JP2017040525A - 時計ムーブメント、およびそれを備えた時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】文字板の変更を、低コストにて容易に対応することが可能な時計ムーブメント、および、それを搭載した時計を提供する。
【解決手段】第1文字板固定用凸部を有する第1文字板と、第1文字板固定用凸部を嵌合可能な第1案内用凹部125cおよび該第1案内用凹部125cに嵌合した第1文字板固定用凸部を固定する第1固定手段125bを備えた第1固定部1250を有する第1地板125と、第2文字板固定用凸部11aを有し、前記第1文字板とは仕様が異なる第2文字板11と、第2文字板固定用凸部11aを嵌合可能な第2案内用凹部126c、および、該第2案内用凹部126cに嵌合した第2文字板固定用凸部11aを固定する第2固定手段126bを備えた第2固定部1260を有するとともに、第1文字板固定用凸部と同じ仕様の第2地板固定用凸部126aを備えた第2地板126と、を備えたことを特徴とする時計ムーブメント100。
【選択図】図2
【解決手段】第1文字板固定用凸部を有する第1文字板と、第1文字板固定用凸部を嵌合可能な第1案内用凹部125cおよび該第1案内用凹部125cに嵌合した第1文字板固定用凸部を固定する第1固定手段125bを備えた第1固定部1250を有する第1地板125と、第2文字板固定用凸部11aを有し、前記第1文字板とは仕様が異なる第2文字板11と、第2文字板固定用凸部11aを嵌合可能な第2案内用凹部126c、および、該第2案内用凹部126cに嵌合した第2文字板固定用凸部11aを固定する第2固定手段126bを備えた第2固定部1260を有するとともに、第1文字板固定用凸部と同じ仕様の第2地板固定用凸部126aを備えた第2地板126と、を備えたことを特徴とする時計ムーブメント100。
【選択図】図2
Description
本発明は、時計ムーブメント、および当該時計ムーブメントを備えた時計に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載されているように、地板と、地板の外周に嵌合される文字板受けリングと、文字板受けリング上に配置される文字板と、地板と文字板との間に配置される日車と、を有する時計ムーブメントを備えた時計が知られていた。
しかしながら、特許文献1に記載の時計では、1つの時計ムーブメントにて1つの外装形態の時計が構成されているので、例えば、文字板や日車などの寸法や表示等の仕様変更をする必要が生じた場合に、地板や文字板受けリングなどの時計ムーブメントの複数の基本部品を仕様変更する必要がある。このため、文字板や日車などの仕様変更に際して工数が増大したり、それにともなってコストが高くなったりする虞があるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例にかかる時計ムーブメントは、第1文字板固定用凸部を有する第1文字板と、前記第1文字板固定用凸部を嵌合可能な第1案内用凹部および該第1案内用凹部に嵌合した前記第1文字板固定用凸部を固定する第1固定手段を備えた第1固定部を有する第1地板と、第2文字板固定用凸部を有し、前記第1文字板とは仕様が異なる第2文字板と、前記第2文字板固定用凸部を嵌合可能な第2案内用凹部、および、該第2案内用凹部に嵌合した前記第2文字板固定用凸部を固定する第2固定手段を備えた第2固定部を有するとともに、前記第1文字板固定用凸部と同じ仕様の第2地板固定用凸部を備えた第2地板と、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、第2文字板を固定する第2固定部を有するとともに、第1文字板固定用凸部と同じ仕様の第2地板固定用凸部を備えた第2地板を有しているので、第1地板に第1文字板を固定する第1固定部を用いて、第1地板に第2地板を固定することができる。これにより、第1文字板から第2文字板に仕様変更する際に、第1地板と第2文字板との間に第2地板を介在させることにより、第1地板をそのまま用いて、第2文字板を備えた時計ムーブメントを構成することができる。
したがって、変更する部品点数を最小限に抑え、低コストにて、第1文字板から第2文字板への仕様変更に対応することが可能な時計ムーブメントを提供することができる。
したがって、変更する部品点数を最小限に抑え、低コストにて、第1文字板から第2文字板への仕様変更に対応することが可能な時計ムーブメントを提供することができる。
[適用例2] 上記適用例にかかる時計ムーブメントにおいて、前記第1固定手段および前記第2固定手段の少なくとも一方は、軸部および該軸部の一端部に連結される頭部を備え、前記頭部の中心位置から径方向に所定寸法離れた偏心位置に前記軸部が連結され、前記軸部が前記第1地板に回動可能に保持された偏心ピンを具備し、前記偏心ピンは、回動させた前記頭部により前記第1案内用凹部または前記第2案内用凹部に嵌合した状態の前記第1文字板固定用凸部または前記第2地板固定用凸部を押圧して前記第1文字板または前記第2地板を前記第1地板または前記第2地板に固定することが好ましい。
