JP2017044633A - 形状計測装置、形状計測方法及び部品の製造方法 - Google Patents

形状計測装置、形状計測方法及び部品の製造方法 Download PDF

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秀禎 鹿股
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Abstract

【課題】形状計測のサイクルタイムの短縮化を図る。
【解決手段】ステージ装置103は、ステージユニット120とZステージ125とを有する。ステージユニット120は、θz回転ステージ122とθy回転ステージ124とを有する。θy回転ステージ124は、回転中心軸124Cまわりに回転して、光軸101Cに対して被検物Wを傾斜可能に構成されている。θz回転ステージ122は、θy回転ステージ124により傾斜され、各円上部分領域に光が照射されるよう非球面軸WCまわりに被検物Wを回転させる。Zステージ125は、シャックハルトマンセンサの共役面上に部分領域が移動するよう、ステージユニット120を光軸101Cと平行な方向に直動させる。ステージユニット120は、円C22上の点において被検面WAに対し垂直な法線WNと非球面軸WCとの交点WIと、回転中心軸124Cとが一致するよう構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、軸対称面の面形状を計測する形状計測装置、形状計測方法及び部品の製造方法に関する。
近年、カメラ、光学ドライブ等の光学機器において、軸対称面として、大開角又は大口径の軸対称非球面を有する光学部品が多用されている。これらの光学機器の高精度化に伴い、光学部品の形状も高精度化が求められている。このような大開角又は大口径の軸対称非球面の光学部品の高精度な形状を実現するためには、光学部品の形状を高精度に計測し、設計形状との差を求め、そのデータを用いて修正加工することが必要となる。
大開角又は大口径の光学部品の形状計測手法として、干渉計を用いたスティッチング計測が提案されている(特許文献1)。この方法では、大開角の光学部品を複数の計測領域に分割し、それぞれの分割した部分領域の形状を干渉計で計測する。このようにして計測した複数の部分領域の形状を繋ぎ合わせる(スティッチング)ことにより、被検面の形状を全面に亘って取得する。各部分領域の形状を計測するには、光学部品(被検物)を移動させるステージが必要となる。このステージとして、X、Y、Z軸方向の直動ステージと、θx(X軸まわりの回転)、θy(Y軸まわりの回転)、θz(Z軸まわりの回転)の回転ステージとを有する6軸方向に駆動するステージを用いるのが一般的である。部分領域の切り替えをこの6軸方向に駆動するステージを用いて行い、全ての部分領域の形状測定を行う。この方法であれば、光学系の開角を上回る開角を持つ光学部品であっても、光学部品の形状を計測することができる。
特表2011−518322号公報
軸対称面を有する光学部品を高速で量産するためには、形状計測も高速で行う必要がある。しかし、特許文献1に記載の方法では、計測する部分領域を切り替える際、光学部品を駆動する駆動軸の数が多かった。即ち、部分領域を切り替える際、光軸に対して光学部品を傾斜させる傾斜ステージ(θy回転ステージ)と、光軸と平行な方向に直動させる直動ステージ(Zステージ)と、光軸と直交する方向に直動させる直動ステージ(Xステージ)の駆動が必要であった。例えば、光学部品の中心軸を中心とする部分領域から中心軸を中心とする円上の点を中心とする部分領域を計測対象とする際、部分領域が計測位置に移動するように、傾斜ステージの駆動のほか、光軸に平行な方向及び直交する方向の2軸の駆動が必要であった。
特に、近年、軸対称非球面を有する光学部品は、さらに開角と非球面量が増している。このような光学部品に特許文献1のようなスティッチング計測手法を導入した場合、部分領域を切り替える際に、2軸の直動ステージの駆動量が大きくなっていた。そのため、特許文献1に記載の方法では、測定する部分領域を切り替えるための駆動軸が多く、且つ、駆動する駆動量が大きかったため、各部分領域への移動するための駆動時間が長くなり、形状計測のサイクルタイムが長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、形状計測のサイクルタイムの短縮化を図ることを目的とする。
本発明の形状計測装置は、計測光を照射する光源と、軸対称面である被検面を有する被検物が搭載され、前記被検面の中心軸を中心とする円上の複数の点のそれぞれを中心とする複数の円上部分領域を含む前記被検面の複数の部分領域に、順次、前記計測光が照射されるよう、前記被検物を移動させるステージ装置と、前記複数の部分領域からのそれぞれの反射光を検出する検出部と、前記ステージ装置の駆動を制御して前記ステージ装置に前記被検物を移動させて、前記検出部に検出されたそれぞれの前記反射光の波面から前記各部分領域の部分形状データを算出して、前記各部分形状データを繋ぎ合せることにより、前記被検物の被検面の形状を計測する処理部と、を備え、前記ステージ装置は、回転中心軸まわりに回転して、前記計測光の光軸に対して前記被検物を傾斜可能に構成された傾斜ステージと、前記被検物を支持し、前記傾斜ステージにより傾斜され、前記各円上部分領域に前記計測光が照射されるよう前記中心軸まわりに前記被検物を回転させる回転ステージと、を有するステージユニットと、前記検出部の共役面上に前記部分領域が移動するよう、前記ステージユニットを前記光軸と平行な方向に直動させる直動ステージと、を有しており、前記ステージユニットは、前記円上の点において前記被検面に対し垂直な法線と前記中心軸との交点と、前記回転中心軸とが一致するよう構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、スティッチング測定において、形状計測のサイクルタイムが短くなる。
第1実施形態に係る形状計測装置を示す模式図である。 第1実施形態において被検面上での部分領域の配置を示す模式図である。 (a)は被検物とステージ装置との位置関係を示す正面図であり、(b)は被検物とステージ装置との位置関係を示す側面図である。 第1実施形態に係る形状計測装置を用いて被検面をスティッチング計測する流れを示すフローチャートである。 (a)〜(d)は第1実施形態における形状計測方法の各工程を説明するためのステージ装置の模式図である。 (a)はθy回転ステージを駆動する前の状態を示す被検物の模式図であり、(b)はθy回転ステージを傾斜角度θだけ駆動した後の状態を示す被検物Wの模式図である。 (a)及び(b)は第2実施形態に係る形状計測装置のステージ装置を示す正面図である。 (a)は第2実施形態に係る形状計測装置のステージ装置の一部を示す正面図である。(b)は第2実施形態に係る形状計測装置のステージ装置の一部を示す側面図である。 第2実施形態における形状計測装置において被検物を傾斜させた状態を示すステージ装置の模式図である。 (a)〜(d)は第3実施形態において被検面上での部分領域の配置を示す模式図である。 第3実施形態に係る形状計測装置のステージ装置を示す模式図である。 (a)〜(d)は第3実施形態における形状計測方法の各工程を説明するためのステージ装置の模式図である。 第4実施形態に係る形状計測装置を示す模式図である。 (a)は比較例のステージ装置の構成においてθy回転ステージを駆動する前の状態を示す被検物の模式図である。(b)は比較例のステージ装置の構成においてθy回転ステージを傾斜角度θだけ駆動した後の状態を示す被検物の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
