JP2017047163A - パンツ型着用物品 - Google Patents

パンツ型着用物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2017047163A
JP2017047163A JP2015237893A JP2015237893A JP2017047163A JP 2017047163 A JP2017047163 A JP 2017047163A JP 2015237893 A JP2015237893 A JP 2015237893A JP 2015237893 A JP2015237893 A JP 2015237893A JP 2017047163 A JP2017047163 A JP 2017047163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimension
panel
absorbent
liquid
diaper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015237893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5977424B1 (ja
Inventor
瞳 中尾
Hitomi Nakao
瞳 中尾
祐介 川上
Yusuke Kawakami
祐介 川上
訓功 川端
Kuniyoshi Kawabata
訓功 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5977424B1 publication Critical patent/JP5977424B1/ja
Publication of JP2017047163A publication Critical patent/JP2017047163A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/496Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】比較的にスリムな吸液性コアを有するとともに、吸液性コアの保水量以上の体液を一時的に拡散、保液することができ、女性が抵抗感なく着用することのできる大人用のパンツ型着用物品の提供。【解決手段】パンツ型着用物品は、吸収パネル16の肌対向面側において縦方向Yへ延びる一対の防漏カフ60を有する。防漏カフ60は、吸液性コア35の側縁の横方向Xの外側において縦方向Yへ延びる基端部62と、縦方向Yへ延びる複数条のカフ弾性体64が配置された自由部63とを有し、防漏カフ60の基端部61の横方向Xの外側には、レッグ弾性体65が配置された縦方向Yへ延びるサイド延出部61が位置する。サイド延出部61の厚さ方向Zにおける寸法D2が、吸液性コア35が配置された、吸収パネル16の中央部の厚さ方向Zにおける寸法D1よりも大きい。【選択図】図4

Description

この発明は、主として大人用のパンツ型着用物品に関する。
特許文献1には、前ウエスト域を形成する前ウエストパネルと、後ウエスト域を形成する後ウエストパネルと、前後ウエストパネルの間に位置してクロッチ域を形成する吸収パネルと、吸液性コアと、吸収パネルの前記肌対向面側において縦方向へ延びる一対の防漏カフスとを含むパンツ型着用物品が開示されている。
国際公開2006/017718号(WO2006/017718号)
特許文献1に開示のパンツ型着用物品では、十分な体液の吸収量を確保するために吸収体の幅寸法を大きくして、排泄後に吸収体が体液を吸収して重みが増したとしても位置ずれしないように、ウエスト周りの縦寸法を身体のそれよりも大きく形成していた。しかし、かかる着用物品を着用すると、レッグ開口が相対的に小さくなって着用する際に、レッグ開口に脚先が引っ掛ったり、下着等の衣類の上端からおむつの上端がはみ出たりすることがある。また、股下部分がごわついて、一部が折れ曲がって段差状の外形ラインが衣服の上に現れて、外観においておむつを着用していることを他人に認識されることがある。特に、軽失禁のためにおむつを初めて着用する女性の着用者にとっては、かかる着用のし難さ、見た目の悪さ及びそれによっておむつを着用していることを他人に知られることがあることに対して抵抗感を感じることがある。
本発明の目的は、従来の技術の改良であって、比較的にスリムな吸液性コアを備えるとともに、吸液性コアの保水量以上の体液を一時的に拡散、保液することができ、女性が抵抗感なく着用することのできる大人用のパンツ型着用物品の提供にある。
本発明は、縦方向及び横方向を有し、前ウエスト域を形成する前ウエストパネルと、後ウエスト域を形成する後ウエストパネルと、前記前後ウエストパネルの間に位置してクロッチ域を形成し、吸収体を有する吸収パネルとを含む大人用のパンツ型着用物品に関する。
本発明に係るパンツ型着用物品は、前記吸収体は、吸液性コアを有し、前記吸収パネルの肌対向面側において前記縦方向へ延びる一対の防漏カフをさらに有し、前記防漏カフは、前記吸液性コアの側縁の前記横方向の外側において前記縦方向へ延びる基端部と、前記縦方向へ延びる複数条のカフ弾性体が配置された自由部とを有し、前記防漏カフの前記基端部の前記横方向の外側には、前記縦方向へ延びるサイド延出部が位置し、前記サイド延出部には、前記レッグ弾性体が配置されており、前記サイド延出部の厚さ方向における寸法が、前記吸液性コアが配置された、前記吸収パネルの中央部の厚さ方向における寸法よりも大きいことを特徴とする。
前記吸収性パネルの前記中央部の厚さ寸法が2.0〜4.0mm、前記吸収性パネルの前記サイド延出部の厚さ寸法が5.0〜7.0mmであることから、サイド身体と吸収パネルの中央部との間において、両側部に囲まれたスペースが形成されて空気が流動されるので、おむつ10内部の蒸れを防止することができる。
非伸長状態において、前記前ウエストパネルの上端縁から下端縁までの長さ寸法である第1寸法が、前記前ウエストパネルの前記下端縁から前記吸収パネルの下端縁までの長さ寸法である第2寸法よりも小さく、前記第1寸法と前記第2寸法との合計寸法が、250〜290mmであって、非伸長状態において、前記前ウエストパネルの前記下端縁のうちの前記吸収パネルと重なる部分の前記横方向の長さ寸法である第3寸法に対して、前記下端縁のうちの前記重なる部分の前記横方向の外側に位置する、一対の非重畳部分のうちの一方の非重畳部分の前記横方向の寸法である第4寸法が45〜80%の大きさであって、前記吸収体の保水量は、150〜400gであって、前記前ウエスト域において前記横方向へ延びる前ウエスト弾性体の配置された伸縮域の伸長応力が、前記後ウエスト域において前記横方向へ延びる後ウエスト弾性体が配置された伸縮域の伸長応力よりも高いことから、着用状態において、比較的に股上が小さなローライズのような外観を呈し、正面視においてすっきりとした印象を与えることができる。
伸長した状態において、前記第1寸法は180〜210mm、前記第2寸法は、170〜190mm、前記第3寸法は190〜210mm、前記第4寸法は、170〜270mmであることから、着用状態において、比較的に股上が小さなローライズのような外観を呈し、すっきりとした印象を与えることができる。
前記サイド延出部は、親水性層と、前記親水性層を前記厚さ方向において被覆する疎水性層とを有することから、親水性層において吸収体の保水量以上の体液を一時的に保持することができるとともに、親水性層が疎水性層に被覆されることによって体液の漏れが抑制される。
前記吸収体の肌対向面側を被覆する透液性の内面シートを有し、前記親水性層は、前記吸収体の両側縁からさらに前記横方向の外側へ延出する前記内面シートの延出部分を有することから、内面シートの液拡散性及び保液性を利用することによって、吸収体の保水量以上の体液を一時的に保持することができる。
