JP2019086346A - 計測装置 - Google Patents

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田中 慎治
Shinji Tanaka
慎治 田中
啓二 新家
Keiji Araya
啓二 新家
上野 善弘
Yoshihiro Ueno
善弘 上野
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Abstract

【課題】被測定鏡筒を同一の取付け姿勢で、多様な性能評価を連続的にかつ精度良く行うことが1台の測定機で可能となる。【解決手段】1台の測定機でレンズ鏡筒の多様な測定(軸外収差測定、軸上収差測定、反射偏芯測定、MTF測定、レンズ間隔測定)を実現すべく、1枚の基板上に主たる測定機部材を配置すると共に、被測定鏡筒を測定する多様な測定光の光路の切り替えを、測定光路上に設けた鏡の位置と姿勢の変化により行う構成とした。【選択図】図1

Description

本開示は、デジタルスチルカメラ等に使用するレンズ鏡筒の光学性能を測定する装置に関するものである。
近年、デジタルスチルカメラなどの、光学レンズを使用した画像撮影装置において、小型軽量化が進んでいる。また、撮影倍率を変化させる目的で複数のレンズを駆動するレンズ鏡筒の小型化も進んでいる。
また、レンズ自体やレンズ鏡筒の小型化が進む一方で、CCDに代表される撮像素子の集積度も年々上がり、高画質化も求められている。
このような状況において、近年、光学系部品の部品精度が厳しく求められるようなっている。レンズに代表される光学部品はレンズ鏡筒に取り付けられている。
この鏡筒状態で充分な光学性能を満足するために、軸上収差測定、軸外収差測定、軸上MTF測定、軸外MTF測定、反射偏芯測定、レンズ間隔測定などの各種項目を計測することが、それぞれの用途に適した計測機で従来行われている。
特許第3599671号公報 特許第3206984号公報 特開2010−169471号公報 特開2014−2026号公報
従来、軸外収差測定、軸上収差測定、反射偏芯測定、MTF測定、レンズ間隔測定などの光学性能を計測する計測機として、それぞれ専用の計測機を用いて計測することが行われてきた。そのため、測定項目ごとに測定機を用意せねばならず、計測機の製作費用、設置スペースおよび測定鏡筒の取り付け取り外しなどの面で大変非効率であった。
また、各種光学性能を計測するにあたり、被測定鏡筒を何度も取り付けおよび取り外しするために、被測定鏡筒の取り付け取り外しによる測定機間の測定機差を排除することが難しい問題も存在した。
本開示は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各種光学性能を精度よく且つ効率的に計測することにある。
上記課題を解決するために本開示の計測装置は、レンズ鏡筒に対して複数の測定項目の測定を行う計測装置であって、回転軸の回りに回転可能であって、レンズ鏡筒の光軸が回転軸とほぼ一致するようにレンズ鏡筒が設置されるステージと、レンズ鏡筒に測定光を照射して所定の測定項目の測定を行う複数の測定光学系と、を有し、測定光学系のそれぞれは、光源と、光源から照射される測定光の光路を変えてレンズ鏡筒に照射するための移動可能および/または姿勢変化可能な鏡と、レンズ鏡筒で反射または透過した測定光を観測または調整する複数の光学ユニットと、測定光学系のうち少なくとも一部の測定光学系は、光源および少なくとも一部の鏡を共用し、且つ、光学ユニットの切り替えおよび、光学ユニットの位置調整可能な光学ユニット調整部と、ステージおよび測定光学系および鏡および光学ユニット調整部を制御するコントローラと、を有することを備えている。
測定光学系を構成するステージ、光源、鏡、光学ユニット、光学ユニット調整部およびコントローラと、を1つの基板上に配置するとよい。
測定項目は、軸上収差測定、軸外収差測定、反射偏芯測定、軸上MTF測定、軸外MTF測定、レンズ間隔測定のうちの少なくとも2つであるとよい。
本開示に係る計測装置によれば、被測定鏡筒を同一の取り付け姿勢で、多様な性能評価を連続的にかつ精度よく行うことが可能となる等の効果がある。