従来、第2地板(文字板リングと呼ぶこともある)を介して第1地板に文字板を搭載する場合には、第2地板(文字板リング)側に固定手段としてのネジ穴を設け、そのネジ穴を用いて第1地板と文字板リング(第2地板)とを固定する方法が用いられていた。
本適用例によれば、第1地板および第2地板の少なくとも一方に固定手段としての偏心ピンを設け、この偏心ピンの頭部により第1文字板または第2地板を第1地板に、また、第2文字板を第2地板に固定するので、ネジ穴を形成するために第1地板および第2地板の少なくとも一方は金属製にする必要がない。特に、第1文字板から第2文字板に仕様変更する場合に、第1地板と第2文字板との間に介在させる第2地板を金属製にする必要がない。したがって、第2地板に用いる材料の選択肢を広くして、低コストにて第2地板を形成し、時計ムーブメントの仕様変更に対応することができる。
本適用例によれば、第1地板および第2地板の少なくとも一方に固定手段としての偏心ピンを設け、この偏心ピンの頭部により第1文字板または第2地板を第1地板に、また、第2文字板を第2地板に固定するので、ネジ穴を形成するために第1地板および第2地板の少なくとも一方は金属製にする必要がない。特に、第1文字板から第2文字板に仕様変更する場合に、第1地板と第2文字板との間に介在させる第2地板を金属製にする必要がない。したがって、第2地板に用いる材料の選択肢を広くして、低コストにて第2地板を形成し、時計ムーブメントの仕様変更に対応することができる。
[適用例3] 上記適用例にかかる時計ムーブメントにおいて、前記第2文字板が固定された前記第2地板が、前記第1地板に対して前記第2文字板とは反対側に配置されることを特徴とする。
本適用例によれば、第1地板と第2文字板との間に第2地板を配置する構成に比して、時計ムーブメントの薄型化を図ることができる。
[適用例4] 上記適用例にかかる時計ムーブメントを備えた時計。
本適用例によれば、上記適用例に記載の時計ムーブメントを備えているので、第1文字板から第2文字板への仕様変更に対して、ベース部品である第1地板はそのまま用いて、部品変更点数を抑えながら低コストにて対応することが可能な時計を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材について実際とは異なる尺度で示している場合がある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(実施形態1)
<A:時計の概要>
図1乃至図12を参照しつつ本発明の実施形態1について説明する。まず、時計の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る時計の外観を示す正面図であり、図2は、時計の概略構成を示す模式断面図である。
図1に示すように、時計10は、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケースであり、この外装ケースの内周側に、円盤状の文字板である第2文字板11が時刻表示部分として配置されている。
<A:時計の概要>
図1乃至図12を参照しつつ本発明の実施形態1について説明する。まず、時計の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る時計の外観を示す正面図であり、図2は、時計の概略構成を示す模式断面図である。
図1に示すように、時計10は、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケースであり、この外装ケースの内周側に、円盤状の文字板である第2文字板11が時刻表示部分として配置されている。
第2文字板11には、指針21,22,23が備えられている。また、第2文字板11には、中心より、3時方向に日表示部151および曜表示部152を備えた矩形のカレンダー小窓15が設けられている。第2文字板11及びカレンダー小窓15は、カバーガラス33を透かして、視認可能となっている。
外装ケース30の側面には、第2文字板11の中心より3時方向の位置にリュウズ50が設けられている。このリュウズ50が操作されることにより、操作に応じた針表示修正や日表示および曜表示修正などがおこなえるようになっている。
図2に示すように、時計10は、金属製の外装ケース30の2つの開口のうち、表面側の開口はカバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の内側には、第2文字板11と、第2文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23と、図示を省略した指針21,22,23を駆動する駆動機構などとが備えられている。
指針軸25は、外装ケース30の平面視中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
外装ケース30の内側には、第2文字板11と、第2文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23と、図示を省略した指針21,22,23を駆動する駆動機構などとが備えられている。