前記吸収体は、吸液性コアとそれを包被するコアカバーシートとを有し、前記親水性層は、前記吸液性コアの両側縁からさらに前記横方向の外側へ延出する前記コアカバーシートの延出部分を有することから、コアカバーシートの液拡散性及び保液性を利用することによって、吸収体の保水量以上の体液を一時的に保持することができる。
本発明に係る大人用のパンツ型着用物品によれば、股上が比較的に浅く、かつ、着用が容易であって、着用者の体形にフィットしたすっきりとした印象を与えることができる。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本開示に係るパンツ型着用物品の一例として示す使い捨ておむつの斜視図。 おむつを肌対向面側から視た一部破断展開平面図。 図2のIII−III線に沿う断面図。 図3のIV線で囲んだ領域の拡大図。 (a)おむつの非伸長状態における平面図。(b)おむつを穿かせたドールに衣服を着用させた場合における、衣服の外形ラインの変化を測定する態様を示す図。 (a)従来のおむつの一例であるおむつの非伸長状態における平面図。(b)従来のおむつを穿かせたドールに衣服を着用した場合における、衣服の外形ラインの変化を測定する態様を示す図。 (a)女性用下着の一例である下着の非伸長状態における平面図。(b)下着を穿かせたドールに衣服を着用させた場合における、衣服の外形ラインの変化を測定する態様を示す図。
下記の実施の形態は、図1〜図7に示す、本発明の主として大人用として使用されるプルオン着用物品の一例である使い捨ておむつ10に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。図2において、後述する各弾性体は、その収縮力に抗して、横方向X及び縦方向Yへの収縮力により、各弾性体が取り付けられたおむつ10の構成要素に生じたギャザーが自然な視覚によって実質的に無くなっているように見える程度にまで伸長された状態にある。
図1〜図3を参照すると、使い捨ておむつ10は、縦方向Y及びそれに交差する横方向Xと、厚さ方向Zと、肌対向面及びその反対側の非肌対向面と、横方向Xの長さ寸法を二等分する縦断中心線Pと、縦方向Yの長さ寸法を二等分する横断中心線Qとを有し、縦断中心線に関してほぼ対称であり、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前ウエスト域11および後ウエスト域12の間に位置するクロッチ域13とを含む。この発明において、パンツ型着用物品とは、プルオン着用物品を意味し、画定されたウエスト開口及びレッグ開口を有し、着用者のレッグをレッグ開口に挿入してその物品をウエスト上に引き上げて着用者の体に着けられる物品を指す。その物品は、一対のレッグホースの有無を問わない。
おむつ10は、前ウエスト域を形成する前ウエストパネル14と、後ウエスト域を形成する後ウエストパネル15と、前後ウエストパネル14,15間において縦方向Yへ延び、クロッチ域13を形成する吸収パネル16とを含む。
吸収パネル16は、前ウエスト域11の肌対向面側に位置する前端部19Aと、後ウエスト域12の肌対向面に位置する後端部19Bと、前後端部19A,19B間に位置する中間部19Cとを有する。本実施形態において、吸収パネル16の前後端部19A,19Bは、それぞれ、前後ウエスト域11,12の肌対向面側に位置しているが、前後端部19A,19Bが前後ウエスト域11,12の非肌対向面に位置するように、吸収パネル16を前後ウエストパネル14,15の外面に固定されてもよい。
前ウエスト域11の両側縁部と後ウエスト域の両側縁部とは、縦方向Yへ断続する複数のサイドシーム25によって互いに接合され、ウエスト開口26と一対のレッグ開口27とが画成されている。サイドシーム25は、ホットメルト接着剤等の各種接着剤による接着手段、ヒートシール、ソニック等の溶着手段による各種公知の接合手段またはそれらの組み合わせによって形成することができる。
前ウエストパネル14は、前レッグ開口の一部を形成する下端縁(前ウエスト域の下端縁)14aと、前ウエスト開口を形成する上端縁(前ウエスト域の上端縁)14bと、上下端縁14a,14b間において縦方向Yへ延びる両側縁14c,14d(前ウエスト域の両側縁)とによって画定された横長矩形状を有する。また、前ウエストパネル14は、肌対向面側に位置する不透液性の内層シート17と、非肌対向面側に位置する不透液性の外層シート18と、内外層シート17,18間において、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に配置された複数条のストランド状又はストリング状の前ウエスト弾性体20とを有する。
後ウエストパネル15は、後レッグ開口の一部を形成する下端縁(後ウエスト域の下端縁)15aと、後ウエスト開口を形成する上端縁(後ウエスト域の上端縁)15bと、上下端縁15a,15b間において縦方向Yへ延びる両側縁(後ウエスト域の両側縁)15c,15dとを有する。後ウエストパネル15は、肌対向面側に位置する不透液性の内層シート21と、非肌対向面側に位置する疎水性及び/又は不透液性の外層シート22と、内外層シート21,22間において、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に配置された複数条のストランド状又はストリング状の後ウエスト弾性体23とを有する。
前ウエスト弾性体20は、上端縁14bに沿って横方向Xに延びる複数条の前上方ウエスト弾性体20Aと、前上方ウエスト弾性体20Aと下端縁14aとの間に位置する前下方ウエスト弾性体20Bとを有する。後ウエスト弾性体23は、ウエスト開口縁に沿って横方向Xに延びる複数条の後上方ウエスト弾性体23Aと、後上方ウエスト弾性体23Aと下端縁15aとの間に位置する後下方ウエスト弾性体23Bとを有する。前下方ウエスト弾性体20Bは、吸収パネル16の前端部19Aとおむつ10の平面視において互いに重なるように位置し、後下方ウエスト弾性体23Bは、吸収パネル16の後端部19Bと平面視において互いに重なるように位置している。
前後ウエストパネル14,15の内外層シート17,18,21,22は、不透液性であって好ましくは通気性を有する、質量が約10〜40g/m、繊維密度が約0.03〜0.1g/cmのスパンボンド繊維不織布、SMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)繊維不織布、エアスルー繊維不織布等の各種公知の繊維不織布を用いることができる。
前後ウエスト弾性体20,23において、前後上方ウエスト弾性体20A,23Aとしては、例えば、繊度が約600〜1200dtexであって、約2.5〜3.5倍に伸長された状態で収縮可能に配置されたストリング状又はストランド状の弾性材料を用いることができる。また、前後下方ウエスト弾性体20B,23Bとしては、例えば、繊度が約400〜800dtexであって、約1.5〜3.0倍に伸長された状態で収縮可能に配置されたストリング状又はストランド状の弾性材料を用いることができる。前下方ウエスト弾性体20Bが配置された伸縮域の伸長応力が、後下方ウエスト弾性体23Bが配置された伸縮域の伸長応力よりも高くなっていることが好ましい。
前後ウエスト弾性体20,23の繊度、伸長倍率、各弾性体間の離間寸法(ピッチ)等の各種条件は必要に応じで適宜変更することが可能であるが、ウエスト開口側において着用者の身体に安定的に着用されるために、前後上方ウエスト弾性体20A,23Aによる伸縮域の伸長応力が前後下方ウエスト弾性体20B,23Bによる伸縮域の伸長応力よりも高くなるように各弾性体の条件を設定することが好ましい。また、前後ウエスト域11,12に所要の弾性力を付与できる限りにおいて、前後ウエスト弾性体20,23の代わりに、または、それとともに、弾性伸縮性シートを前後ウエスト域11,12の内面側又は外面側に配置してもよい。おむつ10の外面全体に前後ウエスト弾性体20,23が配置されることによって、その外面には複数のギャザーが形成され、全体としてギャザーリングされている。
