JP2017084990A - 発光装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置を提供する。【解決手段】本発明に係る発光装置は、基板と、第1クラッド層と、活性層と、第2クラッド層と、コンタクト層と、前記活性層に電流を注入する第1電極および第2電極と、を含み、前記第2電極は、前記コンタクト層上に配置され、前記コンタクト層と一定の幅で接触する電気的接触領域を有し、前記活性層は、前記活性層および前記第1クラッド層の積層方向からみて、前記電気的接触領域と重なる領域に光を導波させる光導波路を構成し、前記光導波路は、光を射出する第1光出射面および第2光出射面を有し、前記積層方向からみて、前記第1光出射面および前記第2光出射面との距離が等しい中心位置における前記第2電極の幅は、前記光導波路の延在方向の前記電気的接続領域の端部における前記第2電極の幅よりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置およびプロジェクターに関する。
半導体レーザーやスーパールミネッセントダイオード(Super Luminescent Diode、以下「SLD」ともいう)などの半導体発光装置は、例えば、プロジェクターの光源として用いられる。SLDは、通常の発光ダイオード同様にインコヒーレント性を示し、かつ広帯域なスペクトル形状を示しながら、光出力特性では半導体レーザー同様に単一の素子で数百mW程度までの出力を得ることが可能な半導体発光装置である。
例えば特許文献1には、ストライプ状の斜め導波路を有するSLDが開示されている。
特開2012−43950号公報
上記のようなSLDの光導波路では、光を出射する光出射面に向かって光が指数関数的に増幅される。そのため、光出射面近傍では、光に変換されるキャリアの量が不足することにより利得の飽和が発生して、SLDの出力が低下する場合がある。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記発光装置を含むプロジェクターを提供することにある。
本発明に係る発光装置は、
基板と、
前記基板上方に配置される第1クラッド層と、
前記第1クラッド層上方に配置される活性層と、
前記活性層上方に配置される第2クラッド層と、
前記第2クラッド層上方に配置され、前記第2クラッド層と電気的に接続されるコンタクト層と、
前記活性層に電流を注入する第1電極および第2電極と、
を含み、
前記第2電極は、前記コンタクト層上に配置され、前記コンタクト層と一定の幅で接触する電気的接触領域を有し、
前記活性層は、前記活性層および前記第1クラッド層の積層方向からみて、前記電気的接触領域と重なる領域に光を導波させる光導波路を構成し、
前記光導波路は、光を射出する第1光出射面および第2光出射面を有し、
前記積層方向からみて、前記第1光出射面および前記第2光出射面との距離が等しい中心位置における前記第2電極の幅は、前記光導波路の延在方向の前記電気的接続領域の端部における前記第2電極の幅よりも小さい。
このような発光装置では、電気的接続領域の端部側における光導波路への注入電流密度を、第2電極の中心位置における光導波路への注入電流密度よりも大きくすることができる。したがって、このような発光装置では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下、「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下、「B」という)を形成する」などと用いる場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
また、本発明に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材(以下「C部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「D部材」という)」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、C部材とD部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、C部材とD部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
本発明に係る発光装置において、
前記電気的接続領域の端部において、前記第2電極の幅は、前記電気的接続領域の幅よりも大きくてもよい。
このような発光装置では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第2電極は、前記中心位置から前記電気的接続領域の端部に向かうに従って、前記第2電極の幅が大きくなる部分を有していてもよい。
このような発光装置では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記光導波路は、前記第1光出射面の法線および前記第2光出射面の法線に対して傾いた方向に延在していてもよい。
このような発光装置では、光導波路にて発生する光を、第1光出射面と第2光出射面との間で直接的に多重反射させることを抑制することができる。その結果、このような発光装置は、スペックルノイズを低減することができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第2電極の前記中心位置を含んだ領域上に配置される絶縁層を含んでいてもよい。
このような発光装置では、基板、第1クラッド層、活性層、第2クラッド層、コンタクト層、第1電極、および第2電極を含む発光素子をジャンクションダウン実装する場合に、電気的接続領域の端部側における光導波路への注入電流密度を、中心位置における光導波路への注入電流密度よりも、より確実に大きくすることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第2電極は、
前記中心位置を含む第1領域と、
前記電気的接続領域の端部を含む第2領域および第3領域と、
を有し、
前記第2領域および前記第3領域は、前記第2電極に電流を供給する電流供給部を有していてもよい。
このような発光装置では、電気的接続領域の端部側における光導波路への注入電流密度を、中心位置における光導波路への注入電流密度よりも、より確実に大きくすることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記光導波路は、屈折率導波路であってもよい。
このような発光装置では、屈折率の差によって、光導波路内に効率よく光を閉じ込めることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記光導波路は、利得導波路であってもよい。
