JP2017045310A - 自動取引装置 - Google Patents

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高士 佐野
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Abstract

【課題】各種のばらつきが反映された媒体に関するデータを蓄積することが可能な技術が望まれる。
【解決手段】紙幣に関するデータを得る紙幣鑑別部140と、あらかじめ設定された条件に応じた前記紙幣に関するデータを記憶部155に記憶させる主制御部110と、を備え、主制御部110は、条件を設定可能な条件設定手段を有する、自動取引装置10が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動取引装置に関する。
自動取引装置において取り扱われる媒体(例えば、紙幣など)は、すべてが均一ではなく、汚損度などが異なっているのが通例である。そこで、真券と汚損券との境界を示す閾値を自動的に調整する技術が開示されている。また、複数の装置間において、この閾値を自動調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。かかる技術によれば、複数の装置間において自動的に排除される媒体の汚損度を一定とすることが可能となる。
また、自動取引装置には、媒体を鑑別する鑑別部が存在する。鑑別部は、媒体の真偽、正損などを判別し、この判別結果に基づいて媒体の鑑別を行う。しかし、媒体の特徴点のばらつき、媒体の汚損のばらつき、センサ特性のばらつき、動作環境のばらつきなどといった各種のばらつきが存在するため、これらのばらつきに対応可能な鑑別アルゴリズムが設計されるのがよい。そのようにして設計された鑑別アルゴリズムが利用されれば、ばらつきの異なる国や地域において媒体の鑑別を行うことが可能となる。
特開2012−123696号公報
しかし、これらのばらつき全てに対応可能な鑑別アルゴリズムを設計するのは困難である。そのため、鑑別アルゴリズムは、対応可能なばらつきを超えるばらつきに対応する必要が生じると、真券の認識率の低下や、偽券の排除率の低下などを招き、所望の鑑別性能が得られなくなる可能性がある。
そこで、鑑別部に所望の鑑別性能を発揮させるため、このような各種のばらつきが反映された媒体に関するデータを蓄積することが可能な技術が望まれる。かかる技術により、例えば、媒体に関するデータに基づいて鑑別部の鑑別アルゴリズムがバージョンアップされれば、鑑別部によって所望の鑑別性能が発揮されるようになる。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体に関するデータを得る媒体鑑別部と、あらかじめ設定された条件に応じた前記媒体に関するデータを記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記条件を設定可能な条件設定手段を有する、自動取引装置が提供される。
前記自動取引装置は、表示部を有し、前記制御部は、前記条件設定手段として前記条件を設定するための設定画面を前記表示部に表示させ、該設定画面から前記条件を設定可能としてもよい。
前記媒体に関するデータは、前記媒体鑑別部によって前記媒体から検出されたセンサデータを含んでもよい。
前記媒体に関するデータは、前記媒体鑑別部によって前記媒体から検出されたセンサデータから前記媒体鑑別部によって認識された認識結果を含んでもよい。
前記条件は、真偽に関し、前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータから認識された真偽が前記条件を満たす場合に、前記センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させてもよい。
前記条件は、正損に関し、前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータから認識された正損が前記条件を満たす場合に、前記センサデータおよび前記センサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させてもよい。
前記条件は、金種に関し、前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータから認識された金種が前記条件を満たす場合に、センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させてもよい。
前記条件は、センサの種類に関し、前記制御部は、前記条件を満たす種類のセンサによって検出されたセンサデータおよび前記センサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させてもよい。
前記条件は、媒体の特徴点に関し、前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータのうち、前記条件に応じた特徴点を前記記憶部に記憶させてもよい。
前記制御部は、前記記憶部によって記憶されている前記媒体に関するデータが前記媒体の記番号を含む場合、排除対象または受入対象の媒体を前記記番号により選択可能とし、選択された記番号によって前記排除対象または前記受入対象の媒体の判定条件を変更してもよい。
前記制御部は、前記媒体鑑別部によって判別される媒体の正損または真偽によって排除対象または受入対象の媒体を選択可能とし、選択された正損または真偽によって前記排除対象または前記受入対象の媒体の判定条件を変更してもよい。
前記自動取引装置は、前記媒体に関する情報を外部のサーバに送信する通信部を備えてもよい。
前記媒体鑑別部は、前記条件に応じた前記媒体に関するデータを前記制御部に送信し、前記制御部は、前記媒体に関するデータを受信して前記媒体に関するデータを前記記憶部に記憶させてもよい。
前記媒体鑑別部は、前記媒体に関するデータを前記制御部に送信し、前記制御部は、前記媒体に関するデータを受信し、前記条件に応じた前記媒体に関するデータを前記記憶部に記憶させてもよい。
以上説明したように本発明によれば、各種のばらつきが反映された媒体に関するデータを蓄積することが可能となる。
