JP2017049143A - メータ指針値確認装置及びプログラム - Google Patents

メータ指針値確認装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】指針値と累積値の整合性を1人で確認できるようにする。
【解決手段】計量メータ1の撮影画像から対象物の使用量を指す指針値を含むメータ情報を生成するメータ情報生成部12と、計量メータ1から発せられるパルス信号に基づき対象物の使用量の累積値を含む管理情報を取得する管理情報取得部11と、指針値と累積値の整合性を確認する検証部13と、検証結果を含む結果情報を生成する結果情報生成部14と、結果情報を出力する出力部15と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気、ガス、水道、熱量など(以後、「対象物」)に代表される計量メータの示す値(以後、「指針値」)と、計量メータの指針値を遠隔で監視する装置が保持している計量メータの示す値(以後、「累積値」)の整合性を確認する装置に関する。
対象物の使用量の検針には、アナログ式の計量メータが広く利用されている。計量メータは、単位使用量あたりに1パルスの電気信号を出力することができ、ビル監視システム(Building Automation System、以後、「BAS」)などの監視装置が、そのパルス信号を受信する。これにより、計量メータの設置場所にて指針値を目視で確認せずとも、監視装置に蓄積された累積値を参照することによって、指針値が示している対象物の使用量を利用・管理することができる。単位使用量あたりのパルス数は、メータ毎にパルス単位、例えば電気の場合は、“pulse/kWh”として定義されている。
本発明に関する先行例として、特許文献1では、メータを撮影し、撮影画像を解析し、指針値などを読み取り、読取結果を課金情報として利用するシステムが公開されている。
また、特許文献2では、対象物の需要家が読み取った指針値を、直近数か月間の使用量と比較して、読み取った指針値の正誤を判断するシステムが公開されている。
また、特許文献3では、撮影したメータ画像を、遠隔地の管理センタへ送付し、画像から数値を読み取るシステムが公開されている。
特開2008−147844号公報 特開2009−37279号公報 特開2013−61734号公報
監視装置で管理している累積値から得られる対象物の使用量を対象物の使用量として利用する場合、累積値から得られる対象物の使用量と、指針値から得られる対象物の使用量とが等しくなければならない。しかしながら、計量メータの故障・断線・交換や、監視装置へのパルス単位などの誤設定により、累積値及び指針値それぞれから得られる使用量が一致しなくなることがある。そのため、同一時刻の指針値と累積値を定期的に照合し、各値の整合性を確認する必要がある。監視装置は、通常、一定間隔毎の累積値と、現在の累積値しか保存していない。例えば、30分毎にしか累積値を保存していない。これは、保存可能なデータ量に限りがあり、演算リソースを効率的に利用するためである。一方、指針値は、常に増加し続けているため、従来、同一時刻の指針値と累積値の整合性を確認しようとすると、計量メータ側と監視装置側に作業者を一人ずつ配置し、累積値と指針値を、携帯電話等で読み合わせる必要があった。
特許文献1,3では、計量メータの撮影画像から指針値を読み取るものの、指針値と累積値の整合性を確認するためのシステムではない。また、特許文献2では、目視で読み取った指針値の妥当性を、過去の指針値から判定するためのシステムであって、指針値と累積値の整合性を確認するためのシステムではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、指針値と累積値の整合性を、1人で確認できるようにすることを目的とする。
本発明に係る計量メータ指針値確認装置は、計量メータの撮影時間情報、当該計量メータの撮影画像から読み取られた当該計量メータの識別情報、対象物の使用量を指す指針値、パルス定数及び表示倍率を少なくとも含むメータ情報を取得するメータ情報取得手段と、計量メータから発せられるパルス信号に基づいて監視装置が定周期的に算出した対象物の使用量の累積値、当該計量メータに設定されたパルス単位及び当該計量メータの識別情報を少なくとも含む管理情報を取得する管理情報取得手段と、前記メータ情報と、前記管理情報取得手段により取得された当該計量メータの管理情報のうち当該計量メータの撮影時間に最も近い時間に取得された管理情報と、を照合することで、指針値と累積値の整合性を検証する検証手段と、を有するものである。
