JP4719282B2 - モニタリングサーバ - Google Patents

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Description

この発明は、特定の対象物の存在証明を行うモニタリングサーバであって、特に対象物の位置情報を補正することを特徴とするものである。
最近、特定な対象物がどこで(位置)、いつ(時間)存在していたかを証明するシステムとして、位置時間証明情報提供サービス(以下、「証明サービス」と言う)というものが普及し始めている。この証明サービスは、位置情報をGPS(Global positioning system)衛星から取得するGPS測位情報で特定し、時間情報をその「時間を証明する情報」で特定する。「時間を証明する情報」とは、例えば、証明する時間の気象データやその時間に放映されているテレビ映像画面等である。
この証明サービスを利用することにより、どこでいつ存在したのかの証明(対象物の存在証明)、どこでいつ採れたかの証明(食品のトレーサビリティ、収穫・生産証明)、どこでいつ実施したかの証明(作業管理・行動管理、配達証明)、どこでいつ受け渡したかの証明(廃棄物管理、入退場管理)等を実現することができる。
ところで、証明サービスで利用されているGPSの測位方法は、GPS衛星から送信される情報を1台の受信機で受信する「単独測位」と呼ばれる方法である。単独測位は、自動車等のナビゲーションシステムでも利用されている方法である。ところが、この単独測位によると、数10mの誤差が生じるときがある。これは、GPS衛星側の発信時間と受信機側の受信時間の差や、大気圏に信号が伝達するときに伝達速度がわずかに遅れることなどに起因するものである。
証明サービスとして、位置情報を証明するとき、この数10mの誤差が障害となる場合がある。例えば、どこでいつ存在したのか証明することにより、対象物の存在証明を行うとき、複数の対象物が数m間隔で隣り合って存在した場合、証明する対象物がどれかを特定することが難しい。また複数の対象物が特定数あることを証明したいとき、存在位置の誤差により、存在する数の特定が難しい。
特許文献1(特開2006−155512号公報)には、警備員の巡回警備を支援する目的として、警備員が保持する情報端末装置でGPSにより、巡回場所の位置情報を取得するが、GPS衛星側の状況により位置情報が取得できない場合は、ビル、工場、機器等に貼付されているタグから位置情報を取得する方法が開示されている。
ところが特許文献1の方法によると、GPS衛星から取得した位置情報を補正することができないため、位置情報は数10mの誤差を含んでいることになる。
特開2006−155512号公報
この発明は、GPSにより取得した位置情報を補正し、対象物の存在証明を行うことを課題とする。
本発明に係るモニタリングサーバは、位置時間情報IDに対応して、対象物の位置情報、時間情報および上記対象物の写真データを記憶し、上記位置時間情報IDに対応する位置時間情報を提供する位置時間情報提供サーバと携帯端末とにネットワーク接続された、モニタリングサーバであって、対象物の対象物IDと、上記位置時間情報提供サーバが生成した位置時間情報IDと、位置情報と、モニタリングした時間情報とを含む報告書情報ファイルと、上記携帯端末から上記携帯端末が読み込んだ対象物を特定するタグに記憶された対象物IDと、上記位置時間情報IDと、この位置時間情報IDと対応し上記タグの位置情報である第1の位置情報を含むタグ情報とを受信し、受信した位置時間情報IDに基づき、上記位置時間情報提供サーバにこの位置時間情報IDに対応する位置時間情報を要求し、第2の位置情報を含む上記位置時間情報を上記位置時間情報提供サーバから受信する通信手段と、上記対象物IDと対応付けて、上記位置時間情報IDと、上記タグ情報と、上記位置時間情報とを記憶装置に記憶する記憶手段と、上記タグ情報に含まれる第1の位置情報と、上記位置時間情報に含まれる第2の位置情報とを比較し、第1の位置情報と第2の位置情報との差異が予め設定された設定値以下であり、かつ上記記憶装置に記憶された上記対象物IDと記憶された対象物IDが同一で、上記時間情報が直近のレコードを上記報告書情報ファイルから参照して、該当レコードの位置情報と上記記憶装置に記憶された上記第1の位置情報が同一であると判定したときは、上記第2の位置情報を上記第1の位置情報に置き換え、上記位置時間情報の位置を補正する位置補正手段と、上記記憶装置に記憶された上記対象物ID、上記位置時間情報IDおよび上記位置補正手段により補正された位置時間情報を1レコードとして上記報告書情報ファイルに記憶し、上記対象物が所定の位置に所定の時間に存在していることを示す報告書情報を生成する情報生成手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係るモニタリングサーバは、位置時間情報IDに対応して、対象物の位置情報、時間情報および上記対象物の写真データを記憶し、上記位置時間情報IDに対応する位置時間情報を提供する位置時間情報提供サーバと携帯端末とにネットワーク接続された、モニタリングサーバであって、対象物の対象物IDと、上記位置時間情報提供サーバが生成した位置時間情報IDと、位置情報と、モニタリングした時間情報とを含む報告書情報ファイルと、調査員IDと、調査員氏名と、調査員が所持している上記携帯端末の携帯番号とを含む調査員ファイルと、顧客IDと、顧客氏名と、対象物IDと、対象物名称とを含む顧客ファイルと上記対象物IDに対応して、次回モニタリング予定日と、予定調査員IDとを含むスケジュールファイルと、上記調査員ファイル、顧客ファイルおよびスケジュールファイルを参照し、上記次回モニタリング予定日に対して、予め設定された時間前になったと判断したときに、上記携帯番号に対応する上記携帯端末に対して、上記対象物IDおよび対象物名称の情報を送信し、上記携帯端末から上記携帯端末が読み込んだ対象物を特定するタグに記憶された対象物IDと、上記位置時間情報IDと、この位置時間情報IDと対応し上記タグの位置情報である第1の位置情報を含むタグ情報とを受信し、受信した位置時間情報IDに基づき、上記位置時間情報提供サーバにこの位置時間情報IDに対応する位置時間情報を要求し、第2の位置情報を含む上記位置時間情報を上記位置時間情報提供サーバから受信する通信手段と、上記対象物IDと対応付けて、上記位置時間情報IDと、上記タグ情報と、上記位置時間情報とを記憶装置に記憶する記憶手段と、上記タグ情報に含まれる第1の位置情報と、上記位置時間情報に含まれる第2の位置情報とを比較し、第1の位置情報と第2の位置情報との差異が予め設定された設定値以下であり、かつ上記記憶装置に記憶された上記対象物IDと記憶された対象物IDが同一で、上記時間情報が直近のレコードを上記報告書情報ファイルから参照して、該当レコードの位置情報と上記記憶装置に記憶された上記第1の位置情報が同一であると判定したときは、上記第2の位置情報を上記第1の位置情報に置き換え、上記位置時間情報の位置を補正する位置補正手段と、上記記憶装置に記憶された上記対象物ID、上記位置時間情報IDおよび上記位置補正手段により補正された位置時間情報を1レコードとして上記報告書情報ファイルに記憶し、上記対象物が所定の位置に所定の時間に存在していることを示す報告書情報を生成する情報生成手段とを備えたことを特徴とするものである。
また上記通信手段は、上記携帯端末から情報を受信するとき、上記携帯端末の携帯番を合わせて受信し、上記情報生成手段は、上記携帯番号に基づき、上記調査員ファイルを参照し、調査員氏名を特定し、さらに、上記対象物IDに基づき、上記顧客ファイルを参照し、顧客氏名と対象物名称とを特定し、上記報告書情報を生成するときに、上記調査員氏名、顧客氏名および対象物名称を報告書情報に含むことを特徴とするものである。