第1の実施形態に係る自動取引装置の内部構成例を示す図である。 保守メニュー画面の例を示す図である。 データ収集設定画面の例を示す図である。 金種設定画面の例を示す図である。 センサ種類設定画面の例を示す図である。 画像領域設定画面の例を示す図である。 紙幣の特徴点設定画面の例を示す図である。 第1の実施形態に係る自動取引装置の全体的な動作の流れ(前半)を示すフローチャートである。 データ収集設定の動作の流れ(前半)を示すフローチャートである。 データ収集設定の動作の流れ(後半)を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る自動取引装置の全体的な動作の流れ(後半)を示すフローチャートである。 鑑別設定画面の例を示す図である。 取得データから設定画面の例を示す図である。 データ一覧画面の例を示す図である。 レベル設定画面の例を示す図である。 鑑別設定の動作の流れ(前半)を示すフローチャートである。 レベル設定の詳細フローを示す図である。 鑑別設定の動作の流れ(後半)を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る自動取引装置の内部構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る自動取引装置の動作の流れを示す図である。 サーバ装置の内部構成例を示す図である。 第2の実施形態に係るサーバ装置の動作の流れを示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
[1.第1の実施形態]
[1−1.自動取引装置の内部構成]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る自動取引装置の内部構成例を示す図である。例えば、自動取引装置10Aは、金融機関の営業店等に設置され、顧客との間で入金処理や出金処理等の現金に関する取引を行う。自動取引装置10Aの種類は特に限定されないが、典型的には、自動取引装置10Aは、現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)であってよい。
図1に示すように、自動取引装置10Aは、主制御部(制御部)110、紙幣投入部120、紙幣受取部125、一時保留部130、紙幣鑑別部140、光学センサ142−1、磁気センサ142−2および厚みセンサ142−3を備える。また、自動取引装置10Aは、搬送制御部151、表示部152、カードリーダ153、伝票印刷部154、記憶部155、紙幣搬送部156、カセット161およびリジェクト庫162を備える。
また、主制御部110と紙幣鑑別部140とは、高速伝送路135によって接続されている。例えば、高速伝送路135は、LAN(Local Area Network)による伝送路であってもよいし、USB(Universal Serial Bus)による伝送路であってもよい。以下では、光学センサ142−1、磁気センサ142−2および厚みセンサ142−3をまとめて、センサ142と言う場合がある。
主制御部110は、自動取引装置10の全体を統括制御する。主制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理や出金処理等の種々の処理を行う。
紙幣投入部120は、顧客等が紙幣を投入する投入口である。紙幣投入部120には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)を設けるようにしてもよい。また、紙幣投入部120は、束で投入された紙幣を一枚ずつ分離して繰り出す分離機能を有する。一方、紙幣受取部125は、顧客等が受け取る紙幣が排出(出金)される排出口である。紙幣受取部125は、排出する紙幣を集積する集積機能を有する。なお、紙幣受取部125には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)が設けられてもよい。
一時保留部130は、紙幣の分離と集積の両方の機能を有する。例えば、一時保留部130は、入金取引時に紙幣投入部120から分離されて紙幣鑑別部140により正常と鑑別された紙幣を一時的に集積する。一時保留部130に集積された紙幣は、入金した紙幣の口座計上などが確定したなど、取引が成立した場合に繰り出され、紙幣鑑別部140を経てカセット161に搬送される。なお、一時保留部130は、紙幣を順次重ねて集積する集積式であってもよいし、紙幣を順次巻いて収納するドラム式であってもよい。
紙幣鑑別部140は、1枚ずつ通過していく紙幣の鑑別を行う。紙幣の進行方向は双方向に対応しており、紙幣鑑別部140は、紙幣投入部120側の方向から搬送される紙幣、およびその逆方向から搬送される紙幣の鑑別を行うことができる。具体的には、紙幣鑑別部140は、搬送路を通って搬送された紙幣の金種、真偽(真券/偽券)、正損(正券/損券)および走行状態(正常/異常)などを鑑別し、通過する紙幣に対して、正常判定またはリジェクト判定を行う。
紙幣鑑別部140は、CPU141を有しており、鑑別アルゴリズムが記述されたプログラムがCPU141によって実行されることによって鑑別機能が実現される。例えば、紙幣鑑別部140は、厚みセンサ142−3それぞれによって得られたセンサデータに基づいて、紙幣が何枚重なっているかを認識する。また、紙幣鑑別部140は、光学センサ142−1および磁気センサ142−2それぞれによって得られたセンサデータに基づいて、紙幣の金種、真偽、正損(損傷しているか否か)等を認識する。
ここで、本明細書において真券とは紙幣と鑑別された券をいい、偽券とは紙幣と鑑別されなかった券をいう。また、正券とは真券と鑑別された紙幣のうち入金/出金に適すると鑑別された券をいい、損券とは真券と鑑別された紙幣のうち入金/出金に適さないと鑑別された券をいう。また、リジェクト判定は、偽券、損券(汚損、損壊、外形異常等)、走行異常(スキュー紙幣、重走等)といった要因に基づいて行われる。また、リジェクト紙幣には、自動取引装置10Aでは取り扱えない種類の紙幣を含んでもよいし、外国紙幣を含んでもよい。
搬送制御部151は、紙幣搬送部156による紙幣の搬送を制御する。例えば、搬送制御部151は、紙幣搬送部156の駆動機構を制御することによって、紙幣の搬送を制御する。表示部152は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。
