JP2017039061A - 固化材料ほぐし装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレコンバッグ等の大型の袋に収容された材料をほぐすことができる固化材料ほぐし装置を提供する。【解決手段】物体が集積してなる塊を収容した袋(例えばフレコンバック)100を押圧し、上下に並設された複数のローラ23、23、・・・、23を有するローラユニット20と、該ローラユニット20の上側又は下側を水平方向に沿って延びる軸回りに回動させる駆動機構11、12とを備えることを特徴とする固化材料ほぐし装置。【選択図】図2

Description

本発明は、粉状又は粒状の材料によって構成される塊を収容した袋を押圧し、前記塊をほぐす固化材料ほぐし装置に関する。
一般的に、食塩類、クエン酸、ホウ酸及び樹脂ペレット等の粉状又は粒状の材料を収容した袋は使用されるまで倉庫に積み重ねて保管される。袋内の材料は保管中に吸湿又は圧迫等によって塊になる、換言すれば固化することが多い。袋内の材料を使用する場合には、固化した塊を予めほぐし、粉状又は粒状に戻す必要がある。
特許文献1に記載の材料固化解消装置は、上下に配置されたロール部材によって袋を狭圧している。ロール部材の表面には凹凸が形成してあり、一方のロール部材の凸部は他方のロール部材の凹部に対応する位置に配してある。そのため凸部及び凹部間にて塊に圧力が作用し、塊がほぐれる。
特開平9−29178号公報
近年、大型の袋、例えばフレコンバッグに収容した材料をほぐすことが求められている。従来フレコンバッグに収容した材料をほぐす場合、例えばフレコンバッグをフォークリフトによって持ち上げ、壁にたたきつけていた。しかし、材料が充分にほぐれなかった。また特許文献1に記載の材料固化解消装置は小型の袋を対象としており、大型の袋に収容された材料をほぐすことができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、フレコンバッグ等の大型の袋に収容された材料をほぐすことができる固化材料ほぐし装置を提供することを目的とする。
本発明に係る固化材料ほぐし装置は、物体が集積してなる塊を収容した袋を押圧し、上下に並設された複数のローラを有するローラユニットと、該ローラユニットの上側又は下側を水平軸回りに回動させる駆動機構とを備えることを特徴とする。
本発明においては、上下に並設された複数のローラが大型の袋を全体的に押圧する。またローラユニットの上側又は下側を回動させることによって、袋内の材料が移動し、効率的に材料がほぐれる。
本発明に係る固化材料ほぐし装置は、前記駆動機構は、上下に延設されており、その上端部が前記ローラユニットの上部を前記水平軸回りに回動可能に支持する支持柱と、該支持柱の下端部を前記水平軸回りに回動可能に支持する下支持部と、前記ローラユニットに連結されており、前記ローラユニットの上部を支点にして前記ローラユニットを回動させる第1駆動部と、前記支持柱に連結されており、前記支持柱の下端部を支点にして前記支持柱を回動させる第2駆動部とを有することを特徴とする。
本発明においては、ローラユニットの上部を支点にしてローラユニットを回動させて、ローラユニットの下側の回動を実現する。また支持柱の下端部を支点にして、支持柱を回動させることによって、ローラユニットの上側の回動を実現する。
本発明に係る固化材料ほぐし装置は、前記ローラユニットの下方に配置されており、前記袋の底部を押圧すべき突部を備えることを特徴とする。
本発明においては、例えばほぐし作業の初期工程において、ホイスト又はチェーン等によって袋を持ち上げ、突部に向けて降下させる。袋の底部は突部に衝突し、袋内の底部中央部分に位置する材料がほぐれる。その後、ローラが袋の周囲を押圧することによって、袋内の材料が全体的にほぐれる。
本発明に係る固化材料ほぐし装置は、対向する少なくとも二つの前記ローラユニットを備えることを特徴とする。
本発明においては、ローラユニットを対向配置することによって、袋内の材料が両側から圧力を受け、効率良く袋内の材料がほぐれる。
本発明に係る固化材料ほぐし装置は、前記ローラの外周面に凸部が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、ローラの凸部が袋を押圧することによって、より高い圧力が袋内の材料に作用し、材料がほぐれ易くなる。
本発明に係る固化材料ほぐし装置は、前記駆動機構は、上下に延設されており、前記ローラユニットの上部又は下部の一方を前記水平軸回りに回動可能に支持する支持柱と、前記ローラユニットの上部又は下部の他方を支持する弾性部材とを有することを特徴とする。
本発明においては、上下に並設された複数のローラが大型の袋を全体的に押圧する。またローラユニットの上側又は下側の一方を回動させ、且つ他方を弾性支持することによって、袋が円滑に移動し、効率的に材料がほぐれる。
