JP2017048807A - 管継手用ロックリング及び管継手の調整方法 - Google Patents

管継手用ロックリング及び管継手の調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管継手と管体との係合具合を簡単に調整できる管継手用ロックリング及び管継手の調整方法を提供すること。【解決手段】ロックリング34は、水道用管継手に内装されて水道用管継手からのパイプの抜け出しを防止するために用いられる。ロックリング34は、パイプが挿入される環状のリング本体35と、リング本体35の内周縁から径方向内側に向かって延出され、パイプに食い込むことでパイプの抜け出しを防止するものであり、リング本体35の内周縁に沿って複数が配置されたロック片36とを有している。スリット40は、隣接するロック片36の間に形成され、ロック片36の先端部側に位置する第一端部が開放されるとともに、ロック片36の基端部側に位置する第二端部が閉じられている。複数のスリット40のうちの一部についてのみ、第二端部が円孔40aに形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば水道用の管継手に用いられるロックリング及び管継手の調整方法に関する。
特許文献1の技術においては、継手の内部にロックリングを備え、当該継手に挿入されたパイプの外周面にロックリングの規制片が食い込むことで、パイプの抜け出しを防止するようになっている。
特許第2997671号公報
ところが、特許文献1の技術において、継手へのパイプの挿入し易さや継手からのパイプの抜け出し難さを調整するためには、規制片の形状・寸法や数を変更する必要が、或いはロックリングの板厚や材質を変更する必要があった。
本発明の目的は、管体と管継手との係合具合を簡単に調整できる管継手用ロックリング及び管継手の調整方法を提供すること。
上記目的を達成するために請求項1の発明の管継手用ロックリングは、管継手に内装されて当該管継手からの管体の抜け出しを防止するために用いられる管継手用ロックリングであって、前記管体が挿入される環状のリング本体と、当該リング本体の内周縁から径方向内側に向かって延出され、前記管体に係合することで当該管体の抜け出しを防止するものであり、前記リング本体の内周縁に沿って複数が配置されたロック片と、隣接する前記ロック片の間に形成され、当該ロック片の先端部側に位置する第一端部が開放されるとともに当該ロック片の基端部側に位置する第二端部が閉じられたスリットとを備えた管継手用ロックリングにおいて、複数の前記スリットのうちの一部についてのみ、前記第二端部を円孔に形成したことを特徴とする。
また、請求項2の発明の管継手の調整方法は、請求項1に記載の管継手用ロックリングと、当該管継手用ロックリングと比較して、複数の前記スリットに対する前記円孔の形成パターンが異なる管継手用ロックリングとを含む複数の管継手用ロックリングが準備され、この選択肢の中から管継手用ロックリングを選択することで、前記管継手と前記管体との係合具合を調整するようにしたことを特徴とする。
このようにすれば、複数のスリットに対する円孔の形成パターンを変更するのみの簡単な作り分けで、ロック片の変形特性を異ならせた複数の管継手用ロックリングを準備することができ、この準備された管継手用ロックリングの中から適宜選択するのみで、管継手と管体との係合具体を簡単に調整することができる。
水道用管継手の縦断面図。 ロックリングの正面図。 (a)〜(c)は、水道用管継手の組立時におけるロックリングの選択肢を示す正面図。
本発明を、水道用管継手において具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、管体としての水道配管用のパイプ11は、例えば架橋ポリエチレン製又はポリブテン製である。パイプ11の端部(図面左方の端部)には、インコア30が挿入されている。継手本体12は、筒状に形成され、第一端部(図面左方の端部)の外周面に形成された雄ねじ部13において、水道配管10に螺合可能となっている。
