JP2017042444A - 便座装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便器部及び機能部を備える便器装置に取り付けられる暖房便座装置であって、便座本体と、便座本体から後方に延び機能部に回動可能に取り付けられると共に機能部側の側面20aに開口21が形成された一対のヒンジ部20と、を有する内部が中空の便座と、便座本体の内部に取り付けられるヒータと、ヒータからヒンジ部20の内部を通って開口21に挿通され機能部まで延びるコネクタケーブルと、を有するヒータユニットと、を備え、便座は座表部11と座裏部とを有し、ヒンジ部20は、側面20aに対向する側面20bから側面20aまで延びると共に、座表部11の裏面から開口21の内周縁210と同等以上の高さH1まで延びて形成されたリブ22を備える暖房便座装置である。
【選択図】図4
Description
図1は、本実施形態に係る暖房便座装置としての便座装置1を有する便器装置100の斜視図である。便器装置100は、便器部2と、便座装置1と、便蓋3と、機能部5と、を備える。
図2に示すように、便座110は、座表部11と、座裏部12と、により構成されている。
座表部11は、便座110の表面113及び、表面113の外縁から厚さ方向の下方へ連続する側面114を構成する。座表部11の機能部5側の側面には、開口21が形成されている。
座裏部12は、座表部11に固定されて便座110の裏面を構成する略平坦な面であり、便器部2の上面に載置されて使用される。座表部11及び座裏部12は、溶接により接合されて、便座110の内部を中空状に構成しており、図3に示すように、内部に後述するヒータユニット120を収容している。
便座本体10は、便器部2の環状の縁を覆うように所定の幅を有する環状に形成され、中央に開口部が形成されている。便座本体10は、後方側の外縁が左右方向に直線状に延び、後方側の外縁から手前に向かって略U字状に延びている。
ヒンジ部20は、図2に示すように、便座本体10の後方における左右方向の両端部から後方へ延びる部分であり、一対のヒンジ部20は互いに向かい合っている。ヒンジ部20は、便座本体10と連続して形成されている。ヒンジ部20は、機能部5に回動可能に取り付けられている。
開口21は、コネクタケーブル60を外部へ挿通させるための孔である。開口21は、ヒンジ部20の一方側、すなわち機能部5側の側面としての内側面20aに形成される略円形の孔である。開口21は、座表部11の裏面から所定高さH1離間した位置に、開口21の内周縁210が位置するように配置されている。言い換えれば、所定高さH1とは、座表部11の裏面から開口21の内周縁210までの高さである。
発熱体41は、電熱により便座を温める部材である。発熱体41は線状に形成されて座表部11の裏面に張り巡らされる。
伝熱シート42は、座表部11の裏面に貼着され、また、発熱体41の下に敷かれる。伝熱シート42は、例えばアルミ箔のような伝熱性の高いシート状の部材である。伝熱シート42は、発熱体41の熱を便座110の座表部11へ伝える。
ケーブル61は、発熱体41に電気的に接続され、発熱体41に電気を供給する導電体である。ケーブル43は、ヒータ40からヒンジ部20の内部を通って開口21を挿通し、便座110の外部の機能部5まで延びる。
コネクタ62は、ケーブル61の端部に接続され、機能部5内のレセプタクルに差し込まれる(図示せず)。ケーブル61及びコネクタ62は、ヒータ40と導通する。コネクタ62の、ケーブル61の延びる方向に交差する方向の幅寸法は、ヒンジ部20における隣接するリブ22同士の間の間隔D1よりも大きく形成されている(言い換えれば、リブ22同士の間隔D1は、コネクタ62の幅寸法よりも小さい)。
グロメット63は、ケーブル61の一部を取り囲んで保護し、ケーブル61がヒンジ部20の開口21を挿通する際に、開口21の周縁に接触して傷ついたりすることを防止する樹脂製の部材である。
本実施形態におけるグロメット52は、ヒンジ部20の内部を通るケーブル61が、開口21を挿通する際にL字状に屈曲する部分をも保護する形状を有する。
具体的には、グロメット63は、環状部631と、ツバ部632と、固定部633と、により構成される。
図3に示すように、ヒータ40の発熱体41はケーブル61に接続され、このケーブル61が、グロメット63の固定部633から環状部631へと通されてさらに延び、先端にコネクタ62が取り付けられている。図4に示すように、ヒンジ部20の外側面20b側から内側面20a側へとリブ22が連続して延びており、また、リブ22は開口21の内周縁210と同等の高さに位置するように下り傾斜する傾斜部23を有している。そこで、便座本体10のヒータ40から延出したコネクタケーブル60を、リブ22に沿って開口21へ案内しながら、開口21に挿通させる。コネクタケーブル60は、その後、機能部5の内部のレセプタクルに接続させる。
本実施形態では、便器部2及び便器部2の後部に配置される機能部5を備える便器装置100に取り付けられる暖房便座装置1を、便座110と、ヒータユニット120と、を含んで構成した。便座110は、便座本体10と、便座本体10から後方に延び機能部5に回動可能に取り付けられると共に機能部5側の内側面20aに開口21が形成された一対のヒンジ部20と、を含み、内部が中空であるように構成し、ヒータユニット120は、便座本体10の内部に取り付けられ便座110を暖めるヒータ40と、ヒータ40からヒンジ部20の内部を通って開口21に挿通され機能部5まで延びるコネクタケーブル60と、を含んで構成した。また、便座110を、便座110の表面113及び側面114を構成すると共に内側面20aに開口21が形成された座表部11と、座表部11に固定されて便座110の裏面を構成する座裏部12と、を含んで構成し、ヒンジ部20を、開口21が形成された内側面20aに対向する外側面20bから内側面20aまで延びると共に、座表部11の裏面から開口21の内周縁210と同等以上の高さH1まで延びて形成されたリブ22を含んで構成した。