(形状計測装置の概略構成)
図1は、第1実施形態に係る形状計測装置を示す模式図である。第1実施形態において、被検物Wは、例えばレンズやミラー等の光学部品(光学素子)であり、その表面が被検面WAである。被検面WAは、軸対称面、より具体的には軸対称非球面である。また、図1中、Z軸は、被検面WAに照射する計測光の光軸101Cと平行な方向、X軸は、Z軸に直交する方向、Y軸は、XZ軸に直交する方向である。
形状計測装置100は、光源101と、光学系102と、ステージ装置103と、検出部としてのシャックハルトマンセンサ104と、演算装置であるコンピュータ105とを備えている。
光源101は、装置光軸(光軸)101Cを中心とする軸対称な球面波の光(計測光)を出射(照射)する。
光学系102は、ビームスプリッタ111と、レンズ112,113とを有する。ビームスプリッタ111、レンズ112及びステージ装置103は、被検面WAに照射される計測光の光軸101Cに沿って順次配置されている。ステージ装置103に搭載された被検物Wの被検面WAには、光源101からの光が照射される。レンズ113及びシャックハルトマンセンサ104は、ビームスプリッタ111に対して光軸101Cに直交する方向に順次配置されている。
ステージ装置103は、スティッチング計測の際に、被検面WAの複数の部分領域に順次光が照射されるよう、搭載された被検物Wの被検面WAを移動させるものである。ステージ装置103は、コンピュータ105に接続されている。ステージ装置103は、コンピュータ105からの指令に基づき、被検物Wを図1に定義したX、Y、Z、θx(X軸まわりの回転)、θy(Y軸まわりの回転)、θz(Z軸まわりの回転)の6軸方向に位置及び姿勢を調整するために駆動する。
ステージ装置103は、ステージユニット120と、ステージユニット120を光軸101Cと平行な方向(Z軸方向)に直動させる直動ステージであるZステージ125とを有する。また、ステージ装置103は、ステージユニット120を光軸101Cに直交し、互いに直交する2軸であるXY軸方向に直動させる直動微動ステージであるXY微動ステージ126を有する。また、ステージ装置103は、ステージユニット120をXY軸まわりに傾斜させる傾斜微動ステージであるαβ微動ステージ127を有する。
ステージユニット120は、被検物Wを支持する支持台としてのサンプル支持台121を有する。被検物Wは、サンプル支持台121上に設置される。サンプル支持台121の上面には、不図示の位置決めピンが複数本(例えば2本)設置されており、被検物Wの側面を不図示の位置決めピンに付き当ててサンプル支持台121に設置することにより、所定の機械精度で被検物Wの取付が可能となっている。
また、ステージユニット120は、サンプル支持台121を支持し、回転中心軸122Cまわりに回転して、被検物Wを被検物Wの中心軸である非球面軸WCまわりに回転させる回転ステージであるθz回転ステージ122を有する。θz回転ステージ122の回転中心軸122Cは、被検物Wの非球面軸WCに対し平行となっている。
また、ステージユニット120は、θz回転ステージ122を支持するステージ支持台123と、ステージ支持台123を支持して、回転中心軸124Cまわりに回転して被検物Wを傾斜させる傾斜ステージであるθy回転ステージ124と、を有する。θy回転ステージ124の回転中心軸124Cは、Y軸に対し平行となっている。
シャックハルトマンセンサ104は、レンズアレイであるマイクロレンズアレイ131と、撮像センサ(撮像素子)132と、を有する。マイクロレンズアレイ131は、入射光を分割した光を集光して複数の光のスポットを形成する複数のマイクロレンズ(レンズ)133を有する。複数のレンズ133は、図1に示すYZ平面内においてアレイ状(正方状)に等間隔に配列されている。撮像センサ132は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサである。
コンピュータ105は、処理部であるCPU141と、記憶部であるメモリ142と、を有している。コンピュータ105には、表示部であるモニタ106が接続されている。
光源101から出射された光は、ビームスプリッタ111を通過し、レンズ112を透過して収束光となる。この収束光は、被検物Wの被検面WAで反射される。被検面WAで反射された光は、再びレンズ112を透過し、ビームスプリッタ111で反射されてレンズ113で平行光に変換され、シャックハルトマンセンサ104に入射する。レンズ112、ビームスプリッタ111及びレンズ113により、被検面WAはシャックハルトマンセンサ104のマイクロレンズアレイ131に結像されている。
シャックハルトマンセンサ104のマイクロレンズアレイ131に入射した光はそれぞれのマイクロレンズ133で集光され、撮像センサ132上に光スポット群を形成する。光スポット群のデータはコンピュータ105に取り込まれ、それぞれの光スポットの光量重心から光スポットの位置が求められ、モニタ106に結果が表示される。
この際、マイクロレンズアレイ131に入射する波面が平面波であれば、光スポットの位置はマイクロレンズ133各々の光軸133Cになる。被検面WAは、マイクロレンズアレイ131に対し、レンズ112,113、ビームスプリッタ111を介して結像関係にあり、マイクロレンズアレイ131の共役面に配置されることとなる。よってマイクロレンズアレイ131の一つの要素(マイクロレンズ133)は、被検面WAの一つの領域に対応している。また、被検面WAが大きな非球面量を有する場合であっても、シャックハルトマンセンサ104にはそのダイナミックレンジに収まる波面が入射することとなる。
被検面WAの一つの領域に投射している球面波からの差であるスロープエラーがあるとその一つの領域のスロープエラーの平均値に依存して、その一領域に対応するレンズアレイ131の光スポット位置が基準位置からずれる。基準位置はあらかじめ参照平面波を用いて基準となる光スポットが撮像センサ132上でどの位置あるのかを校正データとして取得してある。この参照平面による基準光スポット位置と被検面WAからの反射した光スポット位置とを比較して入射光の波面収差を求めることで被検面WAの基準からの誤差を計算する。光スポットの基準位置は平面波だけでなく、ピンホール回折光による球面波や測定原器からの反射光の光スポットとしても良い。測定原器からの反射光を基準とした場合、測定結果は原器形状からの差分になる。
(スティッチング計測の概要と部分領域の配置についての説明)
