JP5377517B2 - タイムピースのモジュール型ムーブメント - Google Patents

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Description

本発明は、第一の枠及び該第一の枠に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの第一の車組立体を備えた第一のモジュールと、第二の枠及び該第二の枠に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの第二の車組立体を備えると共に前記第一のモジュールと動力伝達可能に相互に接続された第二のモジュールと、配置手段と、前記第一の枠と第二の枠とに接続されると共に該第一のモジュールと該第二のモジュールとを相互に固定する手段とを有し、前記配置手段が前記第一又は第二の車組立体の一方の回転軸と同心に配設され、該配置手段と同心である方の車組立体の回転軸に関して複数の角位置に前記2つのモジュールを相互に配置することができるように配設される、タイムピースのムーブメントに関する。
このようなタイムピースのムーブメントは、例えば、欧州特許出願第0 354 194号に示されている。この文献は、ケースに取り付けられた第一のモジュールを形成するムーブメントを有し、該第一のモジュールがムーブメントの軸線を定める軸を含む、タイムピースについて記載している。この第一のモジュールは、回転軸が前記ムーブメントの回転軸である車を有しており、この車が第一の車組立体を成している。このタイムピースは、時刻を表示する第二のモジュールも有しており、該第二のモジュールの軸線を定める軸を含んでいる。この第二のモジュールは、ムーブメントの前記車と協働する車を有しており、この車が第二の車組立体を成している。時刻表示モジュールは、ケースの軸線を中心として対称に配設された連結要素を用いてケースとムーブメントとに固定されており、それによって時刻表示モジュールの軸線をケースの軸線を中心として同じ偏心を有する複数の異なる位置に配置することができる。
ムーブメントの製造業者が前記時刻表示モジュールの要素以外のムーブメントの要素について異なる方法で配置したいのであれば、ムーブメントを別の構造に設計する必要があり、結果として、複数の孔がこの新しい要素配置に合わせて設けられることになるプレートも別に設計しなければならなくなる。これによると、製造業者は、様々な要素の配置選択肢と同数のプレートを設計、製造、保管しなければならなくなる。
時刻表示を様々に変えることができるように、他の問題解決方法も提案されてきている。このようにして、「多機能」プレートが開発された。このようなプレートは、例えば、欧州特許出願第1 826 636 号に記載されている。この公報のプレートは、様々な補完的文字盤と対応する表示機構とを、製造業者の望みに応じて、時刻を表示する針の周囲の主文字盤に存在させることもできるし、存在させないこともできる。しかしながら、この問題解決方法では、製造業者が使用したいと思う表示を、常に同じ位置に配置しなければならない。補完的な表示の配置を変えたいと思うのであれば、やはり、様々な要素の配置選択肢と同数のプレートを提供しなければならなくなる。
欧州特許出願第0 354 194号 欧州特許出願第1 826 636号
したがって、本発明の1つの目的は、同じプレートを用い、その設計を変更することなく、製造業者の望みに応じて、様々な表示の配置を変えることのできるタイムピースのムーブメントを提案することによって、これら従来技術の欠点を解消することである。
この目的を達成するために、本発明によると、第一の枠及び該第一の枠に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの第一の車組立体を備えた第一のモジュールと、第二の枠及び該第二の枠に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの第二の車組立体を備えると共に前記第一のモジュールと動力伝達可能に相互に接続された第二のモジュールと、配置手段と、前記第一の枠と第二の枠とに接続されると共に該第一のモジュールと該第二のモジュールとを相互に固定する手段とを有し、前記配置手段が前記第一又は第二の車組立体の一方の回転軸と同心に配設され、該配置手段と同心である方の車組立体の回転軸に関して複数の角位置に前記2つのモジュールを相互に配置することができるように配設される、タイムピースのムーブメントが提案される。
本発明によると、前記第一のモジュールと第二のモジュールの内の一方は、プレートと香箱とを有する基礎モジュールであり、該香箱が前記第一の車組立体又は第二の車組立体を成している。
