JP2017048954A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内熱交換器を通過する空気の風速分布を改善できると共に、通風抵抗も低減して、風量の低下や送風音の増大を抑制する。【解決手段】空気調和機の室内機は、筐体と、筐体内に設けられ、室内の空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を周囲に吐出する遠心ファンと、この遠心ファンの吐出側に遠心ファンを取り囲むように配置された室内熱交換器と、室内熱交換器の外周面側と前記筐体の内面で形成される吹出流路と、この吹出流路の下流側に設けられた吹出口とを備える。また、前記吹出口における前記遠心ファンの反回転方向側に対応する吹出流路の部分に、吹出流路の幅を狭める抵抗体を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機の室内機に係り、特に、筐体内に設けられた遠心送風機を介して、室内から空気を吸い込み、前記遠心送風機の吹き出し側に設けられた熱交換器を通過させて前記空気を冷却または加熱した後、室内に向けて吹き出すように構成されたものに関する。
空気調和機は、冷媒が封入された冷媒循環流路に、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒と室内の空気とを熱交換させる室内熱交換器と、前記冷媒を減圧する膨張弁と、前記冷媒と外気とを熱交換させる室外熱交換器とを順次配設して冷凍サイクルを構成している。また、前記空気調和機は、室外機と室内機を有しており、前記室外機は、筐体と、この筐体内に格納された室外熱交換器と、この室外熱交換器に空気を送る送風機などを備え、前記室内機は、筐体と、この筐体内に格納された室内熱交換器と、この室内熱交換器に室内の空気を送る送風機などを備えている。
前記室内機としては、据付場所に対応して様々な形態のものがある。近年、特に業務用の分野では、筐体を天井内に埋め込み、天井面に設置された化粧パネルを介して空気の吸い込み、吹き出しを行う、いわゆる天井埋込カセットタイプが室内機の主流となっている。
図7及び図8を用いて、従来の空気調和機の室内機の一例を説明する。
図7において、室内機100は、天井内に埋め込まれる筐体1と、この筐体下面を覆うように該筐体1に取り付けられ且つ天井面位置に配設された化粧パネル2を備えている。前記化粧パネル2には、その中心に吸込口2aが設けられており、この吸込口2aには吸込みグリル3が設けられている。更に、前記化粧パネル2の前記吸込みグリル3の周囲には風向板4を備える吹出口5が配設されている。
前記筐体1内には、遠心ファン6aと、この遠心ファン6aを回転させるためのモータ6bを備える遠心送風機6が設置され、前記モータ6bを運転することにより前記遠心ファン6aが回転して、図7の矢印15に示すように、室内空気は、吸込みグリル3と、この吸込みグリル3に設置されたフィルタ16を通り、前記筐体1内に設置されたベルマウス10に案内されて、遠心ファン6aの吸込口に吸い込まれ、矢印18で示すように遠心ファン6aの吐出口から吐出される。
また、前記遠心送風機6の周囲を取り囲むように、前記筐体1内には室内熱交換器8が配置されており、前記遠心ファン6aから吐出された空気は、前記室内熱交換器8で熱交換された後、矢印17に示すように、前記室内熱交換器8の外周面側と前記筐体1の内面(筐体1の上部内面及び側部内面)で形成される吹出流路20を通って、前記吹出口5から室内に吹出される。前記室内熱交換器8の下部には、冷房時に室内熱交換器8に生じる結露水を受けるためのドレンパン9が設置されている。
前記吸込みグリル3は前記フィルタ16と共に前記化粧パネル2から着脱可能に構成されており、前記フィルタ16の清掃が容易な構造となっている。前記ベルマウス10の下面には、室内機100の運転を制御するための制御基板を収納した電気品箱11が設置されており、前記吸込みグリル3を開けることにより、前記電気品箱11のメンテナンスを容易に可能な構造となっている。前記ベルマウス10は前記ドレンパン9の内周部に取付けられており、前記吸込みグリル3を開き、前記ベルマウス10を取り外すことにより、前記遠心ファン6aや前記モータ6bの交換などのメンテナンスも容易に行えるように構成されている。なお、28は前記筐体1の内側面に設けられている断熱材である。
図8は、図7に示す室内機100を、筐体1の天板1a側から見た平面断面図で、遠心ファン6aの吐出口を通る部分の断面を示している。この図8に示すように、室内熱交換器8は、遠心ファン6aを取り囲むように、直線部と曲げ部で構成されている。また、前記室内熱交換器8の1つの角部には、ドレンパン9(図7参照)で生じる結露水を機外(室内機の外部)に排出するためのドレンポンプ21が設置されており、この角部に対応する部分の前記室内熱交換器8は前記ドレンポンプ21を避けるように折り曲げられている。また、前記室内熱交換器8の別の一つの角部には、室内熱交換器8に接続される配管や補器を収納するための機械室22が設けられている。
