通過した積層電極連続体26は、セパレータ切断ドラム12に搬送される。
セパレータ切断ドラム12は、積層電極連続体26の第1セパレータ連続体S1および第2セパレータ連続体S2を切断して、複数の積層電極に個片化するドラムである。セパレータ切断ドラム12は、ドラムの円周方向に配置される複数の保持ヘッドと、積層電極連続体26を切断して複数の積層電極に個片化する切断刃と、を有する。複数の保持ヘッドは、積層電極連続体26を吸着保持する保持面を有する。各保持ヘッドの保持面は、セパレータ切断ドラム12の外側を向く。セパレータ切断ドラム12に供給される積層電極連続体26は、複数の保持ヘッドの保持面に吸着保持された状態で、セパレータ切断ドラム12の回転によって搬送される。
複数の保持ヘッドは、それぞれセパレータ切断ドラム12の中心軸回りに回転するとともに、他の保持ヘッドに対して互いに独立にドラムの円周方向に移動可能であってもよい。保持ヘッドの独立駆動により、切断刃による積層電極連続体26の切断位置の調整や、個片化された積層電極の位置調整等が可能となる。
セパレータ切断ドラム12は、供給される積層電極連続体26を吸着保持して回転搬送し、図1に模式的に示す切断位置28において積層電極連続体26を切断する。積層電極連続体26は、隣り合う保持ヘッドの間の位置で切断刃により切断されて、複数の積層電極に個片化される。このとき、積層電極連続体26は、搬送方向で隣り合う電極板の間において第1セパレータ連続体S1および第2セパレータ連続体S2が切断される。得られた各積層電極は、各保持ヘッドに吸着保持された状態で搬送される。保持ヘッドは、吸着保持する積層電極を積層ドラム14側に排出する。生成される複数の積層電極の位置は、カメラ等で監視される。
積層ドラム14は、複数の積層電極を積層ステージ30に積層して積層電極群を形成するドラムである。積層ドラム14は、ドラムの円周方向に配置される複数の積層ヘッドを有する。各積層ヘッドは、積層電極を吸着保持する保持面を有する。各積層ヘッドの保持面は、積層ドラム14の外側を向く。複数の積層ヘッドは、それぞれ積層ドラム14の中心軸回りに回転するとともに、他の積層ヘッドに対して互いに独立にドラムの円周方向に移動することができる。積層ヘッドの独立駆動により、一定の角速度での積層ドラム14の回転を維持しつつ、積層ステージ30と対向する積層位置において各積層ヘッドを停止状態とすることが可能となる。積層ステージ30と対向する位置で積層ヘッドを停止状態にすることで、この積層ヘッドが吸着保持する積層電極を高い位置精度で積層ステージ30の上に排出することができる。
積層ステージ30は、積層ドラム14の直下に配置される。積層ステージ30には、積層ドラム14から排出される積層電極が順次積層される。これにより、積層電極群が形成される。積層ステージ30は、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に駆動可能である。また、積層ステージ30は、X―Y平面上における傾き角を調整可能である。これにより、積層ステージ30に既に積層されている積層電極に対する、積層ドラム14から排出される積層電極のX軸方向およびY軸方向の位置、および傾き角が調整される。
続いて、絶縁検査装置100について詳細に説明する。図2は、絶縁検査装置100の一部分の斜視図である。図3は、絶縁検査装置100の一部分の断面図である。なお、図2では、絶縁検査部の回路構造の図示を省略している。また、図3では、搬送部102を模式的に図示している。また、図2および図3では、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
絶縁検査装置100は、搬送部102と、加圧ロール104と、第1端子106と、第2端子108と、絶縁検査部110と、を備える。搬送部102は、積層電極32を搬送する機構である。本実施の形態では、搬送部102は搬送ロールで構成される。搬送部102は、積層電極32を保持する保持面102aを有する。保持面102aは、搬送ロールの全周にわたって設けられる。積層電極32は、第1セパレータ34、第1極板36、第2セパレータ38および第2極板40がこの順に積層された構造を有する。本実施の形態において、積層電極32は、第1セパレータ34が搬送部102側を向くようにして保持面102aに載置される。したがって、第1セパレータ34と保持面102aとが接している。
加圧ロール104は、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける機構である。加圧ロール104は、保持面102aと所定の間隔をあけて対向するように配置され、積層電極32の搬送に伴って回転する。積層電極32は、搬送部102によって搬送されて、搬送部102と加圧ロール104との隙間を通過する。積層電極32は、搬送方向の上流側から順に加圧ロール104によって保持面102aに押し付けられる。加圧ロール104は、第2極板40に当接する。加圧ロール104の線圧は、例えば約2N/cmである。