本発明に係る固化材料ほぐし装置にあっては、複数のローラが上下に並設されているので、大型の袋を全体的に押圧し、大型の袋に収容された材料をほぐすことができる。またローラユニットの上端側及び下端側を回動させるので、袋内の材料が循環し、効率的に材料をほぐすことができる。
実施の形態1に係る固化材料ほぐし装置を略示する平面図である。 固化材料ほぐし装置を略示する側面図である。 ほぐしユニットを略示する透視側面図である。 図3に示すIV方向から見たほぐしユニットを略示する正面図である。 固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。 固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。 固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。 固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。 固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。 固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。 実施の形態2に係る固化材料ほぐし装置を略示する側面図である。 固化材料ほぐし装置を略示する平面図である。 柵を設けた状態を略示する平面図である。 柵を設けた状態を略示する正面図である。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る固化材料ほぐし装置を示す図面に基づいて説明する。図1は固化材料ほぐし装置を略示する平面図、図2は固化材料ほぐし装置を略示する側面図である。固化材料ほぐし装置は、床に設置されており、平面視正方形状をなす枠体50と、該枠体50の内側に設けられた突部51と、四つのほぐしユニット1、1、1、1とを備える。
ほぐしユニット1は、枠体50の四辺それぞれに連結されている。枠体50の一辺及び該一辺に平行な他辺それぞれに連結したほぐしユニット1は対向している。
図3はほぐしユニット1を略示する透視側面図、図4は図3に示すIV方向から見たほぐしユニット1を略示する正面図である。なお図3においては、支持柱3を透視してローラ23等を示しており、図4においては、ローラ23の記載を省略してある。
ほぐしユニット1は平面視矩形状をなすベース2を備える。該ベース2の一端部(図3における右端部)に、上下に延びた直方体状をなす支持柱3が立設している。支持柱3の下端部はベアリング4を介してベース2に回動可能に連結されている。ベアリング4の回転軸方向は、ベース2の長手方向(図3における左右方向)及び上下方向に直交する方向と略同じであり、支持柱3の下端部は前記方向を回転軸方向として回転する。以下ベース2の長手方向及び上下方向に直交する方向を短手方向(図4における左右方向)と称する。
ベアリング4よりも上側において、支持柱3の下端部には、前記ベース2の長手方向に貫通した貫通穴3aが設けられている。またベアリング4よりも上側において、支持柱3の下端部に前記長手方向の一方向(図3における左方向)に突出した支持板5が設けられている。
支持板5の上側には、第1エアシリンダ11が設けられている。第1エアシリンダ11は、シリンダ部11aと、該シリンダ部11aから進出するか又はシリンダ部11aに退入するロッド部11bとを備える。ロッド部11bは貫通穴3aに挿入されており、支持柱3から、前記長手方向の他方向(図3における右方向)に突出している。
ベース2の他端部(図3における左端部)に、直方体状をなす支持台13が立設されている。支持台13の上側には、第2エアシリンダ12が設けられている。第2エアシリンダ12は、シリンダ部12aと、該シリンダ部12aから進出するか又はシリンダ部12aに退入するロッド部12bとを備える。
シリンダ部12aは、支持台13の上面に対して所定角度(例えば20度)傾斜しており、シリンダ部12aの一端部が支持台13に連結されている。ロッド部12bは、シリンダ部12aの他端部側に位置している。ロッド部12bの先端部には、短手方向を軸方向とした枢軸12cが設けられている。枢軸12cは、連結具12dを介して支持柱3の上部に回動可能に連結している。
図4に示すように、短手方向において、支持柱3の上端部両側それぞれに軸受ユニット14が設けられている。該軸受ユニット14は、前記長手方向の他方向(図3における右方向)側に位置している。軸受ユニット14は、短手方向を軸方向とした軸受14aと、該軸受14a及び支持柱3を連結する連結板14bとを備える。連結板14bはボルトによって支持柱3に固定されている。
