JP7055197B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心ファンを備えた空気調和機に関するものである。
特許文献1には、主板、側板及び複数の羽根を備えた羽根車と、羽根車の吸込口に向けて絞りを形成するマウスリングと、を有するターボファンが記載されている。マウスリングの周囲の隔壁には、先端縁が側板の近傍に至る逆流防止リングが設けられている。同文献には、上記の逆流防止リングが設けられることにより、ファンの効率を低下させることなくファンの騒音を低減できることが記載されている。
特開2003-13894号公報
ところで、天井埋込形の室内機は、遠心ファンと、遠心ファンの外周を囲むように配置された熱交換器と、を有している。遠心ファンから外周側に吹き出された空気の主流は、熱交換器を通過して調和空気となり、室内に供給される。しかしながら、遠心ファンから吹き出された空気の一部は、熱交換器を通過せずに、側板の外周側に形成された環状空間に向かって逆流する二次流れとなる。これにより、環状空間には、遠心ファンの周方向に沿った軸心を持つ二次渦が生じる。二次渦によって主流の流れが阻害されると、熱交換器を通過する空気の通過風速が不均一になるため、熱交換器の圧力損失が増大する。したがって、天井埋込形の室内機では、遠心ファンの送風効率を向上するのが困難であった。
特許文献1のターボファンを天井埋込形の室内機に適用した場合、マウスリングと側板とに挟まれた環状空間が逆流防止リングによって風路から分離されるため、環状空間に二次渦が生じるのを抑制できる。また、遠心ファンの周方向において遠心ファンの外周縁と熱交換器との径方向距離が相対的に短い領域では、逆流防止リングと熱交換器との径方向距離が短くなる。このため、逆流防止リングと熱交換器とに挟まれた空間に二次渦が形成されたとしても、この二次渦の渦径を小さくすることができる。
しかしながら、遠心ファンの周方向において遠心ファンの外周縁と熱交換器との径方向距離が相対的に長い領域では、逆流防止リングと熱交換器との径方向距離が長くなる。このため、逆流防止リングと熱交換器とに挟まれた空間に二次渦が形成された場合、二次渦の渦径が大きくなってしまう。これにより、主流の流れが二次渦によって阻害されてしまうため、熱交換器の圧力損失が増大する。したがって、特許文献1のターボファンを天井埋込形の室内機に適用した場合であっても、遠心ファンの送風効率を向上するのが困難であるという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、遠心ファンの送風効率を向上できる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、回転軸を中心として回転する遠心ファンと、前記遠心ファンの外周を囲むように配置された熱交換器と、前記遠心ファンの吸込側領域と吹出側領域とを仕切る第1の隔壁と、前記回転軸を中心とした周方向において少なくとも一部に設けられ、前記第1の隔壁から前記遠心ファンに向かって延びた第2の隔壁と、を備え、前記第2の隔壁は、前記第1の隔壁に支持された第1の端部と、前記遠心ファン側の端部である第2の端部と、を有しており、前記回転軸を中心とした径方向における前記遠心ファンの外周縁と前記第2の端部との距離を第1の距離とし、前記径方向における前記外周縁と前記熱交換器との距離を第2の距離とし、前記回転軸を通り前記回転軸に平行な径方向断面を第1の径方向断面とし、前記回転軸を通り前記回転軸に平行な径方向断面であって、前記第1の径方向断面での前記第2の距離よりも長い前記第2の距離を有する径方向断面を第2の径方向断面としたとき、全ての前記第1の径方向断面及び前記第2の径方向断面において、前記第2の端部は、少なくとも前記第2の径方向断面において、前記外周縁よりも内周側に位置しており、前記第2の径方向断面での前記第1の距離は、前記第1の径方向断面での前記第1の距離よりも長いものである。
本発明によれば、第1の径方向断面及び第2の径方向断面のいずれにおいても、主流の流れが二次渦によって阻害されるのを防ぐことができ、熱交換器の通過風速を回転軸方向で均一化することができる。したがって、熱交換器の圧力損失を低減できるため、遠心ファンの送風効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機を斜め下方から見た設置態様を示す外観図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の内部構造を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14の構成の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14の構成の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14の構成の例を示す斜視図である。 