指針軸25は、外装ケース30の平面視中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
第2文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、プラスチックや金属などの材料で形成され、カバーガラス33との間に指針21,22,23などを備えている。
第2文字板11は、第2地板126を介して第1地板125に支持されている。具体的には、第1地板125は、第1案内用凹部125cおよび第1固定手段としての第1偏心ピン125bを有する第1固定部1250を備え、第1案内用凹部125cに第2地板126の第2地板固定用凸部126aが挿通され、その第2地板固定用凸部126aを第1偏心ピン125bによって固定することにより、第1地板125に第2地板126が位置決め・固定されている。また、第1地板125に位置決め・固定された第2地板126は、第2案内用凹部126cおよび第2固定手段としての第2偏心ピン126bを有する第2固定部1260を備え、その第2案内用凹部126cに第2文字板11の第2文字板固定用凸部11aが挿通され、その第2文字板固定用凸部11aを第2偏心ピン126bにより固定することにより、第2文字板11が第2地板126に位置決め・固定されている。なお、第1偏心ピン125bおよび第2偏心ピン126bによる第1地板125、第2地板126、および第2文字板11の支持・固定構造の詳細については後述する。また、第2文字板11には、指針軸25と、日表示をおこなう日車51および曜表示をおこなう曜車52の軸部(図示せず)とが貫通する孔が形成されているとともに、カレンダー小窓15の開口部が形成されている。
駆動機構(不図示)は、第1地板125に取り付けられている。駆動機構は、ぜんまい、または、ステップモーターなどの駆動源と歯車などの輪列とを有し、当該駆動源が当該輪列を介して指針軸25を回転させることにより、指針21,22,23が駆動する。
第2地板126は、プラスチックで形成されており、第1地板125に取り付けられ、第2文字板11を支持する支持部材である(即ち、第2文字板11は、第2地板126を介して第1地板125に支持される)。第2地板126は、第1地板125の外周から外装ケース30の内周の間に配置され、本実施形態では、第1地板125の上(第2文字板11側)に第2地板126が支持されている。
なお、第2地板126は、少なくとも第1地板125に取り付けられて、且つ、第2文字板11を支持するようになっていればよく、上記の構造に限らない。
以上、説明した構成の時計10において、外装ケース30、カバーガラス33、及び裏蓋34などの外装部品を除いた構成は、時計ムーブメント100と呼ばれる。
なお、第2地板126は、少なくとも第1地板125に取り付けられて、且つ、第2文字板11を支持するようになっていればよく、上記の構造に限らない。
以上、説明した構成の時計10において、外装ケース30、カバーガラス33、及び裏蓋34などの外装部品を除いた構成は、時計ムーブメント100と呼ばれる。
<B:第2地板の位置決め・固定>
次に、時計10(時計ムーブメント100)において、第1地板125に対して第2地板126を位置決め・固定する構成について説明する。図3は第1地板125の外観を示す斜視図、図4は第2地板126の外観を示す斜視図である。図5は第1地板125の第1固定部1250の周辺を図2における裏蓋34側からみて示す拡大斜視図である。また、図6は第1地板125に第2地板126を嵌めあわせた状態を第2地板126側からみて示す斜視図であり、図7は第1地板125に第2地板126を嵌めあわせた状態を第1地板125側からみて示す斜視図である。
次に、時計10(時計ムーブメント100)において、第1地板125に対して第2地板126を位置決め・固定する構成について説明する。図3は第1地板125の外観を示す斜視図、図4は第2地板126の外観を示す斜視図である。図5は第1地板125の第1固定部1250の周辺を図2における裏蓋34側からみて示す拡大斜視図である。また、図6は第1地板125に第2地板126を嵌めあわせた状態を第2地板126側からみて示す斜視図であり、図7は第1地板125に第2地板126を嵌めあわせた状態を第1地板125側からみて示す斜視図である。
図3に示すように、第1地板125には、第2地板126を位置決め・固定するための第1固定部1250が設けられている。本実施形態では、第1地板125の第1固定部1250は、第2地板126を位置決め・案内するための第1案内用凹部125c及び第2地板126を位置決め・固定するための第1偏心ピン125bの組みが、時計10の第2文字板11側からみた平面視において略円形の第1地板125の周縁に対向する2箇所の領域に形成されている。第1固定部1250の第1案内用凹部125cには、後述する第2地板126の第2地板固定用凸部126a(図4を参照)が挿入されて、第1地板125に第2地板126が位置決め・案内され、第1偏心ピン125bがその固定を行う。詳しくは後述する。
