JP2011145226A - Tcpハンドリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リールに巻き取られているキャリアテープの量に関係なく、安定したキャリアテープの供給・収容動作を行うことのできるTCPハンドリング装置を提供する。
【解決手段】供給側テンションローラ24および収容側テンションローラ25は、キャリアテープ5のテンションを調整するためにスライド移動可能となっており、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度を、第1のセンサ24Aおよび第2のセンサ24Bを使用して測定し、測定した速度に基づいて供給リール21の回転速度を制御し、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度を、第3のセンサ25Aおよび第4のセンサ25Bを使用して測定し、測定した速度に基づいて収容リール22の回転速度を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】供給側テンションローラ24および収容側テンションローラ25は、キャリアテープ5のテンションを調整するためにスライド移動可能となっており、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度を、第1のセンサ24Aおよび第2のセンサ24Bを使用して測定し、測定した速度に基づいて供給リール21の回転速度を制御し、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度を、第3のセンサ25Aおよび第4のセンサ25Bを使用して測定し、測定した速度に基づいて収容リール22の回転速度を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ICデバイスの1種であるTCP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip On Film)(以下、TCP、COF、その他TAB(Tape Automated Bonding)実装技術によって製造されたデバイスを纏めて「TCP」という。)を試験するのに用いられるTCPハンドリング装置に関するものである。
ICデバイス等の電子部品の製造過程においては、最終的に製造されたICデバイスやその中間段階にあるデバイス等の性能や機能を試験する電子部品試験装置が必要であり、TCPの場合には、TCP用の試験装置が使用される。
TCP用の試験装置は、一般的にテスタ本体と、テストヘッドと、TCPハンドリング装置(以下「TCPハンドラ」という場合がある。)とから構成される。TCPハンドラは、TCPが複数形成されたキャリアテープを、供給リールから繰り出して、供給側テンションローラおよび収容側テンションローラを介して、収容リールに巻き取りつつ、供給側テンションローラおよび収容側テンションローラの間でキャリアテープ上のTCPの外部端子をプローブにコンタクトさせることにより、複数のTCPを順次試験に付す。
ここで、供給側テンションローラおよび収容側テンションローラは、キャリアテープのテンションを調整するためにスライド移動可能となっている。供給リールおよび収容リールは、それぞれリールモータにより駆動され、リールに巻き取られているキャリアテープの量に関係なく、一定の速度で回転する。そして、キャリアテープの移動に伴って、供給側テンションローラおよび収容側テンションローラはスライド移動し、その位置をセンサで検知することで、リールモータの停止および駆動が制御される。
しかしながら、リールに巻き取られているキャリアテープの量が多い場合にリールが回転すると、キャリアテープ搬送の加速が急激なものとなり、またキャリアテープの搬送速度も速くなってしまい、それにより、キャリアテープのたるみや突っ張り発生したり、リールモータの停止タイミングの遅れが発生するという問題があった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、リールに巻き取られているキャリアテープの量に関係なく、安定したキャリアテープの供給・収容動作を行うことのできるTCPハンドリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、TCPが複数形成されたキャリアテープを、供給リールから繰り出し、供給側テンションローラおよび収容側テンションローラを介して、収容リールに巻き取りつつ、前記供給側テンションローラおよび前記収容側テンションローラの間で前記キャリアテープ上のTCPを測定部に接触させて試験に付すTCPハンドリング装置であって、前記供給側テンションローラおよび前記収容側テンションローラは、前記キャリアテープのテンションを調整するためにスライド移動可能となっており、前記供給側テンションローラまたは前記収容側テンションローラのスライド移動の速度を測定し、前記測定した速度に基づいて、前記供給リールまたは前記収容リールの回転速度を制御することを特徴とするTCPハンドリング装置を提供する(発明1)。
なお、本発明における「移動の速度を測定」は、単位長さを移動する時間を測定することを含むものとし、「測定した速度に基づいて」は、測定した時間に基づくことを含むものとする。
リールに巻き取られているキャリアテープの量が多く、それによりキャリアテープの搬送速度が速くなったり、リールに巻き取られているキャリアテープの量が少なく、それによりキャリアテープの搬送速度が遅くなったりしたときに、キャリアテープが突っ張ったり、たるんだりすることがあるが、上記発明(発明1)によれば、その状態を供給側テンションローラまたは収容側テンションローラのスライド移動の速度で検知することができ、それに基づいて供給リールまたは収容リールの回転速度を制御することで、キャリアテープの突っ張りやたるみを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。したがって、上記発明(発明1)によれば、リールに巻き取られているキャリアテープの量に関係なく、安定したキャリアテープの供給・収容動作を行うことができる。