また上記タグ情報には、上記携帯端末が対象物を特定するタグを読み込んだ直近の時間情報が含まれ、上記通信手段は、上記携帯端末からタグ情報として上記直近の時間情報を合わせて受信し、上記位置補正手段は、上記記憶装置に記憶された上記対象物IDと記憶された対象物IDが同一のレコードを上記報告書情報ファイルから参照するとき、上記対象物IDが同一で、かつ上記時間情報が上記直近の時間情報と少なくとも日にちが同日のレコードを参照することを特徴とするものである。
また上記情報生成手段は、上記報告書情報ファイルに記憶されている位置情報に基づき、上記対象物の存在場所を地図上の点として、報告書情報を生成することを特徴とするものである。
また上記通信手段は、上記位置時間情報提供サーバから位置時間情報を受信するとき、上記対象物の写真データを合わせて受信し、上記情報生成手段は上記報告書ファイルに上記対象物の写真データを合わせて記憶し、報告書情報を生成するときに写真データを報告書情報に含むことを特徴とするものである。
また上記モニタリングサーバは、さらに、調査員ID、調査員氏名、調査員が所持している上記携帯電話の携帯番号を含む調査員ファイルと、顧客ID、顧客氏名、対象物ID、対象物名称を含む顧客ファイルとを備え、上記通信手段は、上記携帯端末から情報を受信するとき、上記携帯端末の携帯番号を合わせて受信し、上記情報生成手段は、上記携帯番号に基づき、上記調査員ファイルを参照し、調査員氏名を特定し、さらに、上記対象物IDに基づき、上記顧客ファイルを参照し、顧客氏名と対象物名称とを特定し、上記報告書情報を生成するときに、上記調査員氏名、顧客氏名および対象物名称を報告書情報に含むことを特徴とするものである。
この発明のモニタリングサーバによると、GPSにより取得した位置情報が誤差を含んでいる場合でも、より誤差がすくない位置情報に補正して、存在証明を行うことができる。
実施の形態1におけるシステム構成図である。 実施の形態1におけるシステム構成図について、詳細を示した図である。 実施の形態1における処理の全体の流れを示したフローチャートである。 実施の形態1における処理の流れを示したフローチャートである。 実施の形態1における処理の流れを示したフローチャートである。 実施の形態1における処理の流れを示したフローチャートである。 実施の形態1における処理の流れを示したフローチャートである。 位置時間情報ファイル34の構成を示した図である。 対象物に貼付されたタグに記憶されているタグ情報の一例を示すものである。 報告書情報ファイル16の構成を示した図である。 調査員ファイル17の構成を示した図である。 顧客ファイル18の構成を示した図である。 出力手段15が出力する報告書の一例を示した図である。 モニタリングサーバ100、位置時間情報提供サーバ300のハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態2におけるシステム構成図について、詳細を示した図である。 スケジュールファイル19の構成を示した図である。 実施の形態3における処理の流れを示したフローチャートである。 実施の形態3における処理の流れを示したフローチャートである。
実施の形態1.
本実施の形態は、証明サービスを利用して対象物の存在証明(どこでいつ存在したのかの証明)を実現するシステムについて、説明する。なお存在証明を行う対象物には、タグ(図示せず)が貼付されていて、調査員は後述する携帯端末200を用いて、タグの情報を読み込むものとする。このときタグは、RFID(Radio Frequency Identification)、バーコード、二次元コード、QRコード(登録商標)等、対象物に貼付できるものであれば、どのようなものでもかまわない。
図1は、本実施の形態におけるシステム構成図である。図1に示すように、位置時間証明情報提供システム500は、モニタリングサーバ100、携帯端末200、位置時間情報提供サーバ300がネットワーク400により接続されている。位置時間証明情報提供システム500に含まれるモニタリングサーバ100は、対象物の存在証明をモニタリングする企業等に設置されているものであり、報告書情報を生成する担当者により、定期的に報告書情報の生成処理がなされる。
図1では、簡略化のため、携帯端末200を1台のみ記載しているが、複数台の携帯端末200を本システムに接続することが可能である。携帯端末200は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)(登録商標)、PDA(Personal Digital Assistance)(登録商標)等で構成でき、対象物が存在する場所で対象物の存在証明を行う調査員が所持しているものである。
図2は、図1で示したシステム構成図について、詳細を示した図である。位置時間証明情報提供システム500に含まれるモニタリングサーバ100において、報告書情報ファイル16は、対象物の対象物IDと、位置時間情報提供サーバ300が生成した位置時間情報IDと、位置情報と、モニタリングした時間情報とを含むファイルであり、調査員ファイル17は、調査員IDと、調査員氏名と、調査員が所持している携帯端末200の携帯番号とを含むファイルであり、顧客ファイル18は、顧客IDと、顧客氏名と、対象物IDと、対象物名称とを含むファイルである。これらのファイルは、記憶手段11により後述する記憶装置920に記憶される。なお「〜ID(identifier)」は、それぞれの情報を一意に定めるコードであり、例えば対象物IDは、対象物を一意に定めるためのコードである。
通信手段10は、ネットワーク400を介して、位置時間情報提供サーバ300、携帯端末200とデータのやりとりを行う。調査員が対象物に貼付されたタグのタグ情報を、携帯端末200から読み取ると、通信手段10は、携帯端末200から携帯端末200が読み込んだ対象物を特定するタグに記憶された対象物IDと、位置時間情報IDと、この位置時間情報IDと対応しタグの位置情報である第1の位置情報を含むタグ情報とを受信する。また、携帯端末200から受信した位置時間情報IDに基づき、位置時間情報提供サーバ300にこの位置時間情報IDに対応する位置時間情報を要求し、位置時間情報提供サーバ300から位置時間情報提供サーバ300から提供する位置情報(第2の位置情報)を含む「位置時間情報」を受信する。なお、「位置時間情報」とは、所定の位置時間情報IDに対応する、位置情報と時間情報とのことを示す。
記憶手段11は、前述したように各ファイルを記憶装置920に記憶する。また通信手段10が受信した情報に基づき、対象物IDと対応付けて、位置時間情報IDと、タグ情報に記憶された位置情報(第1の位置情報)を含むタグ情報と、位置時間情報とを記憶装置920に記憶する。
位置補正手段12は、タグ情報に含まれる第1の位置情報と、位置時間情報に含まれる第2の位置情報とを比較し、第1の位置情報と第2の位置情報との差異が予め設定された設定値以下であり、かつ記憶装置920に記憶された対象物IDと記憶された対象物IDが同一で、時間情報が直近のレコードを報告書情報ファイル16から参照して、該当レコードの位置情報と記憶装置920に記憶された第1の位置情報が同一であると判定したときは、第2の位置情報を第1の位置情報に置き換え、位置時間情報の位置を補正する。