また複数台の計測機を単一の計測機にまとめることが可能となるために、計測機の製作費用および設置スペースを減らすことが可能となる等の効果がある。
実施形態1に係る軸上収差測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る軸上収差測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る軸外収差測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る軸外収差測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る軸外収差測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る軸外収差測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る軸上MTF測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る軸上MTF測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る軸外MTF測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る軸外MTF測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る軸外MTF測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る軸外MTF測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る反射偏芯測定の説明図(正面図) 実施形態1に係る反射偏芯測定の説明図(側面図) 実施形態1に係る反射偏芯測定の説明図(背面図) 実施形態1に係るレンズ間隔測定の説明図(正面図) 実施形態1に係るレンズ間隔測定の説明図(側面図) 実施形態1に係るレンズ間隔測定の説明図(背面図) 実施形態1に係る光学ユニット調整部の説明図(平面図)
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(発明の実施形態1)
以下、実施形態1を、図1〜図19を用いて説明する。
[1.測定項目と構成]
本開示の実施形態に係る計測装置は、レンズ鏡筒に対して複数の測定を行う。
以下複数の測定項目、
測定項目A 軸上収差測定
測定項目B 軸外収差測定
測定項目C 軸上MTF測定
測定項目D 軸外MTF測定
測定項目E 反射偏芯測定
測定項目F レンズ間隔測定
を列挙して、順次各種測定項目ごとに構成および測定手順を説明する。
[1−1−1.測定項目A(軸上収差測定)の構成]
測定項目A(軸上収差測定)における構成を図1、図2、図17を用いて説明する。
第1の被測定鏡筒11aを測定する計測装置であって、回転軸の回りに回転可能であって、第1の被測定鏡筒11aの光軸が回転軸とほぼ一致するように第1の被測定鏡筒11aが設置されるステージであるところの自動回転ステージ24と、第1の被測定鏡筒11aに測定光を照射して所定の測定項目の測定を行う測定光学系を有している。
測定光学系は、光源であるところの光源3と、光源3から照射される測定光の光路を変えてレンズ鏡筒に照射するための移動可能および/または姿勢変化可能な鏡であるところの鏡7および鏡8と、レンズ鏡筒で反射または透過した測定光を観測または調整する光学ユニットであるところの波面センサーユニット12と、光学ユニットの切り替えおよび、光学ユニットの位置調整可能な光学ユニット調整部であるところの光学ユニット調整部16と、ステージおよび測定光学系および鏡および光学ユニット調整部を制御するコントローラ(図示せず)から構成されている。
これらの、測定光学系を構成するステージ、光源、鏡、光学ユニット、光学ユニット調整部およびコントローラとは、1つの基板であるところの基板1の基板A面1aあるいは基板B面1bに配置されている。また、基板1は底板2と一体に連結され自立している。
[1−1−2.測定項目A(軸上収差測定)の動作]