このような発光装置では、光導波路が屈折率導波路である場合に比べて、製造工程の簡易化を図ることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第1光出射面および前記第2光出射面には、反射防止膜が設けられていてもよい。
このような発光装置では、第1出射面および第2光出射面における光の反射を抑制することができ、効率よく第1光出射面および第2光出射面から光を射出することができる。
本発明に係るプロジェクターは、
本発明に係る発光装置と、
前記発光装置から射出された光を、画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって形成された画像を投射する投射装置と、
を含む。
このようなプロジェクターでは、本発明に係る発光装置を含むため、高輝度化を図ることができる。
本実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 光導波路の延出方向における位置と、光導波路における光密度と、の関係を説明するための図。 光導波路の延出方向における位置と、光導波路への注入電流密度と、の関係を説明するための図。 光導波路の延出方向における位置と、光導波路への注入電流密度と、の関係を説明するための図。 光導波路の延出方向における位置と、光導波路への注入電流密度と、の関係を説明するための図。 光導波路の延出方向における位置と、光導波路における光密度と、の関係を説明するための図。 本実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の第1変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態の第1変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 本実施形態の第2変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態の第2変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 本実施形態の第2変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 本実施形態の第3変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 本実施形態の第4変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 本実施形態に係るプロジェクターを模式的に示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 発光装置
まず、本実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。図3は、本実施形態に係る発光装置100を模式的に示す図1のIII−III線断面図である。
発光装置100は、図1〜図3に示すように、実装基板2と、発光素子4と、を含む。発光素子4は、基板102と、第1クラッド層104と、活性層106と、第2クラッド層108と、コンタクト層110と、絶縁層112と、第1電極120と、第2電極122と、反射防止膜130と、を含む。
実装基板2には、発光素子4が実装されている。実装基板2の材質は、例えば、セラミックスや金属であり、発光素子4が実装されることができれば、特に限定されない。実装基板2は、発光素子4で熱が発生した場合、該熱を外部に放出する機能を有していてもよい。図示の例では、発光素子4は、第1電極120側を実装基板2に向けて実装されている。発光素子4は、接合部材6を介して実装基板2に実装されている。接合部材6は、導電性を有している。接合部材6は、実装基板2上に設けられたパッド(図示せず)と接続されることにより、電源(図示せず)と電気的に接続されている。これにより、第1電極120と電源とを電気的に接続することができる。接合部材6としては、例えば、銀ペーストや、AuSnからなる半田を用いる。
基板102は、接合部材6および第1電極120を介して、実装基板2上方に配置される。基板102は、例えば、第1導電型(例えばn型)のGaAs基板である。
第1クラッド層104は、基板102上方に(図示の例では基板102上に)配置される。第1クラッド層104は、例えば、n型のInGaAlP層である。なお、図示はしないが、基板102と第1クラッド層104との間に、バッファー層が配置されていてもよい。バッファー層は、例えば、n型のGaAs層、AlGaAs層、InGaP層などである。バッファー層は、その上方に形成される層の結晶品質を向上させることができる。
活性層106は、第1クラッド層104上方に(図示の例では第1クラッド層104上に)配置される。活性層106は、例えば、InGaPウェル層とInGaAlPバリア層とから構成される量子井戸構造を3つ重ねた多重量子井戸(MQW)構造を有している。
活性層106は、図1に示すように、活性層106および第1クラッド層104の積層方向からみて(以下、「平面視において」ともいう)は、例えば、長方形の形状を有している。活性層106は、第1側面106aと、第2側面106bと、第3側面106cと、第4側面106dと、を有している。側面106a,106bは、互いに反対方向を向く面(図示の例では平行な面)である。側面106c,106dは、互いに反対方向を向く面(図示の例では平行な面)であり、側面106a,106bに接続された面である。側面106a,106b,106c,106dは、クラッド層104,108に面状に接していない面である。側面106a,106bは、劈開によって形成された劈開面であってもよい。
活性層106は、電流が注入されて光を発生させることが可能な層である。活性層106は、光を導波させる光導波路160を構成している。光導波路160を導波する光は、光導波路160において利得を受けることができる。
光導波路160は、第1側面106aから第2側面106bまで延在している。光導波路160は、光を射出する第1光出射面170および第2光出射面172を有している。第1光出射面170は、光導波路160の第1側面106aとの接続部である。第2光出射面172は、光導波路160の第2側面106bとの接続部である。