吸収パネル16は、前後端縁16a,16bと両側縁16c,16dとによって画定された縦長方形状であって、前後端部19A,19Bが、前後ウエストパネル14,15の肌対向面に、例えばホットメルト接着剤を塗布してなる前後接合域(図示せず)を介して互いに接合されている。前後接合域におけるホットメルト接着剤の塗布パターンは、例えば、縦方向Yへ延びる複数のライン状のほかに、Ω状、スパイラル状、波状等の各種公知の形状を採用することができる。
図2〜図4を参照すると、吸収パネル16は、肌対向面側に位置する親水性/透液性の内面シート(身体側ライナ)31と吸収体33とから構成された吸液構造体30と、吸液構造体30の非肌対向面側に位置する疎水性の被覆シート32と、吸液構造体30の非肌対向面側において、少なくともその底面を被覆する大きさを有する疎水性又不透液性の防漏プラスチックフィルム34とを有する。吸収体33は、吸液性コア35と吸液性コア35の全体を包被するコアカバーシート36とを有する。
吸液性コア35は、所要の形状に賦形された半剛性のパネル形状であって、横方向Xへ延びる前後端縁と、前後端縁間において縦断中心線Pに向かって(横方向Xの内側へ向かって)凸曲して延びる両側縁35c,35dとを有する。また、吸液性コア35は、木材フラッフパルプと、当業界で慣用されている超吸収性ポリマー粒子(SAP)とを含む。着用物品10が大人用かつ軽失禁用のおむつとして使用される場合には、吸液性コア35の厚さ寸法が比較的に小さいことが好ましく、例えば、SAPの質量を木材フラッフパルプの質量に対して相対的に小さくすることによって、所要の吸水量を保持しつつ、その厚さ寸法を小さくしてもよいし、また、吸液性コア35をSAPのみから形成されてもよい。
内面シート31とコアカバーシート36とは、親液性(親水性)及び液拡散性を有するシート材料から形成されるものであって、その材料としては、例えば、質量約15〜25g/mの親水化処理されたスパンボンド繊維不織布、SMS繊維不織布等を用いることができる。コアカバーシート36の材料としては、内面シート31と同種類のシート材料であってもよいが、好適には、ティッシュペーパである。また、その厚さ寸法は、内面シート31のそれに比べて小さく、吸液性コア35を所要形状に保形できる程度の強度を実現する厚さ寸法であればよい。被覆シート32は、疎水性又は実質的に不透液性のシート材料から形成されており、例えば、質量約15〜30g/mのSMS繊維不織布やスパンボンド不織布等から形成される。防漏フィルム34は、好ましくは通気性を有する、疎水性のシート材料、例えば、質量約10〜25g/mの透湿性プラスチックフィルムから形成される。
吸液構造体30において、内面シート31は吸液性コア35の両側縁35c,35dからさらに横方向Xの外側へ延びている。具体的には、吸液性コア35の肌対向面側を被覆する内面シート31は、吸収パネル16の両側縁16c,16dに沿って縦方向Yへ延びる折曲ライン(図示せず)に沿って折り曲げられて縦断中心線Pへ向かって延び、その外側縁部31bが吸液性コア35の非肌対向面側に位置している。また、吸液性コア35を包被するコアカバーシート36は、吸液性コア35の外形寸法よりもひとまわり大きな外形を有する。内面シート31とコアカバーシート36とは、それぞれ、吸液性コア35の両側縁35c,35dから横方向の外側へ延びる延出部分31A,36Aを有し、これら延出部分31A,36Aによって、吸液性コア35の横方向Xの外側には親水性層(吸液性層)50が形成される。
親水性層50は、内面シート31とコアカバーシート36との折り重ねた延出部分31A,36Aから形成されていることから4層構造を有する。ただし、所要の保液性能を有する限りにおいて、内面シート31の延出部分31Aとコアカバーシート36の延出部分36Aとは、2層構造ではなく単層構造であってもよいし、親水性層50が内面シート31の延出部分31Aのみから形成されていてもよい。また、吸液性コア35の両側縁35c、35dが凹曲状を有していることから、親水性層50はクロッチ域13の中央部においてその横方向Xの寸法が最も大きく、前後ウエスト域11,12において該寸法が最も小さくなっている。
吸収パネル16は、かかる構成を有することによって、縦方向Yへ延びる一対の防漏カフス60と、防漏カフス60の横方向Xの外側に位置する一対のサイド延出部(ガスケットカフス)61とを含む。防漏カフス60は、被覆シート32の両側部42のうちの端部接合域48を介して内面シート31に固定された両端固定部と、内側接合域47を介して内面シート31に固定された縦方向Yへ延びる基端部(近位部)62と、両端固定部間において縦方向Yへ延び、かつ、基端部62と並行して縦方向Yへ延びる自由部(遠位部)63とを有する。自由部63には、カフ弾性体64が伸長状態で収縮可能に配設されている。着用状態において、カフ弾性体64が収縮することによって、該縁部が内面シート31から着用者の身体側へ離間し、着用者の大腿部にフィットして排泄物の漏れを防止する。
本実施形態において、防漏カフス60とサイド延出部61とは、被覆シート32から形成されているが、防漏カフス60は被覆シート32と別体のシート材料から形成されていてもよい。かかる場合には、防漏カフス60は、主として排泄物の漏れを防止するものであるから、必ずしも不透液性のシートから形成する必要はない。また、防漏カフス60の自由部63又はカフ弾性体64として弾性伸縮性シートを使用してもよい。被覆シート32は、吸液構造体30が配置された主体部41と、主体部41の横方向Xの両側に位置する両側部42と、吸液構造体30の非肌対後面側へ折り曲げられた外側縁部42Aとを有する。
吸収パネル16のサイド延出部61は、内面シート31の延出部分31Aとコアカバーシート36の延出部分36Aとから構成された親水性層50と、親水性層50を厚さ方向Zにおいて覆う疎水性層51,52とを有する。疎水性層51,52は、親水性層50の非肌対向面側を被覆する第1疎水性層(下側層)51と、親水性層50の肌対向縁側を被覆する第2疎水性層(上側層)52とを有する。第1疎水性層51は、被覆シート32の主体部41と、外側縁部42A及び防漏フィルム34から構成された3層構造を有し、第2疎水性層52は、被覆シート32の両側部42から構成された2層構造を有する。第1疎水性層51を形成する防漏フィルム34の側縁部と被覆シート32の外側縁部42Aとの間には、複数条のレッグ弾性体65が伸長状態で収縮可能に取り付けられている。吸収パネル16のサイド延出部61は、第1疎水性層51に位置するレッグ弾性体65の収縮作用によって、少なくとも縦方向Yへ弾性を有する。
おむつ10の着用状態において、防漏カフス60がカフ弾性体64の収縮作用によって着用者の身体側へ向かって起立し、サイド延出部61が、レッグ弾性体65の収縮力によって大腿部の付け根近傍にフィットされている。このように、おむつ10のレッグ開口縁部が、防漏カフス60とサイド延出部61とによって比較的に広い範囲で身体に当接されるので、防漏カフス60のみによって排泄物の横漏れを防止する場合に比して、排泄物の横漏れをより効果的に防止しうる。
サイド延出部61は、親水性層50の非肌対向面側を被覆する第1疎水性層51と親水性層50の肌対向面側を被覆する第2疎水性層52とを有することから、親水性層50においてその両側縁部まで拡散、吸収された体液が外部に漏れ出るのを抑制することができる。さらに、サイド延出部61において、第1及び第2疎水性層51,52は親水性層50全体を包被するように被覆シート32を折り曲げて形成しており、親水性層50の横方向Xの外側にも疎水性層が位置することから体液が外部に漏れ出ることはない。