つまり前述したように、GPSの測位に基づく第2の位置情報は数10mの誤差を含む可能性があるため、第1の位置情報により補正する。その補正処理に当たって、補正するかどうかの判定のために、閾値(誤差の閾値)をある設定値とする。第1の位置情報と第2の位置情報の差異がその設定値以下であれば、第2の位置情報を第1の位置情報に置き換え、GPSの測位に基づく位置情報を補正する。ただしこの補正処理を行う前に、タグから特定される対象物が過去のモニタリング情報で特定される対象物と同一であることを確認する必要がある。そのため、報告書情報ファイル16を参照して、タグから特定されている対象物IDと同一の対象物IDが記憶されているレコードを特定し、さらにその1以上のレコードの中で、直近のモニタリングレコード(時間情報が一番新しいレコード)を特定し、該当のレコードの位置情報と記憶装置920に記憶された第1の位置情報が同一かどうかを判定する。判定の結果、同一となったときに、第2の位置情報を第1の位置情報に置き換える。同一でないと判定したときは、タグ情報が書き換えられていたり、またはタグ情報が正常に読み取れていない可能性があるため、担当者に対して警告メッセージと再度のモニタリング指示を出力する。なお、報告書情報ファイル16を参照したときに、特定されている対象物IDと同一の対象物IDが記憶されているレコードが特定できないときは、過去のモニタリング情報がないと判定し、報告書情報ファイル16との整合性確認処理は行わず、第2の位置情報を第1の位置情報に置き換える。
また、第1の位置情報と第2の位置情報との差異がその設定値より大きい場合は、GPS測位情報または読み込んだタグ情報が適切なものではないと判断し、担当者に対して警告メッセージと再度のモニタリング指示を出力する。なお閾値に基づく判定の仕方は、このように閾値以下は正常動作と判断し補正処理を行い、閾値より大きいときはエラー処理と判断してもよいし、閾値より小さいときは正常動作と判断し補正処理を行い、閾値以上のときはエラー処理と判断するように構成することもできる。
たとえば、閾値を35mとし、35m以下が正常動作、35mより大きい場合はエラー処理と判断する処理について説明する。このとき2点の差異が35m以下であり、報告書情報ファイル16との整合性確認でも正常であることを確認できたときは、正常動作範囲内の誤差であるので、GPS測位位置(第2の位置情報)にタグ情報の位置情報(第1の位置情報)を上書きする。また2点の差異が35mより大きいとき、または報告書情報ファイル16との整合性確認で位置情報が不一致になったときは、エラー処理と判断する。
情報生成手段13は、記憶装置920に記憶された対象物ID、位置時間情報IDおよび位置補正手段12により補正された位置時間情報を1レコードとして報告書情報ファイル16に記憶する。
表示手段14は、報告書情報ファイル16を参照して、報告書情報を後述する表示装置901に表示する。また出力手段15は、報告書情報ファイル16を参照して、報告書情報を後述するプリンタ装置906に表示する。表示手段14および出力手段15により、担当者は対象物が所定の位置に所定の時間に存在していることを示す報告書情報を把握することができる。
位置時間証明情報提供システム500に含まれる携帯端末200は、前述したように調査員が、対象物が存在する現地に赴くときに保持していくものである。携帯端末200において、位置取得手段20は、GPS衛星(図示せず)から携帯端末200が存在する位置情報を取得するものであり、撮影手段21は、携帯端末200に内蔵されたカメラ(図示せず)を用いて対象物を撮影する。読取手段22は、携帯端末200に内蔵されたリーダ(図示せず)を用いて対象物に貼付されたタグからタグ情報を読み取る。前述したようにタグは各種コードで構成できるが、リーダはタグに対応してタグ情報を読み取れる機器で構成される。
処理手段23は、撮影手段21が撮影した写真データと読取手段22が読み取ったタグ情報を紐付け、記憶装置(図示せず)に記憶したり、携帯端末200における処理を制御する。表示手段24は、処理手段23の処理状況を表示画面(図示せず)に表示し、通信手段25は、ネットワーク400を介して、モニタリングサーバ100、位置時間情報提供サーバ300とデータのやりとりを行う。
位置時間証明情報提供システム500に含まれる位置時間情報提供サーバ300において、位置時間情報ファイル34は、位置時間情報IDに対応して、対象物の位置情報、時間情報、時間を証明する情報(気象画像)および対象物の写真データを記憶するファイルであり、通信手段30は、ネットワーク400を介して、モニタリングサーバ100、携帯端末200とデータのやりとりを行う。処理手段31は、位置時間情報提供サーバ300が行う位置時間情報提供処理を制御するものであり、記憶手段32は記憶装置920に位置時間情報ファイル34を記憶する。位置時間情報ID生成手段33は、位置情報、「時間を証明する情報」、時間情報に基づき、単一の位置時間情報IDを生成する。なお本実施の形態において、「時間を証明する情報」を気象衛星(図示せず)から取得した該当時間の気象画像(例えば、日本の上空の気象画像)であるとするが、その他該当の時間が証明できる情報であれば特に限定しない。
図3は、本実施の形態における処理の全体の流れを示したフローチャートである。処理を開始し、携帯端末200は位置情報と対象物の写真データとを取得し、これらの情報を位置時間情報提供サーバ300に送信する(ステップS1)。位置時間情報提供サーバ300は、携帯端末200から送信された情報を受け取り、受信時刻に基づき、時刻データと気象画像とを取得し、受信した位置情報と、取得した情報とから位置時間情報IDを生成し、この位置時間情報IDを携帯端末200に返信する(ステップS2)。携帯端末200では、対象物に貼付されたタグを読み込み、受信した位置時間情報IDと読み込んだタグ情報とをモニタリングサーバ100へ送信する(ステップS3)。
モニタリングサーバ100では、受信した位置時間情報IDとタグ情報とに基づき、位置時間情報IDに対応する位置時間情報、写真データを位置時間情報提供サーバ300に要求し、位置時間情報提供サーバ300では該当する位置情報と写真データとを特定し、モニタリングサーバ100に返送する。モニタリングサーバ100では、位置時間情報提供サーバ300から送信された位置情報とタグ情報の位置情報とを比較し、必要に応じて、補正処理を行う(ステップS4)。その後、モニタリングサーバ100において、報告書情報を生成、表示/印刷し(ステップS5)、処理を終了する。
以降、図4〜図7を用いて、図3の処理の詳細について説明するが、先に図8〜図14を用いて、ファイル構成および報告書の一例について、説明する。図8から図13の示したファイル構成で、横1行をレコードと呼ぶ。
図8は、位置時間情報ファイル34の構成を示した図である。図8に示すように、位置時間情報IDに対応して、対象物の位置情報、時間情報、気象画像、対象物写真データおよび携帯端末200の携帯番号が項目として記憶されている。位置情報は、緯度/経度で示した例を表しているが、それ以外の形式でもGPS測位の結果として位置情報が一意に定められる情報であれば、特に限定しない。また、時間情報はタイムスタンプサーバ(図示せず)から取得した時間データで、例えば「2009:01:10:10:00:01」というように「年(4桁):月(2桁):日(2桁):時(2桁):分(2桁):秒(2桁)」という形式で時間データを保持している。「2009:01:10:10:00:01」は、「2009年1月10日10時00分01秒」であることを示している。時間データの形式は、特にこの例には限定されない。
気象画像および対象物写真データは、画像データそのものを位置時間情報ファイル34内に保持してもいいし、別ファイルに保存し、別ファイルに紐付けられる情報を、気象画像および対象物写真データの項目に記憶するように構成してもよい。
図9は、対象物に貼付されたタグに記憶されているタグ情報の一例を示すものである。タグIDに対応して、位置情報、対象物ID、前回の測定日時が記憶されている。タグIDは、タグを一意に定めるコードであり、予めタグに記憶されているコードを用いてもよいし、新たに構成してもよい。位置情報は、緯度/経度で示した例を表しているが、位置が特定できる情報であれば特に限定しない。また対象物IDは、対象物を一意に定めることができるIDであり、位置情報と対象物IDとは、対象物のモニタリングを開始する前にタグに記憶され、そのタグが対象物に貼付される。前回の測定日時情報は、モニタリングしたタイミングで携帯端末200により記憶される。
