JP2017041466A - 発光装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】SLDであって、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る発光装置は、リッジ部は、幅が、中心位置から第1光出射面側に向かうにつれて広くなる第1テーパー部と、前記中心位置から第2光出射面側に向かうにつれて広くなる第2テーパー部と、を有し、接続領域は、幅が、前記中心位置から前記第1光出射面側に向かうにつれて広くなる第3テーパー部と、前記中心位置から前記第2光出射面側に向かうにつれて広くなる第4テーパー部と、を有し、光導波路の中心線に対する、前記第3テーパー部の幅を規定する前記接続領域の外縁の角度は、前記第1テーパー部の幅を規定する前記リッジ部の外縁の角度よりも大きく、前記中心線に対する、前記第4テーパー部の幅を規定する前記接続領域の外縁の角度は、前記第2テーパー部の幅を規定する前記リッジ部の外縁の角度よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置およびプロジェクターに関する。
半導体レーザーやスーパールミネッセントダイオード(Super Luminescent Diode、以下「SLD」ともいう)などの半導体発光装置は、例えば、プロジェクターの光源として用いられる。半導体レーザーやSLDの光導波路では、光を出射する光出射面に向かって光が増幅される。そのため、光出射面近傍では、光に変換されるキャリアの量が不足することにより利得の飽和が発生して、出力が低下する場合がある。
例えば特許文献1には、半導体レーザーにおいて、共振器方向に導波路の幅が徐々に広がるテーパーストライプ構造を用いることにより、光の電界強度の共振器方向における極端な偏りの発生を抑制し、空間的ホールバーニングを低減して、利得の飽和を抑制できることが記載されている。さらに、特許文献1には、コンタクト層の幅を、リッジストライプの幅よりも小さくすることにより、リッジストライプの水平方向両端部への電流の注入量が低減され、水平方向のキャリアの空間的ホールバーニングの発生が抑制されて、利得の飽和を抑制できることが記載されている。
国際公開第2013/171950号
しかしながら、特許文献1では半導体レーザーにおいて電流注入量を最適化したものであり、SLDにとって最適化された電流注入量の分布は異なる。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、SLDであって、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記発光装置を含むプロジェクターを提供することにある。
本発明に係る発光装置は、
電流が注入されて光を発生させることが可能な活性層、ならびに前記活性層を挟む第1クラッド層および第2クラッド層を有する積層体と、
前記活性層に電流を注入する第1電極および第2電極と、
を含み、
前記第2クラッド層は、前記第2クラッド層の他の部分よりも厚さが大きいリッジ部を有し、
前記活性層は、光を導波させる光導波路を構成し、
前記光導波路は、光を出射する第1光出射面および第2光出射面を有し、
前記光導波路は、前記第1光出射面の法線および前記第2光出射面の法線に対して傾いた方向に延在し、
前記積層体は、
前記活性層および前記第1クラッド層の積層方向からみて前記リッジ部と重なり、前記第2電極と接続されている接続領域を有し、
前記リッジ部は、前記積層方向からみて、幅が、前記第1光出射面および前記第2光出
射面までの距離が等しい中心位置から前記第1光出射面側に向かうにつれて広くなる第1テーパー部と、前記中心位置から前記第2光出射面側に向かうにつれて広くなる第2テーパー部と、を有し、
前記接続領域は、前記積層方向からみて、幅が、前記中心位置から前記第1光出射面側に向かうにつれて広くなる第3テーパー部と、前記中心位置から前記第2光出射面側に向かうにつれて広くなる第4テーパー部と、を有し、
前記積層方向からみて、前記光導波路の中心線に対する、前記第3テーパー部の幅を規定する前記接続領域の外縁の角度は、前記中心線に対する、前記第1テーパー部の幅を規定する前記リッジ部の外縁の角度よりも大きく、
前記積層方向からみて、前記中心線に対する、前記第4テーパー部の幅を規定する前記接続領域の外縁の角度は、前記中心線に対する、前記第2テーパー部の幅を規定する前記リッジ部の外縁の角度よりも大きい。
このような発光装置では、光導波路全体に注入する電流量を増やすことなく、キャリアが余っている中心位置における電流量を少なくし、キャリアが不足している部分における電流量を多くすることができる。したがって、このような発光装置は、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記積層体は、前記第2クラッド層と前記第2電極との間に設けられたコンタクト層を有し、
前記コンタクト層は、前記第2電極と接続されていてもよい。
このような発光装置では、積層体と第2電極との接触抵抗を低減させることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記積層方向からみて、前記接続領域の形状は、前記中心位置に関して対称であり、
前記積層方向からみて、前記リッジ部の形状は、前記中心位置に関して対称であってもよい。