図5(a)は、本実施形態に係るおむつ10の非伸長状態における平面図、図5(b)は、おむつ10を穿かせたドール91に衣服(ズボン)92を着用させた場合における、衣服92の外形ラインの変化を測定する態様を示す図、図6(a)は、従来のおむつの一例であるおむつ110の非伸長状態における平面図、図6(b)は、従来のおむつ110を穿かせたドール91に衣服92を着用させた場合における、被服の外形ラインの変化を測定する態様を示す図、図7(a)は、女性用下着の一例である下着210の非伸長状態における平面図、図7(b)は、下着210を穿かせたドール91に衣服92を着用させた場合における、被服の外形ラインの変化を測定する態様を示す図である。図5(a),図6(a)及び図7(a)に示すとおり、非伸長状態とは、おむつ10、従来のおむつ110、下着210それぞれの縦方向の寸法を2等分する横断中心線(吸収パネルの下端縁)に沿って、平坦になるようにそれらを折り曲げた状態を意味するものである。
図5(b)においては、平均的な女性の下半身の形態を有する測定用のドール91を、その背面に位置する壁面90から最も近接する位置において23mm離間するように配置した。次に、ドール91におむつ10を穿かせたうえで、ドール91にフィットするような、好ましくは伸縮性素材から形成された、衣服(ズボン)92を穿かせた状態で、壁面90から最も近接する位置U1の離間距離R1(mm)を測定した。図6(b)及び図7(b)においても、おむつ10の場合と同様の条件で、従来のおむつ110と下着210をそれぞれドール91に穿かせて測定し、最も近接する位置U2,U3の離間距離R2,R3(mm)を測定した。衣服92は、女性用の股上が比較的に浅いタイプ(いわゆる、ローライズタイプ)であって、股上寸法が210mmのものを使用した。
図5(a)を参照すると、おむつ10は、正面視において、記述の便宜上、前ウエストパネル14からなる上方部分81と、それよりも下方に位置する下方部分82とに区分される。おむつ10は、非伸長状態(収縮状態)において、前ウエストパネル14の上端縁14bから下端縁14aまでの縦方向Yの寸法である第1寸法(上方部分81の縦寸法)L1が110〜140mm、前ウエストパネル14の下端縁14aから吸収パネル16の最下端(横断中心線Q上の点)までの離間寸法である第2寸法(下方部分82の縦寸法)L2は、140〜150mm、前ウエストパネル14の下端縁14aのうちの吸収パネル16と重なる部分(重畳部分)の横方向Xの長さ寸法である第3寸法L3は120〜140mm、前ウエストパネル14の下端縁14aのうちの重畳部分の横方向Xの外側に位置する一対の非重畳部分のうちの一方の非重畳部分の横方向Xの寸法である第4寸法(レッグ開口の幅寸法)L4は、50〜90mmである。なお、第1寸法L1と第2寸法L2とは、縦断中心線Pに沿って測定した。
また、図示していないが、おむつ10を縦方向Y及び横方向Xに伸長した状態においては、前ウエスト域11(又は後ウエスト域12)の横方向Xの寸法W1が550〜740mm、第1寸法L1は180〜210mm、第2寸法L2は、170〜190mm、第3寸法L3は190〜210mm、第4寸法L4は、170〜270mmである。
図6(a)を参照すると、比較例1のおむつ110は、本実施形態に係るおむつ10と同様の基本的構造(ただし、サイド延出部61に関する構成は有しない)を有するものであって、前ウエスト域111を形成する前ウエストパネル114と後ウエスト域を形成する後ウエストパネルと、前後ウエストパネル114の肌対向面側に取り付けられた吸収パネル116とを含む。前ウエストパネル114と後ウエストパネルとは、両側縁部が縦方向Yへ断続するサイドシーム125を介して互いに接合されており、吸収パネル116は、前ウエストパネル114の肌対向面側に位置する前端部119Aと、後ウエストパネルの肌対向面側に位置する後端部と、前端部119Aと後端部との間に位置する中央部119Cとを有する。前ウエストパネル114には、ウエスト開口側において横方向Xへ延びる複数条の前上方ウエスト弾性体120Aとその下方において横方向Xへ延びる前下方ウエスト弾性体120Bとが配置されている。前ウエストパネル114において吸収パネル116の前端部119Aと重なる部分において、前下方ウエスト弾性体120Bは切断、除去されており、後ウエストパネルにおいても同様の構成を有する。また、従来のおむつ110は、説明の便宜上、前ウエストパネル114と後ウエストパネルとからなる上方部分181と、それよりも下方に位置する下方部分182とに区分される。
従来のおむつ110は、平均的な大人用のおむつの各寸法を有するものであって、非伸長状態において、前後ウエストパネル114の上端縁114bから下端縁114aまでの縦方向Yの寸法である第1寸法(上方部分181の縦寸法)M1は、150〜170mmである。また、前ウエストパネル114の下端縁114aから吸収パネル116の最下端(おむつ110全体の縦方向の寸法を2等分する横断中心線上の点T2)までの離間寸法である第2寸法(下方部分182の縦寸法)M2は、140〜150mm、前ウエストパネル114の下端縁114aのうちの吸収パネル116と重なる部分(重畳部分)の横方向Xの長さ寸法である第3寸法M3は140〜160mm、前後ウエストパネル114の下端縁114aのうちの重畳部分の横方向Xの外側に位置する一対の非重畳部分のうちの一方の非重畳部分の横方向Xの寸法である第4寸法(レッグ開口の寸法)M4は、80〜90mmである。なお、第1寸法M1と第2寸法M2とは、横方向の寸法を2等分する、上端縁114bから下端縁114aへ垂直に延びる縦断中心線Jに沿って測定した。
図7(a)を参照すると、一般的な女性用の下着210は、前後ウエスト域211,212とクロッチ域213とを有し、ウエスト開口縁部とレッグ開口縁部には、下着本体とは別体の弾性シート220,221が伸縮可能に取り付けられている。下着210は、正面視において、前ウエスト域211の上端縁214bからレッグ開口の上端縁まで延びる上方部分281と、上方部分281の下方に位置する下方部分282とを有する。ここで、下着210において、前ウエスト域211の下端縁とは、一対のレッグ開口の上端どうしを結ぶ下端縁214aを意味する。
下着210において、非伸長状態における、上端縁214bから前ウエスト域211の下端縁までの縦方向の寸法である第1寸法(上方部分281の縦寸法)N1は100〜120mm、前ウエスト域211の下端縁からクロッチ域213の最下端(下着210全体の縦方向の寸法を2等分する横断中心線上の点T3)までの離間寸法である第2寸法(下方部分282の縦寸法)N2は、130〜150mm、前ウエスト域211の下端縁のうちのクロッチ域213との境界に位置する部分の横方向Xの寸法N3は110〜160mm、該部分の横方向Xの外側に位置する部分の横方向Xの寸法(レッグ開口の幅寸法)N4は72〜88mmである。なお、第1寸法N1と第2寸法N2とは、横方向の寸法を2等分する、上端縁214bから下端縁214aへ垂直に延びる縦断中心線Jに沿って測定した。
近年、女性を中心に、腰骨に上端部を引っ掛けるようにして着用する、股上の比較的に浅いローライズタイプの下着や衣服等の衣類が多くなっている。一方、従来のパンツ型のおむつは、ウエスト域の縦方向の寸法が比較的に大きく設計されており、ローライズタイプの衣類を着用する場合には、その一部が上方から衣類の外にはみ出るおそれがあった。また、おむつのクロッチ域の横幅が比較的に大きな場合には、股下がごわついて不快感を与えるとともに、一部が折れ重なったり折れ曲がったりして衣類の表面に段差状の外形ラインが現れ、外観視においておむつを着用していることが認識されるおそれがある。ローライズタイプの衣類を好む、軽失禁用として初めておむつを着用するような比較的に若い女性(40代〜60代)の着用者にとっては、着用したときに、ローライズタイプの衣類からおむつの一部がはみ出たり、衣類の表面に段差状の外形ラインが形成されることによって、おむつを着用していることを他人に知られることが心理的な負担となっていた。そこで、ローライズタイプの衣類を着用した場合であっても、一部がはみ出たり、股下がごわついて段差状の外形ラインが形成されないような下着のような着用感を有するおむつが望まれていた。