図7に示す前記吹出口5は、図8に矩形の破線で示すように、室内機100における前記室内熱交換器8の外周側の4辺に設けられ、前記室内熱交換器8の角部の外周側には設けられていない。
この種従来技術としては、特開2000−205589号(特許文献1)に記載されたものなどがある。
特開2000−205589号
図7、図8に示す従来の空気調和機の室内機において、前記遠心ファン6aが回転すると、空気は遠心ファン6aの外周部から、矢印18に示すように、遠心ファン6aの径方向から回転方向側に傾いた角度で吹き出される。一方、前記室内熱交換器8はフィンアンドチューブ熱交換器で構成されており、アルミ製の板状のフィンを長手方向に多数積み重ねて構成されている。このため、室内熱交換器8を通過する空気は、熱交換器の厚さ方向(フィンと平行な方向)には移動できるが、熱交換器の長手方向(フィンの積層方向)には移動できない。このため、前記遠心ファン6aから吐出された空気は、室内熱交換器8に入射する角度の違いにより、室内熱交換器8を通過する空気の通り易さが変わってくる。
図9は、前記遠心ファン6aから吐出された空気の前記室内熱交換器8を通過する速度を示す風速分布図を示す。図7に示すように、遠心ファン6aの吐出口は室内熱交換器8の上部側に位置しているため、室内熱交換器8の上部側の風速が早くなる。また、図8に示すように、室内熱交換器8の直線部(4辺の直線部)においては、遠心ファン6aの反回転方向側の部分では、前記遠心ファン6aから吐出された空気が、熱交換器に対し垂直(フィンに平行)に近い方向で入射する為、空気の通過抵抗が小さく、空気が通過し易い。
一方、前記室内熱交換器8の直線部における遠心ファン6aの回転方向側の部分では、前記遠心ファン6aから吐出された空気が、熱交換器に対しフィンの積層方向(熱交換器の長手方向)に近い方向に入射する為、空気の通過抵抗が大きくなり、空気が通過し難くなる。
この結果、図9に示すように、室内熱交換器8の上部で且つ直線部における遠心ファンの反回転方向側で風速が早く、前記室内熱交換器8の下部で且つ直線部における遠心ファンの回転方向側で風速が遅くなる傾向がある。この風速分布により、室内熱交換器8の下部側の伝熱性能が低下すると共に、室内熱交換器8を通過する空気の通風抵抗も増えてしまうという課題があった。
前記特許文献1のものでは、吹出流路の上流側(上部側)の幅を下流側(下部側)の幅よりも小さくすることで、熱交換器を通過する空気の風速分布を均一化するようにしているが、吹出流路の周方向の全体に亘って上流側の幅を下流側の幅よりも小さくすることは、吹出流路の通風抵抗を増大させることになり、室内機全体における風量の低下や室内機における送風音が増大する課題がある。
本発明の目的は、室内熱交換器を通過する空気の風速分布を改善できると共に、通風抵抗も低減して、風量の低下や送風音の増大を抑制することのできる空気調和機の室内機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、筐体と、該筐体内に設けられ、室内の空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を周囲に吐出する遠心ファンと、この遠心ファンの吐出側に該遠心ファンを取り囲むように配置された室内熱交換器と、該室内熱交換器の外周面側と前記筐体の内面で形成される吹出流路と、この吹出流路の下流側に設けられた吹出口とを備える空気調和機の室内機であって、前記吹出口における前記遠心ファンの反回転方向側に対応する前記吹出流路の部分に、前記吹出流路の幅を狭める抵抗体を備えていることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、筐体と、該筐体内に設けられ、室内の空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を周囲に吐出する遠心ファンと、この遠心ファンの吐出側に該遠心ファンを取り囲むように配置された室内熱交換器と、該室内熱交換器の外周面側と前記筐体の内面で形成される吹出流路と、この吹出流路の下流側に設けられた吹出口とを備える空気調和機の室内機であって、前記筐体内面の角部に対応する前記吹出流路に、前記吹出流路の幅を狭める抵抗体を備えていることにある。