第1実施形態における被検面WAは、大開角の凸状の軸対称非球面である。第1実施形態では、レンズ112の面積と光のパワーを抑制することで、被検面WAに照射される収束光の開角を抑制し、光を照射する面積を被検面WAよりも小さくする。形状計測時には、被検物Wをステージ装置103で走査しながら被検面WAにおける複数の部分領域を照明する。
コンピュータ105のCPU141は、ステージ装置103の駆動を制御してステージ装置103に被検物Wを移動させて、検出部であるシャックハルトマンセンサ104に、複数の部分領域からのそれぞれの反射光を検出させる。CPU141は、シャックハルトマンセンサ104に検出されたそれぞれの反射光の波面から各部分領域の部分形状データを算出して、各部分形状データを繋ぎ合せることにより、被検物Wの被検面WAの形状を計測する。
第1実施形態では、一括で照明される部分領域の半径が、被検面WAの半径の1/2程度の場合について示す。図2は、第1実施形態において被検面上での部分領域の配置を示す模式図である。第1実施形態では、複数の部分領域には、被検物Wにおける被検面WAの非球面軸WCを中心とする部分領域(中心部分領域)SA11が含まれている。部分領域SA11の中心を点P11とする。点P11は被検面WAの頂点である。また、複数の部分領域には、非球面軸WCを中心とする円上(円C22上)の複数の点P21〜P28のそれぞれを中心とする複数の部分領域(円上部分領域)SA21〜SA28が含まれている。円C22の半径rは、被検面WAの半径の2/3程度である。
即ち、各部分領域SA21〜SA28の中心点P21〜P28は、円C22上に配置され、かつ非球面軸WCを中心に45°ずつ回転した位置に等角度間隔に配置されている。各部分領域SA11,SA21〜SA28を計測する際には、各部分領域の中心点P11,P21〜P28が光軸101Cと一致することとなる。このような部分領域SA11,SA21〜SA28の配置であれば、それぞれの形状を繋ぎ合わせることで被検面WA全面の形状データを得ることができる。
また、部分領域SA21〜SA28は、被検面WAが対称性を持つθz方向に沿って配置されており、かつ回転中心軸122Cは、被検面WAの対称軸である非球面軸WCと一致している。したがって、部分領域SA21〜SA28に対しては、θz回転ステージ122を駆動するだけで、被検面WAを非球面軸WC中心に回転させ、光軸101Cと非球面軸WCとの関係を保ちつつ部分領域SA21〜SA28を切り替えることが可能となる。
このように、θy回転ステージ124は、回転中心軸124Cまわりに回転して、光軸101Cに対して被検物Wを傾斜可能に構成されている。また、θz回転ステージ122は、被検物Wを支持し、θy回転ステージ124により傾斜され、各部分領域SA21〜SA28に光源101からの光が照射されるよう非球面軸WCまわりに被検物Wを回転させる。
なお、第1実施形態では、9つの部分領域の形状データを繋ぎ合わせる場合について示すが、部分領域の数はこれに限定されない。計測精度を向上したい場合には部分領域の数を増やせばよいし、計測時間を短縮したい場合には部分領域の数を減らせばよい。
(被検物とステージ装置との配置についての説明)
図3(a)は、被検物Wとステージ装置103との位置関係を示す正面図であり、図3(b)は、被検物Wとステージ装置103との位置関係を示す側面図である。第1実施形態では、ステージユニット120は、円C22上の点、例えば点P21〜P28において、被検面WAに対し垂直な法線WNと非球面軸WCとの交点WIと、回転中心軸124Cとが一致するよう構成されている。
具体的には、交点WIと回転中心軸124Cとが一致するようステージユニット120の各部121〜123が設計されている。そして、サンプル支持台121は、交点WIと回転中心軸124Cとが一致する状態で被検物Wを支持する。更に、ステージ支持台123は、交点WIと回転中心軸124Cとが一致する状態でθy回転ステージ124に固定されている。したがって、θy回転ステージ124を回転させたときには、被検物Wは、回転中心軸124C(交点WI)を中心に回転して傾くこととなる。
ここで、「一致する」とは、被検物Wの設計形状に対して一致することであり、その際には以下の式で定義される誤差量Δが許容される。
Δ=δXR/r
ここで、Rは点P21〜P28における半径方向の曲率半径、δXはXY微動ステージ126の可動量を表す。一般的な直動ステージでは、δXは10[mm]程度となっている。以下、「一致する」とは、この意味で用いる。
ステージ装置103は、θy回転ステージ124が所定の傾斜角度(第1実施形態では0°)のとき、つまり、非球面軸WCが光軸101Cと平行となる傾斜角度のとき、非球面軸WCと光軸101Cとが一致するよう構成されている。
部分領域SA11を計測する際のθy回転ステージ124の姿勢を初期姿勢(第1実施形態では傾斜角度0°)とする。ステージ124が初期姿勢のとき非球面軸WCと光軸101Cとが一致するよう、ステージ装置103が被検物Wの設計形状に基づき設計されている。
スティッチング計測においては、θy回転ステージ124により光軸101Cに対して被検物Wを傾斜させて部分領域SA11から部分領域SA21に光の照射領域を切り替える。その際に、Zステージ125により、シャックハルトマンセンサ104の共役面上に部分領域SA21が移動するよう、ステージユニット120(つまり、被検物W)を光軸101Cと平行な方向に直動させる。つまり、Zステージ125の可動範囲は、被検面WA上の点における法線を光軸101Cに一致させたときに、被検面WA上の点をシャックハルトマンセンサ104の共役面に移動できる範囲に設定されている。
部分領域SA11を計測する際のZステージ125の位置を初期位置とする。Zステージ125の位置が初期位置のときは、シャックハルトマンセンサ104の共役面上に部分領域SA11が位置する。Zステージ125の初期位置は、被検物Wの設計形状から求めることができる。
したがって、部分領域SA11を計測する際には、ステージ装置103の各ステージを初期の位置姿勢にすることで、交点WIと回転中心軸124Cとが一致する。また、部分領域SA11の中心点P11における法線(非球面軸WC)と光軸101Cとが一致し、部分領域SA11と共役面とが一致する。部分領域SA21〜SA28を計測する際にθy回転ステージ124を回転させたときには、部分領域SA21〜SA28の中心点P21〜P28における法線WNと光軸101Cとが一致する。
以上の関係になるように、ステージ装置103の構成要素の大きさを鑑みて事前に設計しておく。また、ステージ装置103の各構成要素をねじ等により締結し、装置備えつけの要素として組み立てを行う。
(計測手順の説明)