上記発明(発明1)において、前記供給側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることが好ましい(発明2)。供給リールから繰り出されるキャリアテープの搬送速度が遅く(供給リールに巻き取られているキャリアテープの量が少ないとき)、キャリアテープが突っ張りがちなときに、供給側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも遅くなる傾向があるが、供給リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることで、キャリアテープの突っ張りを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記発明(発明1)において、前記供給側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることが好ましい(発明3)。供給リールから繰り出されるキャリアテープの搬送速度が速く(供給リールに巻き取られているキャリアテープの量が多いとき)、キャリアテープがたるみがちなときに、供給側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも速くなる傾向があるが、供給リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることで、キャリアテープのたるみを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記発明(発明1)において、前記収容側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることが好ましい(発明4)。収容リールが巻き取るキャリアテープの搬送速度が遅く(収容リールに巻き取られているキャリアテープの量が少ないとき)、キャリアテープがたるみがちなときに、収容側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも遅くなる傾向があるが、収容リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることで、キャリアテープのたるみを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記発明(発明1)において、前記収容側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることが好ましい(発明5)。収容リールが巻き取るキャリアテープの搬送速度が速く(収容リールに巻き取られているキャリアテープの量が多いとき)、キャリアテープが突っ張りがちなときに、収容側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも速くなる傾向があるが、収容リールの回転速度を従前の速度より遅くすることで、キャリアテープの突っ張りを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記発明(発明1)においては、前記供給側テンションローラのスライド移動幅において、前記供給側テンションローラの移動可能範囲のリミットを検知する第1のセンサと第2のセンサとが設けられており、前記供給側テンションローラのスライド移動の速度の測定は、前記供給側テンションローラが前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間を移動する時間を測定することにより行うことが好ましい(発明6)。
上記発明(発明1)においては、前記収容側テンションローラのスライド移動幅において、前記収容側テンションローラの移動可能範囲のリミットを検知する第1のセンサと第2のセンサとが設けられており、前記収容側テンションローラのスライド移動の速度の測定は、前記収容側テンションローラが前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間を移動する時間を測定することにより行うことが好ましい(発明7)。
第2に本発明は、TCPが複数形成されたキャリアテープを、供給リールから繰り出し、供給側スプロケットおよび収容側スプロケットを介して、収容リールに巻き取りつつ、前記供給側スプロケットおよび前記収容側スプロケットの間で前記キャリアテープ上のTCPを測定部に接触させて試験に付すTCPハンドリング装置であって、前記キャリアテープは、前記供給リールと前記供給側スプロケットとの間および/または前記収容リールと前記収容側スプロケットとの間で、垂下部が生じるように設けられており、前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度を測定し、前記測定した速度に基づいて、前記供給リールまたは前記収容リールの回転速度を制御することを特徴とするTCPハンドリング装置を提供する(発明8)。
リールに巻き取られているキャリアテープの量が多く、それによりキャリアテープの搬送速度が速くなったり、リールに巻き取られているキャリアテープの量が少なく、それによりキャリアテープの搬送速度が遅くなったりしたときに、供給側スプロケットと収容側スプロケットとの間でキャリアテープが突っ張ったり、たるんだりすることがあるが、上記発明(発明8)によれば、その状態をキャリアテープの垂下部の上下移動の速度で検知することができ、それに基づいて供給リールまたは収容リールの回転速度を制御することで、供給側スプロケットと収容側スプロケットとの間におけるキャリアテープの突っ張りやたるみを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。したがって、上記発明(発明8)によれば、リールに巻き取られているキャリアテープの量に関係なく、安定したキャリアテープの供給・収容動作を行うことができる。
