JP2002002632A - 袋詰塊状物の解し方法およびその装置 - Google Patents

袋詰塊状物の解し方法およびその装置

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JP2002002632A JP2000188724A JP2000188724A JP2002002632A JP 2002002632 A JP2002002632 A JP 2002002632A JP 2000188724 A JP2000188724 A JP 2000188724A JP 2000188724 A JP2000188724 A JP 2000188724A JP 2002002632 A JP2002002632 A JP 2002002632A
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JP2000188724A
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English (en)
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Manabu Hashimoto
本 学 橋
Tatsuo Higami
上 龍 男 日
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Furukawa Mfg Co Ltd
QP Corp
Furukawa Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Mfg Co Ltd
QP Corp
Furukawa Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装袋内で塊状になった袋詰塊状物を包装袋
を破断することなく包装袋内で粒状乃至は粉状に解すこ
とを課題とする。 【解決手段】 塊状となっている内容物の包装品2を搬
送する搬送コンベア3と、この搬送コンベアの上方位置
に該包装品の幅方向に互いに位相を異にして回転自在に
支持され上流側から下流側にかけて複数組設けられた回
転円盤121,122,123と、この回転円盤を下方へ
付勢する付勢手段16とを具有する圧砕部を備え、前記
回転円盤の周面で包装品の搬送方向の異る位置を順次転
動加圧して塊状の内容物を解すようにしたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋内で塊状に
なっている早炊き米や砂糖、食塩等の内容物(以下塊状
物という)を袋を破るおそれなく解すことができる袋詰
塊状物の解し方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、米の炊飯時間の短縮を図るため
に米を予め蒸煮処理し、含水量を増加させた所謂「早炊
き米」は近年その手軽さから市場が拡大されている。
【0003】上記の早炊き米は、通常蒸煮処理を施した
米を冷却し、一定量ずつポリエチレン等のフィルムから
なる包装袋に充填・密封して包装品とされ、市場に出荷
されるが、包装品の保管中に米粒同士が結着して全体が
図10(A)に示すように大きな塊状となってしまい、
そのため出荷前に米粒塊をばらばらに解し、図10
(B)に示すような整った偏平形態の包装品とすること
が必要となる。
【0004】従来では、上記米粒塊を解す手段として、
図11、図12に示すように下面に多数の突起a,a…
が突設された解し用鉄板bをエアシリンダc等の駆動手
段により上下動させて包装品dを叩打し、これにより解
すようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記のような
解し用鉄板bにより叩打する方法では、包装品全体に一
挙に強い力が加えられるので包装袋が破れてしまうこと
があり、そのため包装袋として強靱な分厚い材料を用い
なければならず、その結果コストアップに繋がるという
問題があった。
【0006】一方、包装袋内の内容物を均等にならす技
術として特開平9−86501号公報に記載のならし方
法がある。
【0007】この公報に記載のものは、茸状の突起物で
包装袋を揉み解すというもので、包装袋内で偏在してい
る多数の飴玉等の内容物を均等にならすだけのものであ
り、この方法では本発明が対象とする袋詰塊状物の解し
に適用しても所期の効果は得ることができない。
【0008】本発明はこれに鑑み、包装袋内で結着して
塊状になった袋詰塊状物を包装袋を破ってしまうような
ことなく包装袋内で粒状乃至は粉状に解すことができる
ようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、塊状となっている内容物の包装品の搬
送経路上に該包装品の幅方向に互いに位相を異にして回
転円盤が上流側から下流側にかけて複数組設けられた圧
砕部を有し、包装品の移送により前記回転円盤の周面が
包装品の搬送方向の異る位置を順次転動加圧して塊状の
内容物を解すことを特徴とする袋詰塊状物の解し方法を
請求項1とするもので、これにより包装品の異なる位置
を順次加圧して圧砕することにより包装袋に無理な力が
加わることがなく、包装袋に破損をきたすことなく塊状
物を万遍なく解すことができる。
【0010】塊状となっている内容物の包装品の搬送経
路上を横切るように叩打杆が上下駆動自在に設けられた
打砕部を有し、包装品を間欠移送させつつその停止時に
前記叩打杆を下降動させて包装品の搬送方向に対し直交
する位置を順次叩打して塊状の内容物を解すことを特徴
とする袋詰塊状物の解し方法を請求項2とするもので、
請求項1の場合と同様に包装袋に無理な力が加えられる
ことなく塊状物を万遍なく解すことができる。
【0011】請求項3は、前記請求項1記載の発明によ
る圧砕と、請求項2記載の発明による打砕とを併用し、
塊状物を方眼状に一層細かく解すようにしたものであ
る。
【0012】請求項4は、前記請求項1記載の解し方法
を実施するに適する装置であって、塊状となっている内
容物の包装品を搬送する搬送コンベアと、この搬送コン
ベアの上方位置に該包装品の幅方向に互いに位相を異に
して回転自在に支持され上流側から下流側にかけて複数
組設けられた回転円盤と、この回転円盤を下方へ付勢す
る付勢手段とを具有する圧砕部を備え、前記回転円盤の
周面で包装品の搬送方向の異なる位置を順次転動加圧し
て塊状の内容物を解すようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項5は、前記請求項2記載の解し方法
を実施するに適する装置であって、塊状となっている内
容物の包装品を搬送する間欠駆動自在とされた搬送コン
ベアと、この搬送コンベアの上方を横切り上下駆動自在
に設けられた叩打杆と、前記搬送コンベア上の包装品の
上面を押えつつ包装品の搬送を補助する押え手段とを具
有する打砕部を備え、包装品を間欠移送させつつその停
止時に前記叩打杆を下降動させて包装品の搬送方向に対
し直交する位置を順次叩打して塊状の内容物を解すよう
にしたことを特徴とする。さらに請求項6は、前記請求
項4と5に記載の装置を合体して、塊状物を方眼状によ
り一層細かく解すようにしたものである。
【0014】前記回転円盤は、包装品の搬送方向上流側
に揺動支点を有する左右のアーム間に回転自在に支持
し、前記アームの自由端をバネにより下方へ付勢すると
ともにストッパによりアームの揺動限を定めようにする
ことが好ましい。
【0015】また前記押え手段は、包装品の搬送方向上
流側に揺動支点を有する左右のアーム間の前後位置に軸
着されたプーリー軸間に巻装され前記搬送コンベアと同
速で包装品搬送方向に駆動される押えベルトと、前記ア
ームの自由端を下方に付勢するバネと、前記アームの下
方への揺動限を定める懸吊杆とで構成することが好まし
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0017】図1〜図4は、包装された塊状物を圧砕し
て解す圧砕部Aの一実施形態を示し、図1はその正面
図、図2は平面図、図3は右側面図を示している。
【0018】上記圧砕部Aは、基台1上に前記図10
(A)に示したように塊状物の包装品2を横倒し状に載
置して移送する搬送コンベア3が水平方向に配設されて
いる。
【0019】この搬送コンベア3は、基台1の上部左右
に固設の機枠4,4間に軸支されたプーリー5,6間に
平ベルト7が巻回されて構成され、前記プーリー5,6
間には上部走行側のベルト7の下面を支える中間プーリ
ー8,8…が所要の間隔をおいて前記機枠4,4間に軸
支されている。
【0020】前記搬送コンベア3の始端位置(図1、図
2において左端)の両側部には、包装品2の幅方向搬送
位置を定めるための幅調節板9,9が前記機枠4,4に
対しネジ10と長孔11とで幅調整可能に取り付けられ
ている。
【0021】前記幅調節板9,9より後流側の搬送コン
ベア3の上方位置には、その上流側から下流側にかけて
複数組(図示の例では3組)の回転円盤121,122,
12 3が上下動自在に設けられている。
【0022】上記回転円盤121,122,123は、直
径200mm、厚さ20mm程度のもので、その支持手
段は3組とも同じ構成を有するのでその1組を代表して