第1端子106は、第1極板36に電気的に接続される。第1極板36は、積層電極32の搬送方向に延びる極板の一辺から突出する集電用のタブ部36aを有する。タブ部36aは、当該一辺の一部の領域から突出する。タブ部36aは、セパレータおよび電極板の積層方向から見て、第1セパレータ34および第2セパレータ38の外側まで突出している。第1端子106は、タブ部36aに当接することで、第1極板36に電気的に接続される。
第2端子108は、第2極板40に電気的に接続される。第2極板40は、積層電極32の搬送方向に延びる極板の一辺から突出する集電用のタブ部40aを有する。タブ部40aは、当該一辺の一部の領域から突出する。また、タブ部40aは、タブ部36aと同じ側に配置される。タブ部40aは、セパレータおよび電極板の積層方向から見て、第1セパレータ34および第2セパレータ38の外側まで突出している。第2端子108は、タブ部40aに当接することで、第2極板40に電気的に接続される。
本実施の形態の第1端子106および第2端子108は、保持面102aに設けられる。保持面102aには、1つの第1端子106と1つの第2端子108とで構成される組端子が積層電極32の搬送方向に所定の間隔をあけて複数配置される。隣り合う組端子の間隔は、積層電極連続体26における隣り合う2つの積層電極32の間隔に対応する。各組における第1端子106と第2端子108との間隔は、各積層電極32におけるタブ部36aとタブ部40aとの間隔に対応する。
これにより、積層電極連続体26が保持面102aによって保持されたときに、各積層電極32のタブ部36aを第1端子106に当接させ、タブ部40aを第2端子108に当接させることができる。したがって、積層電極連続体26を保持面102aに載置するだけで、第1極板36および第1端子106の電気的接続と、第2極板40および第2端子108の電気的接続を完了させることができる。
第1端子106および第2端子108は、ともに平板状である。また、第1セパレータ34が保持面102aに接する。このため、タブ部40aはタブ部36aよりも保持面102aから遠い位置にある。これに対し、第2端子108の厚みは、第1端子106の厚みよりも大きく設定される。これにより、積層電極32が保持面102aに載置された際に、第1端子106およびタブ部36a、第2端子108およびタブ部40aのそれぞれをより確実に接触させることができる。
第1端子106は、搬送部102に電気的に絶縁される。一方、第2端子108は、搬送部102に電気的に接続される。搬送部102は、少なくとも保持面102aが金属等の導電性材料で構成される。第1端子106は、図示しない絶縁シートや絶縁性接着剤を介して保持面102aに固定される。これにより、第1端子106は搬送部102に対して電気的に絶縁される。一方、第2端子108は、直にまたは導電性接着剤等を介して保持面102aに固定される。これにより、第2端子108は搬送部102に電気的に接続される。
したがって、タブ部36aは、搬送部102に電気的に絶縁される。一方、タブ部40aは、第2端子108を介して搬送部102に電気的に接続される。また、第1端子106は第2極板40に接続されず、第2端子108は第1極板36に接続されない。よって、積層電極32に絶縁不良がなければ、第1端子106は第2極板40に電気的に絶縁され、第2端子108は第1極板36に電気的に絶縁される。
絶縁検査部110は、積層電極32の絶縁状態を検査する。一例として、絶縁検査部110は、抵抗測定部111と、判断部112と、を有する。抵抗測定部111は、例えば公知の絶縁抵抗計で構成され、電源114と、電流計116と、電圧計118と、を有する。電源114は、第1端子106および第2端子108に接続されて、積層電極32に電圧を印加する。電流計116は、電源114と第2端子108とを接続する配線に直列に挿入される。電圧計118は、電源114および第1端子106を接続する配線と、電源114および第2端子108を接続する配線とに接続される。
抵抗測定部111は、電源114から積層電極32に電圧を印加し、このときに積層電極32に生じる漏れ電流を電流計116で、電圧を電圧計118でそれぞれ測定する。抵抗測定部111は、計測された電圧を電流で除すことで、積層電極32の絶縁抵抗値を算出する。抵抗測定部111は、得られた絶縁抵抗値を示す信号を判断部112に送信する。