上記発明(発明8)において、前記供給側テンションローラと前記供給側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることが好ましい(発明9)。
上記発明(発明8)において、前記供給側テンションローラと前記供給側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることが好ましい(発明10)。
上記発明(発明8)において、前記収容側テンションローラと前記収容側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることが好ましい(発明11)。
上記発明(発明8)において、前記収容側テンションローラと前記収容側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることが好ましい(発明12)。
上記発明(発明8)においては、前記キャリアテープの垂下部を検知する第1のセンサと第2のセンサとが設けられており、前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度の測定は、前記垂下部が前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間を移動する時間を測定することにより行うことが好ましい(発明13)。
本発明のTCPハンドリング装置によれば、リールに巻き取られているキャリアテープの量に関係なく、キャリアテープのたるみや突っ張り、あるいはリールモータの停止タイミングの遅れを防止しつつ、キャリアテープの搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができ、それにより、安定したキャリアテープの供給・収容動作を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係るTCPハンドラを用いたTCP試験装置を示す正面図である。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係るTCPハンドラを用いたTCP試験装置を示す正面図である。
まず、本実施形態に係るTCPハンドラを備えたTCP試験装置の全体構成について説明する。TCP試験装置1は、図示しないテスタ本体と、テスタ本体に電気的に接続されたテストヘッド10と、テストヘッド10に隣接して設けられたTCPハンドラ2とから構成されている。なお、本実施形態におけるTCPハンドラ2およびテストヘッド10は、垂直型(測定部におけるキャリアテープ5が垂直方向に延在している)のものであるが、水平型(測定部におけるキャリアテープ5が水平方向に延在している)のものであってもよい。
TCPハンドラ2は、キャリアテープ5上に複数形成された各TCPを順次試験に付すものであり、本実施形態では、説明の簡略化のためにTCPを1個ごと試験に付すものとする。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、キャリアテープ5上において直列方向および/または並列方向に並んだ複数のTCPを同時に試験に付すようにしてもよい。
TCPハンドラ2は、供給リール21と収容リール22とを備えており、供給リール21には試験前のキャリアテープ5が巻き取られている。キャリアテープ5は、供給リール21から巻き出され、試験に付された後に収容リール22に巻き取られる。供給リール21および収容リール22は、それぞれリールモータ21m,22mの駆動によって回転する。
供給リール21の側方には、第1のガイドローラ23および供給側テンションローラ24が設けられており、供給リール21から巻き出されたキャリアテープ5は、第1のガイドローラ23および供給側テンションローラ24を経てプッシャユニット3に搬送される。
供給側テンションローラ24は、スリット241をスライド移動(図1中では左右方向に移動)するように設けられている。この供給側テンションローラ24がスライド移動することにより、キャリアテープ5のテンションを調整し、このスライド範囲において、キャリアテープ5のテンションを一定に保ったまま、コンタクト動作やテープ移動によるキャリアテープ5のたるみや突っ張りを吸収する。
供給側テンションローラ24のスライド移動幅におけるテストヘッド10側(図1中左側)の端部近傍には、供給側テンションローラ24を検知する第1のセンサ24Aが設けられており、供給側テンションローラ24のスライド移動幅における供給リール21側(図1中右側)の端部近傍には、供給側テンションローラ24を検知する第2のセンサ24Bが設けられている。
一方、収容リール22の側方には、収容側テンションローラ25および第2のガイドローラ26が設けられており、試験に付された後のキャリアテープ5は、収容側テンションローラ25および第2のガイドローラ26を経て、収容リール22に巻き取られる。
収容側テンションローラ25は、スリット251をスライド移動(図1中では左右方向に移動)するように設けられており、この収容側テンションローラ25がスライド移動することにより、キャリアテープ5のテンションを調整し、このスライド範囲において、キャリアテープ5のテンションを一定に保ったまま、コンタクト動作やテープ移動によるキャリアテープ5のたるみや突っ張りを吸収する。
収容側テンションローラ25のスライド移動幅におけるテストヘッド10側(図1中左側)の端部近傍には、収容側テンションローラ25を検知する第3のセンサ25Aが設けられており、収容側テンションローラ25のスライド移動幅における収容リール22側(図1中右側)の端部近傍には、収容側テンションローラ25を検知する第4のセンサ25Bが設けられている。