図3に示した熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を回転軸CLと平行に見た構成を示す図である。 図6のVII-VII断面を模式的に示す図である。 図6のVIII-VIII断面を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を回転軸CLと平行に見た構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を回転軸CLと平行に見た構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の冷媒回路の構成を示す冷媒回路図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る空気調和機について説明する。本実施の形態では、空気調和機として、パッケージエアコンの天井埋込形の室内機100を例示している。図1は、本実施の形態に係る空気調和機を斜め下方から見た設置態様を示す外観図である。図2は、本実施の形態に係る空気調和機の内部構造を示す側面図である。図1及び図2に示すように、室内機100が設置されている状態では、室内機100の主要部は、天井201の上方である天井裏空間に埋設されている。室内機100の下部は、空調対象空間である部屋202に面している。
室内機100の本体20は、平面視矩形の本体天板5と、本体天板5の4辺からそれぞれ下方に延びる4面の本体側板4と、を有している。本体20は、4つの本体側板4からなる角筒体の上端が本体天板5によって閉塞された箱体である。本体20の下部、すなわち上記の角筒体の下端には、化粧パネル6が本体20に対して着脱自在に取り付けられている。本体天板5は天井201よりも上方に位置し、化粧パネル6は天井201とほぼ同一面に位置している。
室内機100は、本体20に室内空気を吸い込む少なくとも1つの吸込口と、調和空気を本体20から部屋202に吹き出す少なくとも1つの吹出口と、を有している。化粧パネル6の中央部には、室内機100の吸込口として吸込グリル7が設けられている。吸込グリル7の上方には、吸込グリル7から吸い込まれた空気を除塵するフィルタ8が設けられている。本実施の形態では、化粧パネル6及び吸込グリル7はそれぞれ、平面視矩形状の外縁を有している。化粧パネル6の外縁と吸込グリル7の外縁との間の領域には、室内機100の吹出口として複数のパネル吹出口9が設けられている。本実施の形態では、化粧パネル6及び吸込グリル7のそれぞれが4辺の外縁を有していることに対応して、4つのパネル吹出口9が設けられている。4つのパネル吹出口9は、化粧パネル6及び吸込グリル7の各辺に沿うように配置されている。また、4つのパネル吹出口9は、吸込グリル7を囲むように配置されている。各パネル吹出口9には、空気の吹出方向を調整する風向板13が設けられている。
本体20の内部の中央部には、ファンモータ2が設けられている。ファンモータ2は、本体天板5の下面に取り付けられている。ファンモータ2の出力軸は下向きに延びている。ファンモータ2の出力軸には、回転軸CLを中心として回転する遠心ファン1が接続されている。本実施の形態では、遠心ファン1としてターボファンを例示している。遠心ファン1は、ファンモータ2の出力軸との固定部であるボスを有する円板状の主板10を有している。また、遠心ファン1は、主板10と対向して配置され遠心ファン1の吸込み導風壁を形成する側板11を有している。主板10と側板11との間には、複数の羽根12が設けられている。回転軸CLと平行に見ると、遠心ファン1は、円形状の外周縁を有している。側板11の中心部には、遠心ファン1の吸込口となるファン吸込口1aが形成されている。ファン吸込口1aの上流側の領域は、遠心ファン1の吸込側領域30となる。遠心ファン1の外周縁には、遠心ファン1の吹出口となるファン吹出口1bが形成されている。ファン吹出口1bの下流側の領域は、遠心ファン1の吹出側領域31となる。遠心ファン1がファンモータ2により回転駆動されると、吸込側領域30の空気がファン吸込口1aを介して回転軸CLに沿って遠心ファン1に吸い込まれ、遠心ファン1に吸い込まれた空気はファン吹出口1bを介して吹出側領域31に吹き出される。
遠心ファン1の側板11と吸込グリル7との間には、吸込グリル7から遠心ファン1に向かう吸込風路を吸込側領域30に形成するベルマウス14が設けられている。ベルマウス14は、下流側ほど径が縮小するように曲面状に形成されている。
室内機100は、遠心ファン1の吸込側領域30と吹出側領域31とを仕切る第1の隔壁21を有している。本実施の形態では、第1の隔壁21はベルマウス14を兼ねているが、第1の隔壁21はベルマウス14とは別に設けられていてもよい。