このような発光装置では、第1光出射面から出射される光の強度と、第2光出射面から出射される光の強度と、の差を小さくすることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第1光出射面および前記第2光出射面には、反射防止膜が設けられていてもよい。
このような発光装置では、第1光出射面および第2光出射面における光の反射を抑制することができ、効率よく第1光出射面および第2光出射面から光を出射することができる。
本発明に係る発光装置において、
前記光導波路は、複数配列されていてもよい。
このような発光装置では、高出力化を図ることができる。
本発明に係るプロジェクターは、
本発明に係る発光装置と、
前記発光装置から出射された光を、画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって形成された画像を投射する投射装置と、
を含む。
このようなプロジェクターでは、本発明に係る発光装置を含むため、高輝度化を図ることができる。
本実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 参考例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 光導波路の延在方向の位置と、幅と、の関係を説明するためのグラフ。 参考例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 光導波路の延在方向の位置と、幅と、の関係を説明するためのグラフ。 光導波路の延在方向の位置と、光強度と、の関係を説明するためのグラフ。 光導波路の延在方向の位置と、幅と、の関係を説明するためのグラフ。 電流量と光出力との関係を説明するためのグラフ。 本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態に係るプロジェクターを模式的に示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 発光装置
まず、本実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。
発光装置100は、図1および図2に示すように、積層体101と、絶縁層112と、第1電極120と、第2電極122と、反射防止膜140と、を含む。積層体101は、基板102と、第1クラッド層104と、活性層106と、第2クラッド層108と、コンタクト層110と、を有している。なお、便宜上、図1では、第2電極122を省略している。
基板102は、例えば、第1導電型(例えばn型)のGaAs基板である。
第1クラッド層104は、基板102上に設けられている。第1クラッド層104は、例えば、n型のInGaAlP層である。なお、図示はしないが、基板102と第1クラッド層104との間に、バッファー層が形成されていてもよい。バッファー層は、例えば、n型のGaAs層、AlGaAs層、InGaP層などである。バッファー層は、その上方に形成される層の結晶品質を向上させることができる。
活性層106は、第1クラッド層104上に設けられている。活性層106は、例えば、InGaPウェル層とInGaAlPバリア層とから構成される量子井戸構造を3つ重ねた多重量子井戸(MQW)構造を有している。
活性層106は、図1に示すように、第1側面106aと、第2側面106bと、第3側面106cと、第4側面106dと、を有している。側面106a,106bは、互いに反対方向を向く面(図示の例では平行な面)である。側面106c,106dは、互いに反対方向を向く面(図示の例では平行な面)であり、側面106a,106bに接続された面である。側面106a,106b,106c,106dは、クラッド層104,108に面状に接していない面である。側面106a,106bは、劈開によって形成された劈開面であってもよい。
活性層106は、電流が注入されて光を発生させることが可能な層である。活性層106は、光を導波させる光導波路160を構成している。光導波路160を導波する光は、光導波路160において利得を受けることができる。
光導波路160は、活性層106および第1クラッド層104の積層方向からみて(「平面視において」ともいう)、第1側面106aから第2側面106bまで延在している。光導波路160は、光を出射する第1光出射面170および第2光出射面172を有している。第1光出射面170は、光導波路160の第1側面106aとの接続部である。第2光出射面172は、光導波路160の第2側面106bとの接続部である。
光導波路160は、第1光出射面170の法線P1および第2光出射面の法線P2に対して傾いた方向に延在している。図示の例では、光導波路160の中心線Aは、法線P1,P2に対して傾いた方向に延在している。中心線Aは、第1光出射面170の中心と第2光出射面172の中心とを通る仮想直線である。
光導波路160は、第1光出射面170および第2光出射面172までの距離が等しい中心位置Cを有している。図1に示す例では、中心位置Cとは、光出射面170,172までの距離が等しく、中心線A上の点である。
第2クラッド層108は、活性層106上に設けられている。第2クラッド層108は、例えば、第2導電型(例えばp型)のInGaAlP層である。クラッド層104,108は、活性層106よりもバンドギャップが大きく、屈折率が小さい層である。クラッド層104,108は、活性層106を挟んで、注入キャリア(電子および正孔)並びに光の漏れを抑制する機能を有している。