カードリーダ153は、取引処理の開始時に顧客によって挿入された磁気カードから顧客情報(例えば、顧客の口座番号など)を読み取る。伝票印刷部154は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する。記憶部155は、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等から構成されており、主制御部110による制御に従って種々の情報を記憶する。
紙幣搬送部156は、搬送路、紙幣を搬送する搬送ローラ、および、搬送ローラを駆動する駆動機構を含み、紙幣を一枚ずつ搬送する。駆動機構は、例えば、DCサーボモータまたはパルスモータなどが回転することにより、搬送ローラを駆動する。
カセット161は、紙幣を金種毎に収納可能な紙幣収納部であって、紙幣の集積および分離の両方の機能を有する。カセット161は、同一金種のための複数の紙幣カセットを含んでもよい。また、カセット161は、自動取引装置10Aに対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することによってカセット161に紙幣を装填することも可能である。
リジェクト庫162は、紙幣を集積する集積機能のみを有する。紙幣鑑別部140によって異常と鑑別(リジェクト判定)された紙幣(リジェクト紙幣)を集積する。リジェクト庫162も、自動取引装置10Aに対して着脱可能な構造になっており、交換することで、紙幣の回収が可能である。
ここで、第1の実施形態においては、紙幣鑑別部140が紙幣に関するデータを取得し、主制御部110が、あらかじめ設定された条件に応じた紙幣に関するデータを記憶部155に記憶させる。かかる構成によれば、各種のばらつきが反映された媒体に関するデータを蓄積することが可能となる。かかる技術により、例えば、紙幣に関するデータに基づいて紙幣鑑別部140の鑑別アルゴリズムがバージョンアップされれば、紙幣鑑別部140によって所望の鑑別性能が発揮されるようになる。
紙幣に関するデータは、紙幣鑑別部140によって紙幣から検出されたセンサデータ(例えば、紙幣の読み取り画像など)を含んでもよいし、紙幣鑑別部140によって紙幣から検出されたセンサデータから紙幣鑑別部140によって認識された認識結果(例えば、記番号、金種、真偽、正損など)を含んでもよい。以下では、紙幣に関するデータが、センサデータと認識結果との双方を含む場合を主に説明する。
また、条件に応じた紙幣に関するデータは、紙幣鑑別部140によって特定されてもよいし、主制御部110によって特定されてもよい。例えば、条件に応じた紙幣に関するデータが紙幣鑑別部140によって特定される場合、紙幣鑑別部140は、条件に応じた媒体に関するデータを主制御部110に送信し、主制御部110は、紙幣に関するデータを受信して紙幣に関するデータを記憶部155に記憶させる。
一方、条件に応じた紙幣に関するデータが主制御部110によって特定される場合、紙幣鑑別部140は、媒体に関するデータを主制御部110に送信し、主制御部110は、紙幣に関するデータを受信し、条件に応じた紙幣に関するデータを記憶部155に記憶させる。以下では、条件に応じた紙幣に関するデータが、紙幣鑑別部140によって特定される例を主に説明する。
また、主制御部110は、あらかじめ条件を設定し、条件に応じた紙幣に関するデータを記憶部155に記憶させる。例えば、条件の設定は、あらかじめユーザの操作に基づいて設定されてよい。より具体的には、主制御部110は、条件設定手段として、条件を設定するための設定画面を表示部152に表示させ、該設定画面からユーザの操作に基づいて条件を設定可能であってよい。本実施の形態では、記憶部155に記憶する紙幣に関するデータを決定するための条件は、記憶部155によって保持されるが、記憶部155に限らず、主制御部110がアクセス可能な記憶装置に条件が記憶されていればよい。また、主制御部110によって設定される条件の種類としては、様々な条件が想定される。
例えば、主制御部110によって設定される条件は、紙幣の真偽に関する条件であってもよい。このとき、主制御部110は、紙幣鑑別部140によって紙幣から検出されたセンサデータから認識された真偽が条件を満たす場合に、センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を記憶部155に記憶させてよい。かかる構成によれば、紙幣の真偽に関する条件によって、蓄積される紙幣に関するデータを特定することが可能となる。
また、主制御部110によって設定される条件は、紙幣の正損に関する条件であってもよい。このとき、主制御部110は、紙幣鑑別部140によって媒体から読み取られた読み取り画像から鑑別された正損が前記条件を満たす場合に、センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を記憶部155に記憶させてよい。かかる構成によれば、紙幣の正損に関する条件によって、蓄積される紙幣に関するデータを特定することが可能となる。
また、主制御部110によって設定される条件は、金種に関する条件であってもよい。主制御部110は、紙幣鑑別部140によって紙幣から検出されたセンサデータから認識された金種が条件を満たす場合に、センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を記憶部155に記憶させてよい。かかる構成によれば、紙幣の金種に関する条件によって、蓄積される紙幣に関するデータを特定することが可能となる。
また、主制御部110によって設定される条件は、センサの種類(例えば、光学センサ142−1、磁気センサ142−2、厚みセンサ142−3など)に関する条件であってもよい。主制御部110は、条件を満たす種類のセンサによって検出されたセンサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を記憶部155に記憶させてよい。かかる構成によれば、センサの種類に関する条件によって、蓄積される紙幣に関するデータを特定することが可能となる。