軸受ユニット14は、上下に並設された複数のローラ23を有するローラユニット20を支持している。ローラユニット20は、短手方向において対向しており、上下に延びた二つの側面板21、21と、二つの側面板21の上端部間に架設された上側枢軸24と、二つの側面板21の下端部間に架設された下側枢軸25と、上側枢軸24及び下側枢軸25の間において、上下に並設された複数(本実施例においては四つ)の回転軸22と、該回転軸22に設けられたローラ23とを備える。
上側枢軸24は短手方向に延びており、各軸受ユニット14、14の軸受14aに支持されている。上側枢軸24の両端部は、各側面板21に連結されている。下側枢軸25は短手方向に延びており、下側枢軸25の両端部は各側面板21に連結されている。
下側枢軸25の中途部に、連結具26を介して前記ロッド部11bが連結している。下側枢軸25の両端部それぞれにトラニオン金具27が、軸回りに回動可能に外嵌している。各トラニオン金具27は各側面板21に支持されている。
回転軸22は短手方向に延びている。回転軸22の両端部は各側面板21を貫通しており、回転軸22は側面板21に対して軸回りに回転可能に支持されている。四つの回転軸22の内、最下に位置する回転軸22の一端部にスプロケット34が設けられている。他の回転軸22、22、22それぞれの一端部には2列スプロケット30が設けられている。すなわち、三つの2列スプロケット30、30、30が上下に並設されている。
以下の説明においては、三つの2列スプロケット30、30、30を、上から順に、第1の2列スプロケット31、第2の2列スプロケット32、第3の2列スプロケット33とも称する。また2列スプロケット30における一方のスプロケット部分(図4における右側のスプロケット部分)を、第1スプロケット部分と称し、他方のスプロケット部分(図4における右側のスプロケット部分)を第2スプロケット部分と称する。
2列スプロケット30、30、30の間及び2列スプロケット30とスプロケット34との間において、上から順に三つのアイドルスプロケット42〜44が側面板21に設けられている。また第1の2列スプロケット31の上側において、アイドルスプロケット41が側面板21に更に設けられている。
アイドルスプロケット41〜44が設けられている側面板21の上端部にモータ28が取り付けられている。モータ28の回転軸28aは短手方向に延びており、最上に位置するアイドルスプロケット41の上方に位置する。モータ28の回転軸28aにはスプロケット28bが嵌合している。
モータ28の回転軸28aに嵌合したスプロケット28b、及び第1の2列スプロケット31における第1スプロケット部分31aに第1チェーン51が掛架されている。第1チェーン51の中途部にはアイドルスプロケット41が噛合しており、第1チェーン51の緩みを防止している。
第1の2列スプロケット31における第2スプロケット部分31b、及び第2の2列スプロケット32における第2スプロケット部分32bに第2チェーン52が掛架されている。第2チェーン52の中途部にはアイドルスプロケット42が噛合しており、第2チェーン52の緩みを防止している。
第2の2列スプロケット32における第1スプロケット部分32a、及び第3の2列スプロケット33における第1スプロケット部分33aに第3チェーン53が掛架されている。第3チェーン53の中途部にはアイドルスプロケット43が噛合しており、第3チェーン53の緩みを防止している。
第3の2列スプロケット33における第2スプロケット部分33b、及びスプロケット34に第4チェーン54が掛架されている。第4チェーン54の中途部にはアイドルスプロケット44が噛合しており、第4チェーン54の緩みを防止している。
各回転軸22にはローラ23が外嵌している。ローラ23の外周面には、複数の凸部23aが周方向に並設されている。凸部23aはローラ23の軸方向に延びている。モータ28の回転は、第1チェーン51〜第4チェーン54を介して、第1〜第3の2列スプロケット31〜33及びスプロケット34に伝達され、各回転軸22に伝達されて、ローラ23が回転する。
第1エアシリンダ11において、ロッド部11bがシリンダ部11aに退入した場合、下側枢軸25は支持柱3側に移動し、ローラユニット20は、上側枢軸24を支軸として回転し、支持柱3に接近する。ロッド部11bがシリンダ部11aから進出した場合、下側枢軸25は支持柱3の反対側に移動し、ローラユニット20は、上側枢軸24を支軸として回転し、支持柱3から離れる。
第2エアシリンダ12において、ロッド部12bがシリンダ部12aに退入した場合、支持柱3はベアリング4を支点にして回転し、シリンダ部12aに接近する。ローラユニット20は、その上部が上側に向かうように、回転する。