遠心ファン1の径方向外側の吹出側領域31には、遠心ファン1の外周を囲むように熱交換器3が設けられている。熱交換器3は、本体20内に収容されており、本体20内の風路上に配置されている。熱交換器3は、例えば、冷媒が循環する冷凍サイクル回路の一部を構成している。熱交換器3では、内部を流通する内部流体と、遠心ファン1により送風される空気と、の熱交換が行われる。図示を省略しているが、熱交換器3は、所定の間隔を空けて水平方向に配列した複数のフィンと、水平方向に延びて複数のフィンを貫通する伝熱管と、を有している。伝熱管には、冷却又は加熱された内部流体(例えば、冷媒)が供給される。
熱交換器3の下方には、室内空気が熱交換器3で冷却されることによって生じた結露水を受けるドレンパン16が配置されている。ドレンパン16は、第1の隔壁21を兼ねていてもよい。
このように構成された室内機100において、遠心ファン1がファンモータ2により回転駆動されると、部屋202の空気が吸込グリル7に吸い込まれ、フィルタ8で除塵される。除塵された空気は、ベルマウス14により案内され、回転軸CL方向で上向きに遠心ファン1に流入する。遠心ファン1に流入した空気は、遠心ファン1から径方向外側に向かって吹き出される。遠心ファン1から吹き出された空気は、熱交換器3を通過する。熱交換器3を通過する空気は、内部流体との熱交換によって冷却又は加熱される。これにより、空気の温度又は湿度が調整される。熱交換器3を通過した空気は、本体20内の風路に沿って流れ方向を下向きに変更し、パネル吹出口9を介して部屋202に吹き出される。
本実施の形態では、第1の隔壁21上に形成された第2の隔壁22が設けられている。第2の隔壁22は、第1の隔壁21から側板11に向かって上向きに延びている。当然ながら、第2の隔壁22は、ベルマウス14上又はドレンパン16上に形成されていてもよい。第2の隔壁22は、回転軸CLに対して傾いていてもよい。第2の隔壁22は、第1の隔壁21に支持された第1の端部22aと、側板11と対向する第2の端部22bと、を有している。第2の隔壁22の第2の端部22bは、第1の隔壁21から離れた端部であり、遠心ファン1側の端部である。
図3~図5は、本実施の形態に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14の構成の例を示す斜視図である。図3~図5では、設置状態とは天地を反転させた室内機100における熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14(すなわち、第1の隔壁21)を、斜め上方から見た構成を示している。なお、第2の隔壁22の形状を明示するため、ベルマウス14については、軸方向で遠心ファン1寄りの一部のみを示している。
図3に示す例では、第2の隔壁22は、遠心ファン1の回転軸CLを中心とした周方向の全周に設けられている。回転軸CLと平行に見ると、第2の隔壁22は、回転軸CLを囲む四角形状(例えば、正方形状)の形状を有している。回転軸CLと平行に見たときの熱交換器3の形状が四角形状である場合、第2の隔壁22の4つの角部は、熱交換器3の4つの角部に対して周方向に45°程度ずれて配置される。第2の隔壁22の第2の端部22bは、回転する遠心ファン1と接触しないように、側板11から回転軸CL方向に所定の間隔を空けて配置されている。このため、第2の隔壁22の第1の端部22aと第2の端部22bとの間の回転軸CL方向の距離、すなわち第2の隔壁22の高さは、側板11の形状に応じて、第2の隔壁22の周方向位置によって異なっている。回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bは、周方向の少なくとも一部で遠心ファン1の外周縁よりも内周側に位置している。第2の端部22bは、全周にわたって、遠心ファン1の外周縁よりも内周側に位置していてもよい。
図4に示す例は、回転軸CLを中心とした周方向の一部のみに第2の隔壁22が設けられている点で、図3に示した例と異なっている。具体的には、第2の隔壁22は、周方向において、遠心ファン1の外周縁と熱交換器3との間の径方向距離が相対的に短くなる部分のみに設けられおり、当該径方向距離が相対的に長くなる部分には設けられていない。これにより、第2の隔壁22は、回転軸CLと平行に見ると、互いに分離された4つのL字状部分22cによって構成されている。4つのL字状部分22cのそれぞれの角部は、熱交換器3の4つの角部に対して周方向に45°程度ずれて配置されている。回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bは、周方向の少なくとも一部で遠心ファン1の外周縁よりも内周側に位置している。第2の端部22bは、全域にわたって、遠心ファン1の外周縁よりも内周側に位置していてもよい。
図5に示す例は、L字状部分22cの両端がベルマウス14に接続されている点で、図4に示した例と異なっている。L字状部分22cの両端がベルマウス14に接続されることにより、第2の隔壁22の一部がベルマウス14と外壁を共用している。