第2クラッド層108は、活性層106の第1側面106aと連続する第5側面108aと、活性層106の第2側面106bと連続する第6側面108bと、を有している。第2クラッド層108は、第2クラッド層108の他の部分118よりも厚さが大きいリッジ部128を有している。リッジ部128は、第5側面108aから第6側面108bまで延在している。リッジ部128の平面形状(平面視における形状)は、例えば、光導波路160の平面形状と同じである。
リッジ部128の形状は、平面視において、中心位置Cに関して対称(点対称)である。リッジ部128は、第3側面106c側の境界線28a(例えばリッジ部128と絶縁層112との境界線)と、第4側面106d側の境界線28b(例えばリッジ部128と絶縁層112との境界線)と、を有している。
ここで、図3は、第1光出射面170近傍を模式的に示す図1の拡大図である。図4は、第2光出射面172近傍を模式的に示す図1の拡大図である。なお、便宜上、図3および図4では、反射防止膜140を省略している。
図3および図4に示すように、境界線28aと側面106a,106bとの交点をそれ
ぞれQ1,R1とする。境界線28bと側面106a,106bとの交点をそれぞれS1,T1とする。交点Q1を通り中心線Aと直交する仮想直線L1と、境界線28bとの交点をU1とする。交点T1を通り中心線Aと直交する仮想直線L2と、境界線28aとの交点をV1とする。
リッジ部128は、平面視において、第1領域128aと、第2領域128bと、第3領域128cと、を有している。第1領域128aは、境界線28aの交点Q1から交点V1までの部分と、境界線28bの交点U1から交点T1までの部分と、線分Q1U1と、線分T1V1と、によって囲まれている領域である。第2領域128bは、線分Q1U1と、線分S1U1と、線分Q1S1と、によって囲まれている領域である。第3領域128cは、線分T1V1と、線分R1V1と、線分R1T1と、によって囲まれている領域である。第1領域128aの平面形状は、例えば、2つの台形の上辺同士を接続させた形状である。第2領域128bおよび第3領域128cの平面形状は、例えば、三角形である。
リッジ部128の幅W1は、平面視において、中心位置Cから第1光出射面170側に向かうにつれて広くなり、かつ、中心位置Cから第2光出射面172側に向かうにつれて広くなる。
ここで、リッジ部128の幅(光導波路160の延在方向のある位置における幅)W1は、例えば、第1領域128aのように、境界線28a,28bを通り、かつ、中心線Aと直交する直線(直交直線)を引ける場合は、該直交直線の境界線28a,28b間の長さである。一方、第2領域128bおよび第3領域128cのように、境界線28a,28bを通り、かつ、中心線Aと直交する直交直線が引けない場合は、幅W1は、第2領域128bでは、交点Q1から境界線28bまで引いた直線(線分)の長さ、第3領域128cでは、交点T1から境界線28aまで引いた直線(線分)の長さである。
リッジ部128の幅W1は、中心位置Cにおいて、最も狭くなる。幅W1は、例えば、光出射面170,172の位置において、最も広くなる。リッジ部128の境界線28aは、例えば、2つの直線D1,E1によって構成されている。境界線28bは、例えば、2つの直線F1,G1によって構成されている。
リッジ部128は、平面視において、幅W1が、中心位置Cから第1光出射面170側に向かうにつれて広くなる第1テーパー部129aと、中心位置Cから第2光出射面172側に向かうにつれて広くなる第2テーパー部129bと、を有している。第1テーパー部129aは、平面視において、中心位置Cを通り中心線Aと直交する仮想直線(図示せず)よりも第1光出射面170側の部分であり、第2テーパー部129bは、該仮想直線よりも第2光出射面172側の部分である。
リッジ部128の境界線28a,28bを構成する直線D1,F1は、第1テーパー部129aの幅W1を規定するリッジ部128の外縁(第1外縁部D1,第2外縁部F1)である。境界線28a,28bを構成する直線E1,G1は、第2テーパー部129bの幅W1を規定するリッジ部128の外縁(第3外縁部E1,第4外縁部G1)である。平面視において、第1外縁部D1は、角度α1で中心線Aに対して傾いている。第2外縁部F1は、角度α2で中心線Aに対して傾いている。第3外縁部E1は、角度α3で中心線Aに対して傾いている。第4外縁部G1は、角度α4で中心線Aに対して傾いている。図示の例では、角度α1,α2,α3,α4は、同じ大きさである。角度α1,α2,α3,α4は、リッジ部128のテーパー角度である。
発光装置100では、p型の第2クラッド層108、不純物がドーピングされていない
活性層106、およびn型の第1クラッド層104により、pinダイオードが構成される。発光装置100では、電極120,122間に、pinダイオードの順バイアス電圧を印加する(電流を注入する)と、光導波路160において電子と正孔との再結合が起こる。この再結合により発光が生じる。この生じた光を起点として、連鎖的に誘導放出が起こり、光導波路160で光の強度が増幅される。光導波路160は、光を導波させる活性層106と、光の漏れを抑制するクラッド層104,108と、によって構成されている。
コンタクト層110は、第2クラッド層108上に設けられている。コンタクト層110は、リッジ部128と第2電極122との間に設けられている。コンタクト層110の平面形状は、例えば、リッジ部128の平面形状と同じである。コンタクト層110は、例えば、p型のGaAs層である。コンタクト層110は、第2電極122と接続(具体的にはオーミックコンタクト)されている。コンタクト層110は、クラッド層104,108よりも導電性の高い層である。