このようにすると、時計製造業者は製造して保管する単一の型のモジュールのみを有していればよいことになる。異なる型のムーブメントは同じ第一及び第二のモジュールから作ることができ、相互に異なる角位置に2つのモジュールを配置することによって相違させることができる。
前記配置手段が、前記第一の車組立体に対して同心に分配された複数のオリフィスと、該オリフィスと係合可能に配置された少なくとも1つの足部とを有していると都合がよい。複数のオリフィスと足部との一部は第一のモジュールの枠に設けられており、複数のオリフィスと足部との他のものは第二のモジュールの枠に設けられ、前記固定手段と協働するように配置されている。特に、第二のモジュールの枠に固定され、第一モジュールの枠に分配されたオリフィスの1つと係合するように配置された足部によって延長される複数の柱を、配置手段は有していてもよい。
本発明の態様においては、前記オリフィスは連続した長円環状の複数の弧の形状であってもよく、又は不連続な軸対称の形状、例えば円形であってもよい。
本発明によるムーブメントが、時及び分を表示する手段と、前記第一の車組立体と同心に配設されて該第一の車組立体を中心として前記時及び分を表示する手段を複数の角位置に配置することを可能にする、前記時及び分を表示する手段の配置部材とをさらに有していると好適である。
この場合において、第一の車組立体を中心とする前記時及び分を表示する手段の角位置に拘わらず、第一の車組立体と該時及び分を表示する手段とを動力伝達可能に接続するように配置された接続手段を有してもよい。
ムーブメントは、また、第一の車組立体を中心とする前記時及び分を表示する手段の角位置に拘わらず、該時及び分を表示する手段と協働するように配設される中間機構を有していてもよい。
好ましい一態様によると、第一のモジュールは、中心軸線を有するプレートと香箱とを備えた基礎モジュールであり、この香箱が第一の車組立体を成している。香箱がプレートの中心軸線上に取り付けられていると好ましい。
時及び分を表示する手段が、第二のモジュールと動力伝達可能に接続されることなく、動力を受けることができるように香箱に接続されていると好適である。
前記第二のモジュールは、前記第一の車組立体に動力伝達可能に接続された少なくとも1つの調速輪列と、第二の車組立体を成すことのできる様々な車組立体の1つとを有している。特に、香箱がプレートの中心に取り付けられている場合、動力を受けることが出来るように調速輪列を香箱に接続し、二番車を第二の車組立体にすることができる。
本発明は、前記ムーブメントを有するタイムピースにも関する。
添付の図面を参照してなされる以下の記載を読むことによって、本発明の他の特徴がより明確になるであろう。
本発明によるムーブメントの底面図である。 本発明による第二のモジュールの斜視図である。 本発明によるムーブメントの別の態様の上面図であり、針が3時の位置にある態様を示している。 図3に類似する図であるが、針が別の位置にある態様を示している。 図4に類似する図であるが、秒針が中央にある態様を示している。 本発明によるムーブメントのまた別の態様の上面図であり、針が中心に設けられている態様を示している。 図6に類似の図であるが、秒針が6時の位置にある態様を示している。 本発明においてモジュール組立のために使用される柱の断面図を示している。
タイムピースのムーブメントの第一の態様が図1〜5に示されている。
この態様によると、ムーブメント1は、以下において基礎モジュール2として参照される第一のモジュールを有している。この基礎モジュールは、第一の枠の一部であるプレート3とゼンマイを収容する香箱4とを有し、プレート3の中心軸線5に回転可能に取り付けられる、第一の車組立体を成す。プレートがドラムや棒の形状であってもよいのは明らかであり、香箱は中心から外して配置することもできる。
図示されている態様において、基礎モジュール2は、昔から香箱ゼンマイの巻き上げ機能と針の設定とを果たす巻真6も有している。このために、巻真6は、例えば、きち車7と、つづみ車8とを有しており、巻真6の1つ又はもう1つの機能を実行するのを可能にする。
本発明の他の態様において、巻真を基礎モジュール2から独立させて他のモジュールに所属させてもよいことは、非常に明らかである。
より詳細に図1を参照すると、香箱ゼンマイの巻上機構は昔からあるものである。巻上機構は、具体的には、角穴車9と、該角穴車9と協働して角穴車が戻るのを防ぐこはぜ9aとを有しており、角穴車9は中間車輪列10を介して動力伝達可能にきち車7接続されている。この機構は当業者には知られているので、これ以上詳しくは説明しない。
本発明によるムーブメント1は、以下において調速輪列モジュール15と称され、図2により詳しく示されている第二のモジュールを有している。