図6は、図3に示した熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を回転軸CLと平行に見た構成を示す図である。図6では、室内機100の設置状態における下方から、熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を見た構成を示している。また、図6では、遠心ファン1の回転方向を太矢印で示している。ここで、回転軸CLを中心とした径方向における遠心ファン1の外周縁23と第2の隔壁22の第2の端部22bとの距離を第1の距離L1とする。第2の端部22bが外周縁23よりも内周側に位置する場合には、第1の距離L1が正の値になるものとし、第2の端部22bが外周縁23よりも外周側に位置する場合には、第1の距離L1が負の値になるものとする。また、回転軸CLを中心とした径方向における外周縁23と熱交換器3との距離を第2の距離L2とする。
図6に示すように、第2の隔壁22は、回転軸CLを中心とした周方向位置に応じて第1の距離L1が異なるように設けられている。また、熱交換器3は、角筒状の本体20内で伝熱面積を大きく確保するために、回転軸CLと平行に見ると、複数箇所の屈曲部又は湾曲部を有する多角形状に形成されている。一方、遠心ファン1の外周縁23は円形状である。このため、第2の距離L2もまた、回転軸CLを中心とした周方向位置に応じて異なっている。
周方向位置A1から周方向位置A2までの範囲では、周方向位置A1からの角度が遠心ファン1の回転方向に増加するほど第2の距離L2が減少する。また、周方向位置A1から周方向位置A2までの範囲では、周方向位置A1からの角度が遠心ファン1の回転方向に増加するほど第1の距離L1が減少する。すなわち、遠心ファン1の回転方向に角度が増加するほど第2の距離L2が減少する周方向位置の範囲には、遠心ファン1の回転方向に角度が増加するほど第1の距離L1が減少する周方向位置の範囲が含まれている。
周方向位置A2から周方向位置A3までの範囲では、周方向位置A2からの角度が遠心ファン1の回転方向に増加するほど第2の距離L2が増加する。また、周方向位置A2から周方向位置A3までの範囲では、周方向位置A2からの角度が遠心ファン1の回転方向に増加するほど第1の距離L1が増加する。すなわち、遠心ファン1の回転方向に角度が増加するほど第2の距離L2が増加する周方向位置の範囲には、遠心ファン1の回転方向に角度が増加するほど第1の距離L1が増加する周方向位置の範囲が含まれている。
図7は、図6のVII-VII断面を模式的に示す図である。VII-VII断面は、回転軸CLを中心とした径方向断面である。図7及び後述する図8では、熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14だけでなく、室内機100全体の断面を示している。
図7に示す径方向断面では、第2の隔壁22の第2の端部22bの径方向位置が外周縁23の径方向位置とほぼ一致している。このため、第1の距離L1(図7では図示せず)はほぼ0である。また、この径方向断面では、熱交換器3が外周縁23に接近しているため、第2の距離L2は相対的に短くなっている。すなわち、この径方向断面では、熱交換器3と第2の端部22bとの距離(L1+L2)が相対的に短くなっている。熱交換器3と第2の隔壁22との間の風路が径方向に狭い場合には、当該風路に形成される二次渦24の渦径が小さくなる。このため、図7に示す径方向断面では、主流の流れが二次渦24によって阻害されるのを防ぐことができ、熱交換器3の通過風速を回転軸CL方向で均一化することができる。したがって、熱交換器3の圧力損失を低減できるため、遠心ファン1の送風効率を向上させることができる。
図8は、図6のVIII-VIII断面を模式的に示す図である。VIII-VIII断面は、回転軸CLを中心とした径方向断面である。図8に示す径方向断面では、第2の隔壁22の第2の端部22bが外周縁23よりも内周側に位置しているため、第1の距離L1は相対的に長くなっている。また、この径方向断面では、熱交換器3が外周縁23から離れているため、第2の距離L2は相対的に長くなっている。すなわち、この径方向断面では、熱交換器3と第2の端部22bとの距離(L1+L2)が相対的に長くなっている。熱交換器3と第2の隔壁22との間の風路が径方向に広い場合には、当該風路に形成される二次渦24の渦径が大きくなりやすい。