本実施形態によれば、リブ22が、ヒンジ部20の外側面20bから内側面20aまで延びると共に、座表部11の裏面から開口21の内周縁210の下方210aまで延びている。このため、コネクタケーブル60を便座本体10側から延ばして開口21を挿通させる際に、ヒンジ部20に形成されている座表部11の裏面と開口21の周囲との段差や、開口21の周囲の複雑な形状に引っかかったりせず、リブ22の上端に指示されて、スムーズに開口21へと移動し、ケーブル61の先端に取り付けられたコネクタ62が挿通する。このため、ヒータユニット120部を便座110に容易に組み付けることができる。
これにより、コネクタ62を便座本体10の内部から開口21を挿通させる際に、コネクタ62がリブ22の間にはまり込んでしまうことなく、スムーズにリブ22に案内させることができる。したがって、上記と同様の効果を奏する。
これにより、ケーブル61をヒンジ部20側へ引っ張った際に、自然にヒンジ部20の外側面20b側から内側面20a側へ、傾斜部23を伝って移動する。内側面20a側には開口21が形成されているため、ケーブル61が容易に開口21へと案内される。したがって、上記と同様の効果を奏する。
例えば、上記実施形態では、リブ22は、開口21の内周縁210の下方210aまで延びているが、これに限られない。リブの高さは、開口21の内周縁の高さと同等以上であればよく、内周縁210よりも高くてもよい。この場合でも、リブが外側面20bから内側面20aまで延びていれば、ケーブル61はリブに案内されて開口21を容易に挿通する。
2 便器部
5 機能部
10 便座本体
11 座表部
12 座裏部
20 ヒンジ部
20a 内側面(機能部側の側面)
20b 外側面(機能部側の側面に対向する側面)
22 リブ
23 傾斜部
40 ヒータ
60 コネクタケーブル
100 便器装置
110 便座
113 表面
114 側面
120 ヒータユニット
210 内周縁
Claims (3)
- 便器部及び該便器部の後部に配置される機能部を備える便器装置に取り付けられる暖房便座装置であって、
便座本体と、該便座本体から後方に延び前記機能部に回動可能に取り付けられると共に前記機能部側の側面に開口が形成された一対のヒンジ部と、を有する内部が中空の便座と、
前記便座本体の内部に取り付けられ前記便座を暖めるヒータと、該ヒータから前記ヒンジ部の内部を通って前記開口に挿通され前記機能部まで延びるコネクタケーブルと、を有するヒータユニットと、を備え、
前記便座は、該便座の表面及び側面を構成すると共に前記機能部側の側面に前記開口が形成された座表部と、前記座表部に固定されて前記便座の裏面を構成する座裏部と、を有し、
前記ヒンジ部は、前記開口が形成された前記機能部側の側面に対向する側面から前記機能部側の側面まで延びると共に、前記座表部の裏面から前記開口の内周縁と同等以上の高さまで延びて形成されたリブを備える暖房便座装置。 - 前記リブは、該リブの延びる方向に略直交する方向に互いに離間して複数設けられ、
隣接する前記リブ同士の間隔は、前記コネクタケーブルのコネクタの寸法よりも小さい請求項1に記載の暖房便座装置。 - 前記リブは、その高さが前記開口側ほど小さくなるように形成された傾斜部を有する請求項1又は2に記載の暖房便座装置。
Priority Applications (1)
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JP2015168305A JP6416057B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 便座装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021083767A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 株式会社Lixil | 便座および便器装置 |
JP7511389B2 (ja) | 2020-06-12 | 2024-07-05 | 株式会社Lixil | 便座装置及び便器装置 |
Citations (4)
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JP2003265361A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-24 | Toto Ltd | 便座取付構造 |
JP2005111153A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Inax Corp | 暖房便座 |
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2015
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