図7(a)を参照すると、下着210を穿かせたドール91に関する測定において、壁面90と最も近接した位置U3との離間寸法R3は18mmであり、下着210の一部が衣服92の上方からはみ出なかった。このように、下着210を穿かせたドール91に衣服92を装着させた状態においては、下着210がドール91にフィットされていることによって、背面側に下着210のうちのドール91にフィットされなかった部分がダブついて段差を形成し、後方へ突出するようなことはなく、全体的にスリムな印象を与えることができる。下着210を装着した場合において、下着210の一部が衣服92の上方からはみ出ない理由としては、下着210においては、第1寸法N1が第2寸法N2よりも小さいことから、全体としてローライズタイプの形状をなすことが考えられる。また、第1寸法N1と第2寸法N2との合計寸法が、230〜270mmであることから、股上寸法210mmのローライズタイプの衣服92内において、下着210の下方部分282がタブつくことはなく、ドール91にフィットして衣服92の表面にダブついた部分による段差などが形成されなかったと考えられる。また、出願人は、異なる大きさを有する複数の下着210について、同様の測定を行った結果、第1寸法N1と第2寸法N2との合計寸法が250〜290mmの範囲内にある場合には、下方部分282がドール91にフィットしてダブつくことがないことを知見した。
したがって、おむつ10,110において、下着210のようにローライズタイプの形状を有し、かつ、衣服92内において下方部分82,182がタブつかないためには、おむつ10,110の第1寸法L1,M1が第2寸法L2,M2よりも小さく、かつ、第1寸法L1,M1と第2寸法L2,M2との合計寸法が、250〜290mmの範囲内であることが必要であると考えられる。
従来のおむつ110においては、前ウエスト域111からなる上方部分181の縦方向の寸法である第1寸法M1と下方部分182の縦方向Yの寸法である第2寸法M2とにおいて、第1寸法M1が第2寸法M2よりも小さく、かつ、第1寸法M1+第2寸法M2が少なくとも290mm以上である。図6(b)を参照すると、従来のおむつ110を穿かせたドール91においては、衣服92の背面側においてダブついた下方部分182が表面に段差状に現れており、後方へ突出したような態様となっている。そのために、ドール91の壁面90と最も近接する位置U2の離間寸法R2は、5mmであった。また、第1寸法M1が第2寸法M2よりも大きいことから、衣服92の上方からおむつ110の一部110Aがはみ出ていた。このように、従来のおむつ110は、ドール91にフィットせずに、背面側において下方部分182がダブついて全体としてすっきりとした印象を与えることができず、また、衣服92から一部110Aがはみ出ることによって、外観を大きく損なうおそれがある。
一方、本実施形態に係るおむつ10においては、前ウエスト域11からなる上方部分81の縦方向の寸法である第1寸法L1と下方部分82の縦方向Yの寸法である第2寸法L2とにおいて、第1寸法L1が第2寸法L2よりも小さく、かつ、第1寸法L1+第2寸法L2が250〜290mmの範囲内である。図5(b)を参照すると、おむつ10を穿かせたドール91において、壁面90と最も近接した位置Uの壁面90との離間寸法R1は、15mmであって、衣服92の背面側において下方部分82がダブつくことはなく、下方部分82による段差が形成されなかった。また、衣服92の上方からおむつ10の一部がはみ出ることはなかった。このように、おむつ10がドール91にフィットされることによって、衣服92の表面にダブついた部分が外形ラインとして現れることはなくスッキリとした印象を与えるとともに、おむつ10の一部が衣服92からはみ出て外観を損なうことはない。
また、下着210においては、非伸長状態であっても、着用するときに、レッグ開口から脚を挿通しやすいよう比較的にレッグ開口の幅寸法が大きく設計されており、具体的には、レッグ開口の幅寸法である第4寸法N4が股部の幅寸法である第3寸法N3の約45〜80%の大きさを有する。おむつ10においては、第4寸法L4が第3寸法L3の約45〜80%の大きさであって、着用するときに、下着210と同様に、レッグ開口に脚を挿通しやすいといえる。また、出願人の知見したところによれば、第4寸法N4が第3寸法N3の45%以下の大きさの場合には、レッグ開口が比較的に幅狭となって脚を挿通し難く、一方かかる寸法比が80%以上の大きさの場合には、レッグ開口が大きくなり過ぎるとともに、相対的に股部分が幅狭となって着用中に身体に食い込むおそれがあるといえる。
また、本実施形態に係るおむつ10では、主として大人の軽失禁を対象とするものであるから、吸収パネル16に位置する吸収体33は、軽失禁用でないおむつに比べて薄く、かつ、その保水量が比較的に低くなっており、吸収体33全体に体液が拡散した状態であっても、自重によって股下部分が下方へ垂れ下がることはない。具体的には、吸収体33の保水量は、150〜400gである。一方、従来のおむつ110においては、吸収体が比較的に厚く、その保水量が500〜1200gであって、吸収体全体に体液が拡散した状態において、吸収体の自重によって下方部分182全体が下方へ垂れ下がるような歪な形状となるので、衣服92の外観において、従来のおむつ110の外形がより鮮明に現れるおそれがある。なお、一般的な高齢者の場合には、1度の排尿量が約100〜200gであって、おむつ10は、かかる排尿量を十分に吸収保持することができる。
<吸収体の保水量の測定方法>
まず、おむつ10からサイドシーム25の位置する両側縁部を切り取るとともに、前後ウエスト弾性体20,23及びレッグ弾性体65を切断して、各弾性体の収縮力が作用していない平らな状態のサンプルを得る。次に、サンプルの重量を測定(E)し、サンプル全体をプレート状の容器に注いだ生理食塩水(0.9%NaCl溶液)に30分間浸した。次に、30分経過後に、サンプルのウエスト端部の両側を竿に固定したクリップに留めて吊持した状態のまま10分間放置した。最後に、脱水機(150G)の中にサンプルを入れて90秒間脱水した後の重量(F)を測定した。吸収体の保水量は、F(g)−E(g)の算式によって求めた。なお、従来のおむつ110についても、同様の測定方法によって、保水量を求めた。
また、本実施形態のおむつ10においては、後下方ウエスト弾性体23Bが配置された伸縮域の伸長応力が、前下方ウエスト弾性体20Bが配置された伸縮域の伸長応力よりも低いことが好ましい。吸収パネル16の後端部19Bと前端部19Aとは、前後下方ウエスト弾性体20B、23Bと交差してその収縮力によって横方向Xの寸法が縮められるところ、後端部19Bの縮み量が前端部19Aの縮み量よりも小さくなり、後端部19Bの横寸法が前端部19Aの横寸法よりも大きくなることから、着用する前において、着用者に対して臀部全体を被覆することができ、かつ、後ウエスト域12側に排泄された体液を十分に吸収、保持できることを視覚上認識させることができ、安心感を与えることができる。また、前後ウエストパネル14,15から透視される前後端部19A,19Bの横寸法が異なることから、おむつ10の前後の識別が容易になる。また、透視された前端部19Aが後端部19Bよりも幅狭であることに加え、吸収パネル16の横方向Xの寸法が比較的に小さいことから、おむつ10の正面視においてすっきりとした印象を与えることができる。したがって、着用者が身体にフィットした着衣を着用したときであっても、着衣の上からおむつ10の外形がはっきりと視認されることはなく、おむつ10を初めて着用する着用者に対して、着用することに対する抵抗感を低減することができる。
<伸縮域の伸長応力の測定方法>