しかしながら、図8に示す径方向断面では、図7に示す径方向断面とは異なり、第2の端部22bが外周縁23よりも内周側に位置している。このため、第2の隔壁22よりも外周側であって外周縁23よりも内周側には、側板11とベルマウス14とに挟まれた空間25が形成される。空間25は、第1の距離L1と等しい径方向幅を有している。外周縁23よりも内周側に空間25が形成されることにより、遠心ファン1から吹き出された空気の二次流れを空間25に逆流させることができるようになる。この結果、二次渦24は、熱交換器3から離れて空間25寄りに形成されるため、二次渦24の渦径を小さくすることができる。また、二次渦24が空間25寄りに形成されることによって、側板11とベルマウス14とにより二次渦24の渦径の拡大を規制することもできる。このため、図8に示す径方向断面においても、主流の流れが二次渦24によって阻害されるのを防ぐことができ、熱交換器3の通過風速を回転軸CL方向で均一化することができる。したがって、熱交換器3の圧力損失を低減できるため、遠心ファン1の送風効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、図7に示す径方向断面だけでなく、図8に示す径方向断面にも第2の隔壁22が設けられている。これにより、側板11とベルマウス14との間のファンギャップ26を通って遠心ファン1の吹出側領域31から吸込側領域30に向かう風路の通風抵抗を大きくすることができる。このため、遠心ファン1の吹出側領域31から吸込側領域30への漏れ流れを低減することができる。したがって、遠心ファン1の吹出側領域31での圧力損失を低減できるため、遠心ファン1の送風効率をより向上させることができる。
第1の端部22aと第2の端部22bとの回転軸CL方向における距離を第3の距離L3としたとき、図8に示す径方向断面での第3の距離L3は、図7に示す径方向断面での第3の距離L3よりも短くなっている。すなわち、各径方向断面での第3の距離L3は、第1の距離L1が長い径方向断面ほど短くなっている。また、各径方向断面での第3の距離L3は、第2の距離L2が長い径方向断面ほど短くなっている。さらに、各径方向断面での第3の距離L3は、熱交換器3と第2の端部22bとの距離(L1+L2)が長い径方向断面ほど短くなっている。
一例として、第3の距離L3が距離(L1+L2)よりも長くなる径方向断面(例えば、図7に示す径方向断面)では、回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bが遠心ファン1の外周縁23と重なっている。第3の距離L3が距離(L1+L2)よりも短くなる径方向断面(例えば、図8に示す径方向断面)では、回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bが外周縁23よりも内周側に位置している。
以上説明したように、本実施の形態に係る空気調和機は、回転軸CLを中心として回転する遠心ファン1と、遠心ファン1の外周を囲むように配置された熱交換器3と、遠心ファン1の吸込側領域30と吹出側領域31とを仕切る第1の隔壁21と、回転軸CLを中心とした周方向において少なくとも一部に設けられ、第1の隔壁21から遠心ファン1に向かって延びた第2の隔壁22と、を備えている。第2の隔壁22は、第1の隔壁21に支持された第1の端部22aと、遠心ファン1側の端部である第2の端部22bと、を有している。ここで、回転軸CLを中心とした径方向における遠心ファン1の外周縁23と第2の端部22bとの距離を第1の距離L1とし、径方向における外周縁23と熱交換器3との距離を第2の距離L2とする。また、回転軸CLを通り回転軸CLに平行な径方向断面を第1の径方向断面(例えば、図7に示す径方向断面)とし、回転軸CLを通り回転軸CLに平行な径方向断面であって、第1の径方向断面での第2の距離L2よりも長い第2の距離L2を有する径方向断面を第2の径方向断面(例えば、図8に示す径方向断面)とする。このとき、第2の径方向断面での第1の距離L1は、第1の径方向断面での第1の距離L1よりも長い。
この構成によれば、第1の径方向断面及び第2の径方向断面のいずれにおいても、主流の流れが二次渦24によって阻害されるのを防ぐことができ、熱交換器3の通過風速を回転軸CL方向で均一化することができる。したがって、熱交換器3の圧力損失を低減できるため、遠心ファン1の送風効率を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る空気調和機では、回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bは周方向の全周にわたって、外周縁23よりも内周側に位置していてもよい。