ロッド部12bがシリンダ部12aから進出した場合、支持柱3はベアリング4を支点にして回転し、シリンダ部12aから離れる。ローラユニット20は、その上部が下側に向かうように、回転する。
モータ28、第1エアシリンダ11及び第2エアシリンダ12の駆動は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等を備える制御部(図示略)によって、制御される。制御部は、ROMに記憶した制御プログラムをRAMに読み込んで、モータ28、第1エアシリンダ11及び第2エアシリンダ12の駆動を制御する。
図5〜図10は、固化材料ほぐし装置によるほぐし動作を説明する説明図である。なお図5〜図10において、モータ28の記載を省略している。
まず、固化材料ほぐし装置を駆動させる前に、ホイスト又はチェーン(図示略)等によって、物体を収容した大型の袋、例えばフレコンバック100を持ち上げる。フレコンバック100内には、物体が集積してなる塊が含まれている。そしてフレコンバック100を突部51に向けて下降させる。フレコンバック100の底部は突部51に衝突し、フレコンバック100の底部付近に位置する塊がほぐれる。このとき、フレコンバック100の底部の中央部分を突部51に衝突させることによって、中心部分に位置する塊、換言すれば、ローラ23ではほぐし難い塊をほぐすことができる。そして図5に示すように、再度フレコンバック100を持ち上げる。
次に図6に示すように、フレコンバック100を降下させて、四つのほぐしユニット1の間に位置させる。このとき四つのほぐしユニット1のローラ23は回転してない。またローラ23がフレコンバック100から離隔しているか又はローラ23からフレコンバック100への押圧が最小限になるように、第1エアシリンダ11及び第2エアシリンダ12それぞれのロッド部11b、12bはシリンダ部11a、12aに退入している。
制御部は、四つのほぐしユニット1の内、対向する二つのほぐしユニット1、1のモータ28を駆動させて、ローラ23を回転させる。このとき他の二つのほぐしユニット1、1のモータ28は停止している。また他の二つのほぐしユニット1、1の第1エアシリンダ11及び第2エアシリンダ12も停止している。以下の説明では、モータ28が駆動している二つのほぐしユニット1、1の動作を説明する。
図7に示すように、制御部は第2エアシリンダ12のロッド部12bをシリンダ部12aから進出させる。支持柱3は、支持柱3の下端部に設けられたベアリング4を回転中心にして、フレコンバック100に接近するように回転する。ローラ23はフレコンバック100を押圧する。上側に位置するローラ23は、下側に位置するローラ23よりも、フレコンバック100内側に向けて深く入り込み、フレコンバック100をより強く押圧する。
そして図8に示すように、制御部は第1エアシリンダ11のロッド部11bをシリンダ部11aから進出させる。ほぐしユニット1は、軸受ユニット14を回転中心にして、フレコンバック100に接近するように回転する。ローラ23はフレコンバック100を押圧する。下側に位置するローラ23は、上側に位置するローラ23よりも、フレコンバック100内側に向けて深く入り込む。上側のローラ23は、先の動作において、下側のローラ23よりもフレコンバック100内側に向けて深く入り込んでいるので、ほぐしユニット1のローラ23全体がフレコンバック100を同程度の強さで、フレコンバック100を押圧する。
次に図9に示すように、制御部は第2エアシリンダ12のロッド部12bをシリンダ部12aに退入させる。支持柱3は、ベアリング4を回転中心にして、フレコンバック100から離れるように回転する。上側に位置するローラ23は、下側に位置するローラ23よりも、フレコンバック100から離れた位置に配されるので、下側に位置するローラ23は、上側に位置するローラ23よりもフレコンバック100を強く押圧する。
次に図10に示すように、制御部は第1エアシリンダ11のロッド部11bをシリンダ部11aに退入させる。ほぐしユニット1は、軸受ユニット14を回転中心にして、フレコンバック100から離れるように回転する。下側に位置するローラ23におけるフレコンバック100からの離間距離は、上側に位置するローラ23におけるフレコンバック100からの離間距離よりも大きい。上側のローラ23は、先の動作において、下側のローラ23よりもフレコンバック100から離れた位置に配されているので、ほぐしユニット1のローラ23全体及びフレコンバック100間の距離は同程度になる。ローラ23をフレコンバック100から離隔させるか又はローラ23からフレコンバック100への押圧を最小限にすることができる。そして制御部は、図7〜図10に示す動作を再度行い、モータ28を停止させる。