タグ情報1では、タグ情報がR001、位置情報が「35度39分30.450秒,139度44分43.22秒」、対象物IDがA123、「前回の測定日時」が2008/10/15 13:15:00であることを示し、タグ情報2では、タグ情報がR234、位置情報が「35度39分31.005秒,139度44分43.00秒」、対象物IDがA234、「前回の測定日時」が2008/10/15 13:20:50であることを示している。なお「前回の測定日時」は、本実施の形態では用いず、実施の形態3で説明する。
なお対象物のモニタリングを開始する前に、モニタリングサーバ100の操作担当者等により、タグには位置情報と対象物IDとが記憶される。対象物がどこに存在するか、どこに設定するかは、モニタリングする前に、地図(紙の地図、コンピュータに記憶された地図情報を含む)上にて決められているとする。このとき位置情報は、例えば周知技術のコンピュータの表示装置に表示された地図上の1点を選択すると、その場所の緯度/経度が算出されるアプリケーションソフトウェアを用いて取得し、担当者によりその取得した緯度/経度がタグに書き込まれる。
図10は、報告書情報ファイル16の構成を示した図である。図10に示すように、報告書情報ファイル16には報告書を作成するために必要な情報が蓄積されている。対象物IDに対応して、位置時間情報ID、位置情報、時間情報、対象物写真データおよび携帯端末200の携帯番号が項目として記憶されている。対象物ID、位置時間情報IDおよび携帯番号は、携帯端末200から受け渡される情報であり、時間情報および対象物写真データは、位置時間情報提供サーバ300から受け渡される情報である。また位置情報は、位置時間情報提供サーバ300から受け渡された位置情報を位置補正手段12により補正されたものである。位置情報と、時間情報の形式は、図8を用いて説明した、位置時間情報ファイル34の項目の形式と同一であり、詳細は前述したとおりである。対象物写真データは、画像データそのものを報告書情報ファイル16内に保持してもいいし、別ファイルに保存し、別ファイルに紐付けられる情報を、気象画像および対象物写真データの項目に記憶するように構成してもよい。
図11は、調査員ファイル17の構成を示した図である。図11に示すように、調査員IDに対応して、調査員氏名と調査に用いる携帯端末200の携帯番号とが項目として記憶されている。調査員ファイル17により、調査員が特定できる。
図12は、顧客ファイル18の構成を示した図である。図12に示すように、顧客IDに対応して顧客氏名、顧客が保有する対象物の対象物IDおよび対象物名称が項目として記憶されている。顧客ファイル18により、顧客名とその顧客が保有する対象物とが特定できる。
図13は、報告書情報ファイル16を参照して出力手段15が出力する報告書の一例を示した図である。図13に示すように、報告書には、「実施日時」、「位置時間情報ID」、モニタリングを実施した「調査員」、顧客を示す「お客様」情報、「対象物」情報に加え、モニタリングした際の「対象物の写真データ」(旋盤A型の写真データ)、対象物の位置情報として位置を地図上にプロットした「地図情報」(旋盤A型が存在する場所の地図情報)が印刷される。図13に示したものは一例であり、その他報告項目は適宜追加することができる。図13に示した報告書の一例と同じように、表示手段14も表示装置901に報告書情報を表示する。
次に図4〜7を用いて、図3の処理の詳細について説明する。図4は、図3に示した処理の中でステップS1〜S2に対応する処理である。調査員からモニタリング処理開始の指示を受け付けると、携帯端末200の処理手段23は処理を開始し、位置取得手段20に位置情報取得を指示する。その後、位置取得手段20は、GPS衛星(図示せず)から位置情報を取得し、取得した位置情報を処理手段23に受け渡す(ステップS11)。その後処理手段23は、調査員に対して対象物を撮影することを促すメッセージを表示し、撮影手段21は調査員のカメラ操作により対象物の撮影を行い、取得した写真データを処理手段23に受け渡す。次に処理手段23は、受け渡された位置情報と写真データとを紐付け、通信手段25に受け渡す。また処理手段23は、位置情報と写真データとを記憶装置(図示せず)に一時的に記憶する。通信手段25は、受け渡された位置情報と写真データとを位置時間情報提供サーバ300に送信する(ステップS12)。
位置時間情報提供サーバ300の通信手段30は、携帯端末200から位置情報と写真データとを受信するとき、受信側の携帯端末200を特定する携帯端末番号を取得し、またそのタイミングで内蔵されているタイマー(図示せず)から受信時間情報を取得する。位置情報、写真データ、携帯端末番号、受信時間情報を処理手段31に受け渡す(ステップS13)。次に処理手段31は、受け渡された受信時間情報に基づき、気象衛星(図示せず)よりその時点での気象画像を取得する。処理手段31は、位置情報、受信時間情報、写真データ、気象画像を保持する。取得した位置情報、受信時間情報、気象画像を位置時間情報ID生成手段33に受け渡す(ステップS14)。
次に位置時間情報ID生成手段33は、位置情報、受信時間情報、気象画像に基づき、所定のハッシュ関数を用いてハッシュ値を生成し、このハッシュ値を位置時間情報IDとする。なお本実施の形態では、位置情報、受信時間情報、気象画像に基づき、ハッシュ値を生成し、位置時間情報IDとしているが、どのデータに基づきハッシュ値を生成するかは任意に定めることができる。またハッシュ関数によらず、別の方法にて時間情報IDを生成することもできる。
その後処理手段31は、タイムスタンプサーバ(図示せず)に対して、位置時間情報IDに対応するタイムスタンプデータを要求する。なおタイムスタンプサーバは、「タイムスタンピングサービス」と呼ばれるサービスを提供している認証機関により管理されているコンピュータであり、タイムスタンプデータ(日時データ)により、その日時にその対象の電子データが存在していたことと、その存在していた状態とが証明される。次に処理手段31は、保有している情報を記憶手段32に受け渡し、位置時間情報IDを通信手段30に受け渡す(ステップS15)。
記憶手段32は、位置時間情報IDに対応して、位置情報、時間情報、気象画像、対象物写真データ、携帯番号を位置時間情報ファイル34に記憶する。また図8には図示していないが、取得したタイムスタンプデータを位置時間情報IDに紐付けて、位置時間情報ファイル34に記憶する(ステップS16)。なおステップS16の処理では受信時間を時間情報とし、タイムスタンプデータはその時間情報を保証する時間データとしているが、タイムスタンプデータを時間情報と設定することもできる。その場合、タイムスタンプデータは受信時間よりわずかに遅れた時間となるが、認証機関に保証された時間データを用いる効果が得られる。通信手段30は、位置時間情報IDを携帯端末200へ返送する(ステップS17)。
図5は、図3に示した処理の中でステップS3に対応する処理である。携帯端末200で操作を行っている調査員から見るとステップS11の処理から継続している処理となる。通信手段25は、受信した位置時間情報IDを処理手段23に受け渡し、処理手段23は受け渡された位置時間情報IDを、ステップS12で撮影した写真データに対応して一時的に記憶装置(図示せず)に記憶する(ステップS21)。