また、本実施の形態に係る空気調和機において、回転軸CLと平行な軸方向における第1の端部22aと第2の端部22bとの距離を第3の距離L3とする。このとき、第3の距離L3が第1の距離L1と第2の距離L2との和よりも長くなる周方向位置(例えば、図7に示す径方向断面の周方向位置)では、回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bが外周縁23と重なっていてもよい。また、第3の距離L3が第1の距離L1と第2の距離L2との和よりも短くなる周方向位置(例えば、図8に示す径方向断面の周方向位置)では、回転軸CLと平行に見たとき、第2の端部22bが外周縁23よりも内周側に位置していてもよい。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和機について説明する。図9は、本実施の形態に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を回転軸CLと平行に見た構成を示す図である。図9では、図6と同様に、室内機100の設置状態における下方から熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を見た構成を示している。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、遠心ファン1の外周縁23と第2の端部22bとの間の第1の距離L1は、周方向位置B1で極小となる。外周縁23と熱交換器3との間の第2の距離L2が極小となる周方向位置のうち、周方向位置B1から周方向で最も近いのは、周方向位置B2である。周方向位置B1は、周方向で周方向位置B2からずれた位置に配置されている。例えば、周方向位置B1は、周方向位置B2よりも遠心ファン1の回転方向で前方に位置している。これにより、第1の距離L1が極小となる周方向位置B1と第2の距離L2が極小となる周方向位置B2とを周方向でずらすことができるため、熱交換器3と第2の端部22bとの距離(L1+L2)が遠心ファン1の回転方向で急激に縮小するのを防ぐことができる。したがって、熱交換器3と第2の隔壁22との間の風路が回転方向で急激に縮小することによる圧力損失の増加を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る空気調和機において、第1の距離L1が極小になる周方向位置B1は、第2の距離L2が極小になる周方向位置B2から周方向でずれた位置に配置されている。例えば、周方向位置B1は、周方向位置B2よりも、遠心ファン1の回転方向で前方に位置している。この構成によれば、熱交換器3と第2の隔壁22との間の風路が遠心ファン1の回転方向で急激に縮小するのを防ぐことができるため、圧力損失の増加を抑制することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る空気調和機について説明する。図10は、本実施の形態に係る空気調和機の熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を回転軸CLと平行に見た構成を示す図である。図10では、図6と同様に、室内機100の設置状態における下方から熱交換器3、遠心ファン1、第2の隔壁22及びベルマウス14を見た構成を示している。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、遠心ファン1の外周縁23と第2の端部22bとの間の第1の距離L1は、周方向位置C1で極小となる。周方向位置C1から遠心ファン1の回転方向(図10の反時計回り方向)での角度当たりの第1の距離L1の増加率は、周方向位置C1から遠心ファン1の反回転方向(図10の時計回り方向)での角度当たりの第1の距離L1の増加率よりも小さくなっている。また、外周縁23と熱交換器3との間の第2の距離L2、及び熱交換器3と第2の端部22bとの距離(L1+L2)は、いずれも周方向位置C1で極小となる。周方向位置C1から遠心ファン1の回転方向での角度当たりの第2の距離L2の増加率は、周方向位置C1から遠心ファン1の反回転方向での角度当たりの第2の距離L2の増加率と等しい。これにより、周方向位置C1から遠心ファン1の回転方向での角度当たりの距離(L1+L2)の増加率は、周方向位置C1から遠心ファン1の反回転方向での角度当たりの距離(L1+L2)の増加率よりも小さくなっている。
ここで、第2の隔壁22と熱交換器3とに挟まれた空間のうち、遠心ファン1の回転方向で距離(L1+L2)が増加していく領域を拡大風路32と定義する。また、第2の隔壁22と熱交換器3とに挟まれた空間のうち、遠心ファン1の回転方向で距離(L1+L2)が減少していく領域を縮小風路33と定義する。拡大風路32と縮小風路33とは、周方向位置C1を挟んで周方向で互いに隣接している。拡大風路32は周方向位置C1の回転方向側に位置しており、縮小風路33は周方向位置C1の反回転方向側に位置している。第2の隔壁22は、拡大風路32及び縮小風路33の双方の内周側の風路壁となる。拡大風路32では、縮小風路33と比較すると、風路が拡大することにより風路壁(例えば、第2の隔壁22)からの気流の剥離が生じやすいため、二次渦が発生しやすい。本実施の形態では、少なくとも周方向位置C1の近傍において、拡大風路32における遠心ファン1の回転方向での距離(L1+L2)の増加率が、縮小風路33における遠心ファン1の反回転方向での距離(L1+L2)の増加率よりも小さくなっている。このため、拡大風路32での風路の拡大率を小さくすることができる。