また、主制御部110によって設定される条件は、紙幣の特徴点(例えば、磁気スレッド、記番号、透かし、OVI(Optically Variable Inks)など)に関する条件であってもよい。主制御部110は、紙幣鑑別部140によって紙幣から検出されたセンサデータのうち、条件に応じた特徴点を記憶部155に記憶させてもよい。かかる構成によれば、紙幣の特徴点に関する条件によって、蓄積される紙幣に関するデータを特定することが可能となる。
また、主制御部110は、記憶部155に記憶された紙幣に関するデータを表示部152に表示させ、紙幣に関するデータをユーザに閲覧させながら、排除対象の紙幣(リジェクト紙幣であると鑑別されてリジェクト庫162に搬送される紙幣)または受入対象の紙幣(正常紙幣であると判別されてカセット161に搬送される紙幣)を記番号によって指定できるようにすることも可能である。
すなわち、主制御部110は、記憶部155によって記憶されている紙幣に関するデータが媒体の記番号を含む場合、排除対象または受入対象の媒体を記番号により選択可能とし、選択された記番号によって排除対象または受入対象の媒体の判定条件を変更してもよい。これにより、ユーザが所望する鑑別性能がさらに発揮されるようになる。
あるいは、主制御部110は、記憶部155に記憶された紙幣に関するデータを表示部152に表示させ、紙幣に関するデータをユーザに閲覧させながら、排除対象または受入対象の紙幣を判別レベル(例えば、正損レベル、真偽レベルなど)によって指定できるようにすることも可能である。すなわち、主制御部110は、紙幣鑑別部140によって判別される紙幣の正損または真偽によって排除対象または受入対象の媒体を選択可能とし、選択された正損または真偽によって排除対象または受入対象の媒体の判定条件を変更してもよい。これにより、ユーザが所望する鑑別性能がさらに発揮されるようになる。
[1−2.自動取引装置の動作]
続いて、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの動作について説明する。ユーザは、表示部152によって表示される保守メニュー画面を利用しながら、自動取引装置10Aの保守を行うことが可能である。図2は、保守メニュー画面の例を示す図である。保守のための設定には、後に説明するように、紙幣鑑別部140から収集するデータの設定(データ収集設定)と紙幣鑑別部140による鑑別の設定(鑑別設定)とが存在する。図3〜図7はそれぞれ、データ収集設定において使用される画面である。
図3は、データ収集設定画面の例を示す図である。図4は、金種設定画面の例を示す図である。図5は、センサ種類設定画面の例を示す図である。図6は、画像領域設定画面の例を示す図である。図7は、紙幣の特徴点設定画面の例を示す図である。図8は、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの全体的な動作の流れ(前半)を示すフローチャートである。まず、図8に示すように、主制御部110は、保守メニュー画面G10を表示部152に表示させる(ステップS100)。
図2に示すように、保守メニュー画面G10は、「データ収集設定ボタンG11」、「鑑別設定ボタンG12」および「終了ボタンG13」を含んでいる。データ収集設定ボタンG11が選択された場合(ステップS110において「データ収集設定」)、データ収集設定が実行され(ステップS120)、ステップS110に動作が移行される。一方、鑑別設定ボタンG12が選択された場合(ステップS110において「鑑別設定」)、鑑別設定が実行され(ステップS130)、ステップS110に動作が移行される。
また、終了ボタンG13が選択された場合(ステップS110において「終了」)、図2の保守メニュー画面を終了し、自動取引装置10Aは通常の運用へ戻る動作を行う。そして、紙幣鑑別部140は、自動取引装置10Aを利用する利用者との間での取引に関し、ステップS130における鑑別設定に従って紙幣を鑑別し、ステップS120におけるデータ収集設定において設定された条件に従ってデータを収集し、収集したデータを主制御部110に送信する。以下、データ収集設定(ステップS120)について詳細に説明する。
図9は、データ収集設定の動作の流れ(前半)を示すフローチャートである。図9に示すように、主制御部110は、保守メニュー画面G10からデータ収集設定画面G20(図3)に画面遷移を行う(ステップS201)。データ収集設定画面G20には、「全て取得ボタンG21」、「真券のみ取得ボタンG22」、「偽券のみ取得ボタンG23」、「取得しないボタンG24」および「前に戻るボタンG25」が含まれている。
ここで、ユーザによって「前に戻るボタンG25」が選択された場合には(ステップS202において「前に戻る」)、保守メニュー画面G10(図2)に画面遷移し(ステップS213)、ステップS110(図8)に動作を移行させる。また、ユーザによって「取得しないボタンG24」が選択された場合には(ステップS202において「取得しない」)、「取得しない」を対象券種に設定し(ステップS206)、データ収集設定において設定された条件で記憶部155によって記憶されている条件を更新し、データ収集設定を終了する(図10)。ここで、対象券種は、紙幣鑑別部140から主制御部110に送信される紙幣に関するデータの条件として、紙幣の真偽に関する条件を示している。
また、主制御部110は、ユーザによって「全て取得ボタンG21」が選択された場合には(ステップS202において「全て取得」)、「全て取得」を対象券種に設定して(ステップS203)、ステップS207に動作を移行させる。
主制御部110は、ユーザによって「偽券のみ取得ボタンG23」が選択された場合には(ステップS202において「偽券のみ取得」)、「偽券のみ取得」を対象券種に設定して(ステップS204)、ステップS207に動作を移行させる。主制御部110は、ユーザによって「真券のみ取得ボタンG22」が選択された場合には(ステップS202において「偽券のみ取得」)、「偽券のみ取得」を対象券種に設定して(ステップS205)、ステップS207に動作を移行させる。
続いて、主制御部110は、金種設定画面G30(図4)に画面遷移を行う(ステップS207)。図4に示すように、金種設定画面G30は、「全て取得ボタンG31」、「1万円ボタンG32」、「5千円ボタンG33」、「2千円ボタンG34」、「1千円ボタンG35」、「次に進むボタンG36」および「前に戻るボタンG37」を含んでいる。ユーザは、「前に戻るボタンG37」、または、金種を選択した上で「次に進むボタンG36」を選択する。