また、前記管理情報取得手段は、指示に応じて当該指示により指定された時間に最も近い時間に算出された累積値を含む管理情報を取得し、前記検証手段は、指示に応じて前記管理情報取得手段により管理情報が取得された場合、その取得された管理情報とメータ情報とを照合することで、指針値と累積値の整合性を検証するものである。
また、前記メータ情報には、計量メータの撮影位置を示す位置情報が含まれており、計量メータが設置された施設の位置情報を含む施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、前記メータ情報を前記施設情報と照合することで、前記検証手段により指針値と累積値に整合性がないと判断された計量メータの設置場所を示す設置場所情報を作成する作成手段と、を有するものである。
また、測位手段を有し、前記作成手段は、現地点から、前記検証手段により指針値と累積値に整合性がないと判断された計量メータの設置場所までの移動を支援する移動情報を作成するものである。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、計量メータの撮影時間情報、当該計量メータの撮影画像から読み取られた当該計量メータの識別情報、対象物の使用量を指す指針値、パルス定数及び表示倍率を少なくとも含むメータ情報を取得するメータ情報取得手段、計量メータから発せられるパルス信号に基づいて監視装置が定周期的に算出した対象物の使用量の累積値、当該計量メータに設定されたパルス単位及び当該計量メータの識別情報を少なくとも含む管理情報を取得する管理情報取得手段、前記メータ情報と、前記管理情報取得手段により取得された当該計量メータの管理情報のうち当該計量メータの撮影時間に最も近い時間に取得された管理情報と、を照合することで、指針値と累積値の整合性を検証する検証手段、として機能させるものである。
本発明によれば、指針値と累積値の整合性を1人で確認できるようになり、作業が効率化される。
また、指針値と累積値の整合が取れない計量メータの設置位置を提示することができる。
また、指針値と累積値の整合が取れない計量メータの設置位置の移動に有用な情報を提示することができる。
本発明に係るメータ指針値確認装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。 本実施の形態におけるメータ指針値確認装置のハードウェア構成図である。 本実施の形態における管理情報記憶部に記憶される管理情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態におけるメータ情報記憶部に記憶されるメータ情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態における対応情報記憶部に記憶される対応情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態における結果情報記憶部に記憶される結果情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態における施設情報記憶部に記憶される施設情報のデータ構成の一例を示した図である。 本実施の形態における指針値確認処理を示したフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るメータ指針値確認装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。図1には、計量メータ1、監視装置2、カメラ3及び計量メータ指針値確認装置10が示されている。計量メータ1は、ビル等の施設に設置され、対象物の使用量を計量する。前述したように、対象物としては、電気、ガス、水道、熱量などがある。図1には、1台のみ図示したが、1又は複数の施設にそれぞれ1又は複数の計量メータ1が設置される。監視装置2は、各計量メータ1の監視、管理を行うための装置であり、サーバコンピュータ等により実現される。監視装置2は、計量メータ1を電気的に接続し、計量メータ1から発信されたパルス信号に基づき当該計量メータ1の対象物の使用量を監視する。カメラ3は、計量メータ1を撮影するために用いられる撮影手段である。カメラ3は、有線又は無線にて計量メータ指針値確認装置10と接続可能である。