これにより、拡大風路32での気流の剥離を抑えることができるため、拡大風路32での二次渦の発生を抑えることができる。したがって、本実施の形態によれば、二次渦に起因する熱交換器の圧力損失の増大を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る空気調和機では、第1の距離L1が極小になる周方向位置C1から遠心ファン1の回転方向での第1の距離L1の増加率は、第1の距離L1が極小になる周方向位置C1から遠心ファン1の反回転方向での第1の距離L1の増加率よりも小さい。この構成によれば、拡大風路32において気流の剥離を抑制することができるため、気流の剥離により発生する渦による圧力損失の増加を抑制することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る空気調和機について説明する。本実施の形態に係る空気調和機は、冷媒を循環させる冷媒回路を有している。図11は、本実施の形態に係る空気調和機の冷媒回路の構成を示す冷媒回路図である。空気調和機は、室外機300と、室内機301と、室外機300と室内機301とを接続する冷媒配管302、303と、を有している。室外機300内の冷媒流路と室内機301内の冷媒流路とが冷媒配管302、303を介して接続されることにより、冷媒が循環する冷媒回路が構成される。冷媒配管302は、ガス冷媒が流れるガス配管となり、冷媒配管303は、液冷媒又は気液二相冷媒が流れる液配管となる。
室外機300には、圧縮機101、四方弁102、室外側熱交換器103、室外側送風機104及び絞り装置105が収容されている。圧縮機101は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する流体機械である。圧縮機101は、インバータ装置等を備えていてもよい。インバータ装置は、圧縮機101の運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機101の容量、すなわち単位時間当たりに冷媒を送り出す量を変化させることができる。四方弁102は、制御装置(図示せず)からの指示に基づいて冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れ方向を切り換える流路切替装置である。
室外側熱交換器103では、冷媒と、室外側送風機104により供給される室外空気と、の熱交換が行われる。室外側熱交換器103は、冷房運転時には凝縮器として機能する。すなわち、冷房運転時の室外側熱交換器103では、圧縮機101で圧縮され四方弁102を介して流入した高圧の冷媒が、室外空気との熱交換により凝縮して液化する。室外側熱交換器103で液化した液冷媒は、絞り装置105に供給される。また、室外側熱交換器103は、暖房運転時には蒸発器として機能する。すなわち、暖房運転時の室外側熱交換器103では、絞り装置105で減圧された低圧の冷媒が、室外空気との熱交換により蒸発して気化する。室外側熱交換器103で気化したガス冷媒は、圧縮機101に吸入される。絞り装置105としては、開度を調整可能な膨張弁が用いられる。
室内機301には、室内側熱交換器106及び室内側送風機107が収容されている。室内機301としては、実施の形態1~3のいずれかに係る室内機100を用いることができる。すなわち、室内側熱交換器106としては熱交換器3を用いることができ、室内側送風機107としては遠心ファン1を用いることができる。
室内側熱交換器106では、冷媒と、室内側送風機107により供給される室内空気と、の熱交換が行われる。室内側熱交換器106は、冷房運転時には蒸発器として機能する。すなわち、冷房運転時の室内側熱交換器106では、絞り装置105で減圧され冷媒配管303を介して流入した低圧の冷媒が、室内空気との熱交換により蒸発して気化する。室内側熱交換器106で気化したガス冷媒は、冷媒配管302及び四方弁102を介して圧縮機101に吸入される。室内側熱交換器106を通過した室内空気は、冷媒の吸熱作用により冷却される。また、室内側熱交換器106は、暖房運転時には凝縮器として機能する。すなわち、暖房運転時の室内側熱交換器106では、圧縮機101で圧縮され四方弁102及び冷媒配管302を介して流入した高圧の冷媒が、室内空気との熱交換により凝縮して液化する。室内側熱交換器106で液化した液冷媒は、冷媒配管303を介して絞り装置105に供給される。室内側熱交換器106を通過した室内空気は、冷媒の放熱作用により加熱される。室内側送風機107は、例えば利用者の設定に基づき所定の運転周波数で運転する。
本実施の形態によれば、実施の形態1~3のいずれかと同様の効果が得られる。
上記の各実施の形態1~4は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