次に制御部は、他の二つのほぐしユニット1のモータ28を駆動させて、ローラ23を回転させ、図7〜図10に示す動作を二回実行し、モータ28を停止させて、ほぐし動作を終了する。なお他の二つのほぐしユニット1がほぐし動作を行っている場合、先にほぐし動作を行った二つのほぐしユニット1のモータ28、第1エアシリンダ11及び第2エアシリンダ12は停止している。
対向する二つのほぐしユニット1が駆動している間、他の二つのほぐしユニット1は停止している。そのため、ほぐしユニット1によってほぐされたフレコンバック100内の材料は、停止したほぐしユニット1側に移動し、フレコンバック100内における材料の移動が円滑に実行される。またローラユニット20の上端側及び下端側を順に回動させることによって、フレコンバック100内における材料の移動がより一層円滑に実行され、フレコンバック100内にて材料が循環し易くなり、固化した材料を効率的にほぐすことができる。
実施の形態1に係る固化材料ほぐし装置にあっては、複数のローラ23が上下に並設されているので、大型の袋を全体的に押圧し、大型の袋に収容された材料をほぐすことができる。
またローラユニット20の上部を支点にしてローラユニット20を回動させて、ローラユニット20の下側の回動を実現する。また支持柱3の下端部を支点にして、支持柱3を回動させることによって、ローラユニット20の上側の回動を実現する。
またほぐし作業の初期工程において、ホイスト又はチェーン等によってフレコンバック100を持ち上げ、突部51に向けて降下させるので、フレコンバック100の底部は突部51に衝突し、フレコンバック100内の底部中央部分に位置する材料がほぐれる。その後、ローラ23がフレコンバック100の周囲を押圧することによって、フレコンバック100内の材料を全体的にほぐすことができる。
またローラユニット20、20を対向配置することによって、フレコンバック100内の材料に両側から圧力を付与し、効率良く袋内の材料をほぐすことができる。
またローラ23の凸部23aがフレコンバック100を押圧することによって、より高い圧力がフレコンバック100内の材料に作用し、材料をほぐし易くすることができる。
なお四つのほぐしユニット1を同時に駆動させてもよい。この場合、隣り合うほぐしユニット1同士が干渉するおそれがあるので、第1エアシリンダ11及び第2エアシリンダ12のロッド部11b、12bのストローク長を短くする。また突部51の下側に加振装置を設け、突部51を振動させてもよい。突部51からフレコンバック100に振動が伝播するので、フレコンバック100内のほぐしを促進することができる。
ほぐしユニット1の個数は四つに限定されず、二つ又は三つでもよい。二つの場合、互いを対向させて配置する。三つの場合、平面視において、枠体50の周りに120度の位相差を設けてほぐしユニット1それぞれを配置する。また単一のほぐしユニット1を壁に対向させて配置し、壁及びほぐしユニット1の間にフレコンバック100を配置して、単一のほぐしユニット1を駆動させてもよい。
なお第1エアシリンダ11又は第2エアシリンダ12に代えて、油圧シリンダ又はボールねじ機構等を使用してもよい。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る固化材料ほぐし装置を示す図面に基づいて説明する。図11は固化材料ほぐし装置を略示する側面図、図12は固化材料ほぐし装置を略示する平面図である。なお図12において、ローラユニット20の記載を省略してある。
固化材料ほぐし装置は、対向する二つのほぐしユニット1、1を備える。ほぐしユニット1は支持フレーム40を備える。支持フレーム40は、上下に延びた二つの支持柱40aと、二つの該支持柱40aの上端部を連結しており、水平方向に延びたビーム40bとを有する。支持柱40aの上部には、ビーム40bに平行な軸回りに回転する軸受41が設けられている。
ローラユニット20の上端部が軸受41によって回転可能に支持されており、ローラユニット20の下端部は弾性部材41を介して支持柱40aに連結している。なお支持柱40aとは異なる支持部を別途設け、ローラユニット20の下端部を、弾性部材41を介して前記支持部に連結してもよい。
突部51は、二つのほぐしユニット1の間に配置されており、突部51の下側に加振装置60が設けられている。加振装置60は振動し、突部51に振動が伝播する。フレコンバック100はホイスト等の吊り下げ装置によって吊り下げられている。突部51の隣には、傾け用空間61が設けられている。
次にほぐし作業について説明する。吊りフレコンバック100を二つのほぐしユニット1の間に配置し、フレコンバック100を降下させて、突部51に衝突させる。加振装置60を駆動させて、フレコンバック100に振動を与え、材料をほぐす。またローラ23を回転させて、凸部23aにフレコンバック100を押圧させて、材料をほぐす。