この調速輪列モジュール15は、調速輪列モジュール上板16と、環状扇形であって第二の枠を成す調速輪列モジュール下板17とを有している。二番車18、三番車19及び四番車20とそれらに関連するカナとを有する調速輪列が前記調速輪列モジュール上板16と下板17との間に回転可能に取り付けられる。二番カナは香箱4と咬合するように配設されており、二番車と共に第二の車組立体を成す。前記調速輪列モジュール上板16と下板17との間には、ガンギ車組立体21も回転可能に取り付けられている。調速輪列モジュール15は、爪受23と調速輪列モジュール下板17との間に回転可能に取り付けられた爪22と、天府受25と調速輪列モジュール下板17との間に回転可能に取り付けられたひげぜんまい付天府24も有している。これらの要素は全て公知であり、これ以上詳しくは記載しない。
調速輪列モジュール15は、配置手段と基礎モジュール2の前記プレート3及び調速輪列モジュール15の枠に関する固定手段とによって、該プレート3の下面に取り付けられる。
本発明によると、前記調速輪列モジュールを配置する前記配置手段は、
−前記プレート上に設けられ、香箱4と同心に分配され、香箱4を中心として様々な角位置で前記調速輪列モジュール15を位置させることができるように配置された複数のオリフィス30と、
−調速輪列モジュール15の枠に固定された複数の柱31であって、各柱が、前記プレート3に設けられた複数のオリフィス30の内の、前記調速輪列15の所望の位置に配する要素として選択された1つと係合することが出来るように配置された足部32を備えた柱と
を有している。
図8により正確に示されているように、柱31は螺子33を介して前記調速輪列モジュール上板16に固定されている。うまいことに、調速輪列モジュール下板17のオリフィスの1つと、まず、係合し、次いで、下板の反対側にあるプレート3のオリフィス30で調節されることができるように設けられた足部32によって、該足部を有する柱31の長さを延ばすことができる。この組立体は螺子34によって維持される。柱31とその足部32とは、螺子33及び34と協働させて配置され、これによって基礎モジュール2と調速輪列モジュール15とを合わせて固定する手段を作ることができる。
複数のオリフィス30は連続した長円の弧の形状をしている。複数のオリフィスが不連続であってもよいのは非常に明らかであり、例えば、香箱4と同心にプレート3の全周縁部に、足部32が複数の位置で係合することができる頻度で分配形成された複数の円形孔であってもよい。
図3〜5をより詳細に参照すると、本発明によるムーブメント1は、時及び分を表示する手段と、そのような表示手段の配置部材とをさらに有している。このような配置部材は香箱4に対して同心に配置され、香箱4を中心として時及び分を表示する手段を複数の角位置に配することを可能にするように配置される。
時及び分を表示する手段は、時及び分を表示する手段の香箱4を中心とした位置に拘わらず、香箱から動力を受けることができるように香箱4と接続する接続手段を有している。
時及び分を表示する手段が3時の位置に配置される第一の位置を示している図3をより詳細に参照すると、時及び分を表示する手段は、筒車41に支持されている時針40と、凹みによってカナ44に組み付けられている筒カナ43に支持されている分針42とを有している。このカナ44は香箱4と咬合するようになっている。さらに、日の裏車45と日の裏カナ46がプレート3の軸5に回転可能に取り付けられており、これらによって、調速輪列と接続することなく、香箱4と時及び分を表示する手段とを動力伝達可能に確実に接続する。日の裏カナ46は筒車41と咬合するように配設されており、日の裏車45は筒カナ43と咬合するように配設されている。
配置部材47は、凹みを有するカナ44と筒カナ43とを支持するように設計された軸と、プレート3上で香箱4の周囲に円弧状に分散され、香箱4に関して様々な位置で当該軸を受けるように配置された円形のオリフィスを有している。
この態様においては、調速輪列モジュール15の四番車20によって支持され、軸50を備えている秒針48によって秒が表示される。調速輪列モジュール15は、プレート3上の、四番車20を所望の位置に配するのに適当な位置に配置される。秒針48の軸50を通過させる凹部49がプレート3に設けられている。この凹部49は、香箱4と同心である弓形の環の形状をしており、後に記載するように、調速輪列モジュール15の位置の関数として、秒針48の位置を変更することができるようになっている。
また、香箱4を中心としたこれらの手段の位置に拘わらず、時及び分を表示する手段と協働するように配置された中間機構が設けられている。
この機構は、昔から、巻真6と、つづみ車8ユニットが第一中間車51と咬合するまで、つづみ車ユニットを動かす要素とを含む。第一中間車は、筒カナ43と咬合するように配置されている第二中間車52と咬合する。