その後、処理手段23は、調査員に対して対象物のタグの読み取りを促すメッセージを出力し、調査員の操作によりリーダ(図示せず)がタグ情報(タグID、位置情報、対象物ID)を読み取ると、読み取ったタグ情報を処理手段23に受け渡す。処理手段23は、一時的に記憶している位置時間情報IDと、受け渡されたタグ情報を紐付け、通信手段25に受け渡す(ステップS22)。通信手段25は、位置時間情報IDとタグ情報とをモニタリングサーバ100に送信する(ステップS23)。
なお図4、図5で説明した処理は、位置情報を取得する(処理1)、写真データを撮影する(処理2)、位置時間情報IDを取得する(処理3)、タグ情報を読み取る(処理4)、位置時間情報IDとタグ情報とをモニタリングサーバ100に送信する(処理5)処理を、対象物毎に処理する流れとなっている。この一連の処理の中で、処理5で位置時間情報IDとタグ情報とが正しく紐付けることができるのであれば、複数の対象物に対して処理1/処理2、処理4をまとめて処理することができる。その方法としては、ステップS12において位置情報、写真データを位置時間情報提供サーバ300に送信するときに、キー情報を生成し、写真データとキー情報とを一時的に記憶し、写真データに対応するキー情報を合わせて送信し、ステップS21で位置時間情報IDを受け取るときにキー情報も合わせて受信するように構成する。処理手段23は、受信キー情報と一時的に記憶したキー情報が一致するレコードに、位置時間情報IDをさらに一時的に記憶し、ステップS21において、調査員に対して、写真データに撮影された対象物のタグ情報を読み込むように、記憶している写真データを表示装置(図示せず)に表示し順次処理を促す。読み込んだタグ情報をさらに、一時的に記憶することにより、複数の対象物に対して、位置時間情報IDとRFID情報とをモニタリングサーバ100に送信することが可能となる。このように、位置取得処理と撮影処理(処理1/処理2)、タグ読み取り処理(処理4)をまとめて操作することにより、調査員の処理の効率化が望める。
そのためにステップS11〜S12に示した処理は、繰り返し実行できるように構成する。処理手段23はステップS12の処理が終了したときに、調査員に対して処理を継続するか終了するかを問いかけ、継続する旨の指示を受け付けると、ステップS11の処理を再度開始する。終了する旨の指示を受け付けると、携帯端末200での処理は終了する。このように構成することで対象物が複数あるときも、調査員は続けて、位置取得と撮影が処理できる。ステップS21についても同様に繰り返し処理できる。
図6は、図3で示した処理の中でステップS4〜S5に対応する処理である。モニタリングサーバ100の通信手段10は位置時間情報ID、タグ情報を受信し、記憶手段11は位置時間情報ID、タグ情報をタグ一時情報として、記憶装置920に記憶する。通信手段10はこの位置時間情報IDに基づき、位置時間情報提供サーバ300に情報を要求する(ステップS31)。位置時間情報提供サーバ300では、通信手段30は処理手段31に要求を受け渡し、処理手段31は位置時間情報ファイル34を参照して、要求された位置時間情報IDに対応する位置情報、時間情報(これらの情報をまとめて、「位置時間情報」と言う)、対象物写真データを送信する(ステップS32)。
モニタリングサーバ100の通信手段10は、位置時間情報提供サーバ300から位置時間情報を取得し、記憶手段11は位置時間情報を記憶装置920に一時的に記憶する(ステップS33)。位置補正手段12は、タグ情報と位置時間情報とを比較し、位置時間情報(位置時間情報にふくまれる位置情報)の補正を行う(ステップS34)。ステップS34の処理については、図7を用いて後述する。その後情報生成手段13は、補正された位置時間情報を用いて、報告書情報を生成し、報告書情報ファイル16に記憶する(ステップS35)。表示手段14は、報告書情報ファイル16を参照して報告書情報を表示し(ステップS36)、出力手段15は、報告書情報ファイル16を参照して図13に例示したように報告書を印刷する(ステップS37)。なお図13に表示した報告書例では、情報生成手段13は、報告書情報ファイル16に記憶されている位置情報に基づき、対象物の位置情報(存在場所)を、地図上の点として表示/印刷している。存在場所をこの地図上の点としてプロットするためには、地図(図示せず)を用いて、位置情報に基づき、存在場所を地図情報にプロットとする既存の技術を用いることで実現できる。また図13に示すように、地図上の点として表示/印刷すると存在場所がわかりやすいという効果が得られるが、緯度/経度情報として表示/印刷することも可能である。さらに図13に例示した報告書では、位置時間情報IDを表示しているため、報告を受けた人(存在証明要求者)はその位置時間情報IDをキーにして、位置時間情報提供サーバ300に対して、時間を証明する情報(本実施の形態においては、気象画像)を要求することもできる。それにより、対象物の存在証明のサービスをより向上させる効果が得られる。
なおステップS35〜S37の処理はそれ以前の処理と継続して行われる必要はなく、例えば、予め定められた報告時期になり、担当者から報告書作成処理の開始指示を受け付けたときに、処理が開始される。またステップS36、S37の処理は、その順番である必要はなく、ステップS36の処理を除いて、S37の処理を実行することも可能であるし、表示装置901の画面上に、「表示」ボタン、「印刷ボタン」を表示し、担当者の選択により適宜処理するように構成することができる。
またステップS36〜S37に示すように、1件の対象物毎に報告書情報を表示したり、報告書を作成するだけでなく、存在証明要求者から報告要求を受け付けた複数の対象物について、一括して報告書情報を表示したり、報告書を作成するように構成することも可能である。また図示していないが、存在証明要求者が所有する端末に対して、モニタリングサーバ100からネットワーク400を介して、複数の報告書情報を提供するように構成することも可能である。それにより存在証明要求者は、定期的に複数の対象物の存在証明を確認することができる。
次に、図7を用いて、ステップS34の処理の詳細について説明する。処理を開始し、位置補正手段12は、位置時間情報IDをキーとして、該当のタグ一時情報の位置時間情報IDと同じ位置時間情報IDの値を持つ位置時間情報を記憶装置920から取得し(ステップS41)、タグ一時情報の位置情報(第1の位置情報)と位置時間情報の位置情報(第2の位置情報)との差異を算出し、予め設定された値(例えば、30m)との比較を行う(ステップS42)。この差異が予め設定された値以下であれば、ステップS43に処理が進み、ステップS43においてさらに、報告書情報ファイル16を参照し対象物IDが同一で、最新(時間情報が一番新しい)のレコードを特定し、参照する。タグ一時情報の位置情報が該当レコードの位置情報と同一であると判定したときは、ステップS44に処理が移り、位置時間情報の位置情報をタグ一時情報の位置情報に置き換える(ステップS44)。ステップS42の分岐で差異が設定値より大きいと判断したとき、ステップS43でタグ一時情報の位置情報が該当レコードの位置情報と同一ではないと判断したとき、ステップS45に処理が移り、位置補正手段12は表示装置901に位時間情報の取得が正しく行われなかったこと、再度のモニタリングが必要であることを、担当者に対して通知する。またステップS43で、対象物IDが同一のレコードが存在しないと判定したときは、ステップS44に処理が進む。その後処理が終了する。
図14は、モニタリングサーバ100、および位置時間情報提供サーバ300のハードウェア資源の一例を示す図である。
図14において、各コンピュータは、システムユニット(図示せず)、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶ディスプレイ)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ装置906などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。システムユニットは、コンピュータであり、LANに接続されている。