判断部112は、抵抗測定部111の測定結果に基づいて積層電極32の絶縁状態を判断する。判断部112は、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現されるが、図3では、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。この機能ブロックがハードウェアおよびソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には当然に理解されるところである。
例えば、判断部112は、絶縁抵抗値のしきい値を予め保持しており、積層電極32の絶縁抵抗値が当該しきい値を下回ったときに、積層電極32が絶縁不良であると判断する。なお、判断部112は、抵抗測定部111から電圧値および電流値を取得して積層電極32の絶縁抵抗値を算出してもよい。また、絶縁検査部110は、積層電極32に印加する電圧を一定に保った状態で電流値を計測し、電流値の変化に基づいて積層電極32の絶縁不良を判断することもできる。
第1セパレータ34に貫通孔等がある場合や、第1極板36および保持面102aを導通する導電性の異物がある場合、電源114、第1端子106、第1極板36、搬送部102、第2端子108を含む閉回路が形成されて電流が流れる。また、第2セパレータ38に貫通孔等がある場合や、第1極板36および第2極板40を導通する導電性の異物がある場合、電源114、第1端子106、第1極板36、第2極板40、第2端子108を含む閉回路が形成されて電流が流れる。
したがって、本実施の形態によれば、第1セパレータ34および第2セパレータ38のいずれか一方のみに絶縁不良がある場合や、第1極板36あるいは第2極板40に混入した異物が2つのセパレータを貫通しない程度の大きさである場合であっても、積層電極32の絶縁不良を検出することができる。
絶縁検査部110は、積層電極32において加圧ロール104で押圧された部位の絶縁状態を検査することができる。加圧ロール104で積層電極32を押圧することで、第1セパレータ34および第2セパレータ38の厚みが小さくなり、保持面102aと第1極板36との距離、および第1極板36と第2極板40との距離が小さくなる。これにより、加圧ロール104で押圧された位置において、保持面102aおよび第1極板36もしくは第1極板36および第2極板40が短絡して閉回路が形成され、絶縁不良が検出される。積層電極32は、搬送部102による搬送に伴って搬送方向の上流側から下流側にかけて加圧ロール104で順に押圧され、搬送部102と加圧ロール104との隙間を通過し終えたときに、積層電極32全体の絶縁検査が終了する。
絶縁検査装置100は、積層電極32の搬送方向に並ぶ複数の加圧ロール104を備えることが好ましい。本実施の形態の絶縁検査装置100は、2本の加圧ロール104を有する。積層電極32の絶縁検査は、積層電極32の搬送方向における積層電極32の先端が最下流の加圧ロール104に到達してから、積層電極32の後端が最上流の加圧ロール104に到達するまでの間に実施される。したがって、加圧ロール104を複数備えることで、絶縁検査において各加圧ロール104が加圧する積層電極32の領域を小さくすることができる。言い換えれば、積層電極32において加圧ロール104によって一度に押圧される面積を増やすことができる。これにより、絶縁検査に必要な搬送部102の回転角度を小さくすることができる。よって、絶縁検査に要する時間を短縮することができる。
図4は、加圧ロール104の本数と絶縁検査における搬送部102の回転角度との関係を示す図である。積層電極32の絶縁抵抗値は、積層電極32が充電された状態にないと測定できない。このため、最下流の加圧ロール104で積層電極32を加圧する前に、電源114から積層電極32への通電を開始する必要がある。したがって、絶縁検査は、積層電極32への通電開始をもって開始される。
絶縁検査の開始タイミングは、積層電極32の搬送速度と積層電極32の充電に要する時間とから算出される、積層電極32と加圧ロール104との位置関係に基づいて決まる。積層電極32の搬送速度は、例えば65m/分であり、積層電極32の充電に要する時間は、例えば10ms程度である。図4に示すように、搬送ロールの12時の位置を基準(0°)としたとき、加圧ロール104が1本で0°の位置にある場合は、積層電極32の先端が−4°の位置にあるときが絶縁検査の開始タイミングである。また、加圧ロール104が2本で±17°の位置にある場合は、積層電極32の先端が12°の位置にあるときが開始タイミングである。また、加圧ロール104が3本で1本が0°の位置、残り2本が±26°の位置にある場合は、積層電極32の先端が22°の位置にあるときが開始タイミングである。
積層電極32への充電完了と同時に、積層電極32の先端が最下流側の加圧ロール104に到達し、当該加圧ロール104による積層電極32の加圧が開始される。ここから、積層電極32の後端が最上流の加圧ロール104に到達するまでの間、積層電極32の抵抗値が測定される(検査中)。積層電極32の後端が最上流の加圧ロール104に到達すると、積層電極32の全領域の加圧、つまりは抵抗値の測定が終了する。このタイミングで、積層電極32への通電も停止される。