続いて、測定項目A(軸上収差測定)における動作を説明する。
光源3から照射された光は、ビームエクスパンダーユニット4に設けられた第1のビームエクスパンダーレンズ5により広げられ、第2のビームエクスパンダーレンズ6により並行光になる。さらに鏡7および鏡8により方向を曲げられ、第1の被測定鏡筒11aに照射される。
鏡7は固定されているが、鏡8は自動回転ステージ9に締結されており、さらに自動直動ステージ10に締結されている。鏡8は自動直動ステージ10により第1の被測定鏡筒11aの上方に移動せられ、さらに自動回転ステージ9の回転により第1の被測定鏡筒11aの光軸と概略一致する方向から照射されるように鏡8の位置を調整可能となっている。
なお、第1のビームエクスパンダーレンズ5および第2のビームエクスパンダーレンズ6により広げられた光は、第1の被測定鏡筒11aを照射するのに充分な大きさまで広げるべく、ビームエクスパンダーユニット4に設けられた2枚のレンズが選定されている。
これにより、第1の被測定鏡筒11aに照射された光は、照射された面と反対側から波面センサーユニット12に入射する。波面センサーユニット12内のコリメートレンズ13を経て波面センサー14に入射することにより、第1の被測定鏡筒11aの収差が測定される。
しかるに、波面センサー14に光が結像して収差が測定される為には、第1の被測定鏡筒11aの光軸上に波面センサーユニット12の中心を設置する必要があり、さらにコリメートレンズ13から波面センサー14に至る光は平行光になるように、波面センサーユニット12を第1の被測定鏡筒11aから適宜離間した最適位置に設置される必要がある。波面センサーユニット12は、回転台21上に設置されている。回転台21上には、他の測定に使用するべく、集光レンズユニット35およびMTF測定センサーユニット31が共に設置されており、各種測定時に第1の被測定鏡筒11aに対して各々の測定の為のユニットを最適位置に移動するべく、光学ユニット調整部16が設けられている。
光学ユニット調整部16の動作について説明する。回転台21は、自動回転ステージ20、自動Yステージ19および自動Xステージ18が締結されており、アングル22を介して自動Zステージ17に締結されている。そのため各々の測定の為のユニットは、図1および図2のX,Y、Z方向へ自在に動くことが可能であるとともに、図19に示すように回転台21はθK方向に自在に回転することが可能となっている。そのため、各種測定時に第1の被測定鏡筒11aに対して各々の測定の為のユニットを最適位置に移動することが可能となっている。
[1−2−1.測定項目B(軸外収差測定)の構成]
測定項目B(軸外収差測定)における構成を図3、図4、図5、図6、図19を用いて説明する。
軸外収差測定と軸上収差測定の構成と動作は基本的に同様である。その為、軸外収差測定の構成と動作を説明するにあたり、すでに説明した軸上収差測定と異なる部分を主として説明する。
軸外収差測定の動作では、図3に示すように第1の被測定鏡筒11aに対して例えば図中θS傾斜した光を照射する。これにより、光軸とは異なる軸外の収差を測定することが可能となる。このとき自動回転ステージ24により第1の被測定鏡筒11aは光軸を略中心として回転可能であって、任意の軸回転方向における軸外収差測定が可能となっている。
軸外収差測定においても軸上収差測定と同様に波面センサー14に光が結像するように波面センサーユニット12を光学ユニット調整部16により測定に最適となる位置に移動する。このため波面センサー14の中心位置は、第1の被測定鏡筒11aの光軸とは一致しない位置に移動調整される。
光学ユニット調整部16の動きについては、すでに軸上収差測定において説明したので省略する。
ここで、図5および図6の第2の被測定鏡筒11bのように、すでに説明した第1の被測定鏡筒11aと比較して全長が短い場合の軸外収差測定について説明する。