前記継手本体12において第二端部(図面右方の端部)の内周面には、雌ねじ部15が形成されている。継手本体12の内周面には、雌ねじ部15の近傍に当接面16及び傾斜面17が、雄ねじ部13の近傍に受け面18が、それぞれ円環状に形成されている。
前記継手本体12の第二端部には、筒状をなす抜け止め部材19が挿入されている。抜け止め部材19は、第一端部(図面左方の端部)の外周面に形成された雄ねじ部22において、継手本体12の雌ねじ部15に対して螺合されている。パイプ11は、抜け止め部材19を挿通され、インコア30が受け面18に当接する位置まで継手本体12内に挿入されている。
前記抜け止め部材19の外周面には、当該抜け止め部材19の継手本体12に対する緩みを止めるためのオーリング25が装着されている。継手本体12内において、傾斜面17と受け面18との間には、継手本体12とパイプ11との隙間をシールするための第一シールリング27及び第二シールリング29がそれぞれ装着されている。
前記継手本体12内において、抜け止め部材19の第一端部と当接面16との間には、スペーサ48を介して重ねられた一対のロックリング34,34が配置されている。抜け止め部材19及び当接面16は、スペーサ48及びロックリング34,34が継手本体12から抜け出すことを当接規制する。ロックリング34,34は、当該ロックリング34,34に挿通されたパイプ11の抜け出しを防止する機能を有する。当該機能部分の理解を容易とするため、図1ではパイプ11を仮想線にて示してある。
図1及び図2に示すように、前記ロックリング34,34は、ステンレス鋼をプレス成形法により所定形状に成形した成形品を、バレル加工法、ショットピーニング法又はサンドブラスト法により表面研磨したものである。ロックリング34,34は、円環状をなすリング本体35と、当該リング本体35の内周縁から径方向内側でかつ継手本体12の第一端部方向に、当該リング本体35に対して45°の傾斜で延出された複数のロック片36とを有している。
前記ロック片36の先端部には、円弧状をなす食い込み部36aが形成されている。ロックリング34,34は、パイプ11に強い引き抜き力が作用した際、ロック片36の食い込み部36aがパイプ11の外周面に食い込むことで、当該パイプ11の抜け出しを防止する。ロック片36の基端部には、当該ロック片36がパイプ11に所定量以上食い込むことを防止する角部36bが形成されている。全てのロック片36について、隣接するロック片36との基端部間には、スリット40が形成されている。スリット40は、ロック片36の先端部側に位置する第一端部が開放されかつロック片36の基端部側に位置する第二端部が閉じられている。ロック片36は、基端部にスリット40が形成されることによって、所定の弾性が付与されている。
さて、図3(a)〜図3(c)に示すように、水道用管継手の製造時における前記ロックリング34,34(図1参照)の選択肢としては、三種類のロックリング34A〜34Cが準備されている。各ロックリング34A〜34Cは、全てのスリット40のうち、全部又は一部について、第二端部が円孔40aに形成されている。各ロックリング34A〜34Cの相違点は、複数のスリット40に対する円孔40aの形成パターンである。
つまり、図3(a)に示すように、前記ロックリング34Aは、第二端部が円孔40aとされた一つのスリット40と、第二端部が円孔40aではない一つのスリット40とが、周方向へ交互に配置された円孔40aの形成パターンを有している。図3(b)に示すように、ロックリング34Bは、第二端部が円孔40aではない一つのスリット40と、第二端部が円孔40aとされた連続する三つのスリット40とが、周方向へ交互に配置された円孔40aの形成パターンを有している。図3(c)に示すように、ロックリング34Cは、全てのスリット40の第二端部が円孔40aとされた形成パターンを有している。
前記スリット40の円孔40aは、ロックリング34,34(34A〜34C)にパイプ11を挿入する際、ロック片36を外方へ拡がり易くする。したがって、パイプ11に作用するロック片36の弾発力が低減され、パイプ11をロックリング34,34に挿入する力を軽減することができる。また、スリット40の円孔40aが、パイプ11に作用させるロック片36の弾発力を低減することで、ロックリング34,34(34A〜34C)からパイプ11を引き抜こうとする際、当該パイプ11の引き抜きにロック片36が追従し難くなり、当該パイプ11に対するロック片36の食い込み量を少なくする。