次に、第1実施形態の計測手順の前準備について説明する。被検物Wの被検面WAの形状計測を行うにあたっては、以下の作業を事前に行っておく。前述したとおり、被検物Wに合わせた部分領域の数と各部分領域の配置を決定する。そして、ステージ装置103の準備を行う。これは、前述したとおり、定めた部分領域の配置によって決定されるステージ装置103の設計と組み立てを行う。計測対象の被検物Wの設計形状や部分領域の位置に応じて、ステージ装置103に対する被検物Wの位置関係が決まる。故に、計測対象の被検面WAの設計形状及び部分領域の位置に合わせて、ステージ装置103の各部、例えばサンプル支持台121やステージ支持台123を設計しておく。つまり、ステージユニット120が、被検物Wの設計形状に対応して構成された専用ステージで構成されている。なお、ステージ122,124,125,126,127は、被検物の設計形状が変わっても共通のものを使用してもよい。
次に、第1実施形態の形状計測方法(部品の製造方法)について説明する。図4は、第1実施形態に係る形状計測装置を用いて被検面をスティッチング計測する流れを示すフローチャートである。図5(a)〜図5(d)は、第1実施形態における形状計測方法の各工程を説明するためのステージ装置の模式図である。より具体的には、図5(a)は、図4のステップS101,S102を説明するためのステージ装置の模式図である。図5(b)は、図4のステップS103を説明するためのステージ装置の模式図である。図5(c)は、図4のステップS104を説明するためのステージ装置の模式図である。図5(d)は、図4のステップS105を説明するためのステージ装置の模式図である。
まず、ワークを加工して被検物(部品)Wを製作する(S100)。ステップS100で製作した部品を被検物Wとし、形状計測装置100を用いて被検物Wの形状を計測する(S101〜S106)。
以下、ステップS101〜S106の形状計測方法について説明する。まず、図5(a)に示すように、被検物Wをサンプル支持台121上に設置する(S101)。なお、ステージ装置103の各ステージ122,124,125,126,127は、被検物Wの設計形状データに基づく初期の位置及び姿勢(メモリ142に格納された位置及び姿勢)に、部分領域SA11の測定に先立ち、移動させる。第1実施形態では、サンプル支持台121に被検物Wを搭載する前に、各ステージを移動させておくが、サンプル支持台121に被検物Wを搭載した後、各ステージを移動させてもよい。
サンプル支持台121には、前述したように、上面に不図示の位置決めピンが複数本(例えば2本)設置されている。被検物Wの側面を位置決めピンに付き当ててサンプル支持台121に設置することにより、光軸101Cと被検物Wの非球面軸WCとを一致させ、かつ交点WIと回転中心軸124Cとを一致させた状態での取付が可能となっている。
続いて、被検面WAの部分領域SA11の測定を行う(S102)。ステージ装置103は前述したとおりの位置関係で、設計・組み立てがなされている。このため、被検物Wをステージ装置103に搭載した段階で、部分領域SA11がシャックハルトマンセンサ104の共役面におおよそ合っている。
つまり、最初の部分領域SA11を測定する際の各ステージの初期の位置姿勢のデータが予めメモリ142に格納されており、CPU241は、メモリ142に格納された位置及び姿勢のデータに基づいて、各ステージを動作させる。これにより、非球面軸WC(点P11における法線)と光軸101Cとが一致し、部分領域SA11が共役面と一致する。
この状態で、シャックハルトマンセンサ104に入射する反射光をモニタしながら、被検面WAの位置をアライメントする。具体的には反射光波面が設計波面と一致するようにX、Y、Z、θx、θy軸方向に微動ステージ126,127及びZステージ125を駆動する。また、設計波面は、光学シミュレーション等で事前に計算しておく。Z方向の位置調整については、被検面WAの高さを測長機で測長しながら行ってもよい。これにより、部分領域SA11がシャックハルトマンセンサ104の共役面上に高精度にアライメントされる。アライメント後、部分領域SA11からの反射光の波面計測を行い、その結果から部分領域SA11の形状を算出する。
続いて、部分領域SA21〜SA28を測定するために、図5(b)に示すように、ステージ装置103を駆動する(S103,S104)。具体的には、θy回転ステージ124を駆動し(S104)、Zステージ125を駆動する(S104)。
ここで、傾斜角度θを図5(a)に示すように定義する。すなわちθは、円C22上での被検面WAの法線WNの、非球面軸WCに対する傾斜角度であり、rの値と被検面WAの設計形状から算出することができる。この傾斜角度θは、予め計算しておき、図1に示すメモリ142に記憶(格納)させておく。
ステップS103について具体的に説明すると、θy回転ステージ124を図5(a)に示す傾斜角度θだけ駆動して、図5(b)に示すように被検面WAを傾斜させる。θy回転ステージ124の駆動により、被検面WAにおける円C22上の法線WNが光軸101Cに一致する。
図6(a)は、θy回転ステージ124を駆動する前の状態を示す被検物Wの模式図であり、図6(b)は、θy回転ステージ124を傾斜角度θだけ駆動した後の状態を示す被検物Wの模式図である。被検物Wは、交点WIが回転中心軸124Cと一致するようにステージ装置103に搭載されている。即ち、ステージ装置103のステージユニット120が、交点WIと回転中心軸124Cとが一致するように構成されている。そのため、θy方向の回転駆動のみで法線WNを光軸101Cに一致させることができる。よって、CPU141は、ステップS103において、メモリ142から傾斜角度θのデータを読出し、この傾斜角度θだけθy回転ステージ124を駆動する(図5(b))。
ここで、比較例として、交点WIと回転中心軸124Cとがずれている場合について説明する。図14(a)は、比較例のステージ装置の構成において、θy回転ステージを駆動する前の状態を示す被検物Wの模式図である。図14(b)は、比較例のステージ装置の構成において、θy回転ステージを傾斜角度θだけ駆動した後の状態を示す被検物Wの模式図である。
図14(a)に示すように、交点WIと回転中心軸124Cとがずれている。この被検物Wの配置において、図14(b)に示すように被検物Wを回転中心軸124Cまわりにθy方向に回転させた場合、法線WNと光軸101Cとは平行となるが、一致しない。即ち、交点WIと回転中心軸124Cとがずれているために、光軸101Cと法線WNにX軸方向のずれδXが生じる。
δXが微動XYステージ127の可動量δXを上回る場合、円C22上の部分領域SA21〜SA28を測定するためには、δXを打ち消すようなX軸方向に駆動するリニアステージ(X軸粗動ステージ)を必要とする。即ち、法線WNが光軸101Cに一致するように、被検物Wを平行移動させる必要がある。
第1実施形態においては、θy回転ステージ124の回転後、Zステージ125によりZ軸方向の駆動を行う(S104)。Z軸方向の駆動量は、図6(b)にδZで示す。δZは、部分領域中心と共役面とのZ軸方向のずれ分である。故に、駆動量δZは、θy回転ステージ124の回転中心軸124Cと被検面WAの頂点との距離(回転半径)Rを用いて、
δZ=R−(R−Z)/cosθ
となる。ここで、Zは、頂点(中心点)P11と中心点P21〜P28との非球面軸WCの方向の距離である。駆動量δZは、被検物Wの設計形状データに基づいて予め計算しておき、図1に示すメモリ142に記憶(格納)させておく。