光導波路160は、第1光出射面170の法線P1および第2光出射面172の法線P2に対して傾いた方向に延在している。図示の例では、第1光出射面170の中心と第2光出射面172の中心とを通る仮想直線(中心線A)は、法線P1,P2に対して傾いた方向に延在している。平面視において、中心線Aと第1側面106aとのなす角は、例えば、85°程度である。光導波路160は、平面視において、光導波路160の延在方向に(中心線Aの延在方向に)沿った帯状かつ直線状の長手形状を有している。図示の例では、平面視において、光導波路160の第1側面106aと平行な方向の大きさは、第1側面106aから第2側面106bまで一定である。光導波路160の平面形状(平面視における形状)は、例えば、平行四辺形である。
第2クラッド層108は、活性層106上方に(図示の例では活性層106上に)配置される。第2クラッド層108は、例えば、第2導電型(例えばp型)のInGaAlP層である。クラッド層104,108は、活性層106よりもバンドギャップが大きく、屈折率が小さい層である。クラッド層104,108は、活性層106を挟んで、注入キャリア(電子および正孔)並びに光の漏れを抑制する機能を有している。
発光装置100では、p型の第2クラッド層108、不純物がドーピングされていない活性層106、およびn型の第1クラッド層104により、pinダイオードが構成される。発光装置100では、電極120,122間に、pinダイオードの順バイアス電圧を印加する(電流を注入する)と、光導波路160において電子と正孔との再結合が起こる。この再結合により発光が生じる。この生じた光を起点として、連鎖的に誘導放出が起こり、光導波路160で光の強度が増幅される。光導波路160は、光を導波させる活性層106と、光の漏れを抑制するクラッド層104,108と、によって構成されている。
発光装置100の光導波路160は、後述する図15のように柱状部111を形成することによって屈折率差を設けず、電流を注入することによって生じた光導波路160がそのまま導波領域となる、利得導波路である。発光装置100は、利得導波型SLDである。発光装置100では、例えば、利得の高い領域に沿って誘導放出により光が増幅されて、高利得領域が光導波路160となる。
コンタクト層110は、図2および図3に示すように、第2クラッド層108上方に配置され、第2クラッド層108と電気的に接続される。図示の例では、コンタクト層110は、第2クラッド層上に配置されて、第2クラッド層108に接続されている。コンタクト層110は、第2電極122とオーミックコンタクトしている。コンタクト層110は、例えば、p型のGaAs層である。
絶縁層112は、コンタクト層110上方に(図示の例ではコンタクト層110上に)配置される。絶縁層112は、開口部112aを有し、開口部112aにおいて、第2電極122とコンタクト層110とは、接触する。絶縁層112は、例えば、SiN層、SiO層、SiON層、Al層、ポリイミド層である。
第1電極120は、基板102下に配置される。第1電極120は、第1電極120とオーミックコンタクトする層(図示の例では基板102)の下面に設けられている。第1電極120は、発光装置100を駆動する(活性層106に電流を注入する)ための一方の電極である。第1電極120としては、例えば、基板102側からCr層、AuGe層、Ni層、Au層の順序で積層したものを用いる。
第2電極122は、コンタクト層110上に配置される。図示の例では、第2電極122は、さらに絶縁層112上に配置される。第2電極122は、発光装置100を駆動する(活性層106に電流を注入する)ための他方の電極である。第2電極122としては、例えば、コンタクト層110側からCr層、AuZn層、Au層の順序で積層したものを用いる。第2電極122の厚さは、例えば、300nm程度である。
第2電極122は、コンタクト層110と一定の幅Dで接触する電気的接続領域123を有する。ここで、「一定の幅D」とは、例えば、図1に示すように平面視において、電気的接続領域123の第3側面106c側の第1外縁部(例えば第2電極122と絶縁層112との境界線)124と中心線Aとが平行であり、かつ、電気的接続領域123の第4側面106d側の第2外縁部125(例えば第2電極122と絶縁層112との境界線)と中心線Aとが平行であることをいう。図示の例では、電気的接続領域123の平面形状は、平行四辺形である。幅Dは、例えば、中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさである。幅Dは、例えば、幅W1と同じ大きさである。
第2電極122は、開口部112aにおいてコンタクト層110と接触して、電気的接続領域123を有することができる。電気的接続領域123は、第2電極122のコンタクト層110と接触面である。電気的接続領域123は、光導波路160の平面形状を規定することができ、例えば、電気的接続領域123の平面形状は、光導波路160の平面形状と同じである。活性層106は、平面視において、電気的接続領域123と重なる領域に光導波路160を構成する。
第2電極122は、第1領域122aと、第2領域122bと、第3領域122cと、を有する。第2電極122の第1領域122aは、平面視において、第1光出射面170および第2光出射面172との距離が等しい中心位置Cを含む。図1に示す例では、中心位置Cとは、光出射面170,172までの距離が等しく、中心線A上の点である。第1領域122aの平面形状は、例えば、平行四辺形である。中心位置Cは、平面視において、第1領域122aの中心の位置であってもよい。中心位置Cは、第1領域122aと第2領域122bとの境界、および第1領域122aと第3領域122cとの境界との距離が等しい位置であってもよい。図示の例では、第1領域122aは、平面視において、第2電極122の上面が絶縁層112の上面によって挟まれている領域である。
第2電極122の第2領域122bは、第1領域122aの、光導波路160の延在方向の一方側に配置され、第1領域122aに接続されている。第2領域122bは、光導波路160の延在方向の電気的接続領域123の第1端部126を含む。第1端部126は、例えば、第1光出射面170上方に位置している。
第2電極122の第3領域122cは、第1領域122aの、光導波路160の延在方向の他方側に配置され、第1領域122aに接続されている。第1領域122aは、第2領域122bと第3領域122cとの間に配置されている。第3領域122cは、光導波路160の延在方向の電気的接続領域123の第2端部127を含む。第2端部127は、例えば、第2光出射面172上方に位置している。
平面視において、中心位置Cにおける第2電極122の幅W1は、電気的接続領域123の第1端部126における第2電極122の幅W2よりも小さく、かつ、電気的接続領域123の第2端部127における第2電極122の幅W3よりも小さい。