なお、詳細は後述するが、第1固定部1250は、第2文字板11とは異なる仕様の第1文字板111(図14を参照)を位置決め・固定する固定部としても機能する。即ち、図14に示す第1文字板111は、時計10(時計ムーブメント100)において、第2地板126を介さずに、第1地板125に直接位置決め・固定することが可能な文字板であり、本実施形態の時計10(時計ムーブメント100)は、第1文字板111から第2文字板11に仕様変更するときに、第2地板126を介在させることによって仕様変更対応した形態を示している。
なお、詳細は後述するが、第1固定部1250は、第2文字板11とは異なる仕様の第1文字板111(図14を参照)を位置決め・固定する固定部としても機能する。即ち、図14に示す第1文字板111は、時計10(時計ムーブメント100)において、第2地板126を介さずに、第1地板125に直接位置決め・固定することが可能な文字板であり、本実施形態の時計10(時計ムーブメント100)は、第1文字板111から第2文字板11に仕様変更するときに、第2地板126を介在させることによって仕様変更対応した形態を示している。
図4に示すように、第2地板126には、第2地板126を第1地板125に位置決め・固定するのに供する第2地板固定用凸部126aが設けられている。上述したように、第2地板固定用凸部126aは、第1地板125の第1固定部1250の第1案内用凹部125cに挿入されるものであり、その位置と対応する位置に形成されている。即ち、本実施形態における第2地板固定用凸部126aは、時計10の第2文字板11側からみた平面視において略円形の第2地板126の周縁に対向する2箇所の領域に設けられている。
また、第2地板126には、第2文字板11を位置決め・固定するための第2固定部1260が設けられている。本実施形態では、第2地板126の第2固定部1260は、第2文字板11を位置決め・案内するための第2案内用凹部126c及び第2文字板11を位置決め・固定するための第2偏心ピン126bの組みが、時計10の第2文字板11側からみた平面視において略円形の第2地板126の周縁に対向する2箇所の領域に形成されている。第2固定部1260の第2案内用凹部126cには、後述する第2文字板11の第2文字板固定用凸部11a(図10を参照)が挿入されて、第2地板126に第2文字板11が位置決め・案内され、第2偏心ピン126bがその固定を行う。詳しくは後述する。
また、第2地板126には、第2文字板11を位置決め・固定するための第2固定部1260が設けられている。本実施形態では、第2地板126の第2固定部1260は、第2文字板11を位置決め・案内するための第2案内用凹部126c及び第2文字板11を位置決め・固定するための第2偏心ピン126bの組みが、時計10の第2文字板11側からみた平面視において略円形の第2地板126の周縁に対向する2箇所の領域に形成されている。第2固定部1260の第2案内用凹部126cには、後述する第2文字板11の第2文字板固定用凸部11a(図10を参照)が挿入されて、第2地板126に第2文字板11が位置決め・案内され、第2偏心ピン126bがその固定を行う。詳しくは後述する。
次に、第1地板125の第1固定部1250による、第1地板125への第2地板126の位置決め・固定構造の詳細について、図5〜図7を参照して説明する。図5は、上述したように、第1地板125の第1固定部1250の周辺を図2における裏蓋34側からみて示す拡大斜視図であり、第1地板125の第2地板126搭載面とは反対側の面からみて示している。図5において、第1地板125の第1固定部1250は、第1案内用凹部125cと、第1偏心ピン125bとを有している。第1案内用凹部125cは、本実施形態では、第2地板126搭載面(図中に見えている面とは反対側の面)から反対側の面に貫通する貫通孔になっている。
第1固定手段としての第1偏心ピン125bは、略円盤状の頭部125b1と、この頭部125b1の円盤中心から所定の偏心量だけずれた連結位置に連結された軸部125b2と、第1地板125の第1案内用凹部125cの近傍に形成され軸部125b2が回動可能に保持される偏心ピン挿通孔(不図示)とを有している(図2を参照)。頭部125b1の上面側(軸部125b2が連結される面とは反対側の面)には、例えばドライバーなどが差し込み可能な操作凹部が設けられており、この操作凹部にドライバーを差し込んだ状態で回動させることで、第1偏心ピン125bを所定方向に回動させることが可能になっている。なお、図5において、操作凹部としてマイナスドライバーにより操作可能なマイナス型の凹部を例示しているが、例えばプラスドライバーに対応したプラス型の凹部や、その他の専用の操作治具により操作可能な形状の凹部を操作凹部として構成されていてもよい。
第1地板125に第2地板126を位置決め・固定する際には、第1地板125の第1案内用凹部125cに第2地板126の第2地板固定用凸部126aを挿通して(図2を参照)第2地板126を位置決めしてから、第1偏心ピン125bを所定方向に回動させる。これにより、第2地板固定用凸部126aが第1偏心ピン125bの頭部125b1の周面によって上記した偏心ピン挿通孔の内壁に押圧されて、第2地板126が固定される。このような構成において、第1偏心ピン125bの頭部125b1は、例えばステンレス、チタンなど、第2地板固定用凸部126aの形成材料よりも剛性の大きい素材を選択することが好ましい。
