JP2017044301A - 密封装置 - Google Patents

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【課題】鉄道車両の車軸軸受部に用いられる密封装置において、外環に内環を嵌合する組立て作業を不要とし、もって製造を容易化することができる密封装置を提供する。【解決手段】軸受の外輪に取り付けられる外環部と、外環部の内周側に配置される内環部とを一体成形したことを特徴とする。内環部は、外環部の軸方向一方の端部に連続する反転部と、反転部に連続する筒状部と、筒状部に連続するシール形成部とを一体に有する。筒状部は、反転部からシール形成部へかけて漸次小径となるテーパー面状に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、シール技術に係る密封装置に関し、更に詳しくは、鉄道車両の車軸軸受部に用いられる密封装置に関する。
鉄道車両の車軸軸受部に用いられる密封装置として従来から図3に示すように、軸受61の外輪62に取り付けられる外環52と、外環52の内周側に嵌合される内環53とを有する密封装置51が知られている。内環53は、回転側部品63との間に微小間隙cを形成して非接触式のラビリンスシールを構成し、これにより軸受外部Oの異物が軸受内部Iへ侵入したり軸受内部Iのグリースが軸受外部Oへ飛散したりするのを抑制する。
特開2005−220940号公報 特開2011−256965号公報
上記外環52および内環53は別部材であるため、外環52に内環53を嵌合する組立て作業が必要となる。よって最適なシール機能を発揮させるべく組立てに際しては、内環53を規定の位置(設定どおりの正確な軸方向位置)に挿入する必要がある。
この点、上記従来技術は、外環52に段差部52aが設けられているため、組立てに際して内環53を段差部52aに当接させることによって内環53を規定の位置に挿入することができる。
しかしながら、製品の仕様上、外環52に段差部52aが設けられていない場合は、組立ての挿入位置を寸法で管理しなければならず、よって組立てに多大な手間と時間がかかる不都合がある。
本発明は以上の点に鑑みて、外環に内環を嵌合する組立て作業を不要とし、もって製造を容易化することができる密封装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の手段を採用した。
すなわち本発明の密封装置は、鉄道車両の車軸軸受部に用いられる密封装置であって、軸受の外輪に取り付けられる外環部と、前記外環部の内周側に配置される内環部とを一体成形したことを特徴とする(請求項1)。
外環部は、当該密封装置を軸受の外輪に取り付ける機能を発揮するもの、内環部は、回転側部品との間に微小間隙を形成して非接触式のラビリンスシールを構成する機能を発揮するものであって、本発明では、これらの外環部および内環部が一体成形されている。したがって外環に内環を嵌合する組立て作業を行う必要がなく、よって密封装置の製造を容易化することが可能とされる。
外環部の内周側に内環部を一体成形するに際しては、内環部を、外環部の軸方向一方の端部に連続する反転部と、反転部に連続する筒状部と、筒状部に連続するシール形成部とを一体に有するものとするのが好適であり、これによれば、外環部に対し内環部を折り返すようにして容易に成形することが可能とされる。
また、このとき、筒状部を、反転部からシール形成部へかけて漸次小径となるテーパー面状に形成するのが好適であり、これによれば、外環部および内環部間の空間部の容積が比較的小さく設定されるため、この空間部に充填するグリース(軸受潤滑用のグリース)の量を少量とすることが可能とされる。
本発明によれば、外環に内環を嵌合する組立て作業を不要とし、もって製造を容易化することができる密封装置を提供することができる。
本発明の第1実施例に係る密封装置の要部断面図 本発明の第2実施例に係る密封装置の要部断面図 従来例に係る密封装置の断面図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1実施例・・・・
図1に示すように、当該実施例に係る密封装置11は、鉄道車両の車軸軸受部に用いられる密封装置であって、軸受の外輪62に取り付けられる外環部21と、外環部21の内周側に配置される内環部31とを一体に有し、これらの両環部21,31が一体に成形されている。
外環部21は、軸受の外輪62の内周面に嵌合される外周筒部22を有し、この外周筒部22の軸方向一方(軸受外部側、図では左方)の端部から径方向内方へ向けて端面部23が一体成形され、端面部23の内周端部から軸方向一方へ向けて筒状部24が一体成形され、筒状部24の軸方向一方の端部から軸方向一方かつ内径方向へ向けて円錐面状のテーパー部25が一体成形され、テーパー部25の軸方向一方の端部(小径側の端部)から軸方向一方へ向けて内周筒部26が一体成形されている。
内環部31は、外環部21における内周筒部26の軸方向一方の端部に連続する反転部32を有し、この反転部32の内周端部から軸方向他方(軸受内部側、図では右方)へ向けて筒状部33が一体成形され、この筒状部33の軸方向他方の端部に、径方向内方へ向けての屈曲部35および筒状先端部36を一体に備えるシール形成部34が一体成形されている。シール形成部34は、回転側部品(図示せず)との間に微小間隙を形成して非接触式のラビリンスシールを構成し、これにより軸受外部の異物が軸受内部へ侵入したり軸受内部のグリースが軸受外部へ飛散したりするのを抑制する。
外環部21および内環部31はともに金属板よりなり、すなわち密封装置11は1個の金属環によって構成されている。
上記構成の密封装置11において、外環部21は、当該密封装置11を軸受の外輪62に取り付ける機能を発揮するものとされ、内環部31は、回転側部品との間に微小間隙を形成して非接触式のラビリンスシールを構成する機能を発揮するものとされ、当該実施例では、これらの両環部21,31が一体に成形されている。したがって上記従来技術のように外環に内環を嵌合する組立て作業を行う必要がないため、密封装置11の製造を容易化することができる。
また、両環部21,31が一体に成形されているため、使用時、鉄道車両の走行に伴う振動などが入力しても外環部21に対し内環部31が軸方向に位置ずれしてしまうことがない。
第2実施例・・・・
上記第1実施例において、内環部31に設けられた筒状部33は、軸方向にストレートな円筒面状に形成されているが、図2に示すように、この筒状部33はこれを反転部32からシール形成部34へかけて漸次小径となるテーパー面状に形成しても良く、この場合は、外環部21および内環部31間に形成される環状の空間部41の容積が第1実施例対比で比較的小さく設定される。したがって、空間部41に充填するグリース(軸受潤滑用のグリース)の量を少量とし、グリースの使用量を減らすことができる。
11 密封装置
21 外環部
22 外周筒部
23 端面部
24,33 筒状部
25 テーパー部
26 内周筒部
31 内環部
32 反転部
34 シール形成部
35 屈曲部
36 筒状先端部
41 空間部
62 軸受外輪

Claims (3)

  1. 鉄道車両の車軸軸受部に用いられる密封装置であって、軸受の外輪に取り付けられる外環部と、前記外環部の内周側に配置される内環部とを一体成形したことを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1記載の密封装置において、
    前記内環部は、前記外環部の軸方向一方の端部に連続する反転部と、前記反転部に連続する筒状部と、前記筒状部に連続するシール形成部とを一体に有することを特徴とする密封装置。
  3. 請求項2記載の密封装置において、
    前記筒状部は、前記反転部から前記シール形成部へかけて漸次小径となるテーパー面状に形成されていることを特徴とする密封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500518A (ja) * 1998-03-23 2004-01-08 エスケイエフ エンジニアリング アンド リサーチ センター ビーブイ 改良された防フレッチング挙動を行う軸受ユニット、特に鉄道用車軸箱の軸受ユニット
JP2005351367A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Nsk Ltd 鉄道車両用密封円筒ころ軸受
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