主制御部110は、「前に戻るボタンG37」が選択された場合には(ステップS208において「前に戻る」)、ステップS201に動作を移行させる。一方、主制御部110は、「次に進むボタンG36」が選択された場合には(ステップS208において「次に進む」)、選択されている金種を対象金種に設定して(ステップS209)、ステップS210に動作を移行させる。対象金種は、紙幣鑑別部140から主制御部110に送信される紙幣に関するデータの条件として、紙幣の金種に関する条件を示している。
続いて、主制御部110は、センサ種類設定画面G40(図5)に画面遷移を行う(ステップS209)。図5に示すように、センサ種類設定画面G40は、「光学センサボタンG41」、「磁気センサボタンG42」、「厚みセンサボタンG43」、「次に進むボタンG44」および「前に戻るボタンG45」を含んでいる。ユーザは、「前に戻るボタンG45」、または、金種を選択した上で「次に進むボタンG44」を選択する。
主制御部110は、「前に戻るボタンG45」が選択された場合には(ステップS211において「前に戻る」)、ステップS207に動作を移行させる。一方、主制御部110は、「次に進むボタンG44」が選択された場合には(ステップS211において「次に進む」)、選択されているセンサを対象センサに設定して(ステップS212)、ステップS301(図10)に動作を移行させる。対象センサは、紙幣鑑別部140から主制御部110に送信される紙幣に関するデータの条件として、紙幣を検出するセンサに関する条件を示している。
図10は、データ収集設定の動作の流れ(後半)を示すフローチャートである。図10に示すように、主制御部110は、画像領域設定画面G50(図6)に画面遷移を行う(ステップS301)。画像領域設定画面G50には、「画像全体ボタンG51」、「画像の一部ボタンG52」および「前に戻るボタンG53」が含まれている。
ここで、ユーザによって「前に戻るボタンG53」が選択された場合には(ステップS302において「前に戻る」)、ステップS210に動作を移行させる。主制御部110は、ユーザによって「画像全体ボタンG51」が選択された場合には(ステップS302において「画像全体」)、画像全体を対象画像に設定して(ステップS303)、データ収集設定において設定された条件で記憶部155によって記憶されている条件を更新し、データ収集設定を終了する。対象画像は、紙幣鑑別部140から主制御部110に送信される紙幣に関するデータの条件として、紙幣から読み取られた画像に関する条件を示している。
一方、ユーザによって「画像の一部ボタンG52」が選択された場合には(ステップS302において「画像の一部」)、主制御部110は、特徴点設定画面G60(図7)に画面遷移を行う(ステップS304)。特徴点設定画面G60には、「磁気スレッドボタンG61」、「記番号ボタンG62」、「透かしボタンG63」「OVIボタンG64」および「前に戻るボタンG65」が含まれている。
ここで、ユーザによって「前に戻るボタンG65」が選択された場合には(ステップS305において「前に戻る」)、ステップS301に動作を移行させる。主制御部110は、ユーザによって「磁気スレッドボタンG61」が選択された場合には(ステップS305において「磁気スレッド」)、磁気スレッドを対象特徴点に設定して(ステップS306)、データ収集設定において設定された条件で記憶部155によって記憶されている条件を更新し、データ収集設定を終了する。対象特徴点は、紙幣鑑別部140から主制御部110に送信される紙幣に関するデータの条件として、紙幣から読み取られた画像の領域に関する条件を示している。
主制御部110は、ユーザによって「記番号ボタンG62」が選択された場合には(ステップS305において「記番号」)、記番号を対象特徴点に設定して(ステップS307)、データ収集設定において設定された条件で記憶部155によって記憶されている条件を更新し、データ収集設定を終了する。主制御部110は、ユーザによって「透かしボタンG63」が選択された場合には(ステップS305において「透かし」)、透かしを対象特徴点に設定して(ステップS308)、データ収集設定において設定された条件で記憶部155によって記憶されている条件を更新し、データ収集設定を終了する。主制御部110は、ユーザによって「OVIボタンG64」が選択された場合には(ステップS305において「OVI」)、OVIを対象特徴点に設定して(ステップS309)、データ収集設定において設定された条件で記憶部155によって記憶されている条件を更新し、データ収集設定を終了する。
図11は、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの全体的な動作の流れ(後半)を示すフローチャートである。図11に示すように、主制御部110は、取引選択画面を表示部152に表示させる(ステップS401)。取引選択画面において顧客によって取引が選択されない場合には(ステップS402において「No」)、ステップS402に動作を移行させる。一方、主制御部110は、取引選択画面において顧客によって取引が選択された場合には(ステップS402において「Yes」)、選択された取引を実行し(ステップS403)、ステップS404に動作を移行させる。
続いて、主制御部110は、取引を継続する場合には(ステップS404において「No」)、ステップS402に動作を移行する。一方、主制御部110は、取引を終了する場合には(ステップS404において「Yes」)、取引を終了する。
続いて、主制御部110は、紙幣鑑別部140からデータ(紙幣に関するデータ)が送信されていない場合(ステップS405において「No」)、ステップS401に動作を移行させる。一方、主制御部110は、紙幣鑑別部140からデータ(紙幣に関するデータ)が送信された場合(ステップS405において「Yes」)、データ(紙幣に関するデータ)を受信し(ステップS406)、受信したデータを記憶部155に記憶させる(ステップS407)。