よって、CPU141は、ステップS104において、メモリ142から駆動量δZのデータを読出し、この駆動量δZだけZステージ125を駆動する(図5(c))。つまりCPU141は、部分領域SA21の反射光をシャックハルトマンセンサ104に検出させる際に、Zステージ125を駆動量δZの分、移動させて、シャックハルトマンセンサ104の共役面上に部分領域SA21を移動させる。
続いて、円C22上の各部分領域SA21〜SA28の測定を行う(S105)。θz回転ステージ122を図5(d)に示すように回転させることで、円C22上にある各部分領域SA121〜SA128の中心点P21〜P28が光軸101Cにおおよそ一致する位置まで移動させる。移動後は、シャックハルトマンセンサ104に入射する反射光をモニタしながら、部分領域SA21〜SA28における被検面の位置を、部分領域SA11で行った方法と同様の方法で、微動ステージ126,127によりアライメントする。アライメント後、被検面WAの波面計測を行い、その結果から、その部分領域SA21〜SA28の形状を算出する。全ての部分領域SA21〜SA28について、θz回転ステージ122を駆動し、同様の工程を実施し、各部分領域SA21〜SA28の形状測定を実施する。
最後に、形状計測した部分領域SA11〜SA28を繋ぎ合せ、被検面WAの形状を求める(S106)。その後、被検物Wの計測形状と設計形状との誤差を求め、誤差が許容値を超える場合、誤差に基づき、被検物Wを修正加工する。
以上、第1実施形態によれば、ステップS103,S104におけるステージ装置103の駆動により、被検面WAにおける円C22上の点P21〜P28をシャックハルトマンセンサ104の共役面に合わせることができる。また、1つの回転機構(θy回転ステージ124)で被検物の回転(θy方向)と横方向(X軸方向)の2軸の位置合わせを同時に行うことができる。したがって、被検物Wの位置の微調整用のX軸方向の微動機構(XY微動ステージ126)を除き、部分領域の中心点の法線WNを光軸101Cと一致させるためにX軸方向の粗調整用の駆動機構(X粗動ステージ)を必要としない。また、Zステージ125の駆動量δZは、部分領域の位置での非球面量とほぼ同様である。そのため、位置調整するZステージ125はδZ(≒非球面量)程度のストロークを持っていれば十分であり、駆動量δZは、比較例におけるZ軸方向の駆動量δZよりも小さい。したがって、スティッチング測定において、形状計測のサイクルタイムが短くなる。
なお、第1実施形態では、非球面形状を半径の異なる球面の集合体として捉えることにより、最適な回転中心軸がrの値に応じて変化することを見出した。この発見に基づき、rの値から交点WIの位置を求めて、回転中心軸104Cの位置を決定するような方策に至っている。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る形状計測装置について説明する。図7(a)及び図7(b)は、第2実施形態に係る形状計測装置のステージ装置を示す正面図である。第2実施形態における形状計測装置は、第1実施形態における形状計測装置とステージ装置の構成が異なり、それ以外の構成は第1実施形態と同様の構成である。また、部分領域の数及び配置は第1実施形態と同じであり、計測手順においても、第1実施形態と同様である。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
第2実施形態におけるステージ装置203は、下部ステージ部230と、下部ステージ部230に対して着脱可能なステージユニット220とを有する。下部ステージ部230は、Zステージ225と、XY微動ステージ226と、αβ微動ステージ227とを有している。下部ステージ部230において、上段から下段に向かって、Zステージ225,XY微動ステージ226,αβ微動ステージ227の順に配置されている。ステージユニット220は、下部ステージ部230の最上段にあるZステージ225に対して着脱可能に構成されている。図7(a)は、ステージユニット220をZステージ225に対して装着した状態を図示している。図7(b)は、ステージユニット220をZステージ225から取り外した状態を図示している。
なお、下部ステージ部230におけるステージ225,226,227の積載順はこれに限定するものではなく、どのような積載順であってもよい。Zステージ225は、最上段でなくてもよく、中段や最下段であってもよい。その場合、Zステージ225には、微動ステージを介してステージユニット220が着脱されることとなる。
ステージユニット220は、θy方向とθz方向に回転する駆動機構である。図8(a)は、第2実施形態に係る形状計測装置のステージ装置の一部を示す正面図であり、図8(b)は、第2実施形態に係る形状計測装置のステージ装置の一部を示す側面図である。図8(a)及び図8(b)には、ステージ装置203のステージユニット220を図示しており、図8(a)はステージユニット220をY軸方向から見た図であり、図8(b)はステージユニット220をX軸方向から見た図である。
ステージユニット220は、被検物Wを支持するサンプル支持台221と、サンプル支持台221(即ち被検物W)を非球面軸WCまわりに回転させる回転ステージであるθz回転ステージ222とを有する。また、ステージユニット220は、Y軸に平行な回転中心軸224Cまわりに回転して、θz回転ステージ222(即ち被検物W)を傾斜させる傾斜ステージであるθy回転ステージ224を有する。
サンプル支持台221上には、不図示の位置決めピンが複数本(例えば2本)設置されている。被検物Wの側面を位置決めピンに付き当てて被検物Wをサンプル支持台221に設置することにより、所定の機械精度での被検物Wの取付が可能となっている。サンプル支持台221は、θz回転ステージ222に取り付けられている。θz回転ステージ222は、非球面軸WCと平行な回転中心軸まわりであるθz方向に回転することで、サンプル支持台221(即ち被検物W)を被検物Wの非球面軸WCまわりに回転させる。
θy回転ステージ224は、θz回転ステージ222を支持する支持部材265と、支持部材265の回転中心軸224Cの方向の両側に設けられた被案内部材であるローラ266とを有する。また、θy回転ステージ224は、交点WIと回転中心軸224Cとが一致するようにローラ266を案内する案内部材である一対のRガイド263を有する。各Rガイド263には、ローラ266が嵌ってローラ266を案内する溝263Aが形成されている。
一対のRガイド263は、互いに間隔をあけてベース部材264に固定されている。一対のRガイド263の間には支持部材265が配置され、一対のRガイド263の互いに対向する側の面には、所定の曲率をもった溝263Aが形成されている。溝263Aには、支持部材265に設けられたローラ266が嵌め込まれており、ローラ266が溝263Aに案内されて移動することで、支持部材265が回転中心軸224Cまわりに回転し、支持部材265(即ち被検物W)が傾斜することとなる。Rガイド263には、不図示のストッパ機構が備え付けられており、所定の+θy方向位置で駆動を止めることができる機構となっている。