ムーブメント1の通常の動作中は、香箱4は、分針42を駆動する筒カナ43と一体に回転する凹みを有するカナ44と咬合する。筒カナ43は日の裏車45と咬合し、その日の裏カナ46が時針40を駆動する筒車41と咬合する。
時刻の設定のためには、巻真6のつづみ車8が第一中間車51と咬合するように配置され、第一中間車51は第二中間車52と咬合する。分を調節するために、第二中間車は筒カナ43と咬合し、カナ44に凹みが設けられていることによって、カナ44を駆動することなく、該カナに接して回転する。筒カナ43は日の裏カナ46を駆動する日の裏車45と咬合し、この日の裏カナ46が筒車41と噛み合って時を調節する。
時及び分を表示する手段の大きさと配置とに応じて中間車の数を変えることができるのは明らかである。
例えば、図4は、筒カナ43と凹みを有するカナ44との軸を、香箱4を中心とした他のオリフィス47に配置することによって、時及び分を表示する手段が図3に示されている位置とは異なる位置に配置されたムーブメントを示している。部品は全て、図3に示されている物と全く同じである。さらに、第二中間車52と日の裏車45との間を動力を伝達するように接続する追加の中間車53が与えられている。
図5に示されているように、他の配置を図3及び図4に示されているものと全く同じにして、プレート3の中心に秒針48を配置することが可能である。この場合は、調速輪列モジュール15の四番車20と咬合する中間車54と、プレート3の中心に回転可能に取り付けられる秒針支持車55とが設けられる。
図6と7とは本発明によるムーブメントの他の態様を示しており、時及び分を表示する手段がプレート3の中心に位置している。この場合、時及び分を表示する手段は、筒車61に取り付けられている時針60と、筒カナ63に取り付けられている分針62とを有している。香箱4は、凹みによって中間車67に組み付けられているカナ64と咬合する。この中間車67は日の裏カナ66と共に回転する日の裏車65と咬合する。これらは、プレート3に設けられたオリフィスの1つに回転可能に取り付けることができる日の裏装置をなす。日の裏カナ66は筒車61と咬合するように配設され、日の裏車65は筒カナ63と咬合するように配設される。
秒針68もプレート3の中心に配される。このために、四番車20が6時の位置に来るように調速輪列モジュール15を動かして配置する。調速輪列モジュール15の四番車20と、プレート3の中心に回転可能に取り付けられる秒針支持車70とに咬合するように中間車69が設けられる。
参照符号が図6のものと全く同じである図7に示されている他の態様においては、秒針68が、例えば6時の位置に配され、調速輪列モジュール15の四番車20によって直接支持されている。中間車69と秒針支持車70とは不要である。
本発明によると、香箱4に関して秒針は様々な位置を占めることができる。これを実現するために、プレート3のオリフィス30の所望の位置に調速輪列モジュール15の柱31の足部32を挿入し、螺子33と34とを用いて柱を留め付けることによって、香箱4を中心とした様々な位置に応じて調速輪列モジュール15をプレート3の下側に配置することができる。
さらに、筒カナの軸を所望の位置でプレート3のオリフィスに挿入することによって、香箱4を中心とした様々な位置に応じて、時及び分を表示する手段をプレート3の上側に配置することができる。
このようにして、1枚のプレートを用いて、最小限の数の部品を変更することによって、ムーブメントは様々な配置を有することができる。
ここに図示されている他の態様においては、調速輪列モジュールと時及び分を表示する手段とがプレートの反対の側にあるが、同じ側に配することができるのは明らかである。ムーブメントは、プレートのいずれかの側にレトログラード表示器を有することもできる。
当業者であれば、香箱を中心とした、調速輪列モジュールと時及び分を表示する手段との位置に拘わらず、様々な要素間の動力伝達可能な接続と様々な車組立体の回転速度とに関して、様々な車組立体と中間車の大きさと歯数とをどのように適合させるかがわかっている。
モジュールが、例えば香箱と動力受け取り可能に接続する車組立体を有し、パワーリザーブモジュール、日付若しくは時間帯を表示するモジュール、又はクロノグラフモジュール等の他の機能を提供することもできることは明らかである。これらのモジュールは別々に使用することもできるし、組み合わせて使用することもでき、プレートやモジュールを変更する必要なく、プレート上に又は他のモジュールに対して配設することができる。