軸外収差測定においては、図3および図5に示すようにθS傾斜した光を被測定鏡筒に照射するが、自動直動ステージ10の図中XS+方向移動距離には装置の大きさの面で制約があるので、図5に示すように第2の被測定鏡筒11bの全長が比較的短い場合は、第2の被測定鏡筒11bを図中Z+方向へ接近させる必要がある。図5および図6は図3および図4に対して可動基板61を可動基板駆動手段を用いて図中Z+方向へ直動ガイド25aおよび直動ガイド25bに沿って移動せられた状態を示している。この為、第2の被測定鏡筒11bは第1の被測定鏡筒11aと比較して全長が短いが、図中θSで示すように、図3と同一の角度で光を照射することが可能となっている。
さらに被測定鏡筒が広角の場合、図中θSを小さくする必要があるが、鏡8をXS+方向へ移動させると共に、さらにZ+方向へ被測定鏡筒を移動することにより、本測定機の構成で測定可能となっている。
[1−3−1.測定項目C(軸上MTF測定)の構成]
測定項目C(軸上MTF測定)における構成を図7、図8、図19を用いて説明する。
第1の被測定鏡筒11aを測定する計測装置であって、回転軸の回りに回転可能であって、第1の被測定鏡筒11aの光軸が回転軸と略一致するように第1の被測定鏡筒11aが設置されるステージであるところの自動回転ステージ24と、第1の被測定鏡筒11aに測定光を照射して所定の測定項目の測定を行う測定光学系を有している。
測定光学系は、光源であるところの自発光チャート27と、自発光チャート27から照射される測定光の光路を変えてレンズ鏡筒に照射するための移動可能および/または姿勢変化可能な鏡であるところの鏡28および鏡8と、レンズ鏡筒で反射または透過した測定光を観測または調整する光学ユニットであるところのMTF測定センサーユニット31と、光学ユニットの切り替えおよび、光学ユニットの位置調整可能な光学ユニット調整部であるところの光学ユニット調整部16と、ステージおよび測定光学系および鏡および光学ユニット調整部を制御するコントローラ(図示せず)から構成されている。
[1−3−2.測定項目C(軸上MTF測定)の動作]
続いて、測定項目C(軸上MTF測定)における動作を説明する。
自発光チャート27から出射された光は、コリメートレンズ26により並行光になる。
さらに鏡28および鏡8により方向を曲げられ、第1の被測定鏡筒11aに照射される。
鏡28は自動回転ステージ29に締結されておりさらに自動直動ステージ30に締結されている。
鏡8は自動回転ステージ9に締結されており、さらに自動直動ステージ10に締結されている。鏡8は自動直動ステージ10により第1の被測定鏡筒11aの上方に移動せられ、さらに自動回転ステージ9の回転により第1の被測定鏡筒11aの光軸と概略一致する方向から照射されるように鏡8の位置を調整可能となっている。
これにより、第1の被測定鏡筒11aに照射された光は、照射された面と反対側からMTF測定センサーユニット31内の第1のリレーレンズ33および第2のリレーレンズ34を通過してCCDセンサー32に入射する。これにより、第1の被測定鏡筒11aのMTFが測定される。
しかるに、CCDセンサー32に光が結像してMTFが測定される為には、第1の被測定鏡筒11aの光軸上にCCDセンサー32の中心を設置する必要がり、さらに第1のリレーレンズ33から第2のリレーレンズ34に至る光がCCDセンサー32に結像するように、MTF測定センサーユニット31を第1の被測定鏡筒11aから適宜離間した最適位置に設置される必要がある。MTF測定センサーユニット31は、回転台21上に設置されている。回転台21上には、他の測定に使用するべく、波面センサーユニット12および集光レンズユニット35が共に設置されており、各種測定時に第1の被測定鏡筒11aに対して各々の測定の為のユニットを最適位置に移動するべく、光学ユニット調整部16が設けられている。
光学ユニット調整部16の動作はすでに説明したので省略する。
[1−4−1.測定項目D(軸外MTF測定)の構成]
測定項目D(軸外MTF測定)における構成を図9、図10、図19を用いて説明する。
軸外MTF測定と軸上MTF測定の構成と動作は基本的に同様である。その為、軸外MTF測定の構成と動作を説明するにあたり、すでに説明した軸上MTF測定と異なる部分を主として説明する。
軸外MTF測定の動作では、図9に示すように第1の被測定鏡筒11aに対して例えば図中θS傾斜した光を照射する。これにより、光軸とは異なる軸外のMTFを測定することが可能となる。このとき自動回転ステージ24により第1の被測定鏡筒11aは光軸を略中心として回転可能であって、任意の軸回転方向における軸外MTF測定が可能となっている。