計量メータ指針値確認装置10は、監視装置2から取得した管理情報及びカメラ3から取得した撮影画像に基づき得られるメータ情報に基づき計量メータ1の指針値が示す値の正当性を確認する。
図2は、本実施の形態における計量メータ指針値確認装置10を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態において計量メータ指針値確認装置10を形成するコンピュータは、パーソナルコンピュータ(PC)等の従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU31、ROM32、RAM33、ハードディスクドライブ(HDD)34、入力手段として設けられたマウス35とキーボード36、及び表示装置として設けられたディスプレイ37をそれぞれ接続する入出力コントローラ38、通信手段として設けられたネットワークコントローラ39、GPS(Global Positioning System)40を内部バス41に接続して構成される。
図1に戻り、本実施の形態における計量メータ指針値確認装置10は、管理情報取得部11、メータ情報生成部12、検証部13、結果情報生成部14、出力部15、測位部16、管理情報記憶部21、メータ情報記憶部22、対応情報記憶部23、結果情報記憶部24及び施設情報記憶部25を有している。なお、図1には、本実施の形態の説明に用いない構成要素については、図1から省略している。
管理情報取得部11は、計量メータ1から発せられるパルス信号に基づいて監視装置2が定周期的に算出した対象物の使用量の累積値、当該累積値の算出時間情報、当該計量メータに設定されたパルス単位及び当該計量メータの識別情報を少なくとも含む管理情報を取得し、管理情報記憶部21に保存する。メータ情報生成部12は、カメラ3から取得した撮影画像を画像処理することによって、計量メータの撮影時間情報、当該計量メータの撮影画像から読み取られた当該計量メータの識別情報、対象物の使用量を指す指針値、パルス定数及び表示倍率を少なくとも含むメータ情報を生成し、メータ情報記憶部22に保存する。なお、メータ情報に含まれる撮影時間情報は、撮影画像データに付加された時間情報や撮影画像データの受信日時等に基づき生成される。検証部13は、計量メータ1の指針値の正当性を確認するために当該計量メータ1のメータ情報と、管理情報取得部11により取得された当該計量メータの管理情報のうち当該計量メータの撮影時間に最も近い時間に取得された管理情報と、を照合することで、指針値と累積値の整合性を検証する。結果情報生成部14は、検証部13による検証結果を含む結果情報を生成する。出力部15は、その生成された結果情報を出力する。測位部16は、GPS40により実現され、計量メータ指針値確認装置10の現在位置を測位する。
図3は、本実施の形態における管理情報記憶部21に記憶される管理情報のデータ構成の一例を示した図である。管理情報には、計量メータ1毎に以下の情報が対応付けられている。管理番号とは、監視装置2が監視点(計量メータ1)を識別するための識別子であり、任意の数値とする。対象とは、計量メータの計測対象であり、電気、ガス、水道、熱量などが該当する。なお、電気、ガス、水道、熱量と記録するのではなく、A、Bなどの該当する記号で記録してもよい。単位とは、計測対象の単位であり、例えば、電気であればkWh、kWsなど、ガスであればm3など、水道であればm3など、熱量であればJ,MJが記録される。パルス単位とは、単位使用量あたりのパルス数を表し、数値で記録される。消費設備名称とは、計量メータ1の計測対象を消費している設備の名称であり、空調冷熱機器、照明などが記録される。なお、空調冷熱、照明と記録するのではなく、A,Bなどの該当する記号で記録してもよい。以上の項目値は、本実施の形態の動作前に予め設定されている必要がある。
累積値(i=1,2,3,・・・,n)には、各日時において計量メータ1から受信したパルスと、パルス単位を基に演算した対象物の使用量の累積値が設定される。累積値nは最新の累積値である。