コンタクト層110とリッジ部128とは、柱状部111を構成している。発光装置100は、屈折率導波型のSLDである。平面視において、光導波路160の平面形状は、例えば、柱状部111の平面形状と同じである。
コンタクト層110、第2クラッド層108、活性層106、第1クラッド層104、および基板102によって構成されている積層体101は、第2電極122と接続されている接続領域130を有している。図示の例では、コンタクト層110は、接続領域130において、第2電極122と接続されている。接続領域130は、コンタクト層110と第2電極122との接触面であり、コンタクト層110が接続領域130を有している。接続領域130は、平面視において、リッジ部128と重なっている。
接続領域130の形状は、平面視において、中心位置Cに関して対称(点対称)である。接続領域130は、第3側面106c側の境界線30a(例えばコンタクト層110と絶縁層112との境界線)と、第4側面106d側の境界線30b(例えばコンタクト層110と絶縁層112との境界線)と、を有している。図3および図4に示すように、境界線30aと第1側面106aとの交点をQ2とする。境界線30bと第2側面106bとの交点をT2とする。
接続領域130は、平面視において、幅W2が、中心位置Cから第1光出射面170に向かうにつれて広くなり、かつ、中心位置Cから第2光出射面172に向かうにつれて広くなる。
ここで、接続領域130の幅(光導波路160の延在方向のある位置における幅)W2は、上述したリッジ部128の幅と同様に、境界線30a,30bを通り、かつ、中心線Aと直交する直線(直交直線)を引ける場合は、該直交直線の境界線30a,30b間の長さである。一方、境界線30a,30bを通り、かつ、中心線Aと直交する直交直線が引けない場合は、幅W2は、交点Q2から境界線30bまで引いた直線(線分)の長さ、または、交点T2から境界線30aまで引いた直線(線分)の長さである。
接続領域130の幅W2は、中心位置Cにおいて、最も狭くなる。幅W2は、例えば、光出射面170,172の位置において、最も広くなる。接続領域130の境界線30aは、例えば、2つの直線D2,E2によって構成されている。境界線30bは、例えば、2つの直線F2,G2によって構成されている。
接続領域130は、平面視において、幅W2が、中心位置Cから第1光出射面170側
に向かうにつれて広くなる第3テーパー部131aと、中心位置Cから第2光出射面172側に向かうにつれて広くなる第4テーパー部131bと、を有している。第3テーパー部131aは、平面視において、中心位置Cを通り中心線Aと直交する仮想直線(図示せず)よりも第1光出射面170側の部分であり、第4テーパー部131bは、該仮想直線よりも第2光出射面172側の部分である。
接続領域130の境界線30a,30bを構成する直線D2,F2は、第3テーパー部131aの幅W2を規定する接続領域130の外縁(第5外縁部D2,第6外縁部F2)である。境界線30a,30bを構成する直線E2,G2は、第4テーパー部131bの幅W2を規定する接続領域130の外縁(第7外縁部E2,第8外縁部G2)である。平面視において、第5外縁部D2は、角度β1で中心線Aに対して傾いている。第6外縁部F2は、角度β2で中心線Aに対して傾いている。第7外縁部E2は、角度β3で中心線Aに対して傾いている。第8外縁部G2は、角度β4で中心線Aに対して傾いている。図示の例では、角度β1,β2,β3,β4は、同じ大きさである。角度β1,β2,β3,β4は、接続領域130のテーパー角度である。
平面視において、中心線Aに対する、第3テーパー部131aの幅W2を規定する接続領域130の第5外縁部D2の角度β1は、中心線Aに対する、第1テーパー部129aの幅W1を規定するリッジ部128の第1外縁部D1の角度α1よりも大きい角度である。同様に、角度β2,β3,β4は、それぞれ角度α2,α3,α4よりも大きい角度である。
絶縁層112は、図2に示すように、第2クラッド層108上であって、柱状部111の側方(平面視における柱状部111の周囲)および柱状部111上の一部に設けられている。図示の例では、柱状部111上に設けられた絶縁層112の開口の平面形状によって、接続領域130の平面形状が決定される。絶縁層112は、例えば、SiN層、SiO層、SiON層、Al層、ポリイミド層である。絶縁層112として上記の材料を用いた場合、電極120,122間の電流は、絶縁層112を避けて、絶縁層112に挟まれた柱状部111を流れる。絶縁層112は、例えば、第2クラッド層108の屈折率よりも小さい屈折率を有している。
第1電極120は、基板102の下に設けられている。第1電極120は、第1電極120とオーミックコンタクトする層(図示の例では基板102)の下面に設けられている。第1電極120は、発光装置100を駆動する(活性層106に電流を注入する)ための一方の電極である。第1電極120としては、例えば、第1クラッド層104側からCr層、AuGe層、Ni層、Au層の順序で積層したものを用いる。
第2電極122は、リッジ部128の上方に設けられている。具体的には、第2電極122は、コンタクト層110上および絶縁層112上に設けられている。第2電極122は、発光装置100を駆動する(活性層106に電流を注入する)ための他方の電極である。第2電極122としては、例えば、コンタクト層110側からCr層、AuZn層、Au層の順序で積層したものを用いる。