本発明によれば、室内熱交換器を通過する空気の風速分布を改善できると共に、通風抵抗も低減して、風量の低下や送風音の増大を抑制することのできる空気調和機の室内機を得ることができる効果が得られる。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を示す平面断面図。 図1のA−A線断面図。 本発明の空気調和機の室内機の実施例2を示す平面断面図。 図3のB−B線断面図。 本発明の空気調和機の室内機の実施例3を示す平面断面図。 図5に示す室内機の変形例を示す平面断面図。 従来の空気調和機の室内機の一例を示す縦断面図。 図7に示す室内機の平面断面図。 従来の空気調和機の室内機における熱交換器を通る空気の風速分布図。
以下、本発明の空気調和機の室内機の具体的実施例を、図面を用いて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を、図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の空気調和機の室内機の実施例1を示す平面断面図で、遠心ファンの回転軸に垂直で且つ遠心ファンの吐出口を通る断面を、筐体1の天板1a側から見た図である。また、図2は図1のA−A線断面図である。
室内機100は、天井内に埋め込まれる筐体1と、この筐体下面を覆うように該筐体1に取り付けられ且つ天井面位置に配設された化粧パネル2を備えている。前記化粧パネル2には、その中心に吸込口2aが設けられており、この吸込口2aには吸込みグリル3が設けられている。更に、前記化粧パネル2の前記吸込みグリル3の周囲には風向板4を備える吹出口5が配設されている。
前記筐体1内には、遠心ファン6aと、この遠心ファン6aを回転させるためのモータ6bを備える遠心送風機6が設置され、前記モータ6bを運転することにより前記遠心ファン6aが矢印30の方向に回転すると、図2の矢印15に示すように、室内空気は、吸込みグリル3と、この吸込みグリル3に設置されたフィルタ16を通り、前記筐体1内に設置されたベルマウス10に案内されて、遠心ファン6bの吸込口に吸い込まれ、矢印18で示すように遠心ファン6aの吐出口から吐出される。
なお、図2は遠心ファン6aの回転軸を通る断面ではないため、モータ6bのシャフトは表示されていない。
また、前記遠心送風機6の周囲を取り囲むように、前記筐体1内には室内熱交換器8が配置されており、前記遠心ファン6aから吐出された空気は、前記室内熱交換器8で熱交換された後、矢印17で示すように、前記室内熱交換器8の外周面側と前記筐体1の内面(筐体1の上部内面及び側部内面)で形成される吹出流路20を通って、前記吹出口5から室内に吹出される。前記室内熱交換器8の下部には、冷房時に室内熱交換器8に生じる結露水を受けるためのドレンパン9が設置されている。
前記吸込みグリル3は前記フィルタ16と共に前記化粧パネル2から着脱可能に構成されており、前記フィルタ16の清掃が容易な構造となっている。前記ベルマウス10の下面には、室内機100の運転を制御するための制御基板を収納した電気品箱11が設置されており、前記吸込みグリル3を開けることにより、前記電気品箱11のメンテナンスが容易に可能な構造となっている。前記ベルマウス10は前記ドレンパン9の内周部に下方からねじ止めなどの手段で取付けられており、前記吸込みグリル3を開き、前記ベルマウス10を取り外すことにより、前記遠心ファン6aや前記モータ6bの交換などのメンテナンスも容易に行えるように構成されている。
図1は、図2に示す室内機100を、筐体1の天板1a側から見た平面断面図で、遠心ファン6aの吐出口6aaを通る部分の断面を示している。この図1に示すように、室内熱交換器8は、遠心ファン6aを取り囲むように、直線部と曲げ部で略矩形状に構成されている。また、前記室内熱交換器8の1つの角部には、ドレンパン9(図2参照)で生じる結露水を機外(室内機の外部)に排出するためのドレンポンプ21が設置されており、この角部に対応する部分の前記室内熱交換器8は前記ドレンポンプ21を避けるように折り曲げられている。また、前記室内熱交換器8の別の一つの角部には、室内熱交換器8に接続される配管や補器を収納するための機械室22が設けられている。なお、28は前記筐体1の内側面(内周側)に設けられている断熱材である。
図2に示す前記吹出口5は、図1に矩形の破線で示すように、室内機100における前記室内熱交換器8の外周側の4辺に設けられ、前記室内熱交換器8の角部の外周側には設けられていない。
本実施例の空気調和機の室内機においては、図1、図2に示すように、筐体2内面の吹出流路20の上部で且つ前記室内熱交換器8の直線部、または前記吹出口5における遠心ファン6aの反回転方向側に、空気流路を狭める抵抗体24が、前記室内熱交換器8の各辺に対応する部分に設けられている。