以上、述べた固定構造により、図6および図7に示すように、第1地板125に第2地板126が位置決め・固定される。
以上、述べた固定構造により、図6および図7に示すように、第1地板125に第2地板126が位置決め・固定される。
図8は、日車51の外観を示す斜視図、図9は、曜車52の外観を示す斜視図、図10は、第2文字板11の外観を示す斜視図である。また、図12は、第1地板125に第2地板126を嵌め合わせ上に、日車51、曜車52を取り付けた上に、さらに第2文字板11を取り付けた状態を示す斜視図である。
図8において、日車51は、円板の中央に開口部を有する環状を呈し、その外周側に日付表示がなされた表示領域51aが形成され、内周側に外周側よりも低い棚部51bが形成されている。また、日車51の内周には、31枚の歯部51cが等間隔に並べられた歯車が形成されている。
図9に示す曜車52は、円板状の部品であり、外周側の表示領域52aの円周上に7つの曜日が日本語および英語の二か国語表記で示された合計14の曜表示が等間隔になされている(不図示)。これら二か国語表記の曜表示は、ユーザーにより、例えばリュウズ50を操作することによって所望の言語の曜表示がなされるように選択可能になっている。曜車52の中央の領域52bには、合計14の曜表示をするのに供する14枚の歯部が等間隔に並んだ歯車(不図示)が形成されている。
曜車52は、時計ムーブメント100(図2を参照)を第2文字板11側からみた平面視において、図8の日車51の棚部51bと重なるように配置される。
図8において、日車51は、円板の中央に開口部を有する環状を呈し、その外周側に日付表示がなされた表示領域51aが形成され、内周側に外周側よりも低い棚部51bが形成されている。また、日車51の内周には、31枚の歯部51cが等間隔に並べられた歯車が形成されている。
図9に示す曜車52は、円板状の部品であり、外周側の表示領域52aの円周上に7つの曜日が日本語および英語の二か国語表記で示された合計14の曜表示が等間隔になされている(不図示)。これら二か国語表記の曜表示は、ユーザーにより、例えばリュウズ50を操作することによって所望の言語の曜表示がなされるように選択可能になっている。曜車52の中央の領域52bには、合計14の曜表示をするのに供する14枚の歯部が等間隔に並んだ歯車(不図示)が形成されている。
曜車52は、時計ムーブメント100(図2を参照)を第2文字板11側からみた平面視において、図8の日車51の棚部51bと重なるように配置される。
<C:第2文字板の位置決め・固定>
次に、時計10において、第2地板126に対して第2文字板11を位置決め・固定する構成、および、それにより時計ムーブメント100を形成する構成について、図10〜図12に沿って説明する。図10は、第2文字板11の外観を示す斜視図、図11は、第2地板126の第2固定部1260の周辺を図2における裏蓋側からみて示す拡大斜視図で、図12は、第1地板125に第2地板126を嵌め合わせた上に、日車51、曜車52を取り付け、さらに第2文字板11を取り付けた状態を示す斜視図である。
次に、時計10において、第2地板126に対して第2文字板11を位置決め・固定する構成、および、それにより時計ムーブメント100を形成する構成について、図10〜図12に沿って説明する。図10は、第2文字板11の外観を示す斜視図、図11は、第2地板126の第2固定部1260の周辺を図2における裏蓋側からみて示す拡大斜視図で、図12は、第1地板125に第2地板126を嵌め合わせた上に、日車51、曜車52を取り付け、さらに第2文字板11を取り付けた状態を示す斜視図である。
図10に示すように、円盤状の第2文字板11は、金属やプラスチック等の材料で形成されており、中央部に設けられた指針21,22,23(図2を参照)の軸孔と、第2文字板11の中心より3時方向に配置された略矩形のカレンダー小窓15とが設けられている。また、図示は省略するが、第2文字板11の周縁部側には、時刻表示用の目盛、数字、文字などの植字が施されている。
また、第2文字板11の植字が施された面とは反対側の面の周縁寄りの領域には、第2文字板11を第2地板126に位置決め・固定するのに供する第2文字板固定用凸部11aが形成されている。本実施形態では、平面視において円盤状の第2文字板11の周縁に対向する2箇所の領域に第2文字板固定用凸部11aが形成されている。この第2文字板固定用凸部11aは、第2地板126の第2案内用凹部126cに挿入されるものであり、それと対応する位置に設けられている。
次に、第2地板126の第2固定部1260による、第2地板126への第2文字板11の位置決め・固定構造の詳細について説明する。図11において、第2地板126の第2固定手段としての第2偏心ピン126bは、略円盤状の頭部126b1と、この頭部126b1の円盤中心から所定の偏心量だけずれた連結位置に連結された軸部126b2と、第2地板126の第2案内用凹部126cの近傍に形成され軸部126b2が回動可能に保持される偏心ピン挿通孔(不図示)とを有している(図2を参照)。そして、偏心ピン挿通孔に軸部126b2が挿入されて回動可能に保持された第2偏心ピン126bの、頭部126b1の上面側に設けられた操作凹部にドライバーを差し込んだ状態で回動させることで、第2偏心ピン126bを所定方向に回動させることが可能になっている。
