JP5440856B2 - 型枠装置 - Google Patents
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Description
続いて、回転機構によって側型枠を回転させて側型枠を傾倒させ、その側型枠の型枠面を清掃する。このとき、回転機構の回転軸が底型枠の型枠面よりも上方に配設されているので、側型枠が傾倒したときに当該側型枠の下部が型枠内方側に向けて上方に回動する。これにより、側型枠の下部が底型枠の型枠面よりも高い位置に配置され、側型枠の型枠面の下部分が清掃しやすくなる。また、回転機構の回転軸が底型枠の型枠面よりも上方に配設されているので、回転機構の寸法(側型枠の型枠面に対する垂直方向の寸法)が小さく抑えられ、また、側型枠が傾倒したときに当該側型枠の下部が型枠内方側に入り込んだ状態となり、側型枠の上部の型枠外方側への張り出し量が抑えられる。
次に、上記した回転機構によって側型枠を回転前の元の角度に戻すと共に脱型機構によって側型枠を移動前の元の位置に戻す。これにより、側型枠が所定の組立位置に配置されると共に保持され、ボルト等を用いることなく側型枠が底型枠に組み付けられる。
これにより、両側の側型枠に回転機構がそれぞれ設けられている構成に比べて、回転機構の数量が抑えられる。また、当該型枠装置をプレキャストコンクリート体から脱型させる際には、回転機構が設けられた一方の側型枠をプレキャストコンクリート体から離間させることで、他方の側型枠は底型枠に固定させたままで、プレキャストコンクリート体を型枠装置から取り出すことが可能である。
まず、本発明に係る型枠装置の第1の実施の形態について図1〜図4に基づいて説明する。
なお、図1に示すX方向は、プレキャストコンクリート体の長さ方向を示しており、以下「長手方向」と記す。また、図1に示すY方向は、プレキャストコンクリート体の幅方向を示しており、以下「短手方向」と記す。また、図2に示すZ方向は、プレキャストコンクリート体の高さ方向を示しており、以下、単に「高さ方向」と記す。
詳しく説明すると、まず、図4(b)に示すように、第一シリンダー42のピストン48をシリンダー本体47の外方側に移動させ、第一シリンダー42を伸張駆動させる。これにより、一対のプレート部材45、45の頭部45a、45aの後方側の端部が押し上げられて当該一対のプレート部材45、45(回転体41)が回転軸O回りに回転すると共に、その回転体41に一対のリンク50、51を介して連結された一方の側型枠3Aが回転軸O回りに回転する。そして、この側型枠3Aの回転位置が回転位置決め機構49によって位置決めされて、一方の側型枠3Aが鉛直状態で保持される。すなわち、側型枠3Aが鉛直状態となったところで、回転体41に付設されたストッパー部49bが、支持柱40に固定されたストッパー当接部49aの先端に当接する。これにより、回転体41の回転が規制され、回転体41(側型枠3A)の回転位置が位置決めされる。
以上により、型枠装置1が元の状態に組み立てられ、この型枠装置1によってプレキャストコンクリート体を再び成型することが可能である。
特に、上記した型枠装置1では、傾斜した状態の側型枠3Aの下部が底型枠2の型枠面20よりも高い位置に配置されるので、側型枠3Aの型枠面30の下部分が清掃しやすく、清掃作業の作業能率を顕著に向上させることができる。
特に、側型枠3Aが傾倒したときに当該側型枠3Aの下部が型枠内方側に入り込んだ状態となり、側型枠3Aの上部の型枠外方側への張り出し量が抑えられるので、プレキャストコンクリート体の製作ヤードをより省スペース化することができる。
また、側型枠3Aの脱型時に揚重機を使用しないため、揚重機の稼動負荷を軽減することができ、プレキャストコンクリート体の製作コストの低減を図ることができる。
また、上記した型枠装置1では、一対の側型枠3A、3Bのうちの一方の側型枠3Aに回転機構4及び脱型機構5が設けられ、他方の側型枠3Bが底型枠2に対してボルト固定されており、回転機構4や脱型機構5の数量が少なくてコストが抑えられており、しかも、一方の側型枠3Aをプレキャストコンクリート体から離間させることで、他方の側型枠3Bは底型枠2に固定させたままで、プレキャストコンクリート体を型枠装置1から取り出すことが可能であるので、脱型作業を容易に行うことができる。
また、上記した実施の形態では、側型枠3A、3Bや小口型枠6、6の設置位置や寸法を変更することで、異なる大きさのプレキャストコンクリート体に転用することができるので、型枠コストの低減を図ることができる。
次に、本発明に係る型枠装置の第2の実施の形態について図5〜図8に基づいて説明する。
なお、上述した第1の実施の形態と同一の構成及び作用効果については説明を省略する。
以上により、型枠装置101が元の状態に組み立てられ、この型枠装置101によってプレキャストコンクリート体を再び成型することが可能である。
例えば、上記した第1、第2の実施の形態では、一方の側型枠3A(103A)が回転機構4(104A)によって回転可能となっており、他方の側型枠3B(103B)が底型枠2(102)に対してボルト固定されているが、本発明は、一対の側型枠3A、3B(103A、103B)の両方に回転機構4(104)を設置し、両方の側型枠3A、3B(103A、103B)が回転機構4(104)によって回転可能となっていてもよい。
また、上記した第1の実施の形態では、一対のリンク50、51と第二シリンダー52を備える脱型機構5が設けられているが、本発明は、脱型機構の構成は適宜変更可能である。例えば、一対のリンク50、51を用いることなくガイドレールを用いた脱型機構であってもよく、或いは、シリンダーを用いることなくモータとギアを用いた脱型機構であってもよい。
2、102 底型枠
3A、103A 側型枠
3B、103B 側型枠
4、104 回転機構
5 脱型機構
20、120 型枠面
30、130 型枠面
O 回転軸
Claims (4)
- プレキャストコンクリート体の底面を成型する底型枠と、
該底型枠の上に立設されて前記プレキャストコンクリート体の側面を成型する側型枠と、
を備えたプレキャストコンクリート体の型枠装置であって、
前記側型枠を支持すると共に該側型枠を回転させて型枠外方側に向かって傾倒させる回転機構が備えられていて、
該回転機構は、前記底型枠または前記底型枠が載置されたベースに固定された支持部と、
前記側型枠と連結されていて前記支持部に前記側型枠と共に回転可能に支持された回転体と、
該回転体を回転駆動させる第一シリンダーと、を備えていることを特徴とする型枠装置。 - 請求項1に記載の型枠装置であって、
前記側型枠を型枠外方側に移動させて該側型枠を前記プレキャストコンクリート体の側面から離間させる脱型機構を備え、
該脱型機構は、前記回転体と共に回転可能なプレート部材と、
該プレート部材と前記側型枠との間に介装された一対のリンクと、
該一対のリンクを駆動させる第二シリンダーと、を備え、
前記回転体の回転軸が前記底型枠の型枠面よりも上方に配設されていることを特徴とする型枠装置。 - 請求項1に記載の型枠装置であって、
前記回転体の回転軸が前記底型枠の型枠面よりも下方に配設されていることを特徴とする型枠装置。 - 請求項1から3の何れか一項に記載の型枠装置であって、
前記底型枠の両側には、互いに対向する一対の側型枠がそれぞれ配設されており、
該一対の側型枠のうちの一方が前記回転機構によって回転可能となっており、他方が前記底型枠に対して固定されていることを特徴とする型枠装置。
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