JP5777427B2 - 時計及び時計の組み立て方法 - Google Patents
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Description
(以下、このような径大な薄板の表示部材を、「表示板」と称する。)
同時計では特許文献1の第4図で示されるように、駆動源から複数の輪列を介し回転が伝達される星座歯車が、目盛板とほぼ同じ大きさの薄板に星座を印刷した星座盤と固着されるとともに筒車に遊合され、裏板と星座盤座との間で縦あがきを含んで挟持されている。また、星座盤は従来の文字板に相当する透明な目盛板の下に配置されている。
上記の問題は、特許文献2でも同様である。
特許文献3においては、表示部材である日車の表面外周部を押さえるリング状の日車押さえを用いることで、日車のあおりを減らしているが、日車外周部は時計の表示部に利用できないため、時計ムーブメントの小型化がし難いという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、時計ムーブメントを大型化することなく薄板部材のあおりを減らし、薄板部材による表示の見栄えの良い時計を提供することにある。
各種表示を行うための表示板と、該表示板を固定するための固定部と、該固定部の下面側に配置され、該固定部より径が大きい外周部と、を有する表示車と、を有し、
断面方向で、前記外周部と前記表示板の間に配置され、かつ、
前記外周部の面を、前記表示車の上面側から押える表示車押さえを有し、さらに、
該表示車押さえが突起を有し、該突起により前記外周部の上面側の面を押えることを特徴とする。
機能表示腕時計100は、りゅうず8を一段引いた状態で回転させることで、複数の輪列を介して表示板10を回転させ(図2参照)、デイモード、カレンダーモード、GMTモード、ミニッツリピーターモードのいずれかを選択することができる。
なお、本発明の実施形態で示すモードの切替方法は一例であり、モーターによる自動切替
であってもよい。
このように押さえることで、表示車18は径大な範囲で適切な縦あがきの量を維持できるため、傾きにくく、あおりを減らすことができる。よって、表示板10のあおりも減らすことができるので、時計の薄型化を図りつつ、見栄えを向上させることができる。
車16には各モードの表示に対応するように4つの切欠き16aが設けられ、表示車押さえ22に設けられた側圧ばね22aの剛体部22bが表示星車16の切欠き16aを側圧することで、表示車18を位置決め保持している。
図5は、本発明の実施形態に係る機能表示腕時計100の表示板機構の組立斜視図で、すでに裏板21と表示車18のあおりを低減させるための針座20までが組み込まれた状態である。
図6は、本発明の実施形態に係る機能表示腕時計100の表示板10の組立手順を示す、図2のA−A線における断面図である。
まず、図6(a)で示すように、第二地板11に設けられた非貫通穴11aに組立ガイドピン25を差込む。
表示板10は、図6(b)で示すように、前記組立ガイドピン25と表示車18に設けられた突起16cを位置決め軸として、それぞれ組立ガイドピン25に対しては組立用切欠き10aによって、突起16cに対しては中心穴10bによって、すきまばめで位置決めを行い、表示車18の上面側に配置される。
表示星車16にはねじ穴16bが設けられており、表示板10は表示板ねじ23によって表示車18と締結される。表示板10が表示車18に締結されたら、図6(c)で示すように、組立ガイドピン25を第二地板11から取り外し、表示板10を回転可能な状態と
させる。
なお、表示板10と表示車18の締結は、ねじによるものに限らず、圧入嵌合等によるものであっても構わない。また、組立ガイドピン25は、ピン単体として扱わず、例えば組立冶具に取り付けられ、表示板10の組立時に時計ムーブメントの下面側から表示板10を位置決めできる高さまで突出させるような構造であっても構わない。この場合、11aは貫通穴となる。
本実施例では、表示星車16の切欠きと前記側圧ばね22aの形状によらず、表示車18の落ち着き位置に対して表示板10を回転方向に微調整可能に締結させるので、機能窓2a、2b、2cから露出する表示板10の表示の位置ずれをし難くすることができる。また、表示星車16の切欠きと前記側圧ばね22aの形状の公差を従来よりも緩めることによって、部品のコストダウンも可能にする。
本変形例は、先の実施例に対して、表示歯車17の外周部17aと表示車押さえ22との摺動負荷の低減を図ったものである。