1 遠心ファン、1a ファン吸込口、1b ファン吹出口、2 ファンモータ、3 熱交換器、4 本体側板、5 本体天板、6 化粧パネル、7 吸込グリル、8 フィルタ、9 パネル吹出口、10 主板、11 側板、12 羽根、13 風向板、14 ベルマウス、16 ドレンパン、20 本体、21 第1の隔壁、22 第2の隔壁、22a 第1の端部、22b 第2の端部、22c L字状部分、23 外周縁、24 二次渦、25 空間、26 ファンギャップ、30 吸込側領域、31 吹出側領域、32 拡大風路、33 縮小風路、100 室内機、101 圧縮機、102 四方弁、103
室外側熱交換器、104 室外側送風機、105 絞り装置、106 室内側熱交換器、107 室内側送風機、201 天井、202 部屋、300 室外機、301 室内機、302、303 冷媒配管、A1、A2、A3、B1、B2、C1 周方向位置、CL 回転軸、L1 第1の距離、L2 第2の距離、L3 第3の距離。

Claims (5)

  1. 回転軸を中心として回転する遠心ファンと、
    前記遠心ファンの外周を囲むように配置された熱交換器と、
    前記遠心ファンの吸込側領域と吹出側領域とを仕切る第1の隔壁と、
    前記回転軸を中心とした周方向において少なくとも一部に設けられ、前記第1の隔壁から前記遠心ファンに向かって延びた第2の隔壁と、
    を備え、
    前記第2の隔壁は、前記第1の隔壁に支持された第1の端部と、前記遠心ファン側の端部である第2の端部と、を有しており、
    前記回転軸を中心とした径方向における前記遠心ファンの外周縁と前記第2の端部との距離を第1の距離とし、前記径方向における前記外周縁と前記熱交換器との距離を第2の距離とし、前記回転軸を通り前記回転軸に平行な径方向断面を第1の径方向断面とし、前記回転軸を通り前記回転軸に平行な径方向断面であって、前記第1の径方向断面での前記第2の距離よりも長い前記第2の距離を有する径方向断面を第2の径方向断面としたとき、
    全ての前記第1の径方向断面及び前記第2の径方向断面において、
    前記第2の端部は、少なくとも前記第2の径方向断面において、前記外周縁よりも内周側に位置しており、
    前記第2の径方向断面での前記第1の距離は、前記第1の径方向断面での前記第1の距離よりも長い空気調和機。
  2. 前記第1の距離が極小になる周方向位置から前記遠心ファンの回転方向での前記第1の距離の増加率は、前記第1の距離が極小になる周方向位置から前記遠心ファンの反回転方向での前記第1の距離の増加率よりも小さい請求項に記載の空気調和機。
  3. 回転軸を中心として回転する遠心ファンと、
    前記遠心ファンの外周を囲むように配置された熱交換器と、
    前記遠心ファンの吸込側領域と吹出側領域とを仕切る第1の隔壁と、
    前記回転軸を中心とした周方向において少なくとも一部に設けられ、前記第1の隔壁から前記遠心ファンに向かって延びた第2の隔壁と、
    を備え、
    前記第2の隔壁は、前記第1の隔壁に支持された第1の端部と、前記遠心ファン側の端部である第2の端部と、を有しており、
    前記回転軸を中心とした径方向における前記遠心ファンの外周縁と前記第2の端部との距離を第1の距離とし、前記径方向における前記外周縁と前記熱交換器との距離を第2の距離とし、前記回転軸を通り前記回転軸に平行な径方向断面を第1の径方向断面とし、前記回転軸を通り前記回転軸に平行な径方向断面であって、前記第1の径方向断面での前記第2の距離よりも長い前記第2の距離を有する径方向断面を第2の径方向断面としたとき、
    全ての前記第1の径方向断面及び前記第2の径方向断面において、
    前記第2の径方向断面での前記第1の距離は、前記第1の径方向断面での前記第1の距離よりも長く、
    前記第1の距離が極小になる周方向位置から前記遠心ファンの回転方向での前記第1の距離の増加率は、前記第1の距離が極小になる周方向位置から前記遠心ファンの反回転方向での前記第1の距離の増加率よりも小さい空気調和機。
  4. 前記回転軸と平行に見たとき、前記第2の端部は前記周方向の全周にわたって、前記外周縁よりも内周側に位置している請求項1~請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 前記回転軸と平行な軸方向における前記第1の端部と前記第2の端部との距離を第3の距離としたとき、
    前記第3の距離が前記第1の距離と前記第2の距離との和よりも長くなる周方向位置では、前記回転軸と平行に見たとき、前記第2の端部が前記外周縁と重なっており、
    前記第3の距離が前記第1の距離と前記第2の距離との和よりも短くなる周方向位置では、前記回転軸と平行に見たとき、前記第2の端部が前記外周縁よりも内周側に位置している請求項1~請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
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