ここで、「中心位置Cにおける第2電極122の幅W1」とは、平面視において、第2電極122の中心位置Cにおける、中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさである。言い換えると、幅W1とは、中心位置Cにおける第1外縁部124と第2外縁部125との間の距離(最短距離)である。図示の例では、第1領域122aは、中心線Aの延在方向において、一定の幅W1を有している。
また、「電気的接続領域123の第1端部126における第2電極122の幅W2」とは、平面視において、電気的接続領域123の第1端部126における、中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさである。図示の例では、幅W2は、中心線Aと直交する仮想直線L1のうち交点Qと交点Rとの間の距離である。なお、交点Qは、第1外縁部124と第1端部126(第1側面106a)との交点であり、交点Rは、仮想直線L1と第4側面106dとの交点である。
また、「電気的接続領域123の第2端部127における第2電極122の幅W3」とは、平面視において、電気的接続領域123の第2端部127における、中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさである。図示の例では、幅W3は、中心線Aと直交する仮想直線L2のうち交点Sと交点Tとの間の距離である。なお、交点Sは、第2外縁部125と第2端部127(第2側面106b)との交点であり、交点Tは、仮想直線L2と第3側面106cとの交点である。
電気的接続領域123の第1端部126において、第2電極122の幅W2は、電気的接続領域の幅D2よりも大きい。ここで、「電気的接続領域123の幅D2」は、平面視において、第1端部126における、中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさである。図示の例では、幅D2は、仮想直線L1のうち交点Qと交点Uとの間の距離である。なお、交点Uは、仮想直線L1と第2外縁部125との交点である。
電気的接続領域123の第2端部127において、第2電極122の幅W3は、電気的接続領域の幅D3よりも大きい。ここで、「電気的接続領域123の幅D3」は、平面視において、第2端部127における、中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさである。図示の例では、幅D3は、仮想直線L2のうち交点Sと交点Vとの間の距離である。なお、交点Vは、仮想直線L2と第1外縁部124との交点である。
第2電極122の第2領域122bは、第2電極122に電流を供給する第1電流供給部128を有する。第1電流供給部128は、例えば、第2電極122に電流を供給する導電部材8と接触する部分である。第2電極122の第3領域122cは、第2電極122に電流を供給する第2電流供給部129を有する。第2電流供給部129は、例えば、第2電極122に電流を供給する導電部材9と接触する部分である。導電部材8,9は、図示せぬ電源と電気的に接続されている。図示の例では、導電部材8,9は、ワイヤーであり、ワイヤーボンディングによって、第2電極122に電流を供給することができる。導電部材8,9の材質は、例えば、金、アルミニウム、銅である。電流供給部128,129は、例えば、平面視において、中心位置Cに関して、点対称に設けられている。これにより、第1光出射面170から射出される光の強度(光出力)と、第2光出射面172から射出される光の強度と、の差を小さくすることができる。なお、導電部材8,9は、第2電極122上に配置されたパッドと、該パッド上に配置されたワイヤーと、を含んで構成されていてもよい。
反射防止(AR:Anti-Reflection)膜130は、光出射面170,172に設けられている。図示の例では、反射防止膜130は、側面106a,106bに設けられている。反射防止膜130は、光出射面170,172において、光導波路160に発生した光が反射することを抑制する。反射防止膜130は、例えば、SiO層、Ta層、Al層、TiN層、TiO層、SiON層、SiN層や、これらの多層膜である。
なお、上記では、AlGaInP系の発光装置100について説明したが、本発明に係る発光装置、光導波路が形成可能なあらゆる材料系を用いることができる。半導体材料であれば、例えば、AlGaN系、GaN系、InGaN系、GaAs系、AlGaAs系、InGaAs系、InGaAsP系、InP系、GaP系、AlGaP系、ZnCdSe系などの半導体材料を用いることができる。
発光装置100は、例えば、プロジェクター、ディスプレイ、照明装置、計測装置などの光源に適用されることができる。
発光装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
発光装置100では、平面視において、第1光出射面170および第2光出射面172との距離が等しい中心位置Cにおける第2電極122の幅W1は、光導波路160の延在方向の電気的接続領域123の第1端部126における第2電極122の幅W2よりも小さく、かつ、光導波路160の延在方向の電気的接続領域123の第2端部127における第2電極122の幅W3よりも小さい。そのため、発光装置100では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。以下、その理由について説明する。
図4は、光導波路の延出方向における位置と、光導波路における光密度と、の関係を説明するための図ある。図4において横軸は、光導波路部の中心部(一方側の光出射面(第1光出射面)および他方側の光出射面(第2光出射面)との距離が等しい位置)と、一方の光出射面の位置と、の間を示している。このことは、後述する図5〜図8の横軸についても同じである。図4において「光密度」とは、光導波路の延出方向のある位置において、単位時間当たりに、光導波路の延出方向に対して垂直な断面を通過する光子の数のことである。なお、図4および後述する図8では、光導波路部の中心部から一方側の光出射面に向かう光のみを考慮している。
図5および図6は、光導波路の延出方向における位置と、光導波路への注入電流密度と、の関係を説明するための図である。図5は、光導波路の延出方向における注入電流密度が一定の場合を示している。図6は、光導波路の延出方向における注入電流密度を中心部側よりも出射面側を大きくした場合を示している。図6の破線は、図5における注入電流密度と同じ大きさを示している。