前記ロック片36において、隣接するスリット40に円孔40aが形成されているか否か、一個先及び/又は数個先のスリット40に円孔40aが形成されているか否かは、当該ロック片36がパイプ11に作用させる弾発力の強さに影響を与える。例えば、近くのスリット40に円孔40aが形成されたものが多い程、当該ロック片36がパイプ11に作用させる弾発力が弱くなる傾向にある。つまり、複数のスリット40に対する円孔40aの形成パターンを異ならせれば、複数のロック片36が全体としてパイプ11に作用させる弾発力の強さ、つまりロックリング34,34(34A〜34C)へのパイプ11の挿入し易さや、ロックリング34,34(34A〜34C)からのパイプ11の抜け出し難さを、異ならせることができる。
図2に示すように、本実施形態の水道用管継手は、一対のロックリング34,34ともに、ロックリング34A(図3(a)参照)が選択されて組み付けられている。そして、例えば、当該水道用管継手よりもパイプ11を挿入し易くすることを重視するなら、少なくとも一方のロックリング34,34(34A)を、ロックリング34B(図3(b)参照)又はロックリング34C(図3(c)参照)に変更するか、一方のロックリング34(34A)をロックリング34Bに、他方のロックリング34(34A)をロックリング34Cに変更すればよい。
以上のように、本実施形態によれば、複数のスリット40に対する円孔40aの形成パターンを変更するのみの簡単な作り分けで、ロック片36の弾性変形特性を異ならせた複数のロックリング34A〜34Cを準備することができ、この準備されたロックリング34A〜34Cの中から適宜選択するのみで、水道用管継手へのパイプ11の挿入し易さや、水道用管継手からのパイプ11の抜け出し難さを、簡単に調整することができる。
本発明は次のように具体化してもよい。
○ロックリング34は、隣接する二つ又は三つ等の複数のスリット40の第二端部を円孔40aとし、隣接する二つ又は三つ等の複数のスリット40の第二端部を円孔40aとせず、この前者と後者を周方向へ交互に配置したものであってもよい。
○ロックリング34は、円孔40aの形成パターンに規則性が無いものであってもよい。
○円孔40aは楕円形状であってもよい。
○ロック片36は、パイプ11に対して抜け方向への抵抗力を付与できるものであれば当該パイプ11に食い込む必要はなく、単に当該パイプ11の外周面に押圧されて摺動抵抗を付与するものであってもよい。
11…管体としてのパイプ、34…ロックリング、34A〜34C…ロックリングの選択肢、35…リング本体、36…ロック片、40…スリット、40a…円孔。

Claims (2)

  1. 管継手に内装されて当該管継手からの管体の抜け出しを防止するために用いられる管継手用ロックリングであって、
    前記管体が挿入される環状のリング本体と、
    当該リング本体の内周縁から径方向内側に向かって延出され、前記管体に係合することで当該管体の抜け出しを防止するものであり、前記リング本体の内周縁に沿って複数が配置されたロック片と、
    隣接する前記ロック片の間に形成され、当該ロック片の先端部側に位置する第一端部が開放されるとともに当該ロック片の基端部側に位置する第二端部が閉じられたスリットと
    を備えた管継手用ロックリングにおいて、
    複数の前記スリットのうちの一部についてのみ、前記第二端部を円孔に形成したことを特徴とする管継手用ロックリング。
  2. 請求項1に記載の管継手用ロックリングと、
    当該管継手用ロックリングと比較して、複数の前記スリットに対する前記円孔の形成パターンが異なる管継手用ロックリングと
    を含む複数の管継手用ロックリングが準備され、
    この選択肢の中から管継手用ロックリングを選択することで、前記管継手と前記管体との係合具合を調整するようにしたことを特徴とする管継手の調整方法。
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