上記供給側テンションローラ24と、第2のガイドローラ25との間には、プッシャユニット3が設けられている。
図1に示すように、プッシャユニット3のフレーム(プッシャフレーム)36には、ボールねじ32を回転させることのできるサーボモータ31が取り付けられているとともに、ボールねじ32が螺合しているプッシャ本体部33が水平方向のリニアモーションガイドを介して取り付けられている。このプッシャ本体部33は、サーボモータ31を駆動させることにより、リニアモーションガイドにガイドされながら水平方向に移動可能となっている。
このプッシャ本体部33のテストヘッド10側(図1中左側)の端部には、負圧源(図示省略)に接続されてキャリアテープ5を吸着保持することのできるプッシャプレート34が設けられている。
プッシャ本体部33の前段側(図1中上側)には、テンションスプロケット35aが設けられており、プッシャ本体部33の後段側(図1中下側)には、メインスプロケット35bが設けられている。メインスプロケット35bおよびテンションスプロケット35aは、それらの駆動によりキャリアテープ5を所定の速度で搬送するとともに、停止時には所定の張力でキャリアテープ5を保持する。
一方、図1に示すように、プッシャユニット3の側方であって、テストヘッド10のTCPハンドラ2側の端部には、プローブカード8が設置されている。プローブカード8は複数のプローブ81を備えており、各プローブ81は、テストヘッド10を介してテスタ本体に電気的に接続されている。
本実施形態に係るTCPハンドラ2においては、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度を測定し、その測定した速度に基づいて、リールモータ21mにより供給リール21の回転速度を制御する。
供給側テンションローラ24のスライド移動の速度の測定は、供給側テンションローラ24が第1のセンサ24Aと第2のセンサ24Bとの間を移動する時間を測定することにより行う。
供給リール21に巻き取られているキャリアテープ5の量が多いときには、供給リール21から繰り出されるキャリアテープ5の搬送速度が速く、キャリアテープ5がたるみがちになり、このようなときには、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度が所定の速度よりも速くなる傾向がある。本実施形態では、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度が所定の速度よりも速いときには、当該スライド移動の速度がなるべく一定になるように、供給リール21の回転速度を従前の速度よりも遅くする。遅くする速度は、固定的であってもよいし、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように供給リール21の回転速度を遅くすることで、キャリアテープ5にたるみを発生させずに、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
一方、供給リール21に巻き取られているキャリアテープ5の量が少ないときには、供給リール21から繰り出されるキャリアテープ5の搬送速度が遅く、キャリアテープ5が突っ張りがちになり、このようなときに、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度が所定の速度よりも遅くなる傾向がある。本実施形態では、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、当該スライド移動の速度がなるべく一定になるように、供給リール21の回転速度を従前の速度よりも速くする。速くする速度は、固定的であってもよいし、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように供給リール21の回転速度を速くすることで、キャリアテープ5に突っ張りを発生させずに、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記のように供給リール21の回転速度を制御することにより、供給リール21に巻き取られているキャリアテープ5の量に関係なく、キャリアテープ5のたるみや突っ張り、あるいはリールモータ21mの停止タイミングの遅れを防止しつつ、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができ、それにより、安定したキャリアテープ5の供給・収容動作を行うことができる。
また、本実施形態に係るTCPハンドラ2においては、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度を測定し、その測定した速度に基づいて、リールモータ22mにより収容リール22の回転速度を制御する。
収容側テンションローラ25のスライド移動の速度の測定は、収容側テンションローラ25が第3のセンサ25Aと第4のセンサ25Bとの間を移動する時間を測定することにより行う。
収容リール22に巻き取られているキャリアテープ5の量が少ないときには、収容リール22が巻き取るキャリアテープ5の搬送速度が遅く、キャリアテープ5がたるみがちになり、このようなときには、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度が所定の速度よりも遅くなる傾向がある。本実施形態では、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、当該スライド移動の速度がなるべく一定になるように、収容リール22の回転速度を従前の速度よりも速くする。速くする速度は、固定的であってもよいし、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように収容リール22の回転速度を速くすることで、キャリアテープ5にたるみを発生させずに、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