SLDでは、光を射出させる出射面(反射率が小さい側)に向かって光が指数関数的に増幅される。そのため、図5に示すように光導波路の延出方向における注入電流密度が一定の場合は、図4に示す破線のように、光密度の大きい出射面側では、利得の飽和が発生してしまう。すなわち、光導波路の延出方向において、注入電流密度(すなわちキャリア密度)が一定の場合、出射部側では、光に対して(光子に対して)キャリアが相対的に足りなくなる。つまり、光が増幅されようとしたとき、光に変換されるキャリアが足りなくなる。その結果、利得の飽和が発生し、その分、光出力が低下してしまう。そこで、図6に示すように、光導波路の延出方向における注入電流密度を中心部側よりも出射面側を大きくすることにより、図4の実線で示すように、利得の飽和を低減することができる。
ここで、光密度が小さい部分(中心部側)は、出射面側に比べてキャリアが多い状態であり、キャリアが十分に光に変換されておらず、キャリアが余っている。そのため、図7に示すように、このような中心部側における余剰キャリアを、キャリアが不足している出射面側に注入することで、高出力かつ高効率の駆動を行うことができる。すなわち、光導波路全体の注入電流量を一定に保ちつつ、利得の飽和を低減し、図8の実線で示すように、最終的な光出力を大きくすることができる。なお、この場合、図8に示すように、光導波路の延出方向においては、光導波路の延出方向における注入電流密度が一定の場合(図8の破線の場合)に比べて、光密度が小さくなる位置があるが、最終的な光出力を大きくすることができる。また、図7の破線は、図5における注入電流密度と同じ大きさを示している。
発光装置100では、上述のように、中心位置Cにおける第2電極122の幅W1は、電気的接続領域123の端部126,127における第2電極122の幅W2,W3よりも小さい。そのため、発光装置100では、光導波路160の延出方向において、中心位置Cにおける第2電極122の抵抗が端部126,127における抵抗よりも高い。これにより、発光装置100では、中心位置Cにおける(平面視において中心位置Cと重なる)光導波路160への注入電流密度を、端部126,127側における(平面視において端部126,127と重なる)光導波路160への注入電流密度よりも小さくすることができる。すなわち、端部126,127側における電流密度を、中心位置Cにおける注入電流密度よりも大きくすることができる。言い換えると、発光装置100では、端部126,127側における単位長さ当たり電流量を、中心位置Cにおける単位長さ当たりの電流量よりも大きくすることができる。このように、発光装置100では、中心位置Cにおける光導波路160への注入電流密度と、端部126,127側における光導波路160への注入電流密度と、に差をつけることができるので、光導波路160全体に注入する電流量を増やすことなく、利得の飽和によって光出力が低下することを抑制することができる。すなわち、発光装置100では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
なお、単位長さ当たりの電流量とは、光導波路160の延在方向のある位置において、その部分を積層方向(活性層106と第1クラッド層104の積層方向)に流れる電流量のことである。
発光装置100では、光導波路160は、第1光出射面170の法線P1および第2光出射面172の法線P2に対して傾いた方向に延在している。そのため、発光装置100では、光導波路160にて発生する光を、光出射面170,172間で直接的に多重反射させることを抑制することができる。これにより、発光装置100では、直接的な共振器を構成させないことができるため、光導波路160にて発生する光のレーザー発振を抑制することができる。その結果、発光装置100は、スペックルノイズを低減することができる。発光装置100は、SLDである。
発光装置100では、第2電極122は、中心位置Cを含む第1領域122aと、電気的接続領域123の第1端部126を含む第2領域122bと、電気的接続領域123の第2端部127を含む第3領域122cと、を有し、第2領域122bは、第1電流供給部128を有し、第3領域122cは、第2電流供給部129を有する。そのため、発光装置100では、第2領域122bおよび第3領域122cから、幅の小さい第1領域122aに向けて電流が流れる。これにより、発光装置100では、端部126,127側における光導波路160への注入電流密度を、中心位置Cにおける光導波路160への注入電流密度よりも、より確実に大きくすることができる。
発光装置100では、光導波路160は、利得導波路である。そのため、発光装置100では、後述する図15のように柱状部111を形成する必要がなく、その分、製造工程の簡易化を図ることができる。
発光装置100では、光出射面170,172には、反射防止膜130が設けられている。そのため、発光装置100では、光出射面170,172における光の反射を抑制することができ、効率よく光出射面170,172から光を射出することができる。例えば、発光装置100では、反射防止膜130によって光出射面170,172における光の反射を抑制することができるので、光導波路160の中心線Aが光出射面170,172法線P1,P2と平行になるように光導波路160を設けたとしても、光出射面170,172間で直接的に多重反射させることを抑制することができる。
2. 発光装置の製造方法
次に、本実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図9は、本実施形態に係る発光装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図9に示すように、基板102上に、第1クラッド層104、活性層106、第2クラッド層108、コンタクト層110を、この順でエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法が挙げられる。
次に、コンタクト層110上に、絶縁層112を形成する。絶縁層112は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法や塗布法などにより形成される。次に、絶縁層112をパターニングして、開口部112aを形成する。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって行われる。
図3に示すように、コンタクト層110上に第2電極122を形成する。次に、基板102の下面に第1電極120を形成する。電極120,122は、例えば、真空蒸着法やスパッタ法などにより形成される。なお、電極120,122の形成順序は、特に限定されない。
図1に示すように、光出射面170,172に、反射防止膜130を形成する。反射防止膜130は、例えば、CVD法やスパッタ法などにより形成される。なお、反射防止膜130は、電極120,122を形成する前に、形成されてもよい。