なお、第2実施形態では、θy回転ステージ224が、曲率を持った溝が形成されたRガイドとローラとを有する場合について説明したが、これに限定するものではなく、レール等を用いても同様の駆動機構を備えることができる。
ベース部材264のRガイド263が固定された側の面とは反対側の面(底面)には、V溝が形成された複数(第2実施形態では3つ)のブロック267が取り付けられている。3つのブロック267は、各々、間隔が120°等配となるように配置されている。
Zステージ225上には、球271と球271をZステージ225上に固定する球座272とが配置されている。球271と球座272の3組がそれぞれ120°等配となるように、Zステージ225上に配置されている。
ステージユニット220の3つのブロック267と下部ステージ部230の3つの球271は、互いに位置が一致するように事前に設計・位置調整されている。これにより、図7(a)に示すように、下部ステージ部230上にステージユニット220を搭載することができる。また、球271とV溝が形成されたブロック267の組み合わせの関係により、X、Y、Z軸方向の位置決めが可能となっている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様、ステージ装置203のステージユニット220は、交点WIと、回転中心軸224Cとが一致するよう構成されている。具体的には、交点WIと回転中心軸224Cとが一致するようステージユニット220の各部が設計されている。
また、ステージ装置203は、θy回転ステージ224が所定の傾斜角度(第2実施形態では0°)のとき、つまり、非球面軸WCが光軸101Cと平行となる傾斜角度のとき、非球面軸WCと光軸101Cとが一致するよう構成されている。
Zステージ225の可動範囲は、被検面WA上の点における法線を光軸101Cに一致させたときに、被検面WA上の点をシャックハルトマンセンサ104(図1)の共役面に移動できる範囲に設定されている。
以上の関係になるように、ステージ装置203の構成要素の大きさを鑑みて事前に設計しておく。また、ステージ装置203の各構成要素にはそれぞれ突き当てピンなどの位置決め機構(不図示)が備え付けられており、ステージ装置203の構成要素が機械精度で組み立てられている。
形状計測方法(部品の製造方法)は、第1実施形態と同じである。ステージ装置の配置要件を満たした設計を行い、且つ、形状計測装置の組立を行った状態において、図2に示す部分領域SA11の測定を行う。次に、θy回転ステージ224のθy方向の回転により、被検物Wを傾斜させる。
図9は、第2実施形態における形状計測装置において、被検物Wを傾斜させた状態を示すステージ装置の模式図である。ステージユニット220のRガイド263には、不図示のストッパ機構が設けてあり、所望のθy回転位置までθy回転ステージ224が駆動するように予め設計されている。θy方向に回転後、第1実施形態と同様にZステージ225によりZ軸方向の位置調整を実施し、その後、微動ステージ226,227でアライメントし、部分領域SA21〜SA28のすべての計測を行う。最後の工程として計測した部分領域SA11〜SA28を繋ぎ合せ、被検面WAの形状を求める。
第2実施形態のθy回転ステージ224においては、回転中心軸をステージから離れた位置に設定できるので、コンパクトにステージを構成できるという利点がある。例えば、第1実施形態で用いているθy回転ステージ(図1)は、回転中心軸を内部に含む構成であるため、そのサイズは回転中心軸から被検面までの距離(≒被検物の曲率半径)を上回る。このような構成のθy回転ステージを曲率半径の大きい被検物の計測に適用しようとすると、ステージ装置103は巨大にならざるを得ない。また、ステージユニット220が取外・取付可能(着脱可能)なので、第1実施形態のステージ構成に比べて、被検物Wの設計形状が変わる毎の設計が簡易になるという利点もある。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る形状計測装置について説明する。第1及び第2実施形態においては、被検面WAの半径に対し、一括で照明される部分領域の半径の比が1/2程度の場合について述べた(図2)。ところが、被検面WAの半径に対する一括で照明される部分領域の半径の比がこれを下回る場合には、この部分領域の配置では全面を計測することができなくなる。即ち、傾斜ステージで部分領域を切り替える作業を複数回行う必要がある。第3実施形態では、傾斜ステージで部分領域を複数回切り替える場合について説明する。図10(a)〜図10(d)は、第3実施形態において被検面上での部分領域の配置を示す模式図である。
例えば、一括で照明される部分領域の半径が被検面の半径の1/3であれば、部分領域を図10(d)の破線で示すように配置すればよい。図10(a)〜図10(d)において、被検物Wは、凸状の非球面である被検面WAをもつ光学部品(光学素子)であり、その中心軸が非球面軸WCである。被検物Wにおいて、非球面軸WCを測定中心とした場合、その測定中心を点P811とする。点P811を中心とした円内の領域が、部分領域SA811である(図10(a))。非球面軸WCを中心とする円C82上に中心点P821〜P824を持つ4つの部分領域SA821〜SA824を配置したとき、図10(b)のようになる。また、円C82とは異なる径の円C83上に中心点P831〜P838を持つ8つの部分領域SA831〜SA838を配置したとき、図10(c)のようになる。図10(a)、図10(b)、図10(c)の各段の部分領域を合わせると計13個の部分領域を配置することになり、被検面WAの全面を覆うことができる(図10(d))。第3実施形態では、部分領域を複数段(C1、C2)に分けた場合について説明する。
図11は、第3実施形態に係る形状計測装置のステージ装置を示す模式図である。第3実施形態のステージ装置303は、第1実施形態のステージ装置103に対して非球面軸WCの方向の位置を調整する調整ステージを追加した構成となっている。第3実施形態の形状計測装置において、ステージ装置303以外の構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図11に示すステージ装置303は、ステージユニット320と、Zステージ125と、XY微動ステージ126と、αβ微動ステージ127とを有する。
ステージユニット320は、サンプル支持台121と、θz回転ステージ122と、調整ステージ328と、ステージ支持台123と、θy回転ステージ124とを有する。
調整ステージ328は、θz回転ステージ122を支持し、非球面軸WCと平行な方向に移動に移動して、θz回転ステージ122(即ち、被検物W)の非球面軸WCと平行な方向の位置を調整する。調整ステージ328は、コンピュータ105(図1参照)に接続され、コンピュータ105からの指令に基づき駆動して、被検物Wの位置を調整する。
ステージ支持台123は、調整ステージ328を支持し、θy回転ステージ124に固定されている。したがって、調整ステージ328は、θy回転ステージ124と共に傾斜する。