図4は、本実施の形態におけるメータ情報記憶部22に記憶されるメータ情報のデータ構成の一例を示した図である。メータ情報には、メータ情報生成部12によりカメラ3から取得した画像データから、撮影時刻及び緯度・経度・標高・方位を除き図4に示した項目データが抽出され設定される。製造番号とは、計量メータ1の識別子である。パルス定数とは、単位使用量あたりのパルス数を表し、数値で記録される。表示倍率とは、乗率とも表現されるもので、計量メータ1の指針値に乗ずる倍率である。指針値とは、計量メータ1が示す値である。撮影時刻とは、カメラ3が計量メータ1を撮影した時刻であり、他の項目データとは異なり、画像データに付加されている日時情報又は撮影画像データの受信日時を用いる。緯度・経度・標高・方位とは、カメラ3が計量メータ1を撮影した位置ならびに方位であり、画像データに付加されている情報を用いる。製造元とは、計量メータ1の製造元である。
図5は、本実施の形態における対応情報記憶部23に記憶される対応情報のデータ構成の一例を示した図である。対応情報は、予め設定される情報であり、監視装置2の監視点の管理番号と、計量メータ1の製造番号とが対応付けられる。この対応情報を参照することで、管理情報とメータ情報とが対応付けられる。
図6は、本実施の形態における結果情報記憶部24に記憶される結果情報のデータ構成の一例を示した図である。結果情報には、検証部13による指針値と累積値の整合性の確認結果が含まれている。すなわち、図5に示したように、対応情報に整合性の確認結果が対応付けして設定される。
図7は、本実施の形態における施設情報記憶部25に記憶される施設情報のデータ構成の一例を示した図である。施設情報は、予め設定される情報である。建物番号とは、ビル等の施設の識別子であり、任意の数値とする。名称とは、施設の名称である。緯度・経度とは、ビルの建設位置であり、ビルの位置する緯度・経度である。緯度・経度は、代表点1つであってもよいし、施設の敷地の頂点を表す4点などであってもよい。平均階高とは、各階の高さの平均値である。平均階高の代わりに、各階の高さを全て記録してもよい。
計量メータ指針値確認装置10における各構成要素11〜16は、計量メータ指針値確認装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU31で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部21〜25は、計量メータ指針値確認装置10に搭載されたHDD34にて実現される。あるいは、RAM33又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における計量メータ指針値確認装置10が行う指針値確認処理について図8に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、管理情報取得部11は、監視装置2から各計量メータ1の管理情報を定周期的に取得する。例えば、1分間隔で取得する。そして、管理情報取得部11は、取得した管理情報で、当該計量メータ1に対応する管理情報を更新する。この処理は、後述する処理と非同期に実施される。
計量メータ指針値確認装置10が管理情報を定周期的に取得している間、計量メータ1の検針を行う作業者は、カメラ3で各計量メータ1を撮影する。作業者は、各施設を巡回しながら複数の計量メータ1を撮影してもよい。そして、作業者は、撮影後、事務所に戻るなどしてカメラ3を計量メータ指針値確認装置10に接続する。
ステップ102において、カメラ3が計量メータ指針値確認装置10に接続されると、メータ情報生成部12は、カメラ3から計量メータ1の撮影画像を取得する。
ステップ103において、メータ情報生成部12は、取得した撮影画像を画像処理し、また撮影画像の付加情報を解析することで図4に示したメータ情報の各項目データを抽出し、それらの項目データを組にしてメータ情報を生成し、メータ情報記憶部22に保存する。以上の処理を撮影画像(計量メータ1)毎に実施する。
ステップ104において、検証部13は、ステップ103により生成されたメータ情報毎に以下の処理を行う。まず、検証部13は、対応情報を参照して、メータ情報に対応する管理情報を特定することで、メータ情報と管理情報とを関連付ける。続いて、検証部13は、関連付けたメータ情報と管理情報とを照合し、{指針値、パルス定数、表示倍率}と{累積値、パルス単位}の整合が取れているか判定する。例えば、製造番号101のメータ情報と管理番号1の管理情報とを照合すると、{指針値=1、パルス定数=1、表示倍率=10}であれば、[パルス単位=1、現累積値10]と同じ内容を示しているので、整合が取れているものと判定する。なお、「現累積値」というのは、最新の累積値nのことをいう。