以上の工程により、発光素子4を形成することができる。
次に、第1電極120側を実装基板2に向けて、発光素子4を実装基板2に実装する。発光素子4は、接合部材6を介して実装基板2に実装される。
次に、第2電極122に導電部材8,9を接合する。例えば、導電部材8,9は、ワイヤーであり、導電部材8,9の先端を熱、超音波、圧力などを利用して、第2電極122に接合させる。
以上の工程により、発光装置100を製造することができる。
3. 発光装置の変形例
3.1. 第1変形例
次に、本実施形態の第1変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図10は、本実施形態の第1変形例に係る発光装置200を模式的に示す平面図である。図11は、本実施形態の第1変形例に係る発光装置200を模式的に示す図10のXI−XI線断面図である。
以下、本実施形態の第1変形例に係る発光装置200において、本実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。このことは、後述する本実施形態の第2,第3,第4変形例に係る発光装置についても同様である。
上述した発光装置100では、図1に示すように、平面視において、第2電極122の第1領域122aは、中心線Aの延在方向において、一定の幅W1を有していた。
これに対し、発光装置200では、図10に示すように、平面視において、第1領域122aは、中心位置Cから電気的接続領域123の端部126,127に向かうに従って、第2電極の幅(中心線Aの延在方向と直交する方向の大きさ)Wが大きくなる部分である。図示の例では、第1領域122aの平面形状は、2つの台形の上辺同士を接続させた形状を有している。該2つの台形は、中心線Aと直交し中心位置Cを通る仮想直線(図示せず)に関して、対称であってもよい。図11に示すように、第1領域122aの上面の一部には、絶縁層112が配置されている。
発光装置200では、発光装置100と同様に、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
3.2. 第2変形例
次に、本実施形態の第2変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図12は、本実施形態の第2変形例に係る発光装置300を模式的に示す平面図である。図13は、本実施形態の第2変形例に係る発光装置300を模式的に示す図12のXIII−XIII線断面図である。図14は、本実施形態の第2変形例に係る発光装置300を模式的に示す図12のXIV−XIV線断面図である。
上述した発光装置100では、図1〜図3に示すように、発光素子4は、第1電極120側を実装基板2に向けて実装されていた(ジャンクションアップ実装)。
これに対し、発光装置300では、図12〜図14に示すように、発光素子4は、第2電極122側を実装基板2に向けて実装されている(ジャンクションダウン実装)。なお、便宜上、図12では、実装基板2および接合部材6の図示を省略しており、発光素子4を第2電極122側からみた図である。
発光装置300では、第2電極122の中心位置Cを含んだ第1領域122a上に配置される絶縁層114を含む。なお、本実施形態において、「上方」や「上」は、重力の方向とは反対の方向側でなくてもよく、ある特定の方向(例えば第1電極120から第2電極122に向かう方向)側のことである。例えば、「部材αは部材β上に配置される」とは、「部材βは部材αの一方側(例えば第2電極122側)に配置される」ことをいう。
絶縁層114は、第1領域122aを覆って設けられ、第2領域122bおよび第3領域122cには設けられていない。そのため、第1領域122aは、接合部材6と離間しており、第2領域122bおよび第3領域122cは、接合部材6と接合されている。第2領域122bの平面形状は、第1電流供給部128の平面形状と同じでもよく、第3領域122cの平面形状は、第2電流供給部129の平面形状と同じでもよい。すなわち、第2領域122bおよび第3領域122c全体において、電流が供給されてもよい。図13に示す例では、絶縁層114は、第2電極122と接合部材6との間、および絶縁層112と接合部材6との間に設けられている。絶縁層114は、例えば、SiN層、SiO層、SiON層、Al層、ポリイミド層である。
発光装置300では、発光装置100と同様に、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
さらに、発光装置300では、第2電極122の第1領域122a上に配置される絶縁層114を含む。そのため、発光装置300では、第1領域122aは、図示せぬ電源と電気的に接続される接合部材6と絶縁(電気的に分離)されている。そのため、発光装置300では、接合部材6に接合される第2領域122bおよび第3領域122cから、幅の小さい第1領域122aに向けて電流が流れる。これにより、発光装置300では、端部126,127側における光導波路160への注入電流密度を、中心位置Cにおける光導波路160への注入電流密度よりも、より確実に大きくすることができる。
なお、図示はしないが、発光装置300では、第1電極120は、例えば、ワイヤーボンディングによって図示せぬ電源と電気的に接続されている。
また、図示はしないが、発光装置200の発光素子4をジャンクションダウンし、第1領域122a上に絶縁層114を配置してもよい。
3.3. 第3変形例
次に、本実施形態の第3変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図15は、本実施形態の第3変形例に係る発光装置400を模式的に示す断面図である。
上述した発光装置100では、図2および図3に示すように、光導波路160は、利得導波路であった。
これに対し、発光装置400では、図15に示すように、光導波路160は、活性層の電流が注入される領域の両側に屈折率が低くなる構造を設けて光を面内方向(平面方向)に閉じ込める屈折率導波路である。発光装置400は、屈折率導波型SLDである。
発光装置400では、コンタクト層110と第2クラッド層108の一部とは、柱状部111を構成している。柱状部111の平面形状は、例えば、光導波路160の平面形状と同じである。例えば、柱状部111の平面形状によって、電極120,122間の電流経路が決定され、その結果、光導波路160の平面形状が決定される。柱状部111は、例えば、コンタクト層110および第2クラッド層108を、フォトリソグラフィーおよびエッチングによってパターニングすることにより形成される。