また図11の矢印にて示すように、吊り下げ装置を駆動させて、フレコンバック100を昇降させる。このとき、フレコンバック100の上昇及び下降に応じて、ローラ23の回転を切り替えて、ローラ23の回転方向とフレコンバック100の昇降方向とを同じ向きにする。なおフレコンバック100を昇降させずに、ローラ23の回転を切り替えてもよい。
フレコンバック100が昇降している場合、ローラユニット20は、弾性部材42の伸縮によって進退するので、フレコンバック100に引っ掛からない。そのため、ローラユニット20がフレコンバック100の昇降を妨げることを防止することができる。
また必要に応じて、フレコンバック100を傾け用空間61に向けて倒し、傾けさせてもよい。フレコンバック100を倒すことによって、材料のほぐしを促進させることができる。なお材料の粘着力が高く、フレコンバック100を倒しても、材料のほぐしが期待できない場合、傾け用空間61を設けず、フレコンバック100を倒す工程を省略してもよい。
なお固化材料ほぐし装置の周囲に安全用の柵70を設けてもよい。図13は柵70を設けた状態を略示する平面図、図14は柵70を設けた状態を略示する正面図である。
柵70は平面視矩形状をなし、柵70の上部四辺それぞれにワイヤ73を係止する係止部71が設けられている。ワイヤ73の上端部は吊り下げ装置に連結しており、ワイヤ73の下端部には、錘74が設けてある。
吊り下げ装置には二つのワイヤ73が、互いに対向する位置に連結している。フレコンバック100の向きを変更させる場合、図13及び図14の矢印にて示すように、平面視において、錘74それぞれの位相を90度変位させることによって、フレコンバック100を90度回転させることができる。フレコンバック100の回転によって、フレコンバック100におけるローラユニット20に非対向な部分が、ローラユニット20に対向するので、材料を効果的にほぐすことができる。
なお実施の形態1のように、第1エアシリンダ11を使用して、ローラユニット20をフレコンバック100に接近させるか又はフレコンバック100から離れさせてもよい。またローラユニット20の下部を、ビーム40bに平行な軸回りに回転する軸受を介して、支持柱40aに回転可能に支持し、ローラユニット20の上部を、弾性部材41を介して支持柱40aに連結してもよい。
実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 ほぐしユニット
3 支持柱
4 ベアリング(下支持部)
11 第1エアシリンダ(第1駆動部、駆動機構)
12 第2エアシリンダ(第2駆動部、駆動機構)
20 ローラユニット
23 ローラ
23a 凸部
41 弾性部材
51 突部
100 フレコンバック(袋)

Claims (6)

  1. 物体が集積してなる塊を収容した袋を押圧し、上下に並設された複数のローラを有するローラユニットと、
    該ローラユニットの上側又は下側を水平軸回りに回動させる駆動機構と
    を備えることを特徴とする固化材料ほぐし装置。
  2. 前記駆動機構は、
    上下に延設されており、その上端部が前記ローラユニットの上部を前記水平軸回りに回動可能に支持する支持柱と、
    該支持柱の下端部を前記水平軸回りに回動可能に支持する下支持部と、
    前記ローラユニットに連結されており、前記ローラユニットの上部を支点にして前記ローラユニットを回動させる第1駆動部と、
    前記支持柱に連結されており、前記支持柱の下端部を支点にして前記支持柱を回動させる第2駆動部と
    を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の固化材料ほぐし装置。
  3. 前記ローラユニットの下方に配置されており、前記袋の底部を押圧すべき突部を備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の固化材料ほぐし装置。
  4. 対向する少なくとも二つの前記ローラユニットを備えること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の固化材料ほぐし装置。
  5. 前記ローラの外周面に凸部が設けられていること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の固化材料ほぐし装置。
  6. 前記駆動機構は、
    上下に延設されており、前記ローラユニットの上部又は下部の一方を前記水平軸回りに回動可能に支持する支持柱と、
    前記ローラユニットの上部又は下部の他方を支持する弾性部材と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の固化材料ほぐし装置。
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