第3実施形態では、調整ステージ328は、部分領域SA821〜SA824を計測する際には、円C82上の点における法線WN2と非球面軸WCとの交点WI2と、回転中心軸124Cとが一致するように、θz回転ステージ122の位置を調整する。また、調整ステージ328は、部分領域SA831〜SA838を計測する際には、円C83上の点における法線WN3と非球面軸WCとの交点WI3と、回転中心軸124Cとが一致するように、θz回転ステージ122の位置を調整する。第3実施形態では、調整ステージ328は、θz回転ステージ122の位置を調整することで、被検物Wの位置を調整する。図11では、交点WI2と回転中心軸124Cとが一致している状態を図示している。
また、ステージ装置303は、θy回転ステージ124が所定の傾斜角度(第3実施形態では0°)のとき、つまり、非球面軸WCが光軸101Cと平行となる傾斜角度のとき、非球面軸WCと光軸101Cとが一致するよう構成されている。
Zステージ125の可動範囲は、被検面WA上の点における法線を光軸101Cに一致させたときに、被検面WA上の点をシャックハルトマンセンサ104(図1)の共役面に移動できる範囲に設定されている。
以上の関係になるように、ステージ装置303の構成要素の大きさを鑑みて事前に設計しておく。また、ステージ装置303の各構成要素にはそれぞれ突き当てピンなどの位置決め機構(不図示)が備え付けられており、ステージ装置303の構成要素が機械精度で組み立てられている。
形状計測方法(部品の製造方法)は、概ね第1実施形態に従う。第1実施形態においては、部分領域の分割の段数が2段(中心及び円C22)であるのに対し、第3実施形態では、部分領域の分割の段数が3段(中心及び円C82、円C83)となっている。
次に、形状計測方法について説明する。図11には、上述したステージ装置303の各構成要素の配置要件を満たした設計を行い、且つ、装置の組立を行った状態を示している。この状態、即ち、非球面軸WC(点P811の法線)が光軸101Cと一致し、Zステージ125にて部分領域SA811をシャックハルトマンセンサ104の共役面に移動させた状態で、部分領域SA811の測定を行う。
図12(a)〜図12(d)は、第3実施形態における形状計測方法の各工程を説明するためのステージ装置の模式図である。
部分領域SA811の測定後、図12(a)に示すように、θy回転ステージ124のθy方向の回転により、円C82上の点における法線WN2が光軸101Cと平行になる角度まで、被検物Wを傾斜させる。交点WI2と回転中心軸124Cとが一致しているため、法線WN2は光軸101Cと一致する。
θy回転ステージ124の回転後、Zステージ125によりZ軸方向の駆動を行う。Z軸方向の駆動量δZは、第1実施形態と同様、部分領域SA821〜SA824の中心点と共役面とのZ軸方向のずれ分である。
その後、第1実施形態と同様、微動ステージ126,127によりアライメントを実施後、部分領域SA821〜SA824の測定を行う。その際、θz回転ステージ122で被検物Wを非球面軸WCまわりに回転させ、部分領域SA821〜SA824のすべてについて測定する。
円C82上にある部分領域SA821〜SA824を測定後、続いて、円C83上にある部分領域SA831〜SA838の測定を行う必要がある。円C82上にある部分領域SA821〜SA824を測定後のステージ装置303の状態は、図12(b)に示す状態にある。
円C83上の点における法線WN3と非球面軸WCとの交点WI3は、θy回転ステージ124の回転中心軸124Cとずれた状態になっている。このずれを解消するように、図12(c)に示すように、調整ステージ328により被検物Wを非球面軸WCの方向に移動させる。
次に、図12(d)に示すように、θy回転ステージ124のθy方向の回転により、円C83上の点における法線WN3が光軸101Cと平行になる角度まで、被検物Wを傾斜させる。交点WI3と回転中心軸124Cとが一致しているため、法線WN3は光軸101Cと一致する。
θy回転ステージ124の回転後、Zステージ125によりZ軸方向の駆動を行う。Z軸方向の駆動量δZは、第1実施形態と同様、部分領域SA831〜SA838の中心点と共役面とのZ軸方向のずれ分である。
その後、第1実施形態と同様、微動ステージ126,127によりアライメントを実施後、部分領域SA831〜SA838の測定を行う。その際、θz回転ステージ122で被検物Wを非球面軸WCまわりに回転させ、部分領域SA831〜SA838のすべてについて測定する。
最後の工程として計測した部分領域SA811〜SA838の部分形状データを繋ぎ合せ、被検面WAの形状を求める。
第3実施形態によれば、部分領域が図12(a)〜図12(d)に示すように段数が多い場合においても、X粗動ステージによるX軸方向の大きなストロークを必要としないスティッチング測定が可能となる。
なお、第3実施形態において、傾斜ステージであるθy回転ステージ124の構成を、第2実施形態で説明したθy回転ステージ224としてもよい。この場合であっても、X軸方向の粗動ステージの必要がなく、且つ、Z軸方向のストロークの小さい測定が可能となる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る形状計測装置について説明する。図13は、第4実施形態に係る形状計測装置を示す模式図である。第1〜第3実施形態では、検出部としてシャックハルトマンセンサ104を用いた場合について説明したが、第4実施形態では、形状計測装置が干渉計の構成でスティッチング計測する場合について説明する。
形状計測装置400は、フィゾー干渉計で構成される。形状計測装置400は、レーザ光源401を有し、レーザ光源401の光出射側には、ビームイクスパンダ402及び偏光ビームスプリッタ403が順次配置されている。
レーザ光源401から出射されたp偏光(平行光)が、複数のレンズで構成されたビームイクスパンダ402により太い平行光となる。その平行光が、s偏光を反射し、p偏光を透過する偏光ビームスプリッタ403に入射する。平行光はs偏光であるので、偏光ビームスプリッタ403で90°反射し、90°折り曲げられる。その反射光が1/4波長板(λ/4板)404を透過することで円偏光となる。
1/4波長板404により円偏光となったビームは、複数のレンズと参照レンズ406とを有し、入射平行光を集光させると共に基準となる参照波面をつくる透過球面レンズ(TSレンズ)405に入射する。
入射した平行光の一部は、参照レンズ406により反射して参照光となる。平行光の残りは、透過球面レンズ405を透過して集光され、被検物Wの部分領域に照射される。被検物Wから反射した反射光は、TSレンズ405を通り、前述の参照光と干渉して干渉光となる。その干渉光は、1/4波長板404を透過することにより、p偏光となり、偏光ビームスプリッタ403を通過する。
偏光ビームスプリッタ403を通過した干渉光は、結像レンズ408で、検出部としての撮像センサ409上に結像する。当該結像による干渉縞が撮像センサ409で撮像される。撮像センサ409は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサである。