反射防止(AR:Anti−Reflection)膜140は、光出射面170,172に設けられている。図示の例では、反射防止膜140は、側面106a,106bに設けられている。反射防止膜140は、例えば、SiO層、Ta層、Al層、TiN層、TiO層、SiON層、SiN層や、これらの多層膜である。
なお、上記では、AlGaInP系の発光装置100について説明したが、本発明に係る発光装置、光導波路が形成可能なあらゆる材料系を用いることができる。半導体材料で
あれば、例えば、AlGaN系、GaN系、InGaN系、GaAs系、AlGaAs系、InGaAs系、InGaAsP系、InP系、GaP系、AlGaP系、ZnCdSe系などの半導体材料を用いることができる。
発光装置100は、例えば、プロジェクター、ディスプレイ、照明装置、計測装置などの光源に適用されることができる。
発光装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
発光装置100では、平面視において、リッジ部128は、第1テーパー部129aおよび第2テーパー部129bを有し、接続領域130は、第3テーパー部131aおよび第4テーパー部131bを有し、角度β1,β2,β3,β4は、それぞれ角度α1,α2,α3,α4よりも大きい。そのため、発光装置100では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置を提供することにある。以下、その理由について説明する。
図5は、リッジ部1128の境界線1028a,1028b、および接続領域1130の境界線1030a,1030bが光導波路1160の中心線Aと平行な発光装置1000を模式的に示す平面図である。発光装置1000では、図6に示すように、線分Q1U1の位置と線分T1V1の位置との間における光導波路1160の延在方向において、接続領域1130の幅W1とリッジ部1128の幅W2は、一定である。
図7は、リッジ部2128および接続領域2130の幅W1,W2が、中心位置Cから第1光出射面2170側に向かうにつれて広くなり、かつ、中心位置Cから第2光出射面2172側に向かうにつれて広くなる発光装置2000を模式的に示す平面図である。発光装置2000では、光導波路2160の中心線Aに対する接続領域2130のテーパー角度βは、中心線Aに対するリッジ部2128のテーパー角度αと同じである。したがって、図8に示すように、光導波路2160の延在方向において、リッジ部2128の幅W1と接続領域2130の幅W2とは、同じ傾きである。
図9は、発光装置100,1000,2000において、光導波路の延在方向(伝搬方向)の位置と、光強度と、の関係を説明するための図ある。図9の横軸は、線分Q1U1の位置と線分T1V1の位置との間における光導波路の延在方向の位置を示している。図9の縦軸の光強度とは、光導波路の延在方向のある位置において、単位時間当たり、光導波路の延在方向に対して垂直な断面を通過する光子の数のことである。
SLDでは、光出射面側(反射率が小さい側)に向かって光が指数関数的に増幅される。そのため、図9に示すように、光強度は、光導波路の延在方向において不均一な分布を持つ。これにより、例えば、発光装置1000のように、光導波路の延在方向において単位長さ当たりの電流量が一定の場合、光出射面近傍では、光に対して(光子に対して)キャリアが相対的に足りなくなる。すなわち、光が増幅されようとしたとき、光に変換されるキャリアが足りなくなる。その結果、光強度の大きい光出射面側(線分Q1U1側、線分T1V1側)では、利得の飽和が発生し、その分、光出力が低下する。なお、単位長さ当たりの電流量とは、光導波路の延在方向のある位置において、その部分を積層方向(例えば活性層106および第1クラッド層104の積層方向)に流れる電流量のことである。
光強度が小さい部分(例えば中心位置C)は、光出射面側に比べてキャリアが多い状態であり、キャリアが十分に光に変換されておらず、キャリアが余っている。そのため、このような余剰キャリアを生成する電流を、キャリアが不足している光出射面側に注入する
ことで、高出力かつ高効率の駆動を行うことができる。すなわち、単位長さ当たりの電流量を変化させることにより、光導波路全体の注入電流量を一定に保ちつつ、利得の飽和を低減し、最終的な光出力を大きくすることができる。
発光装置100では、上記のように、接続領域130は、第3テーパー部131aおよび第4テーパー部131bを有している。そのため、平面視において、線分Q1U1の位置と線分T1V1の位置との間の光導波路160の延在方向において、光導波路160の単位長さ当たりの電流量を、中心位置Cから光出射面170,172側に向かうにつれて、多くすることができる。
さらに、発光装置100では、リッジ部128は、第1テーパー部129aおよび第2テーパー部129bを有し、角度β1,β2,β3,β4は、それぞれ角度α1,α2,α3,α4よりも大きい。したがって、図10に示すように、光導波路160の延在方向において、接続領域130の幅W2は、リッジ部128の幅W1に比べて、傾きが大きくなる。そのため、発光装置100では、テーパー角度βとテーパー角度αとが同じ場合に比べて(発光装置2000に比べて)、光導波路160全体に注入する電流量を増やすことなく、キャリアが余っている中心位置Cにおける電流量を少なくし、キャリアが不足している線分Q1S1,S1T1における電流量を多くすることができる。したがって、発光装置100は、発光装置2000に比べて、効率よく、より利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる(図9参照)。