説明すると、前記機枠4,4間に上流端が軸13により
枢支された左右のアーム14,14を有し、これらアー
ム14,14の自由端間に前記回転円盤121を固着し
た軸15が回転自在に支持されている。
【0023】上記アーム14,14の自由端と基台1と
の間には引張バネ16が張装されていてアーム14,1
4が下方へ揺動するよう付勢されている一方、アーム1
4,14の軸13より上流側の上面には機枠4,4に螺
挿されたネジからなるストッパ17の下端が当接自在と
されてアーム14,14の自由端の下降限が定められて
いる。またアーム14,14の自由端の上昇限は機枠
4,4の上部間に跨架された上枠18に螺挿されたネジ
からなるストッパ19の下端に前記自由端の上面が当る
ことによって定められている。
【0024】前記回転円盤121,122,123は、図
2にみられるように包装品2の搬送幅方向に互いに位相
を異にして軸15,15,15に固着されており、包装
品2の幅方向の異る位置が順次転動加圧されるようにな
っている。図示の例では第1組から第3組までそれぞれ
回転円盤を3枚1組として設けた場合を示している。
【0025】上記回転円盤121,122,123の配列
は、上流側の第1組においては包装品2の中央寄りの2
位置と一側端近くを、第2組は一側寄りで第1組の回転
円盤121で加圧されなかった位置と他側端近くを、第
3組は他側寄りで第1組の回転円盤121で加圧されな
かった位置を加圧する配置とすることが好ましい。
【0026】上記各部の駆動系は、前記基台1に搭載さ
れたモータ20の駆動軸21上のスプロケット22と、
前記回転円盤121,122,123を支持するアーム1
4,14,14の揺動支点である軸13,13,13の
端部のスプロケット23,23,23と、途中の中間ス
プロケット24,25,26とを経由してチェン27が
巻回され、前記モータ20の駆動軸21上に固着のギヤ
28と噛合するギヤ29の軸30上のスプロケット31
と、搬送コンベア3の末端のプーリー6の軸端のスプロ
ケット32とにチェン33が巻回され、さらに前記アー
ム14,14,14の揺動支点となる軸13,13,1
3端のスプロケット34,34,34と回転円盤1
1,122,123の軸端のスプロケット35,35,
35とにそれぞれチェン36,36,36が巻回されて
いて、前記モータ20の図1において矢印方向への回転
により各部が矢印方向に回動されるようになっている。
【0027】したがって塊状物が包装されている包装品
2が搬送コンベア3の始端に供給されると、その始端に
おいて左右の幅調節板9,9の対向面間で包装品2の搬
送位置が定められ、モータ20の駆動によりギヤ28,
29、およびチェン33を通じて図1の矢印方向に回動
する搬送コンベア3により搬送される。このとき各回転
円盤121,122,123もチェン27を通じて図1の
矢印方向に回動されている。
【0028】前記包装品2が第1組目の回転円盤121
にさしかかり(図4(A))、その回転円盤121の下
に進入すると、図4(B)に示すように包装品2の回転
円盤121,121…に対応する箇所がバネ16の作用を
受けて下方へ付勢されている回転円盤121,121…の
周面で包装品2の塊状物が圧砕される。
【0029】塊状物により回転円盤121,121…がさ
らに押し上げられると、回転円盤を支持しているアーム
14の自由端がストッパ19に当ってそれ以上上昇する
ことが阻止されるので包装品2の塊状物は強制的に圧砕
され、搬送コンベア3の回動と回転円盤121,121
の回動とで包装品2は回転円盤の下を通過する。これに
より包装品2の塊状物は回転円盤121,121…と対応
する箇所が筋状に凹まされて圧砕される。
【0030】こうして第1組目の回転円盤121,121
…の下を通過した包装品2は第2組目の回転円盤1
2,122…の下に進入し、前記第1組目の回転円盤1
1,121…により圧砕された位置とは異る位置が前記
と同様に圧砕され、さらに第3組目の回転円盤123
123…により前記第1組および第2組目の回転円盤1
1,122…のいずれにも圧砕されなかった位置が圧砕
される。
【0031】これにより搬送コンベア3の末端に至った
包装品2の塊状物はその全体が万遍なく圧砕され、塊状
物が早炊き米の場合は米粒がばらばらの状態になって図
10(B)に示すような偏平な形態の包装品2’とする
ことができる。
【0032】図5〜図7は、包装された塊状物を打壊し
て解す打砕部Bの一実施形態を示し、図5はその正面
図、図6は平面図、図7は作用の説明図を示している。
【0033】上記打砕部Bは、基台40上に搬送コンベ
ア41が水平方向に配設され、この搬送コンベア41は
機枠42,42間に軸支されたプーリー43,44間に