一方、収容リール22に巻き取られているキャリアテープ5の量が多いときには、収容リール22が巻き取るキャリアテープ5の搬送速度が速く、キャリアテープ5が突っ張りがちになり、このようなときには、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度が所定の速度よりも速くなる傾向がある。収容側テンションローラ25のスライド移動の速度が所定の速度よりも速いときには、当該スライド移動の速度がなるべく一定になるように、収容リール22の回転速度を従前の速度よりも遅くする。遅くする速度は、固定的であってもよいし、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように収容リール22の回転速度を遅くすることで、キャリアテープ5に突っ張りを発生させずに、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記のように収容リール22の回転速度を制御することにより、収容リール22に巻き取られているキャリアテープ5の量に関係なく、キャリアテープ5のたるみや突っ張り、あるいはリールモータ22mの停止タイミングの遅れを防止しつつ、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができ、それにより、安定したキャリアテープ5の供給・収容動作を行うことができる。
次に、図2のフローチャートを参照して、上記TCPハンドラ2における供給リール21および収容リール22の動作について説明する。
最初に、メインスプロケット35bおよびテンションスプロケット35aを駆動して、キャリアテープ5を所定の距離分(TCP1個分)搬送する(S01)。これに伴って、供給側テンションローラ24が、第2のセンサ24Bの位置から第1のセンサ24Aの方にスライド移動する(SS01)。そして、第1のセンサ24Aが供給側テンションローラ24を検知したら(SS02)、リールモータ21mを駆動して供給リール21を回転させ、キャリアテープ5を繰り出す(SS03)。
供給リール21がキャリアテープ5を繰り出すと、それに伴って、供給側テンションローラ24が、第1のセンサ24Aの位置から第2のセンサ24Bの方にスライド移動する(SS04)。そして、第2のセンサ24Bが供給側テンションローラ24を検知したら(SS05)、リールモータ21mを停止して供給リール21の回転を止める(SS06)。このとき、供給側テンションローラ24が第1のセンサ24Aの位置から第2のセンサ24Bの位置までスライド移動する時間を測定して、供給側テンションローラ24のスライド移動の速度を取得し、それに基づいて、次に駆動する供給リール21の回転速度を決定する。
一方、上記キャリアテープ5の搬送(S01)に伴って、収容側テンションローラ25は、第3のセンサ25Aの位置から第4のセンサ25Bの方にスライド移動する(SR01)。そして、第4のセンサ25Bが収容側テンションローラ25を検知したら(SR02)、リールモータ22mを駆動して収容リール22を回転させ、キャリアテープ5を巻き取る(SR03)。
収容リール22がキャリアテープ5を巻き取ると、それに伴って、収容側テンションローラ25が、第4のセンサ25Bの位置から第3のセンサ25Aの方にスライド移動する(SR04)。そして、第3のセンサ25Aが収容側テンションローラ25を検知したら(SR05)、リールモータ22mを停止して収容リール22の回転を止める(SR06)。このとき、収容側テンションローラ25が第4のセンサ25Bの位置から第3のセンサ25Aの位置までスライド移動する時間を測定して、収容側テンションローラ25のスライド移動の速度を取得し、それに基づいて、次に駆動する収容リール22の回転速度を決定する。
キャリアテープ5を搬送して試験対象のTCPをプローブカード8に対向するように移動させたら、プッシャユニット3(サーボモータ31)の駆動により当該TCPをプローブカード8に押圧し、TCPの外部端子をプローブカード8のプローブ81に接触させ、試験を実行する(S02)。
上記サイクルを繰り返し行いながら、キャリアテープ5上の各TCPを順次試験に付す。上記実施形態では、供給リール21および収容リール22の回転速度が制御されているため、キャリアテープ5のたるみ・突っ張り、およびリールモータ21m,22mの停止タイミングの遅れが防止され、そしてキャリアテープ5の搬送速度は一定または一定に近い状態にされ、もってキャリアテープ5の供給・収容動作が安定して行われる。
〔第2の実施形態〕
図3は、本発明の第2の実施形態に係るTCPハンドラを用いたTCP試験装置を示す正面図である。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るTCPハンドラを用いたTCP試験装置を示す正面図である。
TCP試験装置1Aは、図示しないテスタ本体と、テスタ本体に電気的に接続されたテストヘッド10と、テストヘッド10の上側に設けられたTCPハンドラ2Aとから構成されている。本実施形態におけるTCPハンドラ2Aおよびテストヘッド10は、水平型のものである。
TCPハンドラ2Aは、供給リール21と収容リール22とを備えており、供給リール21には試験前のキャリアテープ5が巻き取られている。キャリアテープ5は、供給リール21から巻き出され、試験に付された後に収容リール22に巻き取られる。供給リール21および収容リール22は、それぞれリールモータ21m,22mの駆動によって回転する。