ここで、図11は、発光装置100,1000,2000において、光導波路への注入電流量と、光出力と、の関係を説明するためのグラフである。発光装置100は、図11に示すように、発光装置1000,2000に比べて、高出力領域(電流量が多い領域)でスロープ効率がよい。そのため、発光装置100は、特に高出力領域において、効率よく駆動することができる。
なお、発光装置100は、図11に示すように、発光装置1000,2000に比べて、光出力が立ち上がる電流量(閾値電流量)が多くなることがある。これは、発光装置100は、発光装置1000,2000に比べて、平面視において、光導波路160の形状と、電流が注入される接続領域130の形状と、の差が大きいためである。
さらに、発光装置100では、光導波路160は、第1光出射面170の法線P1および第2光出射面172の法線P2に対して傾いた方向に延在している。そのため、発光装置100では、光導波路160にて発生する光を、光出射面170,172間で直接的に多重反射させることを抑制することができる。これにより、発光装置100では、直接的な共振器を構成させないことができるため、光導波路160にて発生する光のレーザー発振を抑制することができる。その結果、発光装置100は、スペックルノイズを低減することができる。発光装置100は、SLDである。
発光装置100では、積層体101は、第2クラッド層108と第2電極122との間に設けられたコンタクト層110を有している。そのため、発光装置100では、積層体101と第2電極122との接触抵抗を低減させることができる。
発光装置100では、平面視において、接続領域130の形状は、中心位置Cに関して対称であり、リッジ部128の形状は、中心位置Cに関して対称である。これにより、発光装置100では、例えば、第1光出射面170から出射される光の強度と、第2光出射面172から出射される光の強度と、の差を小さくすることができる。
発光装置100では、光出射面170,172には、反射防止膜140が設けられてい
る。そのため、発光装置100では、光出射面170,172における光の反射を抑制することができ、効率よく光出射面170,172から光を出射することができる。
なお、図示はしないが、角度α1,α2の大きさが互いに異なる場合や、角度β1,β2の大きさが互いに異なる場合は、本発明に係る発光装置は、β1>α1、β2>α2、のいずれか1つの関係を満たしてもよいし、両方の関係を満たしてもよい。また、図示はしないが、角度α3,α4の大きさが互いに異なる場合や、角度β3,β4の大きさが互いに異なる場合は、本発明に係る発光装置は、β3>α3、β4>α4、のいずれか1つの関係を満たしてもよいし、両方の関係を満たしてもよい。
2. 発光装置の製造方法
次に、本実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図12および図13は、本実施形態に係る発光装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図12に示すように、基板102上に、第1クラッド層104、活性層106、第2クラッド層108、コンタクト層110を、この順でエピタキシャル成長させる。これにより、積層体101を形成することができる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法が挙げられる。
図13に示すように、コンタクト層110および第2クラッド層108をパターニングして、柱状部111を形成する。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって行われる。なお、コンタクト層110と第2クラッド層108とのエッチングは、同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。
図2に示すように、柱状部111の側面を覆うように絶縁層112を形成する。具体的には、絶縁層112は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法(より具体的にプラズマCVD法)や塗布法などにより絶縁部材(図示せず)を成膜し、該絶縁部材をパターニングすることにより形成される。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって行われる。
次に、コンタクト層110上に第2電極122を形成する。次に、基板102の下面に第1電極120を形成する。電極120,122は、例えば、真空蒸着法やスパッタ法などにより形成される。なお、電極120,122の形成順序は、特に限定されない。
図1に示すように、光出射面170,172に、反射防止膜140を形成する。反射防止膜140は、例えば、CVD法やスパッタ法などにより形成される。なお、反射防止膜140は、電極120,122を形成する前に、形成されてもよい。
以上の工程により、発光装置100を製造することができる。
3. 発光装置の変形例
次に、本実施形態の変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図14は、本実施形態の変形例に係る発光装置200を模式的に示す平面図である。なお、便宜上、図14では、第2電極122を省略している。
以下、本実施形態の変形例に係る発光装置200において、本実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