ところで、計量メータ1が撮影されてからある程度の時間(少なくとも管理情報の取得周期である1分以上)が経過した後に、計量メータ指針値確認装置10が撮影画像を取得する場合、管理情報取得部11によって管理情報の現累積値が更新されてしまう場合もあり得る。そこで、検証部13は、現累積値と無条件に照合するのではなく、メータ情報に含まれる画像の撮影時刻に最も近い時刻の累積値を照合するのが適切である。また、累積値は、管理情報取得部11によって例えば1分周期で収集されているため、画像の撮影時刻と累積値の取得時刻とが秒単位で一致するとは限らない。そこで、本実施の形態では、画像の撮影時刻に最も近い時刻の累積値と照合するようにした。しかしながら、画像の撮影時刻の累積値を、前後の累積値から線形補完などで推定し、推定された累積値と照合するようにしてもよい。
ステップ105において、結果情報生成部14は、検証部13による検証の結果を受けると、図6に例示したような結果情報を生成し、結果情報記憶部24に保存する。そして、出力部15は、その結果情報を結果情報記憶部24から取り出し、規定の方法で出力する。例えば、ディスプレイ37に表示したり、ネットワークコントローラ29経由で外部の装置へ送信したりしてもよい。
本実施の形態によれば、以上のようにして計量メータ1の指針値と、計量メータ1が発するパルス信号から得られる累積値と、を照合することで、指針値と累積値の整合性を確認することができる。特に、本実施の形態においては、上記確認処理を1人の作業者で行うことができる。
ところで、メータ情報から得られる{指針値、パルス定数、表示倍率}と管理情報から得られる{累積値、パルス単位}との整合性が取れていないと判定された計量メータ1については、計量メータ1の故障・断線・交換や、監視装置2のパルス単位などの誤設定などが疑われるため、作業者は、該当する計量メータ1の状態を確認する必要がある。同じ施設の中に多量の計量メータ1が存在すると、管理番号や製造番号からでは、施設内のどの計量メータ1であるか、特定に時間がかかる。そこで、結果情報生成部14は、検証部13で整合が取れていないと判定された計量メータ1について、その計量メータ1の設置場所を示す設置場所情報を結果情報に追加してもよい。例えば、図7に示した施設情報と、図4に示したメータ情報の緯度・経度からその計量メータ1が設置された施設を特定する。更に、施設情報の階高と、メータ情報の標高から、計量メータ1の設置階床を特定する。メータ情報の方位および製造元から、計量メータ1の東西南北などの向きと、計量メータ1の製造元を特定する。
更に、本実施の形態では、カメラ3にGPS機能が搭載されている場合にはそのGPSにより、また作業者がカメラ3と共に計量メータ指針値確認装置10を持ち歩く場合はGPS又は測位部16により計量メータ指針値確認装置10の現在位置(緯度・経度・標高)を特定できるので、結果情報生成部14は、その計量メータ1の設置場所までの移動を支援する移動情報として、計量メータ指針値確認装置10を持ち歩く作業者の現在位置と、計量メータ1の設置位置(緯度・経度・標高)から、作業者が移動すべき方向(東西南北、上下)を示す情報を生成して、結果情報に追加してもよい。
これにより、計量メータ1の設置位置を熟知していない作業者でも計量メータ1の特定が容易になり、作業者の流動性が向上する。また、計量メータ特定のための時間が短縮され、作業効率が向上する。
ところで、本実施の形態における管理情報取得部11は、監視装置2から定周期的(上記例では1分)に管理情報を取得すると説明した。ただ、管理情報取得部11は、この管理情報の取得とは別に、あるいはこの定周期的な管理情報の取得を行わずに、ユーザからの日時が指定された指示に応じて、監視装置2に管理されている管理情報の、累積値が算出された時間情報を参照して、その指定日時に最も近い管理情報(同値の管理情報があればその管理情報)を取得してもよい。例えば、作業者は、計量メータ指針値確認装置10を持ち歩いており、また、計量メータ指針値確認装置10が監視装置2と無線通信が可能な状態であるときに、作業者は、計量メータ1を撮影した時点でディスプレイ37に表示された所定の入力画面から日時を指定する。なお、ユーザに指定させずに撮影画像から撮影時刻を特定するようにしてもよい。管理情報取得部11は、この時間が指定された指示に応じて上記の通り管理情報を取得する。
これにより、計量メータ指針値確認装置10は、指定日時の管理情報のみを監視装置2から取得するようにすれば、計量メータ指針値確認装置10の記憶容量(管理情報記憶部21の容量)などのリソースを低減できる。