軸外MTF測定においても軸上MTF測定と同様にCCDセンサー32に光が結像するようにMTF測定センサーユニット31を光学ユニット調整部16により測定に最適となる位置に移動する。このためCCDセンサー32の中心位置は、第1の被測定鏡筒11aの光軸とは一致しない位置に移動調整される。
光学ユニット調整部16の動きについては、すでに軸上収差測定において説明したので省略する。
ここで、図5および図6の第2の被測定鏡筒11bのように、すでに説明した第1の被測定鏡筒11aと比較して全長が短い場合の軸外MTF測定について説明する。
軸外MTF測定においては、図9および図10に示すようにθS傾斜した光を被測定鏡筒に照射するが、自動直動ステージ10の図中XS+方向移動距離には装置の大きさの面で制約があるので、図11に示すように第2の被測定鏡筒11bの全長が比較的短い場合は、第2の被測定鏡筒11bを図中Z+方向へ接近させる必要がある。図11および図12は図9および図10に対して可動基板61を可動基板駆動手段を用いて図中Z+方向へ直動ガイド25aおよび直動ガイド25bに沿って移動せられた状態を示している。この為、第2の被測定鏡筒11bは第1の被測定鏡筒11aと比較して全長が短いが、図中θSで示すように、図9と同一の角度で光を照射することが可能となっている。
さらに被測定鏡筒が広角の場合、図中θSを小さくする必要があるが、鏡8をXS+方向へ移動させると共に、さらにZ+方向へ被測定鏡筒を移動することにより、本測定機の構成で測定可能となっている。
[1−5−1.測定項目E(反射偏芯測定)の構成]
測定項目E(反射偏芯測定)における構成を図13、図14、図15、図19を用いて説明する。
第1の被測定鏡筒11aを測定する計測装置であって、回転軸の回りに回転可能であって、第1の被測定鏡筒11aの光軸が回転軸と略一致するように第1の被測定鏡筒11aが設置されるステージであるところの自動回転ステージ24と、第1の被測定鏡筒11aに測定光を照射して所定の測定項目の測定を行う測定光学系を有している。
測定光学系は、オートコリメータ38と、光路を変えてレンズ鏡筒に照射するための移動可能および/または姿勢変化可能な鏡であるところの鏡45、鏡46および鏡15と、第1の被測定鏡筒11aで反射した測定光を観測または調整する光学ユニットであるところの集光レンズユニット35と、測定光の焦点距離を調整する補助レンズ37と、光学ユニットの切り替えおよび、光学ユニットの位置調整可能な光学ユニット調整部であるところの光学ユニット調整部16と、ステージおよび測定光学系および鏡および光学ユニット調整部を制御するコントローラ(図示ぜず)から構成されている。
[1−5−2.測定項目E(反射偏芯測定)の動作]
続いて、測定項目E(反射偏芯測定)における動作を説明する。
オートコリメータ38内にある、光源であるところのレーザー39から測定光が出射し、プリズム40を通過した後にオートコリメータレンズ43およびオートコリメータレンズ44により並行な測定光が拡大され、鏡であるところの鏡45、鏡46および鏡15で光路を変更せられ、光学ユニットであるところの集光レンズユニット35および補助レンズ37を経由して第1の被測定鏡筒11aに照射される。すでに説明した光学ユニット調整部16に設けられた集光レンズユニット35の光軸は被測定鏡筒11aの光軸と略一致する位置へ移動して、さらに図中Z+およびZ-方向にも可動が可能であり、集光レンズユニット35のZ方向位置を調整することにより、補助レンズユニット60を出た光が焦点を結ぶ位置を可変することができる。第1の被測定鏡筒11a内の各レンズの球芯位置に焦点を一致させることにより、レンズの球芯像の反射光が逆の経路を通りオートコリメータ38に入射する。入射光はオートコリメータレンズ44およびオートコリメータレンズ43を経由してプリズム40で反射してコリメートレンズ41を通りCCDセンサー42に結像する。