また、積層電極32に電圧が残留したままであると、絶縁検査装置100の下流側で短絡によるスパークの発生等が懸念される。このため、積層電極32の放電が完了するまで、積層電極32を搬送部102で保持していることが好ましい。したがって、積層電極32の絶縁検査は、積層電極32の放電完了をもって終了する。通電停止から放電完了までに要する時間は、例えば10ms程度である。
図4に示すように、加圧ロール104が1本の場合は、積層電極32の先端が90°の位置にあるときが絶縁検査の終了タイミングである。また、加圧ロール104が2本の場合は、積層電極32の先端が74°の位置にあるときが終了タイミングである。また、加圧ロール104が3本の場合は、積層電極32の先端が63°の位置にあるときが終了タイミングである。したがって、加圧ロール104が1本の場合は、絶縁検査に必要な回転角度は94°であり、加圧ロール104が2本の場合は、必要回転角度は62°であり、加圧ロール104が3本の場合は、必要回転角度は41°である。
以上の結果から、加圧ロール104を複数備えることで、絶縁検査に要する時間を短縮できることが理解される。なお、搬送部102に対する各加圧ロール104の配置は、図4に示したものに限定されない。また、加圧ロール104は4本以上であってもよい。しかしながら、加圧ロール104の本数が増えるにつれて、加圧ロール104の本数増加によるコスト増等のデメリットが検査時間短縮等のメリットを上回るようになる。このため、加圧ロール104は、3本以下であることが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態に係る絶縁検査装置100は、第1セパレータ34、第1極板36、第2セパレータ38および第2極板40がこの順に積層された積層電極32を、第1セパレータ34が搬送部102側に配置された状態で搬送する搬送部102と、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける加圧ロール104と、第1極板36に電気的に接続される第1端子106と、第2極板40および搬送部102に電気的に接続される第2端子108と、第1端子106および第2端子108に接続されて積層電極32に電圧を印加し、積層電極32の絶縁状態を検査する絶縁検査部110と、を備える。
これにより、第1セパレータ34および第1極板36のいずれか一方のみに絶縁不良がある場合であっても、積層電極32の絶縁不良を検出することができる。また、一対の電極で積層電極32の両外側を挟んで積層電極32の絶縁状態を検査する場合に比べて、より小さい異物に起因する絶縁不良を検出することができる。よって、積層電極32の絶縁検査の性能向上を図ることができる。
また、本実施の形態の絶縁検査装置100によれば、インラインでの絶縁検査が可能である。よって、積層電極32の絶縁検査によって積層電極群の生産リードタイムが延びることを抑制できる。また、本実施の形態の絶縁検査装置100は、積層電極32の搬送方向に並ぶ複数の加圧ロール104を備える。これにより、積層電極32の絶縁検査に要する時間を短縮することができる。よって、搬送ライン上への絶縁検査装置100の設置によって積層電極32の搬送速度が遅くなることを抑制できる。
また、搬送部102は、積層電極32を保持する保持面102aを有し、第1端子106および第2端子108は、保持面102aに設けられる。これにより、積層電極32の保持面102aへの載置と同時に、各電極板と各端子とを電気的に接続することができる。また、各端子は積層電極32の移動に追従する。このため、各電極板と各端子との電気的接続をより簡単な構造で維持することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、搬送部102に載置される積層電極32の向きと、絶縁検査装置100の構造とを除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図5は、実施の形態2に係る絶縁検査装置100の一部分の断面図である。なお、図5では、搬送部102を模式的に図示している。また、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
実施の形態2は、搬送部102に載置される積層電極32の向きと、絶縁検査装置100の構造とを除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図5は、実施の形態2に係る絶縁検査装置100の一部分の断面図である。なお、図5では、搬送部102を模式的に図示している。また、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