上述した発光装置100は、図1に示すように、1つの光導波路160を有していた。これに対し、発光装置200は、図14に示すように、複数の光導波路160を有している。図示の例では、発光装置200は、3つの光導波路160を有している。複数の光導波路160は、平面視において、活性層106の第3側面106cから第4側面106dに向かう方向に沿って配列されている。
発光装置200では、発光装置100と同様に、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。さらに、発光装置200では、光導波路160は、複数配列されているため、より高出力化を図ることができる。
4. プロジェクター
次に、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図15は、本実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す図である。
プロジェクター900は、図15に示すように、赤色光、緑色光、青色光を出射する赤色光源200R、緑色光源200G、青色光源200Bを含む。赤色光源200R、緑色光源200G、青色光源200Bは、本発明に係る発光装置である。以下では、本発明に係る発光装置として発光装置200を用いた例について説明する。なお、便宜上、図150では、プロジェクター900を構成する筐体を省略し、さらに光源200R,200G,200Bを簡略化している。
プロジェクター900は、さらに、レンズアレイ902R,902G,902Bと、透過型の液晶ライトバルブ(光変調装置)904R,904G,904Bと、投射レンズ(投射装置)908と、を含む。
光源200R,200G,200Bから出射された光は、各レンズアレイ902R,902G,902Bに入射する。レンズアレイ902R,902G,902Bは、光源200R,200G,200B側に、第1光出射面170から出射される光が入射する入射面901を有している。入射面901は、例えば、平坦な面である。入射面901は、複数の第1光出射面170に対応して複数設けられ、等間隔で配置されている。入射面901の法線(図示せず)は、第1側面106aに対して傾斜している。入射面901によって、第1光出射面170から出射される光の光軸を、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bの照射面905に対して、直交させることができる。
レンズアレイ902R,902G,902Bは、液晶ライトバルブ904R,904G,904B側に、出射面903を有している。出射面903は、例えば、凸状の面である。出射面903は、複数の入射面901に対応して複数設けられ、等間隔で配置されている。入射面901において光軸が変換された光は、出射面903によって、集光される、または拡散角を小さくされることにより、重畳(一部重畳)されることができる。これにより、均一性よく液晶ライトバルブ904R,904G,904Bを照射することができる。
以上のように、レンズアレイ902R,902G,902Bは、第1光出射面170から出射される光の光軸を制御して、該光を集光させることができる。
各レンズアレイ902R,902G,902Bによって集光された光は、各液晶ライトバルブ904R,904G,904Bに入射する。各液晶ライトバルブ904R,904G,904Bは、入射した光をそれぞれ画像情報に応じて変調する。そして、投射レンズ
908は、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bによって形成された像(画像)を拡大してスクリーン(表示面)910に投射する。
また、プロジェクター900は、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bから出射された光を合成して投射レンズ908に導くクロスダイクロイックプリズム(色光合成手段)906を、含むことができる。
各液晶ライトバルブ904R,904G,904Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム906に入射する。このプリズムは、4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そして、合成された光は、投射光学系である投射レンズ908によりスクリーン910上に投射され、拡大された画像が表示される。
なお、図15に示す例では、第2側面106bに設けられた第2光出射面172から出射される光については図示していないが、該光は、図示せぬ反射部およびレンズアレイに入射した後、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bに入射してもよい。
プロジェクター900では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置200を含むことができる。そのため、プロジェクター900では、高輝度化を図ることができる。
プロジェクター900は、発光装置200を液晶ライトバルブ904R,904G,904Bの直下に配置し、902R,902G,902Bを用いて集光と均一照明とを同時に行う方式(バックライト方式)である。そのため、プロジェクター900では、光学系の損失低減と部品点数の削減とを図ることができる。