第2地板126に第2文字板11を位置決め・固定する際には、第2地板126の第2案内用凹部126cに第2文字板11の第2文字板固定用凸部11aを挿通して(図2を参照)第2文字板11を位置決めしてから、第2偏心ピン126bを所定方向に回動させる。これにより、第2文字板固定用凸部11aが第2偏心ピン126bの頭部126b1の周面によって上記した偏心ピン挿通孔の内壁に押圧されて、第2文字板11が固定される。
以上、述べた固定構造により、図12に示すように、第1地板125に位置決め・固定された第2地板126上に、第2文字板11が位置決め・固定される。ここで、第1地板125に位置決め・固定された第2地板126と、第2文字板11との間には、上述した日車51(図8を参照)および曜車52(図9を参照)などが組み込まれ、本実施形態の時計10の時計ムーブメント100が構成される。
以上、述べた固定構造により、図12に示すように、第1地板125に位置決め・固定された第2地板126上に、第2文字板11が位置決め・固定される。ここで、第1地板125に位置決め・固定された第2地板126と、第2文字板11との間には、上述した日車51(図8を参照)および曜車52(図9を参照)などが組み込まれ、本実施形態の時計10の時計ムーブメント100が構成される。
以上述べたように、本実施形態に係る時計ムーブメント100、および、それを備えた時計10によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の時計ムーブメント100は、第2文字板11の第2文字板固定用凸部11aを嵌合可能な第2案内用凹部126c、および、該第2案内用凹部126cに嵌合した第2文字板固定用凸部11aを固定する第2固定手段としての第2偏心ピン126bを備えた第2固定部1260を有するとともに、第2文字板とは仕様の異なる第1文字板111の第1文字板固定用凸部111aと同じ仕様の第2地板固定用凸部126aを備えた第2地板126を有している。そして、第1地板125の第1固定部1250は、第2地板126の第2地板固定用凸部126aと、第1文字板111の第1文字板固定用凸部111aとの両方とも嵌合可能な第1案内用凹部125c、および、該第1案内用凹部125cに嵌合した第2地板固定用凸部126aまたは第1文字板固定用凸部111aを固定する第1固定手段としての第1偏心ピンを備える構成とした。
本実施形態の時計ムーブメント100は、第2文字板11の第2文字板固定用凸部11aを嵌合可能な第2案内用凹部126c、および、該第2案内用凹部126cに嵌合した第2文字板固定用凸部11aを固定する第2固定手段としての第2偏心ピン126bを備えた第2固定部1260を有するとともに、第2文字板とは仕様の異なる第1文字板111の第1文字板固定用凸部111aと同じ仕様の第2地板固定用凸部126aを備えた第2地板126を有している。そして、第1地板125の第1固定部1250は、第2地板126の第2地板固定用凸部126aと、第1文字板111の第1文字板固定用凸部111aとの両方とも嵌合可能な第1案内用凹部125c、および、該第1案内用凹部125cに嵌合した第2地板固定用凸部126aまたは第1文字板固定用凸部111aを固定する第1固定手段としての第1偏心ピンを備える構成とした。
この構成によれば、第2文字板11を固定する第2固定部1260を有するとともに、第1文字板111の第1文字板固定用凸部111aと同じ仕様の第2地板固定用凸部126aを備えた第2地板126を有しているので、第1地板125に第1文字板111を固定する第1固定部1250によって、第1地板125に第2地板126を固定することができる。これにより、第1文字板111から第2文字板11に仕様変更する際に、第1地板125と第2文字板11との間に第2地板126を介することにより、第1地板125をそのまま用いて、第2文字板11を備えた時計ムーブメント100を構成することができる。
したがって、時計ムーブメント100の主要部品である第1地板125をそのまま用いて、変更する部品点数を最小限に抑えながら、第1文字板111から第2文字板11に仕様変更することが可能な時計ムーブメント100、および、それを備えた時計10を提供することができる。
したがって、時計ムーブメント100の主要部品である第1地板125をそのまま用いて、変更する部品点数を最小限に抑えながら、第1文字板111から第2文字板11に仕様変更することが可能な時計ムーブメント100、および、それを備えた時計10を提供することができる。