続いて、鑑別設定(ステップS130)について詳細に説明する。図12〜図15はそれぞれ、鑑別設定において使用される画面である。図12は、鑑別設定画面の例を示す図である。図13は、取得データから設定画面の例を示す図である。図14は、データ一覧画面の例を示す図である。図15は、レベル設定画面の例を示す図である。図16は、鑑別設定の動作の流れ(前半)を示すフローチャートである。
図16に示すように、主制御部110は、保守メニュー画面G10から鑑別設定画面G70に画面遷移を行う(ステップS501)。鑑別設定画面G70には、「レベル設定ボタンG71」、「取得データから設定ボタンG72」、「記番号設定ボタンG73」および「前に戻るボタンG74」が含まれている。
ここで、主制御部110は、ユーザによって「前に戻るボタンG74」が選択された場合には(ステップS502において「前に戻る」)、保守メニュー画面G10(図2)に画面遷移し(ステップS512)、ステップS110(図8)に動作を移行させる。また、主制御部110は、ユーザによって「レベル設定ボタンG71」が選択された場合には(ステップS502において「レベル設定」)、ユーザの操作に基づいて鑑別レベル(例えば、正損レベル、真偽レベルなど)を設定して(ステップS503)、鑑別設定を終了する。
また、主制御部110は、ユーザによって「記番号設定ボタンG73」が選択された場合には(ステップS502において「記番号設定」)、ユーザの操作に基づいて排除対象紙幣(または受入対象紙幣)の記番号を設定して(ステップS504)、鑑別設定を終了する。主制御部110は、ユーザによって「取得データから設定ボタンG72」が選択された場合には(ステップS502において「取得データから設定」)、鑑別設定画面G70から「取得データから設定画面G80」(図13)に画面遷移を行う(ステップS505)。
図13に示すように、取得データから設定画面G80には、紙幣鑑別部140によって紙幣から読み取られて主制御部110に送信された画像G81が含まれている。画像G81は、画像領域設定画面G50(図6)において、画像全体が設定された場合には、画像全体であってよく、画像の一部が設定された場合には、画像の一部であってよい。また、取得データから設定画面G80には、「前のデータボタンG82」、「次のデータボタンG83」、「データ一覧ボタンG84」、「裏面切り替えボタンG85」、「レベル設定ボタンG86」、「記番号設定ボタンG87」および「前に戻るボタンG88」が含まれている。
ここで、主制御部110は、ユーザによって「前に戻るボタンG88」が選択された場合には(ステップS506において「前に戻る」)、ステップS501に動作を移行させる。主制御部110は、ユーザによって「前のデータボタンG82」が選択された場合には(ステップS506において「前のデータ」)、前のデータを表示させ(ステップS507)、ステップS506に動作を移行させる。
一方、主制御部110は、ユーザによって「次のデータボタンG83」が選択された場合には(ステップS506において「次のデータ」)、次のデータを表示させ(ステップS508)、ステップS506に動作を移行させる。
主制御部110は、ユーザによって「裏面切り替えボタンG85」が選択された場合には(ステップS506において「裏面切り替え」)、画像G81の裏面データを表示させ(ステップS509)、ステップS506に動作を移行させる。
また、ユーザは、画像G81を閲覧しながら、排除したい紙幣を見つけ、その紙幣を記番号の指定で排除したいと考えた場合には、「記番号設定ボタンG87」を選択する。主制御部110は、ユーザによって「記番号設定ボタンG87」が選択された場合には(ステップS506において「記番号設定」)、その紙幣から認識された記番号を排除対象紙幣の記番号として、紙幣鑑別部140に登録し(ステップS511)、鑑別設定を終了する。その後は、紙幣鑑別部140は、登録された排除対象紙幣の記番号と同一の記番号の紙幣を検出した場合、その紙幣を排除することが可能となる。
また、ユーザは、画像G81を閲覧しながら、排除対象にしたい紙幣を見つけ、その紙幣を判別レベル(正損レベルおよび真偽レベルの少なくともいずれか一方)の変更で排除したいと考えた場合には、「レベル設定ボタンG86」を選択する。主制御部110は、ユーザによって「レベル設定ボタンG86」が選択された場合には、レベル設定を行う(ステップS510)。図17は、レベル設定の詳細フローを示す図である。図17に示すように、主制御部110は、レベル設定画面G100に画面遷移すると(ステップS606)、ユーザによるアクションを判定し(ステップS607)、設定を戻すボタンG131が選択された場合には(ステップS607において「設定を戻す」)、判別レベルの設定を元に戻し(ステップS608)、レベル設定を終了する。一方、主制御部110は、設定するボタンG132が選択された場合には(ステップS607において「設定する」)、選択されている正損および真偽により判別レベルを設定し(ステップS609)、レベル設定を終了する。レベル設定画面G100(図15)を表示させとき、主制御部110は、紙幣鑑別部140から受信した紙幣に関する情報と鑑別アルゴリズムとを記憶部155から読み出し、鑑別アルゴリズムの中の判別レベルを算出するためのプログラムを実行して、その紙幣を排除するための判別レベルを算出する。
そして、主制御部110は、算出した判別レベルをレベル設定画面G100に表示させればよい(ステップS606)。図15には、算出した判別レベルとして、正損レベル1(排除率X1%)〜5(排除率X5%)、真偽レベル1(排除率Y1%)〜5(排除率Y5%)が表示されている。すなわち、レベル設定画面G100には、「正損レベル1ボタンG111」〜「正損レベル5ボタンG115」が含まれており、「真偽レベル1ボタンG121」〜「真偽レベル5ボタンG125」が含まれている。排除率X1%〜X5%、Y1%〜Y5%はそれぞれ、図13に示した画像G81の紙幣と正損・真偽の度合いが同程度の紙幣が排除される割合を示している。レベル5の場合に排除率が最も高く、レベルが下がるごとに排除率が低くなる。ユーザは、この排除率をみて適切なレベル設定を行い、排除率を設定する。例えば、図13に示した画像G81の紙幣を排除対象としたい場合には、正損レベルを高く設定し、受入対象としたい場合には、正損レベルを低く設定する。ユーザが判別レベルを選択した上で、「設定するボタンG132」を選択すると(ステップS607において「設定する」)、その判別レベルに変更され(ステップS510)、その後は、紙幣鑑別部140は、その判別レベルの紙幣を検出した場合、その紙幣を排除することが可能となる。