図7は本実施例の変形例に係る機能表示時計100の表示車押さえ30を示す、図2のA−A線における断面図であり、図8は本実施例の変形例に係る機能表示時計100の表示車押さえ30の拡大平面図である。
前述の表示歯車17の外周部17aを表示板押さえ22で押さえる構造は、該2部品が接触する面積が大きいため摺動負荷が大きくなりやすい。モーターによって表示板10を回転させモードを切替える場合には、摺動負荷が大きいと消費電力が大きくなってしまうという問題がある。そこで、図7、図8で示す構造では、表示歯車17と表示車押さえ30の接触面積を減らすことで、摺動負荷を低減させている。
表示歯車17と表示車押さえ30は、押さえ突起30aでのみ接触するため、実施例に比べ接触面積が小さくなる。よって、摺動負荷を小さくし、消費電力を小さくすることができる。
また、表示車押さえ30に、半抜きによる押さえ突起30aではなくボールベアリング等を圧入嵌合し、ボールベアリングと表示歯車17を接触させることで摺動負荷の低減を図っても良い。
周部、18 表示車、19 輪列受、20 針座、21 裏板、22 表示車押さえ、22a 側圧ばね、22b 側圧ばね剛体部、23 表示板ねじ、24 表示回し車、25
組立ガイドピン、30 表示車押さえ、30a 押さえ突起、100 機能表示腕時計
Claims (6)
- 各種表示を行うための表示板(10)と、
該表示板(10)を固定するための固定部(16)と、
該固定部(16)の下面側に配置され、該固定部(16)より径が大きい外周部(17a)と、
を有する表示車(18)と、を有し、
断面方向で、前記外周部(17a)と前記表示板(10)の間に配置され、かつ、
前記外周部(17a)の面を、前記表示車(18)の上面側から押える表示車押さえを有し、さらに、
該表示車押さえ(30)が突起(30a)を有し、該突起(30a)により前記外周部(17a)の上面側の面を押える
ことを特徴とする時計。 - 前記表示車(18)が、外部からの動力を伝える歯車(17)を有し、
該歯車が前記外周部(17a)を兼用することを特徴とする請求項1に記載の時計。 - 前記表示車押さえ(22)と一体に形成され、
前記固定部(16)に係合して前記表示車(18)を固定する側圧ばね(22a)を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の時計。 - 前記固定部(16)に、前記表示板(10)内周部(10b)と係合する突起(16c)を有し、
前記表示板(10)の外周に位置決め部(10a)を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の時計。 - 前記位置決め部(10a)と係合するガイド(25)を時計に設置し、
前記表示車(18)を載置し、その上から前記表示車押さえ(22)を置いて固定し、
前記表示板(10)を、前記位置決め部(10a)と前記ガイド(25)、および、
前記表示板内周部(10b)と前記表示車の突起(16c)を係合させることで位置合わせし、
その状態で前記表示板(10)と前記表示車(18)を固定し、
その後ガイド(25)を取り除くことを特徴とする請求項4に記載の時計、の組み立て方法。 - 各種表示を行うための表示板(10)と、
該表示板(10)を固定するための固定部(16)と、
該固定部(16)の下面側に配置され、該固定部(16)より径が大きい外周部(17a)と、
を有する表示車(18)と、を有し、
断面方向で、前記外周部(17a)と前記表示板(10)の間に配置され、かつ、
前記外周部(17a)の面を、前記表示車(18)の上面側から押える表示車押さえを有し、さらに、
前記固定部(16)に、前記表示板(10)内周部(10b)と係合する突起(16c)を有し、
前記表示板(10)の外周に位置決め部(10a)を有する時計の組み立て方法であって、
前記位置決め部(10a)と係合するガイド(25)を時計に設置し、
前記表示車(18)を載置し、その上から前記表示車押さえ(22)を置いて固定し、
前記表示板(10)を、前記位置決め部(10a)と前記ガイド(25)、および、
前記表示板内周部(10b)と前記表示車の突起(16c)を係合させることで位置合わせし、
その状態で前記表示板(10)と前記表示車(18)を固定し、
その後ガイド(25)を取り除くことを特徴とする、時計の組み立て方法。
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