絶縁検査装置100は、搬送部102と、加圧ロール104と、第1端子106と、第2端子108と、絶縁検査部110と、を備える。搬送部102は、保持面102aを有する。本実施の形態では、積層電極32は第2極板40が搬送部102側を向くようにして保持面102aに載置される。加圧ロール104は、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける。加圧ロール104は、第1セパレータ34に当接して積層電極32を保持面102aに押し付ける。よって、積層電極32は、第1セパレータ34が加圧ロール104側に配置された状態で搬送される。加圧ロール104は、金属等の導電体で構成される。
第1端子106は、第1極板36に電気的に接続される。第1極板36は、タブ部36aに当接することで、第1極板36に電気的に接続される。第2端子108は、第2極板40に電気的に接続される。第2端子108は、タブ部40aに当接することで、第2極板40に電気的に接続される。また、第1端子106は、加圧ロール104に電気的に絶縁される。一方、第2端子108は、加圧ロール104に電気的に接続される。
例えば、第1端子106は、図示しない絶縁シートや絶縁性接着剤を介して保持面102aに固定され、タブ部36aに接続される。また、第2端子108は複数の部分に分かれており、一部は図示しない絶縁シートや絶縁性接着剤を介して保持面102aに固定され、タブ部40aに接続される。また、他の一部は加圧ロール104に電気的に接続される。よって、タブ部36aおよびタブ部40aは、搬送部102に電気的に絶縁される。また、第1端子106は第2極板40に接続されず、第2端子108は第1極板36に接続されない。
絶縁検査部110は、一例として抵抗測定部111と、判断部112と、を有する。抵抗測定部111は、電源114と、電流計116と、電圧計118と、を有する。抵抗測定部111は、電源114から積層電極32に電圧を印加して、積層電極32の絶縁抵抗値を計測し、測定結果を示す信号を判断部112に送信する。判断部112は、積層電極32が絶縁不良であることを判断する。
第1セパレータ34に貫通孔等がある場合や、第1極板36および加圧ロール104を導通する異物がある場合、電源114、第1端子106、第1極板36、加圧ロール104、第2端子108を含む閉回路が形成されて電流が流れる。また、第2セパレータ38に貫通孔等がある場合や、第1極板36および第2極板40を導通する異物がある場合、電源114、第1端子106、第1極板36、第2極板40、第2端子108を含む閉回路が形成されて電流が流れる。
したがって、本実施の形態によっても、実施の形態1と同様に第1セパレータ34および第2セパレータ38のいずれか一方のみに絶縁不良がある場合や、第1極板36あるいは第2極板40に混入した異物が2つのセパレータを貫通しない程度の大きさである場合であっても、積層電極32の絶縁不良を検出することができる。よって、積層電極32の絶縁検査の性能向上を図ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、積層電極32および絶縁検査装置100の構造を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図6は、実施の形態3に係る絶縁検査装置100の一部分の斜視図である。なお、図6では、絶縁検査部110の回路構造の図示を省略している。また、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
実施の形態3は、積層電極32および絶縁検査装置100の構造を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図6は、実施の形態3に係る絶縁検査装置100の一部分の斜視図である。なお、図6では、絶縁検査部110の回路構造の図示を省略している。また、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
本実施の形態の積層電極32は、第1セパレータ34、第1極板36、第2セパレータ38および第2極板40がこの順に積層された構造を有する。第1極板36は、積層電極32の搬送方向に延びる極板の一辺から突出するタブ部36aを有する。本実施の形態のタブ部36aは、当該一辺の全域から突出する。第2極板40は、積層電極32の搬送方向に延びる極板の一辺から突出するタブ部40aを有する。タブ部40aは、当該一辺の全域から突出する。また、タブ部40aは、タブ部36aとは反対側に配置される。