また、本実施形態にかかる時計ムーブメント100において、第1地板125の第1固定部1250における第1固定手段として、軸部125b2および該軸部125b2の一端部に連結される頭部125b1を備え、頭部125b1の中心位置から径方向に所定寸法離れた偏心位置に軸部125b2が連結され、その軸部125b2が第1地板125に回動可能に保持された第1偏心ピン125bを具備し、第1偏心ピン125bは、回動させた頭部125b1により第1案内用凹部125cに嵌合した状態の第1文字板固定用凸部111aまたは第2地板固定用凸部126aを押圧して第1文字板111または第2地板126を第1地板125に固定する構成とした。
同様に、第2地板126の第2固定部1260における第2固定手段としても、第2地板126に回動可能に保持された第2偏心ピン126bを具備し、第2偏心ピン126bは、回動させた頭部126b1により第2案内用凹部126cに嵌合した状態の第2文字板固定用凸部11aを押圧して第2文字板11を第2地板126に固定する構成とした。
同様に、第2地板126の第2固定部1260における第2固定手段としても、第2地板126に回動可能に保持された第2偏心ピン126bを具備し、第2偏心ピン126bは、回動させた頭部126b1により第2案内用凹部126cに嵌合した状態の第2文字板固定用凸部11aを押圧して第2文字板11を第2地板126に固定する構成とした。
従来、第2地板126(文字板リングということもある)を介して第1地板125に文字板(第2文字板11)を搭載する構成としては、第2地板126側に固定手段としてのネジ穴および留めネジを配置して、そのネジ穴および留めネジを用いて第2地板126に第2文字板11を固定する方法が用いられる。
本実施形態の構成例によれば、第1地板125および第2地板126にネジ穴を形成する従来の構成のように、第1地板125および第2地板126を金属製にする必要がなく、使用する材料の選択肢を広くして、低コストにて第1地板125および第2地板126(少なくとも第2地板126)を形成することができる。
本実施形態の構成例によれば、第1地板125および第2地板126にネジ穴を形成する従来の構成のように、第1地板125および第2地板126を金属製にする必要がなく、使用する材料の選択肢を広くして、低コストにて第1地板125および第2地板126(少なくとも第2地板126)を形成することができる。
また、本実施形態の時計10は、上述した構成の時計ムーブメント100を搭載しているので、第1文字板111から第2文字板11への設計変更(仕様変更)を、部品変更点数を抑えながら低コストにて実現することが可能な時計10を提供することができる。
(実施形態2)
図13は、実施形態2に係る時計ムーブメント100´の概略構成を示す部分断面図である。以下、実施形態2に係る時計ムーブメント100´について、図13を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
図13は、実施形態2に係る時計ムーブメント100´の概略構成を示す部分断面図である。以下、実施形態2に係る時計ムーブメント100´について、図13を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
図13は、本実施形態の時計ムーブメント100´の特徴である、第1地板125´と第2地板126´との位置決め・固定される配置についてのみ図示し、他の構成については図示を省略している。図13に示す時計ムーブメント100´において、第2地板126´は、第1地板125´の下面側から嵌め合わせて位置決め・固定されている。即ち、第1地板125´において、第2文字板11が配置される側の面とは反対側の面に第2地板126´が配置されている。
第1地板125´において、第2地板126´、および、図14に示す第1文字板111の位置決め・固定を行う第1固定部1250´は、第1地板125´の上面側から下面側に貫通する第1案内用凹部125c´と、その第1案内用凹部125c´の上記上面側の開口部近傍と、上記下面側の開口部近傍とに設けられた二つの第1固定手段としての第1偏心ピン125b1´とを備えている。第2地板126´に設けられた第2地板固定用凸部126aは、第1案内用凹部125c´の上記下面側の開口部から挿入されて、上記上面側の第1偏心ピン125b´が第2地板固定用凸部126aの固定を行う。
また、第1固定部1250´は、上記実施形態1の第1地板125における第1固定部1250(図2他を参照)と同様に、図14に示す第1文字板111の位置決め・固定を固定する固定部としても機能する。本実施形態の第1地板125´に第1文字板111を位置決め・固定する場合には、第2地板126´は用いずに、第1文字板111の第1文字板固定用凸部111a(図14を参照)が第1案内用凹部125c´の上記上面側の開口部から挿入されて、上記下面側の第1偏心ピン125b´が第1文字板固定用凸部111aの固定を行う。
また、第1地板125´の上記上面側の中央部は、上記実施形態1で説明した日車51や曜車52などを配置するなどの必要に応じて凹部が形成されている。
また、第1地板125´の上記上面側の中央部は、上記実施形態1で説明した日車51や曜車52などを配置するなどの必要に応じて凹部が形成されている。