各コンピュータは、プログラムを実行するCPU911(「演算装置」、「マイクロプロセッサ」、「マイクロコンピュータ」、「プロセッサ」ともいう)を備えている。CPU911は、図2で示した各処理部(〜手段)でデータや情報の演算、加工、読み取り、書き込みなどを行うために利用される処理装置である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカードリーダライタなどの記憶媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、それぞれのコンピュータが用いる記憶装置(記憶部)929の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905などは、入力装置(図示せず)の一例である。また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置(図示せず)の一例である。
通信ボード915は、ネットワーク400に接続されている。ネットワーク400は、LANに限らず、インターネット、あるいは、WANなどで構成されていても構わない。
記憶装置(磁気ディスク装置)920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。また、ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(IDentifier)」、「〜フラグ」、「〜結果」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、本実施の形態の説明において説明するブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号は、RAM914などのメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク(MD)、DVD(Digital・Versatile・Disc)などの記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体により伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜手段」として説明するものは、「〜部」、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜手段」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどの記録媒体に記憶される。このプログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の説明で述べる「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
以上説明したように本実施の形態によると、位置時間情報提供サーバ300が証明した位置情報、時間情報に基づく存在証明を保持しつつ、位置時間情報提供サーバ300の証明する位置情報が機能的限界により誤差を含んでいる場合でも、モニタリングサーバ100が適切な補正処理を行うことで、補正された位置情報の存在証明を行うことができる。
また本実施の形態では、モニタリングサーバ100と位置時間情報提供サーバ300とを別のコンピュータとして説明したが、位置時間情報提供サーバ300をモニタリングサーバ100の中に含むような形式で、1つのコンピュータとして構成することも可能である。この場合、今まで説明した構成、処理の流れについて、位置時間情報提供サーバ300をモニタリングサーバ100と読み替え、記憶手段32は記憶手段11に含まれ、通信手段10と通信手段30との通信は、モニタリングサーバ100内でのデータやりとりとすることで説明できる。
また本実施の形態では、対象物の存在証明を実現するシステムについて説明したが、この方法で、どこでいつ採れたかの証明、どこでいつ実施したかの証明、どこでいつ受け渡されたかの証明を実現することも可能である。
実施の形態2.
図15は、本実施の形態におけるシステム構成図について、詳細を示した図である。実施の形態1と異なるところは、処理の開始の仕方である。実施の形態1では、調査員が携帯端末200を用いて、位置情報を取得し、対象物の写真データを取得する処理から開始したが、本実施の形態では、モニタリングサーバ100がスケジュールファイル19を有し、携帯端末200に対して、モニタリングすべき対象物情報を送信する。そのように構成することにより、調査員はモニタリングすべき対象物が漏れなく把握でき、処理の効率化や処理漏れ防止の効果が得られる。
図15と実施の形態1で用いた図2とを比較すると、図15ではモニタリングサーバ100にスケジュールファイル19が追加されている。その他の構成は、図2を用いて説明したとおりであり、ハードウェア構成についても実施の形態1で説明したとおりである。
図16は、スケジュールファイル19の構成を示した図である。図16に示すように、スケジュールファイル19は、対象物IDに対応して、その対象物の次回モニタリング予定日にち、予定調査員IDが項目として記憶されている。スケジュールファイル19は、対象物のモニタリングに関してスケジュールを管理するためのファイルであり、図13に示すように今後のスケジュールについて、1レコードずつ記憶している。また次回モニタリングに関して、日にちだけでなく、時間も予定されているときは、次回モニタリング予定日にちに加えて、次回モニタリング予定時間を項目として記憶するように構成してもよい。
本実施の形態の処理の流れについて、実施の形態1で用いた図3に基づき説明する。図3のステップS1の処理の前に、モニタリングサーバ100の処理手段(図示せず)は、予め定められた定時になったら、スケジュールファイル19を参照し、予め設定された時間前になったスケジュールレコードがあるかどうかを判定する。該当のレコードがあれば、携帯端末200にスケジュール情報(対象物IDと対象物名称)を送信する。例えば、「予め定められた定時」を、毎日17時と設定し、「予め設定された時間前」を前日と設定したときは、毎日17時になったら翌日のスケジュールレコードが存在するかどうか確認する処理を処理手段(図示せず)が処理するように構成する。そして、処理手段(図示せず)が通知すべきスケジュールレコードが存在すると判断したときは、調査員IDをキーとして調査員ファイル17を参照して、調査員氏名、携帯番号情報を取得し、さらに対象物IDをキーとして顧客ファイル18を参照して、顧客ID、顧客氏名、対象物ID、対象物名称の情報を取得する。その後処理手段(図示せず)は、通信手段10を用いて、携帯番号から特定される携帯端末200に対して、調査員氏名、顧客ID、顧客氏名、対象物ID、対象物名称の情報を送信する。この処理は、翌日のスケジュールレコードについて全て処理され、同じ携帯番号に対する情報はまとめて送信するように、構成してもよい。その後図3に示した、ステップS1〜S5の処理が行われるが、ステップS3の処理において、携帯端末200の処理手段23は、受信したスケジュール情報に基づき、モニタリングすべき対象物をリスト表示するように構成してもよい。そして、スケジュール情報で受信した対象物IDと、読み込んだ対象物IDとの照合により、モニタリング実施済み、未実施が確認できるため、「実施済み」または「未実施」を表示できるように構成することができる。その他の処理については、実施の形態1で説明したとおりである。
このように本実施の形態によると、調査員の処理の効率化が図れるとともに、モニタリング漏れを防止することができる。
実施の形態3.