平ベルト45が巻回されて構成され、前記プーリー4
3,44間の上部走行側のベルト45の下面には反力受
けとなる支持板46が機枠42,42側に固定して設け
られている。
【0034】前記搬送コンベア41の上方位置には、該
コンベア41上を搬送される包装品2の上面を押圧する
複数組(図示の例では2組)の押え手段471,472
設けられ、各押え手段471,472の下流側直近位置に
は前記搬送コンベア41の上部を横切る叩打杆48,4
8が毎秒7回程度の上下動を行うように構成されてい
る。
【0035】前記押え手段471,472は同じ構成を有
するのでその1組を代表して説明すると、機枠42,4
2間に上流端が揺動支点となる軸49により枢支された
左右のアーム50,50を有し、これらアーム50,5
0間の前記軸49上およびアーム50,50の自由端間
に軸支されたプーリー51,52に押えベルト53が巻
回されている。
【0036】また前記アーム50の自由端側の歯付きプ
ーリー54と上流側のアーム50,50間に軸支された
軸55上の歯付きプーリー56とに歯付きベルト57が
巻回されている。
【0037】上記アーム50の自由端と機枠42側との
間には引張バネ58が張装されていてアーム50が下方
へ揺動するよう付勢されている一方、アーム50の中間
位置の上部には機枠42,42の上端間に固設の枠体5
9に支持された懸吊杆60の下端が結合されている。こ
の懸吊杆60は詳細は図示しないが、前記枠体59に螺
挿されて上下位置調整可能とされた中空ボルト状の基部
60aと、この基部60aの下端から挿入され該基部6
0aに対し伸縮移動可能に支持された連結杆60bとで
構成されており、この連結杆60bが伸びきることによ
りアーム50の下降限が定められている。
【0038】前記叩打杆48は直径30mm程度の丸棒
状の部材からなり、その両端が機枠42,42に固設の
ガイド61,62にそって昇降自在な左右のロッド6
3,63に固定され、このロッド63,63の下端は前
記基台40に軸支されたクランク板64のクランクアー
ム65にピン66により連結されていて、このクランク
板64の1回転で前記叩打杆48が搬送コンベア41上
の包装品2の上面よりも上方へ超える上昇位置から包装
品2内の塊状物を打砕するに適する下降位置にわたって
上下動するように設定されている。
【0039】前記搬送コンベア41の末端に続いて打砕
済みの包装品2’を排出する排出コンベア67が配設さ
れている。
【0040】上記各部の駆動系は、前記基台40に搭載
されたモータ68の駆動軸69上の歯付きプーリー70
と、前記押え手段471,472の軸55,55上の歯付
きプーリー71,71とにわたって歯付きベルト72が
巻回され、また前記モータ68の駆動軸69上のギヤ7
3と噛合するギヤ74の軸上の歯付きプーリー75と、
搬送コンベア41の下流端のプーリー44の軸上の歯付
きプーリー76とにわたって歯付きベルト77が巻回さ
れている。
【0041】上記モータ68としてはサーボモータが用
いられ、所定の回転量ごとに停止する間欠駆動とされて
いる。なおこの間欠駆動の手段としては、サーボモータ
によらず、通常のモータを使用してその回転伝達系中に
クラッチを設け、これを断続させて間欠回動させるよう
にしてもよい。
【0042】一方、前記基台40には別のモータ78が
搭載され、このモータ78の駆動軸79上のスプロケッ
ト80と前記一方の叩打杆48のクランク板64の軸上
のスプロケット81とにチェン82が巻回され、このク
ランク板64の軸上のスプロケット83と他方のクラン
ク板64の軸上のスプロケット84とにチェン85が巻
回されて両クランク板64,64が同期回転するように
構成されている。
【0043】したがって塊状物が包装されている包装品
2が搬送コンベア41の始端に供給されると、モータ6
8からギヤ73,74および歯付きベルト77を通じて
図5において矢印方向に間欠回動する搬送コンベア41
により下流方向に搬送される。このとき押え手段4
1,472の押えベルト53,53も歯付きベルト72
を通じて図5の矢印方向に間欠回動されている。
【0044】前記包装品2が第1組目の押え手段471
の下にさしかかると、図7(A)のように包装品2の上
面が押えベルト53の下面に当接してこれを介しアーム
50をバネ58による付勢力に抗して押し上げながら進
行する。このとき叩打杆48は上昇位置におかれてい
る。
【0045】包装品2が押え手段471の押えベルト5
3の下流端を通過しかかり、包装品2の先端が叩打杆4
8の位置を過ぎたときの搬送コンベア41の停止時に図
7(B)のように下降する叩打杆48が包装品2の上面