本発明は記載した例に限定されることはなく、香箱を有する基礎モジュールを、香箱がムーブメントの中心に来ないように配置することもできることも明らかである。同様に、モジュールの配置手段も香箱とは異なる他のモジュールの車組立体の回転軸と同心になるように設けることができる。このようにすると、香箱を有するモジュールは、配置手段が同心である車組立体の回転軸に対して複数の角度位置を占めることが可能になる。
こうして、本発明によるムーブメントの特徴によって、様々な機能の表示を、組み合わせて又は相互に独立して行うことが可能であると共に、枠体に変更を加えることなく、文字盤上の様々な位置で表示を行うことができるムーブメントを製造することが可能になる。

Claims (12)

  1. 第一の枠及び該第一の枠に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの第一の車組立体を備えた第一のモジュールと、第二の枠及び該第二の枠に回転可能に取り付けられた少なくとも1つの第二の車組立体を備えると共に前記第一のモジュールと動力伝達可能に相互に接続された第二のモジュールと、配置手段と、前記第一の枠と第二の枠とに接続されると共に該第一のモジュールと該第二のモジュールとを相互に固定する手段とを有し、前記配置手段が前記第一又は第二の車組立体の一方の回転軸と同心に配設され、該配置手段と同心である方の車組立体の回転軸を中心とする複数の角位置に前記2つのモジュールを相互に配置することができるように配設されるタイムピースムーブメント(1)であって、前記第一のモジュール及び第二のモジュールの一方がプレート(3)と香箱(4)とを有する基礎モジュールであり、該香箱(4)が第一又は第二の車組立体を成すことを特徴とするタイムピースのムーブメント。
  2. 前記配置手段が、前記第一の車組立体の周囲に同心に分配された複数のオリフィス(30)と、該オリフィス(30)と係合可能に配置された少なくとも1つの足部(32)とを有しており、該複数のオリフィス(30)と足部(32)との一部は前記第一のモジュールの枠に設けられており、該複数のオリフィスと足部との他のものは前記第二のモジュールの枠に配置され、前記固定手段と協働するように配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のムーブメント(1)。
  3. 前記第二のモジュールの枠に固定され、前記第一モジュールの枠に分配された前記オリフィス(30)の1つと係合するように配置された足部(32)によって延長される複数の柱(31)を、前記配置手段が有していることを特徴とする、請求項2に記載のムーブメント(1)。
  4. 前記オリフィス(30)が、複数の、連続した長円環状の弧の形状をしていることを特徴とする、請求項2又は3に記載のムーブメント(1)。
  5. 前記オリフィスが不連続であることを特徴とする、請求項2又は3に記載のムーブメント(1)。
  6. 前記ムーブメントが、時及び分を表示する手段と、前記第一の車組立体と同心に配設されて該第一の車組立体を中心として前記時及び分を表示する手段を複数の角位置に配置することを可能にする、前記時及び分を表示する手段の配置部材(47)とをさらに有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のムーブメント。
  7. 前記第一の車組立体を中心とする前記時及び分を表示する手段の角位置に拘わらず、該時及び分を表示する手段と協働するように配設される中間機構を有していることを特徴とする、請求項6に記載のムーブメント。
  8. 前記第一のモジュールが、中心軸線(5)を有するプレート(3)と香箱(4)とを備えた基礎モジュールであり、該香箱が前記第一の車組立体を成していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のムーブメント。
  9. 前記香箱(4)が前記プレート(3)の中心軸線(5)上に取り付けられていることを特徴とする、請求項8に記載のムーブメント。
  10. 前記時及び分を表示する手段が、前記第二のモジュールと動力伝達可能に接続されることなく、動力を受けることができるように前記香箱(4)に接続されていることを特徴とする、請求項8又は9に記載のムーブメント。
  11. 前記第二のモジュールが、前記第一の車組立体に動力伝達可能に接続された少なくとも1つの調速輪列と、該第二の車組立体を成すことのできる様々な車組立体の1つとを有していることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のムーブメント。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のムーブメントを有することを特徴とするタイムピース。
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