各伸縮域の伸長応力には、引張試験機((株)島津製作所製)を用いて以下の方法で測定した。まず、おむつ10(通常の大人用おむつのMサイズであって、横方向の寸法W1が600mm)において、シーム25を剥離して前後ウエストパネル14,15を分離し、前後ウエストパネル14,15の内面に接着剤を介して接合された吸収パネル16の前後端部19A,19Bを両ウエストパネル14,15から取り外した後に、前後ウエストパネル14,15のそれぞれから前後下方ウエスト弾性体20B,23Bが配置された各伸縮域を140mmの幅で切り取って各サンプルとした。次いで、サンプルの一方端部を可動治具(上チャック)、他方端部を固定治具(下チャック)にそれぞれ把持させた状態において、チャック間の距離が300mmの状態から可動治具を速度300mm/minで上方へ移動させ、チャック間の距離が425mmまで離隔させて、動きを反転し、チャック間が300mmになるまで接近させた後、再び動きを反転させてチャック間が425mmになるまで離隔させた時点の伸長応力(N)を測定した。
かかる測定の結果、後下方ウエスト弾性体23Bが配置された伸縮域の伸長応力が、約16N/m、前下方ウエスト弾性体20Bが配置された伸縮域の伸長応力が約21N/mであった。また、同様の測定方法の結果、Lサイズのおむつ10では、前者が約3.5N/m、後者が約10N/m、XLサイズのおむつ10では、前者が約18N/m、後者が約23N/mであった。
従来のおむつ110においては、吸収パネル116の前端部119Aの存在域において前下方ウエスト弾性体120Bが切断、除去されていることから、おむつ10における前記の技術的効果を得ることはできない。また、従来のおむつ110において、前下方ウエスト弾性体120Bが吸収パネル116の前端部119A、後ウエストパネルに配置された後下方ウエスト弾性体が吸収パネル116の後端部と交差する場合であっても、互いに同じ伸長率を有する場合には、おむつ10と同様の効果を得ることはできない。
再び、図2を参照すると、既述のとおり、吸液性コア35の両側縁35c,35dは、横方向Xの内側へ向かって凸曲した形状を有し、クロッチ域13の中央部において防漏カフス60の基端部62と最も離隔している。吸液性コア35は、シート部材よりも剛性の高い半剛性であって、吸液性コア35が基端部62の近傍に位置するときには、基端部62がその剛性の影響を受けて起立し難くなるおそれがあるが、最も体液が溜まるクロッチ域13の中央部において基端部62と吸液性コア35とが最も離隔していることから、防漏カフス60の起立が阻害されることはなく、体液の横漏れを防止することができる。
また、本実施形態においては、サイド延出部61に位置する外側接合域46と防漏カフス60の基端部62を形成する内側接合域47とが横方向Xにおいて互いに離隔している。このように、外側接合域46と基端部62とが離隔していることによって、サイド延出部61と防漏カフス60とは互いの伸長、収縮作用による影響を受けることなく、独立して起立することができる。ただし、サイド延出部61と防漏カフス60とが互いに独立して起立する限りにおいて、おむつ10の製造工程の簡略化のために、外側接合域46と内側接合域47とが連続するように被覆シート32に塗布されていてもよい。
再び、図4を参照すると、吸収体33の保水量が比較的に少ないことから比較的に肉薄であるとともに、吸収パネル16のレッグ弾性体65が配置された両側部に多層構造を有するサイド延出部61が位置することによって、吸収パネル16において、中央部の厚さ寸法よりも両側部の厚さ寸法が大きくなっている。具体的には、吸収パネル16の中央部の厚さ寸法D1が、約2.0〜4.0mm、両側部の厚さ寸法D2が約5.0〜7.0mmである。ここで、吸収パネル16の中央部とは、吸収体33が配置された領域であって、両側部(サイド延出部61の配置された部分)間に位置する部分を意味し、少なくとも、縦断中心線Pと横断中心線Qとが交わる点を含む領域を意味する。
このように、吸収パネル16の両側部の厚さ寸法D2が中央部の厚さ寸法D1よりも大きいことから、防漏カフス60が倒伏された、前後ウエスト域11,12の肌対向面側に位置する前後端部19A、19Bにおいて、身体と吸収パネル16の中央部との間において、両側部に囲まれたスペースが形成されて空気が流動されるので、おむつ10内部の蒸れを防止することができる。また、下着210は、レッグ開口縁部に下着本体とは別体の弾性シート221を取り付けることによって、レッグ開口縁部の厚さ寸法が股下域の中央部に厚さ寸法よりも大きくなっている。具体的には、股下域の中央部の厚さ寸法は0.8〜1.2mm、レッグ開口縁部の厚さ寸法は1.2〜1.9mmである。したがって、おむつ10と下着210とは、共に、股下域においてレッグ開口縁部が中央部よりも肉厚であるから、おむつ10が下着になじみやすく、その動きに順応しやすくなるといえる。
一方、従来のおむつ110では、吸収体の保水量が比較的に大きいことから比較的に肉厚であって、かつ、おむつ10のサイド延出部61のような構成を有するものではないことから、吸収パネル116において、吸収体の配置されたクロッチ域113の中央部の厚さ寸法が吸収体の配置されていない、中央部の横方向の両側に位置する両側部の厚さ寸法よりも大きくなっている。具体的には、吸収パネル116のクロッチ域113における中央部の厚さ寸法は、7.0〜10.0mm、両側部の厚さ寸法は、1.0〜3.0mmである。このように、従来のおむつ110では、下着210と異なり、吸収パネル116の中央部が両側部よりも肉厚であることから、下着210に馴染みにくく、その動きに順応し難いといえる。
大人用のおむつの場合には、日常生活において、着衣の内側におむつを着用していることが外観において視認されないようにしたいという観点から、おむつ10の厚さ寸法をできるだけ抑えるために、吸液性コアの厚さ寸法及び/又は幅寸法を小さくすることが好ましい。しかし、吸液性コアの厚さ寸法等を小さくした場合には、体液の吸液量が減少して体液を十分に保持することができないおそれがある。本実施形態にかかるおむつ10においては、吸液性コア35の両側縁35c,35dから横方向Xの外側へ延びる内面シート31の延出部分31Aとコアカバーシート36の延出部分36Aとから構成された親水性層50が、吸収パネル16の両側縁16c,16dに沿ってサイド延出部61まで延在していることから、親水性層50において吸液性コア35において吸収された体液を拡散又はそれに吸収されなかった体液を直接吸収することができ、吸液性コア35の吸液量を超える体液を一時的に保持することができる。また、サイド延出部61が安定的に身体に当接されることによって、着用中にクロッチ域13の両側縁部が臀裂に挟まれて臀部が露出することはない。
<吸収パネルの厚さ寸法の測定方法>
吸収パネルの中央部の厚さ寸法D1と両側部の厚さ寸法D2とは、厚み計(PEACOCK DIAL THICKNESS GAUSE 径50mm・測定圧3g/cm)によって測定した。
本発明の使い捨て着用物品を構成する各構成部材には、明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種公知の材料を制限なく用いることができる。また、明細書及び特許請求の範囲において、「第1」「第2」、「第3」及び「第4」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられる。
10 大人用のパンツ型着用物品(おむつ)
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
14 前ウエストパネル
14a 前ウエストパネルの下端縁(下端縁)
14b 前ウエストパネルの上端縁(上端縁)
15 後ウエストパネル
16 吸収パネル
19A 前端部
19B 後端部
20 前ウエスト弾性体(ウエスト弾性体)
20B 前下方ウエスト弾性体
23 後ウエスト弾性体(ウエスト弾性体)
23B 後下方ウエスト弾性体
31 内面シート
31A 内面シートの延出部分
32 被覆シート
33 吸収体