本実施の形態のシステム構成図は、実施の形態1で用いた図2のとおりである。本実施の形態で特徴的なことは、モニタリングサーバ100の位置補正手段12が補正処理を行うとき、第1の位置情報の整合性を確認するために、前回の測定データの位置情報と比較をする点である。そのために、タグ情報として前回の測定日時データを書き込む。
つまり前述したように、GPSの測位に基づく第2の位置情報は数10mの誤差を含む可能性があるため、第1の位置情報により補正する。その補正処理に当たって、補正するかどうかの判定のために、閾値(誤差の閾値)をある設定値とする。第1の位置情報と第2の位置情報の差異がその設定値以下であれば、第2の位置情報を第1の位置情報に置き換え、GPSの測位に基づく位置情報を補正する。ただしこの補正処理を行う前に、タグから特定される対象物が過去のモニタリング情報で特定される対象物と同一であることを確認する必要がある。そのため、報告書情報ファイル16を参照して、タグから特定されている対象物IDと同一の対象物IDが記憶されているレコードを特定し、さらにその1以上のレコードの中で、前回の測定日時と少なくとも日にちが同一のレコードを特定し、該当のレコードの位置情報と記憶装置920に記憶された第1の位置情報が同一かどうかを判定する。判定の結果、同一となったときに、第2の位置情報を第1の位置情報に置き換える。同一でないと判定したときは、タグ情報が書き換えられていたり、またはタグ情報が正常に読み取れていない可能性があるため、担当者に対して警告メッセージと再度のモニタリング指示を出力する。なお、報告書情報ファイル16を参照したときに、特定されている対象物IDと同一の対象物IDが記憶されているレコードが特定できないときは、過去のモニタリング情報がないと判定し、報告書情報ファイル16との整合性確認処理は行わない。
また本実施の形態において、タグは、RFID(Radio Frequency Identification)が望ましいが、RFID同様、データの書き換えができ、対象物に貼付できるものであれば、どのようなものでもかまわない。
本実施の形態の処理フローを説明するために、図3、図4、図6、図17、図18を用いる。全体の処理の流れは図3に示すとおりであり、本実施の形態においてもステップS1〜S2は図3、4に示すとおりである。図17は、図3に示した処理の中でステップS3に対応する本実施の形態における処理フローである。通信手段25は、受信した位置時間情報IDを処理手段23に受け渡し、処理手段23は受け渡された位置時間情報IDを、ステップS12で撮影した写真データに対応して一時的に記憶装置(図示せず)に記憶する(ステップS51)。
その後、処理手段23は、調査員に対して対象物のタグの読み取りを促すメッセージを出力し、調査員の操作によりリーダ(図示せず)がタグ情報を読み取ると、読み取ったタグ情報を処理手段23に受け渡す。処理手段23は、一時的に記憶している位置時間情報IDと、受け渡されたタグ情報を紐付け、通信手段25に受け渡す(ステップS52)。通信手段25は、位置時間情報IDとタグ情報(前回の測定日時情報を含む)とをモニタリングサーバ100に送信する。また処理手段23は、タグ情報を取得した時間を内蔵するタイマー(図示せず)より取得し、この時間情報を該当のタグに、「前回の測定日時」情報として書き込む(ステップS53)。この「前回の測定日時」情報が、該当の対象物の直近の時間情報になる。
図3のステップS4〜S5に対応する処理は、実施の形態1で用いた図6で説明したとおりであるが、本実施の形態ではステップS31において、タグ情報を受信するときに、タグ情報の中に前回測定日時情報を含む点が実施の形態1と異なる。
図18は、図6に示した処理の中でステップS34に対応する本実施の形態における処理フローである。ステップS61、S62、S64、S65の処理は、図7で説明したステップS41、S42、S44、S45に対応する。本実施の形態の特徴である、ステップS63の処理について、説明する。ステップS63の直近の時間情報を有するレコードを特定する処理において、報告書情報ファイル16を参照し対象物IDが同一で、かつタグ一時情報として記憶されている前回の測定日時情報と少なくとも日にちデータ(時間情報に含まれる年月日データ)が同一のレコードを特定し、参照する。タグ一時情報の位置情報が該当レコードの位置情報と同一であると判定したときは、ステップS64に処理が移る。
このように本実施の形態によると、第1の位置情報の整合性を確認するために、タグ側の前回の測定日時情報を書き込み、この測定日時情報をキーとして報告書情報ファイル16を参照するため、実施の形態1の方法と比較すると、より前回の測定データの特定が正確になる。なお図18に基づく説明では、報告書情報ファイル16の対象レコードを特定するために、タグ一時情報の前回の測定日時と、少なくとも日にちデータが同じかどうかで判定するとしたが、少なくとも「日にち(年月日)と時(時分秒の「時」の部分)」が同じとする、または少なくとも「日にち(年月日)と時分(時分秒の「時分」の部分)」までが同じとする、または少なくとも「日にち(年月日)と時分秒(時分秒の「時分病」の部分)」等、判定の仕方は任意に設定できる。
10 通信手段、11 記憶手段、12 位置補正手段、13 情報生成手段、16 報告書情報ファイル、17 調査員ファイル、18 顧客ファイル、19 スケジュールファイル、100 モニタリングサーバ、200 携帯端末、300 位置時間情報提供サーバ。

Claims (7)

  1. 位置時間情報IDに対応して、対象物の位置情報、時間情報および上記対象物の写真データを記憶し、上記位置時間情報IDに対応する位置時間情報を提供する位置時間情報提供サーバと携帯端末とにネットワーク接続された、モニタリングサーバであって、
    対象物の対象物IDと、上記位置時間情報提供サーバが生成した位置時間情報IDと、位置情報と、モニタリングした時間情報とを含む報告書情報ファイルと、
    上記携帯端末から上記携帯端末が読み込んだ対象物を特定するタグに記憶された対象物IDと、上記位置時間情報IDと、この位置時間情報IDと対応し上記タグの位置情報である第1の位置情報を含むタグ情報とを受信し、
    受信した位置時間情報IDに基づき、上記位置時間情報提供サーバにこの位置時間情報IDに対応する位置時間情報を要求し、第2の位置情報を含む上記位置時間情報を上記位置時間情報提供サーバから受信する通信手段と、