これにより、第1の被測定鏡筒11a内の各レンズの球芯像位置をCCDセンサー42で測定することが可能となり、例えば各レンズの光軸に対する球芯位置のずれを、集光レンズユニット35をZ方向で移動することにより各々計測することが可能となる。
[1−6−1.測定項目F(レンズ間隔測定)の構成]
測定項目F(レンズ間隔測定)における構成を図16、図17、図18、図19を用いて説明する。
第1の被測定鏡筒11aを測定する計測装置であって、回転軸の回りに回転可能であって、第1の被測定鏡筒11aの光軸が回転軸と略一致するように第1の被測定鏡筒11aが設置されるステージであるところの自動回転ステージ24と、第1の被測定鏡筒11aに測定光を照射して所定の測定項目の測定を行う測定光学系を有している。
測定光学系は、以下の構成を有している。
光源であるところの光源50と、光源の光を拡大して平行光にするリレーレンズ51およびコリメートレンズ52と、光を分離および反射するプリズム49と、光の光路を変更する鏡58、鏡59、鏡46および鏡15と、46の姿勢を保持して回転移動させる、自動回転ステージ47a、自動回転ステージ47b、第1のミラーアングル48a、第2のミラーアングル48bおよび第3のミラーアングル48cと、測定光を反射させる参照平面基板53と、測定光を参照平面基板に合焦させるコリメートレンズ54と、参照平面基板53とコリメートレンズ54を図18の図中Z+およびZ-方向へ移動する自動直動ステージ55と、第1の被測定鏡筒11aで反射した測定光を観測または調整する光学ユニットであるところの集光レンズユニット35と、測定光の焦点距離を調整する補助レンズユニット60内に設けられた補助レンズ37と、光学ユニットの切り替えおよび、光学ユニットの位置調整可能な光学ユニット調整部であるところの光学ユニット調整部16と、ステージおよび測定光学系および鏡および光学ユニット調整部を制御するコントローラ(図示ぜず)から構成されている。
[1−6−2.測定項目F(レンズ間隔測定)の動作]
続いて、測定項目F(レンズ間隔測定)における動作を説明する。
図18に示すように、光源であるところの光源50から出射した光はリレーレンズ51およびコリメートレンズ52を経由してプリズム49へ入り、光路Aと光路Bの2経路へ分離する。このとき光源50の光の帯域は、低コヒーレンス光干渉法で測定する際に光の干渉が発生するのに充分なように、帯域が広い白色光源としている。
光路Aではプリズム49で反射分離された光が鏡であるところの鏡59で方向を変化され、コリメートレンズ54を経由して参照平面基板53に合焦して反射光となる。反射光は逆の経路を通り、再びプリズム49に入射する。
コリメートレンズ54および参照平面基板53は自動直動ステージ55上に設けられており、図中Z+およびZ-方向へ可動可能であるために、光源50を出射した光が参照平面基板53で反射して再びプリズム49へ入射するまでの光路長さLAは可変することが可能となっている。
次に光路Bではプリズム49を通過した光が鏡46および鏡15で方向を変えられ、集光レンズユニット35内に設けられた集光レンズ36を経由して、さらに補助レンズユニット60内に設けられた補助レンズ37を経由して第1の被測定鏡筒11a内の各レンズ面からそれぞれ光が反射して、逆の経路を通過してプリズム49に入射する。
この光が反射して再びプリズム49へ入射するまでの光路長さLBは、第1の被測定鏡筒11a内の各レンズ面位置それぞれに対して定まることとなる。ここで、参照平面基板53から光路Aを経由して反射してきた光と、第1の被測定鏡筒11a内の各レンズ面から反射してきた光は、プリズム49で合流する。低コヒーレンス光干渉法による測定では、光路Aを通過した光の光路長LAと、光路Bを通過した光の光路長LBとが一致するとき光の干渉が強く発生するので、鏡58およびコリメートレンズ57を経由した光を、CCDセンサー56で光の干渉の状態を観測することになる。つまり、参照平面基板53を自動直動ステージ55を図18のZ方向に移動する移動長から、CCDセンサー56で光の干渉の強さを測定することにより、第1の被測定鏡筒11a内の各レンズ面の位置を測定することができる。