この抵抗体24により、前記室内熱交換器8の空気が通りやすい部分に空気が過剰に流れるのを抑制し、前記室内熱交換器8の空気が通りにくい部分には空気が流れ易いようにできるため、前記室内熱交換器8を通過する空気の風速分布をより均一化できる。更に、前記抵抗体24を取り付ける位置を、前記室内機100における吹出流路20の全体とするのではなく、その一部(吹出流路20の上部及び吹出口5における遠心ファン反回転方向側)としているため、吹出流路20の周方向の全体に亘ってその上流側の幅を下流側の幅よりも小さくするものに比べて、通風抵抗を低減することができるから、風量の低下や送風音の増大を抑制することができる。
なお、前記抵抗体24による上記効果をより高めるため、前記抵抗体24の遠心ファン6a反回転方向側の端部は、前記室内熱交換器8の前記曲げ部の始点に対応する位置とすることが好ましい。また、前記抵抗体24の長手方向の長さは、前記吹出流路20や吹出口5における通風抵抗の増加を抑制するために、前記室内熱交換器8における前記直線部の長さ、または前記吹出口5の長さの1/2〜1/4程度とすることが好ましい。なお、本実施例1においては、前記ドレンポンプ21と前記機械室22との間の吹出流路20に設けている抵抗体24aの長さを、他の3つの抵抗体24の長さよりも短く形成し、この部分における通風抵抗の増加を抑制している。
更に、前記抵抗体24の短手方向の長さは、前記吹出流路20の幅の1/2〜3/4程度とすることが好ましい。
次に、図3及び図4を用いて本発明の実施例2を説明する。これら図3及び図4において、図1及び図2と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、図1及び図2と異なる部分を中心に説明する。
図3は本発明の空気調和機の室内機の実施例2を示す平面断面図で、遠心ファンの回転軸に垂直で且つ遠心ファンの吐出口を通る断面を、筐体1の天板1a側から見た図である。また、図4は図3のB−B線断面図である。
上述した実施例1では、室内熱交換器8の直線部または吹出口5における遠心ファン6aの反回転方向側に前記抵抗体24を設けた例を説明したが、本実施例2では、図3に示すように、筐体1内面に形成されている周方向の吹出流路20における筐体内面の角部、即ち室内熱交換器8の角部に、前記吹出流路20の幅(流路幅)を狭める抵抗体25,26を設けるようにしたものである。本実施例では、前記筐体1の4つの角部のうち、機械室22の部分を除く3つの角部、即ち吹出流路20の3つの角部にそれぞれ前記抵抗体25,26を設けている。
前記3つの抵抗体25,26のうち、抵抗体25は、図4に示すように、ドレンポンプ21を設けている角部に設けられているものであり、この抵抗体25は、ドレンポンプ21の上部にのみ設けられている。他の2つの角部に設けられている抵抗体26は、ドレンポンプ21がないので、吹出流路20の全高さ、即ち筐体2の上面からドレンパン9に至るまで設けられている。
前記室内熱交換器8の直線部のうち、前記遠心ファン6aの回転方向側の下部は最も空気が通り難い位置である。そこで隣接する前記角部に前記抵抗体25,26を設けて、室内熱交換器8における角部を空気が通り難くなるようにすることにより、室内熱交換器8の直線部における遠心ファン6a回転方向側の下部に空気を流すことができる。また、前記各角部には吹出口が設けられていないため、この部分に全高さにわたって抵抗体25,26を設けても、吹出流路20の通風抵抗は全体としてほとんど悪化しない。
一方、前記ドレンポンプ21を設けている角部では、前記ドレンポンプ21自体が抵抗体の役目も果たすため、大きな空間が形成されているドレンポンプ21の上部にのみ抵抗体25を設ければ良い。
本実施例2のように構成しても、室内熱交換器8を通過する空気の風速分布を改善できると共に、通風抵抗も低減して、風量の低下や送風音の増大を抑制することのできる空気調和機の室内機を得ることができる。
なお、図3に示す実施例では、吹出流路20の3つの角部にそれぞれ前記抵抗体25,26を設けた例を説明したが、これら3つの角部のうちの少なくとも1つ以上の角部に前記抵抗体25または26を設けるようにしても良い。
次に、図5を用いて本発明の実施例3を説明する。図3において、図1〜図4と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、図1〜図4に示す実施例と異なる部分を中心に説明する。
図5は本発明の空気調和機の室内機の実施例3を示す平面断面図で、遠心ファンの回転軸に垂直で且つ遠心ファンの吐出口を通る断面を、筐体1の天板1a側から見た図である。
本実施例3においては、図1及び図2に示す上記実施例1における前記抵抗体24と、図3及び図4に示す上記実施例2の抵抗体25,26の両方を備えるようにしたものである。