発光装置400は、絶縁層116を含む。絶縁層116は、第2クラッド層108上であって、柱状部111の側方に設けられている。絶縁層116は、柱状部111の側面に接している。絶縁層116は、例えば、SiN層、SiO層、SiON層、Al層、ポリイミド層である。絶縁層116として上記の材料を用いた場合、電極120,122間の電流は、絶縁層116を避けて、絶縁層116に挟まれた柱状部111を流れる。
絶縁層116は、第2クラッド層108の屈折率よりも小さい屈折率を有している。絶縁層116を形成した部分の垂直断面の有効屈折率は、絶縁層116を形成しない部分、すなわち、柱状部111が形成された部分の垂直断面の有効屈折率よりも小さい。これにより、平面方向において、光導波路160内に効率よく光を閉じ込めることができる。絶縁層116は、例えば、CVD法や塗布法などにより形成される。なお、絶縁層112と絶縁層116とを一体的に形成してもよい。
発光装置400では、発光装置100と同様に、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
さらに、発光装置400では、絶縁層116を形成した部分の垂直断面の有効屈折率と、絶縁層116を形成しない部分の垂直断面の有効屈折率と、の差によって、平面方向において、光導波路160内に効率よく光を閉じ込めることができる。
なお、図示はしないが、発光装置200,300の光導波路160を、屈折率導波路としてもよい。
3.4. 第4変形例
次に、本実施形態の第4変形例に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図16は、本実施形態の第4変形例に係る発光装置500を模式的に示す平面図である。
上述した発光装置100では、図1に示すように、光導波路160は、1つ設けられていた。
これに対し、発光装置500では、図16に示すように、光導波路160は、複数設けられている。図示の例では、光導波路160は、3つ設けられているが、複数であればその数は特に限定されない。複数の光導波路160は、アレイ状に設けられている。具体的には、複数の光導波路160は、平面視において、活性層106の第3側面106cから第4側面106dに向かう方向に沿って配列されている。なお、図示の例では、導電部材8,9は、1つずつ設けられているが、光導波路160の数に対応して、3つずつ設けられていてもよい。
複数の光導波路160のそれぞれに対して、第2電極122の第1領域122aが設けられている。第2電極122の第2領域122bは複数の光導波路160に対して1つ共通に設けられている。第2電極122の第3領域122cについても第2領域122bと同様に、複数の光導波路160に対して1つ共通に設けられている。第2電極122の各第1領域122aは、それぞれ光導波路160の延在方向に沿って同一の長さとなっている。なお、第1領域122aの光導波路160の延在方向に沿った長さは、同一でなくてもよい。
発光装置500では、発光装置100と同様に、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる。
さらに、発光装置500では、光導波路160は、複数設けられているため、より高出力化を図ることができる。
なお、図示はしないが、発光装置200,300,400の光導波路160を複数設けてもよい。
4. プロジェクター
次に、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図17は、本実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す図である。
プロジェクター900は、図17に示すように、赤色光、緑色光、青色光を出射する赤色光源500R、緑色光源500G、青色光源500Bを含む。赤色光源500R、緑色光源500G、青色光源500Bは、本発明に係る発光装置である。以下では、本発明に係る発光装置として発光装置500を用いた例について説明する。なお、便宜上、図17では、プロジェクター900を構成する筐体を省略し、さらに光源500R,500G,500Bを簡略化している。
プロジェクター900は、さらに、レンズアレイ902R,902G,902Bと、透過型の液晶ライトバルブ(光変調装置)904R,904G,904Bと、投射レンズ(投射装置)908と、を含む。
光源500R,500G,500Bから射出された光は、各レンズアレイ902R,902G,902Bに入射する。レンズアレイ902R,902G,902Bは、光源500R,500G,500B側に、第1光出射面170から出射される光が入射する入射面901を有している。入射面901は、例えば、平坦な面である。入射面901は、複数の第1光出射面170に対応して複数設けられ、等間隔で配置されている。入射面901の法線(図示せず)は、第1側面106aに対して傾斜している。入射面901によって、第1光出射面170から射出される光の光軸を、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bの照射面905に対して、直交させることができる。
レンズアレイ902R,902G,902Bは、液晶ライトバルブ904R,904G,904B側に、出射面903を有している。出射面903は、例えば、凸状の面である。出射面903は、複数の入射面901に対応して複数設けられ、等間隔で配置されている。入射面901において光軸が変換された光は、出射面903によって、集光される、または拡散角を小さくされることにより、重畳(一部重畳)されることができる。これにより、均一性よく液晶ライトバルブ904R,904G,904Bを照射することができる。
以上のように、レンズアレイ902R,902G,902Bは、第1光出射面170から出射される光の光軸を制御して、該光を集光させることができる。
各レンズアレイ902R,902G,902Bによって集光された光は、各液晶ライトバルブ904R,904G,904Bに入射する。各液晶ライトバルブ904R,904G,904Bは、入射した光をそれぞれ画像情報に応じて変調する。そして、投射レンズ908は、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bによって形成された像(画像)を拡大してスクリーン(表示面)910に投射する。
また、プロジェクター900は、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bから出射された光を合成して投射レンズ908に導くクロスダイクロイックプリズム(色光合成手段)906を、含むことができる。