第2地板126´には、第2文字板11を位置決め・固定するための第2固定部1260´が設けられている。第2固定部1260´は、上記実施形態1の第2地板126における第2固定部1260(図2他を参照)と同様の構成を有している。即ち、第2固定部1260´は、第2文字板11を位置決め・案内するための第2案内用凹部126c及び第2文字板11を位置決め・固定するための第2偏心ピン126b´を備えている。そして、第2固定部1260´の第2案内用凹部126c´には、上述した第2文字板11の第2文字板固定用凸部11a(図10を参照)が挿入されて、第2地板126´に第2文字板11が位置決め・案内され、第2偏心ピン126b´がその固定を行う。
以上述べたように、本実施形態に係る時計ムーブメント100´によれば、上記実施形態1での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
即ち、本実施形態の時計ムーブメント100´は、第1地板125´と第2文字板11とを嵌合するために介在させる第2地板126´が、第1地板125´に対して第2文字板11とは反対側に配置される構成とした。これにより、上記実施形態1のように、第1地板125と第2文字板11との間に第2地板126を配置する構成に比して、時計ムーブメント100´の薄型化を図ることができる。
即ち、本実施形態の時計ムーブメント100´は、第1地板125´と第2文字板11とを嵌合するために介在させる第2地板126´が、第1地板125´に対して第2文字板11とは反対側に配置される構成とした。これにより、上記実施形態1のように、第1地板125と第2文字板11との間に第2地板126を配置する構成に比して、時計ムーブメント100´の薄型化を図ることができる。
以上、発明者によってなされた本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態においては、第1地板125,125´の第1固定部1250,1250´の第1固定手段、および、第2地板126,126´の第2固定部1260,1260´の第2固定手段として、第1偏心ピン125b,125b´、および、第2偏心ピン126b、126b´を適用する例を説明したが、これに限らない。例えば、ネジ止めなどの他の固定手段を第1固定手段および第2固定手段として用いる構成としてもよい。
また、上述した実施形態においては、所謂機械式時計である時計10について説明したが、これに限らない。例えば、クウォーツ時計、各種電波時計、ソーラー時計などの電子時計など、時計ムーブメントを備えた時計に対して、本発明を適用することが可能である。
10…時計、11…第2文字板、11a…第2文字板固定用凸部、15…カレンダー小窓、21,22,23…指針、25…指針軸、30…外装ケース、33…カバーガラス、34…裏蓋、50…リュウズ、51…日車、51a…棚部、51c…歯部、52…曜車、52a…表示領域、52b…曜車の中央の領域、100…時計ムーブメント、111…第1文字板、111a…第1文字板固定用凸部、125…第1地板、125b2…軸部、125b1…頭部、125b…第1固定手段としての第1偏心ピン、125c…第1案内用凹部、126…第2地板、126a…第2地板固定用凸部、126b1…頭部、126b…第2固定手段としての第2偏心ピン、126b2…軸部、126c…第2案内用凹部、151…日表示部、152…曜表示部、1250…第1固定部、1260…第2固定部。
Claims (4)
- 第1文字板固定用凸部を有する第1文字板と、
前記第1文字板固定用凸部を嵌合可能な第1案内用凹部および該第1案内用凹部に嵌合した前記第1文字板固定用凸部を固定する第1固定手段を備えた第1固定部を有する第1地板と、
第2文字板固定用凸部を有し、前記第1文字板とは仕様が異なる第2文字板と、
前記第2文字板固定用凸部を嵌合可能な第2案内用凹部、および、該第2案内用凹部に嵌合した前記第2文字板固定用凸部を固定する第2固定手段を備えた第2固定部を有するとともに、前記第1文字板固定用凸部と同じ仕様の第2地板固定用凸部を備えた第2地板と、
を備えたことを特徴とする時計ムーブメント。 - 請求項1に記載の時計ムーブメントにおいて、
前記第1固定手段および前記第2固定手段の少なくとも一方は、軸部および該軸部の一端部に連結される頭部を備え、前記頭部の中心位置から径方向に所定寸法離れた偏心位置に前記軸部が連結され、前記軸部が前記第1地板に回動可能に保持された偏心ピンを具備し、前記偏心ピンは、回動させた前記頭部により前記第1案内用凹部または前記第2案内用凹部に嵌合した状態の前記第1文字板固定用凸部または前記第2地板固定用凸部を押圧して前記第1文字板または前記第2地板を前記第1地板または前記第2地板に固定することを特徴とする時計ムーブメント。 - 請求項1または2に記載の時計ムーブメントにおいて、
前記第2文字板が固定された前記第2地板が、前記第1地板に対して前記第2文字板とは反対側に配置されることを特徴とする時計ムーブメント。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の時計ムーブメントを搭載した時計。
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