34 防漏フィルム
35 吸液性コア
36 コアカバーシート
36A コアカバーシートの延出部分
50 親水性層
51 第1疎水性層
52 第2疎水性層
60 防漏カフ
61 サイド延出部
62 基端部
63 自由部
64 カフ弾性体
65 レッグ弾性体
D1 吸収パネルの中央部の厚さ寸法
D2 吸収パネルの両側部の厚さ寸法
L1 第1寸法
L2 第2寸法
L3 第3寸法
L4 第4寸法
X 横方向
Y 縦方向
Z 厚さ方向
本発明に係るパンツ型着用物品は、前記吸収体は、吸液性コアを有し、前記吸収体の保水量は、150〜400gであって、前記吸収パネルの肌対向面側において前記縦方向へ延びる一対の防漏カフをさらに有し、前記防漏カフは、前記吸液性コアの側縁の前記横方向の外側において前記縦方向へ延びる基端部と、前記縦方向へ延びる複数条のカフ弾性体が配置された自由部とを有し、前記防漏カフの前記基端部の前記横方向の外側には、前記縦方向へ延びるサイド延出部が位置し、前記サイド延出部には、レッグ弾性体が配置されており、前記サイド延出部の厚さ方向における寸法が、前記吸液性コアが配置された、前記吸収パネルの中央部の前記厚さ方向における寸法よりも大きい。
本発明に係る大人用のパンツ型着用物品によれば、下着になじみやすく、その動きに順応しやすくなるとともに、内部の漏れを効果的に抑制することができる。

Claims (7)

  1. 縦方向及び横方向を有し、前ウエスト域を形成する前ウエストパネルと、後ウエスト域を形成する後ウエストパネルと、前記前後ウエストパネルの間に位置してクロッチ域を形成し、吸収体を有する吸収パネルとを含む大人用のパンツ型着用物品において、
    前記吸収体は、吸液性コアを有し、
    前記吸収パネルの肌対向面側において前記縦方向へ延びる一対の防漏カフをさらに有し、前記防漏カフは、前記吸液性コアの側縁の前記横方向の外側において前記縦方向へ延びる基端部と、前記縦方向へ延びる複数条のカフ弾性体が配置された自由部とを有し、前記防漏カフの前記基端部の前記横方向の外側には、前記縦方向へ延びるサイド延出部が位置し、前記サイド延出部には、前記レッグ弾性体が配置されており、
    前記サイド延出部の厚さ方向における寸法が、前記吸液性コアが配置された、前記吸収パネルの中央部の厚さ方向における寸法よりも大きいことを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記吸収性パネルの前記中央部の厚さ寸法が2.0〜4.0mm、前記吸収性パネルの前記サイド延出部の厚さ寸法が5.0〜7.0mmである請求項1に記載の着用物品。
  3. 非伸長状態において、前記前ウエストパネルの上端縁から下端縁までの長さ寸法である第1寸法が、前記前ウエストパネルの前記下端縁から前記吸収パネルの下端縁までの長さ寸法である第2寸法よりも小さく、
    前記第1寸法と前記第2寸法との合計寸法が、250〜290mmであって、
    非伸長状態において、前記前ウエストパネルの前記下端縁のうちの前記吸収パネルと重なる部分の前記横方向の長さ寸法である第3寸法に対して、前記下端縁のうちの前記重なる部分の前記横方向の外側に位置する、一対の非重畳部分のうちの一方の非重畳部分の前記横方向の寸法である第4寸法が45〜80%の大きさであって、
    前記吸収体の保水量は、150〜400gであって、
    前記前ウエスト域において前記横方向へ延びる前ウエスト弾性体の配置された伸縮域の伸長応力が、前記後ウエスト域において前記横方向へ延びる後ウエスト弾性体が配置された伸縮域の伸長応力よりも高い請求項1又は2に記載の着用物品。
  4. 伸長した状態において、前記第1寸法は180〜210mm、前記第2寸法は、170〜190mm、前記第3寸法は190〜210mm、前記第4寸法は、170〜270mmである請求項3に記載の着用物品。
  5. 前記サイド延出部は、親水性層と、前記親水性層を前記厚さ方向において被覆する疎水性層とを有する請求項1〜4のいずれかに記載の着用物品。
  6. 前記吸収体の肌対向面側を被覆する透液性の内面シートを有し、前記親水性層は、前記吸収体の両側縁からさらに前記横方向の外側へ延出する前記内面シートの延出部分を有する請求項5に記載の着用物品。
  7. 前記吸収体は、吸液性コアとそれを包被するコアカバーシートとを有し、前記親水性層は、前記吸液性コアの両側縁からさらに前記横方向の外側へ延出する前記コアカバーシートの延出部分を有する請求項5又は6に記載の着用物品。
JP2015237893A 2015-09-03 2015-12-04 パンツ型着用物品 Active JP5977424B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015174147 2015-09-03
JP2015174147 2015-09-03

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180186A Division JP5866054B1 (ja) 2015-09-03 2015-09-11 パンツ型着用物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5977424B1 JP5977424B1 (ja) 2016-08-24
JP2017047163A true JP2017047163A (ja) 2017-03-09

Family

ID=55347009

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180186A Active JP5866054B1 (ja) 2015-09-03 2015-09-11 パンツ型着用物品
JP2015237893A Active JP5977424B1 (ja) 2015-09-03 2015-12-04 パンツ型着用物品

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180186A Active JP5866054B1 (ja) 2015-09-03 2015-09-11 パンツ型着用物品

Country Status (3)

Country Link
JP (2) JP5866054B1 (ja)
TW (1) TWI698230B (ja)
WO (1) WO2017037958A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132393A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型使い捨ておむつ

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015171382A1 (en) 2014-05-08 2015-11-12 The Procter & Gamble Company Waist to side silhouettes of adult disposable absorbent articles and arrays
EP3139883B1 (en) 2014-05-08 2021-04-07 The Procter and Gamble Company Hip to side silhouettes of adult disposable absorbent articles and arrays
US10478352B2 (en) 2014-05-08 2019-11-19 The Procter & Gamble Company Length-to-side silhouettes of adult disposable absorbent articles and arrays