即ち、本実施例3においては、前記吹出口5における前記遠心ファン6aの反回転方向側に対応する前記吹出流路20の部分に、前記吹出流路の幅を狭める抵抗体24を備えると共に、前記吹出流路20における前記筐体内面の角部にも、前記吹出流路20の幅を狭める抵抗体26,27を備えているものである。なお、前記抵抗体27はドレンポンプ21(図1、図4参照)の上部に設けられている抵抗体(図3の抵抗体25参照)と、吹出口5における遠心ファン6a反回転方向側に対応する前記吹出流路20の部分に設けられている抵抗体(図1の抵抗体24a参照)を一体化して構成したものである。
本実施例においても、前記吹出口5(室内熱交換器8の直線部)に対応する位置に設けられる抵抗体24は、実施例1と同様に、吹出流路20の上部側にのみ設けられ、角部に設けられる抵抗体26は実施例2と同様に、吹出流路20の全高さ(筐体2の上面からドレンパン9に至るまでの全高さ)に亘って設置されている。
ドレンポンプ21の上部に設けられている抵抗体27は、図4に示す抵抗体25と同様に、上部空間に設けられ、また、この抵抗体27の吹出口5の位置に対応する部分27aは、図2に示す抵抗体24と同様に、吹出流路20の上部側にのみ設けられている。
このように、空気が最も流れやすい部分(吹出口5における遠心ファン6a反回転方向側に対応する吹出流路20の部分)と、空気が最も流れにくい部分(筐体角部に対応する吹出流路の部分)に隣接する部分の両方に抵抗体26,27を設けることにより、空気が最も流れにくい部分から空気を流すことができ、室内熱交換器8を通過する空気の風速分布をより均一化することができる。
また、本実施例では、前記吹出口5における前記遠心ファン6aの反回転方向側に対応する前記吹出流路20の部分に設けられた前記抵抗体24と、前記吹出流路20における前記筐体内面の角部に設けられた前記抵抗体26とは、所定の距離だけ離して設けられている。前記所定の距離は、例えば、前記吹出口5の短手方向の幅の0.7〜1.0倍の大きさにすると良い。これにより、前記抵抗体24と前記抵抗体26との隙間から吹出口5に導くための流路を形成することができるから、吹出流路20の通風抵抗が大幅に悪化することを抑制できる。
なお、ドレンポンプ21が設けられる角部においては、室内熱交換器8と筐体1内面との距離が他の角部よりも大きく、吹出流路20の通風抵抗が増加し難いため、本実施例では、上述したように、ドレンポンプ21の上部に設けられている抵抗体と、吹出口5における遠心ファン6a反回転方向側に対応する前記吹出流路20の部分に設けられている抵抗体を一体化して抵抗体27として構成しているものである。
また、前記抵抗体27は、ドレンポンプ21の上部の抵抗体と吹出口5の上部の抵抗体を一体化して構成されているが、ドレンポンプ21上部の抵抗体と吹出口5上部の抵抗体を別体としても良い。但し、前記抵抗体27を一体化した方が、製作は容易になる。
図5に示す室内機100の変形例を図6により説明する。図6は室内機の平面断面図で、図5に相当する図であり、図1〜図5と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分である。
空気調和機の室内機100は、通常、筐体1の内周側を断熱材28で構成していることが多い。そこで、図6に示す例では、図5に示す抵抗体24,26,27を、前記断熱材28と一体に形成して、抵抗体を有する断熱材29としたものである。例えば、発泡スチロールにより前記断熱材28と前記抵抗体24,26,27を一体成形して抵抗体を有する断熱材29を製作することにより、製造コストを低減することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施例では、室内熱交換器8の直線部或いは筐体1の角部の全てに対応する吹出流路20の部分に、前記抵抗体を設けている例を示したが、前記室内熱交換器8を通過する空気の風速分布に応じて、それらのうちの一部に設けるようにしても良い。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。更に、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1…筐体、1a…天板、
2…化粧パネル、2a…吸込口、3…吸込みグリル、
4…風向板、5…吹出口、
6…遠心送風機、6a…遠心ファン、6aa…吐出口、6b…モータ、
8…室内熱交換器、9…ドレンパン、
10…ベルマウス、11…電気品箱、16…フィルタ、
20…吹出流路、21…ドレンポンプ、22…機械室、
24,24a,25,26,27…抵抗体、
27a…抵抗体27の吹出口の位置に対応する部分、
28…断熱材、29…抵抗体を有する断熱材。

Claims (12)