    上記対象物IDと対応付けて、上記位置時間情報IDと、上記タグ情報と、上記位置時間情報とを記憶装置に記憶する記憶手段と、
    上記タグ情報に含まれる第1の位置情報と、上記位置時間情報に含まれる第2の位置情報とを比較し、第1の位置情報と第2の位置情報との差異が予め設定された設定値以下であり、かつ上記記憶装置に記憶された上記対象物IDと記憶された対象物IDが同一で、上記時間情報が直近のレコードを上記報告書情報ファイルから参照して、該当レコードの位置情報と上記記憶装置に記憶された上記第1の位置情報が同一であると判定したときは、上記第2の位置情報を上記第1の位置情報に置き換え、上記位置時間情報の位置を補正する位置補正手段と、
    上記記憶装置に記憶された上記対象物ID、上記位置時間情報IDおよび上記位置補正手段により補正された位置時間情報を1レコードとして上記報告書情報ファイルに記憶し、上記対象物が所定の位置に所定の時間に存在していることを示す報告書情報を生成する情報生成手段と
    を備えたことを特徴とするモニタリングサーバ。
  2. 位置時間情報IDに対応して、対象物の位置情報、時間情報および上記対象物の写真データを記憶し、上記位置時間情報IDに対応する位置時間情報を提供する位置時間情報提供サーバと携帯端末とにネットワーク接続された、モニタリングサーバであって、
    対象物の対象物IDと、上記位置時間情報提供サーバが生成した位置時間情報IDと、位置情報と、モニタリングした時間情報とを含む報告書情報ファイルと、
    調査員IDと、調査員氏名と、調査員が所持している上記携帯端末の携帯番号とを含む調査員ファイルと、
    顧客IDと、顧客氏名と、対象物IDと、対象物名称とを含む顧客ファイルと
    上記対象物IDに対応して、次回モニタリング予定日と、予定調査員IDとを含むスケジュールファイルと、
    上記調査員ファイル、顧客ファイルおよびスケジュールファイルを参照し、上記次回モニタリング予定日に対して、予め設定された時間前になったと判断したときに、上記携帯番号に対応する上記携帯端末に対して、上記対象物IDおよび対象物名称の情報を送信し、
    上記携帯端末から上記携帯端末が読み込んだ対象物を特定するタグに記憶された対象物IDと、上記位置時間情報IDと、この位置時間情報IDと対応し上記タグの位置情報である第1の位置情報を含むタグ情報とを受信し、
    受信した位置時間情報IDに基づき、上記位置時間情報提供サーバにこの位置時間情報IDに対応する位置時間情報を要求し、第2の位置情報を含む上記位置時間情報を上記位置時間情報提供サーバから受信する通信手段と、
    上記対象物IDと対応付けて、上記位置時間情報IDと、上記タグ情報と、上記位置時間情報とを記憶装置に記憶する記憶手段と、
    上記タグ情報に含まれる第1の位置情報と、上記位置時間情報に含まれる第2の位置情報とを比較し、第1の位置情報と第2の位置情報との差異が予め設定された設定値以下であり、かつ上記記憶装置に記憶された上記対象物IDと記憶された対象物IDが同一で、上記時間情報が直近のレコードを上記報告書情報ファイルから参照して、該当レコードの位置情報と上記記憶装置に記憶された上記第1の位置情報が同一であると判定したときは、上記第2の位置情報を上記第1の位置情報に置き換え、上記位置時間情報の位置を補正する位置補正手段と、
    上記記憶装置に記憶された上記対象物ID、上記位置時間情報IDおよび上記位置補正手段により補正された位置時間情報を1レコードとして上記報告書情報ファイルに記憶し、上記対象物が所定の位置に所定の時間に存在していることを示す報告書情報を生成する情報生成手段と
    を備えたことを特徴とするモニタリングサーバ。
  3. 上記通信手段は、上記携帯端末から情報を受信するとき、上記携帯端末の携帯番号を合わせて受信し、
    上記情報生成手段は、上記携帯番号に基づき、上記調査員ファイルを参照し、調査員氏名を特定し、さらに、上記対象物IDに基づき、上記顧客ファイルを参照し、顧客氏名と対象物名称とを特定し、上記報告書情報を生成するときに、上記調査員氏名、顧客氏名および対象物名称を報告書情報に含むことを特徴とする請求項2に記載のモニタリングサーバ。
  4. 上記タグ情報には、上記携帯端末が対象物を特定するタグを読み込んだ直近の時間情報が含まれ、
    上記通信手段は、上記携帯端末からタグ情報として上記直近の時間情報を合わせて受信し、
    上記位置補正手段は、上記記憶装置に記憶された上記対象物IDと記憶された対象物IDが同一のレコードを上記報告書情報ファイルから参照するとき、上記対象物IDが同一で、かつ上記時間情報が上記直近の時間情報と少なくとも日にちが同日のレコードを参照することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモニタリングサーバ。
  5. 上記情報生成手段は、上記報告書情報ファイルに記憶されている位置情報に基づき、上記対象物の存在場所を地図上の点として、報告書情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモニタリングサーバ。
  6. 上記通信手段は、上記位置時間情報提供サーバから位置時間情報を受信するとき、上記対象物の写真データを合わせて受信し、
    上記情報生成手段は上記報告書ファイルに上記対象物の写真データを合わせて記憶し、報告書情報を生成するときに写真データを報告書情報に含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のモニタリングサーバ。
  7. 上記モニタリングサーバは、さらに、
    調査員ID、調査員氏名、調査員が所持している上記携帯電話の携帯番号を含む調査員ファイルと、
    顧客ID、顧客氏名、対象物ID、対象物名称を含む顧客ファイルと
    を備え、
    上記通信手段は、上記携帯端末から情報を受信するとき、上記携帯端末の携帯番号を合わせて受信し、
    上記情報生成手段は、上記携帯番号に基づき、上記調査員ファイルを参照し、調査員氏名を特定し、さらに、上記対象物IDに基づき、上記顧客ファイルを参照し、顧客氏名と対象物名称とを特定し、上記報告書情報を生成するときに、上記調査員氏名、顧客氏名および対象物名称を報告書情報に含むことを特徴とする請求項1,4,5,6のいずれかの記載のモニタリングサーバ。
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