を叩打し(図7(C))、再び叩打杆48が上昇行程に
入ると(図7(D))搬送コンベア41が起動して次の
叩打点が叩打杆48の下に位置するとき搬送コンベア4
1が停止して叩打杆48により叩打するように一つの包
装品2に対し数箇所の叩打が行われる。
【0046】こうして第1組目の押え手段471を通過
した包装品2は第2組目の押え手段472の下に進入
し、前記と同様にして包装品2の複数箇所が叩打され、
これらにより包装品2の塊状物は包装袋内でばらばらに
解される。
【0047】第2組目の押え手段472を通過し終えた
包装品2は排出コンベア67を通じて回収される。
【0048】図8、図9は、前記図1〜図3に示した圧
砕部Aと、図5、図6に示した打砕部Bとを併用して解
し装置とした実施形態を示すもので、前述の圧砕部Aを
上流側に、打砕部Bを下流側として一連に形成され、各
部A,Bの搬送コンベア3,41のレベルを一致させて
圧砕部Aから打砕部Bへ包装品2がスムーズに移行され
るように構成されている。
【0049】このようにすれば、圧砕部Aにおいて回転
円盤121,122,123により包装品2の搬送方向の
異る位置が順次加圧されて搬送方向複数条に解されたの
ち、打砕部Bに至って叩打杆48,48により包装品2
の搬送方向に対し直交する方向が所定の間隔をおいて順
次叩打され、これにより塊状物は方眼状に解されて一層
万遍なく細かく解される。
【0050】なおこの実施形態の圧砕部Aおよび打砕部
Bの構成は前記図1〜図3、および図5、図6に示した
ものと同じであるからこれらと対応する主な符号を付す
に留め、その詳細な説明は省略する。
【0051】また圧砕部Aの回転円盤121,122,
3の組数および枚数は、処理対象である塊状物の内容
に応じて適宜増減することは任意であり、打砕部Bにお
ける叩打杆48、押え手段471,472についても同様
である。その他の構成に関しても図示の実施形態に限定
される必要はなく、他に設計変更し得ることはもちろん
である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1および
4に記載の発明によれば、袋詰塊状物を搬送コンベアと
回転円盤との間に挟み込んで加圧しつつ搬送することに
より包装品である塊状物を崩してばらばらに解すので、
包装品全体に一挙に強い力が加わることがなく、部分的
に順次加圧されることにより常に包装袋内の砕かれる内
容物の逃げ場があり、その結果包装袋が破れるような不
具合いの発生を一掃することができる。
【0053】また本願請求項2および5に記載の発明に
よれば、包装品を間欠移動させながらその停止時に押え
手段により押えられた状態で叩打杆で塊状物を順次叩打
して打砕させるので、前記請求項1、3と同様に包装品
全体に一挙に強い力が作用することがなく、常に塊状物
の逃げ場があることから包装袋の破損を生じることがな
い。
【0054】さらに本願請求項3および6に記載の発明
によれば、塊状物を搬送方向と搬送方向に直交する方向
とを方眼状に解すので、一層万遍なく細かく解すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による袋詰塊状物解し装置(圧砕部)の
一実施形態の内部構造を示す正面図。
【図2】同、平面図。
【図3】同、右側面図。
【図4】(A),(B)は作用説明図。
【図5】本発明による袋詰塊状物解し装置(打砕部)の
一実施形態の内部構造を示す正面図。
【図6】同、平面図。
【図7】(A)〜(D)は作用説明図。
【図8】図1の圧砕部と図5の打砕部とを一体構成とし
た場合の正面図。
【図9】同、平面図。
【図10】本発明が対象とする包装品の一例を示し、
(A)は解し前の形態を、(B)は解し後の形態を示す
斜視図。
【図11】(A),(B)は従来の解し手段を示す作用
説明図。
【図12】図11における解し用鉄板の下方からみた斜
視図。
【符号の説明】
1、40 基台 2、2’ 包装品 3、41 搬送コンベア 9 幅調節板 121,122,123 回転円盤 14 アーム 17、19 ストッパ 471,472 押え手段 48 叩打杆 50 アーム 53 押えベルト 64 クランク板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月3日(2000.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
フロントページの続き Fターム(参考) 3E018 AA04 AB01 AB04 BA07 BB10 CA08 EA01 3E056 BA14 CA01 DA05 EA05 FG02 GA03 4D063 CC01 GA03 GC02 GC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塊状となっている内容物の包装品の搬送経