なお、上述の例では、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いたが、液晶以外のライトバルブを用いてもよいし、反射型のライトバルブを用いてもよい。このようなライトバルブとしては、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)が挙げられる。また、投射光学系の構成は、使用されるライトバルブの種類によって適宜変更される。
また、光源200R,200G,200Bを、光源200R,200G,200Bからの光をスクリーン上で走査させることにより、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置である走査手段を有するような走査型の画像表示装置(プロジェクター)の光源装置にも適用することが可能である。
本発明は、本願に記載の特徴や効果を有する範囲で一部の構成を省略したり、各実施形態や変形例を組み合わせたりしてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
28a,28b,30a,30b…境界線、100…発光装置、101…積層体、102…基板、104…第1クラッド層、106…活性層、106a…第1側面、106b…第2側面、106c…第3側面、106d…第4側面、108…第2クラッド層、108a…第5側面、108b…第6側面、110…コンタクト層、111…柱状部、112…絶縁層、118…他の部分、120…第1電極、122…第2電極、128…リッジ部、128a…第1領域、128b…第2領域、128c…第3領域、129a…第1テーパー部、129b…第2テーパー部、130…接続領域、131a…第3テーパー部、131b…第4テーパー部、140…反射防止膜、160…光導波路、170…第1光出射面、172…第2光出射面、200…発光装置、900…プロジェクター、901…入射面、902R,902G,902B…レンズアレイ、904R,904G,904B…液晶ライトバルブ、905…照射面、906…クロスダイクロイックプリズム、908…投射レンズ、910…スクリーン、1000…発光装置、1028a,1028b…境界線、1030a,1030b…境界線、1128…リッジ部、1130…接続領域、1160…光導波路、2000…発光装置、2128…リッジ部、2130…接続領域、2160…光導波路、2170…第1光出射面、2172…第2光出射面

Claims (6)

  1. 電流が注入されて光を発生させることが可能な活性層、ならびに前記活性層を挟む第1クラッド層および第2クラッド層を有する積層体と、
    前記活性層に電流を注入する第1電極および第2電極と、
    を含み、
    前記第2クラッド層は、前記第2クラッド層の他の部分よりも厚さが大きいリッジ部を有し、
    前記活性層は、光を導波させる光導波路を構成し、
    前記光導波路は、光を出射する第1光出射面および第2光出射面を有し、
    前記光導波路は、前記第1光出射面の法線および前記第2光出射面の法線に対して傾いた方向に延在し、
    前記積層体は、
    前記活性層および前記第1クラッド層の積層方向からみて前記リッジ部と重なり、前記第2電極と接続されている接続領域を有し、
    前記リッジ部は、前記積層方向からみて、幅が、前記第1光出射面および前記第2光出射面までの距離が等しい中心位置から前記第1光出射面側に向かうにつれて広くなる第1テーパー部と、前記中心位置から前記第2光出射面側に向かうにつれて広くなる第2テーパー部と、を有し、
    前記接続領域は、前記積層方向からみて、幅が、前記中心位置から前記第1光出射面側に向かうにつれて広くなる第3テーパー部と、前記中心位置から前記第2光出射面側に向かうにつれて広くなる第4テーパー部と、を有し、
    前記積層方向からみて、前記光導波路の中心線に対する、前記第3テーパー部の幅を規定する前記接続領域の外縁の角度は、前記中心線に対する、前記第1テーパー部の幅を規定する前記リッジ部の外縁の角度よりも大きく、
    前記積層方向からみて、前記中心線に対する、前記第4テーパー部の幅を規定する前記接続領域の外縁の角度は、前記中心線に対する、前記第2テーパー部の幅を規定する前記リッジ部の外縁の角度よりも大きい、ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記積層体は、前記第2クラッド層と前記第2電極との間に設けられたコンタクト層を有し、
    前記コンタクト層は、前記第2電極と接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記積層方向からみて、前記接続領域の形状は、前記中心位置に関して対称であり、
    前記積層方向からみて、前記リッジ部の形状は、前記中心位置に関して対称である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第1光出射面および前記第2光出射面には、反射防止膜が設けられている、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記光導波路は、複数配列されている、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置から出射された光を、画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって形成された画像を投射する投射装置と、
    を含む、ことを特徴とするプロジェクター。
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