各液晶ライトバルブ904R,904G,904Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム906に入射する。このプリズムは、4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そして、合成された光は、投射光学系である投射レンズ908によりスクリーン910上に投射され、拡大された画像が表示される。
なお、図17に示す例では、第2側面106bに設けられた第2光出射面172から出射される光については図示していないが、該光は、図示せぬ反射部およびレンズアレイに入射した後、液晶ライトバルブ904R,904G,904Bに入射してもよい。
プロジェクター900では、利得の飽和を低減し、高出力化を図ることができる発光装置500を含むことができる。そのため、プロジェクター900では、高輝度化を図ることができる。
プロジェクター900は、発光装置500を液晶ライトバルブ904R,904G,904Bの直下に配置し、902R,902G,902Bを用いて集光と均一照明とを同時に行う方式(バックライト方式)である。そのため、プロジェクター900では、光学系の損失低減と部品点数の削減とを図ることができる。
なお、上述の例では、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いたが、液晶以外のライトバルブを用いてもよいし、反射型のライトバルブを用いてもよい。このようなライトバルブとしては、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)が挙げられる。また、投射光学系の構成は、使用されるライトバルブの種類によって適宜変更される。
また、光源500R,500G,500Bを、光源500R,500G,500Bからの光をスクリーン上で走査させることにより、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置である走査手段を有するような走査型の画像表示装置(プロジェクター)の光源装置にも適用することが可能である。
本発明は、本願に記載の特徴や効果を有する範囲で一部の構成を省略したり、各実施形態や変形例を組み合わせたりしてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2…実装基板、4…発光素子、6…接合部材、8,9…導電部材、100…発光装置、102…基板、104…第1クラッド層、106…活性層、106a…第1側面、106b…第2側面、106c…第3側面、106d…第4側面、108…第2クラッド層、110…コンタクト層、111…柱状部、112…絶縁層、112a…開口部、114,116…絶縁層、120…第1電極、122…第2電極、122a…第1領域、122b…第2領域、122c…第3領域、123…電気的接続領域、124…第1外縁部、125…第2外縁部、126…第1端部、127…第2端部、128…第1電流供給部、129…第2電流供給部、130…反射防止膜、160…光導波路、170…第1光出射面、172…第2光出射面、200,300,400,500…発光装置、900…プロジェクター、901…入射面、902R,902G,902B…レンズアレイ、903…出射面、904R,904G,904B…液晶ライトバルブ、905…照射面、906…クロスダイクロイックプリズム、908…投射レンズ、910…スクリーン

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板上方に配置される第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層上方に配置される活性層と、
    前記活性層上方に配置される第2クラッド層と、
    前記第2クラッド層上方に配置され、前記第2クラッド層と電気的に接続されるコンタクト層と、
    前記活性層に電流を注入する第1電極および第2電極と、
    を含み、
    前記第2電極は、前記コンタクト層上に配置され、前記コンタクト層と一定の幅で接触する電気的接触領域を有し、
    前記活性層は、前記活性層および前記第1クラッド層の積層方向からみて、前記電気的接触領域と重なる領域に光を導波させる光導波路を構成し、
    前記光導波路は、光を射出する第1光出射面および第2光出射面を有し、
    前記積層方向からみて、前記第1光出射面および前記第2光出射面との距離が等しい中心位置における前記第2電極の幅は、前記光導波路の延在方向の前記電気的接続領域の端部における前記第2電極の幅よりも小さい、ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記電気的接続領域の端部において、前記第2電極の幅は、前記電気的接続領域の幅よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第2電極は、前記中心位置から前記電気的接続領域の端部に向かうに従って、前記第2電極の幅が大きくなる部分を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記光導波路は、前記第1光出射面の法線および前記第2光出射面の法線に対して傾いた方向に延在している、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記第2電極の前記中心位置を含んだ領域上に配置される絶縁層を含む、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記第2電極は、
    前記中心位置を含む第1領域と、
    前記電気的接続領域の端部を含む第2領域および第3領域と、
    を有し、
    前記第2領域および前記第3領域は、前記第2電極に電流を供給する電流供給部を有する、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記光導波路は、屈折率導波路である、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記光導波路は、利得導波路である、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記第1光出射面および前記第2光出射面には、反射防止膜が設けられている、ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置から射出された光を、画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって形成された画像を投射する投射装置と、
    を含む、ことを特徴とするプロジェクター。
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