US10034801B2 (en) 2014-10-03 2018-07-31 The Procter & Gamble Company Adult disposable absorbent articles and arrays comprising improved product lengths
US10864117B2 (en) 2014-10-09 2020-12-15 The Procter & Gamble Company Length-to-waist and hip-to-side silhouettes of adult disposable absorbent articles and arrays
JP5866054B1 (ja) * 2015-09-03 2016-02-17 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型着用物品
JP2020524034A (ja) 2017-06-30 2020-08-13 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company ボクサーブリーフ型使い捨て吸収性物品及び群の臀部対側部シルエット
US11432971B2 (en) 2017-06-30 2022-09-06 The Procter & Gamble Company Hip-to-side and waist-to-side silhouettes for bikini/low rise brief type disposable absorbent articles and arrays
EP3644925A1 (en) 2017-06-30 2020-05-06 The Procter and Gamble Company Length-to-side silhouettes for boxer brief/boyshort type disposable absorbent articles and arrays
JP2020525090A (ja) * 2017-06-30 2020-08-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company ビキニ型/ローライズブリーフ型の使い捨て吸収性物品及びアレイの長−側部シルエット
WO2019006318A1 (en) 2017-06-30 2019-01-03 The Procter & Gamble Company LENGTH-TO-HIPS SILHOUETTES AND LENGTH-TO-SIZE OF DISPOSABLE ABSORBENT ARTICLES AND LOTS

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3398047B2 (ja) * 1998-04-24 2003-04-21 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型おむつ
JP4252162B2 (ja) * 1999-07-14 2009-04-08 大王製紙株式会社 使い捨て吸収性物品
WO2009057006A2 (en) * 2007-11-02 2009-05-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent garment
JP5991809B2 (ja) * 2011-12-07 2016-09-14 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP6033129B2 (ja) * 2012-03-29 2016-11-30 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP6083893B2 (ja) * 2012-12-14 2017-02-22 花王株式会社 使い捨ておむつ
JP6255225B2 (ja) * 2013-11-29 2017-12-27 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JP5866054B1 (ja) * 2015-09-03 2016-02-17 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型着用物品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132393A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
JP2021104225A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
CN114845675A (zh) * 2019-12-26 2022-08-02 尤妮佳股份有限公司 内裤式一次性尿布
JP7458781B2 (ja) 2019-12-26 2024-04-01 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型使い捨ておむつ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5866054B1 (ja) 2016-02-17
JP5977424B1 (ja) 2016-08-24
WO2017037958A1 (ja) 2017-03-09
TW201713289A (zh) 2017-04-16
JP2017047148A (ja) 2017-03-09
TWI698230B (zh) 2020-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5977424B1 (ja) パンツ型着用物品
TWI597055B (zh) Absorbent article
JP6364213B2 (ja) 吸収性物品
JP2016120018A (ja) パンツ型吸収性物品
JP5592578B1 (ja) パンツ型の着用物品
JP5887258B2 (ja) 吸収性物品
JP4338619B2 (ja) 吸収性物品
JP5839760B1 (ja) 使い捨て着用物品
JP2006198353A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
TWI826651B (zh) 吸收性物品
JP5833270B1 (ja) 使い捨て着用物品
JP5366777B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP6316077B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP6083892B2 (ja) パンツ型吸収性物品
WO2020138177A1 (ja) 吸収性物品
JP2020103884A (ja) 吸収性物品
JP6181365B2 (ja) 吸収性物品
TW202031220A (zh) 吸收性物品
JP6403544B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP6410020B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP2019187884A (ja) 男性用パンツ型吸収性物品
JP2019208698A (ja) 男性用パンツ型吸収性物品
JP2018201675A (ja) スカート付き使い捨ておむつ
JP2015024067A (ja) 吸収性物品
JP2016010512A (ja) 使い捨て着用物品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5977424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250