本開示に係る計測装置によれば、被測定鏡筒を同一の取り付け姿勢で、多様な性能評価を連続的にかつ精度よく行うことが可能となり、さらに複数台の計測機を単一の計測機にまとめることが可能となるために、計測機の製作費用および設置スペースを減らすことが可能となり、デジタルカメラを代表とするレンズを用いた光学機器の高精度化および低コストによる精度管理が可能となり、光学レンズを用いた光学機器全般に対する用途に適用できる。
1 基板
1a 基板A面
1b 基板B面
2 底板
3 光源
4 ビームエクスパンダーユニット
5 第1のビームエクスパンダーレンズ
6 第2のビームエクスパンダーレンズ
7 鏡
8 鏡
9 自動回転ステージ
10 自動直動ステージ
11a 第1の被測定鏡筒
11b 第2の被測定鏡筒
12 波面センサーユニット
13 コリメートレンズ
14 波面センサー
15 鏡
16 光学ユニット調整部
17 自動Zステージ
18 自動Xステージ
19 自動Yステージ
20 自動回転ステージ
21 回転台
22 アングル
23 アングル
24 自動回転ステージ
25a 直動ガイド
25b 直動ガイド
26 コリメートレンズ
27 自発光チャート
28 鏡
29 自動回転ステージ
30 自動直動ステージ
31 MTF測定センサーユニット
32 CCDセンサー
33 第1のリレーレンズ
34 第2のリレーレンズ
35 集光レンズユニット
36 集光レンズ
37 補助レンズ
38 オートコリメータ
39 レーザー
40 プリズム
41 コリメートレンズ
42 CCDセンサー
43 オートコリメータレンズ
44 オートコリメータレンズ
45 鏡
46 鏡
47a 自動回転ステージ
47b 自動回転ステージ
48a 第1のミラーアングル
48b 第2のミラーアングル
48c 第3のミラーアングル
49 プリズム
50 光源
51 リレーレンズ
52 コリメートレンズ
53 参照平面基板
54 コリメートレンズ
55 自動直動ステージ
56 CCDセンサー
57 コリメートレンズ
58 鏡
59 鏡
60 補助レンズユニット
61 可動基板

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒に対して複数の測定項目の測定を行う計測装置であって、
    回転軸の回りに回転可能であって、レンズ鏡筒の光軸が前記回転軸とほぼ一致するように前記レンズ鏡筒が設置されるステージと、
    前記レンズ鏡筒に測定光を照射して所定の測定項目の測定を行う複数の測定光学系と、
    を有し、
    前記測定光学系のそれぞれは、
    光源と、
    前記光源から照射される測定光の光路を変えて前記レンズ鏡筒に照射するための移動可能および/または姿勢変化可能な鏡と、
    前記レンズ鏡筒で反射または透過した前記測定光を観測または調整する複数の光学ユニットと、
    前記測定光学系のうち少なくとも一部の測定光学系は、前記光源および少なくとも一部の前記鏡を共用し、且つ、前記光学ユニットの切り替えおよび、光学ユニットの位置調整可能な光学ユニット調整部と、
    前記ステージおよび前記測定光学系および前記鏡および前記光学ユニット調整部を制御するコントローラと、
    を有する計測装置。
  2. 前記測定項目は、軸外収差測定、軸上収差測定、反射偏芯測定、軸外MTF測定、軸上MTF測定、レンズ間隔測定のうち少なくとも2つである
    請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記測定光学系を構成する前記ステージ、前記光源、前記鏡、前記光学ユニット、前記光学ユニット調整部および前記コントローラとを配置する1つの基板と、
    を有する請求項2に記載の計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112090785A (zh) * 2020-08-27 2020-12-18 宁波丞达精机有限公司 一种光学镜头分选设备
CN117213406A (zh) * 2023-11-09 2023-12-12 南京施密特光学仪器有限公司 一种平行光管出射光平行性检测装置及其检测方法

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