なお、本実施の形態においては、図1に示すように計量メータ指針値確認装置10を構成したが、図1に示した全ての構成要素を計量メータ指針値確認装置10に持たせる必要はない。例えば、管理情報取得部11及び管理情報記憶部21を監視装置2若しくは他の装置に持たせ、計量メータ指針値確認装置10は、検証部13における検証に必要な管理情報のみを取得するように構成してもよい。また、メータ情報生成部12及びメータ情報記憶部22を他の装置に持たせ、計量メータ指針値確認装置10は、検証部13における検証に必要なメータ情報のみを取得するように構成してもよい。また、本実施の形態における計量メータ指針値確認装置10を、例えば監視装置2に組み込むよう構成してもよい。
1 計量メータ、2 監視装置、3 カメラ、10 計量メータ指針値確認装置、11 管理情報取得部、12 メータ情報生成部、13 検証部、14 結果情報生成部、15 出力部、16 測位部、21 管理情報記憶部、22 メータ情報記憶部、23 対応情報記憶部、24 結果情報記憶部、25 施設情報記憶部、31 CPU、32 ROM、33 RAM、34 ハードディスクドライブ(HDD)、35 マウス、36 キーボード、37 ディスプレイ、38 入出力コントローラ、39 ネットワークコントローラ、40 GPS、41 内部バス。

Claims (5)

  1. 計量メータの撮影時間情報、当該計量メータの撮影画像から読み取られた当該計量メータの識別情報、対象物の使用量を指す指針値、パルス定数及び表示倍率を少なくとも含むメータ情報を取得するメータ情報取得手段と、
    計量メータから発せられるパルス信号に基づいて監視装置が定周期的に算出した対象物の使用量の累積値、当該計量メータに設定されたパルス単位及び当該計量メータの識別情報を少なくとも含む管理情報を取得する管理情報取得手段と、
    前記メータ情報と、前記管理情報取得手段により取得された当該計量メータの管理情報のうち当該計量メータの撮影時間に最も近い時間に取得された管理情報と、を照合することで、指針値と累積値の整合性を検証する検証手段と、
    を有することを特徴とする計量メータ指針値確認装置。
  2. 前記管理情報取得手段は、指示に応じて当該指示により指定された時間に最も近い時間に算出された累積値を含む管理情報を取得し、
    前記検証手段は、指示に応じて前記管理情報取得手段により管理情報が取得された場合、その取得された管理情報とメータ情報とを照合することで、指針値と累積値の整合性を検証することを特徴とする請求項1に記載の計量メータ指針値確認装置。
  3. 前記メータ情報には、計量メータの撮影位置を示す位置情報が含まれており、
    計量メータが設置された施設の位置情報を含む施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
    前記メータ情報を前記施設情報と照合することで、前記検証手段により指針値と累積値に整合性がないと判断された計量メータの設置場所を示す設置場所情報を作成する作成手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の計量メータ指針値確認装置。
  4. 測位手段を有し、
    前記作成手段は、現地点から、前記検証手段により指針値と累積値に整合性がないと判断された計量メータの設置場所までの移動を支援する移動情報を作成することを特徴とする請求項3に記載の計量メータ指針値確認装置。
  5. コンピュータを、
    計量メータの撮影時間情報、当該計量メータの撮影画像から読み取られた当該計量メータの識別情報、対象物の使用量を指す指針値、パルス定数及び表示倍率を少なくとも含むメータ情報を取得するメータ情報取得手段、
    計量メータから発せられるパルス信号に基づいて監視装置が定周期的に算出した対象物の使用量の累積値、当該計量メータに設定されたパルス単位及び当該計量メータの識別情報を少なくとも含む管理情報を取得する管理情報取得手段、
    前記メータ情報と、前記管理情報取得手段により取得された当該計量メータの管理情報のうち当該計量メータの撮影時間に最も近い時間に取得された管理情報と、を照合することで、指針値と累積値の整合性を検証する検証手段、
    として機能させるためのプログラム。
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