供給リール21の下側には、供給側リミットローラ41、供給側スプロケット42および供給側ガイドローラ43が設けられており、供給リール21から巻き出されたキャリアテープ5は、供給側リミットローラ41の下側、供給側スプロケット42および供給側ガイドローラ43を経てプッシャユニット3に搬送される。
一方、収容リール22の下側には、収容側リミットローラ44、収容側スプロケット45および収容側ガイドローラ46が設けられており、試験に付された後のキャリアテープ5は、収容側ガイドローラ46、収容側スプロケット45および収容側リミットローラ44の下側を経て、収容リール22に巻き取られる。
図3に示すように、供給側におけるキャリアテープ5は、供給リール21と供給側スプロケット42との間であって、供給側リミットローラ41の下側において、垂下部50aが生じるように設けられている。また、収容側におけるキャリアテープ5は、収容リール21と収容側スプロケット45との間であって、収容側リミットローラ44の下側において、垂下部50bが生じるように設けられている。
供給側リミットローラ41の下側には、そのスペース上、できる限り垂下部50aが生じる得る限界位置の近傍に、垂下部50aの有無を検知する第1のセンサ51Aおよび第2のセンサ51Bが設けられている。具体的には、第1のセンサ51Aは、キャリアテープ5の垂下部50aの上下移動幅における上限の下側に設けられており、第2のセンサ51Bは、キャリアテープ5の垂下部50aの上下移動幅における下限の上側に設けられている。
また、収容側リミットローラ44の下側には、そのスペース上、できる限り垂下部50bが生じる得る限界位置の近傍に、垂下部50bの有無を検知する第3のセンサ52Aおよび第4のセンサ52Bが設けられている。具体的には、第3のセンサ52Aは、キャリアテープ5の垂下部50bの上下移動幅における上限の下側に設けられており、第4のセンサ52Bは、キャリアテープ5の垂下部50bの上下移動幅における下限の上側に設けられている。
キャリアテープ5の垂下部50aは、上記第1のセンサ51Aおよび第2のセンサ51Bの範囲内において、キャリアテープ5の垂下部50bは、上記第3のセンサ52Aおよび第4のセンサ52Bの範囲内において、キャリアテープ5のテンションに応じて上下に移動し、そのように上下移動することで、供給側スプロケット42と収容側スプロケット45との間におけるキャリアテープ5のテンションを一定に保ち、その間におけるキャリアテープ5のたるみや突っ張りを吸収する。
なお、供給側においてキャリアテープ5が突っ張り過ぎた場合には、キャリアテープ5の垂下部50aは供給側リミットローラ41に接触し、それにより供給側リミットローラ41が移動して、突っ張り検知センサが反応するようになっている。同様に、収容側においてキャリアテープ5が突っ張り過ぎた場合には、キャリアテープ5の垂下部50bは収容側リミットローラ44に接触し、それにより収容側リミットローラ44が移動して、突っ張り検知センサが反応するようになっている。
上記供給側ガイドローラ43と収容側ガイドローラ46との間には、第1の実施形態と同様のプッシャユニット3が設けられている。
本実施形態に係るTCPハンドラ2Aにおいては、キャリアテープ5の垂下部50aの上下移動の速度を測定し、その測定した速度に基づいて、リールモータ21mにより供給リール21の回転速度を制御する。
キャリアテープ5の垂下部50aの上下移動の速度の測定は、垂下部50aが第1のセンサ51Aと第2のセンサ51Bとの間を移動する時間を測定することにより行う。具体的には、垂下部50aの下方移動の速度の測定は、第1のセンサ51Aが垂下部50aを検知した時点から、第2のセンサ51Bが垂下部50aを検知した時点までの時間を測定することにより行う。また、垂下部50aの上方移動の速度の測定は、第2のセンサ51Bで検知していた垂下部50aが検知されなくなった時点から、第1のセンサ51Aで検知していた垂下部50aが検知されなくなった時点までの時間を測定することにより行う。
供給リール21に巻き取られているキャリアテープ5の量が多いときには、供給リール21から繰り出されるキャリアテープ5の搬送速度が速く、キャリアテープ5がたるみがちになり、このようなときには、垂下部50aの上下移動の速度が所定の速度よりも速くなる傾向がある。本実施形態では、垂下部50aの上下移動の速度が所定の速度よりも速いときには、当該上下移動の速度がなるべく一定になるように、供給リール21の回転速度を従前の速度よりも遅くする。遅くする速度は、固定的であってもよいし、垂下部50aの上下移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように供給リール21の回転速度を遅くすることで、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
一方、供給リール21に巻き取られているキャリアテープ5の量が少ないときには、供給リール21から繰り出されるキャリアテープ5の搬送速度が遅く、キャリアテープ5が突っ張りがちになり、このようなときに、垂下部50aの上下移動の速度が所定の速度よりも遅くなる傾向がある。本実施形態では、垂下部50aの上下移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、当該上下移動の速度がなるべく一定になるように、供給リール21の回転速度を従前の速度よりも速くする。速くする速度は、固定的であってもよいし、垂下部50aの上下移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように供給リール21の回転速度を速くすることで、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記のように供給リール21の回転速度を制御することにより、供給リール21に巻き取られているキャリアテープ5の量に関係なく、供給側スプロケット42とプッシャユニット3との間におけるキャリアテープ5のたるみや突っ張り、あるいはリールモータ21mの停止タイミングの遅れを防止しつつ、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができ、それにより、安定したキャリアテープ5の供給・収容動作を行うことができる。