絶縁検査装置100は、搬送部102と、加圧ロール104と、第1端子106と、第2端子108と、絶縁検査部110と、を備える。搬送部102は、保持面102aを有する。積層電極32は、第1セパレータ34が搬送部102側を向くようにして保持面102aに載置される。加圧ロール104は、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける。加圧ロール104は、第2極板40に当接して積層電極32を保持面102aに押し付ける。
本実施の形態の第1端子106は、先端にロールを有するプローブで構成される。第1端子106は、ロールがタブ部36aに当接する。ロールは、積層電極32の搬送に伴って回転し、タブ部36aとの電気的接続を維持する。タブ部36aは、保持面102aとの間に絶縁部材が介在することで、保持面102aに対して電気的に絶縁される。
本実施の形態の第2端子108は、先端にロールを有するプローブで構成される。第2端子108は、ロールがタブ部40aに当接する。ロールは、積層電極32の搬送に伴って回転し、タブ部40aとの電気的接続を維持する。また、タブ部40aは、第2端子108で保持面102aに押し付けられることで、搬送部102に対して電気的に接続される。これにより、第2端子108は、タブ部40aを介して保持面102aに電気的に接続される。なお、第2端子108は、タブ部40aを介さずに保持面102aに電気的に接続されてもよい。また、第1端子106は第2極板40に接続されず、第2端子108は第1極板36に接続されない。
以上の構成によっても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。なお、本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、第2極板40が搬送部102側を向くようにして積層電極32が保持面102aに載置されてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4は、絶縁検査装置100の構造を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図7は、実施の形態4に係る絶縁検査装置100の一部分の断面図である。なお、図7では、搬送部102を模式的に図示している。また、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
実施の形態4は、絶縁検査装置100の構造を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図7は、実施の形態4に係る絶縁検査装置100の一部分の断面図である。なお、図7では、搬送部102を模式的に図示している。また、図示の便宜上、単体状態にある積層電極32を図示している。
絶縁検査装置100は、搬送部102と、加圧ロール104と、第1端子106と、第2端子108と、絶縁検査部110と、を備える。搬送部102は、保持面102aを有する。積層電極32は、第1セパレータ34が搬送部102側を向くようにして保持面102aに載置される。加圧ロール104は、搬送部102に対して積層電極32を押し付ける。加圧ロール104は、第2極板40に当接して積層電極32を保持面102aに押し付ける。
第1端子106は、タブ部36aに当接することで、第1極板36に電気的に接続される。第2端子108は、タブ部40aに当接することで、第2極板40に電気的に接続される。また、第1端子106は、搬送部102に電気的に絶縁される。一方、第2端子108は、搬送部102に電気的に接続される。また、第1端子106は第2極板40に接続されず、第2端子108は第1極板36に接続されない。
絶縁検査部110は、抵抗測定部111と、判断部112と、波形測定部120と、を有する。抵抗測定部111は、電源114と、電流計116と、電圧計118と、を有する。抵抗測定部111は、電源114から積層電極32に電圧を印加して、積層電極32の絶縁抵抗値を計測する。抵抗測定部111は、測定結果を示す信号を判断部112に送信する。
波形測定部120は、積層電極32に電圧が印加された状態で発生する電流または電圧の波形を測定する。波形測定部120は、例えば公知のパルスメータで構成される。絶縁検査部110は、電源114と第1端子106とを接続する配線に直列に挿入される抵抗122を有し、波形測定部120は抵抗122と並列に接続される。波形測定部120により、積層電極32が加圧ロール104で加圧された際に生じる電流および/または電圧のスパイク状波形を検出することができる。このようなスパイク状波形は、例えば導電性の異物が加圧ロール104で押圧されることで発生する。波形測定部120は、測定結果を示す信号を判断部112に送信する。