なお、ユーザは、画像G81を閲覧しながら、受入対象にしたい紙幣を見つけ、その紙幣を判別レベルの変更で受け入れたいと考えた場合にも、「レベル設定ボタンG86」を選択してよい。主制御部110は、ユーザによって「レベル設定ボタンG86」が選択された場合には、レベル設定画面G100(図15)を表示させる。レベル設定画面G100において判別レベルを変更することによって、その後は、紙幣鑑別部140は、その判別レベルの紙幣を検出した場合、その紙幣を受け入れることが可能となる。「設定を戻すボタンG131」が選択された場合には、判別レベルの設定が元に戻される。
ステップS510が終わると、鑑別設定を終了する。主制御部110は、ユーザによって「データ一覧ボタンG84」が選択された場合には(ステップS506において「データ一覧」)、ステップS601(図18)に動作を移行させる。
図18は、鑑別設定の動作の流れ(後半)を示すフローチャートである。図18に示すように、主制御部110は、データ一覧画面G90に画面遷移を行う(ステップS601)。続いて、データ一覧画面G90には、紙幣鑑別部140から主制御部110に送信されて記憶部155に記憶された紙幣に関するデータ(記番号、金種、判別結果)と送信日付とが表示されている。また、データ一覧画面G90には、「前の一覧ボタンG91」、「次の一覧ボタンG92」および「前に戻るボタンG93」が含まれている。
主制御部110は、ユーザによって「前に戻るボタンG93」が選択されると、ステップS505(図16)に動作を移行させる。また、主制御部110は、ユーザによって「前の一覧ボタンG91」が選択されると、前のデータ一覧を表示させ(ステップS603)、ステップS602に動作を移行させる。主制御部110は、ユーザによって「次の一覧ボタンG92」が選択されると、次のデータ一覧を表示させ(ステップS604)、ステップS602に動作を移行させる。主制御部110は、ユーザによってデータ一覧画面G90の記番号が選択されると、ステップS505に動作を移行させ、「取得データから設定画面G80」(図13)に画面遷移する。このとき、取得データから設定画面G80の画像81には、ユーザによって選択された記番号が付された紙幣の画像が表示される。
[2.第2の実施形態]
[2−1.システム構成]
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、複数の自動取引装置とサーバ装置とがネットワークに接続されたシステムを想定する。自動取引装置の数は複数であれば特に限定されない。図19は、第2の実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。図19に示すように、自動取引装置10B−1と自動取引装置10B−2とは、ネットワーク30に接続されている。また、サーバ装置20も、ネットワーク30に接続されている。
[2−2.自動取引装置の内部構成]
図20は、第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの内部構成例を示す図である。図20に示すように、第2の実施形態に係る自動取引装置10Bは、ネットワーク30を介してサーバ装置20と通信を行う通信部157を備えている。より具体的には、通信部157は、紙幣鑑別部140から受信した紙幣に関する情報を、ネットワーク30を介してサーバ装置20に送信する。その他の構成については、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aが備える構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。
[2−3.自動取引装置の動作]
図21は、第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの動作の流れを示す図である。図21に示すように、主制御部110は、紙幣鑑別部140からデータ(紙幣に関するデータ)を受信し(ステップS406)、受信したデータを記憶部155に記憶させた後(ステップS407)、受信したデータ(紙幣に関するデータ)をサーバ装置20に送信する(ステップS408)。その他の動作については、図11に示した自動取引装置10Aの全体的な動作と同様である。
[2−4.サーバ装置の内部構成]
図22は、サーバ装置20の内部構成例を示す図である。図22に示すように、サーバ装置20は、記憶部210、処理部220および通信部230を備える。記憶部210は、コンピュータをサーバ装置20として機能させるためのプログラムを記憶している。また、記憶部210は、処理部220の演算処理において一時的にデータを記憶する機能を有する。
処理部220は、CPU(Central Processing Unit)により構成され、記憶部210によって記憶されているプログラムを実行することによって、その機能が実現される。通信部230は、ネットワーク30を介してサーバ装置20と通信を行うための通信インタフェースである。
具体的に、処理部220は、通信部230によって、自動取引装置10B−1および自動取引装置10B−2それぞれから媒体に関する情報が受信されると、これらの媒体に関する情報を解析する。例えば、処理部220は、自動取引装置10B−1および自動取引装置10B−2それぞれから受信された媒体に関する情報に基づいて、リジェクト庫への紙幣の搬送率(排除率)が低い自動取引装置10Bを特定することができた場合、その自動取引装置10Bのセンサが正常に動作していない可能性があると推定することができる。
[2−4.サーバ装置の動作]
図23は、第2の実施形態に係るサーバ装置20の動作の流れを示す図である。図23に示すように、通信部230は、自動取引装置10Bからデータ(紙幣に関するデータ)が送信されていない場合(ステップS701において「No」)、ステップS705に動作を移行させる。一方、通信部230は、自動取引装置10Bからデータ(紙幣に関するデータ)が送信された場合(ステップS701において「Yes」)、データ(紙幣に関するデータ)を受信し(ステップS702)、処理部220は、受信したデータ(紙幣に関するデータ)を解析する(ステップS703)。