また、本実施形態に係るTCPハンドラ2においては、キャリアテープ5の垂下部50bの上下移動の速度を測定し、その測定した速度に基づいて、リールモータ22mにより収容リール22の回転速度を制御する。
キャリアテープ5の垂下部50bの上下移動の速度の測定は、垂下部50bが第3のセンサ52Aと第4のセンサ52Bとの間を移動する時間を測定することにより行う。具体的には、垂下部50bの下方移動の速度の測定は、第3のセンサ52Aが垂下部50bを検知した時点から、第4のセンサ52Bが垂下部50bを検知した時点までの時間を測定することにより行う。また、垂下部50bの上方移動の速度の測定は、第4のセンサ52Bで検知していた垂下部50bが検知されなくなった時点から、第3のセンサ52Aで検知していた垂下部50bが検知されなくなった時点までの時間を測定することにより行う。
収容リール22に巻き取られているキャリアテープ5の量が少ないときには、収容リール22が巻き取るキャリアテープ5の搬送速度が遅く、キャリアテープ5がたるみがちになり、このようなときには、垂下部50bの上下移動の速度が所定の速度よりも遅くなる傾向がある。本実施形態では、垂下部50bの上下移動が所定の速度よりも遅いときには、当該上下移動の速度がなるべく一定になるように、収容リール22の回転速度を従前の速度よりも速くする。速くする速度は、固定的であってもよいし、垂下部50bの上下移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように収容リール22の回転速度を速くすることで、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
一方、収容リール22に巻き取られているキャリアテープ5の量が多いときには、収容リール22が巻き取るキャリアテープ5の搬送速度が速く、キャリアテープ5が突っ張りがちになり、このようなときには、垂下部50bの上下移動の速度が所定の速度よりも速くなる傾向がある。垂下部50bの上下移動の速度が所定の速度よりも速いときには、当該上下移動の速度がなるべく一定になるように、収容リール22の回転速度を従前の速度よりも遅くする。遅くする速度は、固定的であってもよいし、垂下部50bの上下移動の速度に応じて適宜変化させてもよい。このように収容リール22の回転速度を遅くすることで、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができる。
上記のように収容リール22の回転速度を制御することにより、収容リール22に巻き取られているキャリアテープ5の量に関係なく、プッシャユニット3と収容側スプロケット45との間におけるキャリアテープ5のたるみや突っ張り、あるいはリールモータ22mの停止タイミングの遅れを防止しつつ、キャリアテープ5の搬送速度を一定または一定に近い状態にすることができ、それにより、安定したキャリアテープ5の供給・収容動作を行うことができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明に係るTCPハンドリング装置は、安定したキャリアテープの供給・収容動作を行うのに有効である。
1,1A…TCP試験装置
2,2A…TCPハンドラ(TCPハンドリング装置)
21…供給リール
22…収容リール
24…供給側テンションローラ
24A…第1のセンサ
24B…第2のセンサ
25…収容側テンションローラ
25A…第3のセンサ
25B…第4のセンサ
42…供給側スプロケット
45…収容側スプロケット
5…キャリアテープ
50a,50b…垂下部
51A…第1のセンサ
51B…第2のセンサ
52A…第3のセンサ
52B…第4のセンサ
81…プローブ(測定部)
2,2A…TCPハンドラ(TCPハンドリング装置)
21…供給リール
22…収容リール
24…供給側テンションローラ
24A…第1のセンサ
24B…第2のセンサ
25…収容側テンションローラ
25A…第3のセンサ
25B…第4のセンサ
42…供給側スプロケット
45…収容側スプロケット
5…キャリアテープ
50a,50b…垂下部
51A…第1のセンサ
51B…第2のセンサ
52A…第3のセンサ
52B…第4のセンサ
81…プローブ(測定部)
Claims (13)
- TCPが複数形成されたキャリアテープを、供給リールから繰り出し、供給側テンションローラおよび収容側テンションローラを介して、収容リールに巻き取りつつ、前記供給側テンションローラおよび前記収容側テンションローラの間で前記キャリアテープ上のTCPを測定部に接触させて試験に付すTCPハンドリング装置であって、
前記供給側テンションローラおよび前記収容側テンションローラは、前記キャリアテープのテンションを調整するためにスライド移動可能となっており、
前記供給側テンションローラまたは前記収容側テンションローラのスライド移動の速度を測定し、
前記測定した速度に基づいて、前記供給リールまたは前記収容リールの回転速度を制御する
ことを特徴とするTCPハンドリング装置。 - 前記供給側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記供給側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記収容側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記収容側テンションローラのスライド移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記供給側テンションローラのスライド移動幅において、前記供給側テンションローラの移動可能範囲のリミットを検知する第1のセンサと第2のセンサとが設けられており、