判断部112は、抵抗測定部111および波形測定部120の測定結果に基づいて積層電極32の絶縁状態を判断する。例えば、判断部112は、積層電極32の絶縁抵抗値が当該しきい値を下回ったとき、または波形測定部120によって波形が測定されたときに、積層電極32が絶縁不良であると判断する。加圧ロール104で積層電極32を押圧して絶縁検査する場合、加圧ロール104で押圧された部分のみが局所的に短絡すると想定される。この場合、測定される絶縁抵抗値は、加圧ロール104で押圧された部分の抵抗値と押圧されていない部分の抵抗値との平均値となる。このため、加圧ロール104で押圧された部分の抵抗値の低下が小さい場合には、絶縁不良と判定されない可能性がある。これに対し、加圧ロール104が通過する際に生じる電流や電圧のリーク波形を波形測定部120によって検出することで、小径の異物等に起因する抵抗値のわずかな低下であっても、積層電極32の絶縁不良と判定することができる。
したがって、本実施の形態によれば、積層電極32の絶縁検査の性能をより向上させることができる。なお、判断部112は、波形測定部120の測定結果のみに基づいて積層電極32の絶縁不良を判断してもよい。また、本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、第2極板40が搬送部102側を向くようにして積層電極32が保持面102aに載置されてもよい。
以上、本開示の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、本開示を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本開示の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された本開示の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。設計変更が加えられた新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形それぞれの効果をあわせもつ。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本開示の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
絶縁検査装置100は、積層電極連続体26の状態にある積層電極32の絶縁検査も実施できるし、個片化された状態にある積層電極32の絶縁検査も実施できる。よって、絶縁検査装置100は、セパレータ切断ドラム12と積層ドラム14との間に配置されてもよい。
積層電極群製造装置1は、連続ドラム式でなくてもよい。また、絶縁検査装置100はロールタイプに限定されない。搬送部102は、搬送ロールでなく平板状の搬送ステージであってもよい。また、絶縁検査部110が抵抗測定部111および/または波形測定部120のみを備え、測定結果を使用者が直に監視してもよい。また、判断部112は、外付けのコンピュータなどの外部機器に設けられてもよい。
32 積層電極、 34 第1セパレータ、 36 第1極板、 38 第2セパレータ、 40 第2極板、 100 絶縁検査装置、 102 搬送部、 102a 保持面、 104 加圧ロール、 106 第1端子、 108 第2端子、 110 絶縁検査部、 111 抵抗測定部、 120 波形測定部。
Claims (5)
- 第1セパレータ、第1極板、第2セパレータおよび第2極板がこの順に積層された積層電極を搬送する搬送部と、
前記搬送部に対して前記積層電極を押し付ける加圧ロールと、
前記第1極板に電気的に接続される第1端子と、
前記第2極板に電気的に接続され、且つ前記第1セパレータが前記搬送部側に配置される場合は前記搬送部に電気的に接続され、前記第1セパレータが前記加圧ロール側に配置される場合は前記加圧ロールに電気的に接続される第2端子と、
前記第1端子および前記第2端子に接続されて前記積層電極に電圧を印加し、前記積層電極の絶縁状態を検査する絶縁検査部と、を備える、
絶縁検査装置。 - 前記積層電極の搬送方向に並ぶ複数の前記加圧ロールを備える、
請求項1に記載の絶縁検査装置。 - 前記搬送部は、前記積層電極を保持する保持面を有し、
前記第1端子および前記第2端子は、前記保持面に設けられる、
請求項1または2に記載の絶縁検査装置。 - 前記絶縁検査部は、前記積層電極に電圧が印加された状態で生じる電流および電圧から前記積層電極の絶縁抵抗値を測定する抵抗測定部を有する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絶縁検査装置。 - 前記絶縁検査部は、前記積層電極に電圧が印加された状態で生じる電流または電圧の波形を測定する波形測定部を有する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の絶縁検査装置。
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