続いて、通信部230は、解析結果を出力する(ステップS704)。解析結果の出力先は特に限定されないが、自動取引装置10Bであってもよい。処理部220は、動作を継続する場合には(ステップS705において「No」)、ステップS701に動作を移行する。一方、処理部220は、動作を終了する場合には(ステップS705において「Yes」)、動作を終了する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、自動取引装置10によって扱われる媒体の例として紙幣を取り上げた。しかし、自動取引装置10によって扱われる媒体は、紙幣に限定されない。例えば、自動取引装置10によって扱われる媒体は、硬貨であってもよいし、他の媒体であってもよい。また、上記では、紙幣の通貨として日本の通貨(円)を利用して説明したが、紙幣の通貨は、日本の通貨に限定されない。例えば、紙幣の通貨は、米国の通貨(米ドル)であってもよい。
10(10A、10B) 自動取引装置
110 主制御部
120 紙幣投入部
125 紙幣受取部
130 一時保留部
135 高速伝送路
140 紙幣鑑別部
142−1 光学センサ
142−2 磁気センサ
142−3 厚みセンサ
151 搬送制御部
152 表示部
153 カードリーダ
154 伝票印刷部
155 記憶部
156 紙幣搬送部
157 通信部
161 カセット
162 リジェクト庫
20 サーバ装置
210 記憶部
220 処理部
230 通信部
30 ネットワーク


Claims (14)

  1. 媒体に関するデータを得る媒体鑑別部と、
    あらかじめ設定された条件に応じた前記媒体に関するデータを記憶部に記憶させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記条件を設定可能な条件設定手段を有する、
    自動取引装置。
  2. 前記自動取引装置は、表示部を有し、
    前記制御部は、前記条件設定手段として前記条件を設定するための設定画面を前記表示部に表示させ、該設定画面から前記条件を設定可能とした、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記媒体に関するデータは、前記媒体鑑別部によって前記媒体から検出されたセンサデータを含む、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  4. 前記媒体に関するデータは、前記媒体鑑別部によって前記媒体から検出されたセンサデータから前記媒体鑑別部によって認識された認識結果を含む、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  5. 前記条件は、真偽に関し、
    前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータから認識された真偽が前記条件を満たす場合に、前記センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  6. 前記条件は、正損に関し、
    前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータから認識された正損が前記条件を満たす場合に、前記センサデータおよび前記センサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  7. 前記条件は、金種に関し、
    前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータから認識された金種が前記条件を満たす場合に、センサデータおよびセンサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  8. 前記条件は、センサの種類に関し、
    前記制御部は、前記条件を満たす種類のセンサによって検出されたセンサデータおよび前記センサデータから認識された認識結果のうち、少なくともいずれか一方を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  9. 前記条件は、媒体の特徴点に関し、
    前記制御部は、前記媒体から検出されたセンサデータのうち、前記条件に応じた特徴点を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  10. 前記制御部は、前記記憶部によって記憶されている前記媒体に関するデータが前記媒体の記番号を含む場合、排除対象または受入対象の媒体を前記記番号により選択能とし、選択された記番号によって前記排除対象または前記受入対象の媒体の判定条件を変更する、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  11. 前記制御部は、前記媒体鑑別部によって判別される媒体の正損または真偽によって排除対象または受入対象の媒体を選択可能とし、選択された正損または真偽によって前記排除対象または前記受入対象の媒体の判定条件を変更する、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  12. 前記自動取引装置は、前記媒体に関する情報を外部のサーバに送信する通信部を備える、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  13. 前記媒体鑑別部は、前記条件に応じた前記媒体に関するデータを前記制御部に送信し、
    前記制御部は、前記媒体に関するデータを受信して前記媒体に関するデータを前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
  14. 前記媒体鑑別部は、前記媒体に関するデータを前記制御部に送信し、
    前記制御部は、前記媒体に関するデータを受信し、前記条件に応じた前記媒体に関するデータを前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の自動取引装置。
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