撮像センサ409には、処理部としてのCPU411及び記憶部としてのメモリ412を有するコンピュータ410が接続されており、撮像センサ409による撮像結果がコンピュータ410により取得される。
コンピュータ410には、表示部であるモニタ413が接続されている。被検物Wは、第1実施形態と同様の構成のステージ装置103に搭載されている。CPU411は、ステージ装置103を第1実施形態と同様に動作させ、被検面WAに光を照射する部分領域を切り替えて、複数の部分領域からの反射光(干渉光)の撮像結果を撮像センサ409から取得し、それぞれの波面データを求める。CPU411は、それぞれの反射光(干渉光)の波面データから各部分領域の部分形状データを算出する。そして、CPU411は、各部分形状データを繋ぎ合せることにより、被検物Wの被検面WAの形状を計測する。
第4実施形態によれば、干渉計で構成された形状計測装置400においても、ダイナミックレンジはシャックハルトマンセンサを用いた場合よりも狭いものの、第1実施形態と同様、スティッチング測定において、形状計測のサイクルタイムが短くなる。
なお、第4実施形態では、形状計測装置400に適用されるステージ装置が、第1実施形態で説明したステージ装置103の場合について説明したが、これに限定するものではなく、第2〜第3実施形態で説明したステージ装置203,303としてもよい。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
上記実施形態では、被検物が光学部品である場合について説明したが、光学部品に限定するものではない。また、被検面が軸対称非球面である場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えば軸対称球面であってもよい。
100…形状計測装置、101…光源、101C…光軸、103…ステージ装置、104…シャックハルトマンセンサ(検出部)、120…ステージユニット、122…θz回転ステージ(回転ステージ)、124…θy回転ステージ(傾斜ステージ)、124C…回転中心軸、125…Zステージ(直動ステージ)、141…CPU(処理部)

Claims (12)

  1. 計測光を照射する光源と、
    軸対称面である被検面を有する被検物が搭載され、前記被検面の中心軸を中心とする円上の複数の点のそれぞれを中心とする複数の円上部分領域を含む前記被検面の複数の部分領域に、順次、前記計測光が照射されるよう、前記被検物を移動させるステージ装置と、
    前記複数の部分領域からのそれぞれの反射光を検出する検出部と、
    前記ステージ装置の駆動を制御して前記ステージ装置に前記被検物を移動させて、前記検出部に検出されたそれぞれの前記反射光の波面から前記各部分領域の部分形状データを算出して、前記各部分形状データを繋ぎ合せることにより、前記被検物の被検面の形状を計測する処理部と、を備え、
    前記ステージ装置は、
    回転中心軸まわりに回転して、前記計測光の光軸に対して前記被検物を傾斜可能に構成された傾斜ステージと、前記被検物を支持し、前記傾斜ステージにより傾斜され、前記各円上部分領域に前記計測光が照射されるよう前記中心軸まわりに前記被検物を回転させる回転ステージと、を有するステージユニットと、
    前記検出部の共役面上に前記部分領域が移動するよう、前記ステージユニットを前記光軸と平行な方向に直動させる直動ステージと、を有しており、
    前記ステージユニットは、前記円上の点において前記被検面に対し垂直な法線と前記中心軸との交点と、前記回転中心軸とが一致するよう構成されていることを特徴とする形状計測装置。
  2. 前記ステージユニットは、
    前記回転ステージに支持され、前記交点と前記回転中心軸とが一致する状態で前記被検物を支持する支持台を有することを特徴とする請求項1に記載の形状計測装置。
  3. 前記傾斜ステージは、
    前記回転ステージを支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられた被案内部材と、
    前記交点と前記回転中心軸とが一致するように前記被案内部材を案内する案内部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の形状計測装置。
  4. 前記被案内部材は、前記支持部材に設けられたローラであり、
    前記案内部材には、前記ローラが嵌って前記ローラを案内する溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の形状計測装置。
  5. 前記ステージユニットは、
    前記傾斜ステージと共に傾斜し、前記交点と前記回転中心軸とが一致するよう前記中心軸と平行な方向に前記被検物の位置を調整する調整ステージを有することを特徴とする請求項1に記載の形状計測装置。
  6. 前記ステージユニットが、前記直動ステージに対して着脱可能となっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の形状計測装置。
  7. 前記処理部は、前記部分領域の反射光を前記検出部に検出させる際に、前記直動ステージを、前記被検物の設計形状データに基づく駆動量の分、移動させて、前記検出部の共役面上に前記部分領域を移動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の形状計測装置。
  8. 前記ステージ装置は、前記傾斜ステージが所定の傾斜角度のときに前記中心軸と前記光軸とが一致するよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の形状計測装置。
  9. 前記検出部が、シャックハルトマンセンサであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の形状計測装置。
  10. 前記検出部が、前記部分領域の反射光と参照光との干渉光を撮像する撮像センサであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の形状計測装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の形状計測装置により被検物の形状を計測する形状計測方法であって、
    前記円上の点を中心とする前記円上部分領域の反射光を前記検出部に検出させる際に、前記ステージ装置により、前記円上の点の前記法線と前記光軸とを一致させる工程と、前記円上部分領域を、前記検出部の共役面上に移動させる工程とを有することを特徴とする形状計測方法。
  12. ワークを加工して部品を製作する工程と、
    前記部品を被検物とし、請求項11に記載の形状計測方法で前記被検物の形状を計測する工程と、を有することを特徴とする部品の製造方法。
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