    路上に該包装品の幅方向に互いに位相を異にして回転円
    盤が上流側から下流側にかけて複数組設けられた圧砕部
    を有し、包装品の移送により前記回転円盤の周面が包装
    品の搬送方向の異る位置を順次転動加圧して塊状の内容
    物を解すことを特徴とする袋詰塊状物の解し方法。
  2. 【請求項2】塊状となっている内容物の包装品の搬送経
    路上を横切るように叩打杆が上下駆動自在に設けられた
    打砕部を有し、包装品を間欠移送させつつその停止時に
    前記叩打杆を下降動させて包装品の搬送方向に対し直交
    する位置を順次叩打して塊状の内容物を解すことを特徴
    とする袋詰塊状物の解し方法。
  3. 【請求項3】塊状となっている内容物の包装品の搬送経
    路上に該包装品の幅方向に互いに位相を異にして搬送経
    路の上流側から下流側にかけて複数組設けられた圧砕部
    の回転円盤の周面により包装品の搬送方向の異る位置を
    順次転動加圧して塊状の内容物を搬送方向に複数条に解
    し、次いで包装品を間欠移動させつつその停止時に包装
    品の搬送経路上を横切るように設けられた打砕部の叩打
    杆を下降動させて包装品の搬送方向に対し直交する位置
    を順次叩打し、これらにより塊状の内容物を方眼状に解
    すことを特徴とする袋詰塊状物の解し方法。
  4. 【請求項4】塊状となっている内容物の包装品を搬送す
    る搬送コンベアと、この搬送コンベアの上方位置に該包
    装品の幅方向に互いに位相を異にして回転自在に支持さ
    れ上流側から下流側にかけて複数組設けられた回転円盤
    と、この回転円盤を下方へ付勢する付勢手段とを具有す
    る圧砕部を備え、前記回転円盤の周面で包装品の搬送方
    向の異る位置を順次転動加圧して塊状の内容物を解すよ
    うにしたことを特徴とする袋詰塊状物の解し装置。
  5. 【請求項5】塊状となっている内容物の包装品を搬送す
    る間欠駆動自在とされた搬送コンベアと、この搬送コン
    ベアの上方を横切り上下駆動自在に設けられた叩打杆
    と、前記搬送コンベア上の包装品の上面を押えつつ包装
    品の搬送を補助する押え手段とを具有する打砕部を備
    え、包装品を間欠移送させつつその停止時に前記叩打杆
    を下降動させて包装品の搬送方向に対し直交する位置を
    順次叩打して塊状の内容物を解すようにしたことを特徴
    とする袋詰塊状物の解し装置。
  6. 【請求項6】塊状となっている内容物の包装品を搬送す
    る搬送コンベアと、この搬送コンベアの上方位置に該包
    装品の幅方向に互いに位相を異にして回転自在に支持さ
    れ上流側から下流側にかけて複数組設けられた回転円盤
    と、この回転円盤を下方へ付勢する付勢手段とを具有す
    る圧砕部を上流側に、包装品を搬送する間欠駆動自在と
    された搬送コンベアと、この搬送コンベアの上方を横切
    り上下駆動自在に設けられた叩打杆と、前記搬送コンベ
    ア上の包装品の上面を押えつつ包装品の搬送を補助する
    押え手段とを具有する打砕部を下流側に配設し、前記圧
    砕部の前記回転円盤の周面で包装品の搬送方向の異る位
    置を順次転動加圧して塊状の内容物を解し、前記打砕部
    で包装品を間欠移送させつつその停止時に前記叩打杆を
    下降動させて包装品の内容物を方眼状に解すようにした
    ことを特徴とする袋詰塊状物の解し装置。
  7. 【請求項7】前記回転円盤は、包装品の搬送方向上流側
    に揺動支点を有する左右のアーム間に回転自在に支持さ
    れ、前記アームの自由端がバネにより下方へ付勢されて
    いるとともにストッパによりアームの揺動限が定められ
    ている請求項4または6記載の袋詰塊状物の解し装置。
  8. 【請求項8】前記押え手段は、包装品の搬送方向上流側
    に揺動支点を有する左右のアーム間の前後位置に軸着さ
    れたプーリー軸間に巻装され前記搬送コンベアと同速で
    包装品搬送方向に駆動される押えベルトと、前記アーム
    の自由端を下方に付勢するバネと、前記アームの下方へ
    の揺動限を定める懸吊杆とで構成されている請求項5ま
    たは6記載の袋詰塊状物の解し装置。
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