前記供給側テンションローラのスライド移動の速度の測定は、前記供給側テンションローラが前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間を移動する時間を測定することにより行う
ことを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。 - 前記収容側テンションローラのスライド移動幅において、前記収容側テンションローラの移動可能範囲のリミットを検知する第1のセンサと第2のセンサとが設けられており、
前記収容側テンションローラのスライド移動の速度の測定は、前記収容側テンションローラが前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間を移動する時間を測定することにより行う
ことを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。 - TCPが複数形成されたキャリアテープを、供給リールから繰り出し、供給側スプロケットおよび収容側スプロケットを介して、収容リールに巻き取りつつ、前記供給側スプロケットおよび前記収容側スプロケットの間で前記キャリアテープ上のTCPを測定部に接触させて試験に付すTCPハンドリング装置であって、
前記キャリアテープは、前記供給リールと前記供給側スプロケットとの間および/または前記収容リールと前記収容側スプロケットとの間で、垂下部が生じるように設けられており、
前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度を測定し、
前記測定した速度に基づいて、前記供給リールまたは前記収容リールの回転速度を制御する
ことを特徴とするTCPハンドリング装置。 - 前記供給側テンションローラと前記供給側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることを特徴とする請求項8に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記供給側テンションローラと前記供給側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記供給リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項8に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記収容側テンションローラと前記収容側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも遅いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも速くすることを特徴とする請求項8に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記収容側テンションローラと前記収容側スプロケットとの間における前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度が所定の速度よりも速いときには、前記収容リールの回転速度を従前の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項8に記載のTCPハンドリング装置。
- 前記キャリアテープの垂下部を検知する第1のセンサと第2のセンサとが設けられており、
前記キャリアテープの垂下部の上下移動の速度の測定は、前記垂下部が前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間を移動する時間を測定することにより行う
ことを特徴とする請求項8に記載のTCPハンドリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007425A JP2011145226A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | Tcpハンドリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010007425A JP2011145226A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | Tcpハンドリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011145226A true JP2011145226A (ja) | 2011-07-28 |
Family
ID=44460204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010007425A Withdrawn JP2011145226A (ja) | 2010-01-15 | 2010-01-15 | Tcpハンドリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011145226A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017049193A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 大日本印刷株式会社 | 配線シートの電気検査装置および方法 |
-
2010
- 2010-01-15 JP JP2010007425A patent/JP2011145226A/ja not_active Withdrawn
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