  1. 筐体と、該筐体内に設けられ、室内の空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を周囲に吐出する遠心ファンと、この遠心ファンの吐出側に該遠心ファンを取り囲むように配置された室内熱交換器と、該室内熱交換器の外周面側と前記筐体の内面で形成される吹出流路と、この吹出流路の下流側に設けられた吹出口とを備える空気調和機の室内機であって、
    前記吹出口における前記遠心ファンの反回転方向側に対応する前記吹出流路の部分に、前記吹出流路の幅を狭める抵抗体を備えていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記抵抗体は前記吹出流路の上部側にのみ設けていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項2に記載の空気調和機の室内機において、前記吹出口は、前記筐体下面の周方向に4か所設けられ、それぞれの吹出口における前記遠心ファンの反回転方向側に対応する前記吹出流路の部分に前記抵抗体をそれぞれ設けていることを空気調和機の室内機。
  4. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記室内熱交換器は前記遠心ファンを取り囲むように直線部と曲げ部で略矩形状に構成され、前記抵抗体の遠心ファンの反回転方向側の端部は前記室内熱交換器の折り曲げた曲げ部の始点に対応する位置にあることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記吹出流路における前記筐体内面の角部にも、前記吹出流路の幅を狭める抵抗体を備えていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機の室内機において、前記吹出口における前記遠心ファンの反回転方向側に対応する前記吹出流路の部分に設けられた前記抵抗体と、前記吹出流路における前記筐体内面の角部に設けられた前記抵抗体とは、所定の距離だけ離して設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  7. 請求項5に記載の空気調和機の室内機において、前記室内熱交換器で生じる結露水を排出するためのドレンポンプを、前記吹出流路における前記筐体内面の1つの角部に設け、前記ドレンポンプを設けた吹出流路の1つの角部の上部に前記抵抗体が設けられ、このドレンポンプ上部の抵抗体と、前記吹出口における前記遠心ファンの反回転方向側に対応する前記吹出流路の部分に設けられた前記抵抗体とは隙間を設けずに配置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  8. 筐体と、該筐体内に設けられ、室内の空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を周囲に吐出する遠心ファンと、この遠心ファンの吐出側に該遠心ファンを取り囲むように配置された室内熱交換器と、該室内熱交換器の外周面側と前記筐体の内面で形成される吹出流路と、この吹出流路の下流側に設けられた吹出口とを備える空気調和機の室内機であって、
    前記筐体内面の角部に対応する前記吹出流路に、前記吹出流路の幅を狭める抵抗体を備えていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 請求項8に記載の空気調和機の室内機において、前記抵抗体は、前記吹出流路の高さ方向全体に亘って設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  10. 請求項8に記載の空気調和機の室内機において、前記室内熱交換器で生じる結露水を排出するためのドレンポンプを、前記吹出流路における前記筐体内面の1つの角部に設け、前記ドレンポンプを設けた吹出流路の1つの角部の上部に前記抵抗体が設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  11. 請求項10に記載の空気調和機の室内機において、前記ドレンポンプを備えている角部以外の前記吹出流路の角部にも該吹出流路の幅を狭める抵抗体を備え、この抵抗体は、前記吹出流路の高さ方向全体に亘って設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の空気調和機の室内機において、前記筐体の内面には断熱材が設けられ、前記抵抗体は断熱材と一体に形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
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